ばむばんか惰隠洞

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2009-01-13 [長年日記]

[Oldbooks] 愛だねえ(今日の古本を見て一言) (24:13)

HJ 86年7月号買取依頼で80年代のホビージャパン等を送っていただいたので、ちらほらと眺めていたんだが、で、何冊かは以前にも送っていただいた本もあり、その時にざっと読んだつもりになっていたんだがいわゆるU.W.Wの一党、やることへの念の入れようは尋常じゃなかったんだなと再確認する羽目になったのがこちら。HJ '86年7月号。これについては古本屋の日記でもちょっとネタにしたんだけど、その時はうかつなことに読み飛ばしてた部分に重大なネタが仕込まれてた事に今ごろになって気がついた。

画像の説明サムネールをクリックしていただいたらお分かりかと思う……わかりますか? やっぱ説明が必要ですかね。ネタは「海底軍艦」。この作品には16尺、6尺、3尺、1尺の轟天のミニチュアが用意され、必要に応じて使い分けられたのだけれど、このうち3尺のモデルは、艦尾の推進用ノズルの配置が菱形になっている。それ以外のモデルでは四角形の配置。海洋堂のバQ、レジン、ソフビキットではここは四角形の配置を採用しているし、後から出てきたフジミのインジェクションキットも同様の解釈を採用している(ん? フジミはどっちでも行けるようにしてたんだったっけか、前に作ったはずなのにこの辺、すっかり忘れてるな)。とは言え菱形のノズル配置を持った轟天も存在しているのは確かなことなんですな。

で、恐ろしいことにこのモデルごとの差異がなぜあるのかまで、この記事は説明しちゃってるんだった。そこでサムネールをクリックですよ。

本来轟天は熱核ラムジェットを利用したウォータージェットで高速航行を可能にしてるんだが、これは少々静粛性に欠ける恨みがある、と。で、静粛航行が必要な時のために超電磁推進による航行システム(『レッド・オクトーバー』のキャタピラーですな)も併用できるようになっている、と。で、この時には使われない推進ノズルの穴を塞ぐために、艦尾のプレートが45度回転し、ノズル部分を塞ぐ形になる。つまり、3尺モデルが再現しているのはこの、超電導推進モード時の轟天なんだ、とね。

オジサン爆笑しながら少々うるっと来てしまったよ。ここまで愛と妄想をつぎ込まれる作品は幸福だと思う。ゼネプロのウルトラホーク1のバQのインスト以来の感動だわ(w。

U.W.WはMAT→科特隊→ウルトラ警備隊のスーパーメカを扱った部分は本になってまとまっている(それも絶版だけど)んだが、それ以外のネタもいくつかフォローされているので、そっちもまとめて欲しい気はするよな。いいネタが無駄にごろごろしてるんだよね(w。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
ロドリゲス翁 (2009-01-14 09:05)

UWW未収録といえばα号/β号等の葉巻き型浮遊システムの開発記事(二次大戦まで遡って架空の歴史を紡いでるのが愛ですね)と<br>MJ号シリーズですかね。MJは連載中止で突然終わったのが<br>思い出されますね。千草センセの大活躍が楽しみだったのですが。<br>そういえば造り掛けで頓挫した60センチ級のα号のスクラッチ<br>(あれ仕様の奴)が放置したままになってます。

rover (2009-01-15 23:15)

6回で終了しちゃったんですね。タスク・フォースの仕事が入ったとかでもないでしょうけど(あれはもうちょっと後か…)。<br>確かに千草さんのサイトに作りかけのMJ号載ってますねえ(w。


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