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お仕着せの日記じゃなく自前の日記を使うときの選択オプションに「その他」ってのが増えてるな。これ選んでrdfファイルのありかを教えてやったら、tDiaryでもうまく反映されるのかな? ちょっとテスト。
昨日読見終えた「ファウンデーションの危機」が、あまりに「『ファウンデーション』ってそうだったっけー?」な感じだったので、ちょっと引っ張り出して読んでみた。ウチにあるのは東京創元版。厚木淳訳、1968年再販。細かいところは忘れていたけど、ああ、そうそう、「市長」に「貿易商人」。うんうんそうだった、そんな話があったよね。でも、これじゃやっぱり話繋がらねえよなあ………、ってあっ、ワシ、完全に読み違えてたのか、「銀河帝国の興亡」じゃなく、「ファウンデーションの誕生」の1章と2章の間、のお話だったんだ。そりゃあこれをいくら読んだって、話は見えて来ねえよなあ(^^;)。久村さんがツッコミで、
もうちょっと早く文庫に
って書いてらっしゃったのはこういうことだったんだ。なんてバカなんだ>オレ。ま、久しぶりに古典に触れることができたので、それはそれで良かった、と言うことにしておこうか。
それはともかく。
このころのSFってすごく読みやすいのはなんでなんやろね。最近のハヤカワ文庫、考えなしに活字を大きくした結果、文字の列と行間のアキのバランスが大変悪くなっていて、逆に読みにくくなってしまったなあと思うことは多いのだけれど、それとは別に、内容の方でも何かが少し違っている、様な気がするなあ。
未来を描くのが仕事のSFなんだけど、昔の方が読み手に勝手に空想させておけばいい部分が多かった、てことなのかな。今のSFは、読み手の勝手な空想のかわりに、考え得る限りの知識と理論を総動員して、あらゆるものを説明しないと気がすまないジャンルになってしまった、ってことなんだろうか。いみじくも「ファウンデーションの危機」のあとがきでベンフォードは、SFの中核となっているのは、科学という経験の蓄積である
と書いているけれど、もしかして今のSF、科学という経験の積載量オーバーで突っ走っているダンプカーのようなもんなんじゃないだろうか、などとふと、考えてしまったことでした。ということで話が大きくズレ、かつ収拾がつかないままこの項終了(ぉぃ)。
「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。
ツルギの過去(ボタン付きってコトは、元は彼もゾフィーとかと同格のウルトラマンなんですかね。管理職?)がわかるわ、グドン対ツインテールの戦いはあるわミクラスは元気良いわと盛りだくさんだったのが「メビウス」(#9:復讐の鎧)。サービス満点な割にとっ散らかったところもなく、ちゃんとまとまってて結構ではないですか。青二才がそろいも揃って"叫ぶ"演技がへたっぴいな以外は上々。良くみると最初にボガールを吹き飛ばすシーンでも、それとなく実体は脱出してるような、そうでもないような絵になってたりしてそこも感心したです。
「BLOOD+」の方もやっと面白くなってきたかなあってところで。ベトナム編だのロシア編だのをそないに長いこと引っ張る必要があったのか、つーあたりはさておいて。
そんなコトよりファミ通のCFで吹いたよ。内閣ゲーム大臣の隣に座ってるのは浜村さんなんですかね。
いかんいかん、これを忘れてた。番組とは直接関係ないけどウルトラ繋がりってコトで、エ、エリー……。
ブライアン・W・オールディス 著/藤井かよ 訳
装幀 佐藤弘之
早川書房 海外SFノヴェルズ
2020年、世界は三つの勢力に分かれ、地球と月の軌道上で激しい戦闘が繰り返されている。絶え間のない核攻撃の応酬は、宇宙空間の下部構造に深刻な影響を与え、いつしか地球の時空はしばしば連続性を失い、特定の場所が別の世界にタイム・スリップしてしまうと言う不可解な現象が起こり始めていた。引退したアメリカの大統領補佐官、ボーデンランドもまた、その現象を体験する。タイムスリップした先は19世紀のヨーロッパ。あたりを調べてみようと踏み出したその地で、彼は信じられない人物に遭遇する。メアリ・シェリーの創造物であると思われていたフランケンシュタイン氏は、実在の人物だったのだ。しかも……。
