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寸゛さんの日記を経由して、ウィリアムズFW26発表(F1-Live.com)。こっ、これはまた大胆な。ノーズのマーキングと相まって、ばかっと口を開けた獅子舞ヘッドみたいな形相になってるな。ミラーでこれ見た新米ドライバーはビビるかもわからん。それが狙いか? このまえおれカネゴンさんが紹介してはった,、クルマ用ティースパーツをセットしたらさらに迫力倍増かも知れん。
で、速いのか? これは(w 。
CS パーフェクトチョイス(PPV)で「キル・ビル Vol.2」。ま、これはちゃんと劇場で観たのでおさらいみたいなもんですな。で、やっぱり面白いねーこれは。ダリル・ハンナ最高だわ。盲目になった彼女の復讐譚のプランがある、とか言う話を聞いたような気がするんだけど、そっちはどうなったんでしょうな。
シューマッハが10億円、松井が5000万円。ブッシュ大統領は国の予算とは別に個人的に100万円。神戸の地震の時に、いしいさんのマンガで、芸人さんが事務所と相談して、「僕の格だとこれぐらいですかね」なんて形で被災地への義捐金をはじき出す、なんてのがあったけど、そういうことが起きそうな感じだなあこれ。金が集まる事自体は良い話だと思うけど、あの人がこれだけ出してるのにこの人はこれかあ、てな、妙な雰囲気が加速しないと良いんだけど。
それにしてもマイケル、10億円寄付、のニュースと同日付けで、30億円だかする邸宅を購入した(F1-Live.com)、なんてニュースも流れるあたりはすげえな。さすが推定月給5億円のオトコ。
古本屋なので稀に買取り依頼のメールをいただくことがある。頻繁に来ると嬉しい気もするが、財力と置き場の関係もあり、まあ「稀」ぐらいでちょうど良いんでしょう。それはさておき。
たいていのお客様は、ざっとこんな感じの本が何冊ぐらい、ってメールで教えてくださって、それ見て私が「したら多分最低でこのぐらいの値段になるかと思います」って返事をすると、「おっけー」といって荷物を送ってくださるか、その後お返事無し(^^;)かのどっちかの反応になるわけですな。
んで昨日頂いたメール。HTMLメールだったので当然プレーンなテキストに変換されたものを私は読む(だって鶴亀だもん)のだが、本のリストをざっと作ってくださったらしいんだけどもそれが妙に間延びしている。なんだろなーと思って添付ファイル(えー、鶴亀はHTMLメールを受信すると、HTMLで記述された部分を問答無用で添付ファイル扱いにしてしまうわけです)をOperaに喰わせてみて納得。わざわざ売りたい本(100冊ほど)のリストをテーブルで組んでくださったんだ。
これはちょっと、うーんと考え込んでしまった。いや、こういう使い方はアリだよなあ、と。わざわざこんなに手間かけてくださったのか、ありがたいなあ、とね。
もちろん"でける"人であれば、カンマ区切りのプレーンテキストでリストを作る事なんか屁でもないと思うし、そんなことがHTMLメール仕様の免罪符になるかよバーカ、ぐらい言われちゃいそうな気もすんだけど、たいした金は出せないかも知れない弱小のweb古本屋に、わざわざWORD使って表を作成して、本の状態までしっかり記述して送ってくださるお客様が居る、てのは個人的に結構感動的だったりするわけで。
通常HTMLメールをもらうと「いかんなあそんな事しちゃ」とか思っちゃう私なんですけど、今回ばかりは妙に「ありがたいなあ」などと思っちゃって、限定的ならHTMLメールの使用ってのも有りにしても良いんじゃねえかなあ、とか思ったりしたです。ええ、テーブルとリストアイテムぐらいは。
ノートで「あふ」をちょこちょこ弄ってからデスクトップに戻ってきてExplorer触ってると、なんかこう「ぱっとしないなあ」な感じがしてくるのだった。理由はすぐにわかった。Explorerには(つかWindowsには)テキストビューワー(ページャー、が正しいのかな?)がないんだな。別に、ないと死ぬほど困るってほどのものでもないんだけど、あふで適当にファイルにカーソル併せてリターン押すと、とりあえずビューワーで内容を開いてくれる。テキストはテキストなりに、バイナリはバイナリなりに。で、編集したいと思ったらShift+Returnかませば秀さんが立ち上がってくれる(設定次第ではPhotoshopだろうがなんだろうが、立ち上げ可能なんだけど)。この快適感、長いこと忘れてたな。Win+Explorerの組み合わせ、今までそんなに不満に思ったことはなかったんだけど、あふ触ってたら妙にテキストビューワーがあったらいいのになあ、と思えてきてしまった。なに、凝った機能はいらない。とにかくどんなファイルでも、とにかく試しに開いてみる(バイナリで文字化けしてもかまわん)機能があって、必要なときに簡単なキー操作で見ているファイルをエディタに渡してくれるようなソフト。あれですわ、DOS時代の定番ビューワ、"miel"のWin版ってないのかな、と。
