ばむばんか惰隠洞

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2010-08-01 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 週中盤

「黒執事Ⅱ」、「アマガミSS」、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」、ニコ動公式で「ストライクウィッチーズ2」、「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」。見たのは昨日一昨日なんですが。

まあね、「アマガミ」が良くも悪くもひでえ出来だね(w。「クローン・ウォーズ」は30分の尺で以外にちゃんと見どころ作ってきているなあと。ナレーションは若本さんじゃない方が良かったような気はするけど。もうちょっとクセのない語りの方が良かったんじゃないかな。

ニコ動の3本はどれもそれなりに楽しい。「カンパネラ」は多分、おまいらのコメ無しでは見るに耐えないアニメだと思うけど。

Me262まで出てきちゃった「ウィッチーズ」。爆撃機にしろー、とか言い出す総統閣下がいなくて良かったですな。

[Day] 割と真面目に働いていた週末

8/1付けでリニューアルしたい、というリクエストがあったので、そちら向きの作業をいろいろと、あと、週明けから動きそうなネタが一本あるのでそれの下準備とかも。基本はレンタルサーバに上げたときの辻褄合わせがメインだったので頭はそんなに使わなかったんだけど、前にやったときに何をどうしたのかを思い出すのに結構時間がかかっちまったぜ。

[TV] 定期視聴番組 週末編

「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」。

「あそびにいくヨ!」は、なんかそれなりに腑抜けた面白さがあるのかも知れないという気になってきた。中野ブロードウェイってあんな感じで、ふつーにゼロ魔やら刀鍛冶やらのコスプレさんがうろついてる世界なんですか? とりあえずPC-FXネタで吹いたオレはどこに出しても恥ずかしくないオッサン。

「けいおん!!」は、そこは突っ込む所じゃないんだろうけど、おめーらスタジオ借りるって事をもうちょっとだな、と(^^;)。や、このアニメはそういう所を気にしたらいかんものなのだというのは頭では分かってるんだけど、やっぱり見てるとイラッと来る。

「メイド様」はここに来て碓氷くんが歪んだデレになっちゃってるんですな。そしてぶらじゃとぱんつとハムスターが謎の感動を産んだ「みつどもえ」、ってのが土曜深夜。

日曜日。中盤のパワーアップ編だった「ゴセイジャー」。これはミラクルモード、とでも言うんでしょうかね。そのゴールデンきょぬーな感じのデザインはどうなんだとも思うけど、こう言うのは慣れていっちゃうんだろうな。

今期は二本揃って良い出来で、日曜朝が楽しいんだけど、ダブルもそろそろ終盤戦。風都タワーが何やら改修工事中になってしまっているのは劇場版との辻褄合わせみたいなもの? フィリップがライブラリにアクセスできるのは、彼がデータの集合体だからって話? って事は次女もデータだった、てことになるんだろかね。女インディ風味のお姉さん、見た顔だなあと思ったらメレ様でしたな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [えーと。ハンガリーGPの話はどこに? 個人的にはウェバーが勝って嬉しいのでした。 どうも今のマクラーレンは好きにな..]

rover [地上波見てて力尽きました(w。]


2010-08-02 [長年日記] この日を編集

[PC] CS5

ようやくがっつりDreamweaver CS5をさわる仕事が降ってきたんだけど、ふむ、確かにかなり良い感じになってるとは思った。何もないところからのコーディングならオレは秀丸使うけど、一度書いたコードを修整するときはDWの方が手っ取り早いかも知れん。ちょっと凝ったCSSやAjax系の技術が使われてると見通しが悪くなるときもあるけれど、それでも旧バージョン(まあわたしゃちょっと前までSTUDIO8だったんでね)に比べたら、とっさに触れるところがずいぶん増えたとは思う。

つーか安くないお金払ったんで、ガンガン使い倒さないとね(^^;)。

[F1] ハンガリーGP決勝

見たのは昨日なんだけど、地上波で観戦したんで終盤酔っ払っちゃって。

スタート時点でほとんどのチームがオプションタイヤでスタートしてポジションを決めてプライムタイヤで後引っぱる、って作戦だったのにバリチェロだけが先にプライムでスタート。レース序盤のアクシデントでオプション組に有利な展開ができてしまったものだから、バリチェロがレーシングスクールの先生になってしまう結果になってしまったようで、牛と馬と象以外がバリチェロにフタされてしまう形になってしまったみたい。23位スタートの可夢偉はオープニングラップでジャンプアップ、セイフティカー導入のタイミングでのピットインでもあえて若干タイミングを遅らせたのが良い結果に繋がったみたい。前後の関係もあるけどミハエルよりは確実に速く、ジェンソンとはおおむね互角に走れていたのはスゴいと思った。マクラーレンには苦手なコースだったのかも知れんけど。

とにかくピットワークやら何やらでいろんなことが起きたレースで、コース上のバトルと審議の結果の反映っぷりがレースをしっちゃかめっちゃかにしてしまい、最後にはミハエルの負けず嫌いDNAまで爆発しちゃってさあ大変、みたいな。ある意味ミハエルらしいと思えるシーンだったけど、なんだろなー、レーサーとしての闘争本能とか以前に、ミハエルの中には「知ったドライバーは自分の中でランク付けしてしまう」みたいな反応が発生していたりするのではないかしら。可夢偉には抜かせてもバリチェロには抜かせない、ってのが反射神経の所で発生している感じがしてしまって。

んまあそのおかげで可夢偉は9位になれた(ミハエルが簡単に譲ってたら、オプション履いて速いルーベンスは多分可夢偉も抜いてたと思う)んで、今回ばかりはありがとうミハエル、なんだけどねえ。


2010-08-04 [長年日記] この日を編集

[Day] 二日ほど腑抜けていた

いい大人がバカだろお前、といわれても仕方ないようなことを二日ほどやっていた。何をやってたかというと2日かけて2クールもののアニメを一気見してた訳ですが(^^;)。

明日から心を入れ替える、って何だよもうほとんど週末じゃん。

[F1] F1は夏休み

休み前にちょっとしたネタが二つばかり残っちゃったかな。チームオーダーとシューマッハの幅寄せ問題。チームオーダーの方はクルサードがいいこと言ってた。クルサードのコラム: 馬鹿げたチームオーダー禁止は廃止するべき(F1通信)。

チームオーダーを禁止する唯一の方法は、1台のマシンでレースをすることだ。マシンが2台ある限り、この規約は強制できない(一部チームは3台にしようとしているが、そうなるとチームオーダーを規制するのは難しくなるだろう)。

全くもってその通り。チームが2台のマシンで闘うと言うことは、チームとして取り得るオプションに多様性を持たせたいと言うことであるわけで、そこには当然チームからの命令、って部分もありだろう。そこをうやむやにしてフェアプレーだなんだなんてのはちゃんちゃらおかしな話だと思うな。F1をガチバトルの世界にしたいのなら、クルサードの言うとおり、1チームのエントリーは1台だけ、って事にするしかないと思うよ。

シューミ対ルビーニョの方はもうちょっと話がややこしいかも。ダメチームだったフェラーリを強豪チームの常連に押し上げた最大の功労者はやはりミハエルであって、そこまでの彼の功績と、彼が積み上げた功績が彼にフィードバックしたものとして、少なくともフェラーリにあってはミハエルの意向は全てに優先し、しかもそれが当然である、という認識がミハエルの中であまりに自然なもののまま、フェラーリにはミハエルがいなくなり、ミハエルはミハエルのままだった、って状況ができちゃったが故に起きちゃったアクシデント、ってのは好意的な見方なのか何かを諦めちゃった見方であるのか、自分でもよう判らん。

わたくし個人としては、ミハエルだからこれぐらいはやるだろうなあ、って印象です。もうちょっと空気読めよとも思うけど、空気を読むミハエルなんて、そりゃミハエルじゃないよなあとも思うわけで…。


