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ジョン・C・ライト 著/日暮雅通 訳
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011612-5 \940(税別)
ラダマンテュスのハウスネームを剥奪され、データ的には不死が実現した社会において有限の寿命を持って生きることを余儀なくされたファエトン。多大な犠牲と引き替えに、彼が探求するのは、かつて全身全霊を掛けて建造したにもかかわらず、その建造の記憶すら剥奪されてしまっていた巨大宇宙船「喜びのフェニックス」号の回収と、たびたび彼に攻撃をしかけてくる謎の一団の追求。すべてを失って行き着いたファエトンが目にしたものは、これまでの彼の経験からは想像も出来ないものだった…
くどすぎるくらいくどい未来世界の描写の連続の末に、「なあ、オレたちスペースオペラしないといけないと思うんだ。スペースオペラ成分が足りないと思うんだ」という結論を引っ張り出して少々こちらを脱力させてくれた前作、「幻覚のラビリンス」に続く「ゴールデン・エイジ」の第2弾。今回もまあくどいくどい。お話の中で出てきたあらゆる物事には、念入りな解説と登場人物達のしつこいまでのトーク・セッションが繰り広げられ、読んでるこちらは何がどう展開しているのか、さっぱりわからないままページをめくっていく羽目になる。
前作で「スペースオペラやろうぜ」と言う結論が出、スペオペには宇宙船が必須だよなー、ということで、じゃあその宇宙船はどうやったら手にはいるのか、と言うのが本書な訳なんだけど、その行動がどの程度進捗しているのかしていないのか、が今ひとつ良くわからない感じ。もちろんじわじわと目的には近づいているのだろうな、とは思えるのだけれど、やたらに饒舌な会話と地の文の洪水で、お話の中で張られる謎やら伏線やらが、どういう風に回収されたのかも良くわからないまま、なんか知らんが最後に「やったー!」がやって来た、みたいな。
私の読み方が拙いのかなあ、部分的に面白いところはいろいろあると思うんだけれど、どうにもこう盛り上がれないまま終盤まで読み進んだような気分。バックアップ取り放題の人生で、今向き合っている人物はどの程度本物たり得るのか、とか、人間によって作られながら人間を超える存在となった知性体にとって人間とは何なのか、とか、なかなか面白い話が仕込まれているんだけど、どうもそれらのさまざまなエピソードが、話の本筋に上手く絡み合ってないように思える。
まあなんだ、紆余曲折はあったけれど、ようやく宇宙船も手に入れたことではあるし、最終の第3部では、今度こそスペースオペラが展開してくれるのを期待しておきますよ。
そこがまたちょっと、心配なんだけどなー。
★★☆
いやいやいやいや、真剣に迷ったわ。恐るべし大阪ビジネスパーク。わたしゃIMPホールに行きたかったんだが、OBPからの連絡通路がわからず、いくら案内図を参考に(したつもりで)歩いても、ぐるっと回ってOBPの二階に戻ってしまうのだった。
正解は、JR京橋からの連絡通路はOBPの二階に接続、OBPからIMPへの接続はビルの三階部分で接続している、と言うことに気がつかなかったのでありました。30分ぐらい余裕もって出たはずが、OBPうろついてる間にセフティマージン使い切っちまったよ。危ないところであった。
ぎりぎり間に合ったので一安心。仕事が済んだら神戸に戻ってたちきやでぷはー(ビヤガーデンに行けそうな天気だったんだけど、一人で屋上ってのもなあ)。本日は「磯自慢 大井川の恵み」「黒龍 いっちょらい」「奥播磨 誠保(じょうほ)」。お、あとひとつ、最初に呑んだのなんだったっけ、まあいいや。なぜかオタトークで大いに盛り上がり、程よく酔っぱらって帰宅。
英国GPの予選、ビデオしかけるの忘れてた orz
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うぅむ。積ん読本が二十冊以上溜ってて、良く考えたら今年に入ってから初めて読んだのがこの「フェニックスの飛翔」だったんですが、私はものすごくものすごく楽しんで読んじゃいましたねぇ。<br><br>前作は要は時代背景を丹念に描写するだけで終わっちゃってたのに対して、今作はしょっぱなから飛ばしに飛ばしている印象で、あっというまに一気に読み終えちゃいました…。<br><br>そしたら読書モードが一部復活して、ついでに「反逆者の月」も読んでしまったんですが、これが面白いっちゃ面白いんだけど、SF じゃぁなかったんで、さらに「スローバード」と「人間の手がまだ触れない」を読んで、やっぱり SF は SF してくれないとね、なんて思ったり。
だってファエトンがあまりに役立たずでさあ、読んでてイライラしてくるんだよ。お前は主人公としてそれで良いのかと小一時間ikry。<br><br>執事ペンギンとか、好きなんですけどね。