Vecterとかで探してみたんだけど、ないもんだねえ…。もう、縦書きだの「青空文庫」対応だの、しなくて良いのよ。ごく単純に、選んだファイルを開いてくれて、キー一発でそれをエディタに送ってくれたらいいの。でもそういうのって意外にないのだなあ。
シンプルで良いかな?と思ったらシンプルすぎてShift-Jisしか読めなかったり、ちょっといろいろできると思ったら拡張子.txt限定だったり、どうもこう帯たすきな感じで。
どっかにWin版Mielって無いのかなあ。リターンなりクリックでビューワーオープン、何もできない(まあ検索ぐらいはあっても良い)けど高速スクロール、で、Shift+Returnで自分はクロースしてファイルを指定したエディタに送るようなビューワー、が欲しいんだけどなあ。そういうのって、ニーズ無いのかしら。無いんだろうなあ(つoT)
あ、デスクトップでもあふ使えばいいって事?(それはそれで設定極めるのが大変そうだけど)
見つからん。この状態で根性出して読書に挑戦(第二次世界大戦ブックス 15 「ドイツ機甲師団」)したら、ドイツがクルスクの戦いでえらい目に遭うあたりで急激にページのコントラストが低く見えてきて(文字が薄く感じる)しまい、それでも無理矢理最後まで読んだあと、本を閉じてまわりを見回したら世界が均等にぼやけて見えるようになってしまった。んーむまずい。やはりメガネ探さなくっちゃ。だいたい26000円もした老眼鏡なんだからな。
それにしても思いつくところは一通り探したんだけどなあ。一体どこに行ってしまったものか。カミさんには「メガネが一人で歩いていくんかい」とバカにされてしまったけど、で、確かにそうなんだけど、見つからないものは見つからないんだよう(泣)。
「機動戦士ガンダムOO」、「クラナド」、「ペルソナ トリニティ・ソウル」、「キミキス Pure Rouge」、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」、「仮面ライダー電王」、「Yes! プリキュア5」。とうとう土曜深夜は3本全部、ゲームネタアニメになってしまった。元ネタになったゲームは全然知らないんだけど、どれもちゃんと作ってあって、土曜日は数は減ったけど結構楽しめる。「ガンダム」も頑張ってると思うし、「クラナド」はヘンなテンションが良い感じだし、「ペルソナ」はまあ、もうちょっと見てみないと、な感じだけど、とりあえずアスミスに結構おっきな役がついてるのがめでたいかなあ、みたいな。「キミキス」のベタなコイバナ路線もかなり好きですよ。
日曜日はどれもクライマックスだぜ。やっぱ「ファーザー、プリーズ!」な展開は燃えるよなあ、だったのが「ゲキレンジャー」、キンちゃんに泣かされたのが「電王」。この先こういう展開が続くのだろうな。次回はウラタロスって事なんだろうか。
戦隊もの、ライダーともに次の作品がアナウンスされてますね。以前Sぱらメンバーでダベってた時に、戦隊って恐竜、生き物系、体術ばんばん系、ファンタジー系、科学技術と乗り物系、みたいな括りの繰り返しがあるよねえ、つことは次は、しばらく無かった乗り物系が来るのかねえ、なんて話になったことがあったような気がするんだけど、ドンピシャでしたな。「炎神戦隊ゴーオンジャー」。「カーレンジャー」的お気楽戦隊を期待したいんだけど、さすがにそこまではっちゃけたのは、ちょっと無理かしらね。
ライダーの方は、少し前に吸血鬼がモチーフで、タイトルは「ブラド」なんて情報もあったような気がしたんだけど、正式タイトルは「仮面ライダーキバ」になったようで。戦隊より半月ばかりスタートが早いようだけど、本来のターゲットであるお友達には、「ジュウレンジャー」の方が面白かった、と言うことなの? そう言うものでもない?
