ばむばんか惰隠洞

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2009-02-01 [長年日記] この日を編集

[web] またまた絶賛不調中 (20:16)

XREAね(w。昨日の午後ぐらいからftpとメールが劇重に。こっちは一度経験してたのであまり動じることもなく、むしろ借りてたサーバ全部に対策してなくて、今回また不具合が出るところを残してた自分にむしろ驚いたわ。

去年の秋の出来事だったってのに、意外に憶えていない、というか前回のトラブルに遭遇しなかった人の方が多かったんだな、って事でユーザー掲示板は前回以上の罵倒の嵐になっててちょっと苦笑。

[web] ここにもOperaたん (23:21)

画像の説明見落としてた。RSSフィードはOperaのものを使ってるんだけど、更新をキャッチするとポップアップするウィンドウにもOperaたんが表示されるんだな。芸細かいな。

それを見てついニヤニヤしてしまうオッサンってのはどうなんだ、と思わなくもないけれどまあええがな。いーもん、かーいいもん、オレんだもん……は吾妻ひでおでしたっけかね(w。

[TV] 定期視聴番組 (24:29)

「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDecode02」、「テイルズikry」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア」、「機動戦士ガンダムOO」。

ヴァイオリン」(太字にアクセント)の違和感がいまだに拭えない「バーディー」は、なんだろう、オリジナルなお話の展開と、絵に慣れてきた部分が結構大きいのか、そこそこ楽しめるようになってきたかもわからん。オレはゆうきまさみの描く大人が好きで、02はそこそこ良い感じのオッサンが敵味方にいい具合に配置されているのが良いのかな。

土曜深夜は「地獄少女」がちょっとこれまでと毛色の違う話で面白かったかな。山童クンの初登場シーンで「あ、マタンゴ」と思っちゃったのはオレだけではあるまいて。ついでに依頼主の洋館に飾られた肖像画がどうにも岸田森に見えて仕方なかった、のはまあ、こっちはオレだけかもな。

日曜朝は「プリキュア」新シリーズ。このシリーズは毎回OP、EDのお歌がかなり良い感じなんだけど、今回のOPはちょっと感心できないかも。歌の上手い下手とは別のところで(まあ下手だけど)、キャッチーな所がないなあ、と。お話的にはまあ、こう言うのもありかな、と、今のところは思いました。「しゅごキャラ!」が小学生なんだもの、こんな中学生もアリでしょ。あと、OPはちょっとアレだがEDはかなり良い感じだと思った。

んで「ガンダムOO」、人の気持ちのまとまり具合、このシリーズとしては得意分野であろう所の「父殺し」、見せ場としての「ZZ」でのコロニー落とし以来のスペクタクル、と、いろんなところの見応えはかなりのものではなかったかと。とりあえずセルゲイさんのご冥福を。


2009-02-02 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 今日の古本を見て一言 「マンガ家は、絵が上手い」 (21:09)

画像の説明バンダイの情報誌「模型情報」を50冊ばかり追加。この時期('83〜'87)はあんまり模型作ってなくて、情報誌とかも買ってなかった頃なんで、いろいろ目新しくも興味深い。成田亨さんの「特撮美術」の内容って、ここ(とB-CLUB)に書かれてたものの再録なのかな? 全部がそうというわけではなさそうだけど、一部重複する部分が見受けられますな。元の本を手放しちゃったのできっちり検証できないんだけれども。

さてそんな「模型情報」でちょっと笑っちゃったネタ。1986年11月号。特集が「オネアミスの翼」で、それに連動する形で山賀博之氏のインタビューが載っているわけなんだが、この、1986年当時の山賀氏のご面相が、島本和彦センセが「アオイホノオ」で描いた山賀氏とドンピシャで、いやーコーヒー飲んでなくて良かったぜ、と思ったわけなんだった。島本和彦は割とディフォルメを効かせ過ぎて、時として元ネタがわからなくなっちゃうことが結構あるんだけれど、こいつに関しては完璧だわ。見事に特徴を捉えて、ディフォルメしていると思う。絵上手いんだな、やっぱり(失礼)。

書影をクリックすると証拠画像を表示しますよ。

アオイホノオ(島本和彦/著)

こちらが「アオイホノオ」。面白いよ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ロドリゲス翁 [えっと再録はこういう状況らしいです。 ttp://www.infosakyu.ne.jp/~yamaken/sfx..]

P2 [うわぁこうsて比べるとマジそっくりだ(笑)>山賀さん]

rover [>ロドリゲス翁さん おおなるほど、どうもありがとうございます。なるほど、部分的に転載されたって事なんですね。]

rover [>P2さん ですよねー(w。 つことで今、ボンズの南社長の若い頃の写真を探してる自分がいたりして(^o^)]


2009-02-03 [長年日記] この日を編集

[Books] 鋼鉄都市 (24:44)

画像の説明商売モノに手を付けるシリーズ。アイザック・アシモフ著「鋼鉄都市」(→amazon)。古本屋の棚に並ぶのはもうちょっと先ですが、久しぶり感があって晩飯後に読み直してみたら、やっぱり面白かった。極めてオーソドックスなミステリパートの手法と、それに被さるSF的未来視の部分のイマジネーションの拡がり具合の按配が良い感じで、しばしば今読んでも古くない部分、なんて所にも遭遇するのが面白いところ。

それとは逆に、今風なSFならそこは何か対策するだろう的な、見通し損ねた未来観みたいなものにたまにぶつかっちゃうところは、古典を今読む楽しみと言えるのかな。ベルトウェイを乗り換えていくことで高速での移動手段が得られる世界で、そのベルトウェイの乗り換えにミスって落とし物が発生したり人身事故が発生したり、なんて未来社会は多分、今のSF作家だったらなにがしかの対策を講じてくるパートだろうな、なんて思えてちょっと楽しかったりして。

個人的な思い出話としては、消防の頃に読んだ石森章太郎の「少年同盟」で主人公の少年をサポートするアンドロイドの名前がイライザで、ちょっと洒落た名前だなあと思いながら読んでた(オレ、石森作品では『少年同盟』とか『アンドロイドV』とか、かなり好きなんですよ)ものが、青二才になってアシモフSFに触れて、彼のロボットものの人間側の主人公の一人の名前がイライジャ・ベイリであることを知って「ああそこから取ってきたのかー、やっぱ石森先生はすげーなー」などと感慨を新たにしたことを追体験したことであった。ま、完全に外した一方的なこっちの思い込みかも知れんのだけどね。


2009-02-04 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

週の前半。「明日のよいち!」、「黒神」、「ライドバック」まで。火曜日のフジテレビ深夜はテープが足りなかったようでブツ切れ。

OPで何となくそっち方面に行きそうな感じはあったんだけど、新機軸を持ったバイク型マシンによるレースもの、では済まない展開になりそうな「ライドバック」。主人公が何らかの形で「選ばれた」存在であるってのは、お話の流れの上で避けられないものではあると思うんだが、これはどうなんだろうなー。

今のところどれも面白いから、良いんですけどね。


2009-02-05 [長年日記] この日を編集

[web] 長引いてるなー (23:48)

XREAさん。前回は4日でどうにかこうにか復旧してたんだけど、今回は6日目に突入して未だ状況は好転せず、の模様。自分が使ってるサーバはまだマシな方で、メールとftpのタイムアウトまでの時間を長く取る事で一応解決する問題ではあるんだけれど、サーバによってはCGIが動かなくなっているようなところもあるようで、こればっかりは運だよなあ、としか言いようもなく。自分んとこで借りてるサーバがこっちだったら、今ごろもうちょっと焦ってたのかも知れんけど。


2009-02-06 [長年日記] この日を編集

[Books][Oldbooks] バットマンの冒険 1

画像の説明だいぶ前に入手してたもの。現代教養文庫「バットマンの冒険」(M・H・グリーンバーグ編/佐脇洋平・古沢嘉通 訳) →amazon(ユーズドのみ)

確か夢の屋さんがヤフオクに出してらっしゃったのを見つけ、ラインナップの豪華さについポチッとやっちゃったヤツだったと思う。そういえば夢の屋さん、入院なさってるそうで、お大事になさって下さいませ。