商売物に手をつけるシリーズ。こいつはいったん棚に出して、気が向いたときに読んでみよう、なぁんて悠長に構えてると痛い目を見そうなんでお先に失礼。「十億年の宴」と並ぶオールディスの代表作。その「十億年の宴」で自らSFの開祖と位置づけた「フランケンシュタイン」をテーマに描く、なんともうしましょうか、オールディス風味の魔術的リアリズムSF、とでも言ったらいいのか。原初SFを題材に据え、最初のSFが発した"警鐘"を著者なりに咀嚼し直し、新しい(未来へのヴィジョンとともに提示される)警告として提出されるのは、科学(そこにはもちろんSFも含まれる)が宗教(とか、SFが戦うべき諸々の相手)に取って代る世界が本当に人類にとって幸福な物なのか、ということなのではないかと思う。
というのはこの瞬間、進歩を信じるわたしの、昔のすべての信念は、流砂の上に築かれたものであることが分かったように思えたからだ。これまでの人生で、十九世紀が西欧に与えた偉大な恩恵のひとつは、組織化された宗教から思想や感情を科学が解放してくれたことだと、折に触れて主張してきたものだ。組織化された宗教、か! で、その代わりに何を手に入れた? 組織化された科学だ! ところが組織化された宗教は決してそれ程うまく組織されてはいないで、しばしば商業的利害に反したものになったのにもかかわらず、われわれの中のごく少数の者のために選ばれた場所があるという思想に、ほどほどの口先だけの信仰を唱えざるをえなかったのだ。だが組織化された科学は大産業や政府と同盟を結んだのだ。個人は興味の対象ではない− そのお気に入りは統計だ。魂にとっての死だ!
というボーデンランドの独白はそのまま、ぬぐいがたい閉塞感を感じていた'70年代SFシーンに向けたオールディスのメッセージのようにも見える。実際にはそれはあくまで"西欧基準"でしかないものであったり、そもそもSF作家たちは、宗教の持っている懐の底知れない深さみたいなものをちゃんと認識し切れていないのではないかとも思ったりはするのだが、宗教の頑迷を打ち壊すべく登場した(SFの文脈で言うところの)科学もまた、それ自体根っこはやはり頑迷である、という認識は個人的には腑に落ちるところが多い。屋上屋を重ねる感じで伸びてきた西欧文明って、この先も実は救いようがあんまり残ってないんじゃないのかね、みたいなメッセージが仕込まれているような気もするな。
ストーリーはそんな、なかなかに抜き差しならないテーマを含みつつ、いわゆる"マッド・サイエンティスト"ってキイ・ワードの縛りが効いた展開を見せて油断できない。全体に劇的な要素、みたいなものは比較的控えめであるのだけれどその分、あとからじわじわ効いてくる怖さ、みたいなものもあってなかなか。個人的に私、映画の「フランケンシュタインの花嫁」が結構好きなもので、そこここであの映画とかぶるように思えるシーンがあって、そのあたりも含めて興味深く読ませていただいた。もっと広く読まれていいSFだと思うんだけど、古本屋的にはおいしい商材でもあるわけで、これはなかなか、悩ましいところではありますな(苦笑)。
(★★★★)
□ TUX [●ご子息のご成人を心よりお祝い申し上げるであります!おめでとうございます。]
□ つっちぃ [お!ステップバックが気になった彼ももうオトナですかっ!(^^; おめでとうございますっ! その節は本当にお世話になり..]
□ もんちぃ [そんなトシになってたかー。おめでとさんです。 こりゃ酒呑ませて…って、区切りがつかないのが残念ですな。]
□ すみけん [おめでとう>せがれさん ヒゲソリはジレットM3Powerがオススメであります。]
□ でした [おめでとございます。 もうそんな年なんですね。 月日の経つのは早いです。]
□ まなたけ [うわ〜おめでとうございます〜! しかし、入試だ!どうだ!とこちらで読ませて頂いてたのに、それが星人と聞くと、なんかや..]
□ rover [皆様どうもです。プレゼントはカミさんが夏物の服を何着かプレゼントしてたのでまあいいや(w。 んでまなさん、最初に来る..]
□ まなたけ [ありゃ!ホントだ!*^^; (打ってみる)星人…げ!ほんとだ! うーみゅ…ぢゃあ…成人指定 お!さすがatok^^..]
