ばむばんか惰隠洞

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2004-12-05 [長年日記]

[Day] Sぱらオフ (23:06)

本日のお題は「ゴジラ ファイナルウォーズ」、「雲のむこう、約束の場所」。詳しくは後から書きますけど、そんなにボロカスに言わんでもええやん、ってな出来の「ゴジラ」と、それでええのんかなー? な「雲のむこう…」、てな感じであったか。今回はややミニオフ寄りの宴会だったけど、いつものように楽しかった。久々に「オモニ」のチヂミも食えたし。

[Chinema] ゴジラ ファイナルウォーズ (12/06 14:07)

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督:北村龍平
脚本:三村渉/桐山勲
製作:富山省吾
撮影:古谷巧
特撮監督:浅田英一
音楽:
出演
松岡昌宏
菊川怜
ドン・フライ/水野真紀/北村一輝/ケイン・コスギ
水野久美/佐原健二
泉谷しげる/伊武雅刀
宝田明
公式サイト:http://www.godzilla.co.jp/index.php

核エネルギーの開発は地球環境の激変をもたらし、各国は他国の脅威以上に、次々と出現する怪獣たちの脅威に直面する事となった。ここに人類はついに一致して、これらの怪獣たちの脅威に備える超国家規模の防衛組織が誕生する。地球防衛軍。超近代兵器と、近年その存在が認知された特殊能力者、ミュータントたちで構成された、通称M機関が怪獣たちとの戦いの最前線に立つ。だがある日、世界各地に怪獣たちが続々と出現、手に余る数の怪獣たちへの対処に防衛軍が窮地に陥ったその時、天空からの光が怪獣たちを一気に消し去ってしまう。そしてその光が消え去った空には………。

あーしんど。これほどアラスジを思い出すのが難しい映画も久しぶりだー(w。

全編を通じてどこかで見たようなネタ満載。「インデペンデンス・デイ」あり「スター・ウォーズ」あり「ミッション・インポッシブル」あり「マトリックス」あり、「ブレイド」(「キルビル」かも?)あり、東宝各種特撮タイトルあり、無いのは「ゴジラ」だけ、というような映画。んじゃダメなのか? いえいえ、私はこれは「あり」だと思う。2時間のあいだ頭を空っぽにして、スペクタキュラな映像の迫力を楽しむ事が出来る映画なんて、実はそうざらにはないのだよね。で、この映画はそこだけはかなりきっちりできあがっていると思う。人間ドラマだの怪獣王への敬意だのは端から考えてない。ひたすら派手な映像を繋いだだけの映画。これが壊れてなかったら奇跡な訳で、この映画も当然ぶっ壊れてる。にもかかわらず2時間、ほぼ退屈しない。これは凄いぞ(笑)。狙ってやったんなら北村龍平は天才だ。

これがなぜに退屈しないかと言えば、壊れたシークエンスの数々の、その「壊れ具合」が気になる直前の絶妙なタイミングで、新しい壊れたシークエンスが始まるからなんだろうな、と思う。こっちに「あかんやんそれ」って言わせるヒマを与えないのだわ、この映画は。なので退屈せずに2時間たっぷり派手な映像を楽しんで、終った時点で何も残っていない、という事になる。褒め言葉もけなし言葉も、等しく出てこないので会話が弾まんこと甚だしい。「まあ、悪くはなかったよね」ってのが観た直後の精一杯の感想だったりする。

全編にわたってクソやかましくがなり続ける音楽、意図してのことなのかそうでないのか判らない、カットごとの異なる色調、ずらりと揃ったダイコン役者、あざとい旧作へのリスペクトごっこ、等々…。これだけ揃ってて、それでもなお退屈しないのですよ。見終わった瞬間、言葉を失う気持ちもわかってもらえるんではないだろか。

「あずみ」のときはまだ、「もっと切れよ」って思ったんだけど、今回はその辺のハサミの入り具合が絶妙なように思えた。ゴジラ映画で2時間20分、なんてのは許せないんだろうな。たぶん監督の意向以上に会社側から「もっと短く」って指令が監督に飛んで、さらに余分に切らなくちゃいけなくなって、で、それが結果的にこの映画が飽きずに見られる作品に仕上がった、なんてのは穿ちすぎかしらん。

てことで。

どー見てもダメ映画なんだけどなぜか鑑賞に耐えるものになっている、という謎な作品。これに怒る人の気持ちもわかるけど、私は基本的に楽しめた。主催者側発表「最後の作品」、にしてこのあっけらかんとした突き放しぶり。なにか悟ったんだろうか、東宝の中の人達は(w。

(★★★☆)

[Chinema] 雲のむこう、約束の場所 (12/06 16:39)

劇場版パンフ表紙 スタッフ
原作・脚本・監督:新海誠
キャラクターデザイン:田澤潮
美術:丹治匠/新海誠
撮影:新海誠
音楽:天門
声の出演
吉岡秀隆
萩原聖人
南里侑香
石塚運昇/井上和彦/水野理紗
公式サイト:http://www.kumonomukou.com/

