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と言うわけで少し前にたおさんが高く評価なさってて、先日すみさんからもお薦めいただいたPOPFile、導入してみた。まだ一日使っただけなんだけど、これ、でたらめに快適になるね。なんかもうあれですよ、さくらタンの声が聞けなくなって淋しいな*1、てな勢いで。
おおむね1000通ぐらいのメールを通すと、ほぼ100%間違いなく分類できるようになるらしいけど、ウチみたいにSPAMかそうでないか、なんてという単純な分け方している分には、200通も通せば十分効果を発揮するみたい。もちろんまだまだ判定ミスもあるけれど、振り分けの手間が劇的に減りましたわ。いやあ、こりゃいいや。
*1 ウチのお遊びマシンはメールが来ると、昔々のTechWINの付録CDに入ってた丹下桜ボイスで、「お手紙です!」と言ってくれる。ちなみにお仕事マシンの場合はブライト艦長が「メールが届いている。確認しておけ」と言ってくれる。
つかオレオレ采配って実は凄いのやないかと思えてきた。んまあ7点差って事もあっただろうけど、ストライクの入らない久本を、2イニング我慢して使う。これは岡田にはできないな。ここで攻めまくって思ったほど点が取れなかった、のと、相変わらずの頭固いくせにヘンに神経質な投手交代かます岡田の采配っぷりで、まんまとオレオレの術中にハマっちゃった感じがするなあ。
それにしても、ホントに最後まで見せ場を作るのを忘れないよなあ、タイガースは。
普通大きな事故が起きる時というのは、その機関に属する人々のモラルが下がっている(このこと自体は止めようがない)ときで、どうしても似たような事故が起きるのは避けられないものだけど、今回の事故ラッシュも困ったもんですな。とっかかりは日航の不祥事だったりするんだろうか。人間のミスは避けられないのだけど、それを吸収できるようなシステムの整備、っていうのは、もう柳田邦男が「マッハの恐怖」を書いた頃から見ても、あんまり大きくは変ってないものだなあと思ってしまう。
それはそれとして、
それと併せて、ずいぶんと置き石関連のニュースを目にするんですけど、これはなんなんだろうね。頻度としてはそれほど変わってないのだけれど報道機関の方が過剰反応しているということ? それとも尼崎の事故のニュースを聞いた愉快犯がホントに増えているの?
イーストウッド「日本の気持ち」描く…製作会見(ZAKZAK)。「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」の二本の映画。今年末に続けて公開されるようだ。うち、「父親たちの…」の方は原作が「硫黄島の星条旗」ってことで以前に話題になってたはず。この原作はかなり良いと思った(マイ感想)のだが、さてイーストウッドはどう料理したのか。そういえば太平洋戦争モノは「ウインドトーカーズ」からこっち、観てねえな。
もう一方の「硫黄島からの手紙」の方はどういう映画なんだろう。栗林中将役が渡辺謙ってことで、少々 ま た か い って気にもなっちゃうんだが。その他の出演に二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童だそうだ(あ、これはカミさん観に行くな、きっと)。ん?裕木奈江も出るんだっけ? それはちょっとびみょーん。
こちらは特に原作のクレジットはないけれど、栗林中将本人による絵手紙をつづった本、「『玉砕総指揮官』の絵手紙」がベースになってたりするんだろうか。いずれにしてもちょっと興味を惹くタイトルではある。特に「星条旗」の方は観てみたい気がするな。
神林長平 著
カバーイラスト 佐久間真人
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030841-1 \660(税別)
人類の大多数が肉体を捨て、自らを"超生システム"と呼ばれる仮想世界に転送して暮らす未来。ごく一部、現実世界に残った人々と超生システムとの仲立ちをつとめるのが"交感師"と呼ばれる存在。その最後のひとりにして交感師の力を自ら絶った私の元に、現実世界で暮らす人々の集落からひとりの若者が訪れる。今やかなえられることの叶わぬ、集落の希望を携えて…。表題作を含む6作を収録。
