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おとといのSPAMネタに参照、ツッコミが結構あってちょいと驚いてます。ワシらは割とこういうメールも慣れっこになっちゃってるけど、それまで平和にweb覗いてたつもりだったのに、いきなりこんなメールもらって不安になっちゃう方もいらっしゃるのだろうな。
おととい紹介したような文面の他にも、たとえばこんな文面のメールもわりかしちょくちょく見かけますんで、まだもらってない人も、いきなりこんなのが舞い込んだからといって、あわてる必要はないですよ。身に覚えのない物は無視するのが一番。
だいたい、購読なり視聴の申し込みをホントにしてたら、メールアドレスだけじゃなく、そのアドレスの持ち主の名前ぐらい、ちゃんと表記してそうなもんでしょ。それができないのはあなたの事を何も知らずにそこら中におんなじメールを打ちまくってるからです。いきなり脅迫的な文章が舞い込むので身の危険を感じるかも知れませんが、所詮はハッタリ。気にするこたぁありません。そこであわてて問い合わせを返信(しかも自動で署名が入るような形で)したりするとそれこそ敵の思うツボですんで、極力無視しましょうね。
修理から返ってきてからこっち、いちおう問題なく動いている我が家のE70Vなんだけど、以前に焼いたDVD -Rのうち何枚かに不具合がでてきているみたい。焼いてる最中には特に止まるような事もなかった(ただしちゃんと焼けたかチェックしたわけじゃない)ディスクを再生してみると、途中で止まってしまうディスクができちゃってる時があるみたいね。修理に出す前の、どこか調子の悪いキカイで焼いたからそうなったのか、メディアのせいでそうなったのかはわからないけれど。とりあえずアウトなのはビクターの1倍速メディアです。正味なところどうなんだろう。メディアなのかなあ、ってパナソ製品でビクターメディア使ってエラー出る、ちゅうのはかなり堪らん気もするけど。
琢磨、高熱のためマレーシアGPを欠場(AUTOSPORT WEB)。あらら。そんなに自己管理にズボラな人間でもないだろうに、運が悪いというか。同地帯は昨年のスマトラ沖地震後、蚊が媒介するデング熱が発生しており、その感染も疑われている
そうですけど、ほんとだったら心配やね。
オタキングのサイトで知った、恋愛成績表。さっそく行ってみよー。
総合評価
恋愛レベル
「繁殖ゴキブリ級」 (18段階中 18位)
恋愛タイプ 「あきらめ型」恋愛タイプについて
世の中の不公平さや自分をわかってもらえないという不満がありつつも、もはや爆発する元気もないという年齢まできた「あきらめ型」に分類されました。卑屈にならずに思春期のような感情を思い出しましょう、などと言っても乱土 労馬さんには無駄だと思われます…。恋愛はあまり期待せぬよう…
総評
全体としては、最悪の成績でした。完全に赤点です。乱土 労馬さんは、女性がどうこうという前に、まず真っ当に生きることから考える必要があるかもしれません。恋愛はその次の段階と言えるでしょう。 また、「オプション」が最高値を示したものの、それもごく並かそれ以下の成績であり、まだまだ磨く余地があります。向上心すらもあまりないように見受けられ、未来にも暗いものが感じられます。まずは意識改革が必要でしょう。
そのほかの語りたいポイント
- どことなくどよーんと湿ったオーラが乱土 労馬さんから漂っています
- 難しい話をする女性は苦手ですか?少し難しい話になると聞いてないタイプです
- 乱土 労馬さんの結婚生活はすでに惰性に入っています。刺激がなくて緩んでいます
- 乱土 労馬さんには年下の彼女がお似合いです
- 出会ってから理解が深まるまでが乱土 労馬さんの最大の難関です。恋愛初期はとっても下手です
- 45歳のわりにはとても子供っぽい考え方をしています
- とっくに結婚適齢期を過ぎています。少しは焦りましょう
うっ、うるさいやいッ!(つoT)
「ウルトラマンネクサス」と「種デス」。うわ、ネクサスエロいなおい(^^;)。お話しのテンションは充分高いし完成度もなかなかの物なんだけど、最後の最後で「光」とかいう訳のわからん物に頼っちゃった恨みはあるかなあってところもある。私は平成ウルトラの、この「光」ちゅー概念で人の意志とか希望とかが底知れない力を与える事が可能なんだ、って話の持って行き方があんまり好きじゃなくて、「ネクサス」はそこだけはなぞってないように見えて、その点だけは評価したいと思ってたんだけど、んー、やっぱり「光」に落ち着きますかー。
デス様は、んーなんなんだろねこれは。アメリカの外圧に負けて出兵してみたはいいけれど、思いのほか戦地の状況は過酷で、うかうか調子に乗って出ていくと日本はえらい目を見ちゃうよ、という話をしたいわけ? 気持ちはわからんでもないけど、やりたいと思ってることとやってることの格差が結構あるような気がする。作り手が自分のやってることに酔っ払ってる感じ?