さてそういう事で。バットマン生誕50周年を記念して、SF、ミステリ分野の作家たちが競演する。メンツはロバート・シェクリィ、ヘンリー・スレッサー、ジョー・R・ランズデイル、マックス・アラン・コリンズ、マイク・レズニック、カレン・ヘイバー&ロバート・シルヴァーバーグ、スチュアート・カミンスキーと超豪華。オジサンの大好きなシカゴの爺さま刑事シリーズのカミンスキーがバットマンをどう料理するのかが興味津々で買ったわけですが、そちらの方はちょっと残念で、エイヴ・リーヴァーマンものと言うよりは、彼のもう一つの看板シリーズであるトビー・ピーターズものに繋がるようなお話で、しかもどちらかというとライトな方面でまとめられていた。レズニックもライトな方向のアイデアストーリー。

一方でがっつりと読めるのはランズデイル「地下鉄ジャック」。いかにもこの人らしいダークな風味がバットマンに合っとるなあ、と。映画的な構成もちょっと面白い。

どちらかというとSFチームよりはミステリチームの作品の方にいい感じのお話が集まった、と言えるかも知れない。

それにしてもみんなジョーカー好きやなあ(w。

続く二巻にはアシモフやらエフィンジャーの名前があるんで、ちょいと読んでみたいなあということで消極的に探してはおるんですが、なかなか見つかりませんな。さすがは現代教養文庫。


2009-02-07 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

週の後半。「まりあ†ほりっく」、「空を見上げるikry」、「黒執事」、「キャシャーンSins」、「CLANNAD After Story」、「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDECODE 02」。なにかと新房たまらん出来な「まりあ…」はおいとくとして、「キャシャーン」も何やらおかしなことをやって来たな。突然挟まる実写映像にはどういう意味があるんだろ。考えたら負けか? 「CLANNAD」と「ラインバレル」には微妙に共感できないものを感じ、「バーディー」は次あたりからいよいよヴァイオリン(「ヴァ」にアクセントがあるのが妙な感じだなあ)の詳しいお話って事になるんでしょうかね。


2009-02-08 [長年日記] この日を編集

[F1] おお、カッコいい!! (15:17)

正式な発表は明日だそうですが、先行でCGアニメーション版が公開されてて、これがやたらと格好良い。レッドブルRB5、アニメで先行公開(F1通信)。

どのくらい実車のイメージを再現しているのかはわからんが、新車のイメージを説明しながら、今年のレギュレーションや新機軸のKERSがどう働くのかも手際よく説明してくれてて大変結構。レッドブルはこの手のパブリシティ、毎度力入っとるね。

[web] ご好評につき絶賛不調延期中 (21:33)

ま、好評なわけはないが、相変わらずXREAの不調は継続中、というかこの鯖屋、土日はきっちり休む疑惑(?)もあるんで、休みの明ける明日以降にどうにかなってくれたらいいと思っているんだがさてどうなるものやら。

というところで話は変わって、XREAの掲示板とか眺めててちょっと気づいたのが、去年の秋頃のトラブル時に比べて、掲示板に書き込まれる内容に「仕事で使ってるんで困ってる」つーメッセージが格段に増えてる事。そんなコトする必要はないのに自分のサイトのドメインまで明記してる人もいるみたい。

で、そちらを見学に行ってみるとああなるほど、こう言うところでチンピラコーディングが量産されているわけなんだな(w。

つまりこういうことか。

バリュードメインとXREAを使って安価なweb環境を用意→個人、または小規模な企業向けに「webサイト作りませんか? シンプルですが低価格で請け負いますよ」とセールス→大量のチンピラコーディングサイトが低価格のレンタルサーバに湧き出る、と。

自分もある意味商用でXREAを利用しているけれど、それは自分の商売だったりwebサイトづくりのテスト環境としてであって、さすがにここを使って人様からお金を頂くってのは怖くてようやらんのだが、ある意味そういうところだからこそビジネスチャンスもあるって事なのか。

んまあ確かに3GbのディスクスペースにCGIの制限はほぼなし、MySQLもPgSQLも使えて月200円ってのは破格ではあるよな。こう言うところを利用して、10ページ前後のシンプルなサイトなら、初期費用3万ぐらいで請け負いまっせ、って話を持っていくわけだ。で、この手の仕事がどんどこ増えてくれたおかげでコーディング単価は下落の一途をたどる、と(つoT)。

んでもってこの、ニッチなところにビジネスチャンスを見いだしたチャレンジャーな皆さんは、どうも自分が使ってるレンタル鯖がどういうところなのか、良くわからず(わかろうとせず)、闇雲に掲示板に文句を垂れるだけでそれ以上の対策をしようとしてないように見えるんだが、大丈夫なのかねこの人たち。XREAのヘタレっぷりが元凶なのは間違いないんだが、それはそれとしてここはこういう所なんだから、あらかじめ手を打っておく事も出来たと思うんだけどね。

ま、これで格安サイト作成サービスにちょっと歯止めがかかって、コーディング単価が良い方向で安定してくれたらオレとしては嬉しかったりするんだけど、時代の流れに逆行するような話だし、それは無理なんだろうなあ。

ま、とにかく頑張って復旧させてくださいよXREAさん。いくら何でも一週間放置はマズいんじゃないの?

[TV] 定期視聴番組 (23:02)

休日分。「テイルズ・オブikry」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア」、「機動戦士ガンダムOO」。一瞬あいもハガキ職人やってるのかと期待してしまった「地獄少女」。ある意味皮肉たっぷりな造りになっとるね。作家のツッコミが入るラジオって、ネットラジオ以外でもあるものなのかしら、などと本編とあまり関係のない事も考えてしまった。ここんとこ、食い物かとーま君にかぶりついてばかりだったインデックスの出番が増えるんだろうか、つーのが「禁書」、「夜桜」も面白いね。ミサトスいいっすな(w。

日曜。「ゴーオンジャー」が大団円。ついに最後まで、役者さんの演技に満足できないままだったなあ。顔出しでのラストバトルとか声優さんたちのカメオ出演とか、そこそこ見どころもあるにはあったんだけど、全体に盛り上がらないまま終わってしまった感じだわ。

今期の仮面ライダーって30回程度で終わる予定なんでしたっけ? そこで10人ライダー登場という事になると、お一人様に割ける回数は3話程度、当然お話の展開はギャロップギャロップ。クウガ編は一段落して、次からはキバ編って事になるのかな? とりあえずクウガを乗り物扱いしてしまうってのはどうなのかなーとは思った。

「ガンダム」。あと数話でお話畳まなくちゃいけないのに、いまだに要素満載でどういう事になるのやら。戦闘に赴くプトレマイオスの皆さんが、それぞれ自分の想い人の名前をつぶやく中でただ一人、刹那君だけが「ガンダム」とのたもうたあたりは、なんか切ないものを感じてしまうね(^^;)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●刹那だけに「せつない」と、そういうコトですね(爆) ●最近になってようやく「キャシャーンShins」の「Shin..]

rover [そっ、そうか、FがフィーメイルのF、セイエイが精鋭であるとするなら、刹那・F・セイエイってのは恐ろしく尖ったせつない..]