83年から03年にかけて発表された短篇を収録した一冊。最初の「抱いて熱く」、最後の「父の樹」を除く4編、「なんと清浄な街」「小指の先の天使」「猫の住む処」「意識は蒸発する」は明らかに前述の超生システムが話のバックボーンとして存在している世界での連作。著者にその意識があったのかどうかは分からないが、最初と最後の二つも、厳密には間の4編とは切り離して考えにくいスタイルのお話となっている。いかにも神林SF、という感じの情報、コミュニケーション、物語、といったキーワードが錯綜する、なかなか刺激的な佳編がならぶ。なかでも「なんと清浄な街」はかなりステキ。いってみれば超生システムというのは"マトリックス"世界な訳なんだけど、この世界を構成するキモが、世界の創造者にあるのではなく、その世界に存在する人々の意識の和に大きく影響されるのだ、という設定はありそうで実は案外なかったんじゃないかな。このお話の後日譚という位置づけになる書き下ろし、「意識は蒸発する」もその意味ではかなりスリリングな要素を内包した短篇といえるのではないか。
発表順で並べると、「抱いて熱く」「父の樹」「小指の先の天使」「猫の住む処」「なんと清浄な街」「意識は蒸発する」ということになるようだが、なるほど、こう並べ直してみると神林が書きたいと思っていたテーマが明確になっていく様が、よりわかりやすいかも知れない。「リアル」を「データ」にコンバートした存在がそれでも自らが「リアル」であり得ると意識するためには、実は強固なデータ構造ではなく、移ろいやすい多くの人々の漠然とした「感じ」であったり、一種テンポラリな「蒸発していく」認識こそが重要なのだ、と神林は言いたいのかも知れない、と思った。それだけにラストに控える「父の樹」のいびつながらも妙にペーソスに満ちた短篇がまた、少々浸みる。
よく知っている(ような気がする)神林作品、とはちょっぴり毛色が違う感じはあるけれど、これもまた神林長平じゃないと書けない作品群ではあると思う。なんていうか、ちょっとトクした気分になる短篇集。猫好きな人ならさらに倍率ドン! ってことになるんじゃないかな。
桜庭一樹氏の解説も、なんかこっぱずかしいと思いつつもそれなりに好ましいと思ったです。
(★★★)
CS ファミリー劇場で「ULTRAMAN」。んまあこいつも劇場で観ているわけで、その時にはそのしっかりした作りに大変好印象を持ったような憶えがあるんだけれど、改めて見てみるとなんだな、さすがは「ネクサス」に繋がる作品。あちらこちらが存分に黒いわ(w。
この作品、出だしのイーグル発進のシークエンスがとても良い感じで、ここを楽しむには大スクリーンなんだけど、それ以降の特撮はやや小粒な味わいで、むしろテレビサイズ向きだったりするのが少々微妙なところ。小粒でぴりりと味わい深い、佳品ではあるのだけれどもね。
誰が予約入れたのかは知らないが(オレだよ)、「一騎当千ドラゴンデスティニー」、「ウェルベールの物語」、それから「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」、「おおきく振りかぶって」、「地球へ…」。最初の二つはまあ、野球やら何やらに邪魔されなかったら続きも見る…かも知れない。「黒の契約者」は、ちょっとずつ「契約者」という存在についての説明がされるようなお話。丁寧に造っていると思った。「おおきく…」は面白いです。「秘密基地」以来久しぶりに高田梢枝の声が聞けるあたりもポイント高いさ。で、「地球へ…」は、おや、今週は堺三保さんが脚本書いてはるのか。ふうむ、最初から最後まで、間違ったことは何一つやってはいないと思うんだけど、面白くなってないのが問題かなあ。あと、CGIのパートもちょっと気になるな。
てなところで。
昨日はテレビで阪神vs巨人戦を見ながらタイミングモニタで決勝を観戦してたんだった。野球の方は、9回裏、ツーダン満塁からの押し出しサヨナラ、つーちょっと出来すぎな結末で巨人ファンの皆さんご愁傷様。ま、ボールだったよねあれは。
2ちゃんではイチビリな連中がボールに連動して移動するホームベースのgifアニメとか、やたら幅の広いホームベース画像なんてのを捏造しててちょっと笑った。ま、あそこはそうやって適当に荒れるのが楽しい場所なんだけど、そんなスレに突然、短くもピリリと効いたツッコミが入るのが楽しいわけで、ニュー速で見かけた、実に秀逸な一言がこちら。
暴言はゲレンデだけにしとけ
かなり真剣に感心しました(w。