作り手はこの作品で「戦争はなぜ起きるのか」を描きたい、と言うことだったように記憶しているけど、肝心のその部分が、昔からある「すべてはフ○ーメー○ンの陰謀だ」的ステレオタイプ(特定の誰かを冷やかす意図はありません)に安易に飛びついてる気もするし、肝心の戦争を描く、と言う部分についても、ファーストガンダムでのウッディ大尉の「ガンダム一機の働きで戦争の流れが変わるような事なんて無い」(大意)と言う、一つのセリフを超える説得力のある絵なり言葉なりに出会えてない気もするしなあ。それなりに派手なんで見てる分にはいい暇つぶしにはなるんだけど。
「地獄少女」、「BLACK CAT」、「びんちょうタン」、「灼眼のシャナ」、「交響詩編エウレカセブン」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアMH」。あら、「シャナ」は来週でお終いなんですかい。面白いと思えてきたのに。
さて「エウレカ」はあらかじめダーク風味が約束されたサブタイトル、「アクペリエンス」その4。ワタシ頭悪いんで良くわからなかった。レントンたちの世界(地球を逃げ出した人類が移り住んだ惑星)ってのは、実は地球に落ちてきたスカブコーラルが「地球と同じ大きさになった」末のものってこと? レントンたちが送り込まれた世界の方が、地球に見えるけど実はスカブコーラルが作った地球? むー。
あーそういうもんでもないのか(あんまりなので見直してみたらしい)。実は人類は地球に戻ってるわけか。もしかして、スカブコーラルの星のそのまた内側にもとの地球がある、つーこと…なのかな? むー、やっぱり分からん。
と、頭悩ませちゃったおかげで、シンプルな「ボウケンジャー」(Task.5 帝国の真珠)は結構楽しめた。さくらねえさん、良いですな。
「カブト」(#8)の方もまあ、これはこれで。全体に「アギト」っぽいなあと思いながら見てるんだけど、してみると矢車さんってのは北條さんなのかね。適度な壊れ具合が香ばしいですな。
ところでテレ朝公式によると、カブトゼクターってジョウントで天道君とこに飛んでくるんですって。うっひゃあ。
なんかしょっちゅう青ジョウントしそうで怖いような気もするけど(w。
うーん、LiveTimingで見ると結構盛り上がったんだけど、そのあとCS録画版を見てみると、案外メリハリのないレースだったかなー。タイミングモニタ的にはタク大健闘、だったけど(実際LiveTimingじゃ、何度かタクを褒めてたもんね)、ありゃ後ろの連中からしたら迷惑以外の何者でもなかったかもなあ。セクター1はかなりがんばれるんだけど、セクター2で1秒以上遅いってのは、速く曲がれないって事なんだろうな。もちっとマシなクルマが、速く出来ると良いですな。
そうそう、フェラーリのフロントウイング問題がニギヤカシイせいか、問題のウイング近くのオンボードカメラ映像がやけに多かったのが笑っちゃった。で、言われてみると確かに動いてるよねえ(w。
CS、日本映画専門チャンネルで新海誠さんの「雲のむこう、約束の場所」。たぶん録れてると思うがまだ未確認。後日鑑賞させていただきます。初見はちゃんとお金払いましたよ。「ジュブナイル」で吉岡某が出てきたときに真剣にぶっ殺してやろうかこのクソ若造、と思ったワタシも、「Allways」ではまあ許せるか、ってとこまで譲歩できたわけだけど、この映画はどうだったかなあ。やや微妙だったような憶えがある。私、この方の美術のセンスとか凄く好きなんだけど、「映画」として出てきたものについてはいまだに高い点数つけられない。や、それでも「ネガドン」よりは評価高いんですけどね。
この人にしか造れないビジュアル、ってのが確かにあると思える人なので、そこはとても楽しみな反面、「お話」がいつもそれについて行けてない恨みがあるような気がしてね。多少(いやかなり)あざとくても許してもらえた「ほしのこえ」はステキな作品だったと思うのだが、それ以降はやはり苦労されているのだろうな、と思う。それだけに新作も待ちどおしい人なのですけど。
とにかく最近のスーパー売りの一味は、丼が真っ赤になるぐらい振りかけても全然辛さが足らないわけだ。少なくともわが家の統一見解としてはそう。んで、「そういえばあんた、いっぺん京都でえらく辛い唐辛子買ってきてくれなかったっけ」と相方に振ったらば、先日南座に芝居見物に行ったカミさん、帰りに買ってきてくれたですよ。祇園味幸 黄金一味。「黄金」というが実物はほんのり緑がかった黄色い粉で、見た目のインパクトには少々欠けるんだが、こいつは正真正銘、絶対無敵、天下無双に辛い。いつものスーパー売りの気分でがんがん振ると後で泣きをみるのは必定。適量振ったつもりでも、軽く鼻で吸ったりすると(普通の一味よりかなり粉っぽい)、しばらくの間は鼻がむずむずし、鼻かんだ後がヒリヒリする。すばらしい。とんがらしはこうでなくては。
本日のお昼はお蕎麦に振って「辛ぇぇぇ」、晩飯はつくね鍋に振って「辛ぇぇぇ」、でしやわせ。微妙な味わいのさじ加減とかには鈍感な人間なので、辛いもんはとことん辛いと、それだけで嬉しいのさ。
□ nico40 [アー、これ通販で買いました。 とことん辛い で幸せまで行かないんで半年たっても1/3も減りません・・]
