ばむばんか惰隠洞

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2004-05-06 [長年日記]

[Day] 今ごろ花粉症なんてあるのかな

朝起きてしばらくしたら、目はしぶしぶ、クシャミ止まらず。実は昨日、ご機嫌でオフから帰ってきてマシンの電源入れたらば、お仕事の催促メールが来ててちょっと焦ってしまったんだけど、そんなこんなで目の焦点が合わないわクシャミ連発するわで作業が捗らんことおびただしい。たまらんのうこれは。

[tDiary] 1.5.7公開

さっそく入れてみました。カテゴリ表示が新型になったんですね。今のところはデフォルト表示のままにしてますけど、おいおいそれっぽく整形してみようかな。あと、今回は全部まとめて更新しているので、試しにTrackBackも有効にしてみました。まだ実験してないですけど。

[Chinema] キル・ビル Vol.2

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督/脚本:クェンティン・タランティーノ
"ザ・ブライド"キャラクター原案:Q&U
オリジナル音楽:THE RZA/ロバート・ロドリゲス
武術指導:ユアン・ウーピン
製作:ローレンス・ベンダー
製作総指揮:ボブ&ハーベイ・ワインスタイン/エリカ・スタインバーグ/E・ベネット・ウォルシュ
キャスト
ユマ・サーマン
マイケル・マドセン/ダリル・ハンナ
ゴードン・リュー
サミュエル・L・ジャクソン/マイケル・パークス
デイヴィッド・キャラダイン
公式サイト:http://www.killbill.jp/

かつての仲間、そして今は復讐の相手である"毒ヘビ暗殺団"のメンバーたち。東京で"コットンマウス"オーレン・イシイ、アメリカで"コッパーヘッド"ヴァニータ・グリーンを倒したかつての"ブラック・マンバ"、今は"ザ・ブライド"。残る復讐のターゲットは3人。"サイドワインダー"バド、"カリフォルニア・マウンテン・スネーク"エル・ドライバー、そして暗殺団の首領にしてかつての愛人、ビル。あの惨劇のあと、身を持ち崩してテキサスの片田舎で酔いどれの用心棒稼業に身をやつしているバドの許に、いま、密かに忍び寄る影がひとつ…

と言うことで完結編。前作がそのぶっ飛んだ謎の日本情緒の面白さでぶっちぎりだった分、今回のはそういう変な面白さがなくって拍子抜け、みたいな声も聞こえてたんだけどどうしてどうして。前作同様、頭の中をくっちょんくっちょんとこね回される快感に浸ってあっという間に2時間を超える時間が経過してしまう。前作が「ガイジンがやりがちなアホな日本描写」という、多少粗があってもそこでまた笑いが取れる構造をもっていて、一体どこまでが本気でどこまでが冗談なのかが掴めない面白さ、があったとすれば、今回は、映画を作る側にとっても、見る方にとってもよく知った世界(まあ唐突に中国が出てきたりするんですが)が舞台なだけに、基本となるお話の流れや、各シーンの風景であったり風俗であったりというところにはごまかしがきかない。ちゃんと真面目に造ってないとただのキワ物で終っちゃう、と言う難しさがあると思うわけで、それをしっかり踏まえた上で、やっぱり変な映画を仕上げてみせるタランティーノって人は、ただもんじゃねえよなあと言うことですね。

わたしゃこの作品のリファレンスになると思われる、膨大なB級作品群や'60年代TVシリアル活劇に全く持って疎いので、いわゆる原典探しみたいな遊び方はできないのだけれども、そんなことわからなくても、この全編に漂うタランティーノの悪趣味にたぷーんと浸かってるだけで、こう、アヒャヒャヒャヒャーな気分で映画を楽しめること請け合いだ。この世界にまともな人間は一人もいない。無垢なはずの4歳の幼女ですらお気に入りのビデオは「子連れ狼」だし、"ザ・ブライド"の究極の師匠は、全然達観してない白人嫌いだったりする(そもそもこの『パイ・メイ』と言う役名自体、香港製カンフー映画ではよく知られた悪役の名前なんだそうで)。美しいはずの"ザ・ブライド"の名前とは裏腹に、ユマ・サーマンはいっつも泥まみれだったり血まみれだったりなんか良くわからないものまみれのぬとぬとなのに、仇であるダリル・ハンナは常にしゅっとしてる。一瞬お顔が汚れても、すぐにキレイにしてもらえる(便器に顔突っ込むんだけどさ)。とにかく、これでもかの悪趣味の連発なんだけど、なんでかな、それが心地よいのね。