F1の方はタイミングモニタ観戦した上で、翌日録画した分を観戦。まあフェラーリの横綱相撲に近い物だったけど、フェラーリ以外のチームにはいろいろあったレースだった。コバライネンのクラッシュにはかなりヒヤリとしたけれど、特に身体に大きなダメージが残ったりはしなかった様子でそこは一安心。ただ、今年はハミルトンのクラッシュやフェラーリの序盤のもたつきとか、マシンを作る、って作業の流れの中に、なにか足りないところがあるんじゃないだろうかという気にさせられることがいろいろ起きている感じ。何事もなくシーズンが終わってくれればいいのだけれど。
何事もなく、というか逆に何事か起きて欲しいのがアグリ。CSでは今宮さんがつい、「ファンの方はこの姿を目に焼き付けておいて欲しいです」とか口をすべらすし、来年のレギュレーションを協議するチーム会議に亜久里が欠席したってニュースも、いろんなウワサの火にぱたぱたとウチワで風を送る結果になってしまったようで。まだまだ行く末は不透明だけど、どちらかというと残念な結末が待ってる確率が高いのかしらね。同じように残念なマシンで元気よく走ってるフィジケラの姿を見るにつけても、もうちょっと拓馬にも走るチャンスをあげて欲しい気はするんだけれども。
何かの弾みで瞬殺されても文句が言えないのがF1の世界とはいえ、これはもうどうにもならない所まで来てしまっているのかな。ちょっと淋しい気もするな。
あ、とってつけたような形になっちゃったけど、中嶋良く頑張った!
昨日まとめて見た分。酒飲みながら見てたんで感想なんて書けるはずもなく。つーことで日を改めて、「Angel Beats!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「聖痕のクェイサー」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「鋼の錬金術師」、「WORKING!!」。
土曜深夜、相変わらず若干イラッとしつつも、この娘たちもこの娘たちなりに音楽好きなのねー、が見えた「けいおん!!」。エンディング見てたら製作スタッフさんの中に田井中さん、って方がいたような。とりあえず今週は「メイド様」が面白かった。黒いあすみんが満喫できましたな。
日曜朝。モネ役のにわみきほ嬢、チアダンスが得意(→東映公式)なんだそうで、確かに良い感じに踊ってはりましたな、だったのが「ゴセイジャー」。昨今の大きな手術を控えた小さな子供は、手術前にヒーローが来ないからと言ってキレたりする事はないんですな(w。
臓物丸見えバージョン初披露の「ダブル」。最初に見た時には「またおかしなデザインを」と思ったけど、見慣れるとそれほど悪いもんでもないね、エクストリーム。今週はワタクシ好みの、打ちのめされた主人公がもがく話で、そこも良かったな。「オレにできる事は、探偵だ」でしたっけ?(チョーうろ覚え) ちょっとぐっと来るね。
「プリキュア」に「ハガレン」、「WORKING!!」も結構。某方面では酷評ばかりのロイ役のミキシンさんだけど、イッちゃったときの芝居は結構イケてるんじゃないですかね。
陽気もいいし近所の本屋には早川の本は全然入ってこないので、三宮まで本買いに行こうと思って出かけたんだけど、途中で気が変わって王子公園まで足を伸ばす。お目当ては神戸文学館で展示中の「企画展『SF 幼年期と神戸』」を見てみようってことで。阪急王子公園駅から歩いて10分ぐらいの所。良い感じの陽気で気分良く歩いて行ってみたならば、
本日は休館日。
しょぼぼんと出直しですわ。まあ企画展は6月までやっているそうなので、あらためて出かけようと思います。
それはともかく王子公園界隈、懐かしいな。倅がヨチヨチのころはそこそこ来てたもんな。
神戸市北区民ホールの周辺の歩道、年度末恒例のほじくり返し工事やってるなー、と思ってたんだが、工事の基本コンセプトはいわゆるバリアフリー、車椅子を使う方たちのために、車道から歩道に乗り入れる部分の段差をなくし、そこをスロープ状に整形する、と言うのが工事のキモだったようで、確かにそこの所の改善はちゃんと出来ている。でも、そのスロープ化工事が完了したら、歩道に埋め込まれる点字ブロックがご覧の有り様になっちゃってるってのはどうなんだろう。車椅子の方が快適になった分、視力にハンデを持った人にいらん不都合を強いる結果になってしまってる様な気がするんだが。