アーサー・C・クラーク(→CNN)。齢90はまあ、大往生だろうな。ご本人にしてみたら、軌道エレベータができるところぐらいは見ておきたかったかも知れないけど。
熱狂的に好き、と言う方ではなかったけれど、SFを語る時に常にバックボーンとしてその存在を意識し続けなくてはならないタイプの作家だった、と言えるだろうか。一作選ぶとしたら何になるだろう。私はやはりいろんな意味で「前哨」か。ああ、「白鹿亭綺譯」も好きだな。
たくさんのワンダーをありがとうございました。
米沢嘉博 著
装画 高橋真琴
カバーデザイン 井上デザイン
ちくま文庫
ISBN978-4-480-42358-0 \880(税別)
終戦直後の闇市・赤本時代から1980年までの少女マンガのスタイル、テーマ、そしてキーパースンとなる作家達について論評した少女マンガ通史。巻末に1979年までの少女マンガ年表、貸本少女マンガ年表、少女マンガ誌生存年表つき。
昨年惜しくも亡くなられた米澤義博氏の労作の文庫化。カバーイラストを飾るのが高橋真琴の絵であるところがなかなか興味深い。「読めない人には全く読めない」と言われる少女マンガ独特のコマ割りやさまざまな効果、それらが生まれる一番大元のところに位置していたのが、それまでの手塚式"コママンガ"のスタイルのバリエーションの拡大再生産であった少女マンガに、初めて"絵"本来の持つ魅力を持ち込んできた高橋真琴の作品群であり、それがもたらしたものこそが、コマを突き破って自由自在に動くキャラクタや効果線、点描に、もちろん(時としてページの中に無意味なまでに過剰に咲き誇る)花。高橋真琴によってとっかかりを得たそれらの手法たちは、高橋真琴を飛び越して多くの新人作家たちに、より効果的に取り入れられて現在(つーかまあ、少なくとも1980年)にいたる、と。
で、高橋真琴が拓いた地平の大元の元、"絵"本来の持つ魅力を前面に押し出してくる作家がふたたび現れるまでに、ワシらは大矢ちきの登場まで待つことになってしまった、というあたりの流れはとても興味深い。大矢ちきは高橋真琴とはまたちょっと違ったベクトルを持った作家であったと思うのだけれど、その活躍の期間が(もったいないくらい)短かった、というあたりもまた、どこかで高橋真琴に通底するものがあったのかなあ、などと。それ故米澤氏の以下の考察はとても鋭いと思う。ちょっと長くなるけど引きますと…、
高橋真琴が挿絵を目指してマンガの世界に入り込み、ああいったスタイルをとったのは、彼にはマンガの絵の記号性が理解できなかったからではなかろうか。だが、少女マンガで育ってきた多くの若い少女マンガ家達はそういったものを自明の理としてさまざまなものを吸収していった。萩尾望都がファッション画を勉強していたこともうなずける。もりたじゅんが美大生だったというのもそうだ。マンガ家達の多くは文学や映画や音楽への傾倒はあっても、美術へのそれは少ない。絵が語ることの意味に関する無頓着さというより、それがマンガなのだ。逆に絵画性が勝ると、ドラマは抜け落ちていく。
少女マンガにおける変幻自在、時には枠線すらも効果の一部に使ってしまうさまざまなイフェクツの、その根っこにあるものが何なのか、ってのは前々から割と気にはなっていたんだけれど、その回答のひとつになるかも知れない解を出してもらったような気がして、ちょっと得したような気分になった。
全体としては戦後の少女マンガのトレンドが何に影響され、それが後発にどういう影響を与えてきたのか、をどちらかと言えばざっくりと展望していく本なわけで、どこか特定のジャンルに深く突っ込んだ考察を加えるような本ではないのだけれども、それでも随所に、こういう油断ならない切り口が見えたりするから嬉しくなってしまう。これ一冊で少女マンガの全てが分かる、様な本ではない(ちょっと残念なのは、たとえば'82年の紡木たく、など、年代的に考察の対象から外れてしまった作品が多数あるあたり、といえるだろうか)けれど、それでも大ざっぱな少女マンガの背骨になる部分の変遷と、その時代ごとのキイ・ワードやキイ・パーソンが何なのか、それが具現するものがなんであるのかを掴むには絶好の一冊。マンガ好きなら読んでみてくださいませ。
以下自分語り。
私にとってリアルタイムで読んで衝撃的だった少女マンガは、水野英子「星のたてごと」、大和和紀「真由子の日記」、そんでもってひかわきょうこ「千津美と藤臣くん」だなあ。それぞれ、少年マンガについぞなかったグランド・ロマンの香り、少女向けのマンガでありながら恐ろしく深いところまで突っ込んだその内容(初出は1970年、オレもまだ小学生だった、つーの。オレが初めて憶えた英語はギブ・アンド・テイクだぜ)、そして最後は、男がそうであって欲しいと思っている少女マンガの理想型、とオレには見えたのだな。ちなみに萩尾望都や三原順は、少女マンガとか言う枠を越えて、マンガとして衝撃的だったと思ってますよ。
オマケでもういっちょ引くぞ。
糾弾されるだろうことを承知で言うなら、木原敏江こそ少女マンガそのものであり、木原敏江のマンガを嫌いなものは基本的に少女マンガファンではありえない
よかったぁ、オレ、ドジ様大好きなんだ(w。
★★★★
□ TUX [●アーサー・C・クラーク師匠は、長編よりもアイデア満載の中・短編が大好きです。「天の向こう側」「明日にとどく」「10..]