2010-08-05 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

週はじめは録り忘れてたんで「MM9」のみ。ようやく怪獣らしい怪獣が登場した第5回、これはかなり良かったんじゃないかしら。気特対の性格から、怪獣退治には積極的な行動は取れないが、レコメンドという形で対策についてのアドバイスはできるのでそこで何とかがんばる、という図式。なんだけど予算も権限も限られているから、できることはテレビ各局の中継に貼り付いて、Mがいったいどういう怪獣なのかを予測するしかない、その上苦労して導き出した推論も、目覚ましい成果が必要な実戦部隊からはともすれば無視されがち、と。ちゃんと文法守ろうよ、つーてるのにテーブルレイアウトがのさばっちゃうような状況なわけだな(ちげーよ、つーか古いよ)。

そんな中、あえて怪獣に対して現場から「ゆるキャラかよ」と言わせるようなネーミングを与える久里浜部長、実は相当できる人なのかもね。かなり早い段階でこの怪獣を、「ゆるキャラ」として処理できるものであると見切り、それに相応しい対応を引き出そうという交渉が、あのスカした笑い混じりの電話(このあたりのあり得ないけどなんか説得力もあるやりとりは、いかにも伊藤脚本って感じだった)の内容だったのだろうな。その交渉はどうやら不調に終わり、気特対の皆さんはこの先さらなる苦労を背負い込むことになりそうだけど、がんばって欲しいもんです。全体にちょっとずつ面白くなってきてると思う。

そして次の第6話の監督は樋口っちゃん。何を見せてくれるか、期待してますよ。

あとはえーと、今回のお話で出てきた自衛隊の戦車は何? 90式ではないよね? TK-Xだったの? 10式? 気が向いたら見直してみるかもだけど、多分気は向かないだろうな。

[web] Twitterのアカウント抹消しちゃった

昨日の晩のお話。別にTwitterがイヤになった訳じゃなく、別のサイトを見ていてそこからのリンク先をポチッとやったつもりが、その下で開いてたTwitterのウインドウをクリックしちゃってたんでした。ArtTipsの快適マウスホイールって機能を有効にしてるんで、アクティブじゃないウインドウのリンクでもクリック一発で効いちゃう上に、酒入ってたから脳と手でメッセージと動作にタイムラグが発生してしまって。

ま、そんなことでつぶやき環境は消えちゃいました。気が向いたらまたアカウント取るかも知れませんので、その時はまた遊んで下さい。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

す・みけーん [あら、ほんどだ乱土さんTwitter消えてる。楽しく遊んでもらっていたので惜しいです。 また気が向きましたら、よろし..]

TUX [●さみしいっす!さみしいっす! ●できるだけお早くかむばーっく!]

P2 [ああ、そゆことでしたか。一人フォローが減ったけど誰か把握できなかったので(笑]

rover [すいません、いろいろうすぼんやりしてましてー。]


2010-08-06 [長年日記] この日を編集

[Day] 毎日暑いですね

湊川公園ちょっと買物があったし、中華丼が食いたかったのでお出かけ。湊川で降りて新開地の中華料理屋で中華丼。写真は湊川公園の鳩さんたち。さすがにこう暑いと鳩さんたちも木陰に集合するのだね。

一番星食堂オマケ。

ミナエンタウンの食い物屋さんの看板。なんか心惹かれるものがあるんだが、開店が18:00なんだね。意外に行きにくい条件だったりするんだよなあ。

[Books] ジェイクをさがして

ジェイクをさがして(Miéville,China/著 日暮雅通/翻訳 Mi'evilleChina/著 ほか) チャイナ・ミエヴィル 著/日暮雅通 他訳
カバーアート 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011762-7 \980(税別)

寄せて、投げる

ある日世界は「終り」に向けて動き始めた。進んでいく滅びの中で僕は君を捜している。世界の滅びと君がいなくなったことにはなんの関係もないのかも知れない。でももしかしたら君は何かを知っているのかも知れない。そもそも君が何を知り、なにを考えていたのかも僕は実は良く知らなかったのだ。それでも僕は君の手がかりを追い続けるだろう。その先に何かがあると思うから…。

表題作他12編と原作を担当したコミック1編収録。

久しぶりに読むのに手こずるタイプの本。SFというよりはホラー風味がかなり強めで、かつ念入りに組み上げた、不安感がたっぷり込められた不条理をラストまで持って来ていきなりぽんと放り投げて終わっちゃうような作風が続くので、一作読むたびにどうもこう、ケツの収まりの悪さを感じてしまい、「今読んだのはなんだったんだろう」って気分になり、次のお話になかなか進めない時間ができてしまうのだな。一編一編の出来映えは決してどうしようもなくひどいというような物ではないのだけれど、さて次は何が来るだろう的な期待以上に、今度は何読まされるんだよ的なもやっとした警戒意識が先に立ってしまうのだな。

そんな、上手く説明できない短編集。ほんとに短くなると思うけど、それぞれの作品についてちょっとだけ。

ジェイクをさがして(日暮雅通 訳)

あらすじで述べたようなお話。崩壊していくロンドンの街の描写がかなり魅力的。震災から復興していく神戸の街の様子を逆回しにするとこんな世界になるのだろうか。そこには不安と同時に妙な根拠のない明るさもちょっとだけ混じるんだけど、このお話にも不安と怖れに、ちょっとばかりの根拠のない明るさがまぶされていると思う。

基礎(柳下毅一郎 訳)

なんとなくスティーヴン・キングが書きそうなお話のような気もする。そうでもない? お話のモチーフになっているのがイラク侵攻戦争で実際に米軍が行った事である、ということもあり、ストレートに怖さの伝わってくるモダン・ホラー。

ボールルーム(エマ・バーチャム、マックス・シェイファーとの共作。田中一江 訳)

こちらもストレートなモダン・ホラー。ミエヴィル作品にしては珍しくオチが判りやすい

ロンドンにおける"ある出来事"の報告(日暮雅通 訳)

本書の中でもかなり異彩を放つ作品。ここで不条理っぷりを発揮するのは人ではなくて街。一種の伝聞形式で綴られる不思議世界の物語。おかしなあっけらかんさに満ちておる。

使い魔(日暮雅通 訳)

手の甲にルーン文字が浮かんだりはしない。フリークス風味満点のどろどろ、ぬちゃぬちゃ感たっぷりな気色悪い短篇。そしてラストはやっぱり放り投げる、みたいな。

ある医学百科事典の一項目(市田泉 訳)

「ロンドンにおける…」と同様、伝聞形式で構成された超短篇。こちらもあっけらかんとした感覚の中に悪意が潜んだ一作と言えるかな。

細部に宿るもの(日暮雅通 訳)

ミエヴィルはかなりラヴクラフトにはこだわりのある人なのだそうだが、本作などはかなり端正な造りで、かつクトゥルーの中に入っていてもおかしくない作品なのかも知れない。クトゥルーあんまり良く知らんけど。

仲介者(日暮雅通 訳)

スパイ小説のスタイルを借りた不条理・投げっぱなし系短篇。この人の作品はかなり頻繁に「で、誰が黒幕なんだよ」と突っ込みたくなってしまうんだが、このお話もそっち系。外枠がエスピオナージなだけに、そっちの感覚はより強まっちゃうかな。

もうひとつの空(日暮雅通 訳)

ふと目を止めた取るに足らないものを自分の世界に持ち込んだばかりに恐ろしい目に遭ってしまう主人公、というホラーの王道を行くような作品。これも投げっぱなしだが、この投げっぱなしは自分みたいなヌルい読者でも受け入れられるレベルに収まっていると思う。かなり好き。

飢餓の終わり(田中一江 訳)