誰もおかしいとは思わないのかね、こう言うの。明らかに人になんの影響ももたらさない、ことがないって時点でトマソン以下な処理だと思うんだけど。
「青の祓魔師」、「デッドマン・ワンダーランド」、「世界一初恋」、「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」。「俺たちに翼はない」はたぶん切る。「シュタインズ・ゲート」は見る気があったらニコ動で、なんだけど元のゲームも知らんのでもう一つ楽しみどころが判らん、みたいなとこもある。
さて日5を今ごろになって、しかも一回目を見てない状態での観賞になった「青の祓魔師」。もとは「ジャンプ」系のマンガだそうで、んまあ確かに厨二的、といえるか。兄が岡本信彦で弟が福山潤、ってのがちょっと変わってんな、とか思った。
「デッドマン…」と「世界一…」、あと「C」はまあ、そこそこのラインで安定してる感じ。「あの花」は、これはざっくりした話、メンマを成仏(?)させる手段を自宅警備員が模索していく流れの中で、子供時代の友人たち、ひとりひとりの「あの頃」から今に至る物語が語られて、みたいな構成になっていくのだろうかね。なんだろなー、この切ない感じは。やや地味だけど、良いっすね。
軽石庵の棚にLD並べようかな、なんて思いついて。自分のものもあるし、先日のお義母さんの引っ越しで、そこそこの数のLDをこっちで引き受ける羽目になったこともあって(って、これもお義兄さんが放ったらかして行っちゃったもんなんだけど)。
200枚ぐらいあるのかな、一応軽く動作チェックしとかないといけないよなあとは思ったものの、いちいち居間で動くかチェックすんのも面倒だし、自室の方は結線いっぱいいっぱいだしでどうしたもんかと。
で、安もんのビデオキャプチャユニット買ってきて、PCでチェックしたら良いんじゃなかろうかと言うことで、こんなの買ってきた。アイ・オー・データのGV-USB2つービデオキャプチャユニット。三宮のせいでんで3980円。どーでもいいけどソフマップはオンラインだと3980円、なのにハーバーランドのリアル店舗では4980円。なんでだ?
居間に置きっぱなしだった(ホコリひでえ)往年の名機(と勝手に思ってる)パイオニアCLD-70を引きずり出して接続、試しに適当にLD引っぱり出して取り込んでみた。アニメ(カリオストロの城)と特撮(空の大怪獣ラドン)。キャプチャ自体はワンタッチで、特に問題もなく進む。画質も良い感じのVHS3倍速、って感じでまあこんなもんじゃないですか。
せっかくだから焼いてみるか。こいつにはCyberlinkのPowerProducer5が付属してるんだけど、これ使ってみると焼きに入る直前に「このディスクタイプはサポートしていません」などとワーニングを発してくださる。なんじゃこりゃ、って思って調査してみるにXPのドライバの問題(かもしれない)、メディアがCPRMに対応していない(かもしれない、まあ確かに買ったのはずいぶん昔なんだけど)、など複数の理由がありそうな感じ。ま、ぶっちゃけよくわからん。
とにかく焼けないと面白くないので、フリーで使えそうなのはないかな、と思って拾ってみたのはFreemake Video Converter。非常にシンプルなユーザーインターフェースで、大変手軽(逆にやりたいことが出来ない感も結構あるんだけど)にDVDが焼ける。だいたい90分の映画だと、40分ぐらいで一丁上がり、って感じかな。
画質の方は、今のところ製品本来のラインナップを使った訳じゃないので何とも言えないんだけど、アニメは若干辛いところがあるかも。実写映画の方は、明るめの画像ならそこそこいける。夜のシーンはちょっと辛い(暗い部分にノイズが乗っちゃうのね)って感じかな。あと、実写映画だと若干コマ落ち感があるかも知れない。
ま、ともあれ5000円でお釣りが来るようなキカイにしては意外に良くやっとるよ、ってところでしょうかね。あまり画質とかにこだわらない、垂れ流し用のビデオを作るには良いオモチャかも知れません。
DB3-5T。おお、今日は5番からの打線がちょっとつながった…、と思ったら今度は1番が打てなくなっちゃったなー。というか5番以降もあれだろ、あの6番、7番は兄弟揃って打つか、兄弟揃って凡打するかの2択しかないのか? 今日はさらに1番もパッとしなかったし、3番も相変わらずなんだよなー。まあバードは目は確かだから、四球はきっちり選べてる(2ちゃんの実況スレじゃ『今日も散歩か』って言われてtちょっと笑ったわ)んだけど。