ちょっとデザインファイルをどんな按配でHTMLに落すかで考えていたせいで、かなり流し見な感じで、「明日のよいち!」、「黒神」、「ライドバック」、「ミチコとハッチン」、「まりあ†ほりっく」。「ライドバック」がかなり鬱な方向に、「ミチコ…」がなんかアメリカン・ニューシネマな方向に、それぞれ一直線だなあ、みたいな。
これが新年会ってのがいかにもウチららしいですが(w。
3/22(日)と言うことにさせていただきたいと思います。お題は「ヤッターマン」と「DRAGON BALL」、出来たらハシゴで、その後宴会。
ハシゴするなら絶対「DRAGON BALL」を後にしたいんですけどね、そうなると結構調整がめんどくさい。
ブルク一館で済ませるなら「ヤッターマン」14:20〜、「DRAGON BALL」17:35〜、順を逆にするなら「DB」13:20〜、「ヤッター」16:40〜、なんてのがあるかも。
劇場もハシゴするなら、ピカデリーで「ヤッター」12:15〜、ナビオで「DB」、16:20〜、あたりが候補になるかなあと言うところなんですが。
もっと上手い組み合わせや参加表明は、どんどこツッコミかまして下さったら、と。
みなさまよろしくお願いします、あと、いつものメンバーさんのご連絡もお待ちしておりますです。
□ ソノヤマ [●はーい、参加しますー。 ●呑みのスタートが遅れるのは切ないので(笑)劇場ハシゴ案(+インデアン)に一票。 ●三..]
□ rover [ヤッターマンは3週目だし、ドラゴンボールは評判がアレだから、んまあ余裕で座れるんじゃないかとも思うんですがどうでしょ..]
□ soil [取り急ぎ参加表明します。 直前飛込みじゃなきゃどちらも大丈夫かと思うのですが…。 ヤッターマンはヒットしてるんでし..]
□ rover [今のところどっちも大丈夫そうですが、買えるうちに買っとくと精神的に何かと安心。 SOILさんの分、買っちゃって良いの..]
□ ソノヤマ [●ぱんさん、でしたさんの参加表明がありませんねー。 このあたりの映画は是非お二人ともご一緒したいのですが… ●あ..]
□ rover [その存在をすっかり忘れていた、mixiのSぱらにも書き込んできました(w。切符は明日、直購入になるかもです。]
クライアントさんに今もIE6を使ってる方がおられるってことで、知らんぷりを決め込むわけにも行かなくて。リポートされた不具合は、coda-sliderでコンテンツをスライドさせて見せているページで、表示がずれる、ってのと、いくつかのページでメインとなるコンテンツが表示されない、というもの。
最初の問題はある程度掴んでいて、coda-slider1.xを使っていると、コンテンツの両サイドに表示される矢印の表示のしかた、または高さに差のあるコンテンツを一定の高さで表示するための処理、でIEでおなじみの、marginやpaddingの値が倍になってしまうバグが絡んでいる、の、だと、思われる(正確には把握できてない)。スライドさせたいコンテンツを格納するブロックにサイズ的な余裕があったらいくつか対処方法もあるんだけど、今回はそういうのを割り込ませる余地を作れないようなデザインだったのでいろいろ困る。
結局スライドするコンテンツは全部coda-slider2で表示、こっちはコンテンツの高さに合わせて自分の窓の高さを変えてくれるので、指定する要素が一つ減る。あとはサイドに出す矢印をposition:absoluteで強引に表示、で何とか不具合はつぶした、と思う。
で、coda-slider2を入れたことでIE6で表示されないページが絶賛大増殖されて焦ることになったわけですが。
それらしいトラブルに遭遇した所はないかと思って少し検索してみたんだけど、今ひとつしっくり来るところがないので2日ほど困り果ててたんだけど、coda-sliderと、マルチカラムで高さを揃えるためのcss処理で、何かがバッティングしているんじゃないか、って事に思い当たった。
で、結論はそれがビンゴ。ただし頭の悪いオレはちゃんと筋道立てて説明できない。ただ、起こっていると思われる現象の予想としては、表示したいブロックレベル要素の親要素のpositionプロパティにstatic以外の指定がなされていて、その直下に来るブロックにpositionプロパティの指定がない状態だと、そのブロックレベル要素はIE6では表示されない(ソース的には反映されてるんだよね)、って事らしい。スライドのための指定とマルチカラムの見映えのcss指定という二つの要素が入り組んで(Ultimate multi-column liquid layoutsはpositionプロパティを盛大に使っている)今回の不具合を引き起こした、って事なのかな。
とりあえず怪しいブロックにpositionプロパティを追加してやったら、それまでののっぺらぼうぶりはどこへやら、ちゃんとこちらが意図した表示になってくれて一安心。やれやれ。
