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イメージはamazonへのリンクなんですが、わたくし的にはそうちょいちょい行くこともないヨドバシのポイントが9000円に近いぐらい貯まっていて、これをどうしようかと。お金を出してまで欲しいとは思えないけど、あるならあったでちょっと嬉しいな、的な買物をいろいろ物色してたんですが、ようやく良さげなモノを見つけたよ。バンダイのDVDシリーズ、EMOTION THE BEST(バンダイビジュアル)。上手くすると良い感じの作品を5つぐらいロハでゲットできそうだって事で。
いろいろ眺めてみた結果、とりあえず4枚チョイス。もう一枚くらいネジ込めそうだったんだけど、欲しいのがなくてね。
って事で本日到着した4作品、まずは未見の「WⅩⅢ 機動警察パトレイバー3」。ゆうきまさみ氏のコミックでは、海中に没したグリフォンのOS、ASURAを回収しようとするシャフトの企画7課の面々と特車2課の丁々発止が、メインストーリーとなる未知の生命体にまつわるお話と実に上手い具合に絡み合って、ゆうきまさみって人のマンガの作り方の技術の高さに舌を巻いたものだが、映画版の方はこの、未知の生命体、って部分にポイントを絞った造りになっている。脚本はとり・みき氏、監督を高山文彦氏。人間ドラマの部分に重点を置き、絵的なレベルも大変高い良心的な作品であると思うんだが、正直「で?」と思ってしまうところも多々あるのが困ったところで。
まず、本作は前作までの押井・伊藤ラインは一切関わっていないにもかかわらず、作中に登場する印象的なカットやセリフ回しは、明らかに押井的なそれを踏襲している。同じ世界観だからそうでしょ? とも言えば言えるけれど、押井守がやりたかったのは、第一作においてはバビロンプロジェクトによって切り崩されていく昭和の東京の風景への感傷、第二作においては思考停止しかかった組織が戦争という一大イベントに遭遇したときの右往左往ぶり、みたいなものを描く、と言うようなことではなかったかと思うんだが、こちらの作品ではとりあえず、そちら方面への描写にそれほど需要はないにも関わらず、いかにもそれ風な風景やお芝居がたっぷりと盛り込まれている。そこから見てる側が感じるのは、「これなら押井にやらせれば良かったじゃん」って事でしかないんだけどな。
もう一点、今回のお話では特車2課は完全に風景の一部分になってしまっているわけで、そこはまあ覚悟はしていたんだけど、それにしても扱いが軽すぎるんじゃないだろうか。かろうじて後藤さんがお話に絡んでは来るが、それにしても少々出番少なすぎ。でもクライマックスでは彼らにはそれなりに重要な役割が与えられているのだよね。そこに至る過程で、このお話における特車2課の面々の気の持ちよう的なモノがどんなものであるのか、あたりはもうちょっと描いて欲しかったかも。あと、気のせいかも知れんけど特車2課の皆さんのお芝居が総じて軽い感じがしたんだけど、これもちょっと違和感があったかな。
つーこって。よく出来てはいたし、一種のスピンオフ作品なのだからと思って見たのだけれども、それでもこう、「誰得」ってワードが頭をよぎるようなお話ではございました。残念賞。
「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」、「ストライクウィッチーズ2」。「セキレイ」がラス前(やや息切れ気味)、あとの二つは最終回。「カンパネラ」はまあ、コメント付きで見る分にはまあそれなりに。楽しみかたのベクトルは製作者の意図とは別のところにありそうな気はするけどね。パンツじゃないけど恥ずかしくないアニメはラストに近づくに従ってダメになっていき、最後はどうしようもないダメ話で終わるという近年まれにみる一作。ひどいなこれ。この程度で良いんでしょ的な、造り手の舐めた態度が全編に漂っておりましたな。1期が何やらすばらしくよく出来たお話(や、決して悪くはなかったと思うけど)に思えてしまったですよ。
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●劇場まで見に行きましたよ。同時上映の「ミニパト」の方が印象に残ってたりして(笑)<br><br>●まさに「誰特車」な感じで(笑)
小屋ごとにかかるタイトルが違うんでしたっけか、「ミニパト」。確かにそっちの方が面白そうだなあ。<br>次は劇場版「トップをねらえ!」1と2を見るつもりなんですが、これも地雷ですかねえ(^^;)