2009-02-09 [長年日記] この日を編集

[web] 突如復旧 (14:49)

昨日ぶつぶつ書いたXREA。週が明けたと思ったら突如あちこちから復活を喜ぶ声が。あまりに急転直下な展開に2ちゃんではこんな書き込みも。

中の人「さーせん、月曜日朝一で来てもらえませんか、、、もうだめっす」
―月曜日、午前10時
助っ人来社「ちわっす」
中の人「コーヒーと紅茶どっちにします?」
助っ人「ロイヤルミルクティーで」
―10時10分頃復活
中の人「入れ立てです。どうぞ。あ、あれ、、、もう治った、、、」

案外ホントの話だったりして(w。んまあとりあえず復旧オメってことで。

[web][Books] 老人と亀 (22:51)

内田昌之翻訳部屋で知った、ジョン・スコルジーとSF映画の関わり。内田さんが紹介されてるのはスコルジーのブログなんだけど、彼の回答の詳細は、そのブログからリンクされている、 a personal history of me and science fiction filmsという記事。日本語にしたらば「私がSF映画に関して憶えている25の事ども」みたいなノリですかね。

わたくしのつたない英語力でも何とか読めるんだけど、なかなか面白いね、これ。初めて見たSF映画がテレビでやってた「ガメラ」のどれか(多分昭和のガメラだろうね)、ってのもなかなかいい感じだし、ここでもイウォークについて容赦のない意見を述べてるあたりもちょっとニヤニヤしてしまう。

19番め、 If I had my way, they never would have remade The Day the Earth Stood Still.ってのはどういう意味なのかな? オレにその力があったら、「地球が静止する日」がリメイクされるような事にはならなかったぜ、って意味なのかな? 助けて下さい月下先生(なっつかしい名前だなあ、つかこの名前知ってる人ってJ&P HOTLINE限定かしら)。

あとはなんだ、スコルジーさんが少々ご執心の「バカルー・バンザイ」ってどんな映画なんでしょうね。日本ではテレビ放映されただけらしい(SF MOVIE DATABANK)けど…。

老人と宇宙(Scalzi,John/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著)遠すぎた星(Scalzi,John/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著)

日本語で読めるスコルジーの本。どっちも面白いよ。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

ロドリゲス翁 [バッカルーバンザイは(邦題は「バカルーバンザイの四次元ギャラクシー」)ロボコップのピーターウエラー主演のZ級SFアク..]

ロドリゲス翁 [しまった。実物確認したら ×「バカルーバンザイの四次元ギャラクシー」どころじゃなくて ○「バカルーバンザイの8次元ギ..]

rover [持ってんのかい(w。 向こうの役者さんって時々「なんで?」って映画にすんげー嬉しそうに出演してたりしますよね。ジョン..]

ロドリゲス翁 [>持ってんのかい(w。 いや、これ確かメリケンパークのコーナンのワゴンセールで 300円で買ったような覚えが。 ..]

rover [>ロドリゲス翁さん どうもありがとうございます。んでもオレ、最近基本的に家で映像作品をみる気がない感じ(^^;)なの..]


2009-02-10 [長年日記] この日を編集

[PC] 肝を冷やした (23:54)

メインマシンが突然ネットに繋がらなくなって、かなりぞっとしたんだった。他のマシンはちゃんとネットに繋がってるのが不思議なところで、ZoneAlarmが悪さをしてるのかと思ったんだけどそういうものでもなさそうで、DOS窓からipconfigでおうかがい立ててみたらばIPアドレスやデフォルトゲイトウェイに、なんかあり得ない数字が入ってるんでこれはいったいどうした事かと。

ノートを引っ張り出して情報収集につとめてはみたが、「これだ」って回答にもたどりつけずに相当困り果てる事小一時間。

困った時は電源オフで人間もキカイも頭冷やすのが一番ってことで、マシンをシャットダウンして喫煙コーナーで一服して、電源再投入してみたらあら不思議、全てが何事もなく復調してくれたんでホッとしたんだけどいったい何があったのやら。

トラブル食らう直前に何をやってたかというと、チンピラじゃないコーディング仕事で、何点か画像切り出す必要があったんで、PhotoshopとImagereadyを頻繁に行き来してて、本来Imagereadyが扱わない方が良いと警告される、40Mbオーバーのドキュメント弄りさくっとったら急に調子悪なったが(富山弁)。

web系の仕事してるといつも思うんだけど、最終的な成果物と、それになる前の中間ファイルや素材の間でのボリュームの格差が、シャレにならんぐらい大きいんだよな。なのでwebページに表示される一枚の画像が出来るまでに、かなりヘビーなデータとアプリのやりとりが発生するわけで、オレはどうにも肌が合わないのでDreamweaverとFireworksの組み合わせはパスして、DreamweaverにPhotoshopとImagereadyでの画像作成、で仕事させてもらってるんだけど、こっちも結構マシンに負担かけるみたいね。Fireworksよりはマシな感じはあるけど、Imagereadyも結構マシンに負担をかけるというか、ある時突然いろんなものが重たくなってしまう時があるような気がする。改善策はどのあたりにあるのだろうね。マシン新調? CSシリーズを最新のものにアップグレード? どっちも金かかりそうで面倒だよなあ…。


2009-02-11 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「明日のよいち!」、「ライドバック」、「ミチコとハッチン」あたりまで。「ミチコとハッチン」はちゃんと見たらきっとすごく面白い、というかいろんなところに見どころがあるんだろうけど、適当に流してる状態だとごめんなさい、って感じで。

だからといって一度見たテレビアニメーションを改めてDVDで買いそろえたい、って所までは行かんのでずーっと中途半端なまま。

[Oldbooks] こんぽーこんぽー (25:39)

建国記念日には古本を注文するのがトレンディ(死語)なんだろうか。どかんと50冊ぐらいのご注文が、晩飯時に舞い込んでオジサンちょっとパニック気味。少しこぼれるかも知れませんがなんとか明日(あ、もう今日か)発送しますんで待ってて下さいませ。

いまだにどういうタイミングで、どういう本(古本)に引き合いが来るのか、さっぱり分らない。他所様は知らず、軽石庵さん的には冬(特に11月ぐらいね)に買取依頼が多く、買取依頼が一段落するとなぜかご注文も集中する、みたいな傾向がわずかに感じられなくもない、ってところではあるんだけど。

とりあえず発送準備の第一段階は終了したので、一眠りさせて頂きますです。

(チンピラかどうかを問わず)コーディング仕事がちょっと集中してる時に限って、古本の注文も集中するってのは何かの嫌がらせなんだろうかと思う事もなくはないが、とりあえず頑張りますよ、今現在はすでに酔っ払ってるので、役立たず状態だけどな(w。


2009-02-13 [長年日記] この日を編集

[Day] 病院行ってきた

毎月恒例、薬をもらいに行ったわけだが、去年の暮れに血ぃ抜かれてたんでその検査結果も聞かされた。要注意ポイントは4つ。γ-GTP 105(基準範囲73以下)、中性脂肪 169(40-149)、尿酸 7.3(7.0未満)、IgE 4400(296以下)。オレ「つまりは酒飲みすぎだと」、お医者さま「まあそういう事ですね」、以上(w。

最後のIgEはアレルギーに関係する数値。高ければ(かなり高いのは確かだな)アレルギー体質度が高いという事になるが、数字だけではどっち方面のアレルギーなのかは分りにくいんだと。アトピーで困ってる方もこの数値はかなり高いようですな。確か前に重責発作でぶっ倒れた時には、ハウスダストが影響してるんじゃないか、なんて話もあったんだけど、古本が8000冊ばかり積み上がってる部屋で毎日生活してて、ハウスダストがどーしたっちゅーねんって気がしないでもないわけだが。

ま、カミさんも「50のオッサンならこんなモンだろ」つってたし、別に生活パターンを見直したりはしませんよ。今夜も酔っ払うで、おー。

[Day] 風が強い

昼頃から相当強い風がびゅうびゅう吹いて、音もごーごーとやかましい一日。こういう日はマンションの一階であるわが家の庭にはいろんなものが落ちてくる。ゴミ袋とか降ってきた事もあったし、庭ではないが玄関先に人が降ってきた事もあったりした(まあこれは強風とは関係なかったけど)わけだが、本日は男物のワイシャツ一枚ですんだ模様。拾ってエントランスに置いとこうかと思った矢先に、落とし主の方がいらっしゃったのでお渡しして一段落。

風は強いけど全体に空気は生暖かく、変な日でしたな。


2009-02-14 [長年日記] この日を編集

[Day] 昨日の強風は…

正式に春一番と認定された(asahi.com)ようで。そして妙に暖かく、夕刻から雨が振った影響で本日の鈴蘭台は霧の朝。午後になってお陽様が出てきてそこそこいい陽気。そろそろ春なのかね。まだ気が早いか、寒の戻りに要注意ってか。

[TV] 定期視聴番組

週の後半。「まりあ†ほりっく」(あんまりしっかり見てない)、「空を見上げるikry」(ほぼ早送り)、「黒執事」(意外に面白い)、「キャシャーンSins」(早送り)、「CLANNAD After Story」(何だかんだで見てます)、「鉄のラインバレル」(見てますがこれ、画面に「アナログ」とか出るテレビでは肝心なところが見れない系ですかね)、「鉄腕バーディーDECODE 02」(最近割と面白くなってきた)。

