ばむばんか惰隠洞

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2004-07-21 この日を編集

[Chinema] 訃報

昭和のガメラシリーズの監督、湯浅憲明氏。氏の人となりみたいな物は、唐沢日記の7/19分に詳しい。個人的には何かの本に載っていた湯浅氏の発言、「海外では敵と味方の怪獣の区別が付かないので、できるだけ善玉を右、悪玉を左に固定するように気を使わないといけなかった」(かなりうろ覚え)ってのがあって、そんなものかと思ったことを思い出す。

私は必ずしもガメラの熱心なファンじゃあなかったけれども、それはそれ。ご冥福をお祈りします。

[Day] カレー屋の密談(でもなんでもないが)

お昼に三宮のカレーハウス、コフタでドライカレー*1をパクついてたら、隣の若者二人の会話が漏れ聞こえてきて。最初はありがちな職場の愚痴話だったんだけど、途中から、

「知ってます? ××(某Jリーグのチーム)の○○(そこの選手)の移籍料聞いたら、3億って言ってきてるんですよ。」 「何ぃ? ○○で3億?」 「そうですよー。あれに3億払うんやったら、僕なら芝替えますよー」 「そやなー、それやったら芝替えるなー」

………何モンだ君たち?

最初はゲームの話でもしてるのかなあとも思ったんだけど、それにしては「芝替えますよ」ってセリフが妙にリアルで…。その後も「移籍料3億やったら年俸は2億近くなるよなー」なんて会話が続いてたし。もしかしてヴィッセル神戸の関係者さんだったりするのかな。まだ20代の若者風だったけど。とりあえず他人に聞こえるようなところでそんな話して、良いのか?

*1 ちなみに私、三宮界隈で「ドライカレー」と注文してカレーチャーハンが出てこない店をここしか知らない。震災前はもう一軒あったんだけどな。ちゃんとしたドライカレーが食える店を知ってる方、情報お願いします

[Books] お買い物

と学会 著「トンデモ本の世界T」。やれやれ、やっと入手できた。それにしてもこの本と一緒に文庫本を3冊持ってレジに出したら、勘定が6000円オーバーだったのには心底のけぞりました。文庫本3冊が4500円? 文庫本の値段かよそれ。たまらんなあ、これだからちくま文庫は(とっほっほ)。


2005-07-21 この日を編集

[tDiary] Ver2.1.2 (12:14)

tDiaryの脆弱性に関する報告を受けて、tDiary 2.0.2、2.1.2リリース。セキュリティに関する問題でもあり、ここはさくっとアップデート、と見せかけて何の気なしに開発版の方を入れてみたりする。一応、Ruby1.8.2以降をサポート、というアナウンスは見てたんだけど、きたさんのとこなんかRuby1.6.7でへっちゃらで動いてる感じだし、なんとかなるでしょー、と。

Configにちょっと書きミスがあって最初に躓いたけど、一応問題なく動いてる様子ですな。はてなダイアリーみたいに、「前のn日」の表示ができるようになったのが嬉しい。これ、欲しかったんだ。あと、いくつかのプラグインの表記方法が変更になったみたいで、「最近の話題」とか「最近のツッコミ」とかがリストになっている。ここはスタイルシートの方をちょっと弄ってやらんといかんですね。まあ、ぼちぼちと。

[tDiary] こんなとこかな (13:10)

これでだいたい元通りかな。ただ、これリストだからなあ。mozilla系だとえらいことになってるんだろうなあ。なんか上手い手はないもんかの。

ついでにmakerssプラグインが更新されてたので、ツッコミをRSSに含めないように設定したです。これでツッコミspamが来てもちょっぴり安心。

[News] 訃報 (19:00)

夕刊のおくやみ欄で知ったんだけど、ジェームズ・ドゥーハンが亡くなったんだな。これでとうとうエンタープライズは航行不能になってしまった(つoT)。お疲れ様でした、チャーリィ…じゃなかったスコッティ。劇場版(Ⅲ、だったかな)でエクセルシオール号をエンストさせちまったあなたの活躍はステキでしたわん。


2006-07-21 この日を編集

[Day] しごと いっこ ポシャる (22:42)

アタリゲームズ風に失意を表現してみました。

くそっ。

[DVD] それだよ、欲しかったのは (22:58)

スター・ウォーズ旧3部作、劇場初公開版DVDが国内発売(AV Watch)。森本レオのハン・ソロ!。それが見たかったんだよなあ。ルーカス卿公認の劇場公開日本語吹替え版。確か英語版の翌年に公開されたヤツ。他はともかく、森本レオのハン・ソロは私の中ではナンバーワン吹替え。あの少々けだるい感じのセリフ回しは、実にハン・ソロらしくて好きだった。バラ売りなのか、"Ⅰ"だけ買おうかなあ。

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ばーい、あまぞん。

その上あまぞん書店の商品説明を良く読んでみると、●さらに劇場初公開版3作には、岡枝慎二氏による劇場公開版字幕も特別収録!!と来たもんだ。むう、どこまでオジサンのハートに火を付ければ気が済むんだオマエらはッ(^^;)
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [そうだよ!これだよ!^^; 吹き替え好きとしてはこれは本気でほすぃです。 しかも特別版も一緒なら、それはそれで楽しめ..]

