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ウイリアムズ「BMWはザウバーにエンジンを供給する」(AUTOSPORT WEB)。なぜにフランクじいさんからこの話が出るのか良くわからないんだけど、ふうむ。ペトロナスとは切れちゃうのかな。あと、エンジンサプライヤーが複数チームにエンジン供給を行う、って流れが加速したりするんだろうか。加速しようにも、もうめぼしいチームも残ってない感じもするけどさ。
ショーン・ウィリアムズ&シェイン・ディックス 著/小野田和子 訳
カバーイラスト 倉本裕之
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011498-6 \780(税別)
ISBN4-15-011499-4 \780(税別)
太古に作られた最強のクローン戦士が今なぜ蘇ったのか、全銀河規模で起こりつつある戦乱の中心にあるものとは一体なのか。モーガン・ロシュと仲間たちの探索の旅は続く。だが彼女達の探索行には様々な勢力の様々な思惑が絡み合い、行く先々に新たな波乱の種をまき散らしていく。彼女たちが目指すソル星系には、いまや百万単位の様々な勢力下にある宇宙艦隊が終結し、それぞれがそれぞれの思惑のもとで、統制しようのない混乱のなかで小競り合いを繰り広げているのだった…。
「宇宙の麦わら海賊団」SF(何度も言いますが、勝手にそう命名しているだけですよ)三部作の完結編。無理矢理「ワンピース」になぞらえるなら、モンキー・D・ルフィーの"D"が意味する物はなんだったのか、その正体が判明することがつまり、この銀河宇宙にとってのっぴきならない状況をもたらすものであった、と。それを知ったルフィーは、自らに運命づけられた宿命に対してどういう向き合い方を選択するのか、が主眼となるエピソード。ほとんど最終回近くのノリだね(いやだから最終巻だし)。
んでこれが実に、前作までの小気味よい展開を踏襲しつつ、SF的な意識の拡がり方って部分でこちらの予想を猛烈な勢いで裏切ってみせ、「ええっそこまでやるのかい」と読んでるこっちをある意味途方に暮れさせてしまう、ものすごい結末まで一気にお話を引っぱっていく、この容赦のなさはいったい何なんだろう。いやもう読んでるこっちが、「そ、そこまではやらんでええのやないですか」といいたくなるような展開を、下巻の残り8ミリぐらいになったところで矢継ぎ早に繰り出してくる、この強烈なお話作りを"アリ"としちゃうオーストラリアSFの現在っての、いったいどういうもんなんだろう、と、思わずいらんことを考えてしまうぐらい強烈なんですわこれ。なんというか、ぼーっと「神狩り」とか「弥勒戦争」を読んでいって、最後の方で「なんだってー!?」と驚嘆した、あのノリに近い感覚を久しぶりに味わった訳です。
これ、そういう経験がある人なら判ってもらえると思うんだけど、決して良い気持ちのするものではないよね。でも(良し悪しは別にして)読んだ側に強烈な読後感と「その後どうなったのだろう」感を植え付ける本になっていると思うわけで、んでワシがへなちょこな小僧の頃に読んだSFの幾つかは、多少出来が荒削りなものであっても、この「その後どうなったのだろう」って思考を読者に(暴力的に、と言えるかも知れない有無の言えなさとともに)要求してくるものであったわけで、で、へなちょこな本好き小僧だったわたくしはそういう局面で、「アア、コレガエスエフヲヨム、トイウコトナンダ」となんの根拠もなく納得してしまった訳で、ええい言ってしまえ、わたしゃ久しぶりにこの本で、SFを読んだ気分を満喫させていただいたのだ。私にとってSFとは、一方で夢と希望と明るい未来であり、もう一方で夢も希望もない、たどり着きたくない未来、なのだ。で、久しぶりに前者への展望をかすかに残しつつ、総じてトーンは後者、なSFを読ませていただいたような気分になってしまったのだな。かつての日本SFが持っていた、容赦のない救いのなさ、を久しぶりに、感じ入った、という感じ?