PSはクズだ、N64サイコーって所でちょっとサムズアップしてしまったが話の本質はそこにはない。ネットワークをネタにした不条理ホラー。今いちばん動きのある分野だけにネタとしての鮮度が今となってはかなり落ちてしまっている部分もあるにはあるが、本質的なところの怖さはしっかり押さえていると思う。ちょっと狂騒的なところはオレ好み。

あの季節がやってきた(日暮雅通 訳)

クリスマス関連の用語のコピーライトが片っ端から巨大企業に押さえられちゃった世界で起きる、クリスマスのスラプスティック。

コナミの仕業だな

いやいや(w。不条理ではあるが昏さのかけらもないドタバタ劇。かなり好き。

ジャック(日暮雅通 訳)

こちらもフリークス風味たっぷりの掌品。著者の別シリーズからのスピンオフ的お話だそうだが、単品でも楽しめる。

鏡(田中一江 訳)

2003年ローカス賞ノヴェラ部門受賞作品。「ジェイクをさがして」に通じる、崩壊していく世界を舞台に描かれる不条理な侵略ストーリー。侵略者たちのアイデアはかなりSF的。ただやっぱり最後に放り投げてるんだよなあ…。

前戦へ向かう道(ライアム・シャープ 画・日暮雅通 訳)

最後はコミックの原作。なんでしょね、伊藤和典の脚本を小林源文が劇画にしたような感じですな。

ってことで。なんだろうな、早川さんはオレと同様に頭をポリポリとし、帆掛さんはむふふと入り込み、国生さんが意外と深く読み込み、意外に富士見さんが大喜びするような短編集、と言えるだろうか。面白いけどかなりクセの強い短編集だね。

★★★☆


2010-08-07 [長年日記] この日を編集

[PC] 不覚にもDreamWeaverに感心してしまった

なんせバージョン三つ飛ばしてのアップグレードなのでね。いろんなところが飛躍的に改善されているんだろうな、とは思ってたんだけど。

入れ子になったブロックレベル要素、その要素の外縁付近にカーソルを持っていってクリックすると、運が良ければ自分が弄りたい要素の情報を得られるんだけど、深い階層の情報は取れないものだと思っていたんだが、同じ所でクリッククリックやってみると、どんどこ下の階層に進んでいけるんだな。

これ、かなり便利。サイトを作ってるときはそうでもないんだけど、一旦仕上げたサイトの修整作業の時なんかは、自分がやったことを結構忘れているんで、CSSの修整なんかは結構手間取っちゃうんだけど、こいつがあれば割に簡単に直したい場所が見つかっちゃう。これまで「秀さんがあればそれで無問題さへっへー」、なんて思ってたんだけど、こと修整作業に関しては秀丸よりはるかに効率よく作業できる環境というのが、とっくに出来上がっているのかも知れないな。

チクショーメェ!

ま、いまだにコーディング作業自体はDWでやる気にはならんので、秀さんの出番が完全になくなる訳ではないんだけどね。

[Anime] 定期視聴番組

「黒執事Ⅱ」、「アマガミSS」、あとはオマエらのコメ付きで「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」、「ストライクウィッチーズ2」。コメントダダ流れの状況で新作アニメを見る環境って案外悪くないかも知れないな、と思えてきている今日この頃。なんか別な楽しみかたがある上に、それでさらに良い画質を求める向きにはDVDのセールスのタメの宣材にもなるというわけで、これはこれでかなり良いパブリシティになっているのじゃないかしら。電波が届かない地域のお客さんでも楽しめるわけだしね。ニコニコアニメチャンネルに限ってはコメントオフを抑止、とかいう縛りがあっても良いと思うよ。オレは我慢して見ると思う。

地上波の方はまあ何と言うか。「アマガミ」はこれでいいのかね。ヒロインが6人いて1人アタマ4話でストーリーをまとめなくちゃいかんという縛りがあるのは判るけど、いろんなところが投げっぱだよな、と思わなくもない。通して見たらいちばんオイシいのはこれ、(ヒロインではない)みゃーなんではないのかねえ(w。


2010-08-08 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」、「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「戦国BASAR弐」。高校野球が始まったので日曜朝は簡略版。そういえば一回戦のカード、報徳対砺波工ってオレ的には新旧居住地対決だな。こういう場合どっちを応援したもんなんでしょ。地力はどう見ても報徳だろうし、ここはがんばれ砺波工ってことになるのかしら、城端線つながり(高校生の時利用者だったんで)って事もあるし。がんばって下さい。

さて、

土曜はやや低迷気味か。「あそびにいくヨ!」は料理次第でもっと面白くなりそうな気がするんだけど、どうも盛り上げどころのツボをことごとく外してしまっている気がする。「けいおん!!」はまあ普通に面白い、のかな。「メイド様」は碓氷くんのウザさが控えめになると面白さも控えめになっちゃうのが困ったなあ。「みつどもえ」は、たとえば「トイレット博士」(古いぞ)とか「おぼっちゃまくん」とかと同様な匂いで、先にぶちまけたインパクトを超えるか、悪くてもそれと同レベルのものを常に供給しないとどんどん引きの力が弱くなってしまうと思うんだけれど、何となくそっち方向に流れていきそうな感じではあるね。お父さんのいい人なのに報われない感じとか、なかなか良い感じなんだけど開始二回目でそこら中におしっこぶちまけたツケがじわじわ来てる感じはなくもないかな。

日曜日。伊藤麻衣子、おっと今ははいとうまい子なんですな。ちょっと懐かしい。「ダイナ」にゲストででてましたっけか、な「ゴセイジャー」、フィーチャリング・モネちゃん回はシリーズ構成的に若干唐突感がなくもなかったかな。

[web] プリンセスの真実

Sorry, sm7108171 was deleted.

ネタ的には古いのかも知れないんだけど個人的にはかなりびっくり。ちょっとニコ動うろついてて見つけたもの。町山智浩さんの電話コメントで語られるキャリー・フィッシャーの真実。この方、日本で言うなら松方弘樹と仁科明子の娘さん(例えが古いのは勘弁してくれ)的なイメージでとらえていたんだけどそんなものではなく、実は相当な苦労人だったってことが見えてくる。

スターってのは少数だからスターになれるんだよな。そこに入れそうで入れなかった人たちの苦労ってのは一般人の想像を絶するものがあるのかも知れない、とちょっぴり思ったことでした。


2010-08-09 [長年日記] この日を編集

[Books] 星雲賞

2010年の結果(日本SFファングループ連合会議)。日本長編部門に「グイン・サーガ」。んーと……。

星雲賞はその年のSF大会に参加した人たちの投票によって決まる賞なので、今年のSF大会には「グイン」を推したい人が多かったって事で、まあそういうこともあるんだろうなとは思いつつ、なんかそれは違うんじゃないかって気もするな。

まあ文句があるなら現場に行ってそれ言えよって話だと思うので、あたしは単に遠くからぼそっと言ってみるだけ。

[web][SpFX] 大魔神カノン

Sorry, 1280740750 was deleted.