なるべく(や、理想としては絶対に)cssハックのお世話にはなりたくないので、解法が見つかったのは嬉しいけど、厄介な話ではあることだな。自分が一連の不具合のキモをイマイチ明確に掴みきっていない、ってのが一番厄介な話だとも思うけど。
「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」、「デュラララ!!」、「ひだまりスケッチ☆☆☆」。週前半の三本、今週はどれも上々。「ダンス…」の悪役ヒステリアさん、中の人はくぎゅだったんですな、全然わからんかった。そこんとこの意外性(って程でもないけど)を差し引いても楽しめた。新房監督的には突然の瞳のクロースアップ、って手法がマイブーム(ヒムブーム?)だったりするんでしょうか、「ひだまり」でも使ってきてたね。
今週の「デュラララ!!」はかなり面白いと思った。ここまでどちらかと言えば思わせぶりな部分ばかりが目立ってたお話に、ちゃんとヒキが作られていたと思う。
「ひだまり」も知らない話でなかなか良かったです。ちょっと観てる方に媚びすぎなんじゃないかそれは、と思わなくもなかったけどね。
ASAHIネットのメールがOutbound Port25 Blocking対策に対応(SMTPポートを587に変更)してから、鶴亀…おっとっと、秀丸メールからメール送信ができなくなってしまって、ちょっとだけ困っていたんだった。対策はわかっていて、POPFileを使っている関係上、ここがプロクシになっていて、そこを通すためにメールアカウントとパスワードを送信時に確認させればいいってだけの話、なんだけど、
パスワードが思い出せん。
何かきっかけがあれば思い出せて、割とユニークなワードを使ってたはずなんだけど、それが何だったかなあ、と。
最近はASAHIネットのメールの方は、あちこちのお店から「こんなん出ましたけど」的お誘いメールばかりで、ほとんどこちらから送信するような用事は発生しないし、仕事がらみは別のアカウントがあるから特に不便もないんで一年ぐらい放ったらかしにしてたんだけど、今日、ぼけーっとマンガ読んでたら突然「あ、これじゃん」と。試してみたら無事送信成功。やったね。
んまあゆーてもNCC1701とかTHX1138の類のパスワードなんだけど、ちょっと捻ったら自分も思い出せなくなってしまった、というのはある意味最強のパスワードなんじゃないだろうか(w。とりあえずひと安心、あんどプチ満足。
明日休みじゃん。んじゃ映画でも観よう、ってんで引っぱり出したのは「ゴジラ×メカゴジラ」(2003)。あまぞんのリンクはDVD(Blu-rayまだ出てないんすね)だけど、自分が見たのはずいぶん前にCSでやってたヤツ。まあ基本的な感想は劇場で観た時とそれほど変わりなし。なんかこう、すっぽ抜け大リーグボール1号的北村版と、消えたっきり実体化しない大リーグボール2号的金子版の印象が強いけど、手塚監督版の平成ゴジラってかなり面白い部類に入るんじゃないかしらね。
ただまあやっぱり悪いところ(釈由美子の演技はこんなに下手だったっけ? とか)はあって、中でも一番致命的なのはやっぱ、宅麻伸の娘、サラちゃんが何考えてんのか良くわからんところだろうなあ。最初のうちはお父さんを対ゴジラ用ロボ開発チームに入るように積極的に動いてたはずなのに、いざ父ちゃんがその一員になると、今度はゴジラ潰しに奔走する父ちゃんを苦々しい目で見つめる、という…。どっちやねん、ってね(^^;。なのでその後の展開もサラちゃん絡みのドラマパートがもひとつ説得力がないのだよね。
そこら辺ちゃんと整理したら、もっと面白くなったんじゃないかなあ。
週末からの分、「ジョジョの奇妙な冒険」、「リトルバスターズ!」、「八犬伝」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダーウィザード」、「ドキドキ! プリキュア」、「マギ」、「問題児たちが異世界からくるそうですよ?」、「ささみさん@がんばらない」、「まおゆう」、「さくら荘のペットな彼女」、「みなみけ ただいま」。
原作知らんので「リトバス」の飛躍っぷりにかなり戸惑った土曜深夜、「ジョジョ」は相変わらず口数が多く、意外に「八犬伝」がちゃんと作られてる、様な印象。
日曜日、黒の人が小野Dにしか見えなくて困っている(^^;「キョウリュウジャー」、ちょっと面白い引っ張り方をしてきた「ウィザード」、トランプ王国の王女様とやらが5人目のプリキュア、って事になるのかな? だった「プリキュア」、相変わらず微妙に盛り上がらん「マギ」。なんつーか30分ものの「ジェダイの復讐」見せられてる気がしたわ。
日曜深夜。「問題児…」は、これはこれで真面目に作ってるんだろうな。若干安直な感じも無しとはしないけど、まあ面白くないこともない。「ささみさん」、たまの見た目をささみさんにして、旅行に同行させてあれやこれや、ってお話で、この、たまが化けたささみのお芝居、ネットじゃあすみんがやっているような書き込みを見かけたけどそうか? たま/ささみのパートは普通に藍ぽんがやってんじゃねえの?
