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南キャン・山里亮太と蒼井優が結婚!5日夜に会見 (sanspo.com)
お笑い芸人さんは詳しくないんだけど、山里亮太さんって北斗寮で暮らしてたことあるのな。後輩じゃん。なら嫁さん連れて(ここ重要)挨拶に来いやオラ(言いがかり)。
小林泰三 著
カバーイラスト 丹地陽子
カバーデザイン 藤田知子
創元推理文庫
ISBN978-4-488-42014-7 \740(税別)
「不思議の国のアリス」の世界でのアリスの夢をたびたび見ている亜理。ある時、そちらの世界でハンプティ・ダンプティが墜死する現場を目撃した亜理だったが、自分が通っている大学のポスドクが同じタイミングで同じような死に方をしていたことを知る。さらに向こうで「蜥蜴のビル」を名乗る存在が、同じ大学に通う井森である、と言うことがわかってきて……。
さらに不思議の世界と現実世界で連動する殺人事件が連続し、向こうでその捜査を担当する三月兎と帽子屋は容疑者の筆頭としてアリスを指名するのだが、とお話は展開し、不思議の世界と現実世界の関係性、そこで起こる殺人事件の真犯人は誰か、がお話のキモ。ここにいかにも小林泰三な緻密な理屈とエグいグロ描写が盛り込まれ、さらに不条理極まる冗長な会話と描写が挟まって、なんとも言えん不安定さに満ちたお話になっている、と思う。
その上で驚かされるのが、ここまで不条理をぶち込みながら、お話自体の基本の流れにはブレがなく、徹頭徹尾スジが通っている、ってところじゃないだろうか。ミステリとしての構造とSFとしての構造が、ちゃんとスジの通った説明が可能な造りになっているあたりはかなりすごい。ミステリとしては序盤でちょっと仄めかされた描写が終盤にしっかり効いてくるところ、SFとしては「セカイ」への視点があるところで一転させられるあたり、これはかなりの技巧と言えるのじゃないだろうか。
本書、というかこの「殺し」シリーズ(続編があるんです。それにこないだのNOVAの「クラリッサ殺し」もコミで)、主人公はビルこと井森君らしいので、本書ではちょっとゴニャゴニャなアレ(^^; だった(とはいえ確かに主人公らしさ、みたいなものも感じるんだけど)彼のシリーズはまだいくつかあるらしいので、そっちもちょっと読んでみたいかな、ぐらいには惹かれました。なかなか、面白かったです。
★★★★
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