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忙しいのは結構なことじゃがしかし。いよいよこれから、将軍様がばったばったと悪をなぎ倒そうという14時45分に、狙いすましたかのように連日仕事の電話を入れてくださるのはやめてくれませんかクライアント様ー。ミュートして見る殺陣なんて盛り上がらねえこと甚だしいんですが。
グレアム・ジョイス 著/浅倉久志 訳
カバー写真提供 PPS通信社
カバーデザイン 守先正+桐畑恭子
ハヤカワ文庫FT
ISBN4-15-020364-4 \840(税別)
嵐のさなか、妻ケイティーは死んだ。嵐によってなぎ倒された木が、たまたま彼女の車を直撃する、というあまりにも不条理に思える原因で。それを境にケイティーの夫、トムの心の中に妙なしこりがうまれてくる。英国でのそれなりに平穏な教師生活を続けることにこれ以上耐えられないものを感じたトムは、仕事を辞めてエルサレムへ赴くことを考える。そこは生前のケイティーがしばしば訪れたいと漏らしていた地だったのだ…
四度英国幻想文学賞に輝いているという大変な経歴の作家の、これが日本における初めての単行本。ユダヤとアラブが複雑に入り交じり、過去と現在もまた、解ききれない絡まりとなって小さな路地裏にまで澱となってよどむエルサレムという街を舞台に、ひとつの愛の死に直面した人物が、死んだ愛のよすがを求めて下りたった異境で、別れたはずの愛と、分かちがたく、しかし表にはしたくない自らの秘密が精霊(ジン)という不可解な何かとの関わり合いという形で次々と眼前につき出され、そのたびに崩壊の度合いを深めていく主人公、さらにそこに「死海文書」にまつわるミステリがこれまたねっとりと絡みついてくる、という実に英国系の作家らしい念入りな昏さと、血と愛液のねとーっとした感じにまみれたダーク・ファンタジィ。
「エヴァ」なんかでもネタにされてる死海文書だけど、本作ではあくまで、真実と思っていたことが実はその裏にもうひとネタあって、そのネタを暴くとまたさらに新しい謎がうまれて…みたいなこのお話の構造のバックボーンを支えるような役割に徹しててそこは好印象。あくまで本作は、過剰なまでの罪悪感を抱え徹し待った何人かの登場人物たちが自分の立ち位置をもう一度見つけ出すことができるのか、見つけ出せるとしたらそのきっかけはなんなのか、あたりに焦点を絞ってお話が進んでる感じで、それはかなり私好み。ちょっとニュアンス違うけど、私の大好きなゴダードの作品の主人公たちの持ち味にかなり近いモノを、本作の主人公トムは持っているように思える。ゴダードが暴かれていく事実を元に主人公に再起を促すところを、ジョイスは三大宗教のうちの二つのそれの聖地であるエルサレム、というロケーションの特異性が産み出す(昏く、重い)ファンタジックな現象でキャラクターの行動原理に上手いバイアスをかけている、といえるかな。エルサレム、って舞台で「また神様かよー」と思いつつ読んでいくと、実はこのお話、神様もわかるけどあくまで自分をしっかり持とうよ、みたいなところに落としどころがあるお話に思えて、そこも私好み。昏く、重く、ねとつく淫靡さに満ちた世界だが、たまにはこういうのも悪くない。そもそもオレにハヤカワFTを読もうと思わせたんだから、その時点でたいした物だよ(^^;)
ファンタジーと聞いて剣と魔法(のみ)を期待する人にはちょっと辛いかも知れないけど、たとえばピークの「ゴーメンガースト」やムアコックの「グローリアーナ」も、ダークな魅力に充ち満ちたファンタジーだよな、と思える人ならお奨めかも。さすがに私もこの方の作品に今後もついて行けるかどうか、ちょっと自信はないですけど(^^;)。ということで本書のお気に入りの一節を。
「え、まさか? あなたは自分の苦悩と恋におちたんですか?」
