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…しねえよ、いやちょっとはするか。フィーチャリングOperaたんなスキン、Ultra Super Opera-tan Power。どんなんかなーと思って適応してみたんだけど、パッと見はあーなんだかカラフルなスキンね、ぐらいの感想だったんだけどこいつの本領はブランクのウィンドウを開いた時に発揮されることにちょっと経ってから気がついた。
ご覧の通りSpeedDialを少し小ぶりに表示して、出来たスペースにかーいらしいOperaたんが表示されるように作っているのだね。なるほど、こういう芸も出来るんだな。
ちょっと良い感じなのでしばらくこれで使ってみよう。
小川一水 著
カバーイラスト 撫荒武吉
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030945-9 \740(税別)
カーボンナノテクノロジーがもたらした様々な技術的革新が、人類の宇宙進出に加速度を与えた21世紀末。日本が建造した大規模軌道ステーション"望天"は、今日も様々な目的で地球と月を行き来する人々や、ステーションの機能を維持するために勤務する作業員達で活気に満ちている。だが、見えないところで予期していなかったいくつかの条件が重なったことで、"望天"には避けられない疲労が蓄積ていた…。
致命的な事故が発生し、宇宙ステーションの一部が本体から離脱、部分的に機密が保たれた状態のステーションのパーツに取り残された人々の生還をかけたサバイバルを描く、パニック・ハードSF。クライトンだったらおそらく、"望天"を襲うディザスターの描写だけで上下巻の上巻丸ごと、念には念を入れて書き込むんだろうと思うんだがそこは小川一水、きっかけの部分はあくまでシンプルに、大変なことに巻き込まれた人間達の苦闘の描写の方に全力を尽くしてくるわけで、そこがまた、いい具合に読ませる本になっている。
戸板一枚隔てて地獄、ってのがこれ以上ないぐらいはっきりしている宇宙空間に放り出された残骸の中で頑張る人間達、ってわけで、喩えるならば宇宙版「ポセイドン・アドベンチャー」みたいな話で、この手のお話では生還を期して集まった(あるいは、集まる羽目になった)パーティーのキャラの描き分けがかなり重要になってくると思うんだが、そこがかなり上手くて読み応えがある。キャラ設定的には「ポセイドン…」に「11人いる!」のテイストもちょっと散らしてきた感じがあってなかなかいい。ストーリーのかなりの部分で、パーティーを形成するメンツが一同に会することが出来ず、音声のみでコミュニケートして難局に当たらなければいけない、という縛りがあるのもSF的に納得できるから、お話の緊張感を上手い具合に保ってくれている。
しばしば"邪悪さが足りない"といわれる小川一水作品なんだけど、今回はかなり黒い部分のキャラを出してきたなあ、と途中までは思いながら読んでいたんですが、読み進んでいくとそこはやっぱり小川一水で、ざっくりと思い切りのいい邪悪さ、には今回も出会えなかったかな、ってところかな。
んまあなんだ、「だが そこがいい」、って話なんだろうけどね。
★★★★
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