(た)氏の後輩 [>アタリゲームズ風に失意を表現してみました。 ヤダー。ヤメテー。ユルシテー。ソレダケワー。 以上、脊髄反射でした。..]

TUX [●これだよ!そうだよ!(便乗笑) ●ワタシもトリロジーボックスとか買わなくてよかった(笑) ●あれ?なんだこの黒..]

rover [そう、この黒くてデカい箱の扱いが困りものなんすよね(^^;)]


2007-07-21 この日を編集

[Oldbooks] 久しぶりに… (15:01)

古本の神様が微妙ないたずらを……。

うーんどうしよう。

[Day] それはそれとして (15:02)

そろそろ出撃するよ。今日は新神戸。お、今月は土曜日のたちきや皆勤か(行く気満々)。

[Stage] Fake Heart

新神戸オリエンタル劇場で、劇団赤鬼公演「Fake Heart」。赤字続きで存続も危うくなった劇団トゥモロー。そんな彼らの前に現れた弁護士が、ひとつの仕事を持ちかけてくる。全く人と打ち解けることをしない老人を感動させること。期間は五日、報酬は一千万。持ち味のくどくてクサい芝居があれば、年寄り一人感動させるくらい造作ない仕事のはず。やる気満々、かつて老人が愛し、別れたあとに生まれた息子とその一家を装って、老人宅に乗り込む劇団一行だったが…。

"'60年代に吹き荒れた"学生運動(白ヘルってことは中核かぁ)のさなか、当時若者だった老人の愛聴盤が「Let It Be」ってのはどーなんだ、とか、その「Let It Be」のビニール盤を、どーみてもSP盤用の蓄音機で鳴らすってのはマズいだろうどう見ても、とかまあ細かいところに少々ツッコミ入れたくもなるんだけれど、全体としちゃあ良くできた、いかにも赤鬼さんらしいハートフルでちょっとしんみりさせるコメディになっている。

クライマックスの大ネタ→さらにラストの一ひねりってところのアイデアに共感できるかどうかで、最終的にほろりとできるかどうかが変わってきそうではある。わたしゃ「それはないだろー」と思ってしまいましたが。

ま、それはそれとして、全体としてはウェルメイドなお芝居だったと言えるかな。メイドさんたくさん出てくるし(そこかい)。

[Day]  お芝居のあとは呑み

呑んだ酒汗だくでたちきや。美味しくビールを頂いたあと、「秋鹿」、「村祐」、「るみ子の酒」、「速瀬浦」。「秋鹿」と「村祐」の間にあるのはお試しで頂いた「竹泉」の古酒、秘蔵玄米酒、だそうで。ちょいと紹興酒っぽい味わいのお酒で、中華料理と一緒に呑んだら良いかもわからん。今回もしっかりとすっきりの中間あたりのお酒シリーズでございましたよ。


2008-07-21 この日を編集

[Day] 屋上! 屋上!

久々ミニオフ。今回はTUX導師にまなたけさんも参加していただいて、「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」、「スピードレーサー」。映画については改めて書きますが、いろいろ考えることの多かった分、「スピードレーサー」に軍配上げとこうかな。面白かった、と言うわけではないですが。

んでもって、ようやく、念願かなって屋上いぇい! しこたま飲み食いしてご機嫌で解散。帰り道にちょこっとパチンコ打ったら、500円でセブンスター1カートンゲットできてプチラッキー。

皆様お疲れ様。良いお休みでございました。

[Chinema] インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

スタッフ
監督: スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮: ジョージ・ルーカス/キャスリーン・ケネディ
製作: フランク・マーシャル
脚本: デヴィッド・コープ
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演
ハリソン・フォード
カレン・アレン/シャイア・ラブーフ/レイ・ウィンストン
ジョン・ハート/ジム・ブロードベント
ケイト・ブランシェット
公式サイト:http://www.indianajones.jp/

1957年、厳重な警備を誇っていたはずの、ネバダ州のとある米軍施設に侵入した一団。彼らの正体はソ連の特殊部隊だった。そして彼らに捕えられ、同じ場所への同行を強いられた二人のアメリカ人。そのうちの一人は…、もちろん「彼」だった。インディアナ・ジョーンズ。10年前にロズウェルで発生した不可解な事件、その時にも関わりを持っていたインディをここに連れてきたソ連の軍人たちの目的は、その事件の遺物の強奪。だが…

ロズウェル事件にエリア51、アトミック・カフェに「アメリカン・グラフィティ」前史、懐かしい第1作のキャラと作品世界の中での時間の経過、いろんなものをぶち込んで、でも本質は単純明快なジェットコースター・ムービー。根岸泉さんは、スピルバーグ作品にはスピル作品とバーグ作品がある、と書いておられたが今回は間違いなくスピル作品。パルプ雑誌の面白さ優先の無責任っぷりの楽しさはそのままに、映像作品としては隙のない、実にこう、そこにそこまで力を使うのかい的気持ちの良い力業炸裂、な一作。日本でこれに近い物を探すとしたら、案外「無責任」シリーズがそれにあたるのかもしれない。

