ばむばんか惰隠洞

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2007-06-23 [長年日記]

[PC] ACDSee Ver4でEPSを見ちゃう (11:53)

ウチのACDSeeはVer4.0.3。なんの不満もなく快適に使えているのだけれど、EPSファイルが表示できないので少々困ってた。Mac使いで紙デザインベースの仕事が多いデザイナーさんが送ってくれるデザインファイルに、結構な量のEPSイメージが使われているものだから。

PhotoshopやIllustratorで開けばそりゃ見れるけど、そうじゃなく、ざっとどういうイメージが使われているか、なんてのをチェックするのにはACDSeeで一覧表示してくれた方が見やすいし早い(し、軽い。Adobe Bridgeなんて重くて使ってられねえぜ)。このたび請けたお仕事がまさにこの、EPSオンパレードで、非常に見通しが悪い。なので少し調査。

Ver4でEPSを見たいと思ってる人間は世界でオレ一人かも知れないけれど、Ver6ユーザーには結構なニーズがあったようで、ACDSeeのサイトのFAQで、ACDSee6でEPSを見たい、つーのがあり、ここで紹介されてるEPSプラグイン(正確にはPostScriptプラグインなのだろうと思う)を拾ってきてACDSeeのプラグインフォルダに放り込んでやるとたちまち…一部のEPS(自前でこさえたヤツ)は閲覧可能になる。これはどうしたことかと調べてみたら、PSプラグインを入れただけではダメで、さらにGhostScriptなるPDFインタプリタ(の、ようなもの)が必要になるそうで。ACDSeeのプラグインプロパティからたどれるリンク先で、ACDSee6対応のGhostScriptを入手してインストールしてみると、おお、めでたいな、Ver4でもEPSが表示できるようになった。

ACDSeeって、Ver3で劇的に使い勝手が良くなって(このあたりでワシもSusieから乗り換えた)、4で完成の域に達したように思う。それ以降は、どうもデジカメ画像方面にどんどん特化していっちゃって、あまり魅力を感じなくなってたんだけど、うん、これでVer4のままで、もうしばらく戦えそうだな(w。

言うまでもないけどイリーガルな使い方だと思うので、ご使用は自己責任で。って今時、Ver4なんぞを使ってるヤツもおらんか(w。

[Books] 忘却の船に流れは光 (23:54)

忘却の船に流れは光 (ハヤカワ文庫JA)(田中 啓文) 田中啓文 著
カバーイラスト 篠房六郎
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030888-9 \860(税別)

なんだおい、真っ当なSFじゃんか(ぉぃ)

かつての魔属の大襲来により甚大な被害を被ったこの世界。今や人類は「世(デバツア)界」と呼ばれる階層都市に引きこもり、「壁」によって外界との連絡を完全に遮断、密閉された空間で生き延びるためにその体構造も大きく変えて、かろうじて生存していた。いつか来るという、すべての辛苦が無くなってしまう「到達の日」を夢みて。

さまざまな人々を指導する立場にある、見習い聖職者のブルーは、ある日のっぴきならない事情で悪魔信仰者の饗宴を取り締まる警備活動の要員として駆り出されることになった。そこで彼は、自分の人生を大きく狂わせていくひとつの出会いをすることになる…

閉ざされた「都市」のみで生存を許された、大きく改造された人類、都市の周りに拡がる砂漠とそこに棲む異形のものたち、そしてそれ以上の移動を許さない壁。お話の出だしは上のあらすじで書いたとおり。そう、実に真っ当なSFになっているのだ。

田中啓文なのに。

もちろん随所には、いかにも田中啓文らしい、止めどなく繰り出されるエロでグロでダジャレなさまざまの描写も健在ではあるのだが、それでもこのお話の根っこを支えてるのは、じつに正々堂々、王道をいくSF小説のパターン。異なる世界と登場人物を少しずつ明らかにし、それにまつわるエピソードが積み重ねられて行くにつれて少しずつ変わっていく世界観、それが積み重なって行くにつれて何となく、こちらの方にも「ははん、そういう展開になるのかな」と思わせ、「ほーらやっぱりね」と言う気分になったところでさらに「おーっとそう来たか」とびっくりさせてくれる、まことに持って王道を行くSFになってるんだった。わざわざ英語版タイトルとして「THE CITY AND STARS」を持ってきてみたり、実にこう、あちこちに念入りなミスリーディングを誘う仕込みがたっぷり用意されてたりして、どうして油断のできない一作に仕上がっているのだった。

そうは言ってもそこは田中啓文。一旦お下品モードに火がつくと、穴という穴には何か突っ込まなくちゃ気が済まないし、出す物はとりあえず何でもかんでもひり出さないと気が済まない。主要キャラはひたすら虐待され、真面目に読んでたこっちは突然大事なところでとんでもない肩すかしを食らわされる。どこまでが本気でどこからがヤケなのか、さっぱりわからなくなってしまうこの人の作品の持ち味も健在。いろんな意味でこっちの予想の斜め上を行く作品。面白かったわ。

★★★☆

[Comics] お買い物 (24:18)

おせん(13) (イブニングKC)(きくち 正太) ひとひら 4 (アクションコミックス)(桐原 いづみ) きくち正太「おせん」(13)、あと、忘れてましたが桐原いづみ「ひとひら」(4)も購入済み。なぜか突然ヘアスタイルを変えてきたおせんさん。それはまあいいんだけどお話のほう、ややネームが煩雑になりすぎていないかなーと思わなくもない。

私、マンガってのはまず絵がありきで、そこにいかに効果的に短いセリフで、言いたいことを的確に伝えるか、ってところが重要な表現様式だと思うので、ネーム偏重、絵が添え物、みたいなマンガはそれだけで評価だだ下がりになっちまうわけで、「おせん」もこのままだと定期購入リストから外さざるを得ないかなあ、なんてちょっと思ったりしてな。基本的に(構成も含めた)絵で勝負して欲しいんですよ、マンガなんだから。

[TV] 定期視聴番組 (24:42)

今日は珍しくリアルタイムで。「おおきく振りかぶって」、「地球へ…」、「電脳コイル」。「おお振り」の舞台になってる西浦高校のモデルになった高校って、みっこの母校だったんだな。知らなかったぜ。「地球へ…」は、まあ真面目に作ってるなー、と。あとはなんだ、何唄ってんだサム、ってとこですか。「電脳コイル」は、なんだろう、これ見てると妙に「となりのトトロ」が脳内再生されるんだよなー、単に元気者の妹、ってとこだけな話なのかな。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
TUX (2007-06-24 00:52)

>「となりのトトロ」が脳内再生<br><br>●あと、『まっくろくろすけ』もね(笑)


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