「そうなったのはわたしだけだろうか?」
実はこの、"自分の苦悩と恋におちる"ことの、(禁断故の)甘美さこそがこのお話のテーマなんだろうな、などと思ってしまったことでした。
(★★★)
「ウルトラマンネクサス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。「ネクサス」は最終回。ううむ、普通に良くできた回、であったと思うのよね。こうなると出だしのあんまりな暗黒路線が恨まれるな。ビーストの昏さ、人間的じゃない部分を強調しようとしたあまり、番組全体をあまりな非人間的雰囲気が支配しちゃったような。番組が昏いトーンを持つこと自体は否定しないんだけど、雰囲気として昏くても、いろいろ楽しい部分をつくってあげるのが子供番組としての仁義だと思うんだけど、どうもこのシリーズは意気込みばかりが先走り、ちょっとばかり仁義を欠いた造りでスタートしちまったのが痛かったよねえ。あの暗黒路線が、せめて第2クールの後半ぐらいまでずれ込んでたら、その後の展開も違ってたかも知れないのにね。
それはそれとして、最後の最後に登場したネクサスのコモン君バージョン、"銀色の巨人"というコンセプト自体はけっして悪くないと思うし、口あたりの造形にも妙な初代っぽさがあってそこは悪くないな、と思ったんだけど、いや、思っただけに、なんだそのモビルスーツみたいな背中は、とか思ったです。しかもなーも戦闘の役に立ってないし。
デス様はシャア議長と樽生綾波のいかがわしさがいや増すエピソード。アスランが脱走するならルナマリアが手助けするのかな、と思ったんだけど意表を突いて手伝ってくれたのはメイリンの方でしたな。あ、もしかしてこれは、脱出行の途中でメイリン死亡→ルナマリアぶち切れ、という展開のための伏線かしら、とか思ったり。なんにしてもアスラン頭悪すぎ。あのシャア議長の口上であれば、論破するための材料はアスランの方にいくらでもあったでしょうに。ニセラクスに遠慮した、にしてもザフトの超エリートのはずの彼にしては何とも歯がゆい。キラ・ヤマトの影響なのかな(シャア議長の声で)。
シャア議長は、ザフトの兵隊さんたちを全員クエス・パラヤにしたいんだろうね。一番クエス化が進んでる樽生君はまず生き延びられないだろうし、赤目君もうまく行ってハサウェイ、な末路なのかな。ま、そんなことより赤目君には、もうちょっと主人公らしい働きを見せて欲しいとこですな。
紹介したかったんだけど、メールが残ってなくてちょっと淋しい。いや、奈央ちゃんからのspamだったんですけど、首領さんのツッコミにあった文面とは微妙にニュアンスが違ってて、なんかこう、一段と奈央ちゃんを応援したいと思わせちゃうような内容で。紹介したかったんだけど、おかしいなあ、POPFileが弾いても、鶴亀のWindowを閉じなければゴミ箱には残ってるはずなんだけど、消えちゃってる。
なかなかこう、オジサン心を「助けてあげたい」という方向に動かしてくれる佳品であったように思うんですが、もったいないことだ。
奈央ちゃんメール、だいたい0:30〜1:00AMの間に届くみたいなんで、あと小一時間で完結編が届くことになりそうなワケで、んー、なんか間違った方向に期待は膨らむばかりです。
深夜2時じゃ身体が保ちません。録画しといて翌日観戦、とはいうものの今日はちょっと、終日作業してたんで流し見状態。走りとは直接関係ない話だけど、ここに来てのホンダのゴタゴタぶりが少々ゆーうつであるな。
話がよく見えてこないんだけどこれはつまり、うち続く成績不振→業を煮やした日本の偉い人たちからの指令でジェフ降格→なんでオレなんだよ、やってられっかよ、もう辞めたらー、でジェフ出社拒否&辞表提出→あわてた現場が必死でジェフ慰留(←今ここ)、ってこと?