細かいことにいちいち目くじらを立てたら負けな作品で、ただひたすら、つるべ打ちで繰り出されるショックとアクションに目を奪われていればそれで良い作品なのだけれど、実はそれ故に重要なのは脚本ということになるのであって、そこの所にもう一捻りがなかったのが唯一の難点と言えるか。伏線の張り方とその回収が皆無で、「あのシーンのあれはこういうことだったのかい!」的びっくりが全くなかったのがとても惜しい。びっくりの元になる、伏線として有効に機能しそうなシーンがいくつかあっただけにそこらの残念さもひとしおなんだった。ネタバレにならないように書くのが難しいんだけど、たとえばインディがクリスタル・スカルと強制的に対峙させられるシーンなんかは、クライマックスのための伏線としてかなり美味しいシーンだったと思うんだけどな。

そこまで隙のない大作を期待しちゃいけないぜ、ってのもわかるんだけど、やはりそこはそれなりに、お金を払って2時間ばかりの非日常を楽しむために小屋に足を運んでいるのでね。見た目のお楽しみ的は文句なし、スジについてはもう一回か二回、捻って欲しかった、ってところかな。

個人的にはマリオンに再会できて、そこはとっても嬉しかったんですけどね。

(★★★)

日本語版Wikipediaにおけるクリスタル・スカルの項目。これから映画を見に行く人は、ここで簡単に予習しておくと良いかもね。

[Chinema] スピードレーサー

劇場版パンフ スタッフ
監督: アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
製作: ジョエル・シルバー/グラント・ヒル/アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
脚本: アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
音楽: マイケル・ジアッキノ
撮影: デヴィッド・タッターサル
出演
エミール・ハーシュ
クリスティーナ・リッチ
マシュー・フォックス/ピ(Rain)/真田広之
ジョン・グッドマン/スーザン・サランドン/アリエル・ウィンター
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/

家族ぐるみでレースに打ち込むレーサー一家。天才レーサーのほまれも高い長兄レックスは、将来を嘱望されながら、あるときを境にダーティーな走りに転向した末、危険なラリーでクラッシュ、命を落としてしまっていた。レックスから未来を受け継いだ次男の名はスピード。レックスをしのぐ才能の片鱗を見せた彼の元には、巨大企業からのスポンサー・オファーが殺到する。だが、手作りのレースを愛するスピードは、ビッグチームとの提携を断り、これまで通りの家族ぐるみでのレース参加を選ぶのだが、それはレース界を牛耳る巨大企業のオーナーにとっては見過ごすことのできない決断だった…。

ウォシャウスキー兄弟の新作が「マッハGoGoGo」だと聞いたときの、いわれのない不安感の根っこにあったのは、ライカー副長の「サンダーバード」みたいなことが起こるんじゃないかってことだった。さすがにジョナサン・フレイクスに較べたらウォシャウスキー兄弟は、オリジナルに対する敬意ってところははるかにちゃんとした意識を持っている人だとは思うんだけれど。それでも本作に対する受け取り方は、期待するこちら側と作り手としてのあちら側で微妙な差異はあるような気はしないでもない。なんだろう、「赤いペガサス」と「爆走兄弟レッツ&ゴー」の差、みたいなものだろうか。全体として数多のレースものアニメを再構成するのではなく、ミニ4駆のカラフルさをベースに、お話の組み立てを作っていったような気がする。その狙いは多分作った側としては「やりきった」ってものになるんだろうけれど、見せられるこちらとしては、「マッハGoGoGo」ってこうだったっけ? 的なもどかしさが残っちゃった、みたいな。

あまりにも絵的な展開がめまぐるしいので良くわからないことが多いのだが、その絵造り的にはものすごく高度なことをやっている。プロップデザインでも、マッハ4〜6へのデザインの変遷とか結構凄くって、最終的な勝負マシンのマッハ6が、良くみるとトヨタがル・マンに持ち込んで物議をかもしたアレにやたらコンセプトが近いような気がしちゃったりするのも興味深い。基本的な絵造りの方針としては真っ向勝負を挑んでいるんだな、これは、と思わされる小ネタには枚挙にいとまがない。ミュージック・クリップのバックグラウンドとして流すには極上の映像と言えるような気がするんだが、それはとりもなおさず、ストーリーを置き去りにしてイメージを優先したときに印象深くなるイメージの奔流だったということで、んじゃあお話はどこ? って事になってしまうわけでもあるわけで。

多分ウの字の兄弟とジョエル・シルバー的には、かなりミュージック・クリップ側にシフトしたような、視覚的な面白さを強調して、スジのパートを相当おざなりなものまで落してしまったような作品を作ることで、何やら新しめな映像作品のフォーマットの提案をする、あたりに勝算を見いだしていたような気がしないでもない。で、新しさは感じるしそこは見ていて楽しいんだけど、やっぱスジを放ったらかすとロクなことにはならねえな、とも思うわけで、総じて策士策に溺れちゃった映画、って印象はある。

何でこんなの作っちゃったんだろう、的な部分での「深さ」はあるような気がして、そこで結構引っかかるというか、気になっちゃうところがある分忘れられないところが存在する、ような映画ではあるとも思うんだけど。誰にもお勧めしませんが、個人的にはかなり気になる作品だったわ。ょぅι゛ょ時代のトリクシー(スピード君の彼女)が超絶的に、凶悪にキュートなもんで、気になる度には数ポイント上乗せされちゃってるってところもあるんだけどね。

(★★☆)

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

こじま [屋上、いいですねぇ。 関西に行ったときにはぜひ参加したいところですが、仕事を変えてからは行く機会も無く・・ 映画は、..]