ニコ動で見せてもらえるんですな。1話と2話が無料配信でそれ以降は2話ずつ、1週間無料配信、毎週火曜日に更新ってことで。

1話を見終わった所なんだけど、自分が予想してたものよりはマシだった、かな。オマエらのコメントに救われたのかも知れないけど。

思ったより貧乏じゃなかったってあたりでちょっと見直した感が加味されたのかも知れない。これから2話見てみるです。

それにしても公開から一週間経っているのに2話の再生数が2000に届いてないってのが何かを物語っているのかも知れないな。パンツアニメとか半日で1万超えちゃうもんねえ(^^;)。

2話見た。なんだな、これは「魔神カノン」だったらもしかしたらもう少し話題になったのかも知れないな。「大魔神」と繋いじゃったもんだからいろいろ言われちゃうハメになってしまったような気がしないでもない。総じてつまらなくはないんだ。でも「大魔神」のタイトルを背負った時点で、大変なハンデ戦を引き受けちゃった作品、って感じがするな。


2010-08-11 [長年日記] この日を編集

[PC] 不覚であった

こないだ感心したと思ったらDW、そーちゃんとしたもんでもなかったな。ぷちぷちクリックかましても、常に下の階層のスタイルを拾ってくれるってものでもないみたいだ。どういう法則性があるんだろう。やたら入れ子になったブロックレベル要素があると、下に降りるにも限りがあるって事なんだろうか。

結局やっぱ最後は秀さんだよなあ。

[TV][SpFX] 大魔神カノン(続)

見たのは昨日。ニコ動が毎週火曜の午後更新だってんで、あわてて3話と4話を見ました。いろいろだらしないところはあると思うけど、全体としてはでたらめにひどいって程のものでもない感じかな、ってオレ、「ULTRASEVEN X」もそれなりに気に入ってた人なんで、どこかで線引きの基準がおかしいところがあるのかも知れない。なので総統閣下の意見も聞いてみよう。

Sorry, sm10892010 was deleted.

閣下、割と同意できます、というかそのメタファー、それなりに納得できますね(w。

[web] mixiがずっと落ちとるね

ここ二、三日、ちょいちょい落ちてるような気がするが。なんか無駄に盛り上がるようなネタでもあったんでしょうか。ライフライン? まさかな。


2010-08-12 [長年日記] この日を編集

[TV][SpFX] 定期視聴番組

「MM9」と昨日に引き続きニコ動で「大魔神カノン」、こちらは5、6話。先に「カノン」の方を言っとくと、ふむ、確かにニコ動でのお前らのコメントや閣下のおっしゃるとおり、「響鬼」的な部分があちこちで散見されているな、という印象は結構強いかも。で、その辺のちょっと変わっているけどあまりキャッチーじゃない部分に作り手側が過剰に注力してしまうので、見せられる方は「おいおいそこはもう良いだろ」って気分になってしまうのかも知れない。あざといばかりのすれ違いと行き違いと伝わらない気持ちの描写なんてのは、上手くやればドラマに対して良い感じのスパイスになってくれるはずなんだけど、ここでは「あーそりゃすれ違うよね」、「あーそりゃ行き違うよね」、「そんなもん伝わる訳ないだろ」って描写しかされないからイライラするんだと思う。登場人物の描き方が揃いも揃って頭が悪い(バカとかいうレベルじゃなく)のが一番の問題なんじゃないだろうか。キャラがバカなのは良いんだ、バカなりに描きようがあるから。でもキャラを動かす側の頭が悪いのはどうしようもないと思う。

それでも見るところがある感じは辛うじて残してくれてるので、まあ付き合いますよ。

「MM9」は樋口真嗣監督回。まともに「ウルトラQ」で来たな、って感じ。小さなジングル的な音なんかでもまともに「Q」意識してましたね。「MM9」の映像化、というのじゃなく「MM9」が下敷きにしたファースト・ウルトラを強く意識した絵造り、になっていたと思う。で、それはそこそこ成功していたんじゃないかな。ほんとにワケの分からない状況に放り込まれたときに、その環境下で精一杯冷静に状況を分析する案野さん、とかはこれはこれでありだし、今現在無かったことになっているMがもしかしら半世紀ばかり前(ん、もっとか)には有り得たかも知れなかった、って話の持って来方も上手いと思った。イドの怪物の扱いに説明がほぼ全くないのはどうかと思ったけど、総じてさすが伊藤和典。逆にさすが樋口真嗣、と言いたくなる画がなかったのはちょいと残念だったかな。でも面白かったと思う。なんか微妙に小津っぽかったね。

なにげに案野さんを庵野さんがお助けしてたりしましたな(w。

[web] ふぁいと、ふぉー、でぃすかす!

ジャンパーソンにもビルゴルディにも全く関係ない。楽天英語の世界:お代わり遠慮願います。ちょっと笑った。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●大魔神か・の・ん、は3回ぐらいで挫折しました、オープニングナレーションとタイトルロゴに耐えきれなくて…(嘘笑) ..]

rover [実は5話以降ぐぐっと面白く……なったりはしないわけですが(^^;)。 念のため公式サイトを偵察してきたんですが、16..]

TUX [>当然荒神様も登場していない模様(w。 ●もう「この物語は…21世紀のダンガードAである」ってコトでよろしんじゃな..]

rover [でもダンガードAは訓練の名目にせよ、割と早い段階からサテライザーでてたような気が…。 松本零士のマンガは確かに最終ペ..]


2010-08-13 [長年日記] この日を編集

[Comics] クロノクルセイド

クロノクルセイド 8(森山大輔/著)ようやく最終巻(8巻)をゲットできた。思い起こせば古本屋を開いてすぐくらいのタイミング(2004年ぐらいだったかな)で買い取らせていただいた本の中に1巻があり、これが意外に面白かったので、背取り的行脚の際には少し気をつけていたのだけれど、これが意外に古本屋さんに並んでなくて、7巻まで揃えるのに3年くらいかかり、最終巻の8巻に至っては街の古本屋さんでは全く手に入らない状態がずっと続いていたのだった。

今年になって新装版が刊行され始めた影響もあるのか(いきなりマケプレに1円本が湧いて出てきたね)、ようやくこのたび入手できました。

ってことでようやく読み終えた。希望を持たせつつも悲劇の形で描き切った力作なんではないかしら。なかなか良いものを読ませていただきました。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [アニメの方では、ただただ悲惨で救いのないラストだったので なんだかなあ、という感想でしたが、 原作はまた違うようです..]

rover [こちらは今、アニメの方をみているところです(w。まだ最初の方で、案外原作をちゃんとなぞってるなあと言うところなんです..]


2010-08-14 [長年日記] この日を編集

[Comics] あすなひろし作品選集から野球マンガについて考えてみたりする

画像の説明あすなひろしさんの作品群については、あすなひろし追悼サイトから、新たな公式サイト(準備中、近日正式オープン予定)へと活動の場を移すことになっていて、その辺の詳しい事情についてはわたしゃ何も知りません。追悼サイトの立ち上げと選集の刊行に多大な尽力をしてくださったたかはしさんが現在大変多忙で、と言うあたりしか存じ上げないのですが、追悼サイトのリニューアルのお手伝いにちょっと参加させていただいた縁で、「あすなひろし作品選集」の最終刊行分、11〜15と、「あすなひろし普及会」名義で刊行された「リチャード三世」、オマケにあすなひろしTシャツなんてなものを送っていただいた。選集11の「青狼記」と「夏草」は「マンガ少年」誌に掲載されたときに読んでいて知っていたのだけれど、それ以外は未読だったので大変嬉しい。

で、とても印象的だったのが選集13、青年漫画(5)に収録されている「遠い歓声」。野球がテーマなんだけど野球自体を描くのではなく、野球を背景にして語られる人間ドラマ、みたいなもので、そういうのがかなり好きなのね、オレ。なのでじんわりしながら読ませていただきましたよ

こっち方面の良い感じのマンガって他に何かありますかね。「野球狂の詩」に水島新司さんと里中満智子さんの共作マンガがあって、それもそっち方面だったなあってな記憶があるけど、あんまりちゃんと記憶していないな。あとは何だろ、細野不二彦さんの「ビールとメガホン」→amazon(ユーズドのみ)とかでしょうか。他にも良いのがあったら教えてくださいませ。

あ、もちろん他の選集も大変素敵でしたよ。追悼サイトの通販ページからお求めいただけるものもあるので、よろしくね(^^;)。


2010-08-15 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「黒執事Ⅱ」、「アマガミSS」、「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」、あとニコ動でお前らのコメント付きの「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」、「ストライクウィッチーズ2」。