よーわからんのだが、ホンダは本気で勝ちたいのかね? スタッフの選択、ドライバーの選択、どっちもそうなんだけど、ワシらはこういう勝ち方したい、そのために必要なのは誰と誰だ、だから今ウチのチームはこうなっとるんだ、みたいなものがさっぱり見えてこなくて、とりあえずこれだけ集められたんだけど、これで勝てたらいいなあ、と思ってるチーム、にしか見えないんだけどね。それではたぶん永遠に勝てないでしょうよ。
つことでジェンソンとルーベンスは8番手と9番手。これを誰も悔しがってないってあたりがまた、歯がゆいのう。
「ああっ女神さまっ それぞれの翼」、「魔界戦記ディスガイア」、「xxxHOLIC」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。先週お休みだったんでちょっと乾いてたか、日曜日の三本、どれもそれなりに楽しめた。
「ボウケンジャー」(Task.18 生きていた男)は、ちらりと新しいスーツの図面らしきものが見えちゃったりして、そういえばそろそろ6人目の出る季節だなあ、と。好きで冒険やってるんだ、文句あるかッ、ってのはなかなかいいなあ。でもオレが気に入る戦隊モノは小さなお友達にはいまいちウケが悪い法則があるんで、これも苦戦してたりするのかしら。サージェスの皆さんもテコ入れ考えてる(公式参照)みたいだけど。
「カブト」(#21)も脚本が米村氏なんでそこそこ楽しめましたな。相変わらず"上流階級"と"常識"のつながり方がぐちゃぐちゃなのは気に入らんけど、これはまあ"笑うところ"用のディフォルメである、と好意的に解釈して。ヘタレなりに頑張る加賀美君、は結構好きさ。しかし先週敏鬼がバラ撒いた、神代=ワーム、つー図式のフォローをまったくやらないってのはどうかと思ったぞ。
「プリキュア」は安定して面白く。オジサンすっかりみのりのファンになっちゃいました。ああ、やっぱり女の子が欲しかったなあ(今さら何を)。
そういえば出てるんだよな、ってことで三宮に出たついでに探索。「もやしもん」としっかり大判の帯に書かれているのに、それを見たワタシは「ふーん、『もやしもん』かぁ。で、『もやしもん』はどこに置いてるんだろう」と素で反応。マジで「『もやしもん』が無いぞー、『もやしもん』はいねがー」と、ジュンク堂三宮本店のコミックのフロアを2周くらいしてしまったバカがここに。だからこれが「もやしもん」なんだってば(w。
いやホントに。「もやしもん」と堂々と書かれているのに、これが石川雅之の「もやしもん」である、と私の頭の中で繋がらなかったんだよ。罪なことしてくれるぜ全く。
アニメ化も決まったそうで快調でございますね。南米大河書店から買う人は下記リンクからどうぞ。
もやしもん 5 おまけ付き―TALES OF AGRICULTURE (5)
もやしもん 5―TALES OF AGRICULTURE (5)
ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバーフォーマット 辰巳四郎
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫HM
ISBN978-4-15-075692-5 \840(税別)
証拠はすべて、30近くも年若い妻の犯行であると告げていた。有力な銀行のオーナーにして社会的信用も高く、誰もがその人品を高く評価するような人物。そんな彼が自宅の寝室で頭に銃弾を請けてこときれていた時、この事件の真相は実に明確なものであるように思えた。だが、その明快さが、逆にいくつかの疑問点を浮かび上がらせる。未亡人となった妻の弁護を担当することになったリタは、旧知のスペンサーに真相の追求を依頼する…。
スペンサー・シリーズ第29弾。現代は"Widow's Walk"。未亡人はどこに行ってたのか、的なタイトルなんだと思うんだけれど、これを「笑う未亡人」と訳しちゃうのはどんなものか。ちょっと"未亡人"サイドに少々重きが置かれてしまうんだけれど、実はここはそんなに大きな問題じゃない。「笑う」と言うのが黒さを含んだ笑いなのではなく、抜けた笑いってんならまあ、アリかも知れんけど。どちらにしても基本的にこのシリーズ、スペンサーに見切られた人物が、ストーリーの中でその評価を覆すようなことはまず発生しないわけで、序盤でスペンサーがバカ認定したキャラなんてのは、最後までバカのまま。ミステリに限らずどんなお話であっても、一見バカに見えるキャラこそが実は一番頭の切れるキャラクタで、って展開はそれなりに魅力的なものであると思うのだが、このシリーズではそういうことは絶対起きない。だってスペンサーの見立ては絶対だから。