「まおゆう」、タイトルに偽り発生しつつ、な感じだぞ。一番働いてないのが魔王と勇者なような気がするんだが。これはこれで面白いけど。「さくら荘…」、謎の感動があったことは認めるけど、卒業式というイベントにその乱入はアリなのかな、って気もちょっとはした。それでオトナの思惑がひっくり返るってのも、ちょっとウソくささアップなお話になっちゃいそうな気がするし。「みなみけ」は、保阪さんの行動に注目して見ていくといろいろ面白いアニメなのかも知れん、って気はしてきた。
アンドリ・S・マグナソン 著/佐田千織 訳
カバーイラスト 片山若子
カバーデザイン 波戸恵
創元SF文庫
ISBN978-4-488-75101-2 \1000(税別)
ある日なぜか野生動物たちの方向感覚に次々と異常が発生する。北極へ渡るはずだったキョクアジサシたちの大群がパリの市街に現れ、シカゴはミツバチに埋め尽くされる。異変の原因は情報の飽和にあった。人間が送り出す通信や放送の電波、電磁波がついに世界の許容量を超えてしまったために、動物たちの方向感覚に異常が発生したのだ。そしてこの異変はやがて人類の文明にも影響を及ぼし始める。
この人類文明の危機に際して、一部の科学者集団が発見したのは、きわめて微妙な信号パターンだった。「鳥信号」と呼ばれるそれの発見によって、人類はついに完全なコードレスの情報伝達手段を手に入れる。彼の科学者集団は、その中心人物の名を取ってラブスターと呼ばれ、さらに彼らはその集団を基盤にラブスター社を立ち上げ、人類社会に劇的な変化をもたらしていくことになる…。
えーと……(苦笑)。なんかこの調子で延々あらすじを書いていくしかないんじゃないか、と言う気になってしまう。あれだよ、宇多丸師匠が映画評する時に、やたら前置きが長くなる時ってのはこういうときなんじゃないか、と思ってしまった。
一応お話らしいものはあって、大きく変化した世界にあって、その変革の中心となった人物の、その変革に対する葛藤とさらなる改変へのあがきのようなものと、大きく変容した社会に暮らすひと組の男女の恋模様が交互に描かれ、最終的にその二つのラインが交差する時に非常に大きな出来事が起こる、という、まあそう書けばなんかそれなりにおもしろいんじゃないか、と言う気にはなるんだけれど、これが結構厄介でしてね(^^;。
なんというか、いろいろ面白い設定が用意された世界があるんだけど、どうも作家はその世界観をド忘れしてお話を展開している感がありありなんだよな。たとえば「鳥信号」によって人々のコミュニケーションに距離は影響しなくなったはずなのに、登場人物たちはわりと全編を通じてコミュニケーション不全でお話が進んでいったりするんだよな。それ以外にもいろいろ面白いネタを思いついてはそれを放り込み、そして放り込んだらそこで満足して次の話に進む、みたいな展開で、読んでると割とクラクラするんだった。個人的な経験談のようなものなんですが、聞いたこともない(そして英米じゃない)作家の名前がクレジットされたサンリオSF文庫を読んでる気分、ってので解ります? 青二才の頃のそんなクラクラ感を久々に感じたところはあって、そこは逆に収穫と言えるのかも。
あと、終盤の(ちょいネタバレになるのかな)カタストロフに至る流れの描写のイメージの奔流と、カタストロフのトリガーとなるもののばかばかしさには結構笑かしてもろたので、そこで星一個オマケ。オマケしてこの星勘定なんでね。プリティなカバーイラストとJAROにいいたくなるような帯の惹句に騙されたらあかんよ。けっこう手強いよ、これ(w。
★★★
気がついたら「亜人ちゃん…」と「ガヴリール…」がドロップアウト。別にどこが気に入らん、とかいうのも無いんだけど、いつの間にやら見なくなっちゃった。
「幼女戦記」、膠着した戦局を打開するために、いきなり敵中枢を急襲しようという話。んで出てきたのがV1号という。まあ第三帝国末期には本気でV1流用の有人戦闘機を作ったれ、って話もあったと思うので、まあこういう展開もアリか。「ACCA」はいろいろ陰謀進行中。[小林さん」、春先にクリスマス会。目の前で生のSpFX見せられたら、そりゃじいちゃんばあちゃんも大喜びだよな。「鬼平」は今回も大立ち回り無しの人情寄りなエピソード。
日曜朝、「キュウレンジャー」はペガサスの聖闘衣をゲットする話(違)。タコとイカの敵幹部も新登場。ペガサスにてらそまさん、タコにキタエリ、イカは塩屋さん。「オルフェンズ」、オルガさんあぼーんでこの先ミカがどう動くのか。
「直虎」、なかなかつらい方に話が進んでおりますな。とはいえ今川的に井伊に対してオープンセットまで組んで引っかける必要性があったのか、ってところで軽く首をかしげざるを得なかったり。んまあイケメン二人にあまり悪いイメージはつけられない、って事情もあるんでしょうけど。