サトリナ棚町編スタートの「アマガミ」、相変わらずバカだけどセンパイ編よりはマシかなあ。

土曜深夜、「みつどもえ」はなぜかお休み、残り三つはまあこんなもんか。軽音部は来週も学祭ネタなのね。とりあえずオカルト研の2人組が良い感じだった。

日曜日、実はゲラだったカイトくんのお話。次回予告をみる限り、しばらく個々のメンバーがゴセイナイトとの絆を深めていくような話が続くのかしらね。「ダブル」の方はいよいよクライマックスですな。どういう風呂敷の畳み方をするのかね。園崎家に資金援助していたうさんくさい組織はどのくらい深いところまで描き込まれるんだろう。とりあえずハッピーエンドで終わって欲しいものですな。

ニコ動の方はおっぱいとパンツがえらい人気ですな。どっちもそこそこ面白いと思うけど、演出優先でお話を割とえーかげんに済ましているパンツよりは、おっぱいの方がちょっと面白いかなって感じかな。


2010-08-16 [長年日記] この日を編集

[Anime] クロノクルセイド

まとめて見る機会があったので、週末はアニメ三昧で「クロノクルセイド」一気見。原作が完結する前のアニメ化と言うことで、「ハガレン」の一期同様、ラストの核心部分にかなり違いが生まれている。神だなんだがテーマのバックボーンにあると、オリジナル部分にクセ球仕込まずにはいられなくなるのか、こっちもかなり大胆なアレンジがなされている。少し前のツッコミででしたさんもおっしゃってたけど、こいつぁかなりの鬱展開。主人公の二人はこの先に待ってる鬱な時代を見ずに逝けて、そりゃそれで幸せだったよね、って終わりなんだものなー(苦笑)。原作の方はラストの大ネタが少々中二風味も顔を出すようなノリではあったのだけれど、これはこれで悪くない終わりだっただけに、なぜにこうしちゃったかなーって気はしてしまうな。

シリーズ構成を担当されたのは冨岡淳広さん。これ以外で自分が見た覚えがある作品の中でこの方がシリーズ構成を担当されてる作品には、「魔界戦記ディスガイア」、「パンプキン・シザーズ」、「RAY THE ANIMATION」、「クリスタルブレイズ」など……

後になるほど腰砕け系? いやいや(w。

シリーズを通してかなりウェルメイドな作品(ちょっと出血多量気味ではあるけど)だったと思うけど、オチの付け方は別な流れもあったんじゃないかと思ってしまったな。


2010-08-17 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 今日の古本を見て一言

9784091014962買取依頼の本をお送り頂いたので、パラパラと眺めてた。特撮関係のムックが多めだったんだけど、「デカレンジャー」本が何冊かあってちょっと懐かしく見ていたんだが、あれだな、やっぱデカレンはぴしっと作ってるよなって改めて思ったことだった。また見直したいなあ。

それはともかくあれだね、戦隊シリーズはグリーンの人のキャラが立っていると面白い作品になる傾向があるような気がするね。「シンケンジャー」に「デカレンジャー」、古いとこでは「カーレンジャー」。緑の人が良い味出してたよね(w。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「女子がカワイイと…」の間違いです(断言)]

rover [「オーレンジャー」……(ぼそ)。合田さんはその後良い味出してたけど…]


2010-08-19 [長年日記] この日を編集

[TV][web] 定期視聴番組

ニコ動で「大魔神カノン」#7、#8、地上波で「MM9」。ニコ動じゃ「最後までついていくぜ」的なコメントが目立ち始めた「カノン」。んまあ確かにいろんな意味で先行き不安な流れではあるが、良心的な造りであることだけは一応認める。ただ、真面目に作っていたら面白いかと言えばそれはまた別な話ってことになるわけで、そっち方面を掘り下げていくと、少々先行き不安になってしまうのもまた確かなところなわけで。なんだろね、「ヴァニーナイツ」とか「テロメア」の方向性をかなり内向きにアレンジしたようなお話が続くのかなあ、それはそれで難儀だなあって気もしないでもないが。このノリだと多分、強烈なスペクタキュラは最後の最後まで出てこないって来ないってことになるんだろうけど、まあそれはそれで付き合いますよ、コメは入れないけどね(^^;)。

「MM9」の方はまあ、ダレ場に入ったと言うことなのかな。ラストの盛り上がりに向けて、一旦テンション下げる流れ、みたいな。その中で語られるのはいつものチームを乱す因子の混入。基本的にオトナ向けの造りだよなあと思う。問題なのはここでターゲットになってる「オトナ」のフォーカシングだとは思うけど。

基本的に(「カノン」も含めて)作り手が狙わなくてはいけないのは「オトナコドモ(コドモオトナ、かも分らんけど)」の層なんだが、その層がどういう絵をみたら満足するのか、実はいまだに誰も判ってないような気がするな。だから「外しちゃった」作品ばかりができてしまうんじゃないだろうか、って気はする。んじゃどうすれば良いのさと言われたら、「こうだよ」って答えを返せないオッサンがここにも一人、ってのが現状なんだけど。

2010年(以降も)のオトナコドモを夢中にさせる絵、ってのはそもそも、どういうものなんだろうねえ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

TUX [●そのあたりのマーケティングというかプランニングにはやっぱりアニメ畑の方に一日の長があるような気がします。 ●とは..]

rover [「どうやって撮ったんだろう」ではなく「何考えて撮ってんだこれ」の方がウケが取れるって事なのかなあ(^^;)]

TUX [>「どうやって撮ったんだろう」ではなく「何考えて撮ってんだこれ」… ●それだ(笑)]


2010-08-20 [長年日記] この日を編集

[Day] うーん……

仕事の発注来たのが8/2。翌日注文請書を返送。そして今日に至るまで音沙汰なし。どーしたことだこれは。


2010-08-22 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

土日にかけてぽちぽちと、「黒執事Ⅱ」、「アマガミSS」、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」、「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」。あとお前らのコメント付きで「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」、「ストライクウィッチーズ2」。ヒロインがサトリナになってちょっとはまともな展開になったかと思ったら、それほど甘くはなかった「アマガミ」、ヒザ裏キスのつぎは脇腹キスですか、ううむ…。

「クローン・ウォーズ」惑星ライロスを解放する戦いのエピソードで、ストームトゥルーパーズ(あ、この頃はクローントゥルーパー、なのか)がやたら有能でめっぽう格好良い(w。これがどうなったらああも無能な集団になってしまうのだろうねえ(^^;)。

土曜深夜、「メイド様」がやたら幸村・叶ペア押しで来ててなんか笑えた。「けいおん」はなかなか良い話。ガチレンジャー役で柿原徹也に甲斐田ゆきって、なんつー声優の無駄遣いしてるんだって感じの「みつどもえ」、ネタの捉え方の微妙なズレが笑いを呼ぶという、オーソドックスなギャグの作り方がなかなか上手だったと思う。「あそびに…」もそこそこ面白かったです。

日曜日、ブレドランが姑息に暗躍する「ゴセイジャー」。ゴセイナイトは人間じゃないから、心の声のネガティブ面も聞きようがないってことなのね。そこから突破口が開けるってのは上手い造りだと思った、が、気合ではねのけるよりはゴセイナイトがもう一手間、手助けしてくれた方が良かったんじゃないかなって気はしたな。

「ダブル」はいよいよラスタチ。こっちは甲子園の影響で一週遅れなんで、どこで追いつくのかと思ったら明日なのね。忘れずに録画する。

「プリキュア」、無くしちゃったオルゴールに残った思念が絶望先生謎のイケメンなのかと思ったらそういうものでもなく、一回限りのエピソード用の小道具でございましたな。

ニコ動鑑賞分、「カンパネラ」がちょっと早いタイミングで見たものだから、お前らのコメントが少なくって全然楽しめなかったぜ。


2010-08-23 [長年日記] この日を編集

[Day] 文句を言うと動くのか

ちょっと前に日記でぶー垂れたら、今日になってどかんと素材兼資料が送られてきた。pptとpsdの混成ファイル群。やればできるじゃないの。って事で作業開始なんだけど、メールの最後に「早く終了させたいので、なるべく早めに作業していただけたら助かります」だって。