そういう、筋立ての妙以前に、いつもながらのキャラクタが織りなすいつも通りの味、を楽しむのがこのシリーズなので、そこが楽しめないとしんどいシリーズになっているのだろうと思う。東宝特撮映画で、今回は沢村いき雄がどういう役で出ているのか、を見て楽しむ、なんてな楽しみ方ができるかどうかで、このシリーズの楽しみ方には開きができそうな気はするな。
おなじみスーザンやホーク、クワークにベルソン、「悪党」に登場した美人弁護士リタ、いくつかの作品で顔を出すヴィニィといった、いまやレギュラーメンバーとなったメンツの動きを楽しみ、本筋で発生している事件そっちのけで語られるいつものメンバー間での、あーだこーだのグダグダトークを受け入れられるかどうかで、最近のスペンサー・シリーズを楽しめるかどうか、ってあたりに個人差ができてしまいそうな気はする。わたしゃそこにプラス菊池光訳が楽しいので付き合っている訳なので、訳が菊池さんじゃなくなってしまったら、このシリーズも卒業かも知れないな。
★★☆
ちょっと参考書を探す必要ができた(なんせ鈴蘭台じゃ、『わかる! Windows Vista』みたいな本よりむつかしいブツは手に入らんのでな)ので三宮にお出かけ。ついでに本やらマンガやらいろいろ買い。「揺籃の星」の続きが出てたなんて、全く知らなかったぜ。
コミックスは2冊。coco「今日の早川さん」(2)、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(17)。ガンダムはララア編開幕。ドレンさん、コンスコンさん、ついでにTVシリーズでは割とぼかされてた感じのアムロのとーちゃんに対してまとめて引導を渡しちゃう回。ゲームでもおなじみ、リック・ドム12機瞬殺大会等々、派手な見せ場満載なんだけど、ここはアニメ版の方が見応えあるかも知れん。宇宙に上がるとガンキャノンの機動性が足りなくて、結構撃ちまくられちゃったりする、なんてあたりの細かいところのリアルさには好感を持つんですけどね。
戸塚理弘&五十嵐あぐり「バンブーブレード」(11)。原作者曰く、"最終章・パニ学編"だそうで、これがおわると「バンブー」もおしまいってことのようで。前の巻あたりから、何やらわらわらと剣道ムスメが湧いて出てきておりますよ。
コミックスの方が目指しているのは、原作者によると"おっさん成長マンガ"であって、美少女剣道コメディをお求めの向きはアニメを見てくれってことだそうです。そういえばコジロー先生が一皮剥けるあたりのエピソードは確かに良かったね。
ってことで美少女剣道コメディをお求めの向きは、PSP用ゲームの公式サイトで、第二期実現要望アンケート(数字をまとめてどこかに提出する、なんてものではなさそうですよ)なんてものをやってるようなので投票してみても良いかもね。
マックス・モズレー 「FIAとFOTAは離脱シリーズ回避に同意」(F1通信)。
えーと…。
基本的にコスト削減については同意しますよ、と。ただいきなり「来年からやれー、言うこと聞かんチームはペナルティだ」ではかなわん、と。漸次コストダウンには取り組むよって、いきなり無茶なこと言い出しそうな人間が組織のトップにいる状態は勘弁しておくれ、って話なのかね。
マックス・モズレーは、かつてはこれまたF1界の困った爺さまだったバレストルとの対決姿勢をはっきり打ち出したりして、それなりにヒーローっぽいときもあったように記憶してる。んまあ最近は、桃色スキャンダルで評判落したり、必ずしも良い評判が先に来るような存在ではなかったのも確かだけれど。
さて次の親分は誰がなるんでしょうな。同じ「F1通信」ではジャン・トッドの名前なんかも取り沙汰されてるようですけどね。
山本弘 著
カバーイラスト 開田裕二