そんな援護があるんだか無いんだか良く判らん打線を背負った藤浪君、今日はかなり調子悪かったかな。サンテレビ(様)の中継で見てたんだけど、全体に球、高かったね。ブランコのレフトライナーはかなりビビったわ。そんな状態でも何とか一度も相手にリードを取らせなかったあたりが実力なのか、実力プラス何か持ってる、って事なのか。何はともあれ、打つ方では油断できないベイス相手に勝ったのは立派でしたな。相変わらず打つ方はもうちょっとどうにかなって欲しいけどな。
「進撃の巨人」、「変態王子と笑わない猫」、「とある科学の超電磁砲S」、「よんでますよ、アザゼルさんZ」、「波打際のむろみさん」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダーウィザード」、「ドキドキ! プリキュア」、「宇宙戦艦ヤマト 2199」。土曜深夜は「変態王子…」の他はかなりおもしろい。「アザゼルさん」、その、中の人のキャスティング(無理くりくっつく大塚明夫と沢海陽子)は何か含むものがあるのか? 「むろみさん」もなにげに中の人が豪華っすね。真田アサミ嬢が来たら勢揃いだ(何が)。
空蝉丸のキャラが実は意外に軽かった「キョウリュウジャー」、こっちもギャグテイスト多めだった「ウィザード」、どちらも楽しかった。「ウイザード」のハルト君のキャラの受け身っぷりが、何とも平成ライダーっぽいなあと言う気はする。
「ヤマト」は旧シリーズでのタイタンのお話、一点のみ。最後の方で古代が沖田に探索結果を報告するところ。旧作では古代のセリフは「…ゆきかぜに生存者はなく…」で言葉に詰ったところで沖田艦長が「地球を『ゆきかぜ』のようにはしたくないな」と繋ぐから重みがあったと思うんだけど、新しい方では古代君、「生存者はありませんでした」と言い切っちゃうものだから、そこのところに感傷が入り込まなかったなあ、という流れにちょいとばかり不満無しとしない。そこのところは、惜しかったな。
ピアース・ブラウン 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 諸賀岳志
カバーデザイン 岩郷重力+A.T
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011994-2 \1200 (税別)
全人類が色でカースト分けされた世界。世界を統治するのはゴールド階級、以下、金融を扱うシルバー、宇宙航行に携わるブルー、快楽を提供するピンク、そして最下層に位置するレッド。彼らは火星のテラフォーミングのため、この星の深層部で資源採掘の作業にあたっている。労働条件は厳しく、上層階級からの差別も厳しい中、レッドの若者、ダロウはこの条件下、与えられた環境の元で最善の結果を出そうと日々を過ごす。だがそんなダロウの生き方は、彼の若妻、イオからすれば単なる逃げにしか見えないものだった…。
与えられた環境を受け入れ、その中でよりましな待遇を得ようとするダロウと、そんなダロウの生き方に異議を申し立てる妻、イオ。愛し合いながらも心の一番深いところにわだかまりも残す二人。だがそんな二人を待っていったのはあまりにも過酷な結末だった。そしてその結末の果てにダロウが目にしたものとは…。
帯に火星SFの新たな金字塔
なんて書いてあるから、またキム・スタンリー・ロビンスンのあのシリーズとか、最近だとアンディー・ウィアーのアレとかを連想するけど、そういうものではなくて、どちらかというとピカレスク・ロマン的な何か、みたいな物に仕上がっていると言えるか。ハード寄りのSFと言うよりはSF的な舞台設定の元で繰り広げられるサバイバル・アクション的なお話なのね。
あらすじでざっと述べたようなお話の流れで、酷使され、搾取されているレッドたちに秘匿されていた巨大な秘密を知った時、ダロウはとある組織からの申し出を受け、レッドである自分の肉体をゴールドのそれに改造することを了承する。目的はゴールドたちのエリート養成校にエリート候補生として潜り込み、ゴールドたちの中でも高位の存在まで上りつめ、ゴールドによる支配体制を内側から破壊すること。で、この、レッドであるダロウを取り巻く環境の描写、一度は折れたダロウが新しい目的を得て自らを改造していく過程は、SFとしても普通のお話としてもかなり面白い。ただ、この面白い部分は本書の中では3割強を占めるのみ、ってのが何とも残念というか何というか。