基本的にはエンタティンメントなスペース・オペラの体裁を保持しつつ、最後の最後でとんでもない「君の欲しかったSFってこっちなんじゃないの?」を突きつけられてしまったような気になってしまう本。これってもしかしてものすごいSF小説なんではないんだろうか。いろんなところで粗はあるけど、いろんなところで本読み的にそうはしちゃいけないでしょ、って思うところはあるのだけど、それでも個人的には久しぶりに、「SFを読む」ってこういう感じだったよな、という感覚を思い出させてくれた本。これはかなりすげえです。ちょっとお奨めしたい気分。あ、もちろん読むなら「太陽の闘士」から読んで欲しい訳なんだけど。
(★★★★)
少しばかりテキストを用意しなくちゃならないのだが、家でディスプレイ眺めててもなーも思いつかんので、昼から三宮に出撃。Voice出張所でコーヒー二杯で2時間半粘って、何となくこんなとこかな、な感じでお仕事一本仮アップ。あとはちょこっと本屋を覗いたりふらふらと高架下をうろついて立ち呑みでぷはー。
で、今日の立ち呑みのお客。
見た目は50代ぐらいか、実に立ち呑みにふさわしい風貌のおっちゃんなんだが、どうも立ち呑み初心者(^^;)らしく、どうも厨房のにーちゃんと話がうまくかみ合わない様子。結局ビールを頼んで、そいつが出てきたところで当然にーちゃん側は何を揚げるか聞いてくるんだけどそこはシカト(なのか聞こえてないのか)。横で様子を見てるこっちがイライラしてくる。お前なー、ビール来るまでに何食うか決めとけよ。ジョッキ受け取ったらすかさず注文してこそ立ち呑みだろーがよ、全く(そんなことで怒るなよ)。んで半分ぐらいビール飲んだところで、いきなり「タマネギ」とぼそり。あわてて揚げに入るにーちゃん。出てきた串カツ見ておっちゃん、「箸は?」
おいっ
串カツに箸は要らんだろうがよ普通、何考えとんだこのオッサン(だから怒るなって)。
そんなあたしの怒りに気づく風でもなく(まあ気づかんわな、普通)オジサン、右手に箸、左手に串持ってタマネギの串カツをごちょごちょいじり始める。箸でタマネギを分解して、それをソースにつけ始めたりなんかして。しかもカツを乗せたお皿に生中のジョッキも一緒に乗せたりして(げえ)。
コトここに至ってこのオジサン、もしかして立ち呑みビギナーとかじゃなく、いわゆる"キョドッてる"人なんではあるまいか、とちょっと怖くなってきてしまったです。厨房のにーちゃんたちもそう思ったのか、思わずこちらと顔見合わせて、互いに力ない笑いを漏らしたりして。
その後もいきなり「トイレ貸して」とか言い出すし(立ち呑みにそんなもんねーよ)、そういうのは店の外だとにーちゃんが教えると、トイレの話はそれっきりでビール追加したりしてるし。急に大声で「うまいなあ」とか言い出すし、うーむ、うーむ。
そのあたりでわたしゃ引き揚げたので、その後どうだったのかはわからんのだけど、なんだったんだろうなあ、あのおっちゃん。ホントにちょっとおかしい人だったのか、そう装ってあわよくば払いをごまかそうとしていたのか…。いまだにちょっと気になってる。
西村ミツル&かわすみひろし「大使閣下の料理人」(24)、諸星大二郎「グリムのような童話 トゥルーデおばさん」。諸星さんのマンガを買うのは久しぶりな感じがするが、相変わらず絵柄が変わらないなあ、スゴいなあ。あ、でも昔より線はずいぶんと細くなって、どろどろぬちょぬちょ感はやや控えめになったかも。それともこれはこのシリーズ用にあえてそうしているのかな? ラストにぽいっ、と知らないところに放り出された感覚を味あわされる、実に諸星大二郎らしい作品が並んでおりますな。
先日来襲したたおさんの超高性能モバイルパーソナル端末(正体はPSP)でそのさわりを見せていただいた映画、Kung Pow (クン・パオ)。「親指スター・ウォーズ」で知られるスティーヴ・オーデカークが1970年代に全く話題になることの無いまま沈んじゃった一本のクンフー映画(「ドラゴン修業房」という作品なんだそうだ)の権利を買取って、それを
勝手放題自由自在にアレンジして作り上げた、デタラメアクション巨編。でも呆れるぐらいの手間がこのバカにはかかっている。何たって主人公のパートはすべて、デジタル処理でオーデカークのアクションに入れ替わっているのだからね。その他、それなりにシリアスであっただろうオリジナルのイメージが、デジタルCGIとアフレコの入れ替えの結果、どうしようもないデタラメ映画に変わり果ててしまっているという怪作。