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDRER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-73701-6 \860(税別)
太古のパラダイム・シフトは地球に怪獣たちという異形の存在を具現化させた。怪獣たちが巨大な自然災害と同等に扱われる世界。中でも世界の怪獣災害の5%強が集中する日本は怪獣大国と呼ばれていた。その日本で怪獣災害の最前線に立つ組織、気象庁特異生物対策部、通称気特対。彼らは怪獣たちの出現情報に接すると直ちに現場に急行、怪獣の種や生態の分析を担当して有効な対策を担当部署に進言する。限られた予算に無理解なメディアや大衆の批判といった逆風の中、日々奮闘する彼らだったが…。
"MM"とは"モンスター・マグニチュード"。頻発する怪獣災害に対して、出現した怪獣たちのサイズや行動特性に応じて、それらが人間たちの社会の中に入り込んだときに予想される災害規模の指標となる等級。怪獣たちが居ることが当然の社会であれば、それは一つの自然災害として分類され、事前、事後の対策などもきっちりと法制化され、対応機関などもしっかりと組織されているだろう、という部分をしっかり描き込み、その上で「それは無いだろう」的様々な要素に一つずつ、「いやそれにはこういう理由があって」という解釈を被せていって、ウソと真実をごちゃ混ぜにしてお話は盛り上がっていく。
序盤はいかにも山本弘的な、アイデアの面白さとそのアイデアを成立させるための論理の、軽めのアクロバットをたたみ掛けながら、最終話に向けての伏線なども張り、最後の最後でかなりの大ネタが炸裂する。正直序盤は「ああ、いつもの」的ノリで読み進んでいったのだが、怪獣が普通にいる世界についての、ラストのネタ開陳でかなりニヤリとさせられた。ネタバレになっちゃうかな、アリス・ドライブの正体を知ったときのびっくりニヤニヤ感にかなり近い物がある、みたいな。
そんなSF的大ネタをかましつつ、いつもの山本弘的、特定世代的についニヤニヤしてしまう小ネタなども油断無く仕込まれていて楽しめる。まあ自分的にはしばしばニヤニヤではなく舌打ちが先に来るようなネタなんかも挟まってることがあるんだけど、本書に関しては幸いなことに舌打ちは……あ、やっちゃったか、最後に(w。
著者がそう思って書いたのかどうかは知らないが、いわゆるトンデモ本たちに対して、と学会の会長でもある山本弘氏が「トンデモ扱いされたくなかったら、これぐらいやってみたらどうだい?」的な挑発をしかけているのかな? とも思った。トンデモがトンデモなのは、最初の段階でそこはヘンだろう、という話題があったときに、一方的な思い込みから最初の検討を簡単にスルーしてしまい、話がどんどんおかしな方向に暴走して行ってしまうのを、誰もおかしいと思えなくなってしまっているからだと思うんだが、本書では基本トンデモにも程があるネタを、それがトンデモに思えないような理由付けを大量に持ち込んで、事の真偽はともかく、少なくともこの作品世界内ではお話には完全に筋が通っている。ここまでやったら誰もトンデモとは言わねえぜ、なメッセージも込められているのかな、なんて。
ああでもトンデモ本って、書いてる本人にはトンデモ書いてるなんて自覚は無いんだよなー(w。
そこはどうでもいい話だから措いといて、ちりばめられた小ネタの数々(だいたい判ったつもりなんだけど、ビルの上で暴れる巨大カマキリってなんだったっけなー、絵は何となく浮かんでるんだけど…)と、ラストに控えし大ボラでニヤニヤできる楽しい本。相変わらず幼女をハダカにひんむいていろいろやらかす、著者の外道っぷりも健在でございます(w。
★★★★
木曜深夜の分。「Aチャンネル」、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら!」、「電波女と青春男」。「Aチャンネル」は最終回なのかな? まだまだ先の話であるはずの、るんたちとのお別れを極端に怖がるトオルのお話。それなりに最終回向きのお話でまあ良かったんではないでしょうか。でもこの作品、特に後半を持っていっちゃったのは1年生コンビだったような気がするな。特にユタカが良い味出てました。
「Dororon…」も最終回。まーやりたい放題だったと思うけど、なんで「巨人の星」で始めた?
