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夕刻にたおさん神戸来襲。今回は九州旅行の帰りの立ちよりってことで西からやってくる。で、たおさんが神戸に来るとかならず当地は雨になるのだった。
元町の焼鳥屋「TORIDORI」で軽く(そうか?)飲み食いしつつ映画の話で大盛り上がり(オリジナル(スティーヴ・マーチンが出てこない)版の『ゴジラ』('54)を見たアメリカ人たちが『俺たちは50年間騙され続けていたー!』と愕然とした、つーエピソードでワラタ)。そのまま「たちきや」にゴー、で結局日付変わるまで呑んでた。楽しゅうございました。久々にタクでご帰還、で風呂入ってばたんきゅー、な一日でしたとさ。
先ほどポータルアスクルに注文してた荷物が到着(ばーい、佐川急便)。プチプチロール3巻と、あとちょっとした消耗品で計4個。受取(4枚)にハンコ押すわけだが、ここでセールスドライバー(でしたっけ、佐川は)のおっちゃんのケータイに呼び出し音。仕事かと思ったらどうも私用らしく、「うんうん、え、明日? あかんあかん、明日は山や」とかなんとか、話しながらこっちがハンコ押した受取をもらっていく。
客の前だぞ、おい。
けっきょく荷物を玄関の前に置いてもらい、「ありがとうございましたー」の挨拶をする間も電話は切られることはなく、こっちに挨拶したあと、続けて「おーすまんすまん」などと通話再開。
なってませんな。さすが佐川。荷物をぞんざいに扱うのはしょっちゅう見たけど、最近は客もぞんざいに扱うんですな。
昨日今日とspamのチェックしてなかったもんで、Popfileに600通ぐらいspamのログが残ってたぜ。そんな中、妙に日本語ヘンなspamを発見。Subjectは"脅威の電子メールが貴方の心をつかみます"。こ、怖そう…
突然のメールにも関わらずメールを開封して頂き誠にありがとうございます。 興味を持って頂けた方のみご紹介をさせて頂いております。
男女ともに興味のない方には苦痛のメールとなりえませんので、 このメールは開封して頂けた方のみに送信させて頂いております。 私どもの規約には「手数料・紹介料・登録費用」等の料金は一切ございません。
(以下はおおむねいつも通りの文面)
んーと……。
男女ともに興味のない方には苦痛のメールとなりえ
ないという事はつまり、興味を持って開封したお客には、こいつは苦痛のメール
である、と言うことなのだろうか。ううむ、そりゃまあこれ見て、何が言いたいかを慮るに少々頭が痛くなってきたのは確かではあるので、なるほど"脅威の電子メール"ではある、とは思ったわけだが。
わざわざ日記のネタにした時点で、掴まれちゃってます? ワタシの心。
「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」。マックスはバルタン星人編の後編、(#34:「ようこそ!地球へ」後編 さらばバルタン星人 子供の超科学星人タイニーバルタン・超科学星人ダークバルタン 登場)。えーとこれでは結局、「ウルトラの科学」は「バルタンの科学」よりも下、ってことでファイナルアンサー、ってことになるけどそれはよろしいので? 「バルタンの科学」が生んだ「クローン技術」ってそれ単なる分身の術(それはそれで見応えありましたが)ちゃうのん? 重力を自在に操るらしいバルタン星人に対して、そこのところの対策を何も立てずに突っ込んでいくDASHってどーなの? コバ君とエリーネタ(それ自体は嫌いじゃないんですけど)を引っ張る意味があんまり無かったんじゃないの? わざわざスペルゲン・ミラー(だよな?)を持ち出すなら、そのあとにイデ(違う人ですよー)が持ってくるのはウソでも「マルス133」にしとくのが大きなお友達への礼儀(^^;)ってもんじゃないの? とかまあ色々あるんだけど、致命的なのはやっぱりマックスの正体を知ってる人間が、いきなり複数人(そもそもどこから引っ張ってきたんだ?)できちゃった、ってことだろうなあ。場当たり的処理であれなんであれ、そこは最後に「ばるるぅー♪」で子供たちから、ウルトラマンの記憶を消去するぐらいのことはしても良かったんじゃないかしら。