上右の犬歯なんだけど。去年の末あたりで少々ぐらつき始めたな、と思って、それから自分の舌ベロちゃんでぐりぐりと歯を押したりはしてたんだけど、そうそう簡単には緩まないものだなあ、ちょっと痛いしやっぱり歯医者かなあ、なんて思ってたら、今日の昼飯、親子丼をいただいたんだけどついうっかり鶏肉さんが右側(歯がぐらつき始めたあたりから、左側の歯で咀嚼するように心がけてたんですが)にある状態で口を閉じたもんだから、モロに緩んだ歯に鶏肉さんが乗っかった状態でかなりぐいっとな、と。
相当痛かったけどその時はとどめをさすところまでは行かず、妙に歯茎から歯が浮いてしまった状態で、何をどう食っても浮いた歯に当って痛いことこの上なく、飯を食う速度が著しく落ちてしまったんだけど、食後もさらにぐりぐりと、舌ベロちゃんで緩んだ歯を押してたら、夕方になって突然「ぶち」って言って歯が抜けちゃった。痛みとかもそれほどなかったし、最後の最後は案外あっけなかったな。とりあえずこれで予言されていたはずのなにがしかの歯医者代が浮いちゃったぜ、いやっほい。
抜けた歯の下は、前にブリッジ被せてるんで、勝手に伸びる事もないからここはもう、歯抜けのおっちゃんとして余生を送っても全然問題ない感じだ。
痛みはそれほどでもなかったけれど、口の中に違和感がある日々が結構続いていたので、いまちょっとした開放感を味わっているところです。
そろそろ寝るかと思った時間にビデオがむにょーんと動き出したので、なんじゃいなと思ってテレビ点けてみたら、「魔法少女まどか☆マギカ」。ついつい見てしまいましたが、まあなんだ、「あれ?」と思いつつ見ていくと、エンドクレジットでひだまり荘チームマイナスあすみんに、「ヴァンパイアバンド」のヒロインふたりっつー配役で、何となく何かが分ったような気になってしまった(w。
4コママンガ見てるだけだとそうでもないんだけど、うめてんてーの絵には結構エロ成分も多めなので、深夜にやる魔法少女アニメ、っつージャンルには向いたチョイスなんじゃないかと思うんでこれは案外悪くない人選なのじゃ無かろうか。初回は割と抑えめな感じだったけど、とりあえずちょっと楽しみかも判らん。
というようなことを当日の晩は書く根性が無かったので、翌日になってから書いてみる。
なんだかんだでチビチビとしか読み進められず、さらに間も開いてしまうからその都度少し後戻りなんかもしてたもんだから、読み切るまでに2ヶ月もかかってしまったぞ。かつての古本屋的には痛快ボッタクリ物件と言えた本。ピーター・ディキンスン 「キングとジョーカー」。斉藤数衛訳サンリオSF文庫、1981年初版。
1977年、英国のロイヤル・ファミリーの間に割り込んでくる些細な
作者のディキンスンはゴールデン・ダガーを2度取った、とはつまりミステリ畑の人で、実際このお話も基本はミステリ。ただ作品の舞台設定が、我々が知っている近代英国とは微妙に異なる時間線にある世界、ってあたりは確かにSF仕立てと言えないこともなく。そういう意味でいかにもサンリオが食指を動かしたくなるような素材ではあったのかもな、などと。それゆえ「受けねえよなあ」って気もビンビン来るわけですが(苦笑)。
お話はそんなわけで、ちょっと異なる世界観をベースに語られる、「見られる」ことを前提にした人々の間に発生したちょっとしたトラブルが徐々にエスカレートしていって、最後には洒落にならん事件にまで発展してしまって、というようなお話。ルイーズ王女を中心に、謎解きのパートとロイヤル・ファミリーゆえの秘め事感みたいなものが入り組んだ、かなり凝った構成になっていて、それゆえ、
いろいろわかりづらい。
お話のドライブ感にエンジンがかかるまでに結構時間がかかってしまう気はするし、ようやっとお話が動き始めたと思ったあとも、そのお話の展開のしかたが「これで良いのか?」と言う気がぬぐい去れないままにお話が進んでいくので、読み切るのにやたらと時間がかかってしまったのだよね。