「電波女…」はなんかよくわからんことになってきた。案外アブダクションネタも錯覚だけではない何かがあったりするって事なのかな。
タイミングモニタで観戦。ふうむ、ここはザウバーにはちょっと辛いコースなのか、あまりタイムは上がらなかった感じで、Q1をクリアするのがやっとって感じだったな。トップ6は牛牛象馬馬象。その後ろに三ツ矢が2台、って感じで、チーム力がそのまま反映された感じなんだろうか。可夢偉は16位か。何とか上に行って欲しいっす。難しいのかなぁ。
そんなことよりインディでタクがポール取ったってニュースにびっくりしたよ。こっちのロータスは調子上向きなのかしら。相棒のカナーンもダニカを間に挟んで3位につけてるんだね。タクだから決勝でやらかしそうな気がして不安でしかたがないんだけど、このまま好調を持続させて欲しいっす。
案の定ウォールとごっつんこ。とっほっほ。
昨日今日と連続でT4-2Gで連勝。交流戦の終盤から調子上がってきたのかね。2ちゃんねらの有志がシンプルにまとめてくれた資料によると、
岩田 −城島 防御率3.15 2勝4敗 −藤井 防御率1.23 2勝1敗 1完封
能見 −城島 防御率3.13 2勝4敗 −藤井 防御率1.20 1勝1敗 1完封
スタンリッジ −城島 防御率3.24 2勝2敗 −藤井 防御率1.23 2勝0敗 1完封
久保 −城島 防御率3.99 3勝4敗
小林宏※中継ぎ −城島 防御率4.50 0勝3敗 16回 被安打21 −藤井 防御率0.00 0勝0敗 05回 被安打02
なんつーか、数字って正直だよなあ。
大規模障害の概要と原因について(中間報告)(ファーストサーバ)。なんでも6000近いサイトがデータ吹き飛ばされたようで、中には結構有名どころも含まれておりますな。なんともはやではあるんだけど、良くわからんなあ。バグ持ちの更新プログラムをオプションつけ忘れて走らせたら、本番サーバ、バックアップサーバ共にデータを消してしまったと言うこと? バックアップに更新プログラムをかけるってどー言うこと? 更新プログラムを通した本番環境をバックアップしたんじゃダメなの? いろいろ不思議だわ。
2ちゃんじゃそもそもバックアップしているというのはシステム側のみであって、データバックアップなんざ取ってなかったんじゃね? 的な意見も出ておりましたが、そこまで雑なことをするモンなのだろうか…。
結局自衛策として、バックアップはこまめにねって話になるんだろうけども、最近の動的コンテンツの多いwebサイトだと、完全な形でバックアップ、ってのも結構厄介な仕事になるのかもわからん。オレも自分がやったところは最新版を抑えてるけど、それ以外はわからんもんなー。ま、自分でできるところだけでもちゃんとやっとこうね、って話ではあるわいな。
ちなみにウチの日記、および古本屋に関しては安かろう悪かろうでおなじみ、XREAのレンタルサーバを使っておりますので、死んだらその時考えよう、というスタンスで向き合っておりますです(w。
あああと、ニュースサイトなんかで今回の事故について、「クラウドサービスの脆弱性」みたいなことが言われてたけど、これってクラウド? クラウドって自分的には、もうちょっと捉え所がなくてその分しなやかなもの、みたいなイメージがあったんですけどね。単に抜け作がレン鯖言わしただけ、って事故なんじゃないの? 規模がやたらでかいのがアレですが(^^;。
いろいろニュースショーでは言われてるようですが。なんだろうね、英国人て基本的に国民性が「逆境ナイン」(どくしょ日記:イギリス潜水艦隊の死闘)だと思ってるんで、こういう選択もアリなのかなあ、とは漠然と思ったり。まあ実際にEUを抜けるには今後2年以内にEU加盟国を説得しなくてはいけない、という結構なハードルがあるんでどうなるかな、ってとこではあるけれども。
