ばむばんか惰隠洞

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2018-01-13 [長年日記]

[Anime] 定期視聴番組

むっちゃよーさんあるぞ、まいったな。木曜深夜「恋は雨上がりのように」と「スロウスタート」、ノイタミナ枠ですね。「雨上がり」はコンビニが舞台の年の差カップルのラヴ・ストーリィ。出だし、絵柄でこれはちょっと苦手かな? と思ったんだけど意外と良い感じ。後藤隊長ミーツ女子高生、って感じですかね。「スロウスタート」はきらら系。うんまあ、これはオレは見なくていいヤツだ。

金曜深夜がすんげーたくさんある。「だがしかし2」「たくのみ。」「覇穹 封神演義」「ハクメイとミコチ」「BEATLESS」「キリングバイツ」「刀使ノ巫女」。「だがしかし」は、そういえば舞台になった駄菓子屋のジオラマ作った人いたよなー、と思ったらこれだった。情景師アラーキーさん作、漫画『だがしかし』の「シカダ駄菓子」1/24 scaleの超絶精巧ジオラマ制作過程(togetter)。それはともかく、1期見てないんでキャラとか良くわからんな。「たくのみ。」たくのみがテーマでかやのん出てないのは何でなんだぜ(^^;。あーあと、ウチにもラッキーヱビス、一本あるよ。とっくに空きビンだけど。さてどうだろ、ここはもう一回ぐらい見るかな。

ネットではすでに叩かれまくってる「封神演義」、うーん、確かにいくら何でも展開早すぎかもね。あとひかさささんが悪い訳じゃないけど、妲己はもうちょっとツヤがあっても…。「ハクメイとミコチ」は何というか、コロボックルファンタジーとでも言うのかな、ほんわかと良い感じではありますね。「BEATLESS」、心臓の鼓動が無いからBEATLESS? 全体にこう、妙に既視感があるのはなぜだろう。「キリングバイツ」、これがけもフレリターンズですか(違)。続く「刀使ノ巫女」も含めてここはまとめて半笑い枠かなあ。

[Books] 飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道

飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道 (講談社現代新書)(一ノ瀬 俊也) 一ノ瀬俊也 著
講談社現代新書
ISBN978-4-06-288438-9 \920(税別)

リテラシーが一人歩き

ライト・フライヤーの初飛行から10余年で本格的な戦闘に耐えうる兵器として成長した飛行機。当然各国はこの新兵器の運用法、調達手段、そして人員の育成に関して動き始める。その流れは日本でも同様だった。圧倒的な国力差のある仮想敵国、米国に対抗するため、航空戦力の充実が重要と考えた日本は、その実現のため、すでに過剰な軍事予算にさらに航空関係の資金と人員を獲得するために、国民に対して今後避けられぬであろう日米決戦において、その決め手となるのが航空であることを、様々な手段を通じて国民に周知徹底して国民の理解と同情を得ようとしていた、と言うことを非常に膨大な資料を基に明らかにしていく本。

太平洋戦争において、日本はパールハーバー奇襲という大戦果を上げながらもなお、大艦巨砲主義の軛から完全に脱することができず、それが敗因となった、と言う説が一般的に思えるけれども、実際にはそんな事はなく、日本においても陸海軍ともに航空の重要性はかなり早い段階から正しく認識し、その拡充に躍起になっていた、と言うことを様々な大衆向けの読み物や展覧会などの資料から明らかにしていく。先のパール・ハーバー奇襲についても、どうかすると山本五十六が初めて思いついたような作戦に見えるけれども、実際にはこういう大衆向けの様々な書物で航空機の優秀性を知った国民は、相当前の段階から日米の戦力差を埋め、相手に初手から戦力の漸減を図る手段として「有り」、と言う認識は国民の一部にはあった、というあたりは「なるほど」と思えた。

航空機の決戦兵器としての有用性、巨艦に比した時のコスト・パフォーマンスの高さと言った点についても、日米ともにそれなりに正しく理解はしていたし、どうかするとむしろ米国の方が大艦巨砲主義から抜け出せていない状況だったかも、と言う分析も面白い。その上で両国とも、航空戦力の重要さを認識しながら、それでも最終的な決戦兵器が戦艦である、と言うところからは抜け出し切れていなかった、というあたりも興味深い。パール・ハーバーとマレー沖海戦の戦訓を、より正確に受け取っていたのは負けた側だった、というのは皮肉な話。航空の重要性を国民に周知することで、少ない国力の中でさらなるヒト・カネ・モノの供出に躍起になった事に一定の成果は得たかも知れないが、それも戦争、しかも近代の総力戦が実際に始まってしまうと全てがワヤになってしまうってあたりは持たない国故の辛い話、ってことかも知れない。

ということで、とにかく膨大な資料を丹念にあたって様々な文章を拾い集めた苦労は高く評価したい。というかこんなに古い文献がちゃんと残っているものなんですな。日本良い国(w。なんだけど同時に、どこかふわふわした感じが違和感としてつきまとってしまう、ってところは少々気になる。本書の主たるテーマは、おそらくしばしば登場する「軍事リテラシー」と言う言葉で、国民に現状の軍事的な問題点と将来的な展望を拡く知らしめることで、より多くの支援を得ようとしていた、という状況を、現在只今の我々がおかれている、非常に歪に見える軍事リテラシーの浸透具合の(ディープなカタログオタクと幼稚すぎるリベラルが混在している)アンバランスさに警鐘を一つ鳴らしたい、と言うことではないか、とは思うんだけど、そこに斬り込むには本書、つまり実際に抜き差しならない状況まで来てしまった時に誰がどんなことをしたのか、ってところが結構手薄なの。

膨大な資料をどんどん出してくるあたりはとても良かったと思うんですけど、最後の最後で著者が結論から逃げちゃった感、も無しとしませんな。これはこれで面白くはあったけれども。

★★★☆


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