TUX [●楽しゅうございました! ●スピードレーサー、トリクシーのトランスフォーム度合いに納得がいきませぬ、ええ、いきませ..]

rover [8月ってば「スカイ・クロラ」ですよね、やっと思い出しました。 ってことで都合のつきそうな方は是非。私も見たいんで、 ..]

まなたけ [先日は本当にどうも〜 スカイ・クロラ あちきもみたいっす〜 あと屋上よかったっす〜! 田舎物のあたしには都会の夏!っ..]

TUX [●んじゃ、次回はクロラ・ギララのコンボで(爆)]

rover [なんかカエル型の宇宙人みたいだな(w。]


2010-07-21 この日を編集

[Books] 天冥の標Ⅲ アウレーリア一統

天冥の標 3 (アウレーリア一統)(小川一水/著) 小川一水 著
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031003-5 \880(税別)

日本アニメを集大成

人類にとって大きな神秘のひとつであった木星の大赤斑の中に小さな異物の存在が確認されたのは22世紀半ばのことだった。23世紀に入り本格的な調査隊が「ドロテア・ワット」と名付けられたそれに向かう。少なからぬ犠牲を払って知り得た情報は、それが未知の異星生物の遺跡であること、7つの単位系統を持った文明に対応した「何か」であるらしいと言うことだった。おりしも太陽系内に拡がりつつある戦乱の嵐を背景に、何度目かの調査隊は「ドロテア・ワット」の深奥へと向かうのだが…。

お話の本筋はそこからさらに数十年後。人類はいくつかの勢力に分かれ、いくつかの緊張と調和の入り交じった状況下にあり、そんな中に数十年前の「ドロテア・ワット」の異物の存在がふたたびクローズアップされて…ってなお話。異世界冒険SFだった第一作、現代を舞台にしたパンデミック・パニックだった第二作と来て続く第三目はハードよりのスペース・オペラ。そのビジュアルイメージは極めて今風なアニメのそれ。判りやすいイメージの中でくり広げられるのは第一作、第二作の唐突感を埋め、いきなり放り投げられた前作までのいくつかのガジェットやらキャラクタやらの、その出自のとっかかりみたいなものに軽く触れつつ、本筋はあくまでエンタティンメントSFとしての爽快感を失わない。全十作を予定しているシリーズのとっかかりのツカミの巧さはかなりのもので、こうなると続きも出たら読まずにはいられないよな、と思わずにはいられない造りになっていて大変結構。

第一作、「メニー・メニー・シープ」でいきなり出てきたいろいろなワードの根っこの部分が明らかになるという意味でもとても重要なエピソード。ここに第二作の最重要ワードでもある「救世群」に関するネタもちりばめられてて油断できない。大事なネタを少しずつ明らかにしつつ本筋を拡げていく、そこらあたりの手綱の捌き具合の巧さはかなりのもの。その上で(ミリタリ風味の)スペオペとしてもちゃんと成立しているってあたりは大したものだ。

随所で感じる「今風な」アニメのビジュアルイメージがちょいちょい挟まってくるあたりもちょっと楽しく、さて次は何を持ってくるんだろうと言う興味も引っぱってくれる造りになっていて、こりゃまた楽しみなシリーズが始まったものですな、と改めて続きを楽しみに待たせていただきたいと思いますですよ。

★★★☆

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [うーむ。良いのですね、「天冥の標」…。Iは読んで、IIは積ん読になっていて、IIIは買うかどうか迷っています。どうも..]

rover [実はIIが以外にヒキが強かったので、まずはそちらを読んでみていただいたらと。IとIIの乖離感に対する興味が次に続けば..]


2011-07-21 この日を編集

[PC] またマウスを買った

B0024FLFQMB0018P8Q4S3年ほど前に買ったエレコムのBLACK GRASTっつーマウス(2500円ぐらいだったかな)、まあまあ使い勝手は良かったんだけど1年ぐらいでレーザーの発光部が死んじゃったみたいで、突然ウンともスンとも言わなくなっちゃった。

しかたがない、あんど、やっぱこういう道具にはそこそこお金をかけるべきなんではないかと言うことで、次に買ったのが同じエレコムのSCOPE NODEというなんだかちょっとおかしなデザインのマウス(4000円ちょいでした)。これが見た目の割に結構に手に馴染むもんだから気に入って使ってたんだけど、こいつも1年ぐらい使ったあたりからボタン部分が弱ってきて、こちらの意志とは裏腹にマウスが勝手にダブルクリックしまくってくれるんでいろいろ困ってしまって(メールを勝手に二重送信しちゃったりするんだよね)。