頑張ってゴールドになりすますことに成功したダロウは、ゴールドたちのエリート候補生が火星の表面に点在する12の寮のどこかに配属され、そしてその寮同士の覇権争いのまっただ中に飛び込んでいって…、と言うのが本書のメインで、で、ここのところが、
書きすぎだろう
と思ってしまうんだった。お話の流れみたいな物は納得できるし、お話自体がつまらないとも思わない。ただ、ここでじっくり語られるのは、レッドであるダロウを絶対的な力で押さえつけてきたゴールドたちになりきることでしか生き残ることができない世界に放り込まれたダロウの物語で、それはダロウが本来一番拒否したい存在になりきっていく過程を念入りすぎるくらい念入りに描いていくことになる。それはお話の流れ上不可欠なものであるというのは理解できるけど、読んでて気分が良いものではないわいな。
もちろんこの気分悪い展開があるから、ラストの次巻への希望を持たせるシーンが活きるわけで、そこは判るけどやっぱちょっと念が入りすぎだよなあと思う。ここをもうちょっと刈ってくれたら、素直に次巻を楽しみに待とうって気になったのではなかろうか。あ、言い忘れてましたけどこれ、三部作なんだそうです(w。
内田昌之さんの訳者あとがきで、続くお話は宇宙が舞台になるってことで、辛うじて興味は持続してるかもしれない。続きが出たら読みたいと思ってますが、ちゃんと続いてくれるかなあ…。
★★★☆
D・H・ウィルソン&J・J・アダムズ 編/中原尚哉・古沢嘉通 訳
カバーイラスト 緒賀岳志
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77201-7 \1000(税別)
ビデオゲームを題材にした短編集。本国では全26編収録されていたものの中から12編を選んで訳出したオリジナルアンソロジー。本邦初訳、初登場作家多数。
ゲームとSFというと、たとえば「エンダーのゲーム」なんて名作があるし、確かディックの作品にも、朝刊のクロスワードを解くことがどこぞの宇宙戦争に多大な影響を…なんてのがあったような気がする。なのでそのジャンル自体は目新しいものでもない。ただ本書はゲームの中でもとりわけビデオゲーム、と言うジャンルでかつ、その様々なゲームスタイルを積極的にお話の中に取り込んでいくスタイルになっている、ってあたりが新しいか。それでは早速一つずつ、短めに。
「All You Need is Kill」の作者による、セーブポイントとか何とかがいろいろシャッフルしちゃうお話。序文がわりに付けられた出だしが気が効いてる。
原題は"Save Me Plz"。Please→Plzを「よろ」と訳したのね(w。主人公が剣をクルマの後部座席に放り投げて出発する、という割と出だしからちょっぴり不穏。その不穏の正体は、というお話の構造が面白い。これ以上はネタバレになっちゃうな(^^;
急死したネットゲームの友人の葬儀で初めて顔をあわせることになったプレイヤーたち。彼らの前には亡くなったプレイヤーが製作したテキストアドベンチャーが…。ゲームヲタクを好きになってしまうちょっと愛らしいお話。だってさ、このゲームヲタども、
わたしたちは、会ったことのないだれかのために、こんなことまでやる仲間だった。
なんて抜かすんだぜ。
とある惑星上で日々ルーティンにいそしむ若者に降りかかったアクシデントとは…。毎日同じ事をやってるんなら生きていたってその人生はRPGで街に配置され、決められた台詞しか返さないキャラクタと一緒じゃないか、そんなキャラに訪れた転機とは。切り口は面白いと思うけど、展開とボリュームがちょっと物足りなかったかな。
新種の難病に侵されたパートナーに人間世界のコミュニケーションを取り戻すために持ち込んだのは、猫キャラとして別な世界で生きるVRゲーム空間での生活。毛色はちょっと違うけど、「SAO」の「マザーズ・ロザリオ」編を連想したりして。ただしこちらが用意している結末は甘味も残してはいるけれどもそれ以上に苦みの方が先に立つ。
真に愛する人と出会い、その人と暮らしていくと言うことは、日々自分と相手以外の世界を削除していってしまうのではないか、みたいな。ゲームマスターははたして幸福なのか、ってお話なのかな。