仕事のBGVに流してて、ほとんど見てないと言った方が良いのだけれども「おおきく振りかぶって」、「地球へ…」、「電脳コイル」、「ラブ☆コン」、「大江戸ロケット」、「銀河鉄道物語」、「神曲奏界ポリフォニカ」、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」、「仮面ライダー電王」、「Yes! プリキュア5」。んーと、シロエとジョミーに過去のいきさつがあったことにしてしまったばっかりに、ミュウのやることなすことがナチュラル(違)をニートにしようという陰謀にしか見えなくて困ったな、ってのが「地球へ…」。キースがシロエを討つシーンというのは、原作では数少ないそれなりにぐっと来るシーンであったと思うのだけれど、その前のジョミーの要らんことしぃのせいで、それ程の盛り上がりもなくって残念だったかな、と。原作はこの先どんどんつまらなくなる(おーい)んだが、アニメの方はどうなるかな。
「電脳コイル」は初めて見たんですが、おお、コイツはなかなか。作画レベルは高く、お話はきっちり日常に浸透したSFを表現してる。んでもって随所から微妙に漂ってくる鬼頭莫宏テイストはなんなんだろう。あれ(鬼頭作品)ほど黒い方向には行かないとは思うけど。再放送がとてもありがたい作品なので、忘れないで録っておかなくちゃ、と思わせてくれましたな。
土曜深夜は「ラブ☆コン」と「大江戸ロケット」が楽しいね。
日曜朝は安定。「ゲキレンジャー」はかつて獣拳の達人が10人いて、3人が暗黒面、7人がエエものサイドに残った、というのが分るお話。猫師匠を除くとエエものサイドの獣拳の達人は6人。なるほど、ジャンたちは2回パワーアップするのだな、と思ってしまう心の汚れたオトナがここに一人。
んまあそんなことよりあれだよ、10月スタートの新しい「ガンダム」の番宣を、梅雨入り前から見ることになるとは思わなかった、ッてのが一番大きかったかな。「ガンダムOO(ダブルオー)」ですか。心の中を一瞬「機動戦士Oガンダム」って単語が、たったかたーと駆け抜けていったのはみんなには内緒だ。
一週間ぐらい前から、犬歯の横の歯が微妙にぐらついて、噛み合わせが微妙にしんどい感じ。こないだのCGアニメコンテストの帰りに、天狗で軟骨の唐揚げをもしゃもしゃ噛んでたのが悪かったのかね。とりあえず歯医者さんに出向いて、「実はここんとこが…」つー話をしたらばお医者さん、口の中をぐりぐりと検分したあげく、急性の炎症を起こしてるようなので、麻酔かけてかなり深めに歯石をほじくり出してみようって事になってそのようにせよ、と。麻酔効いてるんで治療自体はそれほど痛くはなかった(時々痛かった)んだけど、処置が終わって家に戻ったあたりから歯茎がじんじん痛くなって少々悲しかったです。「激しい運動は控え、お風呂は温めで、お酒は控えて」と言われたので、お酒はロック2杯に控えたんだけど、やっぱ痛いわ、ってのが昨日の話。
んで今日は処置の具合を見るのともう一度消毒するってんでまた歯医者さん。一応治療の跡はそこそこきれいだけど、歯は微妙に浮いちゃってるんで、もしかしたら抜いた方が良いかもね、みたいな。とりあえず消毒して様子をみることになりましたけど、やっぱり噛み合わせは少々違和感があって、やや痛い(昨日は白米すら噛めなくて、簡易雑炊でしのがざるを得なかったんだけど、今日はまだマシだったけどね)。
仕事するのがイヤになるほどの痛さじゃないけど、いろいろ難儀でございますわ。抜いちゃった方が後腐れはないのかも知れないけど、抜くとそのあと一日、何もできないくらいしんどいんだよなあ…。
「銀河おさわがせ」シリーズ、「マジカルランド」のロバート・アスプリン(公式サイト)。ヴィジョルドの「ヴォルコシガン」シリーズの設定をおもいくそのーてんきにしたらこうなる、みたいな「銀河おさわがせ」シリーズ、特に序盤はかなり面白かったと記憶している。軽くて楽しいシリーズを続ける、ってのも技術がいることだと思うし、実際楽しませてもらったのも確か。もう少し活躍して欲しかったような気もしますが、まずはお疲れ様でした。