お話自体はまあ、「マックス」ならこれもありかな、というあたりで決して嫌いな訳じゃないんだけど、少々「お約束」を軽く見ちゃってたりしないかな、ってとこだけはちょっぴり気になったな。まあ最近のライダーや戦隊も、人前で平気で変身したりしてる(個人的にはとても嫌い。"誰も知らない知られちゃいけない"はヒーローの基本でしょうに)んだけど。
「BLOOD+」のほうは、んー、これは深夜枠でやった方が良いんじゃないかしらね。真面目に作られてるとは思うんですが、どうにもこう、要らん苦労を背負って続いてる感じがしてしまってばるるぅー。
ようやく専用「石田屋」を引き取りに来る都合がついたヤマちゃんのお誘いで、月曜日だっちゅうのにたちきや行って呑みさくる(富山弁)。
本日のお酒は、「飛露喜」、「富久錦/立春朝搾り」、「神亀/真穂人・五百万石」、「くどき上手/ばくれん・美山錦」、「くどき上手/ばくれん・亀の尾」、あと、前回呑んで美味しかったもので「太陽」も。「くどき上手」は、美山錦が吟醸、亀の尾の方は吟醸生。私はちょいときりっとした感じのある吟醸の方が好みかも。
なぜかふたりで「仕事してねーなー」「したくもねーよなー」、などと後ろ向きな話題で程よく酔っ払ってほんじゃまた。次は木曜日な(や、次はお仕事ですよ)。
ジョー・ホールドマン 著/大森望 訳
Cover Design & Photo Complex 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011699-6 \700(税別)
ヘミングウェイを専門とする大学教員ジョンがキーウエストのバーで出会った男、キャッスル。他愛のない世間話がジョンの専門であるヘミングウェイの話題に移った時、キャッスルが何気ない体でひとつの提案を持ちかけてきた。有名なヘミングウェイの紛失原稿の一部が発見された、という触れ込みで、巧妙に作製したタイプ原稿を発表したら、それはちょっとした稼ぎになるのではないか? つまりは贋作で一儲け、という提案であったのだが、ヘミングウェイの専門家であるジョンにとっては、自分の知的好奇心とプライドを微妙にくすぐるものでもあった。最終的に悪事にはならないように、と自分なりに保険をかけつつ、いつしかその作業に熱中するジョンの前に、思いもよらぬ人物が現れて…
いわゆるコン・ゲーム小説で自分がすぐに思いつくのは、ジェフリー・アーチャーの「百万ドルを取り返せ」で、これは実に巧妙で、洒脱で楽しい作品で、本書の帯に「コン・ゲーム」の単語を見つけた時にこっちが勝手に期待してしまったものも、そちらの方面のノリ。しかしそこは大ベテランのSF作家、ホールドマン。こちらの期待して方向とはかなり違う方面に読者を引きずり込み、頻繁に首を捻らせてくれるんで今ちょっと首痛い。「訳者あとがき」で本書が書かれることになった、そのきっかけのエピソードがちょっと紹介されているけど、ホールドマンも最初はそれなりに軽く洒脱なパスティーシュを狙って書き始めたものが、書いていくうちに突如SF者の血がちょっと沸いて、話は軽妙から奔放の方向にずれちゃった、みたいな。