しょうがないので今年の頭ぐらいにお店で見てみると、BLACK GRASTが2000円切る値段になってたので、こっちに戻すかーってことで買って帰ってきたんだけど、どうにもしっくりこない感じがあって。今やってる作業が、かなりの時間マウス触ってる事になるので、この違和感が結構なストレスになったりするんだった。気になるのは左ボタンとホイールの距離感(近すぎて指をちゃんと動かした感じが自分に返ってこない)、ホイールの回し心地(BLACK GRASTはやや重い、というかこれは多分SCOPE NODEがでたらめに軽いんだと思う)、それからボタンの押し心地(これはかなり大きくて、BLACK GRASTは"にちゃ"、SCOPE NODEは"くきっ"って感じ。"くきっ"はかなり気持ち良い)、あとはサイズかな。

なんかに似てるよなあって常々思ってたんだけど、突然思い出した。SCOPE NODEって初代X68000のマウスに持った感じがかなり似てるんだ。形状はかなり違うんだけど、手の小さい自分だと結構手をいっぱいに拡げてマウスを掴む感じがあって、それが自分的には使いやすかったのね。その感じを一回体感すると、標準的なマウスだと、持ってる時にどうにも勢い余ってしまう感じがあって、そこも気に入らなかったのかもしれない。

ってことでまたSCOPE NODE買ってきた。3000円切る値段になってるのね、今や。うん、やっぱこれ良いわ。もう1Cmくらい横幅があったらもっと嬉しいけど。

B0051SK60U前回は全黒バージョンを買ったんですけど、これは使いこむとボタン部分がだんだんテカってきてちょっとヤなので、今回はボタン部分がシルバーのヤツにしてみました。あと、マウスパッドなんてものをひっさしぶりに買った。最近手首が異様に疲れるんだよね。小ぶりのタオルを丸めて手首の下あたりに置いてみたりしてたんだけど、作業してるとあさっての方向に行っちゃったりするんで、だったら最初っから手首レスト(?)がついたマウスパッドがあったら良いんじゃ無かろうか、って事で。1000円以下の安物で、安物なりにちょっと楽になったような気はしないでもないね。安物でこれなら、おっぱいマウスパッドってヤツ、かなりの快適さを提供してくれるものなのかもしれないな、なんて思ったことでした。

[Anime] 定期視聴番組

火曜と水曜の分、「ダンタリアンの書架」、「うさぎドロップ」、「No.6」、「異国迷路のクロワーゼ」。ガイナックス制作の「ダンタリアン…」、ビブリオマニアック・アニメ(というジャンルがほんとにあるのかは知りませんが)としては「R.O.D」という金字塔があるわけだが、あちらが扱うのが古書だとすると、こちらがメインで扱うのは稀覯本という感じになるのかな。稀覯本、ってワードが醸し出す微妙なゴシック・ロマン感みたいなものを狙ってるんだろうか。さすがガイナックス、的な絵の美しさとメインの演者さんたちが上手い(ダリアンみゆきちだったのね、まったく分らんかった)ので、見れるものにはなってると思う。面白くなるかどうかはもうちょっと見てみないと。

なんか妙に「そんなのあったよなー」的感覚満点だった「うさぎドロップ」、そうなんだよなー、ヘタに物心ついて、自分の意志でも動けるぐらいの子供を仕事の都合で別のところに預けるって、案外厄介なんだよね。自分とこは近くにお義母さんがいてくれたんでかなり助かったけど、カミさんいない、ヘルプ入ってくれる親戚衆もいない、その上で仕事の分野でもそれなりに頼りにされてるとなったら、そりゃお父さん大変だよな、なんてあたりで結構身につまされるものを感じさせられた。自分にとってはもう過去バナだから、薄笑いしながら見れたけどね(^^;。

「No.6」はまだ様子見、というかまあ、普通に面白くないタイプのアニメなんじゃないの?

何もめだったことが発生しない、でもなぜか見入ってしまう「クロワーゼ」。アニメだもんね、絵でお客を惹き込まなくてどうすんだ、的な。ステキだと思います。


2013-07-21 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

途中から開票速報のザッピングしてたんで、ちょっと順番おかしいけど「宇宙戦艦ヤマト2199」、「進撃の巨人」、「<物語>シリーズ セカンドシーズン」、「とある科学の超電磁砲S」、「ファンタジスタドール」まで。見た順に、まずは「ヤマト」はビーメラ星のエピソード。旧作では松本零士作品のラインの一つである、虫好きって所をピックアップしたようなお話に、アナライザーのコイバナを交えたようなお話だったけど、新作ではイスカンダルって星の理念みたいなものと、同じく前作ではイスカンダルに着いたあとのエピソードだった、移住コミの反乱話を混ぜ込んだ様な話になっていて、結果どっちも薄味になっちゃったような気が。

何より主人公であろう所の古代君が、重み的には重要な側であろう艦内の反乱話にほとんどコミットしてない、って構造は拙くないだろか。代わりに島をメインに、って手もあったとは思うけど、で、そういう一面もあったとは思うけど、弱かったよね。あと、ビーメラ星で見つかったものと、それがヤマト艦内で起きた反乱騒ぎに与える影響のようなものが有機的に作用できてなかったのも、ちょっと残念だったかな。ビーメラ星は人類の移住には向いた環境に見えるけど、実はこれこれこういう事情でそうでもなかったよ、って話を反乱サイドに跳ね返してやれば、お話の流れや説得力は格段に上がったんじゃないかと思うけど。お話が全体に、ちゃんと作ってるように見えて実は割と肝心なところを投げちゃってるんだよなあ、新しい「ヤマト」は。