どういうのかな、ロイヤル・ファミリー、というものを「皇室アルバム」のレベルでしかイメージできない人間には、このお話が秘めてる昏い部分というのを直感的にイメージしづらいのかも知れない、と言う気はした。ちょいちょい面白い展開もあるにはあったんだけど、全体を通してぐいぐい引っ張るものがあったか、といわれると「うーんそこまでは…」ていう感じではあったかも知れないな。
「ジョジョの奇妙な冒険」、「リトルバスターズ」、「八犬伝 東方八犬異聞」、「D.C.Ⅲ」、「特命戦隊ゴーバスターズ」、「仮面ライダーウィザード」、「スマイルプリキュア!」、「マギ」。土曜深夜は「ジョジョ」以外がほぼこちらの守備範囲外のラインナップになっちゃった感じ。原作を知っている人が見たら違うのかも知れないけれど、そこにリテラシーがない自分としては、正直どうでも良いかなあと言う感じ。「八犬伝」は原作云々以前に作品世界の時代感みたいなものがまったく分らん、ってあたりはリテラシ以前の問題なんじゃないかと思った。
日曜日、「ゴーバスターズ」はまあお正月特番。半年ずれてる「ウィザード」は第2のライダー登場。なんかデザインラインが「オーズ」っぽいんですけど大丈夫っすか? オーズっぽいライダーに変身する人がむしろ伊達さんっぽいあたりはちょっと面白いと思うけどね。「プリキュア」はラスボス的な存在としてのバッドエンドプリキュア登場、だったんだけど自分的にはその前の、おとぎ話における悪役さんたちの抗議とそれに対してのエクスキューズが(とても満足できるレベルではなかったと思うけど)語られた、ってところに星をいくつか付けてあげたい気はしてます。
「マギ」はなんつーか、雑だね。
宮内悠介 著
カバーイラスト 瀬戸羽方
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-74701-5 \820 (税別)
第1回創元SF短編賞で山田正紀賞を獲得した表題作など、ゲームとゲームプレイヤーを介して語られる、意識と世界の物語を6編収録。
話題になっていたのは知っていたけどどういうわけだか手に取るのにこんなにかかってしまった。そのことについては読了して割と残念な気持ちになってます。もっと早く読んどけよ、ってね。と言うわけでそれぞれのお話の感想を。
幼い日の残酷な運命から四肢を失うことになってしまった少女、由宇。だが彼女はその運命と引き替えと言えるのか、囲碁に関して驚異的な才を得ることになる。その根幹をなすものとは…
意識と認識の違いというか、意識が(空間の)認識に浸食していくお話、と言う理解でいいのかな。囲碁というゲームをよく知らない自分にとって、碁盤上で展開するゲーム自体の丁々発止の緊張感、みたいな物は残念ながらわからないので、そこの所がどのくらい良くできているのかは判らないんだけど、そこを措いても決して広大ではない碁盤が意識の持ち方みたいなもの一つで、いくらでも大きな世界になるんだな、というのは感じさせられた。
こちらはチェッカーを題材に、最近ちょいちょい話題にのぼるトップレベルのプロプレイヤー対コンピュータ・プログラムの関係性みたいなものについて語るお話。たとえばチェスなどにおいて、コンピュータ・プログラムの基本戦略というのはそれまでのありとあらゆる定石をデータベースとして持ち、その中から常に最善手を検索していく、と言うようなものである、と聞いたことがある(違ってたらすいません)けど、ではこれまでのゲームの棋譜をすべて記憶できている人間のプレイヤーが居たら、両者の関係性とはどういうものになるのか、というお話、と言うことになるだろうか。