お話の主人公ジョンは、ヘミングウェイの贋作プロジェクトを遂行していく過程で、とある事情から少しずつ異なった時間線を次々と乗り換えていくのだが、乗り換えた先の時間線でもやはり贋作プロジェクトは進行しつつ、それ以外のディティールは微妙に変わっていき、ジョンという存在自体にも少しずつ変化というか付加価値というか、そんなものが加味されていって「お?」と思うようなラストになだれ込む、ような仕組み。少々とっちらかった印象が最初から最後までつきまとい、遷移していく時間線での歴史の組立の微妙な差異を楽しみつつ、歴史の流れのどこかで、ヘミングウェイ的な、マッチョなイケイケ・アメリカン・ヒーローを礼賛する必要が、のっぴきならない重要性を持ってやってくるんだ、なんてネタフリは、これを書いたのが「終わりなき戦い」のホールドマンだ、ってあたりを考えると結構皮肉が効いてるんじゃないかな、等とも思えてくる。
主人公であるジョンが、実は何者なんだろうってあたりを考え始めるといろいろ面白いんだが、反面尺の中で無理やりまとめた1クールもののSFアニメの展開に近いものも合わせて感じたりして、比較的短い作品であるにも係わらず結構引っぱるものがあるような気もしてくるな。文句なしに面白い、って本じゃないけど、妙な面白さがある本だとは思いましたよ。
★★★
決まったそうで。公式サイトでもアナウンスされてますな。全体的に手堅いキャスティング、って事になるんだろうかね。主役のグインは堀内賢雄さん。こっちが思ってたより少し艶っぽいグインになる感じ? 個人的にドンピシャだと思ったのは、スニ=矢作紗友里ってあたりか。ヴァレさん=藤原啓治さんも割といいかもね。
しばらく見てないうちにキャラデザインもかなり上がってきてるようですが、世界三大魔道師の一人であるところの北の賢者さまが、歯抜けの爺さまってのはなんだかなあ。
なんにせよこれ、「タイタニア」の後番組って事になるんだよね? この帯のアニメ作品って、毎回ひどく寝ぼけたものしか出来上がってこない印象があるんだけど…。
Ver 3.2.0ですってよ(→日本語版ダウンロードページ)。mixiのOOoコミュでも話題になってたけど、確かにちょっと起動が早くなったような気はしないでもない。そうはいってもやっぱり10Mb超の.pptインポートなんてのには、それなりに時間はかかりますけどね。
その他どこがどうなったのかは、まあ使っていけば何か見えるかもしれないが、わたしゃ何か見えてくるほどに使いこむようなヘビーユーザーでもないんだな。なのでまあ、でかいバグにでもぶち当たらない限りは、ごく普通に使わせて頂きます。
こんなことやってる場合じゃないんだけど、自分的には何かこう、信じがたいものを見たような気がしたので書く。昨日日記パスした理由もこれがらみなんだけど(つまり昨夜はかなりブチ切れていたわけです)。
事の起こりは昨日の夕刻、いつものお仕事相手(困ったちゃんのうち、多少マシな方)から、追加で修正要望が来て、それについてはまあ若干遅めになるけど勘弁ね、で対応して22:00くらいに対応完了、差分送付。まあここまでにもいろいろあって、少々切れかかってはいたんだけど、程なく向こうから連絡が。
ご連絡ありがとうございます。
また、修正も対応していただきありがとうございます。
確認したところ、デザインにより近くしていただけたらうれしいな
と思いまして、修正可能でしょうか。テキストになっている部分の間隔などを修正していただけると幸いです。
具体的な希望が見えてこないのがこの御尽のメールの特徴なんだけど、これもそんなのの典型っすね。なので、
どのファイルのどの部分ですか?
と返したら、
お世話になっております。
●●です。下記のようなテキストの間隔であったりをお送りいたしました、
PSDに近しくしていただけると幸いです。(テスト環境URI)
よろしくお願い致します。
名前とURIを伏せただけで、他は原文ママ、です(w。ちなみにテスト環境でHTMLに何かコメントでも入っているのかと思って見に行ってみたけどそんなこともなく、オレがコーディングした感たっぷり(まあ、オレがコーディングしたんだから)のwebページが見れるだけ。送ってもらったpsdは4ファイルあり、表示されているHTMLに関連しそうなものが2つばかりある。どうしろと?