あ、でもだから旧作よりダメ、とかではないですよ。ていうか全体としては凄く良くできたアニメだとは思うんですよ、オレはイマイチ乗れんけど。

土曜深夜は「ファンタジスタドール」はまあ見なくていいか、と思う以外はどれもかなり楽しめてる。「禁書目録」と同じ話をなぞりつつ、それなりに新機軸を持ち込んできてる「超電磁砲」、結構凄いことやってるよね。

[Day][News] 参院選

まあ全体としてはこないだの衆院選に続いて自民圧勝。ただ大阪で共産の候補が当選してたのがちょっと面白いな。維新のお膝元で、維新の候補が当選するのはまあしょうがないとして、同じ選挙区で維新に一番文句を言うであろう党の候補者にも議席を一つくれてやる大阪の有権者って、意外に良い感じのバランス感覚を持っているのかも知れないと思った。東京、京都も同様。そこを考えると我が兵庫県は…、って書くと俺がどこに投票したか丸わかりだね(^^;。

全体にどの選挙区でも、共産党の得票数が結構バカにならんもんになってたのは、個人的にはちょっと喜びたい。共産党に政権を持たせたいとは今のところ思わないけど、とにかく闇雲に異議申し立てをする勢力に一定の支持をする人がいる、ってことを数字で表わすことが出来た、って事自体はめでたいことだと思うんだ。すぐに影響が出るとは思わないけど、「お前ら信用されてないぞ」を為政者に伝えることは決して無駄じゃないと思う。そういう意味ではちょっとだけ、良い方向に向いた選挙だったんじゃないかな…、と、思いたい。


2015-07-21 この日を編集

[Oldbooks] 今日の古本を見て一言

…というか今日の古本を開いたら出てきたものを見て一言、かな。画像の説明横山弁護士、そんな人もいましたねそういえば。平成7年だから1995年か。地下鉄サリン事件のあとの一種の狂騒の中で話題になった人。この切り抜きが「特撮ニュータイプ」誌からはらりと舞い落ちたときには、かなり頭にハテナマークが湧きましたよ(w。お客様は何を思ってこいつを切り抜き、「特撮ニュータイプ」誌に挟み込んだんだろう。横山弁護士萌え、な人だったのかしら(^^;。

この本たちをお送り下さったお客様(ゴールデンウィークの買取ラッシュを演出して下さったお客様のお一人なんですが)は、かなり素人プロファイリングし甲斐のある方で、おそらくオレより4,5歳若い女性で、アニメ・特撮に限らず映像系全般をフォローしてて、作品よりは俳優さんに惹かれてるタイプ、って分析はしてた(絵本とかも変身前の俳優さんの写真の多い本を集めるタイプだったのね)んですが、そうですか、横山弁護士にも惹かれるタイプですか(^^;……。んまあ他にもいろいろ、守備範囲の広いタイプの人ではあるんですけどね。

それはともかく、こういう古本に挟まってる紙の切れっ端みたいなもの、有効利用する方法はないかな、とは日々思ってる。意外におもしろい紙くずがあるんだよ、70年代のロマンスカーの食堂車のメニュー、みたいなのね。なるべく捨てないようにしてるんだけど、店に出すときの作法が掴めていなくて。ものすごく大量にあれば、古書店組合に加盟させていただいて、古書市に持ち込む、なんてやり方もあるのかもしれんけど、そこまでは行かん程度に中途半端なんだよな。

紙くずもそれなりに量があればそれは質に転化しないこともない、とも思うのでどうにかできたらいいな、とはいつも思ってはいるのですが…。

[Baseball] カッタデー

T2-1G。メッセ8回0封、ダレないように呉が9回押さえに出て一点差まで詰め寄られて緊張感を高めた上で何とか逃げ切り、という。

そんな演出は要らんのやで(^^;


2016-07-21 この日を編集

[Chinema] シン・ゴジラ

トレイラー第2弾。敢えてテンションが上がらないトレイラーを作ったんだろうか。直近のあれ(GFW)のノリとは別物やで、と言う庵野監督の念押しなんでしょうかね。

[Books][Kindle] 大空のサムライ かえらざる零戦隊

B00E5UZLIW 坂井三郎 著
光人社NF文庫・Kindle版
\756

ちょっと比較のつもりで読んで…

撃墜数60機以上、百数十を超える出撃回数がありながら、ついに僚機を一機も失わなかった日本海軍のトップエースの一人、坂井三郎の国内外でベストセラーとなった自伝

あまりにも有名な本だけど実は今までちゃんと読んでいなかった。坂井三郎さんという人は小学校の高学年のころ、学級文庫に入ってたノンフィクション全集(ざっと調べてみたけど、多分講談社の「少年少女世界の名著」ってヤツだと思う)でその名を知り、続いてサンケイの「第二次世界大戦ブックス」の「零戦」(マーティン・ケイディン 著)で「大空のサムライ」と言う本を書いてらっしゃる、と言うことを知り、ついでにこちらの本で、「大空のサムライ」のさわりの部分は読んでいたんだった。