なんと言っても猛烈にすごいのが、途中で展開するオーデカーク対牛のクンフー対決。この妙なテンションの高さとばかばかしさは一度見たら当分脳味噌から消えないんじゃないだろうか(余談だけど少し前、森永かどこかの牛乳の宣伝で、"牧場でトレーニングを欠かさない牛"、って絵があったと思うけど、あのCF作ったスタッフには絶対この映画を見たヤツがいたんだと思う)。
さてそんな「クン・パオ! 」だが、今日になってたおさんから、近々「特別版」DVDが発売予定らしいぜ、って情報をいただいた(ご丁寧にありがとうございます)。あまぞん特価896円の"特別版"ってのもなんかすげえや。
こういうのをバカの上塗り、って言うんじゃろか、とふと思った。いや、好感持ちまくりですけど。
当然読んどくべきなのになぜか読んでない本、ってのは人それぞれ、いろいろあるだろうけど「銀河英雄伝説」は自分にとってそんな作品のひとつだったかも知れない。こう言うのはきっかけを逃すと案外後を引くモンなのだな。
本作品がスタートしたときになんで手を出さなかったのか、今となっては記憶があやふやなんだけど、「銀河」で「英雄」で「伝説」という、バラすとなんだかうさんくさい単語が三つ並んだタイトルに警戒感を持ったのか、当時多分、故祝一平氏だったと思うんだが、彼が「銀英伝は読者の知的レベルを不当に低く設定している」みたいな批判をどこかで(『電脳倶楽部』だったかねえ)書いてらっしゃったのを読んだような憶えがあって、その辺で微妙に食指の動きに制限がかかってしまったのかも知れない。
そんなこんなで20年。先日買い取らせていただいた本たちの中に、ひと揃い見つけて何やら感慨深いものを感じて読ませていただきました。買取交渉成立前から(w。今回読んだのは90年代に刊行された徳間書店版。ここ一週間ぐらい、晩飯後に読書読書。
なるほど、確かに面白いわこれ。ここまでの人類の歴史で記録されてきた様々な(陸上における)戦いを、そこに参加した一人の兵士を、この作品では一隻の宇宙船に置き換えて再現することでいくつかの見せ場を演出しつつ、明晰な独裁政治と暗愚な議会政治、どっちが良いんだろうね? ってあたりに史学的な知識をどんどこ動員しながら考察して見せた物語、と言えるのかな。
これは作家の方向性のようなものに大きく左右されるんだろうけれど、物語の骨格を考えたときに、「世界」と「個人」のどちらにより多く視線を注ぐかによって、「サーガ」の行く先は変わっていくものなのだろうな。「世界」に目がいけばそこに終わりは明確に設定されるわけだし、「個人」に目がいけば世界と書き割りである様々なキャラクターには、その都度作者の都合でどんどん改編が加えられる、と。や、何か特定の100冊を超える長大な大河ロマンを引き合いに出してるわけじゃあないですよ、主催者側発表としては。
そこに微妙に鼻につくものを感じるか、作家性の一端として受け入れるかは読む人次第だとは思うけど、わたしゃ鼻がむずむずしつつもこれはさすがに面白い作品だよなあ、と改めて思ったことでした。
個人的には、なぜに帝国側の登場人物が妙に時代錯誤なプロイセン的氏姓の命名規則に則っているのか、について一応理由があったと言うことが分ってちょっと胸のつかえが下りた気分。セコい話だけどね。
あ、個人的には派手な見せ場が用意されてるクライマックスの前後のお話が面白いと思いました。6、7巻あたりがかなりいいよね。
水鏡子さんの「みだれめも・196」(THATTA ONLINE)。ちょっと長いんですが引用します。
3千冊、あるいは5千冊くらいなら、こんなものでもまあ許される。
けれどもひとりの人間の趣味で揃えた本として、2万冊のオーダーで揃えるのなら正直バランスが悪い。あるべき本で欠けてるものがありすぎる。国書刊行会や白水社、思潮社その他の格調高いハードカバーの惨たることがいちばん大きなりゆうだろうけど、たとえばレベルの低い最近のラノベや児童ファンタジイが並んでいながら「ロードス島」や「ハリーポッター」なんかがないというのもじつはだめなのではないかとか思う。漱石や鴎外、ドストエフスキーやカフカなんかは、全部はともかく代表的なところくらいは片隅にこそっと並んでなければいけないのではと思う。そういう抑えがあってこそ、石川淳も泉鏡花の全集類にも箔がつく気がする。志賀直哉やトルストイはなくてもいい。宮部みゆきや池波正太郎はそこそこ揃ってなければならない。松本清張、司馬遼太郎は特になくてもかまわない。などなどいろいろ。
なんかこう、かっこいい。とてもここまでの境地にはたどり着いてないヌルい本読みなんだけど、いつか自分の本棚に並んだ本の背を見て、一人ほくそ笑んでみたいなあとは思う。人によって並ぶ本のタイトルには違いができるんだろうけど、格好良い本棚とはどうあるべきか、って所に思いを致したことはなかったなあ。ウチには2万冊も本は無いけど、そもそも読んだことのない本もどかどか並んでる状態なんだけど、それでもどこかで、「この本の並びはちょっと他人には真似できねえだろ」的気分に浸ってみたいような気はするな。