黙っていればかっこいいかも知れない人びとが、口を開いた瞬間に「なんなんだあんたはー」になってしまうギャップの面白さ、小気味の良いアクションとほどよい(そうか?)スプラッタ風味、そしてオープニング、エンディング(スタッフロールの途中で席立ったお客さん、ちょっとだけ損してますよ)にまで徹底したおちょくり精神。いやあ、なんちゅーか私、最近「物語」を強く求める傾向ができてるんですけど、たまにはこういう、「物語」じゃなく「世界」を楽しませていただける映画も良いかなあ、と。誰にでもお奨めできるかと言われるとちょっと自信ないけど、手を変え品を変え、派手な映像を作ってる割にお話が大して代わり映えしないハリウッド製大作映画に食傷気味の方なら、ここらで一度、脳味噌をほどよく攪拌させる意味でも、ご覧になってみるのもよろしいんじゃないかと思いましたですよ。

(★★★★)

[Chinema] CASSHERN

劇場版パンフ表紙(箱カバー) スタッフ
監督//撮影監督/脚本:紀里谷和明
脚本:管正太郎・佐藤大
音楽:鷺巣四郎
バトルシーン絵コンテ:樋口真嗣
プロデュース:宮島秀司・小澤俊晴
プロデューサー:若林利明
キャスト
伊勢谷友介
麻生久美子
寺尾聡・樋口可南子・小日向文世
宮迫博之・佐田真由美・要潤
大滝秀治・三橋達也
唐沢寿明
公式サイト:http://www.casshern.com/

50年に及ぶアジアとヨーロッパの戦争は、一応アジア連合たる大亜細亜連邦共和国側の勝利で終結となった。だが長すぎた戦争は環境の荒廃、公害、産業廃棄物の際限ない増加、そしておびただしい数の傷病兵を生むことになった。勝者もまた、巨大な負の遺産を抱え込むことになってしまったのだ。しかも戦争は終結しても、今もなお各地で、レジスタンスたちとの戦いは続いているのだ。疲弊しきった大国を蘇生させる手だてはあるのか? 在野の科学者、東博士が提唱した新理論はもしかすればこの閉塞状況を一気に打破しうる物であるのかも知れなかった。その名を新造細胞。しかし東博士の最終的な目的はそれとは別のところにあったのだ…。

私、アニメ版の「キャシャーン」ってそんなに見てない方で、そういう意味じゃあ原作を大幅に変えてきてくれてもそんなに気にならない、というか、ブツが「キャシャーン」じゃなくても、過去の素材を今リメイクするのなら、過去の遺産にあまり囚われてしまわずに、むしろ昔のそれを徹底的に解体してしまうくらいの勢いがあってもいいと思うわけで、タツノコアニメが持つ、陰はあるけど同時にメリハリのしっかりとした明るい絵柄が、どよーんと昏い、スチームパンク風味のゴシック調な絵になってしまってもそれは別に構わない。「新解釈」が今までになかった衝撃を与えてくれるものであるなら、それはそれで大歓迎な訳ですね。だから私、あちこちで評判悪いですけど「Red Shadow 赤影」、それなりに好きなんですよ。それはさておき。

細君である宇多田ヒカル嬢のミュージック・クリップなどで、その映像センスを高く評価されている紀里谷和明の初監督作品。脚本も彼が大きく関わっているのだろうと思う。初監督作品にして2時間20分という長尺映画を作ってきたわけだけれど、とにかく大作、と言えば言えるボリュームの映画を作り上げたこの新人監督の手腕に一定の評価をするのにやぶさかではございません、私。でもね。

映画見終わったあと、みんなで話したときに出た話題なんだけど、「もしかしてこの監督さんって、シーン1、カット1から順番に映画録ってるんじゃないのかなあ」ってのがありまして、先ほど見た映画を思い出してみるに、実にこの、その通りかも知れんよなあと思ってしまったわけですな。有り体に言って、映画の作り方を全くわからない人が映画を撮ったらこうなっちゃいました、みたいな。随所でミュージック・クリップとしてみたら見応え抜群の画になっただろう映像が連続するこの映画、その「撮影監督」の手腕を高く評価するのにやぶさかではないのだけれど、「監督」としてはどうかな? ってのを改めて考えさせられる結果であった、と。ついでに「脚本家」としては、残念ながら、出直しといで、としか言えんわなあ、やはり。