C5-0T。雨降ってくんねえかなあと思ったんだけどね、割とマジで(^^;。そうは行きませんでしたな、大瀬良投手に手も足も出ず、こっちは岩貞投手が4回ノックアウト。投げる方はまあしかたないところもあるけど、打つ方がどうにもパッとしませんなあ…。
「月がきれい」、うん、好きな女の子が進む高校を自分も目指したい、ってのはわからんでもないが、現実的な学力、というモノサシが存在した時にそれを無視して、かつ親の意見も無視してそこを強行突破できるものなのか? 中学生だぞ。純文志向のませガキならではの思考回路と言えば言えるのかもわからんけど、ちょっとリアリティ感じないなあ。
あと君ら中学生やろ? キスしすぎやで(w。
「キュウレンジャー」、「エグゼイド」ともに敵味方の立場の入れ替わりがめまぐるしい。まあスティンガー君はあんまり深く考えてない(wんだろうけど、キリヤ君の方はなかなか痛快でしたな。エグゼイド、ムテキフォームが最終形態なんだろうかね、これはなかなか格好良いと思った。目つきを弄ってやったら最強のモーターヘッドと言い張れそう(^^;。
「おんな城主直虎」はあれだ、通常の歴史物だと桶狭間で義元が討ち取られた所でフェードアウトしてしまう今川家も、それなりに存続のための苦闘を繰り返していた、ってあたりが描かれてるのが結構新しいかもしれんね。碁盤を介して直虎と但馬の繋がりを表現する、なんて演出はまあ少々あざといと言えばあざといけど、解りやすくていいんじゃないですか(w。
前に買ったのは蛇の目特集の時。2年くらい前ですかね。今回はインペリアル・クルーザーのクリア・プラモが付録についてるって事で、ちょっと逡巡したけど買っちゃった。クリアモデルなのは本誌の特集が「電飾」だから。電飾組み込んでから塗装すると気分だよ、ってことですね。全長10センチくらいの可愛らしいモデル。さすがにこのサイズでディティールアップとかはない話(やっても良いけど限度はある夜な)だから、本気で電飾組み込むか、単に塗装だけして「ごごごごご」とか言いながら遊ぶか、どうしようかな(w。
なんだけど結構ショックなことがページめくった途端目に入ってきて。ユーモラスな飛行機イラストで知られるNobさんこと下田信夫さんが先月亡くなっていたのだそうで。69歳というのはちょっと、早すぎでしょう。ステキなイラストをたくさん、どうもありがとうございました。安らかに。
土曜から日曜深夜まで。土曜深夜はサッカーの特番とかで「銀英伝」のみ。ものすごいスピードで焦土作戦からのフォーク准将の顔芸まで。ちょっと無茶なペースじゃないですかねえ。
日曜日。いろいろ過剰なえみるちゃんが何か掴んだ「プリキュア」。そこは良いんだけど最後にとんでもない「ふたり」が登場したのにはびっくりしたぜ。あれか、今年の「プリキュア」は積極的に黒歴史に踏み込んでいくスタイルなのか? ちょっと総集編風味だった「ビルド」。フルボトルの意匠がどこから来たのかがわかるお話。早くも新戦士登場の「ルパパト」。怪盗でも警察でもあるX、君はどちらを応援する?(^^;
「ヒナまつり」は最終回。あれ、録画のタイミング間違えたかな? と思ったらそんな事はなく、Aパートでしれっと最終回やったあと、Bパートではマオちゃんのエピソードが挟まってくる、という。これ、第1回の冒頭のシーンをもう一回なぞってるんだよね? 凝ってるというか、良く判らんと言うか。
良く判らんと言えばヒナの骨折の件も良く判らんかったな。