こちらのテーマは麻雀。自分が将棋も囲碁もチェスもよく判らんのだけど、麻雀は何とか判る、という状態にあるからなのかもしれないけれど、こいつは一番入り込めた。お話としては前二作のうち、より「盤上の夜」の側にお話の力点を置いて、碁盤で行われていた認識のお話を、雀卓(ちょっと広くなってるからね)の上で見てみたらどうなるか、と言うお話、かな。ある意味良くある麻雀劇画のノリの先に、ここでもやはりプレイヤーの意識、みたいなものが顔を出してくる、ような。
チェスの原型と言われる古代インドの遊技、チャトランガをベースに、こちらは「ゲームの規則」に「生きる意味とは」と言うテーマがリンクする、と言うお話でよろしいか? ブッダの物語は様々な人によって語られるが、ブッダの息子の物語とはどのようなものになるのか、って所に斬り込んできたあたりも面白い。
見方によっては「爛れた」とも取れる男女関係と、そこから引き出され、とある方向性を持って働く意識がコンピュータ・プログラムとどう絡み合うのか、その意識がめざす先にあるものは…。終盤のこんなやりとりがちょっとぐっとくる。
「将棋が現実を変えられるなどと、本当にいまも思っているのか」
「兄さんこそ、まだ、将棋なんか王を取ったら終わりだと思っているの?」
「盤上の夜」の登場人物を再びメインに、「清められた卓」からのゲストも交え、再び囲碁をテーマに語られる最終話。1945年8月6日、広島で行われた一局をベースに、意識と認識、抽象と具象、人とゲームの関係性を通じてたどり着く先にあるのは様々なレベルでの「運命」ということになるのかな。
…という。それぞれのゲームについて詳しい必要はなく、それらはあくまで舞台装置。ただ、自分が「清められた卓」で、その他の作品を読んでいるときよりも、お話の中で起こっている事象の緊迫感とか勝負の展開から受けるショック、のようなものはひとランク上のものがあったと思うので、やはりそれぞれのゲームをある程度遊んだ経験がある人だと、感じ方はまた違ってくるのかもしれない。確かにこれはすごいわ。
ここまで宮内悠介さんの作品、NOVAに載ってた「スペース金融道」シリーズぐらいしか知らなかったんですが、こんなものも書きはるんですね。驚きました(w。
★★★★
小川一水 著
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力+Y.S
ハヤカワ文庫JA
PART1 ISBN978-4150312138 \720(税別)
PART2 ISBN978-4150312312 \780(税別)
メニー・メニー・シープに集う様々な人びと、または人に近い何者かたち。羊飼いたち、カルミアン、
第1巻が出たのが2009年だから、まるまる7年経ってようやくお話はいよいよ佳境へ。これまでじっくりと語られてきた物語の、同じ時間軸に立っている人びとがじわりじわりと一つ場所に集まってきて、いよいよすべての登場人物が一つの目的のための戦いを始めようとする。今回はその戦いのための相当規模の大きな前哨戦、という位置づけ。このシリーズ、ここまではどちらかというとゆったり目な展開な上に、お話の時系列が飛んだり、唐突な展開が挟まったりで贔屓目にいっても読みやすい本という訳ではなかったと思うけど、今回は違う。最終決戦を前に続々とリングサイドに集結する戦士たち、って絵が燃えない訳はないよね(w。
これまでじっくりと語られてきたお話が、人間が何を産みだしたのか、造られた「モノ」たちそれぞれの事情や希望、さらに人ならざる者たちの人類との関わり方とこちら側の事情、さらには開幕編から存在している植民惑星メニー・メニー・シープに秘められていた真実とは等々、巻ごとにばらけて語られてきた物が一点に集中していく面白さと、いくつかの仕掛けのSF的なびっくりのつるべ打ち。謎解きや伏線の回収を丁寧にやりながら、なおかつアクションSFとしての面白さもちゃんと保証されているあたりの造りはお見事。懐かしい名前に再会できるうれしさ、みたいなものも随所にあってそこも楽しめる。