今日も晩飯後のひゃくごえん。グの124「ミロクの巡礼」、125「ヤーンの選択」。ここまで中原世界地図の地名でしかなかったダネイン湿原が結構念入りに描写されてたりして、ほうほうそういうところなのかと。ヴァレさんの悪だくみでゲリピー状態になってしまったブラン君がようやくゴーラに帰還、一方パロでは、無視しがたい勢力になりつつあるミロク教団の内情を探るべく、ヨナが単身、ミロクの聖地であるヤガへ旅立つのだが…、ってのが#124、治安が悪くなってしまった草原地帯で、偶然スカールと出会ったヨナ、二人はミロクの聖地を目指す旅の途中、それぞれの体験を語り合うのだった。一方ゴーラの僭王イシュトヴァーンは、自らの野望のため、周囲が驚くような行動を起こす、ってのが#125。
リアルタイムで読んでたらまた違うのかも知れない(amazonの書評はかなり辛口だ)が、作者が逝去した、という事実を踏まえた上でこのあたりの本を読むと、明らかに作者が生きることとは何なのか、について改めて向き直ってみたり、自分にとってやり残していることを、ここに来てなんとかして表現しておきたい、という欲求がうまれ、それに突き動かされているという感じがする。こちらに死者に鞭打つってのはどうもなあ、って気持ちが働いてしまうって所もあるのかも知れないけれど、それでも何かこう、「持ち直しつつ」ある感、みたいなものが感じられるのだった。相変わらず書き飛ばしてる、と思える部分やもうちょっと編集してくれよと言いたくなるダイアローグのパートのダダ流しな部分など、文句を言いたいところはたくさんあるけど、基本的に作者が「生と死」ってところに真剣なまなざしを向けた、ってところでいろんなところを減免処置してしまう自分がいる。
なんだかんだ言ってオレ、「グイン」を100%嫌いにはなれないんだなあ、って事ですな。残りが少なくなってしまったのは、これはこれで悲しいね。
月曜の分を録り損ねてた。てことで「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、「Aチャンネル」、「Dororonえん魔くんメ〜ラめら」、「電波女と青春男」、あとニコ動で「AppleseedⅩⅢ」なんてものが始まってたのでそちらも。
「Appleseed」から行こうかね。まあなんというか、劇場版見た時の感想からそれほど大きく印象は変わらないってところはあって、5年経ってそのクオリティはどうなんだ、というか5年経ってむしろクオリティは下がったんじゃね? と思われてもしかたがない作品を、わざわざ視聴者がリアルタイムでケチをつけられるニコ動というメディアで流す根性はどこから湧いて出てきたの? という感じかな。評価できるのはメカデザインぐらいだけど、それは原作者の仕事だし、それ以外で評価できそうなところがほとんどないってのはかなり困ったものなのじゃないかしら。たぶん今ならこのレベルの作品、DoGAのコンテストでふっつーに見れて、それでもって多分、上手く行っても佳作止まりだぜ。いったい誰がどういう勝算の元に、人様に見てもらおうと思ったのだろうね。一話ごとに制作スタッフが異なるようなので、ある意味続きは気になるとも言えるけど、脚本や演出のところで首をかしげざるを得ないような個所も多いと思うので、良い方向に変わっていく可能性はそんなに高くはなさそうな気もするね。
地上波。「C」はまあインターミッション的なお話。三國さんの過去話が、お話の背景を知る上でちょっと助けになってくれたかな。
「あの花」は、ああなるほど、先週あたりからネットを飛び交ってた、「ラスボス登場」ってネタはこれのことでございましたか(w。最終的にめんまが願っていることとはなんだったのか、ってところが落とし所である以上、ここで出てきたラスボス疑惑は逆に、ニシンの燻製である可能性もあるだろうな。
木曜日。「電波女…」が割とお気に入りになってきた、ような気がしないでもない。アニメ限定での話だけどこれ、もしかして「ハルヒ」の反対側に位置するような作品なんじゃないかなあ、って気がちょっとだけしてきてたりします。
ジャストシテム(ジャストマイショップ)からのメルマガでこんなものがあることを知ったです。ランドポート スキップドクター プレミア(画像はamazonにリンク)。ま。パーソナル研磨機ですわな。ジャストマイショップの方に詳しい説明が載ってるけど、まあ上等な電動耐水ペーパー充てマシン、って感じか。当面復活させたいディスクとかはないんで、別に熱烈に欲しい訳じゃないんだけど、このてのキカイが5,000円ぐらいで買えちゃうんですなー、凄いもんだ。
んでもこれ、CDサイズのブロックに2000番ぐらいのペーパー巻いて、えいやっと削り入れたあとに、コンパウンドでゴシゴシやっても同じ結果は得られんじゃねーの? と思ってしまうのは自分が不良モデラーだからかな。それでは水平がちゃんと取れなかったり、そもそも2000番とかでは、まだ目が荒かったりするのかなー。