なのでさすがにちょっと切れたメールを返してみる。
何をどうして欲しいのかまったく分りません。これは単なる
HTMLですね? psdというのはどのpsdで、それのどの部分を参照し、
それをHTML側のどこに反映させろということですか?前にも申し上げたかと思いますが、修正したいのはどこで、
それがどうなったらいいのかを明示していただかないと作業の
しようがありません。
困ったちゃんからお返事ついた
お世話になっております。
●●です。先ほどお送りさせていただきました、PSDのデザインのように
HTMLでもテキストの間隔などをあわせていただけますでしょうか。よろしくお願い致します。
ぷち。
それでは何もわからないと言っているのです。
どのpsdですか?
そのpsdのどの部分ですか?
返事だけは速い。
お世話になっております。
●●です。●●●●のページになります。下記のURLのデザインのPSDファイルを
先ほどお送りしましたので、そのPSDファイルをそのままHTMLにした
ようにしてください。(テスト環境URI)
●●●●のテキストの文字間隔を広げるなどを行ってくださいませ。
よろしくお願い致します。
ぶっつん
私の質問のしかたが良くないのでしょうか……
なぜどのpsdファイルなのか、そのファイル名を教えていただけない
のでしょう。それでかなりの部分が解決するのに。●●●●のページにはテキストがいくつもありますが、
それのどの部分をいじって欲しいのでしょう。そもそも●●●●
のページだけで良いのですか?「文字間隔を広げるなど」の「など」にはどこまでの作業が含まれる
のですか?
22:30ぐらいから始まったメールのやりとり、とうとう日付をまたいでしまいました。で、この返事をした時点で向こうは返事をくれなくなっちゃった(w。
実はメールのやりとりしてる段階で、やって欲しいことはおおむね見当はついていて、ブチ切れしつつもそっちの対応は済ませてたんで、あとは参照すべきpsdファイル名がはっきりして、自分の予想が正しければ速攻で修正用のcssファイルは送ってあげられる状態にはなってたんだけど。結局この日(もう翌日だけどね)は連絡なく、一眠りしたあとも連絡はこない。
あーこりゃウザい下請け認定で仕事切られるかなー、とか思ってたら、夕方になってようやくメールがやって来た。
お世話になっております。
●●です。昨日お話させていただきました、修正部分をお伝えいたします。
添付いたしました、画像の赤枠の部分のテキスト部分の文字間隔を
修正してただけますでしょうか。お送りしているPSD(ファイル名はわかりませんが・・・)のテキストの
改行部分や文字間隔を見ていただき、同じようにしていただけますでしょうか。お送りしている添付ファイルのところだけではなく同じようなページの部分も
PSDにあわせていただけると幸いです。よろしくお願い致します。
えっ?
ファイル名はわかりませんが・・・
・・・、じゃねえよ。あなたが圧縮して送ってくれたファイルだろうがよ。自分が圧縮したファイルの名前がわからないって、どーいうこと? 単なるツカイッパーなのかい君は? なんかこう、
疲れた。
なお、このメールの指示も実は盛大に不足個所があったりするんだけど、多分それを言っても理解できっこないと思えたので、面倒だから「これどうぞ」ってcss添付してメール。もういいです、許してください。
さて、ちょっとしたオチもありますよ(w。修正個所はcssファイル一つで済んだので、素でメールに添付して送ったあと、「あ、これでは彼にはダメなんだ」と思ったら案の定…
ご連絡ありがとうございます。
どのディレクトリに入れればいいのでしょうか。
よろしくお願い致します。
「御社の指定したディレクトリマップに沿って作業しています」って返事してやろうかと思ったけど、やめました。
月曜からの分、いろいろやりながら「インフィニット・ストラトス」、「これはゾンビですか?」、「フリージング」、「魔法少女まどか☆マギカ」、「Rio Rainbowgate!」。何となくシリアス方面に生きつつある「ゾンビ」、結構エグいことやっとるね。「IS」と「フリージング」は、またなんか変なのが出てきたな、みたいな。ノイタミナ枠は今週はお休み。で、「まどか」。