"南北分断"と呼ばれる政治的動乱を経て、アメリカの庇護下の許に政体を維持する本州以南の日本と、ユニオンと呼ばれる勢力下に、新たに蝦夷として存続している北海道とに国が分かれた日本。ヒロキとタクヤは、青森の中学校に通っている。とおく北を見れば、ユニオンによって建造された「塔」がはるかに雲をついて建っている。あの「塔」のそばまで行ってみたい。そんな想いから二人は、自分たちの手で飛行機を作り始める。やがてそこには、ヒロキがほのかに焦がれていたサユリも仲間に加わることになった。夕焼け空、雲のむこうにははるかな「塔」、そばにはいつもタクヤとサユリ。それはヒロキにとって忘れることのできない、甘い日々だった。それから三年。三人はそれぞれに全く異なる環境に身を置いていたのだが…。

「ほしのこえ」の新海誠、初の商業映画監督作品。いつもながらの美しい美術を堪能し、煮え切らない若者たちの心根の動きに苦笑まじりにやきもきし、で、最終的に今回は、残念ながら心から拍手を送ることはちょっと出来かねる、ような映画だったかな。

叙情とノスタルジーに溢れ、優しさと悲しさを併せ持ち、最後ちょっぴりほっとする、様な流れはまさしく新海スタイル。そういう部分の完成度は明らかに前作以上。すばらしく美しい映画だ。だけど、商業用映画としてみたら、やはりまだ幼い。これを作ったのが新海誠でなかったら、この映画の評はどういうものになったかな、ってなところをつい考えてしまう、と言うことですね。

お客さんからお金を取って、製作者の気持ちを伝え、さらにお客を満足させることが出来なくては商売としての映画としては失敗な訳で、そこへの気の遣いようが残念ながらまだちと甘いと思ってしまうのだな。映画が元からそうなのか、上映側の段取りが悪いのか判らないけど、フェードアウトから次のカットがスタートするまでに妙な間延び感がつきまとう(リズムを阻害している)し、しばしばキャラクターを誤認してしまうあたりの描き分けの甘さも気になるし、お話のバックボーンとして存在する"南北分断"後の日本がどうなっているのか、おなじくバックボーンとなる、並行宇宙の理論とそのキーになるものの存在、「塔」とはそもそもなんなのか(ワシらは全員、それを軌道エレベーターだと思ったのだが違ってた)、などなど。全てを判るように説明してくれ、とは言わないけれど、幾つかのものごとは、もう少し情報をこちらに明かして欲しかった。そのためにすばらしく美しい風景の幾つかがカットされる結果になってしまったとしても。「ほしのこえ」ではその甘さは許される。でも今回の、プロとして世に問う形を最初から取っている映画では、そこをお客に「察してね」と言ってお終いにしてはいけないのではないのかな?

「ほしのこえ」は、なによりもたった一人のクリエイターが作り上げた、オリジナリティに溢れた自主製作映画だった。多少の欠点はあっても、そこで新海誠という才能を褒め称えることに何の問題もない。でも、お客さんに劇場まで足を運んでもらい、お金をいただいて見てもらうことが前提の映画を作る、という立場に彼が立ったのなら、彼に向けられるべき批評もまた、それまでの仲間内での、大きく褒めて遠慮がちにけなす、様なものとは段違いに厳しくならざるを得ないだろうな、と。

もちろん新海誠さんには、そういう厳しい批評も乗り越えて、日本を代表するアニメ作家になっていって欲しいと思っておりますですよ、私も。

(★★★)

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]
でした (2004-12-05 23:42)

 さっき帰ってきました。ミニオフになったのはJRのせいです。(w<br>「ゴジラ」は、残念ながら、めっちゃ面白かったです。子供の頃に見たかった怪獣総進撃的映画を、ようやく見せてもらえたという感じ。<br>「雲」も文句付けようと思えば、そりゃ突っ込めるところはいろいろ<br>あるけど、全体的にはよくやってるし、どちらも監督のやりたい事が<br>しっかり伝わってきて、良い映画になってたと思います。

rover (2004-12-06 01:25)

乙華麗〜。こっちは感想文が書けないまま、もうこんな時間だぁ。いっぺん寝るです。

TUX (2004-12-06 23:58)

●なんかカントクの中の人、ホザいてますよ<br> http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-041205-0007.html<br><br> 笑えないってば。

rover (2004-12-07 00:12)

ぬぁはははははははは(力無笑)。<br>これでゴジラの新作が未来永劫作られない、なんて思うヤツぁいないでしょうけど、2年はオマエ、執行猶予としても短すぎるじゃろー(^^;)。<br><br>そんなのどうでもいいから、「どれみ」を地上波に返してくれよう(つoT)

でした (2004-12-07 00:21)

まあ、惜しまれてる内にやめるのが美しいんですけどね。<br>幸いにして、今回のはそんなに悪くなかっただけに。

は゜ん (2004-12-07 09:15)

お疲れでしたー。<br><br>ゴジラFW、あの作風で過去作品や他作のパロディを抜いたゴジラも<br>作ってみて欲しい気もちょっとしますが。

bongo (2005-09-13 00:27)

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