いつになるやら、そもそもそんな時が来るものやら、予想もできないんだけどね。
井上泰幸さんの訃報についてコミットしていなかったことに今ごろ気がつくうっかりもの。α号と、師弟対決になる豊島睦さんの黒鮫号の潜水艦勝負、燃えるにも程があろうってものでした。自分の根っこの、特に日本側代表として外せない方でした。どうもありがとうございました、安らかに。
「未来日記」、「ブラック★ロックシューター」、「ギルティクラウン」、「あの夏で待ってる」、「ハイスクールD×D」、「LASTEXILE 銀翼のファム」。ゆっきーがようやくキリッとなったかと思ったら、それはAパートの間だけでした、だった「未来日記」。とにかく主人公をいたぶらずにはいられないアニメなのね、これ(苦笑)。
ノイタミナ枠。カガリちゃん編は一応決着付いたのね。と思ったら今度はヨミの方にも黒いものが、ってな展開の「ブラック★ロックシューター」。相談室の先生が割に黒幕的なキイ・パースンになりそうなのね。「ギルティクラウン」は調子こいた厨二がまた叩きのめされるようなお話。こっちもゆっきー並に不憫だ。
裸族押しのお話だった「夏待ち」。中の人的な図式でちょっと笑った。イチカ先輩もカイトくんに惹かれちゃってる、ってのは意外でした。「D×D」はこう言うもんだからこれで良いです。
ルスキニア様陣営も一枚岩じゃなかったよ、ってお話だった「ファム」、んまあラスボスの動きが今回は不明だったので、今後の展開がどうなるか、つーところで。
そういや三宮にできたブクオフ、見てなかったなー、ってことでちょっと偵察。やたら入り口がわからないんだよね。SportsWorld33が入ってるビルの5階なんですな。規模的には大規模店舗なんだけど、この手の新古書店じゃしょうがないっちゃないんだけど、背が青かったりピンクだったりする本は品薄でやんすね。
戻りは高架下を歩いたんだけど、一軒新しい古本屋さんが出来てて、そこで状態が良いとは言えない「梅田地下オデッセイ」を見つけておばちゃんに「これいくら?」って聞いたらば、本をぱらぱらめくって「100円でええよ」ですって。
ごっつあんです(w。
「ハマトラ」、「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズター」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「マギ」。
「ハマトラ」、ありゃ、ヒロCキャラ退場ですか。全体に絵の質が低いとこで安定してますな。お話そのものはそんなに悪くないと思うんだけど。
土曜深夜、「黒子」は安定。「ニセコイ」がいかにもシャフト、なことをいろいろやってて見ている分にはかなりおもしろい。「ズヴィズダー」は自分のストライクゾーンからはちょい外れてる感じだな。
日曜日、「トッキュウジャー」、抜け作なようで意外に背景には深いものがあるのかも、とは思わされたかも。ただ、「イマジネーション」という割と曖昧なものをお話のキモに据えるのは、少々難しいんじゃないかと思わなくもないので、この先どういう展開になるのか興味津々かも。「鎧武」はいよいよきっついところにお話行きますよ、ところなのかな。
ジェフ・カールソン 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 常松靖史[TUNE]
創元SF文庫
ISBN978-4-488-75001-5 \1140 (税別)
木星の衛星エウロパで発見された生物の死骸。それは意外なくらい近くに、地球以外の生命体の存在を示唆するものだった。直ちに組織された国際科学探査チームだったが、先行した三人のチームはエウロパにおいてかつて存在したと思われる文明の痕跡を発見し、さらにサンフィッシュと名付けた生命体とのコンタクトも果たす。だがサンフィッシュ達は敵意をむき出しにして調査チームに向かい、たちまち二人のメンバーが彼らによって起こされた落盤に巻き込まれて死亡してしまう。一人残ったボニーは必死のサバイバルを開始するのだが…。
地球外生命体とのファーストコンタクト、しかも初手から相手との意思が通じ合わない、という状況下で主人公はどう頑張るのか、どういうSF的なネタでコンタクトとコミュニケーションを先に進めていくか、と言うあたりに力点を置いた話なのかな、と思って読み始めたんだけどそういうものとはちょっと違っていて、どちらかというと人間側のいろんなしがらみやら事情やらを織り込んだアクションSFに、随所随所でハードSF的風味がまぶされたような作品になっている、といえるか。少々小難し風味のハードSFテイストよりは、むしろミリタリSF的なテイストの方が前面に出たようなお話になっている。