キュウベエ怖ぇぇぇ。こいつの最終目的は、あくまでまどかを魔法少女に仕立てるってところにあるんでしょうなあ…。「Rio」はテープ途中で切れてた。
「Always 三丁目の夕日」第3部も作るんだそうで。今度は東京オリンピックの頃のお話になるんだとか。自分は第一作目はかなり評価するけど、二作目はちょっとボケちゃったかなあという感想を持った訳だが、さて三作目はどうなるかな? 一作目の感想でちょっと書いたんだけど、「Always」って映画は、東京タワーが完成した時に、いろんな夢物語は終り、その先に待っているのはせちがらい事共しかない、ってのを見てるこっちが判っているからこそ切ない映画だったと思うんだが、その伝で行くならその五年後の三作目、いろんなところに「あれ、オレらおかしくね?」的きしみが盛り込まれてたりしたらば、何か評価できるのかも知れないがそういう造りにはならないんだろうな、と思う。
で、今朝の朝日新聞の朝刊のオピニオン欄で、経済学者の飯田泰之氏による「三丁目の夕日ばかり振り返っても」というインタビューが載っていてちょっと面白かった。
基本的に昭和三十年代というのは、現在ただいまの団塊世代が古き良きものとして懐かしく思い出す時代であり、しかもそこで思い出されるのは良くない事はすべて切り捨てられた、漂白されたような記憶であって、実際の昭和三十年代は、現在よりもいろいろな面が遅れ、危険で、公害問題もそろそろ顔を出していた時代であって、決して住みやすい世界などではなかった。そりゃ便利さで言えば、今の方がはるかに便利で安全になってきているのは間違いないところではある。
それでもあの時代を今、何かとても良かった時代であったかのように懐かしむ風潮が存在するのは、ここにシンパシーを感じる団塊世代というのが、人数と経済的なパワーにおいてかなりな影響力を持っているからであり、この世代に冷たく当る事は、政治や経済の指導者層達にとって極めて不利な結果を生むからに他ならない、と言う方向に話が進み、最終的にこの、団塊世代を甘やかし続ける風潮が、たとえば年金改革などを強力に推し進める事が出来ないまま、ずるずると来てしまっている、ってところまでお話を持って来てるのは、何かちょっと無理があるような気もするけど、ああそういう考え方も出来るのか、と思わされた事でした。
飯田氏曰く、「実は昭和30年代は一番、成金が生まれた時代なんですよ。この時代のリアルな面白さは、治安は悪いし衛生環境も悪い。生活水準も低かったけど、頑張ったら成功できるかもしれないと、みんなが思ったところにあります」だそうで、確かにそういう、なんかドロッとしたものは、映画には盛り込めないだろうな、とも思える。
美化されすぎた過去に、つかの間戻った気分になるのがひどく悪い事だとは思わないけれど、それが繰り返されるなら、そいつはある意味麻薬だぜ(『コードギアス』ですな)、って話だろうかね。
映画に直接関係する話でもないけど、ちょっと興味深い記事だったので引いてみました。ちなみに映画の三作目の方には、あんまり期待していませんのですよ。たぶんそれなりにちゃんとした造りになっているとは思うけど、それだけ、でしかない物にしかなってないんじゃないかと思うので。
別れた、ってよりは振られた、と言った方が正確なんだけど。前にかなりブチ切れて、「あんたとはやっとれんわ」とメールしたとたんに、向こうからは連絡が途切れてしまった会社(厄介な相手No.2、DG君とこなんですけどね)からいきなり電話がかかってきて、前に受けてた仕事の修正が入っているので対応しちゃくれまいか、と。こちらはDG君とは同じ会社なれど別の部署の人から請けた仕事で、ちょうどDG君の仕事の方の雲行きが怪しくなってた頃に並行して請けてた仕事だったので、DG君に「やっとれんわ」メールした時点でこちらも(回状でも回ったんだろうなあ、と思ったんだよね)ぶった切られたんだろうなあと思っていたので、こちらとしてはあきらめていたんだけどね。まさか切れていなかったとは。