知人のツテで勤務時間外のゲーム開発会社に潜り込み、そこでFPSを楽しんでいたジミーだったが、そのオフィスに予期せぬ闖入者が…。FPSプレイヤーがリアル世界でもFPS的行動を取らなくならなければならなくなった時、彼は…、の流れは結構面白い。んだけどオチは余計だったんじゃないかな。逆にSFじゃ無くなっちゃった感はある様な気が。
ゲームに没入してるボーイフレンドがハマった超絶難度のパズルゲーム、脱出するには…って話なんだけど、パズル的なお話は何よりもロジックで読者を唸らせなければいけないと思うんだけど、そっち方面は手薄だったかな。ESCキー叩いてセーブしてログアウト、じゃねーだろ、と(^^;。
家を空けがちの夫と生まれたての娘。家事と育児の合間に夫がハマっていたFPSに参加することになった妻。彼女がゲーム世界で達成しようとしたものとは…。
「ゲームSF」って括りで考えたら、本作は本書中でいちばん愛らしい作品と言えるんじゃないだろうか。必ずしもクエストを消化していくことだけがゲームの楽しみじゃあないよ、というね。ラストのおまけは余計だったと思うけど。
リアル世界で不可解なことが起こっているのが、ゲーム世界では何となく辻褄があっちゃっている、という。とてもささやかな現実と仮想の印象のずれがラストで一気に大きな話になっちゃう(なっちゃうんだよね)、ってあたりはなかなか。この人らしいな、と思ったよ。
タイトルからして「エンダーのゲーム」を意識したのかなあ、なんて。あちらが全人類規模での何かを背負わされる若者の話だとしたら、こちらはかなりそこのところのスケールは小さくなる。だけど人としてそこはどうなんだ? ってところに問いを投げかけてくるあたりはそれなりに好感を持ちますよ。とびきり上手いとは思わないですけど(^^;。
腕利きのバウンティ・ハンターが確保したターゲット、だが護送中に彼から提示されたアドヴェンチャー・ゲームがハンターにもたらしたものとは…
リアルとヴァーチャルの狭間を行き来する、これも言うたら魔術的リアリズムなお話と言えるのかも解らん。いきなり「シェヘラザード」と口走るあたりも含め、さすがに腕がある作家だよね。
あー疲れた(^^;。基本楽しみましたが、どうしても「ゲーム」をネタにするとゲームと世界をどうにかして繋ぎたい、と書き手は思ってしまうのかも知れませんね。そこをぶった切ってしまったお話がもう少し読みたかった気もしなくはないけど。んでも「1アップ」とか「キャラクター選択」とかの、なんとも言えん愛らしさにはとても好感は持ちましたよ。
★★★☆
少し前にamazonに発注してたカミさん用のシャワーチェアが到着。なにせ風呂でひっくり返って、自力では起き上がれなかった、ってのが今回の入院騒ぎの発端だっただけに、お風呂関連は心配が多かったのね。病院でのリハビリでも浴槽を超えてお湯に浸かる、って行動には相当苦労してるみたいだし。シャワーチェアとして、あと、浴槽に浸かるための踏み台になってくれたら、って感じなんですが、役に立ってくれたらいいんですけど。ぱっと見大きすぎるかな、と思ったんだけどちゃんと浴室に収まり、扉の開閉も可能なのでそこは一安心。
シャワーチェアがいい感じだったのでテンション上がっちゃったのか、カート引きずって近所のホームセンターに行ってガステーブルも買ってきた。今使ってるのはこのマンションに越してきた時に更新したもので、さすがに最近はいろいろくたびれてきてて、弱火にすると火が消えちゃう、って体たらくだったので良い機会かと思って。なんたってこの先、キッチンに立つ機会が多いのはどう見たってオレなんだもんね(w。
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□ TUX [●ホント、最近のモラル&モラァル(士気)の低下はどうしたコトでしょう。 ●先日も、ものっそいヤバイ話を聞いてしまい..]
□ rover [モラルとか意識とか言うのは、絶対に波があると思うので、それが低くなっているときがあるのは止むを得ないと思うのですよね..]
□ でした [ 事故を意識しすぎて、緊張のあまりミスをしてしまうような、 気の小さい人もいそうですけどね。 組織の方が、個人のモラ..]
□ TUX [●「あそび」の無さはホント、ヤバイですよね。 ●先日、前の会社の人にあったんですが、当時以上に「あそび」が削減され..]