そう思うのならテメエがちゃっちゃと動け、と返信したかったけど、もちろんそんな大人げないことはしませんよ、ええしませんとも。

[TV] 定期視聴番組 追加

高校野球(一回戦で砺波工業に勝った報徳、かなりがんばったのねー、でもって興南の生徒さんたち、おめでとう)の影響で一週遅れになってた「プリキュア」と「仮面ライダーダブル」、本日午前中に放映してたので録画して晩飯後に鑑賞。圧倒的に強いはずのユートピアさんが突然弱くなっちゃったのが何となく解せない。重力を自在に操る技の力の根元になっているのは戦う相手の怖れや怒りみたいな、どちらかというと負の方面の感情みたいなもので、それを吸収できないか、もしくはそれを上回る、信頼とか何とか、正の方面の感情を注ぎ込まれるとうまく力が発動しないと言うことなのかな? そこの所の引っかかりはあるにはあったが、それ以外はなかなか良い感じだったのではないかね。そんでもって次回最終回。予告では微妙に松田優作的ラストを匂わせてるけど、これは多分Aパートのラストなんだろな、などと勝手に予想してみたりする。


2010-08-24 [長年日記] この日を編集

[Books] NOVA2 書き下ろし日本SFコレクション

9784309410272 大森望 責任編集
カバー装画 西島大介
カバーデザイン 佐々木暁
河出文庫
ISBN978-4-309-41027-2 \950(税別)

全編書き下ろし新作で構成される日本SFアンソロジーの第二弾。12編を収録。

編集後記にもあるとおり、前作「NOVA1」の執筆者と全くかぶらない12人の作家による新作の競演。まずは短く感想を。

「かくも無数の悲鳴」神林長平

わあい、「フムン」があるぞ、っておいおい。なんというか、神林長平はもはや「巨匠」なのだなあと言うところの感慨が一番大きかったかも知れない。考えてみればそりゃそうだ、オレが青二才のころにすでに作品を発表されていらっしゃるのだもの。お話はあれだな、「今宵、ふたたび銀河を杯にして」って感じで。認識とコミュニケーションってのは、今風に言えば世界を解釈するって事なのだな、と。今や神林長平を「オーソドックスなSF」と評する時代であるのだなあ、としみじみ思うロートルがここに一人。

「レンズマンの子供」小路幸也

「あの」レンズマン・シリーズをベースに、ちょっとニヤニヤしたくなるジュヴナイル風味をまぶした佳品。終盤に登場するマドンナがフジミさんって名字なのは、今や少年少女の琴線を心地よく引っ掻いてくれるのは早川でも創元でもなく、ライトノベル陣営なのだぜ、というちょっとした皮肉が込められていたりするのだろうか。

「バベルの牢獄」法月綸太郎

○○×○○という数字の意味にすぐに勘づくべきであった。あるいは「盲点ではなく○○(乱土の判断で伏せました)で」ってところでね。すばらしくトリッキーな記述SF。

「夕暮れにゆうくりなき声満ちて風」倉田タカシ

構成というか仕掛けの部分で最高に凝り倒した短篇で、ちゃんと追いかけたらこれはこれで一風変わった楽しみ方ができる一作なんだろうと思う、が、それをやる気は金輪際起きない。乱視つきの老眼爺さん、今や普通に文庫本を読むのも少々苦労してしまうんだ。ページを開いた瞬間、「ごめんなさい」で飛ばしちゃいました。

「東京の日記」恩田陸

こちらも構成で一工夫のある作品だが、まあこれぐらいなら老眼ジジイでも大丈夫。静謐だがどこか危うい都市の様子を観測する他者の視点。実はちょっと怖いお話だよね。

「てのひら宇宙譚」田辺青蛙

独特な味のあるショート・ショート。味があるとは思うのだが、ショート・ショートのキモは捻りの強烈さにあると思ってる自分としては、「今の捻りました?」感が常につきまとうのも正直なところで。

「衝突」曽根圭介

そういう言い方は失礼なのかも知れないが、このアンソロジーの中で一番翻訳SFのテイストを濃くたたえた作品。それ故ってわけでもないと思うが、自分が本書の中で一番好きなのはこれかも知れない。時系列の微妙なずらし方とか、読み進んでいくと「ホテル・ルワンダ」的様相が読者に突きつけられてくる話の構造とか、技巧の面でもこれはかなりいけてるんじゃないでしょうか。

「クリュセの魚」東浩紀

ちょっとキュンと来るリリカルSF。ページにおける活字と余白の力関係みたいなものから勝手に決めつけちゃうけど、これは基本的にライトノベル。つーか「ハローサマー、グッドバイ」に軽く「エンディミオンの没落」風味振りかけてみました、って読み方は間違っていますか?

「マトリカレント」新城カズマ

実は意外におっきな事が起きてるかも知れないシノプシスに何やらファンタジックでゆったりとした読み味を被せてきたような。後半やや「ナマ」な表現(ググる、とかね)が挟まっちゃって少々残念。ファンタシイと思って読んでいたものがいきなり生臭い方にひっぱり込まれたような気がして。

「五色の舟」津原泰水

古来の妖怪伝承にフリークス風味をちりばめ、オマケに多世界解釈までさらりと持ち込んできた力作。わたくし的には本書における「衝突」と双璧をなす作品かもわからん。

「聖痕」宮部みゆき

完成度の高さって点では最高なんではなかろうか。何より読み手をびっくりさせるって所の作家の技巧の部分で、他の追随を許さないものがある。ただ、作家のモラルって所でどうなんだ? ってところにどうにも収まりの悪いものを感じざるを得ない。

かつて中村融さんは「20世紀SF 6」の解説で大変重い問いかけをなさっていたわけだが、あれと同じ事をこの先、宮部みゆきは何かの弾みで問いかけられるかも知れないようなお話を書いてしまったと思うわけなんだけど、そこに向き合う覚悟をした上で作者はこの話を書いたのだろうか、というところでどうにも収まりの悪いものを感じてしまうわけで。

「行列(プロセッション)」西崎憲

ラストは落ち着いた感じで。何となく「あけてくれ!」がビジュアルイメージとして出てきたのは、オレがそういう歳だからって事に過ぎないのかな。

なんだろう、読み応えという点では文句なしだったんだけど、「SFってこう言うものか?」ってところで盛大に疑問符が湧いて出てくるような。外に向かって何かを突破したい、みたいな勢いがあんまり感じられなかったあたりで、逆にこれじゃあSF、廃れてもしょうがないかもなあなんて思ってしまったことですよ。

★★★☆


2010-08-25 [長年日記] この日を編集

[News] 訃報

映画監督、今敏氏(yomiuri online)。かなり重いご病気と戦っておられ、最後は病院ではなくご自宅で、と言う決断を下された直後のご逝去と言うことであったように取れた。覚悟の上でのピリオドであったのかも知れないが、実際のところはどう言うことだったのだろうか。

お疲れさまでした、などとはとても言えない。もっともっと作品を見せて欲しかった。残念です。


2010-08-26 [長年日記] この日を編集

[Books] 大戦前夜 ポスリーン・ウォー 1

大戦前夜 上(Ringo,John/著 月岡小穂/翻訳 リンゴージョン/著)9784150117689 ジョン・リンゴー 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト ひろき真冬
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011767-2 \740(税別)
ISBN978-4-15-011768-9 \740(税別)