で、「CLANNAD」。なんかビックリするようなちゃぶ台返しがあるのかと思ったらそうでもなく、渚はお亡くなりになり、話はそこから5年後。

たぶんこのお話を造っている側があらかじめ想定している視聴者層にとって、このお話はとても良いものになっているのだろうな、と頭では分る。分るけどカミさん逝っちゃったショックから立ち直れないまま、5年も自分の娘を放ったらかしにしてる生物を、周りが父親として許容してる世界ってのはどうなんだろうと。

んまあ最終的に汐の中に渚が…、みたいなお話の流れになるのかなあとは思うし、それはそれで感動的なんだろうとは思う。でも多分どんなふうに落ち着いても、完全にここに感情移入は出来ねえんだろうなあと思ってしまう程度には、オレも年喰っちゃったんだな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [昨日は暖かかったですね。 予報では明日から雪らしいですが。]

rover [静岡では真夏日だったとか。で、明日からはまた冬型に逆戻りだそうですね。]


2009-02-15 [長年日記] この日を編集

[HTML] 今ごろ知ったTips (13:41)

CSSで、たとえばブロックレベル要素<div>の最終的な幅(高さも)は、width(height)+margin+padding+border_width(ホントはアンダースコアじゃなくハイフンだけど、引き算に見えちゃうとイヤなんで)。

でもtableの場合はborder-widthで指定した枠幅は、tableのwidth内で処理される。つまりborder-widthを大きく取ると、tableの内側に向かって枠線が太くなっていく、と。

ふーむ、そういうことなんだ。今まで知らなかったぞ。まあある意味、理にかなっているような気もするけど…。

[TV] 定期視聴番組でアッパレ (23:29)

「テイルズikry」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」。割とバカにして流し見してたけど実は案外真面目に厳しい話やってたんだ、と思った「テイルズ」、本編は久しぶりにこの作品の正統的なノリに戻ってきたと思ったら、最後の最後に後継者問題なんてネタが出てきてちょっと驚いた「地獄少女」、今回(名目上の)ヒロイン出てたっけ? な「禁書目録」、メインキャラの紹介が一段落して、次から本筋の事件に入っていくんですかね、みたいなのが「夜桜」。なんせ1クールだからね。ああそうそう、「夜桜」はラジオ(animate.tv)も面白いっす。作業用BGMには少々向いてないくらいに(w。

さて日曜朝の新番組、「シンケンジャー」。少々スカしたコスチュームデザインに、今このご時世にチャンバラってどうなんだい、などと思って見てみたら、あらあら、これがかなり面白い。いろんなところで思い切りが良く(良すぎて暴走気味に見えてしまう時もありますが、そこがまたいい)、見ててシンプルに楽しいわ。キッチュなミスマッチ感覚を楽しむ、って時点で本来想定されてるお客様たちにはウケが悪い(基本的にオレらが喜ぶ戦隊モノって、商売的には苦戦する傾向があるからね)のかも知れないけど、一回目を見た限りでは少なくとも去年よりは続きが楽しみだ。

「ディケイド」は私の中ではかなり「シンケンジャー」の影に隠れちゃった感じ。「プリキュア」はオジサン的に、かわいらしい女の子たちがわざわざ喜々としてジャージに着替える、ってところのメンタルが理解できない(^^;)。

「ガンダム」は結局「おにーさま」がホントにお兄様なのかどうかも良く分からんままリューミンさん退場、なのかしら。まああと数回でお話まとめんといかんから、その他の流れにもいろいろ動きがあるんだけど、これ全部ちゃんと説明がつくとは思えないんだが、落とし所をどのあたりに持ってくるのだろうね。

「戦争」をテーマにすると、そこに何らかの回答を用意しなくてはいけなくなり、それが終盤にいろんな割り切れなさを残してしまうことになると思うんだが、ここを上手くかわす手はそう多くはないんだろうな。ファーストガンダムが上手かったのは、「戦争」をテーマではなく時代背景として使った、ってあたりなんだろうね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●シンケンジャーはこの御時世にゾーエトロープを搭載した刀に激萌えです(笑) ●フレッシュ・プリキュアのベリーの中の..]

rover [「ゾエトロープ」……それだーっ!! おっかしいなあ、検索に引っかからねえなあ、キノトロープ…って昨日さんざん悩んでた..]


2009-02-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 黒いセブンスター (20:46)

画像の説明頭に「黒い」とつくと何とはなしに「性能上がってんじゃね?」と思ってしまうワタシは「紫電改のタカ」世代(w。

やれ分煙だ禁煙だタバコは値上げしろだとにぎやかなこのご時世に、何を思ったかタバコの新製品。しかもマイルドじゃなくブンタの方とはね。つーことで「セブンスター・ブラック・インパクト」。タスポ持ってないんで自販機で買えず、さりとてタバコ屋の店先で、「セブンスター・ブラック・インパクトおくれ」と言うのも何やらこっぱずかしいもんで、なかなか買えないんでいたんだけど、なんのこたぁない、「セブンスターの黒いのおくれ」って言えば良かっただけの話だったんだな。

黒いパッケージの紙巻きは、日本ではあんまり一般的に広まらない気がする(アレックスとかいつの間にか消えたよな)んだけど、こいつはどうだろうね。封切って一ヶ月くらい放ったらかしてたハイライトというか、腑抜けたJPSみたいな味でオレの好みじゃないんだけど、今はこういうのの方が良いのかね。

ま、わたしゃ普通のブンタに戻りますよ。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●いっそのことニコチンもタールもガッと増やして「ワイルド7」とかいう名前にしちゃえばいいのに…と思ってしまうワタシは..]

rover [そも「キング」の黄金期とはいつだったのか、という疑問が(^^;)…。 ワタシにとっては009の「ベトナム編」の頃が、..]

ロドリゲス翁 [えっ超人ロックと999の時じゃないんですか?]

イエン・サリク [自分は「キング・ロボ」かと・・・。(全身バラバラ)]

ロドリゲス翁 [>ニコチンもタールもガッと増やし そういえばカフェイン倍付けの「ジョルトコーラ」とか 強炭酸の「初代METS」とか..]

rover [なんだ、ずっと黄金期が続いてたんだ、キングってば(違)。]


2009-02-17 [長年日記] この日を編集

[Day] いきなり寒い

ちょっと前まで春かよってな勢いの陽気だったのに、今日は一転寒々と。郵便局に行こうと家を出てみたら、なんや白いモンが降ってたぜ。極端にも程があるぞ。

[Oldbooks] 今日の軽石庵

画像の説明その威容有り様。今回は大して数ないんじゃないの? って感じもあるけど、奥の方にずずいと並んでまして、段ボール3箱で200冊ばかりの入荷。今回は比較的新しめの和洋SF、ハヤカワのJコレクションがそこそこまとまった数ありまして、こういうの初めて見たんでほほう、と。文庫に落ちるまで我慢強く待ってる自分としては、ごく最近読んだ本の何冊かのオリジナルバージョンがどどん、と並んでるのを見ると、なんかこう負けたような気になるのはどうしてなんだろう(^^;)。

その他、今になるまで実は読んでない「銀英伝」とか、日本軍の本に結構未読があるんでちょっと嬉しいかも。ハヤカワも創元も、今月の新刊がかなり不作感たっぷり(来月は久しぶりにヴィンジの新作が出るんで、ちょっと楽しみだね)で、読む本がねえなあと思ってたとこなので、その意味でもありがたい。普通だったら絶対手を出さないであろう、ライトノベル系の本もいくつかあるしね。

ま、首尾よく売って頂けたらの話ですが。


2009-02-18 [長年日記] この日を編集

[Books] ヘミングウェイごっこ

ヘミングウェイごっこ(Haldeman,Joe/著 Haldeman,JoeW./著 大森望/翻訳 ホールドマンジョー/著) ジョー・ホールドマン 著/大森望 訳
Cover Design & Photo Complex 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011699-6 \700(税別)

