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そういえば出てるんだよな、ってことで三宮に出たついでに探索。「もやしもん」としっかり大判の帯に書かれているのに、それを見たワタシは「ふーん、『もやしもん』かぁ。で、『もやしもん』はどこに置いてるんだろう」と素で反応。マジで「『もやしもん』が無いぞー、『もやしもん』はいねがー」と、ジュンク堂三宮本店のコミックのフロアを2周くらいしてしまったバカがここに。だからこれが「もやしもん」なんだってば(w。
いやホントに。「もやしもん」と堂々と書かれているのに、これが石川雅之の「もやしもん」である、と私の頭の中で繋がらなかったんだよ。罪なことしてくれるぜ全く。
アニメ化も決まったそうで快調でございますね。南米大河書店から買う人は下記リンクからどうぞ。
もやしもん 5 おまけ付き―TALES OF AGRICULTURE (5)
もやしもん 5―TALES OF AGRICULTURE (5)
ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバーフォーマット 辰巳四郎
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫HM
ISBN978-4-15-075692-5 \840(税別)
証拠はすべて、30近くも年若い妻の犯行であると告げていた。有力な銀行のオーナーにして社会的信用も高く、誰もがその人品を高く評価するような人物。そんな彼が自宅の寝室で頭に銃弾を請けてこときれていた時、この事件の真相は実に明確なものであるように思えた。だが、その明快さが、逆にいくつかの疑問点を浮かび上がらせる。未亡人となった妻の弁護を担当することになったリタは、旧知のスペンサーに真相の追求を依頼する…。
スペンサー・シリーズ第29弾。現代は"Widow's Walk"。未亡人はどこに行ってたのか、的なタイトルなんだと思うんだけれど、これを「笑う未亡人」と訳しちゃうのはどんなものか。ちょっと"未亡人"サイドに少々重きが置かれてしまうんだけれど、実はここはそんなに大きな問題じゃない。「笑う」と言うのが黒さを含んだ笑いなのではなく、抜けた笑いってんならまあ、アリかも知れんけど。どちらにしても基本的にこのシリーズ、スペンサーに見切られた人物が、ストーリーの中でその評価を覆すようなことはまず発生しないわけで、序盤でスペンサーがバカ認定したキャラなんてのは、最後までバカのまま。ミステリに限らずどんなお話であっても、一見バカに見えるキャラこそが実は一番頭の切れるキャラクタで、って展開はそれなりに魅力的なものであると思うのだが、このシリーズではそういうことは絶対起きない。だってスペンサーの見立ては絶対だから。
そういう、筋立ての妙以前に、いつもながらのキャラクタが織りなすいつも通りの味、を楽しむのがこのシリーズなので、そこが楽しめないとしんどいシリーズになっているのだろうと思う。東宝特撮映画で、今回は沢村いき雄がどういう役で出ているのか、を見て楽しむ、なんてな楽しみ方ができるかどうかで、このシリーズの楽しみ方には開きができそうな気はするな。
おなじみスーザンやホーク、クワークにベルソン、「悪党」に登場した美人弁護士リタ、いくつかの作品で顔を出すヴィニィといった、いまやレギュラーメンバーとなったメンツの動きを楽しみ、本筋で発生している事件そっちのけで語られるいつものメンバー間での、あーだこーだのグダグダトークを受け入れられるかどうかで、最近のスペンサー・シリーズを楽しめるかどうか、ってあたりに個人差ができてしまいそうな気はする。わたしゃそこにプラス菊池光訳が楽しいので付き合っている訳なので、訳が菊池さんじゃなくなってしまったら、このシリーズも卒業かも知れないな。
★★☆
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>あーだこーだのグダグダトークを受け入れられるかどうかで<br>たしかにそのとおりだと思います。特に最近はスーザンとのグダグダが多すぎます。<br>私としては、スペンサーとホーク、スペンサーとクワーク、クワークとホークの絶対的な信頼感、絆の強さがこのシリーズのよさだと思います。<br>クワーク 「しかしお前は柵の正しい側にいる」<br>スペンサー 「どうして正しい側だとわかるのだ?」<br>クワーク 「おれと同じ側だ」<br><br>http://d.hatena.ne.jp/Jhon_Wells/20070714/1184387189