その上でちょっと文句をつけるとしたら、刊行ペースという事になるかなあ。先にも書いたとおり、ここまで来るのに7年、完結編となる第10巻の刊行予定は2018年、つまり今年は完結編を読めないという事。起承転結が、起 承 転 結、的な間延び感を醸してしまっているのだね。しばらく読んでなくてもすんなり続きに入り込めるタイプのお話ってのもあるんだけど、本作はそういうモノではなく、今読んでいるお話の前に何があったかをかなり正確に思い出せないと、面白さのすべてをちゃんと味わえない造りになっていて、正直自分もいくつか(いくつも)「そうだったっけか?」ってなってしまう事もしばしばだったりする。新作が出るたびに前作を読み直す、と言うのが正しい楽しみ方と言えるのかも知れんけど、いつもそれが使えるというわけにもいかんしなあ、ってのはかなり悩ましいところだったりするね。
とはいえ残りは後1話。1年以上待たされる上にボリュームがどの程度になるのかも解らん状態ではありますが、続きを楽しみに待ちますよ。たぶん突発的な災厄に見えた冥王班についても何らかの説明とオチがつくと思うんだ(w。
★★★☆
ユシマ・ダイオードとは関係ない。庵野秀明は樋口真嗣から映画を奪った・シンゴジラ簒奪劇のすべて。ジ・アート・オブ・シン・ゴジラを読む (シンジの"ほにゃらら"賛歌)。自分は件の本を読んでいないのであんまり突っ込んだ話は出来ないけど、正直「ありそうな話だな」とは思った。「シン・ゴジラ」って樋口っちゃん成分がものすごく少ないんだよね。個人的に「樋口っちゃんぺー!」と思ったのは、中盤の戦闘ヘリが横方向にフォーメーションを開くシーンぐらいしかなかったもの。
自分は樋口真嗣は「奪われた」のではなく、敢えてコーディネーターとしてのポジションで「繋ぐ」ポジションに自分を置いて頑張ったのかな、なんて思っているんだけどホントのところはどうだったんでしょうね。
いずれにせよ「監督 樋口真嗣」というクレジットは今のところ時期尚早だけど、「特技監督 樋口真嗣」なら納得、って人は結構多いよ、ってことなのかな。
最終回と新番組。「結城友奈は勇者である」、「刀使ノ巫女」。「ゆゆゆ」、はえーとつまり、大人が今の便利な世界を保持するために少女達の能力を使い捨てていたものが、貯まりに貯まった少女達の「ふざけんなコラ」を友奈に収束させて、歪んだ世界をぶち抜いた、と言う解釈で良いのかしらね。非常に美しい映像(パーティクルの嵐だったよなあ)になんともビターな話を乗せてくる、「まどマギ」以降の魔法少女ものって感じでしたな。やや間延び感もありましたが、質の高いアニメではあったと思うです。
新番組「刀使ノ巫女」は、最近流行りの刀剣系に美少女バトルもののテイストをまぶしてきた系。んー、なんですかね、これが今期の半笑い枠って事になるんでしょうか(^^;。
年始に従姉妹殿のところで呑んでた時に、Win10が最近重い感じなのでみて欲しいって事だったので、カミさんも以下略なので従姉妹殿宅へ。いくつか問題はあって、立ち上がると勝手にレジストリをチェックに行ったり、アンチウイルスソフトを更新しなはれ、みたいなメッセージが出たり、Dドライブの空きがないぞ、とシステムから警告があったりと、いろいろあるみたい。ケツから順に。DドライブはどうやらWindowsのバックアップファイルの収納場所になってるみたいで、20ギガばかりのパーテイションを切って利用してる模様。んでそのBAKファイルも去年の初夏から追加されてない(と言うか空きが無いんだろうね)模様なので、がっつり削除。これでワーニング一つ出なくなった。
次、入れた覚えの無いアンチウイルスソフトの件、まあこれも何かソフトをインストールした時にうっかりインストールされちゃったオマケなんだろう。Win10になってから、Defenderがかなり上等なんで、特に別のアンチウイルスとかは無くても大丈夫だと思うよ、って説明してこいつも無慈悲にアンインストール。