で、古本屋を始めてから光人社のNF文庫版は入ってきたこともあったんだけど、そのうち読もうと思ってると割にさくっとお買い上げいただいちゃって、なかなかまとめて読めない状態が続いてた。「第二次世界大戦ブックス」の方も売れたり再入荷したりがあったんだけど、先日ひさしぶりに「零戦」を買い取らせていただいたんで久しぶりに読み返してみた。んでふと、この(『零戦』で記述されてる)「大空のサムライ」の記述は、坂井さんの本の引用になっているんだろうか、それとも坂井さんの本→英語版「Samurai」→オリジナルの第二次世界大戦ブックス→加登川幸太郎氏による日本語版(以下サンケイ版、とさせていただきます)、と言う流れで文体とか変わったりしてるのかな? ってところが気になって。

んで読んでみたら、これが見事なくらい原典とは別物になっていて逆に興味深かった。個人的には熱めの原典、何となく理知的にソフィスティケイトされたサンケイ版、と言えるかな。一人称が原典の「私」からサンケイ版の「わたくし」に変わった時点ですでにかなり印象は変わってくるし、英語版「Samurai」ではサンケイ版の著者であるマーティン・ケイディン氏は共著者と言うポジションにあることもあって、いくつかのポイントで原典に追加された部分があったのかも知れないな、なんて思った。

サンケイ版「零戦」でかなり上がるポイント、硫黄島上空1対15の死闘(有名ですね)の一節、サンケイ版で子供心にしびれたところがあって、それは

坂井、翼を上げておけ、翼端で水をきるぞ

というところ(ここだけ引いてもわけわかりませんね)なんだけど、原典ではそういう記述は全くなくてかなり驚いた。自分がおおむね40年ぐらいこう言うものだ、と思っていた「大空のサムライ」の記述は、実は英語版に翻訳された時に加筆されたかも知れない部分だったのだね。で、そこのところ(英語版で加筆された部分をもう一度日本語にする、という仕事)において、サンケイ版のスタッフはかなり良い仕事をしたんじゃ無いかと思った。

原典はもちろん読み応えのあるもので、特に日本的な徒弟制度をベースにした搭乗員育成プログラムが、よりシステマティックなアメリカのそれによっていつの間にか後れを取ってしまう、という、先の戦争を象徴する流れにちゃんと視線を向けた上で、ちゃんと痛快な戦記部分も疎かにしていない構成はなかなか。その上で「第二次世界大戦ブックス」で青二才の頃にそれなりのミリタリ知識を得ることができた世代としては、ちょっぴり愉快な経験をさせていただきました。

画像の説明

こちらがサンケイ版。当たり外れのあるシリーズですが、マーティン・ケイディンは割と信用銘柄だと思いますよ。→Amazon(ユーズドのみ)

★★★☆

[Baseball] キノウモマケタデー!

T2-6G。甲子園で巨人に勝てないって、阪神タイガースのレーゾンデートルがボロかすになってるってことなんですが。

鳴り物応援を自粛したのって何年だったっけ。久しぶりにアレ、復活するのかね。


2017-07-21 この日を編集

[Day] なんちゃってフィッシュアイ

B004IK8F3WB0058G3ZNA昼過ぎで作業が一段落したのでお出かけ。前々から目を付けていたOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R、中古で9000円ちょいナリ、を購入。箱も何も無し、ケツのキャップはなぜかLumixの刻印入り(w。

画像の説明自分が購入したえむてん君、Wズームキットで14-42mmの標準ズームは付いてる(左がキットレンズ、右が今回購入した中古品)んで、同じもの(というかわざわざ一つ古いもの)を買ったわけだけど、もちろんこれにはわけがあって、理由その1はこれ、コンパクトすぎて逆に使いにくい。その2、電動ズームがイマイチ好きになれない、んでもって最大の理由は、こっち(古い方)にはフィッシュアイコンバータが付けられる、ってところ。

画像の説明じつは同じところで「開封済み」って注意書き付きのフィッシュアイコンバータが1000円ぐらい安く売られていたので、こいつも併せて購入するわけです。古い方は以前に購入したマクロコンバータも付けられるので、実は新型EZ(電動ズームの方ね)よりも、いろいろつぶしが効くんですな。個人的にはカメラに付けた時のホールドしやすさって点では旧型の方がはるかにしっくりくると思う、けどフィッシュアイコンバータ付けると、ちょっと厳つくなってしまうね(^^;。肝心の写りの方はどうでしょう、さすがに新型の方が若干キレが良いのかな、という気はする。レンズ自体がそうなのか、中古だから若干劣化してしまっているのかは自分には良くわからない。AFのピントの合い方がちょっと甘いのかも、という気もちょっとする。

画像の説明んで肝心のなんちゃってフィッシュアイの写真ですけどこの通り。ワイド側で使えってことで、確かにテレ側だと単なるワイドコンバータ的な写りにしかならんけど、そこはさすがにワイド側で撮ってみれば、それなりに魚眼っぽい仕上がりは得られるな、って思う。ちょっと嬉しい(^o^)。

画像の説明毎度おなじみ湊川公園。魚眼っぷり(?)が専用レンズほどしっかりしてはいないので、構図で工夫しないと魚眼感が薄めになってしまうかも。

画像の説明前の写真と同じとこから25mmF1.8で。構図の面白さとは別に、切れ味、みたいなものだとやっぱこっちかね。とはいえいざというときにちょっと変わった効果を得たい、と思った時にちょっと嬉しいオモチャかも知れませんな。

[Baseball] カッタデー!