土日の分。「黒子のバスケ」、「Fate/Zero」、「アクセルワールド」、「モーレツ宇宙海賊」、「特命戦隊ゴーバスターズ」、「仮面ライダーフォーゼ」、「スマイルプリキュア!」、「機動戦士ガンダムAGE」。「黒子のバスケ」は1クールなのかな? 展開がやや速い気がするんだよ。もうちょっとゆったり進めてくれても良いと思うんだけど。
「Fate」は最終決戦前のもろもろ。オッサン達がいろいろ黒い。「アクセル…」はなんかハーレムアニメみたいになっとるけど、ハルユキくんが妙に下僕思想に染まってないときはそれなりに面白いと思う。「モーパイ」はいきなりハーロックぽい海賊さんが出てきてちょっとびっくりした。宇宙の海は俺の海的な、宇宙空間でマントなびかせる様な演出はやらないタイプのアニメだと思ってたんだけど、こりゃまたいったいどうしたことだ? なんか最終的なオチが茉莉香のための最終試験でしたー、みたいなものなのかも知れんなあ、なんて事はちょっと思った。謎の人たち、実はみんな身内でした、みたいなね(^^;。
日曜日。リュウさんが尊敬する天才エンジニア、陣さん登場の「ゴーバスターズ」。あらタックンお顔がちょっとチャラくなった? と思ったら人違い。マジイエローの方でございましたな。モーフィングする対象は昆虫方面なのね。ビートバスター…んー、わりにビーファイターっぽいっすね。
「フォーゼ」は選抜試験終了回。帰国子女さんのお芝居(って言うか叫ぶときの声の出し方、だな)がやかましい以外は、なかなかよいお話ではなかったかと。「プリキュア」もちょっとじんわり来るお話。ま、足がもつれて、ってよりは隣の走者と接触(や、もちろんレーシングアクシデントですよ)して、とかいう方が良いのかな、とも思ったけど、そこまでやらなくても良いのかな。
「ガンダム」はクロスボーン・父ちゃん登場回、つかいきなりあっさりと正体バレちゃうんだな。タメもヒキもあったもんじゃないですなあ。
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 著/伊藤典夫・小野田和子 訳
カバーイラスト 影山徹
カバーデザイン 岩郷重力+S.I
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012055-9 \1200(税別)
著者の衝撃的な死の翌年に刊行された短編集。10編収録。
男名前に欺されたー、本人は女性だったぜ。しかも本業はCIA職員ってなんなんだ、そのうえ旦那様を射殺した上自分も自殺ってどんだけの振り幅の人生だよ、で有名な、本名アリス・シェルドンことティプトリの最後の短編集。「輝くもの天より墜ち」の文庫版が2007年だったから、実に9年ぶりのティプトリ作品って事になるのか。それでは簡単に感想を。
初の有人火星探査に赴いた宇宙飛行士たちがその途上で目にしたものとは…。一種のファースト・コンタクトものだけど、ドタバタ異種間コメディを通じて描かれるのは、神のごとき存在の「ごとき」の部分を規定するのは詰まるところ思い込みであって、そこから導かれる結末は意外に苦いかも知れないぜ、という。落としどころが意外にエグいのはティプトリの持ち味だよな。
神のごとき存在のお話の次は、ほんまもんの神様たちのお話。しかしながらこのお話の神(と悪魔)が存在している世界は意外と俗っぽく、軽い。前作が「神のごとき」何かなら、こちらは「何かのごとき」神々の世界の世俗感たっぷりのブラック・ユーモア。そして今回も落とすところに不穏な何かが隠れてる。
フェミニズムSF、それも今風に言うならラディフェミ、つーのか、そちら方向にかなり寄った立場からのかなり強烈な告発を込めたお話。もちろん意図してそう描いたのだろうけれど、限りなくムカつく一作。
ちょっとファンタシイ風味も含みつつ、正反対の風土、政治形態をもった二つの国の男女のラブ・ロマンス。ただしロマンス風味よりは、はじめロマンスの成就を願っていた女性が、ロマンスを成立させつつ自国と相手国との力関係に大きな波風を立てないように話を進めて行くにはどうするか、に腐心する様子に話はシフトしていく。女性の側に立場から来る思考の変化、が起きやすいのに比べ、男ってのはあんまり変わらん生き物だな、という思想があると言えばある、のかも知れない。