とりあえずお仕事ですからお請けしますが、そろそろお支払いの条件等も出しちゃくれませんかね。最初にこの仕事のお話頂いたの、去年の10月ですぜ(^^;
週中盤。「あの夏で待ってる」、「ハイスクールD×D」、「ペルソナ4」、「妖狐×SS」、「パパの言うことを聞きなさい!」。「あの夏」はややとっちらかった方向に行っちゃった感じ。いきなりの沖縄、いきなりの幼なじみとかいう展開、ちょっと雑になっちゃったなあという感じがする。「D×D」はまあ、どうでもいい(と言うのは失礼ですが)方向性での深夜アニメスタンダード、かな。
木曜深夜。出だしでベルベット・ルームに誰もいないから何があったのかと思ったらそういうことだったのね、だった「P4」。トロンボーン少女への扱いはそれで良かったのかなあ、と言う気はちょっとある(ご褒美がちょっとしょぼいんじゃないかな、って気はするんだ)が、まあ基本おふざけ回、って事なんだろうな。「妖狐」、「パパ聞き」の二本は、始まる前の予断的なものから来る危惧をかなり払拭してくれているような。なかなか面白いと思って見てます。
DG君仕事でもんもん中。このお仕事、DG君は噛んでなかったはずだったのが、どういう事情か担当者交替で、DG君担当という事になってしまったわけで、何があったか知らんけど、前の担当者はケツまくったんだろうね(^^;。
それは良いんだけど(よくねえよ)、おかげでこちらは前にやった仕事をまたおさらい、修整するハメになってしまって、今そちら方面のデザインファイルを見てるんだけど、
いろいろ酷いわ。
なんというか、考え無しが作ったものを(を一旦コーディングに反映させたのよ)能無しが修整したデザインファイルをコーディングするのがこうもややこしい仕事になるとは思いもしなかった。基本的にどこまでがデザイナの意志でどこからがやっつけ仕事の余波なのか、そこのところの線をどこに引くのかってところでかなり考え込んでしまうのだね。フォントサイズ、画像のキャプションやサイズの統一感、ってあたりでどうにもこう、「考えてねえだろ」的なデザインファイルを前にして、思わず腕組んで考え込んでしまう場面が増えちゃっているわけだが。
とりあえず何言っても実りのある返事はもらえないので、一度デザインファイルを反映させたコーディングをやって、そいつに対する修整要望で対応していくしかないってことではあるんだろうけど。
なんというか、効率悪い仕事してるよなあ(苦笑)。
昨日の午後に何件かご注文をいただいて、そいつの準備を済ませてはあやれやれと一眠りしたら、翌朝にまたご注文が入っていて大発掘大会に。なんだかんだで終日古本発掘&梱包大会になってしまった。結局夕方までかかってしまったけど、なんとか発送出来てよかったよかった。
スタッフ
監督:ロン・ハワード
脚本:ピーター・モーガン
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:ハンス・ジマー
出演
クリス・ヘムズワース
ダニエル・ブリュール
オリヴィア・ワイルド/アレクサンドラ・マリア・ララ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ/クリスチャン・マッケイ
公式サイト:http://rush.gaga.ne.jp/
1976年のF1はふたりのドライバーを中心に動いていた。マクラーレンのジェイムズ・ハントとフェラーリのニキ・ラウダ。天才肌ゆえにトラブルも多いハントに対し、緻密なレースコントロールを身上とするラウダ。シーズン序盤は緻密なラウダが順調にポイントを伸ばすのに対し、新マシン、M23を擁するマクラーレンは、マシンのトラブルも続き、なかなか調子に乗れない。そして迎えたドイツGP、危険なウェットレースの回避を力説するラウダに対し、あくまで勝負を望むハント。ドライバーミーティングの結論はハント支持が多数を占める。そして迎えた運命の決勝レース…