ヘミングウェイを専門とする大学教員ジョンがキーウエストのバーで出会った男、キャッスル。他愛のない世間話がジョンの専門であるヘミングウェイの話題に移った時、キャッスルが何気ない体でひとつの提案を持ちかけてきた。有名なヘミングウェイの紛失原稿の一部が発見された、という触れ込みで、巧妙に作製したタイプ原稿を発表したら、それはちょっとした稼ぎになるのではないか? つまりは贋作で一儲け、という提案であったのだが、ヘミングウェイの専門家であるジョンにとっては、自分の知的好奇心とプライドを微妙にくすぐるものでもあった。最終的に悪事にはならないように、と自分なりに保険をかけつつ、いつしかその作業に熱中するジョンの前に、思いもよらぬ人物が現れて…

いわゆるコン・ゲーム小説で自分がすぐに思いつくのは、ジェフリー・アーチャーの「百万ドルを取り返せ」で、これは実に巧妙で、洒脱で楽しい作品で、本書の帯に「コン・ゲーム」の単語を見つけた時にこっちが勝手に期待してしまったものも、そちらの方面のノリ。しかしそこは大ベテランのSF作家、ホールドマン。こちらの期待して方向とはかなり違う方面に読者を引きずり込み、頻繁に首を捻らせてくれるんで今ちょっと首痛い。「訳者あとがき」で本書が書かれることになった、そのきっかけのエピソードがちょっと紹介されているけど、ホールドマンも最初はそれなりに軽く洒脱なパスティーシュを狙って書き始めたものが、書いていくうちに突如SF者の血がちょっと沸いて、話は軽妙から奔放の方向にずれちゃった、みたいな。

お話の主人公ジョンは、ヘミングウェイの贋作プロジェクトを遂行していく過程で、とある事情から少しずつ異なった時間線を次々と乗り換えていくのだが、乗り換えた先の時間線でもやはり贋作プロジェクトは進行しつつ、それ以外のディティールは微妙に変わっていき、ジョンという存在自体にも少しずつ変化というか付加価値というか、そんなものが加味されていって「お?」と思うようなラストになだれ込む、ような仕組み。少々とっちらかった印象が最初から最後までつきまとい、遷移していく時間線での歴史の組立の微妙な差異を楽しみつつ、歴史の流れのどこかで、ヘミングウェイ的な、マッチョなイケイケ・アメリカン・ヒーローを礼賛する必要が、のっぴきならない重要性を持ってやってくるんだ、なんてネタフリは、これを書いたのが「終わりなき戦い」のホールドマンだ、ってあたりを考えると結構皮肉が効いてるんじゃないかな、等とも思えてくる。

主人公であるジョンが、実は何者なんだろうってあたりを考え始めるといろいろ面白いんだが、反面尺の中で無理やりまとめた1クールもののSFアニメの展開に近いものも合わせて感じたりして、比較的短い作品であるにも係わらず結構引っぱるものがあるような気もしてくるな。文句なしに面白い、って本じゃないけど、妙な面白さがある本だとは思いましたよ。

★★★

[Anime] グインの声優さん

決まったそうで。公式サイトでもアナウンスされてますな。全体的に手堅いキャスティング、って事になるんだろうかね。主役のグインは堀内賢雄さん。こっちが思ってたより少し艶っぽいグインになる感じ? 個人的にドンピシャだと思ったのは、スニ=矢作紗友里ってあたりか。ヴァレさん=藤原啓治さんも割といいかもね。

しばらく見てないうちにキャラデザインもかなり上がってきてるようですが、世界三大魔道師の一人であるところの北の賢者さまが、歯抜けの爺さまってのはなんだかなあ。

なんにせよこれ、「タイタニア」の後番組って事になるんだよね? この帯のアニメ作品って、毎回ひどく寝ぼけたものしか出来上がってこない印象があるんだけど…。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

もも [おはようございます。 グイン=ケンユーさんにはびっくりしました。 個人的に、藤原啓治さんご出演には楽しみが増しました..]

rover [ぼやきの演技は行けそうですが、冴えない中年は上手いけど、ヴァレさんって意外と若者だったりするんですよね(w。どんなヴ..]

ソノヤマ [●藤原さんはエウレカセブンのホランドとかで、うさんくさい兄ちゃんも演ってましたので、昨今ハヤリの「ちょいとばかり名の..]


2009-02-20 [長年日記] この日を編集

[TV] そろそろテレビともおさらばか…

フジテレビONE TWO NEXT2,009年4月1日開局(フジテレビ公式)。CSのフジテレビ721、739、CSHDがそのような名前に変わって値段も改定されるぞ、と。より詳しい情報はハイビジョン化-フジテレビCSチャンネル改編にともなうF1視聴情報まとめ(F1memo)が分りやすいか。自分とこにもハガキが来てたはずなんだが、ちゃんと見ないで捨てちゃった。結構大きな改編になるんだね。

これまで721でオンタイムで見れていたF1は、今後はNEXTでやることになり、TWO(旧721)では録画の放映になる、と。NEXTはHDとSDがあり、SDの方は従来のチューナーで視聴可能、らしい。で、ぼんやりしてるとこれまでの721/739視聴者は、自動的にONE TWO NEXT(SD)に契約が更新される、と。

F1以外の放送なんて見やしないので、わたしゃNEXT(SD)さえ見れたらそれで良いんだけど、これはどうも通常の「よくばり」「えらべる」には含まれず、それらのパックとは別料金になる、模様。

かてて加えてカミさん愛用の「歌舞伎チャンネル」が約5割増しの価格改定させてくれ、っつー連絡もらっちゃった時点で、いろんなもんがめんどくせえなあと思えて来ちゃった。そもそもたいしてテレビなんて見ないんだし、ここらでCSともおさらばしちゃっても良いのかなあ、と。で、2011年に地上波デジタルが導入された時点でウチのテレビには何も映らなくなるわけだから、そこでテレビともおさらばしちゃえばかなり幸福になれるんじゃないかと。

オレ、そろそろ夫婦割が効くトシだし、幸い未読の本も売るほどある(売れよ)し、ここらでテレビとおさらばしても良いんじゃないかって気になって来ちゃったな。金銭的な多寡は実はそんなに大きなものじゃないんだけど、気分的に妙に無駄を強いられてきてるような気がしてしまうのがちょっと不快なんだよね。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●SMAPのクサナギ某がCMで「ちでじー」とか言うたびに軽くイラっとします(苦笑) ●とりあえず大きめのモニターは..]

でした [地上波で見てるのはライダーかも。]

でした [間違えた、ライダーくらいしか見てない、です。 まあ、地上波はCSと違って料金取られてるわけじゃないから いいですけど..]

rover [最近は弾幕がないと、なんか物足りないんだぜ(^^;)]


2009-02-22 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

週末から今日にかけてだらだらと。古本の書影スキャンしたりデータこさえたりのついでに流してたんで、あんまりちゃんと見れてなかったり、そもそも録画し忘れたりしたものも多々あるわけだけど、一応流れていたのは「明日のよいち」、「ライドバック」、「黒執事」、「キャシャーンSins」、「CLANNAD After Story」、「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDECODE 02」、「テイルズikry」、「地獄少女三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」。うおー、こんなにたくさんあったのか。たくさんあるときは箇条書きだ。