ご注文頂いた古本の状態表記について、一応自分としては間違いないと思った説明が、お客様にはちょっと不満だった模様で。こういうのは2年に1回ぐらい発生するのでまあしかたがないとは言えるんだけど、今回はコミックス(つか考えてみたらコミックスに限ってこの問題は発生するな)で、単行本とかではなく、雑誌スタイルの本だとどうしてもヤケやシミは強めになってしまうものなんだけど、そこがお気に召さなかった模様。
わざわざ返品していただくのも申し訳ないので、こういう場合は代金は頂かずに商品はそのまま納めていただくようにしてるんだけど、今回のお客様はお金は払う、と仰られるのでなんか恐縮してしまって。返送してもらった方が良かったのか、でも再度の(だってこちらの梱包したものを一度は解体してる訳だからね)荷造りも結構手間だろうし、とか、ちょっと考えてしまった。
この辺はネット商売の厄介な部分ってことになるのかな。現物を手にとって見たら判断が付くところを、説明だけで納得してもらわなくちゃいけない訳だからね。
週後半戦。「ゆるキャン△」、みんなでキャンプ。「恋は雨上がりのように」、店長の物書きパッションに火がつくのか否か。回を追うにつれて店長の作画が後藤隊長に寄ってきてるような感じが。
「ハクメイとミコチ」、お風呂を作る話とミコチのお姉さんがやってくる話。困った身内が乱入して…って話でとても面白かった話があったはずなんだけど、なんだったか思い出せない(^^;。「刀自ノ巫女」、一週飛ばしたら話がなんか良くわからんことになっていて、女の子たちがすげーダサいボディアーマーに身を纏ってた。何があった?
「デスマ」、この世界の造りの部分とサトゥーさんが元居た世界との関連性にちょっと踏み込んできたような。意外に根っこは「オーバーロード」とかと共通する物があるのかも。「嫁」、ヨハン=カルタフィルスにものっぴきならない事情はあったのだ、ってのがわかるお話。まあ最終的にヨハンの救済とエリアスの成長が描かれて劇終、と言うことにはなるんだろうけど、さてどうなるか。
「プリキュア」、さぁやがオーディションに挑戦する話。いろんな意味で「カレイドスター」を連想してしまうよね。誰かに失望されたりしなくて、良かったよ(^^;。「ビルド」、ハザードレベルを超えるフォームが登場。紗羽さんの行動がどう影響するか、かね。「ルパパト」、今回はパト側エピソード。つかささん、ちょっとアニメっぽいけどいいキャラですね。
1月中旬にいただいた120冊の古本のご注文、ようやく在庫確認と梱包を完了。入院してるカミさんの用事やら自分のアバラ(まだ痛い)やらでお待たせしまくってしまい、申し訳ありませんでした。明日発送します、が、こういう時のために原チャ買ったのに、荷物重すぎて原チャのとこまで持っていく自信がなくて集荷お願いしちゃう軟弱者(^^;
カミさんの見舞いに行ってた倅、帰ってきて「とーちゃんはクルマどうすんの? ってかーちゃん言ってたぞ」ですって。えーとそれはオレが欲しい、つったらあなたが買ってくれると言うことで(違)? いやいや(w。
んまあ透析の都合もあるし、今はお義兄さんがまとめて面倒見てるけど、お義母さんの世話の上でもクルマがもう一台あった方が便利ではあるんだけど、どうしたもんだろうねえ。昔と違って今は軽でも車庫証明とかいるんだよね? いろいろ面倒くさそうな上に、キミが退院する前に、家のリフォームも考えんといかんと思うんだけどね。
小川一水 著
カバーイラスト 高安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力+Y.S
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031355-5 \760(税別)
ISBN978-4-15-031359-3 \760(税別)
ISBN978-4-15-031362-3 \800(税別)
カルミアンの母星カンムをめざし宇宙を航行する小惑星セレス。だがその内部には放逐されたとは言え、いまだミヒルが健在。彼女を排除できなければカルミアンが目論む超新星爆発によるカタストロフを阻止することは困難になる。一方セレスの針路上には様々な航宙種族の大艦隊が現れた…。
10年にわたる大長編の完結編。
ヒトとかつてヒトだった様々な生き物たちと、広大な宇宙に棲むさまざまな航宙種族がじわじわと宇宙の一点に集結し、そこで繰り広げられる壮大な戦い。もちろんそんなクライマックスに至るまでにも様々な見せ場が満載。なにせPART1の序盤から、いきなりキングギドラ(違)の大軍が襲来し、それを手もなくひとひねりできてしまう人類側の大艦隊、その指揮官は? やら、小惑星セレスの深部に侵攻する人びと、その指揮官であるイサリにとって、最悪の相手は妹のミヒルであって、やら、航宙種族の様々な形態の(ネーミングコミでの)面白さ、異種族だろうが何だろうが、相手が女なら口説き落とすことが至上の目的である
