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シネマ神戸はエンタティンメント作品の二本立てを1500円で鑑賞できる、という大変有難い小屋なんだけど、この二本立て、って言うのが案外曲者で、なかなか二本揃って「っしゃー!」な組み合わせってのは無いもので一本はかなり惹かれるんだけどもう一本はちょっとなあ、なんて事が多くてね(これはパルシネマしんこうえんもご同様なんだよなあ)。てことで久々に良い感じの組み合わせが来たんで出かけてみました。「パシフィック・リム アップライジング」と「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」のセット。感想は改めて書きます(とはいえそんなみっちりでも無いと思うよ)が、んまあそこそこ楽しめた二本立てだったのではないですかね。
二本立てだと映画が終わるとおやつ時。朝から何も飲み食いしてない(そういや映画館でビール飲まなくなったの、いつ頃からだろう…)んで、空きっ腹で立ち飲み飛び込んで、自分にしては肉多めの串カツパクつきながらビールと安酒。しやわせ(^^;。
湊川公園から見る兵庫区役所建造工事、下の方の鉄骨は組み上がってきたみたいっすね。
前作が世のボンクラどもを熱狂させた「パシフィック・リム」の続編。前作での司令官、ペントコストの息子、ジェイクはパイロットとして優秀な素質を持ちながら、組織に馴染めず盗品の売買で生計を立てている。そんな彼が孤児でありながら自前で小型のイェーガーを作り上げてしまう少女、アマーラと出会ったことでふたたび前線に赴くことに…。
まあなんだ、序盤は「バトルシップ」、中盤は「エヴァンゲリオン」の量産機がたくさん出てくる話、んで終盤ようやく「パシフィック・リム」が帰ってきてくれる、みたいな構成。「カイジュウ」成分はやや乏しいんだけどそれなりにサービスはある。ジェイク役は「スター・ウォーズ」第3部の主人公の一人、フィンを演じているジョン・ボイエガなのであのドタ走りがまた見れて楽しいとか、その相棒を務める青年がなんと、クリント・イーストウッドの息子だ、とか、前作からの続投組のヲタク科学者、ニュートンとハーマンのその後についてのお話なんかも味わい深い。「キングコング 髑髏島の巨神」では何も仕事しなかった中国系の美人さんが、今作では不自然なくらいの大活躍をするあたりもまあ、レジェンダリーの現状を考えたら仕方ないかな、と思いつつも受け入れますよ。キレイなお姉さんが活躍するのを見るのは楽しいですもん(^^;。
そんな感じで、大きな瑕疵は無く、それなりにテンポよく進んでいくお話ではある、けれども「カイジュウ」見に来た層、なかんずく昭和の東宝特撮の「怪獣」に何かを期待している層からしたら肝心なところで足引っかけられた感じ、はあるんだよな。
「なんかエヴァっぽいなー」って気分を我慢しながら観ていって、いよいよ決戦だ、接戦の地は富士山だ、と来たらオジサンそれだけでテンション上がるし、そこまでずっと我慢してた前作のテーマ曲、「じゃじゃじゃーじゃじゃじゃー、じゃっ、じゃっじゃっ」が来たらそりゃもう燃えるんだけど、その後に来る東京(設定的にはメガ東京、なので別物らしいですが)から富士山の戦いは、これは日本人だけが思うところかも知れんけど、「それ、富士山ちゃうで」などと急に冷静になっちゃってしまうきらいはあるかも知れないな。あと、最終的な決着の付け方もちょっとうーんだし、スクラッパー(アマーラがこさえた小型ロボね)の扱いはそれで良いのか、とか、いろいろ引っかかってしまったな。あと、続編も作れそうな終わらせ方にはなってたけど、まあ無理だよね(w。
もう一本、「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」、原作はコミックスで、ジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」の原型にしたかったとかなんとか。フランスのコミックスらしいですけど。
お話は地球軌道上に建造された宇宙ステーション、それは徐々に世界の各国が人員と資材を持ち寄って巨大化していき、果ては様々な異星人たちの来訪でさらに大きくなっていき…という流れがデイヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」をバックに語られて、というのがオープニング。で、ここは結構良いと思うんだ。でそんなこんなであまりに大きくなりすぎて、このままではロシュの限界を超えてしまう。それじゃあ大変だってことで、この巨大宇宙ステーションは地球を離れ、宇宙をさすらう旅に出ることにした(ちなみにこの出航宣言をするだけの役でルトガー・ハウアーが主演してる)。それから数百年、アルファと名付けられた巨大宇宙ステーションには千を超える異星人たちのコロニーが出来上がっている、そして今、そのアルファの中心部に不可解な異常が発見されて…
でまあそのアルファの危機を救うべく指名されたのが宇宙連邦の捜査官、ヴァレリアン少佐とその相棒、ローレリーヌ軍曹だった、と。そう、サブタイトルの「千の惑星の救世主」ってのは看板に偽りありで、正確には「千の支店の救世主」ってスケールなんですな(w。
んまあ、キモは押さえてるとは思った。思ったけど必要条件と十分条件は違うよね、って話。厳密な分類とは違うと思いますけど、「必要」なことは全部やってる、でも観客にとって「十分」と言える満足感を与えるにはちょっと足りなかったかなあ、という感じ。例えば序盤、とある平和な惑星に悲劇が訪れるんだけど、この世界の描写、「アバター」的な、人間に似てるけどちょっと様子が違うエイリアン、ってことで当然CGIの出番になるんだけど、このCG役者への芝居の付け方が、妙に「余計」だったりするの。全体に勿体付けた動きで、観てるこっちがなんだか恥ずかしくなってくる(^^;とか、CGIパートはそれなりにクオリティ高いと思う(WETAにILMですもん)けど、セットは妙に安っぽく見えちゃう、とかね。
観る人の気持ちを微妙に乗せきれないままラストまで行っちゃった映画、って感じかな。安いところはたくさんあるし、好きになれない展開もあるんで無条件で褒められはしないけど、一定の水準の娯楽作にはなっているとは思いましたけどねぇ…。
あと、凄くどうでも良い話だけどEDクレジット眺めてたら「ハービー・ハンコック」なんて名前を見つけて「すげえ同姓同名もあったもんだなあ」なんて思ったんだけど、後で資料見たらあのジャズの巨人ご本人でした(^^;。
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