週前半
「よいち」はまあ普通に面白い。「ライドバック」は何やら失速風味。また「ミチコとハッチン」撮り損ねてた。
木曜深夜
「CLANNAD」はまあこう落すんだろうなあというところか。汐の声、随分とこましゃくれた声だなあなあと思ったら、こおろぎさとみ嬢(嬢、ってのも失礼か)だったのね。なんでこんな感じで、とも思ったが、5年も実の父親に放ったらかされて育った幼児は、こういう喋りになるのかも知れんなあとも思った。そして朋也パパはそれなりに立派な人で、ダメオヤジなのは一種の燃え尽き症候群みたいなものだった、ってな話なのね。んで次回、父子和解、って事になるんでしょうか。
金曜深夜
今週はとりあえず「バーディー」ですかね。ヴァイオリン編に一段落というか人格の統合/分離障害が起きていたバーディーとつとむに一応の解決が与えられた回、は良いとして、気になったのはBパートのアクションシーンの作画、というか描写のスタイルが明らかに異質なものだったこと。これはあれかね、ヤシガニとかキャベツとか言われたものとおなじ類の一種のアクシデントだったのか、「わんぱく王子の大蛇退治」あたりをそこはかとなく狙ってやったものだったのか、さてどっち? 絵のタッチとは裏腹に、アクションパートは大変良い動きをしてたりするので、案外狙ってやったことなのかなあとも思ったりするんだが、どんなモンなんでしょ。あ、あとそこを措いといても、単にバーディーの幼少体験を追体験して行っただけで障害が解消する、つーオチはどうなんだろう、と思わなくもない。
土曜深夜
あらつぐみちゃん大きくなって、な「地獄少女」は小中千昭脚本。良くも悪くも「ああ、なるほど」って感じのお話だったでございますかな。相変わらずヒロインに出番のない「禁書」、意外に面白い「夜桜」で、土曜深夜はそこそこ楽しめる。
日曜朝
「シンケンジャー」は巨大ロボお披露目。兜は自分でかぶるのに、兜の緒は自動でしゅしゅっと締まるあたりに妙にウケた。「ディケイド」はキバ編が終わって次回からは龍騎編になるのか。カイザも負け犬兄弟と似たような立場からの参戦ってことになるんでしょうか。とりあえずユウサク君の方が主人公っぽい感じやね。
ガンダム
アニューさん(白石涼子だったんだね、全然気がつかなかった)退場回。ここに来て「なぜ殺し合わなければいけないんだー」とか言い出されても困るよなー、って所もあるかも。何回か前のエピソードでちょっと語られてたけど、刹那の身体に起きてるかも知れない何かってのが、作られた新人類であるところのイノベーターを超越する存在の萌芽であって…、みたいな? 形を変えたニュータイプ論がまた吹き出したりするわけなのかしらね。

つこって。


2009-02-23 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 銀河英雄伝説

銀河英雄伝説 10(落日篇)(田中芳樹/著)当然読んどくべきなのになぜか読んでない本、ってのは人それぞれ、いろいろあるだろうけど「銀河英雄伝説」は自分にとってそんな作品のひとつだったかも知れない。こう言うのはきっかけを逃すと案外後を引くモンなのだな。

本作品がスタートしたときになんで手を出さなかったのか、今となっては記憶があやふやなんだけど、「銀河」で「英雄」で「伝説」という、バラすとなんだかうさんくさい単語が三つ並んだタイトルに警戒感を持ったのか、当時多分、故祝一平氏だったと思うんだが、彼が「銀英伝は読者の知的レベルを不当に低く設定している」みたいな批判をどこかで(『電脳倶楽部』だったかねえ)書いてらっしゃったのを読んだような憶えがあって、その辺で微妙に食指の動きに制限がかかってしまったのかも知れない。

そんなこんなで20年。先日買い取らせていただいた本たちの中に、ひと揃い見つけて何やら感慨深いものを感じて読ませていただきました。買取交渉成立前から(w。今回読んだのは90年代に刊行された徳間書店版。ここ一週間ぐらい、晩飯後に読書読書。

なるほど、確かに面白いわこれ。ここまでの人類の歴史で記録されてきた様々な(陸上における)戦いを、そこに参加した一人の兵士を、この作品では一隻の宇宙船に置き換えて再現することでいくつかの見せ場を演出しつつ、明晰な独裁政治と暗愚な議会政治、どっちが良いんだろうね? ってあたりに史学的な知識をどんどこ動員しながら考察して見せた物語、と言えるのかな。

これは作家の方向性のようなものに大きく左右されるんだろうけれど、物語の骨格を考えたときに、「世界」と「個人」のどちらにより多く視線を注ぐかによって、「サーガ」の行く先は変わっていくものなのだろうな。「世界」に目がいけばそこに終わりは明確に設定されるわけだし、「個人」に目がいけば世界と書き割りである様々なキャラクターには、その都度作者の都合でどんどん改編が加えられる、と。や、何か特定の100冊を超える長大な大河ロマンを引き合いに出してるわけじゃあないですよ、主催者側発表としては。

そこに微妙に鼻につくものを感じるか、作家性の一端として受け入れるかは読む人次第だとは思うけど、わたしゃ鼻がむずむずしつつもこれはさすがに面白い作品だよなあ、と改めて思ったことでした。

個人的には、なぜに帝国側の登場人物が妙に時代錯誤なプロイセン的氏姓の命名規則に則っているのか、について一応理由があったと言うことが分ってちょっと胸のつかえが下りた気分。セコい話だけどね。

あ、個人的には派手な見せ場が用意されてるクライマックスの前後のお話が面白いと思いました。6、7巻あたりがかなりいいよね。

[Books] 本読みの本分

水鏡子さんの「みだれめも・196」(THATTA ONLINE)。ちょっと長いんですが引用します。

3千冊、あるいは5千冊くらいなら、こんなものでもまあ許される。

けれどもひとりの人間の趣味で揃えた本として、2万冊のオーダーで揃えるのなら正直バランスが悪い。あるべき本で欠けてるものがありすぎる。国書刊行会や白水社、思潮社その他の格調高いハードカバーの惨たることがいちばん大きなりゆうだろうけど、たとえばレベルの低い最近のラノベや児童ファンタジイが並んでいながら「ロードス島」や「ハリーポッター」なんかがないというのもじつはだめなのではないかとか思う。漱石や鴎外、ドストエフスキーやカフカなんかは、全部はともかく代表的なところくらいは片隅にこそっと並んでなければいけないのではと思う。そういう抑えがあってこそ、石川淳も泉鏡花の全集類にも箔がつく気がする。志賀直哉やトルストイはなくてもいい。宮部みゆきや池波正太郎はそこそこ揃ってなければならない。松本清張、司馬遼太郎は特になくてもかまわない。などなどいろいろ。

なんかこう、かっこいい。とてもここまでの境地にはたどり着いてないヌルい本読みなんだけど、いつか自分の本棚に並んだ本の背を見て、一人ほくそ笑んでみたいなあとは思う。人によって並ぶ本のタイトルには違いができるんだろうけど、格好良い本棚とはどうあるべきか、って所に思いを致したことはなかったなあ。ウチには2万冊も本は無いけど、そもそも読んだことのない本もどかどか並んでる状態なんだけど、それでもどこかで、「この本の並びはちょっと他人には真似できねえだろ」的気分に浸ってみたいような気はするな。

いつになるやら、そもそもそんな時が来るものやら、予想もできないんだけどね。


2009-02-24 [長年日記] この日を編集

[Books] 虐殺器官

虐殺器官(伊藤計劃/著) 伊藤計劃 著
カバーイラスト 佐伯経多&新間大悟
カバーディレクション&デザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
ISBN978-4-15-208831-4 \1600(税別)

サラエボが核の炎ですりつぶされた時から、戦争の姿は一変した。一方で人の命がタダ同然な国があり、もう一方で一人の兵士の命があまりにも高価になってしまった国がある。後者が主導した全世界における個人の情報のトレーサビリティの強化は一時的にテロの恐怖を押さえ込むことに成功していたが、後進国における内乱と紛争は絶えることがない。これらの紛争を鎮静化させるためにアメリカが執った手段とは、民間の軍事請負業者への業務の部分的委託と、大軍を用いず、高度に訓練された特殊部隊によって紛争の中心人物を抹殺することで紛争を沈静化させようとする戦略だった。だが、彼ら、通称「暗殺部隊」が何度アクションを起こしてもその都度追及の手をするりと抜けてしまう謎の人物があった。紛争地帯に必ずその姿を見せる一人のアメリカ人、ジョン・ポール。「暗殺部隊」のメンバー、クラヴィスは彼への接近を試みるのだが…。

先日買い取らせていただいた本の中に、そこそこの数の新しめでかつ評価も高く、まだ読んでない本があったんで、そこからいくつかピックアップさせていただこうシリーズ、第一弾はこれ。人によって評価は異なると思うが、小松左京賞において最終候補まで残りながら一等賞は取れなかった、ってあたりに選者(が誰なのかも知らないんですが)の微妙なバランス感覚が伺えてちょっぴりだけど首を縦に振った、ような本。さて、

極めてオタッキーでドライなハードアクションSF、といえるか。作中で飛び散ってる臓物や血の量はかなりハンパない気がするんだが、あまり血なまぐささを感じないあたりが、オタッキーと感じる由縁なのかも知れない。ガジェットとスペック、ちょっと軽はずみなトリビアの羅列が、本来相当重たいものであろう作品世界をかなり軽くしてしまっている印象はある。この辺はわりかし、読む前に聞いてた評判がマイナス方向に働いた、と言えるかも知れない。