F1の歴史の中でも最も劇的なシーズンであり、日本人にとっては初めて自国でF1マシンが走るところを見る事になった1976年。個人的にも生まれて初めてテレビではあったけれどもF1というモノを見た年でもあったわけで、なんだな、それだけでテンションだだ上がりな状態で見てしまった。ニュルブルの事故からわずか50日足らずでサーキットに帰ってきたラウダを「フェラーリの息子」とたたえたエンツォが、富士の一件で掌を返すような対応をするようになり、一気に関係性が冷え切ってしまったとか、この年は完全にモブだったロータスが、翌年グラウンド・エフェクト・カーをひっさげてF1界に旋風を巻き起こすとか、もういらんことまでいろいろ連想されてしまって、何とも言えんざわざわした気分で映画を見る事になってしまった。そういう意味では完全にゲタ履いた評になってしまいます。その上で言うけど、素晴らしかった。
ハントを演じたクリス・ヘムズワース、ラウダ役のダニエル・ブリュール、ともにそっくりというわけではないんだが、どことなく雰囲気のようなものがあって違和感が全くないのがかなりすごいと思った。多分これ、オレが「赤いペガサス」好きすぎて、リアルなハントやラウダとこの映画の絵の間に、村上もとかさんが描いたハント、ラウダのイメージがクッション役で挟まってくれるものだから、多少の違いみたいなものは誤差の範囲だよね、で済ませてしまえるようになってしまったんだろうな。特に映画の中で、この人は誰です、というのを説明するような事は省かれているんだけど、それでも何人かは、「あ、あの顔は」と思わせる程度に雰囲気を合わせてきててくれるあたりは心憎い配慮。あ、ケン・ティレルっぽい人がいる、あっちはジャッキー・イクスかな、って事はあれはパトリック・タンベイ? みたいな妙な芋蔓効果が楽しすぎる。雨のレースと来たらブランビラだろ、ってとこまでちゃんと押さえてくれてるんだよなあ(^^;
マシンの方もしっかり70年代、グラウンド・エフェクト・カー登場直前のマシンたちを堪能することができて大満足。そういえばハーベイ先生はヘスケスがキャリアのスタートだったんだなあ、とか、とにかくニヤニヤしてしまうネタが満載で嬉しくなってしまったよ。そうかー、ブラバムはこの時点でツインポッドになってたんかー、とか、ああ、JPS.MkⅢはこの翌年かあ、とかね。
ニヤニヤネタって事だと、ワキ方面でもそれはあって、ハント夫人のスージーがマシンを失って腐るハントに見切りを付けて転がり込む相手はリチャード・バートン。したら何か、ハントがそこで腐ってなかったらキャリー・フィッシャーの人生もまったく違ったものになってたかもわからんのか。レイア姫は別の人だったりしたのか、とか、後に夫人になるマルレーヌ(演じるアレクサンドラ・マリア・ララは「ヒトラー 最後の12日間」でヒトラーの秘書、トラウドゥルを演じていた人。いまやニコ動の「総統閣下シリーズ」でちょいちょい目にする羽目になっちゃうのがなんだか申し訳ない)とラウダが初めて出会うのはクルト・ユルゲンスのパーティ、なんてのもへえ、と。
そんなこんなで、作り手が緻密に積み上げてきたディティールがいちいち楽しくて、それだけでもお腹いっぱいになれる映画。この楽しさって言うのは、F1そのものに対しては初心者ではあったけれど、単品とは言え初めてテレビでそれを見る事ができたという経験と、その後連載がスタートした村上もとか氏のマンガ、「赤いペガサス」から得たF1シーズンを戦うという事のドラマティックさを追体験している、という事なんだろうと思う。だからつい、細かいところを思い出しては、やいのやいのと語りたくなってしまうんだよね。
そんなわけで素晴らしく楽しんだのだけど、映画としては一つ大きな欠点があるように思う。それは、ハントとラウダ、この二人がなぜにそこまで、一番になりたいのか、というモチベーションが奈辺にあるのか、というところをわりにぞんざいに、というかほとんど省いてしまって、映画が始まった時点で、「この二人は一番になりたいんですっ!」で済ませてしまっていること。一応それらしいセリフはあるんだけど、それ以上に「こういう事があってね」的な説明はなされていないので、なぜこの二人がF1チャンプを目指すのか、それが二人にとってどんな価値があるのか、そしてその栄冠はなぜ、ハントにとっては一度取ればいいものなのか、ってあたりが腑に落ちないまま映画は終わってしまうのだね。