お楽しみのサンエイムック、GP Car Story、Vol.28はウルフWR1・フォード。デビューレースで優勝、さらに同じ年のモナコでもウィナーとなった驚異のニューカマー。チーフデザイナーのハーヴェイ・ポストレスウェイト(ポスルズウェイト、が正しいらしいけど綴りの通りに表記することにこだわりを見せるオートスポーツ誌の顰みに倣ってみる、つかポストレスウェイト、の方がカッコいいじゃんw)というユニークな名前、デビュー間もないのにいきなりタミヤがスポットスポンサーに付き、キットも発売された(良いキットでしたね、元のデザインも良かったし、キット自体もとても組み立てやすかった記憶が)、ちょっとしたシンデレラ。
なんだけどその出自は結構複雑で、文無しから石油王にのし上がったウォルター・ウルフが、当時経営不振に陥っていたフランク・ウィリアムズのチームを買収し、同時に同じく破産状態だったヘスケスの設備を買い取って立ち上げたチームだったのだけれど、チームが不振だったのでフランクを解雇し、後にロータスの人になるピーター・ウォーを迎え入れて再出発したのがウルフ・レーシングだったんだと。んでそのチームの最初のマシンは基本的に手堅いエンジンと手堅い設計が逆にコンパクトでまとまりの良いマシンを産み出し、それが出だしでの快進撃の元になったんだけれども折しも世の中はヴェンチュリー・カーの登場時期、それに感づいたはいいが、それを充分に消化しきれないまま低迷したシーズンを送り、結局短期間でF1の世界からは撤退してしまった、と。
その割には結構な印象を残したマシンだったのは、やっぱり肝心のマシンがとても格好良かった、ってところに尽きるのかも。あとウルフのマーケティングも上手だったと言うことだったのだろうか。もしかしたらウォルター・ウルフって日本人で例えると、ホリエモンみたいな人物なのかも知れないね(^^;。
ブサイク(でも割と好き)なヴェンチュリー・カー、WR5にも言及したかったけど、既に書きすぎてるな。今日はここまで。
今週もカミさんが透析に出たタイミングで従姉妹殿来宅。今日のテーマは倅の部屋のクロス剥ぎとリビングの掃除、あと玄関周りの掃除。10時頃からお務め開始して従姉妹殿と倅はがつがつお仕事。自分はそっちの手伝いしながらチャリで買い出しに出たり、みんなの昼飯(従姉妹殿と倅は冷麺、オレはLEEの30倍)こさえたり、リビングにワックスがけしたり原チャで買い出しに出てたらもうこんな(どんな)時間だ。
先日お掃除大会してたら出てきたカミさんの500円玉貯金、郵便局で預金してみたら120枚オーバー、6万以上あったのでカミさんも気が大きくなって、「お姉ちゃん(従姉妹殿)に何か奢らなくちゃ」って事になって、掃除は18:00ぐらいで切り上げて、タクシー呼んで(足腰弱いのが一人いるんで)北鈴蘭台の焼肉ジン☆ジンで4人で宴会。焼肉屋とはチョー久しぶりだったわ。ユッケうめー、レバーうめー。食い物の趣味が生優先に変わってきたな、って思った。
さんざん飲み食いして支払いはオレ(あれ?)、一人頭4000円ぐらいだったのでまあいいけどね(^^;。
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□ TUX [●最後のアレは「ウルトラマンノア」とか呼ばれてたやつじゃないですか?円谷の何周年記念かなんかで突然現れた… ●邪推..]
□ ROVER [ああそうか、ウルトラマンノアなんだー。 あれってやっぱり ULTRA N プロジェクト(だったっけ?)とかなんとか言..]
□ ASA [エヴァトラマンだから背中の板は重要なのです。あと腹筋。]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]