ただ、これと並行して語られるもう一方の、そしてこちらこそが本書のメインテーマであろうと思われる部分のテーマ性とそのワンダー(と簡単な言葉で片付けてしまうのもどうかと思うんだが)はかなり魅力的で、決して期待はずれな一冊だったというわけではない、と言うかかなり面白かったのさ。

カエアンの聖衣が人格を規定する衣服であったのと同様に、このお話の中には人間の性向を強制的に一方向に向けてしまう言語、というものが登場する。本書の見た目のヒキがタイトルの前半、「虐殺」のビジュアルであるとするなら、初めはそこに隠れておいて、そこから徐々に「虐殺」と「器官」をつなぐ存在としてそのウエイトを増してくるのが言語。かなり良く練られた「言語SF」なんだね、これ。

血みどろの戦場から湧いて出た世界は、近未来の世界を舞台としながらその実、9.11以後の今現在の現実を映し出す。そこで「言語」は明らかに、現実世界において(そうなった経緯がどういうものであれ)多数意見となりつつあるものに対して「そうじゃねえだろ」と言ってるわけだ。本書のキイ・パースンの名前がジョン・ポールであるというのはつまり、そういうことなのかな、と。ラストはかなり気に入りました。

★★★★


2009-02-25 [長年日記] この日を編集

[Books] サムライ・レンズマン

本書カバー 古橋秀之 著
カバーイラスト 岩原裕二
徳間デュアル文庫
ISBN978-4-19-905092-3 \733(税別)
amazon(ユーズドのみ)

ボスコーンとの戦いはパトロール隊の勝利で終わった。だがそれが銀河系からあらゆる悪を掃討したことにはならない。今もなお、宇宙に悪は存在し、パトロール隊との戦いは続いている。今も一人の新人レンズマンが憎むべき麻薬業者の追及任務の途中だった。籠城を決め込む麻薬業者に対して今ひとつ思い切った対応を取れないでいる彼、ビルの元に突然レンズを介して入った通信。それは増援として到着することが予告されていた軍事情報局所属のレンズマン、クザクからのメッセージだった。一気に惑星外から宇宙服で敵の許に突入する、とのメッセージからいくらも経たぬうち、麻薬業者のアジトは制圧され、残骸となったその地に生きて経っているのは一人のレンズマンのみ。痩身に黒髪、特別あつらえの日本刀を武器とする盲目のレンズマン。彼こそ"サムライ・レンズマン"の通り名で知られるシン・クザクその人だったのだ…。

買取物件からピックアップシリーズ、その2。"レンズマン"大好きなオレに、刊行当時に「面白いよ」って声をかけてくれた方もいらっしゃったんだけどその時は「ふーん、でもまあどうせもにょもにょ…」で敬遠し、しばらく経って「読んでみようかな」と思った時には意外に入手困難になってしまった本たちの一冊。なんだかんだ言って入手できたのは8年後(w。

読み始めの感想としてはどちらかというとパッとしない感じ。キャラクタの書き込みが入念にすぎて、「なんかレンズマンじゃねえなあ」的な気分が前に出てくる感じだった。"レンズマン"的世界の住人ってのは、呆れるくらいキャラクタの掘り下げが薄っぺらで、そこの所の、良く言えばドライ、悪く言えば貧相なキャラクタ造形がある意味このシリーズの魅力の一つで、それがあるからこそ「レンズの子ら」で、かなり冷水ぶっかけられたような気分にさせられる土壌が醸し出されることになるんだと思うけど。

ただ、序盤のがっかり感を我慢して読み進んでいくと、中盤以降なんだか妙に楽しくなってくる。作者が"レンズマン"世界のキイ・ワードを適当にちりばめたオマージュ作品を作ろうというのではなく、"レンズマン"の世界を忠実に引っぱって来つつ、そこに著者独自の物語を構築しようとしている雰囲気が見えて来るあたりから、基本は別物なのに、いろんなところにオリジナルへのリスペクトが見えてきて、そこでなんだかニヤニヤしてしまうのだな。

当然押さえておくべきキャラや用語はもちろん、ちょいと深い方向に突っ込んだ用語や人物の名前がお話の流れの中で無理のない形で登場してくるあたりの著者のさじ加減の巧さと、そこに紛れて関係ないネタ(ジョナサンとかな)まで紛れ込ませて来るあたりの遊び心を入れつつも、最後には燃えるしかない展開を、メインからは半歩ばかり退いた所にいるヘンダスン君に担当させるあたりはちょいと上手い。そこに続くヤマ場で、オリジナルで最初に登場した(そして思ったほどには印象的ではなかった)アレを最後の切り札的に使ってきたあたりで、割といろんな事を許せてしまった。"レンズマン"には「ドラゴン・レンズマン」と「リゲルのレンズマン」(だったかな)というスピンオフがあったけど、シリーズのエッセンスをちゃんと受け継いでいるかどうかって話を別にして、お話本体として面白いかどうか、ってとこに限ったらばこの作品、向こうの連中より遥かに良い仕事してるんではないのかね。英訳されてこの面白さがどのくらい出てくれるのか、についてはちょっと分らんところがあるけれども。

★★★☆


2009-02-26 [長年日記] この日を編集

[Day] スクランブルだー、ごごっごー (10:52)

岸和田行ってきまーす。

くそ、パルシネマのチャプリン大会観に行こうかと思ってた矢先に(つoT)。

[Day] 岸和田行ってきた

人を呼ぶ前に電源スイッチ押してみようよ、ってレベルのトラブルで、なんだかなーと思いつつも任務完了。帰路、なんばでスルKAN使い切っちゃったので地下鉄なんばのキオスクで「5000円のスルKAN」ちょうだい、つったら売店のおばちゃん、「今は3000円までなんよー」だって。

なんでも偽造やら何やらの問題が起きてて、当面5000円のカードは売ってないんだって(ニュースリリース PDF・スルッとKANSAI協議会)。ふむ、これはレインボーカードに限った話なのかその他のスルKANカードもまとめてそういうことになってるのか、どっちなんだろう。ニュースリリースの出された1/14以降の日付で、阪神や神鉄では5000円のカードが買えてるんで、大阪地下鉄限定なのかも分らんけどね。

とりあえず岸和田行きだと3000円のカードじゃ足りないんで、早めに対策ぷりーず。

[Books] バビロニア・ウェーブ

バビロニア・ウェーブ(堀晃/著) 堀晃 著
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-72201-2 \880(税別)

様々な探査目的で太陽系外に送り出される太陽風ヨットの一隻が発した微弱な信号、その信号には不可解にして重大な情報が秘められていた。太陽系から3光日の距離に、銀河系と直角に交差する紫外線レーザーの帯。それは直径1200万キロ、全長はおそらく5380光年におよび、さらに驚くべきことにこの帯の光波は、一方に向けて流れるのではなく、固有の振動を保ちつつ光線自体はその場にとどまっていたのだ。バビロニア・ウェーブと名付けられたこの光の束に、実験的に挿入された3メートル四方の反射鏡がもたらしたエネルギー総量は、ゆうに大型の太陽光発電所の一基分の発電量に匹敵する。ここに来て人類のエネルギー問題は一気に解決したかに見えた。一方でこの不可解な光の帯を利用した、極秘の計画も進行していたのだが…。

買取物件からピックアップシリーズ、その3。ハードSFには二種類あって、なんかよく分からんテクニカルタームと数式が氾濫しているにも係わらず、なぜかノリと勢いで読み進めていけるタイプと、読む側にちゃんとした物理や数学、天文学などに関する知識がないと何が起こっているかは愚か、そもそも何がすごいのかもすぐには想像できない類のタイプに分けられると思うのだが、本書は間違いなく後者。情緒ではなく読者の知性に直接挑戦してくるタイプの作品で、ぶっちゃけオレが一番苦手なタイプ。それでも最後まで読み進めていけたのは、日本人が書いた日本語の作品である、という点に尽きたのではないかと思う。わけが分からんのは翻訳SFと同様なのだが、わけの分からん部分の周りを固めるパートの描写が日本語的により分りやすい分、バカな頭でも読み進めていくうちに、なんとか、かろうじて事の重大さが何となく見えてくる。

言ってみたら太陽系のすぐ近所にリングワールド級の謎の物体が見つかって、そこからちょっとした上がりを掠めようって分には向こうも案外鷹揚に扱ってくれるんだが、ある一線を超えたアクションに対しては、この想像を絶する何者かはかなり苛烈な反応を返してくる。それはいったいなぜなんだろう…、って話、で良いですかね?