お話の背景になっているのは100年ばかり先、偶発的な小規模の世界大戦などの影響で現在ただいまの我々が知っているそれとは若干様子が違うパワーバランス下にある世界において発見された異星生物をめぐり、各国の思惑が絡み合う中、主人公のボニーがなんとか科学者としての矜持を通そうとするお話が本線。ここに22世紀の様子であったりサンフィッシュ達への考察だったりがまぶされてる。基本はアクションSFで、キモの所にハードSF的な考察を交えてくる、と言うスタイルになっている。で、ここのところの差配がどうだろう、今ひとつ上手く行ってないんじゃないのかな。
様子のわからん生命体とのコンタクト、と言うところは、やっぱどうしたってハードSF的な部分での腕の見せ所、と言えると思うわけで、そこのところは「重力の使命」からこっち、どうしたって読み手の方が期待してしまう部分だと思うんだけど、残念ながら本書はそこへの突っ込みがあまりにも浅い。本来難しい話が嫌いな自分がそう思うぐらい浅いのはかなり辛い。アクションSF部分が対立軸的なところで飲み込み辛いところも多かった、って点も込みで、もうちょっとアクション部分を削ってでもいいから、ハードSF的な部分を増量して欲しかったような気はするな。
というわけでそこそこ面白くはあったのですが、アクションSF、ハードSF、どっち方面にもグン、って振り切ったところが無かったのがちょっと惜しかったかなあ、と。ただ一点、前後の脈絡なく引くので未読の人には訳わからんでしょうけど、こういう一節を読んだときに「SF好きでよかった」と思えるところがあったのでそこで星半分ぐらいサービスしてもいいかしら、って気はしております。こんな感じだ。
「なんてこと。敬意をしめしているつもりだったのに。礼儀正しくしているつもりだったのに」
『じつはそれは高圧的な態度だったんだよ』
ここだけ引いても訳わからんでしょうけど(^^;、ここまでの流れがかなり、SFじゃないと出来ないことになってるんだよね。そこはかなり嬉しかったですよ(w。
★★★☆
まあオレも今年はその一員なんだけど。マンションに入居されてる方で亡くなられた方がいらっしゃる、ということで自治会としてもご香典を出させていただくんだけど、通常こういう場合、会計のオレがお金を用意して、自治会長さんが香典をお渡しする、って形になるんだけども、今回亡くなられたのが会長さんのお母様という。誰が香典持って行くんだ(苦笑)?
こういうときのための副会長だと思うんだけど、なぜかそっちからは何のアクションもない。監査の方と書記の方からは連絡もらったんだけどね。
しょうがないからオレがどうにかすることにしましたが、何も準備がねえや。まいったね、とりあえず明日片付ける。
うちのマンションはマンション一括受電、という形で中央電力のサービスを利用しているんだけど、ここが4月から始まるガスの小売り自由化に対応したサービスを開始するってことで、こっちに乗り換えませんか? って話が来てた。それとタイミングを同じくするように、大阪ガスの方も新料金プランの話とかが来てたりして。
ウチの場合すでに中央電力を利用している分、それとペアで使うことで大阪ガスの新料金プランよりも若干お安くなりそうではあるんだけど、ほら、オレ小心者じゃん(^^;? ずっと使ってたものを切り替えるとなんか良くわからんペナルティとかが発生するんじゃ、とか、その自由化に乗る業者さんたちってどこも一定の信用を置いていいものなの? とか考えちゃんですよね。
おそらく電気の方をマンション一括受電してる以上、大阪ガスも謳ってる、「電気も大阪ガス使うとさらに安くなりまっせ」サービスは使えないだろうから、家計を考えたら中央電力のサービスに乗り換えた方が良いんだろうけど、さてどうしたものやら。
ま、まだ一か月ぐらい余裕あるから、ちょっとまじめに情報収集しようかしらね。
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□ Rダニけん [「おやいの初恋編」を、トマトとして必然な誤読をしてしまい、自分を悲しくなりますた。]
□ Rダニけん [昨日のネタですが。永井豪。いま、アールビバンみたいなイベント屋にのせられて、マジンガーZなどの新作シルクスクリーンを..]
□ ROVER [永井先生、言っちゃ悪いけど単体の絵で勝負できるような人じゃあないんですけどねえ(つoT)]