S1-11T。秋山完投、打線大爆発、なんだけどこう、なんというか勝ってゴメン、って気になっちゃうんだよなあ。自分とこも決して安泰ではないので、勝たなくちゃいかんのだけど、それでもやっぱり勝っちゃってゴメンナサイ(^^;。


2018-07-21 この日を編集

[Chinema] なーんか、こう…

ジェームズ・ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3弾をクビ…過去ツイートが問題視され(Yahoo! ニュース)。うんむー、クリエイターなんて人種はどこかしら人格に問題があるもんだ、という一般論で擁護する事もできるのかも知れんけど、それ以上になにかこう、ちょっとでも何らかのコレクトネス的にそぐわないものを、なんなら改めて掘り起こしてそこに火をつける、という風潮が一般的になりつつある、ように見えるのはどうしたもんだか。世の中というのは意外とおおざっぱなものなんだと思うんだけど、どうもwebではそこに毛筋ほどの誤謬も許されない風潮が出来つつあるのはちょっとヤバいんじゃないかという気はするな。

世の中案外、適当でおおざっぱ、で動いてる状態が一番良いと思うんだけどね。

[Anime] 定期視聴番組

相変わらずたくさんあるので抜けとかあったら察して下さい(^^;。「博多豚骨ラーメンズ」、「敵かな? 味方かな?」テイスト込みのコン・ゲーム感、悪くないと思う。「BANANA FISH」、んと、原作こんな感じだったっけ? とりあえず衆人環視の刑務所で、重要な情報を大声で叫びすぎ。

「殺戮の天使」、なんというか、(ゲームの)MYST感が凄いね。その雰囲気は嫌いではないですが。「ちおちゃん…」、ブラッディバタフライを引っぱるのね(w。「アンゴルモア…」、のちにアンゴルモアと呼ばれる存在は、モンゴルのアナグラムだったんだよー!(な、なんだってー!?)という(^^;。(歴史的な)オチを知っているが故の面白さ、はあると思う。

「ハッピーシュガーライフ」、変態さん総登場。「ハイスコアガール」、うん、これはいいね。自分がロートルなゲーマーにはなれない人間だったからなのかも判らんけど、この世界は少なくとも無責任な外野ポジションからなら心底応援できる世界だと思う。個人的にPCエンジンが家庭用ゲーム機のスタンダードを更新することはないだろうとは思ってたけど、それでも有為な一石ではあったと思っていますので。

んまあそれ以前に「ボーイ・ミーツ・ガール」モノとしてとても良くできていた、とも思えるんですけどね(w。


2019-07-21 この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組(夏アニメその3)

めちゃくちゃ多いんですけど(^^;。抜けもあるかも知らんけど、あとこれ全部1週遅れなんですが「ジオウ」「リュウソウジャー」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2」「炎炎の消防隊」「彼方のアストラ」「かつて神だった獣たちへ」「荒ぶる季節の乙女どもよ」「とある科学の一方通行」「ロードエルメロイⅡ世の事件簿」「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」「ありふれた職業で世界最強」「グランベルム」「鬼滅の刃」あたりまで。

「リュウソウジャー」はあれかね、オトちゃんもゆくゆくは騎士になるのかね? 「ダンまち」、ここは1つのレベル差がかなり大きなものなのね。「炎炎」「アストラ」は面白い。「獣」、1回目は「?」だったけど2回目は結構見れた。人間が巨獣化する世界、をみなそう言うもんだと思って納得してるってのはちょっと首捻っちゃうけど。「荒ぶる…」もまあおもしろいかな。

「とある」はまあ作画が圧倒的ね。ただいまだに岡本信彦君の一方通行さんの声が「違うなあ」と思ってしまう(ゴメンナサイ)。

「ロード…」は、なんつーか全然ジャンル違いだけどリバーヒルソフトの一連のゲーム作品(J.B.ハロルドとか藤堂龍之介モノね)を連想してしまった。ゴージャスな作画にライトなWho/How/Whyダニットが乗っかってる、みたいな。あとあれね、良い声のヘタレやらせたら浪川大輔氏は天下一品ね(w。「通常攻撃…」、かやのんがきっこさんやさぁやの後継ポジションについた、と思わせるようなキャスティングが印象的っすね。そういうポジションでやっていくんでしょうか。それはそれで興味深い。絵がちょっと古いかなあとは思うけど。

「ありふれた…」はまあ、こんなもんすか(偉そう)。「グランベルム」、以外に深いところ突いてきてるかも。「まどほむ」か? とか思ったけどさらにそこに「ゆゆゆ」要素もぶち込んできてる、みたいな。脚本花田十輝? そりゃ意外と油断できないかも知れないねえ…。


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