今度はネオコンだ

21世紀初頭、人類のファーストコンタクトは思いもよらない形でもたらされた。それなりに平和裏に運営されていた、人類が便宜上「連邦」と名付けた複数の異星人文明に、突如ポスリーンと呼ばれる新たな異星人文明が攻撃をかけてきたのだ。基本的に争いを好まず、争いの技巧もほとんど持たない「連邦」は、無常な殺戮集団であるポスリーンに一方的に押しまくられるばかり。そしてポスリーンたちの進行方向の延長線上には地球が存在していたのだ…。

地球人は未熟だが老成した宇宙航行種族が失った敢闘精神や開拓精神にあふれた若い種族、なんて設定は古いスペースオペラなんかでは良く見る設定と言えるが、今回はそんな地球人たちを最後の切り札と思いつつ、でもなんかのはずみで自分たちに牙剥いたらたまらんよなあ、と、おそるおそる協力を要請する宇宙人たちが登場してくるってあたりがちょっと新しいかも知れない。お話の時代背景は21世紀があけたばかりのころ、当然お話の始まりの状態では人間たちが使える武器は現在の我々が良く知ったものばかり。登場する宇宙航行種族の方は、超光速航法は持っているが戦闘のノウハウなどは地球人たちからそれほど隔絶したレベルにはない、という設定になっていて、人類は全然戦争したくないけどそこそこの技術力は持ってる異星人の助けを借りて、独自の戦略をつくってポスリーンたちに立ち向かおう、って話になっている。

ミリタリーSFってのもそれぞれいろいろ独自性を盛り込まないと、他の作品との差別化が図れないのでそこは苦労のしどころなんだろうと思うが、本書の隠し味になっているのは、この、文明的にはそこそこ進んでいるんだが自分では戦争したくない宇宙人たちの集まりである「連邦」。彼らは戦争が大嫌いなんだが、だからといって普通に平和を愛する良い人(?)たちの集まりというわけではなくて、彼らなりに宇宙の覇者にはなりたいと思っている連中。地球人の戦闘力は魅力だが、こいつらにあまり好き勝手させるとそれはそれで自分たちの立場が危うくなってしまう。さあどうする、ってところでいろいろと画策を巡らしてきているらしい、ってな仄めかしがいろいろ入ってくる。こういった、シリーズ開幕におけるいろんな前準備がちょこちょこと挟まってくる本書の前半はなかなか面白い。

後半は本格的な戦闘が始まることになる訳なんだけど、こちらは何と言うか、それなりに楽しめる構成になってはいるけれども、どうにも設定や展開のチートっぷりが気になって、おいおいと思いながら読んでいくことになる。エンタティンメントなんだから多少のご都合主義はオッケーなんだけど、しばしばそれが度を超してしまっているのでどうしたものかと。

味方の側がいろいろ腹に一物ありそうな連中の集まりなのに対して、敵側があまりに単純明快ウスラバカなのもお話に深みをつけ損なっているかも知れないな。最終的に敵の方にもそれなりの事情が、ってとこまで持って行く予定はあるのだろうけど、開幕編を読む限りはそこら辺の仕込みが少々手薄に過ぎるかも知れない

本作が著者のデビュー作でもあると言うことらしいので、次作以降にこのあたりのスキルアップを期待したいところではあるんだが、最近のハヤカワさん、開幕したはいいけど2幕目、3幕目をさっぱり開けてくれないんだよなー。肩の凝らないエンタティンメントとして楽しみたいと思ってるんで、続きもよろしくお願いしますよ。

★★★

97841501168599784150117368

この辺続きは出ないんでしょうか? そこそこ気に入ってるんですけどね。

[TV] 定期視聴番組

「MM9」、「刀語」。あ、カノンちゃん見るの忘れてる。明日観よう。さて先週のお話を引っぱってきた「MM9」、朏さんのキャラ掘り下げエピソードとしてそこそこよく出来ていたような、そうでもないような。気特対というチームの人間関係やそれぞれのキャラの関係性みたいなものに突っ込むならこう言うのもありかと思うが、そうではなくあくまで朏さんのお話に終始してしまっているところにちょっと不満を持った。

「刀語」のほうは、「化物語」ではうまく機能していたダイアローグのたたみかけがお話をうまく進めて行く、と言う構造が全然機能していない感じだな。いろいろ言ってるんだけど何も伝わって来ないって感じのアニメ。つまらなくはないんだけど……。


2010-08-28 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

昨日と今日の分、「黒執事Ⅱ」、「アマガミSS」、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」、コメつき鑑賞で「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」、「ストライクウィッチーズ2」。「黒執事」の、相手の意識を朦朧とさせて自分の記憶を語らせ、そこに別の記憶を上書きしていく、というあたりの描写がなかなか淫靡で結構。これをやらせたいがための櫻井考宏キャスティングだったのねー。

なんかマジメに良い話な方向に進んでるのが少々意外な「アマガミ」、バドミントン少年がなかなかいい味出しとりましたな。

惑星ライロスを解放する戦いを描いている「クローン・ウォーズ」、メイス・ウインドウをはじめとするジェダイ・ナイツの活躍ぶりがそこそこ見られるのは良いんだが、でもやっぱ、基本ジェダイマスターたちって無能だよなあ。

ニコ動パートは「ウイッチーズ」。トゥルーデさんたちは地味にバージョンアップし(G-2がG-6とかD-6がD-9とかいうレベルなんだけど)、坂本少佐は紫電改を履くことになったというのに相変わらず零戦履かされてる芳香ちゃんにようやく新しいキカイが回ってくる話。ま、海軍機となるとハッタリの面でも震電ってことになるんだろうな。毎回ご都合主義にも程がある脚本はどうしたもんかと思うが、パンツじゃない何かを鑑賞するのはとても楽しいので、まあこれはこれでいっかー。


2010-08-29 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「天装戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」。今回はダッジ・チャレンジャーが出てきた「あそびに…」、原作者がお好きなのか、スタッフに好きな人がいるのか、沖縄って今でも古いアメ車がごろごろしてるって事なのか、さて(最後のはないよなー)。「けいおん!!」は何となくみんなの進路が決まるお話。ま、落ち着くところはここだわな。一応高校卒業まで描くって事なんでしょうかね。ちゃんと踏ん切りをつけようって事なのかな。着々と叶くんの株が上がってる「メイド様」、終わりも近いってのにここに来て恋敵登場、みたいな。上条さんなにやってんすか(w。「みつどもえ」は三女の黒さがなかなか良いですな。

日曜朝、今回は何やら敵幹部の入れ替え具合がめまぐるしい「ゴセイジャー」。敵側のお話がいろいろ動くのは面白いけど、終盤に向けた盛り上がりってところでこの先大丈夫なんだろうかという不安も。ゴタゴタするばかりで強さと怖さが増してこない敵、では困ると思うんで。最終的に一番怖いのはブレドラン、って事になるんだろうけど。

「ダブル」は大団円。ハードボイルドというか、犯罪がらみのドラマのラストにはこのテイスト欲しいよね、ってな展開でなかなか結構。若菜姫がらみのミスリードの作劇もうまかったんじゃないでしょうか。これはつまり、先週のラストの段階で生き残った若菜姫はすでにフィリップの容れ物になってしまっていて、それから一年かけてフィリップを再構成する手段を追っていたところに、若菜姫の復活を目指しているエグゼだかなんだかな連中が、ガイアメモリの力を一時的に引き出そうとしたがゆえに、再構成のためのエネルギーを得ることができた、って解釈であってますか? わたくし的には平成ライダーで一番の完成度のシリーズでございました。楽しかった。