まあハント側はそれでも、享楽的なライフスタイルの延長線上に「最速」への渇望がある、というところは飲み込めなくもないんだけど、ラウダのモチベーションの出発点がいまいち薄いかなあ、と。ニュルブルのクラッシュ以降のリハビリ(ものっそ、痛いです)に向かう覚悟の推進力がハントの快進撃、ってあたりの演出は上手いと思ったんですが。このあたりもう一声、二人がトップを目指すのはなぜなのか、ってところに納得出来る説明が一つ、欲しかったなあという気がする。
それでもこいつは見応え満点。それは自分のポジションがそうならざるを得ないところにいるから、なのかも知れないんだけど、そうじゃない人でも、タイプは違っても限界に挑戦せずにはいられない男達の物語として普遍的な魅力のある作品、と言えるんじゃないだろうか。余裕があったら「赤いペガサス」読んでから映画を見にいくといろいろ楽しいかも知れません。ケン、ベアード、ぺぺをラウダ、レガツォーニ、ハントに重ねてみる面白さ、みたいなのがあるかも知れませんよ(w。
(★★★★)
ダグラス・アダムス 著/安原和見 訳
カバー装画 ひらのりょう
カバーデザイン 加藤賢策
カバーフォーマット 佐々木暁
河出文庫
ISBN978-4-309-46456-5 \920(税別)
スヴラド・チェッリには人とは違うものの見え方がしていた。全ての物事は全体論的に繋がっている。その見え方は時に彼を不幸にもしたが、それでも彼はその見方を捨てはしなかった。かつての彼の学友、今はソフトウェア産業で身を成したリチャードは、そんな彼をとある理由から探していた。今はダーク・ジェントリーと名前を変え、探偵事務所を経営しているスヴラドを…
…なんて書くとそれなりにマトモなSFミステリを連想してしまうけれど、なにせ書いてるのはダグラス・アダムスなのでね。一筋縄ではいかないものに出来上がっている。あらすじでも書いたとおり、お話のキモになるのは「全体論」と言う考え方。あらゆるものが全体的に繋がっている以上、一見なんの関係もないように見えたものが時空すら超えて繋がりあっている可能性がある、からにはあり得ない場所に居るはずの無いものがいるかも知れないし、実際そうなってしまってることも多々あるのだった、という…。
なのでお話は、三人ほどの主要な登場人物それぞれのエピソードがあまり脈絡なく、冗談なのか真面目なのかもよくわからない展開がたたみかけられ、頭の堅い人間(オレのことだ)は何を言ってるんだこいつは? とか、それはどういう話でどう繋がっているんだ? とか思ってしまい、読んでる間じゅう頭上に盛大にハテナ印が浮かぶことになる。それでも頑張って読み進んでいくと後半ようやく何となく繋がりが見えてきて、最後になんとか話全体の造りのようなものが理解でき、あとは訳者あとがきで答え合わせをすることでなーるほど、と何となく納得できるようになっている。
とはいえ次々と繰り出される悪ふざけ自体はそれなりに面白いんだけど、それを単なるノリとして愉しむことは結構困難な感じもあって、それは多分これが英国人作家が英語で書いたものを日本語にする事で、なにかが抜けちゃった、というか伝わりにくい何かが、巧く伝わらないまま日本語になっちゃった、ってことなのかな、と言う気はする。英語のニュアンスであったり、英語圏で生活している人にとってはあたりまえ過ぎて詳しい説明の要がないものの存在なのかも。そういう意味では最終的に納得は出来たが、楽しくページを繰っていくことは自分にはちょっと難しかったかな。
ちょっぴり挟まれる、Windowsが席巻する前のコンピュータ関係の描写(本書の出版は1987年)とか、自分にもわかるところはクスクスできたんですけどね(^^;。
★★★
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□ Rダニけん [私の経験:H"を解約すると、筐体に「番号なし」と表示されます。圏外はおろか、アンテナ自体表示されません。▼あれですよ..]