理由がどの辺にあるのか、ちょっとはっきりしないけれども、多分ここまで我慢してきた分、あとは今まで説明した分を踏まえて一気に全部面倒見るぜ、お話もキャラたちの関係性とかも、って構造が読んでるこちらを迷わずゴールまで導いてくれる、ってことなんだと思う。場合によっては10年前に読んで、どうかしたら忘れててもしかたないようなネタなんかも、読んでる内に漠然と思いだしてくるあたりはたいした物だ。
その上でこの長い物語が伝えたかったものが何かと言えば、それは進化を恐れるな、ってことなのかな、と漠然と思った。異形のもの、生物学的に相容れないもの、そんな物であってもとりあえず愛し合ってみようぜ、そしたら何かが変わるかも知れないぜ、そしてその変化は結構恐れるに足りぬものでしか無いのかも知れないぜ、ってお話なのかも知れない。そこでメインになるのがあくまで男と女、で創る進化ってのはどうなんだ? って気もまあちょっとだけするんだけど、それでも進化を恐れてはいけない、というメッセージは伝わるんじゃないかな。
多分これから、「Ⅰ」からぶっ通しで読む人が一番幸せなんだろうな。未読の方、試しにどうですか(^^;
★★★★
ホントは明日行くのが筋なんだろうけど、カミさんの面倒みなくちゃいけないから、彼女が透析に行く本日、隙を突いて(w 春日野道まで。いつものようにお花とお酒、お菓子を途中で買い込んで納骨堂へ。
お線香立ててこの一年の報告して、「また来るわ」と。また来ます。
平鳥コウ 著
カバーイラスト 山田J太
カバーデザイン 楠目智宏 (arcoinc)
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031407-1 \780(税別)
俺はチバ。目立たない高校生だが実は現実世界に侵入してくるスパムメールと言う名の異世界生物を駆逐する非合法のエージェント。その日も自分の通う高校に突如出現したスパムと戦ううちに、同じクラスに正規のエージェントがいることを知る。それは少なからず気になっていた女子、小山ハルだった。ここで彼女に拘束されるわけにはいかない。こうして互いの能力を尽くした闘いが始ま……ったりはしなくて(w。
前作の登場人物たちの「その後」の掌編9編を収録。
本来短編集だと、一篇ごとに簡単に感想をつけるのがここのスタイルなんですが、今回はそれをしません。なぜなら一つずつ説明していくと、全体を読んでいく楽しみが少し削がれてしまうんじゃないかと思うから。短編集の体裁をとってはいるけれど、正確にはこれは連作短編で、一つ一つが独立した話ではなく、それなりに繋がりを持って、一つのお話で語られたエピソードが微妙に次のエピソードにつながっていく構成になっている。まずはここがとても上手い。一つの話では気にくわない、と見えた人物が続くお話ではそこにも事情があって、そこを深く知ってみると、気にくわないと思ってた人物にもちゃんと共感できるようになって、という流れが一冊を通して出来ているのだね。
その上で一つ一つのお話が、そこで主役を張るキャラにとってのささやかな成長物語になっているというあたりに大変好感を持つ。あらすじで冗談交じりで書いたエピソードも、チバにとってはそれなりに重要な妄想で、このお話はチバとハルが異世界に飛ばされる直前のタイミングを描写していて、このお話自体は成長物語のテイは成してないんですが、続く短編でそんなチバがいろいろあって、の伏線として機能していたり、同じエピソードが異なる視点から見るとどうなるのか、のリファレンスとして機能していたりする。
そのほかのお話も、前作で登場したキャラクタ(と、登場しなかったキャラ)がとあるきっかけでちょっとだけ視点を拡げたり、気持ちをより強く持ったりする様が描かれているんだけど、そのきっかけになるのが、なんともつかみ所のない異世界からの客であるハル、ってあたりも上手いこと出来ている。前作を読んでおくのがマストではありますが、そこさえ押さえていればこの本、とても楽しめるんじゃないだろうか。なんなら前作よりも上かも知れないよ(w。
★★★★
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□ もんちぃ [相変わらず極端な結果を出すなぁ(誉め言葉)。オレ、13位ですた。]
□ TUX [●「一番モテる時期」が「それ以降(30代前半以降)」っていうのは喜ぶべきなのか(笑)]
□ でした [ 17位でした。 まあ、自分でも納得。]
□ rover [オレたち非モテ系(つoT)……]
□ でした [ みなの力をひとつにすれば、(どよーんと湿った)オーラロードが開けそうです。]
□ TUX [●そんなオーラロードはイヤです(笑) ●♪オラの農土が拓かれたー、って唄が昔あったような、なかったような]