どこに出しても恥ずかしくないミリタリSF。なんだけどミリタリSFにおいては通常ヒーローであるはずの超兵士が、本作においてはあらかじめ壊れてしまった存在として描かれているところが著者らしさと言えるのか。作中、主人公が収容される病院の描写がソフィスティケイトされたグァンタナモに見えてくるあたりは、ティプトリならではという感じがする。
もしかしたら一番ティプトリらしくない作品なのかも。グッド・オールド・SFのテイスト満点。それこそ「宇宙船ビーグル号」的な宇宙探検隊もののファースト・コンタクトSFになってて読んでて嬉しくなってくる。ただよく考えると「あれ? でもこれ…」となってちょっと怖くなってしまうのがティプトリSFの真骨頂、と言うことなのかね。
本書で言うなら「悪魔、天国へ行く」と「肉」のハイブリッドからがんがん贅肉をそぎ落としたようなお話、と言えるのかな。あまりにいろんな物が削ぎ落とされすぎていて、最初に読んだ時には「どういう話?」って思ってしまった(^^;。
タイムトラベルSF。ただしここで語られるのはタイム・パラドックスがどうこうとかいう話じゃなく、いうならば選択とそれがもたらす結果の物語。タイム・トラベルに関する仕掛けの説明の不具合に頬被りをしてまで描きたかったお話というのは、女心の振れ幅が作る悲劇、ってことで良いのかな…。
ある意味本書の中で一番気宇壮大な作品と言えるのでは。地球とファックする娘のお話。もうね、読んでる間ずっと、吾妻ひでおさんの挿絵が脳裏をよぎっておりましたよ(w。
死後の世界に対する一つの考察。ティプトリの訃報が伝わった後に公開された作品と言うことで、それはもういろんな考察が可能なお話と言えるか。死んでもなお何らかの役目を負わされるのがこの世界、と考えるとなんとも言えんうんざり感がやってくる。最終的に読者を無条件にハッピーにしてくれない、というのがティプトリの作風なのだ、と言われればまあ、そうなのかも知れんけど、ある意味TV版の「まどマギ」のラストのほむほむにオーバーラップするところも無くは無い…かなあ(^^;
ということで。基本読み応えたっぷりの短編集でございました。個人的には小谷真理氏の解説の、必要以上にフェミニズム(それもややラディカルな)方向に振られたそれが「そこまでのものなのかな」感満点で少々鼻白むところがあってそこははっきり言って嫌いなんだけど、それ以外は素晴らしい一冊になっているのではないかと。ヴォリュームたっぷりの良い一冊だとは思います。
★★★☆
L10-5T。なんと榎田が勝ち投手という…。藤浪きゅんもめっちゃ悪くはなかったと思うけど運がなかったな。ということは藤浪きゅんもパ・リーグに行ったら、もうちょっと活躍できるんじゃないかって話だよなあ。多分あの子は関西にいたらあかん子なんだと思う。ロッテとか日ハムあたりで面倒見てもらえないでしょうか。阪神にいたら多分潰れちゃうよ。
土日の分。「銀河英雄伝説」はよくわからん特番。もう万策尽きたのか? 「GGO」、ちゃんとしてはいると思うけど、どうなんだろう、可愛らしい女の子が口を開けば「殺す」、可愛らしい女の子が足ぶった切られてそれが復活したら大騒ぎ(うるさい)、キレイなお姉さんなんだけど人格的に問題ありまくりなキャラクタ(うるさい)…。ちょっと視聴するのが辛くなってきた。「パンドーラ」、まあこの流れは予想できたけど、予想の上を全く行ってくれないのがなんだかな。こんなこともあろうかとパワーアップしときました、ってのもね。
日曜日、「プリキュア」、過剰な安全キャラ、えみるちゃんはどうやらレギュラーになりそうね。ルールーとセットでプリキュア化? この世界でのプリキュアは4人が定数だったのでは? 「ビルド」、エボルトの進化に他のライダーが追いつけない展開。葛城巧の記憶が戻った戦兎が究極のライダーを開発する、みたいな流れなのかな。内海くん、エボルトの軍門に下ったと見せかけて実は…みたいな展開を期待してるんですけど、どうでしょう。「ルパパト」、朴念仁の圭一郎さんのコイバナ。彼らしくてとても良かったですね。
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□ taoy [あー、私がベンフォードに馴染めないのはそーゆーことでしたか。私は、科学を突き抜けないとSFじゃないと思っているので。]
□ ROVER [ハードSFの人ですから、矜持としてそれはあるだろうな、というのはまあ、わかるのですけどね。少なくとも同じレベルの経験..]