見所はそれなりにある。少なくとも映画が始まってから30分ぐらい、キャシャーンがついにその力を発揮する、あたりまでの展開は、ありきたりな部分も多いのだけど決して悪くない。「そんなにボロカスに言われちゃう映画なのかな?」って思ったぐらいなのね。ただその後が良くない。脚本家は勝算もないのに妙に重たいお話を展開しようとし、お話は突然出来の悪い学生演劇がしばしば陥る、キャラクターだけが妙に感情移入してしまった長ゼリフの応酬が始まり、映像は画面構成を考えることを忘れ、ひたすら画像処理でちょっと違った風味を出そうとするところにばかり腐心し始め、そしてお話は全く収束しないままなんだか良くわからんエンディングに突き進む。伏線は最終的にまとめられなくてはいけないし、お話とは基本的に起承転結のフォーマットを持っているべきなのだけど、そこらを意識的(なのかな)に避けてしまったが故に、お話が進むにつれてどんどん底の浅さが見えてくる、様な映画になっちゃってる。そこは大変に残念。

そこらへんとても残念だし、正直言って映画としてはどうしようもない(すさまじく出来の悪い「宇宙戦艦ヤマト」だよなあ、これ)のだけれども、それでもあれだ、こういう、いわゆる徒弟制度で作られる、旧来の日本映画の方法論とは違うスタイルから出来てくる映画、てのが作られることを許される世の中になった、って部分は評価しても良いのじゃないのかな。数段出来の良かった「ジュブナイル」の、客の入りの悪さを思い出しても、どんな理由であれ旧来の映画の製作スタイルとは全く違うルートから作られた映画が、それなりに話題を集めることができる可能性がある、ってのを見せてくれた、と言うところは評価しないといけないかなぁと思うわけですな。紀里谷氏がこの次、すばらしい映画を作るかどうかはわからないけれど、旧来の日本の映画製作の方法論に囚われない作家が登場するかも知れない、と思わせる可能性の地平を開いてくれた、と言う一点において、「CASSHERN」は無碍にできない価値を持った映画だったんではないかいな、と思うわけです。

(★☆)

あ、よそ様の感想いろいろ拝見してて思い出したので追加しておく。音が全然「デザインされてない」のもマイナス。BGMは不必要に音量大きく、しかものべつ幕なしに何らかの音楽が鳴っている。何事もやりすぎは禁物。
本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]
おおた (2004-05-06 22:19)

わたしも花粉症です。ブタクサだかヒノキだか。梅雨まで続きますよ。

ROVER (2004-05-07 08:37)

ううむ、私、花粉症とは無縁だと思ってたんだけどなあ。急に体質が変わったりするのかしらん…。

TUX (2004-05-07 13:47)

●体質ってかわりますよお。高校以来悩んでた花粉症がピタッと治りましたもん、会社辞めたら(笑)<br><br>●あ、乱土さん「キルビル2」の劇場でくれた安っぽい紙箱、やっぱり「キルビル1」のパンフレットと一緒に入れるとピッタリですよ!(笑)

ROVER (2004-05-07 15:14)

あーほんとだー>紙箱。しかも二つ揃えると………(w。<br>真似したな、CASSHERN(^o^)

noki (2004-05-08 04:54)

CASSHERNみてきますた。うーん、、ミュージッククリップのつながりを<br>延々とみせられたというか、常に音楽が鳴りっぱなしというのにはまい<br>りました。(w <br> 体質は急に変わることありますね。  にしても荷造りが結構手間か<br>かって今日明日でほぼおわってないといけないのがまだ半分ほどで<br>うーん、引越し当日大丈夫かなぁ、まぁ、なんとかなるか。でF−1系<br>の本ですがまとめてみたらほぼダンボール1箱+aくらいなのであと適<br>等に売れそうかうれなさそうかわかんない本をつめこんで引越しが終わ<br>ったあとにでもと思ってますので少々おまちください(w

ROVER (2004-05-08 19:46)

のべつ幕なしに鳴ってましたもんね>音楽<br>ほいでもってホントに送っていただけるんですか、恐縮ですぅーm(_ _;)m。

水上紫煙 (2004-05-11 22:32)

ある評論家さんの話によると最初の編集で4時間半を超えていたそうで、それを無理やり2時間20分に圧縮したことで後半の駆け足感と多くの謎の未解決をおこしているとのことでした。<br>また、合成シーンが2500カット以上あり、これは現状では世界最多だそうです。<br>あと、遅ればせながら、初めまして。<br>いつも楽しく拝見させてもらっています。<br>これからもいろんなことにツッコミをいれてください。

bongo (2005-09-13 00:22)

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