次のライダーは「オーズ」。やっぱorzからきてるんですかね、これは。

「プリキュア」は「プリキュア」というよりも「どれみ」色がかなり強い感じでございましたな。

[F1] ベルギーGP決勝

タイミングモニタで観戦。ザウバーの二人は予選でコンディションを読み切れずに下位に沈んだんだけど、前のレースのミハエルの無茶やら何やらで10位以下のポジションにはかなり変動があった模様。可夢偉は17番手。前の方はウェバー、ハミルトン、クビサ、ヴェッテルの順。

なにせスパ、天気がどう変わるかってあたりが大きなファクターになるんだけど、スタート直後にいきなり雨が来そうになったところでペースカーが入り、ここで可夢偉はギャンブルに出てタイヤを固い方に変更してコースへ、ここでは大きな雨が来なかったのでウェット履いたクルマはだだ下がり、可夢偉ポイント圏付近まで上昇、その後も着実にラップを刻み、気がついたらトップ10。前の2台がピットインしてないメルセデスの2台って事もあり、さらなるジャンプアップも可能なんじゃないかと思ったところでふたたび雨模様、で終盤に混乱ふたたび。ウエットへの換装でさらなるジャンプアップはできなかったけれど、それでも8位完走は立派。作戦と可夢偉自身のポテンシャルが掴んだ結果だと思う。メルセデスと遜色ないタイムで走ってた(ミハエルよりは速く、ニコにはちょっと負ける、ぐらい)ものね。

レースはハミルトン、ウェバー、クビサがトップ3。フォース・インディアが5位に入ってるのがかなりすごい。

って事で実際にどういうことが起きてたのかは、この後の地上波の放送で確認してみますです。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

DOOM [EXEが言ってた「今は街で静かにしているあの方を迎える」っていうのも若菜のことだと思わせるミスリードで、 実際はあの..]

は゜ん [放映前はWのデザイン見て失望してたんですが、毎回楽しませてもらいました。 終わってみれば平成ライダーで一番の出来だっ..]

rover [>DOOMさん なるほど、確かにペットショップのおっちゃんに力送ってた、って解釈も出来ますね。そこで力の動きの変化を..]

rover [>は゜んさん ワシも最初はどうなることかと思ったんですが、左右に分かれたデザインにもちゃんと意味があるってあたり、な..]


2010-08-30 [長年日記] この日を編集

[Books] ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選

9784150117696 中村融 編
Jacket Art 鷲尾直広
Jacket Design 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011769-6 \940(税別)

さあ、もう一度宇宙へ行こう

「宇宙開発」にテーマを絞った、日本独自のアンソロジー。表題作他6編収録。

中村融氏が編まれるアンソロジーにはハズレがないのだが、今回もすばらしい出来。宇宙SFって事だとこれまでにもいくつか良いアンソロジーがあったけど、本書はさらにテーマを絞り込み、「宇宙開発」をテーマにした作品が並んでいるそのテーマ性故か、SF的なアイデアの面白さもさることながら、それ以上に、宇宙にひたと視線を据えた人間たちの揺るぎのなさのようなものが全編に漂っていて、それがとても心地よく、感動的。以下、簡単な感想です。

主任設計者(アンディ・ダンカン/中村融 訳)

実在したソ連のロケット技術者として(というかまあ、駄作機ファン的には別の方面でも)高名なセルゲイ・コロリョフを中心にした、こうだっかも知れないソ連宇宙開発史。もとよりこの手の、リアルな宇宙開発という部分についての知識が悲しいぐらい貧弱な自分にとっては、虚実の線引きをどうするかってところすら良く判らないまま読み進んでいくことになってしまうのだが、共産主義体制という厄介な社会体制のもとで、驚くほど静謐なトーンの中、歩みを止めない技術者たちの生きざまが大変感動的。

サターン時代(ウィリアム・バートン/中村融 訳)

「主任設計者」と対をなすかのように、こちらではアメリカにおけるこうだったかも知れない宇宙開発史が語られる。宇宙開発については良く判らなくても、アメリカの歴史であればまだしもピンと来るワードが増えるせいか、かなりいろんなところでニヤリと出来る。強引とも思えるサターンV型マンセーな展開もかなり楽しいし、ラスト、木星に接近する宇宙船の映像をスリランカから眺める三人の老人、って絵を想像したら、思わずにんまりの度合いも最大級になっちゃおうってもので。

電送連続体(アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクスター/中村融 訳)

クラークのかなり初期の短篇を基に作られた時代背景をベースに語られる、これまたこうだったかも知れない、こちらは英国主導の宇宙開発史。R級もサターンもない英国では、人類を宇宙に進出させるのにちょっと違った方式が採用される。それは…、読んでのお楽しみ。第二次大戦においてレーダーの開発・運用にも携わっていたクラークの知識と想像力をバックボーンに、「ジーリー」シリーズのバクスターの希有壮大さがうまくミックスされた作品と言えるかも。

どうでもいい話ですが、蛇の目好きが嬉しくなっちゃうところもちょっぴりあったりするんだけど、一般的にはミーティア、ソッピーズで呼び習わされている名称をあえて"ミティーア"、"ソップウィズ"と表記したのには何か理由があるんだろうか? 菊池光的何かが発動したりしたんでしょうか(ないない)

月をぼくのポケットに(ジェイムズ・ラブグローヴ 中村融 訳)

本アンソロジーの中では少々毛色の違った、しかし心温まる掌品。良質のジュヴナイル。

月その六(スティーヴン・バクスター/中村融 訳)

バクスター二度目のご奉公。こちらはいかにも第二期、第三期ってあたり(そもそもこの人はどのあたりに位置づけられるんだろう。ブリンやベンフォードと同期って事になるのかしら)の世代のSF作家らしい技巧が冴える、宇宙開発をベースに据えた多次元解釈もの。月「その五」の世界が妙に「R.O.D」的世界を彷彿とさせるっす(w。

献身(エリック・チョイ/中村融 訳)

火星探査におもむいたチームを突如襲うトラブル。「渇きの海」や「月は地獄だ!」を彷彿とさせる、宇宙開発における取っかかり部分で起きるかも知れないトラブルに人間がどう対処していくか、を丁寧に描いた作品で自分的には本書中の白眉。なんというか、銀背の一冊として刊行されていてもおかしくない作品って感じがするな。

ワイオミング生まれの宇宙飛行士(アダム=トロイ・カストロ&ジェリィ・オルション/浅倉久志 訳)

ワイオミングの小さな街に住むドライアー夫妻が授かった、待望の赤ん坊アレグザンダー。生物学的には間違いなく人間であった彼は、だがしかし外見的には通常の人間とはかなり違った印象を与えるものだった。通常の人間よりかなり大きく丸い頭、大きく、白目がほとんど見えない目に大きく割けたように見える口。そう、アレックスの見た目は、あまりにも有名な"ロズウェルのエイリアン"そっくりだったのだ…

ヘタしたらキワモノ路線に行ってしまいそうなネタを、なにやら正統派ヒューマンロマンまで強引に昇華させてしまった感動巨編。「序」・「破」までは「うまいこと作ってるなあ」と思ったのだが、「急」に来てきて文字通り少々急ぎ過ぎちゃったかな(アレックスが宇宙飛行士としてミッションを獲得するあたりの流れに、ちょっと無理があるような気がして)、と思わなくもないけれど、SF性に加えて、文明に対して「正気になろうぜ」的メッセージを盛り込んできた構成はかなりうまい。

ということで。アポロ11号以上にアポロ8号のミッションに妙に興奮した身としては、どこかで地に足がついた描写が挟まる作品の方に少し高い点をつけちゃったかも知れない。逆にここで希有壮大さを主張されると、「や、それは今言われてもちょっと…」って気になってしまうって事なんだろうか。そこでちょっとだけ引いちゃった作品もあるにはあったけど、それでも全体としてはすばらしく読み応えのあるアンソロジー。一気に読んじゃうのがもったいない本だね。

★★★★☆


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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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