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「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。
ツルギの過去(ボタン付きってコトは、元は彼もゾフィーとかと同格のウルトラマンなんですかね。管理職?)がわかるわ、グドン対ツインテールの戦いはあるわミクラスは元気良いわと盛りだくさんだったのが「メビウス」(#9:復讐の鎧)。サービス満点な割にとっ散らかったところもなく、ちゃんとまとまってて結構ではないですか。青二才がそろいも揃って"叫ぶ"演技がへたっぴいな以外は上々。良くみると最初にボガールを吹き飛ばすシーンでも、それとなく実体は脱出してるような、そうでもないような絵になってたりしてそこも感心したです。
「BLOOD+」の方もやっと面白くなってきたかなあってところで。ベトナム編だのロシア編だのをそないに長いこと引っ張る必要があったのか、つーあたりはさておいて。
そんなコトよりファミ通のCFで吹いたよ。内閣ゲーム大臣の隣に座ってるのは浜村さんなんですかね。
いかんいかん、これを忘れてた。番組とは直接関係ないけどウルトラ繋がりってコトで、エ、エリー……。
ブライアン・W・オールディス 著/藤井かよ 訳
装幀 佐藤弘之
早川書房 海外SFノヴェルズ
2020年、世界は三つの勢力に分かれ、地球と月の軌道上で激しい戦闘が繰り返されている。絶え間のない核攻撃の応酬は、宇宙空間の下部構造に深刻な影響を与え、いつしか地球の時空はしばしば連続性を失い、特定の場所が別の世界にタイム・スリップしてしまうと言う不可解な現象が起こり始めていた。引退したアメリカの大統領補佐官、ボーデンランドもまた、その現象を体験する。タイムスリップした先は19世紀のヨーロッパ。あたりを調べてみようと踏み出したその地で、彼は信じられない人物に遭遇する。メアリ・シェリーの創造物であると思われていたフランケンシュタイン氏は、実在の人物だったのだ。しかも……。
商売物に手をつけるシリーズ。こいつはいったん棚に出して、気が向いたときに読んでみよう、なぁんて悠長に構えてると痛い目を見そうなんでお先に失礼。「十億年の宴」と並ぶオールディスの代表作。その「十億年の宴」で自らSFの開祖と位置づけた「フランケンシュタイン」をテーマに描く、なんともうしましょうか、オールディス風味の魔術的リアリズムSF、とでも言ったらいいのか。原初SFを題材に据え、最初のSFが発した"警鐘"を著者なりに咀嚼し直し、新しい(未来へのヴィジョンとともに提示される)警告として提出されるのは、科学(そこにはもちろんSFも含まれる)が宗教(とか、SFが戦うべき諸々の相手)に取って代る世界が本当に人類にとって幸福な物なのか、ということなのではないかと思う。
というのはこの瞬間、進歩を信じるわたしの、昔のすべての信念は、流砂の上に築かれたものであることが分かったように思えたからだ。これまでの人生で、十九世紀が西欧に与えた偉大な恩恵のひとつは、組織化された宗教から思想や感情を科学が解放してくれたことだと、折に触れて主張してきたものだ。組織化された宗教、か! で、その代わりに何を手に入れた? 組織化された科学だ! ところが組織化された宗教は決してそれ程うまく組織されてはいないで、しばしば商業的利害に反したものになったのにもかかわらず、われわれの中のごく少数の者のために選ばれた場所があるという思想に、ほどほどの口先だけの信仰を唱えざるをえなかったのだ。だが組織化された科学は大産業や政府と同盟を結んだのだ。個人は興味の対象ではない− そのお気に入りは統計だ。魂にとっての死だ!
というボーデンランドの独白はそのまま、ぬぐいがたい閉塞感を感じていた'70年代SFシーンに向けたオールディスのメッセージのようにも見える。実際にはそれはあくまで"西欧基準"でしかないものであったり、そもそもSF作家たちは、宗教の持っている懐の底知れない深さみたいなものをちゃんと認識し切れていないのではないかとも思ったりはするのだが、宗教の頑迷を打ち壊すべく登場した(SFの文脈で言うところの)科学もまた、それ自体根っこはやはり頑迷である、という認識は個人的には腑に落ちるところが多い。屋上屋を重ねる感じで伸びてきた西欧文明って、この先も実は救いようがあんまり残ってないんじゃないのかね、みたいなメッセージが仕込まれているような気もするな。
ストーリーはそんな、なかなかに抜き差しならないテーマを含みつつ、いわゆる"マッド・サイエンティスト"ってキイ・ワードの縛りが効いた展開を見せて油断できない。全体に劇的な要素、みたいなものは比較的控えめであるのだけれどその分、あとからじわじわ効いてくる怖さ、みたいなものもあってなかなか。個人的に私、映画の「フランケンシュタインの花嫁」が結構好きなもので、そこここであの映画とかぶるように思えるシーンがあって、そのあたりも含めて興味深く読ませていただいた。もっと広く読まれていいSFだと思うんだけど、古本屋的にはおいしい商材でもあるわけで、これはなかなか、悩ましいところではありますな(苦笑)。
(★★★★)
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●ご子息のご成人を心よりお祝い申し上げるであります!おめでとうございます。
お!ステップバックが気になった彼ももうオトナですかっ!(^^;<br>おめでとうございますっ!<br>その節は本当にお世話になりました。< (__) >
そんなトシになってたかー。おめでとさんです。<br>こりゃ酒呑ませて…って、区切りがつかないのが残念ですな。
おめでとう>せがれさん<br>ヒゲソリはジレットM3Powerがオススメであります。
おめでとございます。 もうそんな年なんですね。<br>月日の経つのは早いです。
うわ〜おめでとうございます〜!<br>しかし、入試だ!どうだ!とこちらで読ませて頂いてたのに、それが星人と聞くと、なんかやっぱ自分も歳とるわなぁ〜とかんずてしまいます。
皆様どうもです。プレゼントはカミさんが夏物の服を何着かプレゼントしてたのでまあいいや(w。<br>んでまなさん、最初に来る候補が「星人」ですか。さすがですな(^o^)
ありゃ!ホントだ!*^^; (打ってみる)星人…げ!ほんとだ!<br> うーみゅ…ぢゃあ…成人指定 お!さすがatok^^;<br>祝!成人!^^;;