一番厄介なのが最初のレジストリ監視ツール。こいつはWinzip Registory Optimizerなるソフトで、うっかりダウンロードしたりしたら申し訳ないのでリンクはしません(wが、何かと一緒にインストールされ、その後システムを立ち上げると同時にソフトが動き出し、レジストリに大量のエラーがあるからユーザー登録して正式版を買いなはれ、ってなメッセージを出してくるようになっている。ま、従姉妹殿もPC-98の頃からパソコン使ってる人なので、この手の余計な親切には警戒を怠らないようになってるんで、それ以上は進んでないんだけど、それでもどうしたものか困っていたみたい。
なのでざっとGoogle先生に聞いてみて、悪評紛々な状況を見てもらった上でアンインストールしようとしたんですが…
消せない(^^;
普通にコントロールパネルから安易ストールの処理に進むと、特定のファイルが見つからないのでアンインストーラがアボート、さらに調べてみて、こういう時の対処法もあったので、そいつを試してみたら今度はアンインストールの処理が始まったので、やったぜ、と思ったんだけど、再起動してみるとやっぱりこいつが顔を出す(^^;。
ワケがわからんのでとりあえず、システム起動時に実行する、オプションを外して勝手に立ち上がらないようにはしたんだけど、ちょっと謎が残るな。その後調べてみたら、アンインストールできない、なんて記事も見かけたんで、要らんファイルは削除しちゃっても良いのかも。もちっと情報集めてみよう。
「W's」「SAO」「禁書Ⅲ」「HUGプリ」「ジオウ」まで。ハンドシェイカーがどうしたこうした、というパラレルワールドで異能力者が戦う若者たちのお話の「W's」。背景画像は(通行人のCGを除いて)恐ろしく高画質。一方キャラの造型はかなり好みが分かれるんじゃなかろうか。自分はちょっと苦手かも。あと、舞台はどうやら関西らしいけど、誰一人関西弁使わないのは、まあ、不問にしとかないといかんのでしょうね(^^;
「SAO」は第1クール終了ってことなのかな? なんせ今回は4クール物なので、じっくり話を進めてる感じ。続く「禁書」が大急ぎで突っ走ってるのとは偉い違いだ(w。
「HUGプリ」、いよいよ最終決戦って感じ。「ジオウ」は未来のライダー登場。これが次のシリーズのライダー…ってことはないよね?
大河「いだてん」も見てみた。天狗倶楽部! むしろそっちを主人公にした大河が見たいわ(w。
そろそろ仕事するか、と思って部屋でごそごそやってたら、いきなり完全武装のカミさんが顔を出してきて。ちょっと前に「行く?」と聞かれて「今日は透析の日じゃないよ」って言っておいたんだけど、また記憶が飛んだかな、と思ったらそうじゃなく、「歩く」と。
あたしはちょっと仕事したいんですけどね、そこは忖度してくれないのね、とは思いつつ、歩く気になってるのならそれはそれで良い事か、と思い直して付き合う事に。今日も目的地はローソン、できたら二件隣のサテンで昼飯、って事だったんだけど、今日は倅も休みだからオレらだけ外食はどうかな、って話をしたら、それもそうか、って納得してくれたんでとりあえず出動。
なんだけどサテンの方は今日も休業なので、茶をしばく事も出来なかったですね(^^;。って事で二日続けてローソンで買い出し。一応家族分の昼飯は用意してたんだけど、それはまあ後回しにしても良いので、家族分の昼飯買って帰宅。なかなかの距離、歩いたのは良かったと思います。
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□ 寸゛ [マイケルのボディーガードとその子息二人が犠牲になったという知らせがあったり、タイミングが悪ければロリー・バーンも巻き..]
□ rover [ジャン・トッドもその時マレーシアに居たそうですね。ミシェル・ヨーと一緒に。なんかこう、やっぱり貧乏人から先に死ぬよう..]