バビロニア・ウェーブにまつわる歴史やその構造や特質に関するていねいな記述と、そこに係わる登場人物たちの人物描写に毒がなく、あくまで真摯かつ善意に彩られた作品世界は、物語としては起伏に薄く、前述したようにハードSFに対する耐性が低い読者(オレだ)にはいろんな意味でなにかこう、取り残された感無しとしないのも事実なんだが、そこで頑張ってもうひと声、想像してみると「ナニカココデハ、スゴイコトガオキテルンジャナイダロウカ」的気分にさせてくれる部分もあるわけで、なかなか難しいね、こういう本は。

個人的に、かつどうでもいい話ですが、こいつがかの「ソリトンの悪魔」に、なにがしかのインスパイアをぶつける結果になった、みたいなことはあったんでしょうかね。刊行順的にはありそうな話ではあるとも思うんだけど。

★★★


2009-02-27 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物

鉄腕バーディー EVOLUTION(ゆうきまさみ/著)PLUTO(浦沢直樹×手塚治虫/著 長崎尚志プロデュース/著 手塚眞/監修 手塚プロダクション/監修)浦沢直樹「PLUTO」(7)、ゆうきまさみ「鉄腕バーディー Evolution」(1)。どんだけ涙腺いじられるのか期待半分心配半分だったエプシロン編だったわけだが、作者の興味はそこにはなく、「作られた生命」であるところのロボットたちが抱く悲しみや怖れのようなものに、より創作意欲が刺激されたと言うことか。まとめて読み返してみるとまた読後感は変わるのかもしれないが、飛び飛びで読んでいる身にとってはやはり、ゲジヒトのお話の引っぱり具合とプルートゥの情報の小出しっぷりが、少々マイナス方向に働いたんではないかと思わなくもない。それをスペキュレイティヴと持ち上げるか、スペキュタキュラが足りねえと文句を言うかは人それぞれなんだろうな。オレはちょっと文句言いたい側、かな。

デコードだエヴォリューションだと、疑似Class要素Afterがいろいろくっつくようになった「バーディー」。2年ばかり時間は流れ、つとむ君は浪人生になってるんだね。掲載誌がちょっとだけ年長さん向きに変わったせいか、シビアさがちょっとだけ加味された傾向があるような。ゆったり目の展開がゆうきまさみの持ち味なんで、とりあえずは続きに期待。

[TV] 定期視聴番組

スキャニングのお供で流し気味に鑑賞。「明日のよいち!」、「ライドバック」、「空を見上げるikry」、「黒執事」、「キャシャーンSins」、「CLANNAD After Story」。「キャシャーン」に続いて「ライドバック」もかなり辛気くさい方向に流れてきていますなあ。「CLANNAD」はなんかこう、見ててイラッと来るし、困ったもんだ。まあ今週は久しぶりにヒトデ娘に会えたんで、そこはよかったんだけど。

朋也君のお父さんって、まだ50代ぐらいだよね? その若さで物語世界から一方的に退場させられちゃうってのはどうなんだろう。いっそ「じゃ」つって別れて歩き出した矢先に、交差点でぼんやり赤信号なのに車道に出ちゃって車に跳ね飛ばされて一巻の終わり、ぐらいの方がまだしも納得できるんだけどもな。


2009-02-28 [長年日記] この日を編集

[Books] ラギッド・ガール 廃園の天使Ⅱ

ラギッド・ガール(飛浩隆/著) 飛浩隆 著
Cover Direction & Design 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
ISBN978-4-15-208767-6 \1600(税別)

電脳空間に設立された仮想リゾート、"数値(コスタ・デル・ヌメロ)海岸"。様々なテーマやアトラクション性で様々な"区界"に分けられたこの世界に、現実世界の住民たちは自らの人格情報のコピーを情報的似姿として数値海岸に送り込み、そこでの体験を記録して帰還させ、自らが望む時に向こうでの体験を追体験できる。だが今、数値海岸を訪れる"ゲスト"の姿は絶えて久しい。それでもいつか来るかも知れない"ゲスト"をもてなすため、数値海岸に配置されたAIたちはそれぞれの日常を送っていた…

買取物件からピックアップシリーズ、その4。「グラン・ヴァカンス」の物語から時代はぐっと遡り、そもそも数値海岸とは誰がどのようなきっかけから構想を得、その構成を実現する上でどのような技術的ブレークスルーがあったのか、そして何が原因で数値海岸にはゲストがやってこないのか、そして「グラン・ヴァカンス」の物語で重要な意味を持ってくるある存在が、どのようにして生まれたのか、ってあたりを解き明かしていく5つの物語で構成された短編集。今回も最初の作品、「夏の硝視体」がいい具合にきゅんきゅん来るジュヴナイル要素を秘めててくれてるんで、「今回こそは…」なんて期待すると、そんな淡い期待は2作目「ラギッド・ガール」でばっさり切り捨てられる。微妙にエロく、過剰にグロく、そして今回はかなり「硬度」にSFしてる。

何せ前作では、肝心のお客がやってこない時期の数値海岸が舞台なので、そこがどういうシステムで構築されているのか、ってあたりの説明はそれほど詳しくは為されていなかったわけだが、本作ではそこら辺にかなり切り込んだお話が用意されている。で、ここで語られる数値海岸のシステム的な背景部分の描写にかなりワクワクさせられる。

前作で読む限り、「マトリックス」におけるマトリックス世界のようなものなのか、と思っていた数値海岸のシステムは実はそういうものとはちょっと違い、作中で語られる「ビデオの留守録」みたいな世界であって、それを可能にしたのが「視床カード」と呼ばれる新技術なわけだが、このあたりの「情報」と「認知」あたりに鋭く切り込んだSF的アイデアの拡がりぶりが、読んでて実に楽しいのだった。そこで「いえーい」とか歓びかけたところに、「うへえ」と思わせるエログロがええ按配で被さってくるあたりのお話づくりのさじ加減も心憎いと言える…のかな(^^;)。

この、基幹の部分をワキから固める形で随所に挟み込まれる用語の遊び、みたいなものもちょっと興味深く、ここでこういう名前を持ってきたことには何か意味があるのだろうか、等と読んでるこちらが勝手に深読みモードに入ってしまって、読んでいく上での油断ならなさのようなものを上手い具合に増幅してくれている感じもあるね。

基本的に大きな世界を舞台にした連作集なだけに、逆にそれぞれの作品のボリュームとしての短さに少々不満を憶え、「もうちょっと読ませてくれよ」と思ってしまうってあたりが唯一の欠点か。そこは「空の園丁」という仮題がアナウンスされている三部作の完結編に期待、ということなのだろうな。

★★★★

グラン・ヴァカンス(飛浩隆/著)

こちらが第一作、「グラン・ヴァカンス」。どちらも未読なら、あえて「ラギッド・ガール」を先に読むのも良いかも。

[F1] ブラウン・レーシング?

F1通信でもおなじタイトル、ブラウン・レーシング?。旧ホンダF1チームのマネジメント・バイアウトが成立した、みたいなニュースは朝日新聞でも小さく報じられてたし、どうにかこうにか存続への目処は立ったような雰囲気もありつつ、ここに来てニック・フライの動きが妙に見えてないのと、ホンダ本社のコメントから妙に奥歯に物が挟まった感が払拭されてないのがなにげに気になったりもしてるわけなんだが、具体的に今どこなんだろうね。おなじF1通信では、ブラックリーにおける反乱 - しかし解決策はあるなんてトピックもあったりするし。

なんにせよあと4週間で今年のF1、開幕するんですけど。どう見てもかつては天下の「ホンダ」の看板を背負ってたチームが、今やアグリ並の迷走状態にあるようにしか見えないんだけど、大丈夫なのかね。何だかんだ言って、ホンダも完全に手を切っているわけではないんだよね? どうなることやら。


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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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