ばむばんか惰隠洞

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2004-05-03 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

遅れ気味ながら。「頭文字D Second Stage」、「光と水のダフネ」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」、ほんで今日は「銭形平次」。妙に作画に力が入っちゃって、逆にキャラの味みたいなもんが薄まっちゃった「頭文字D」になんだかなーと思いつつ、でも道路のテクスチャとかすんげー良くなってるよなあ、なんてマンガの本質と関係ないところに感心してみたり、オジサン「ダフネ」はどういうところを楽しめばいいのかわからんなぁ、などと思いつつ、デカレンジャー(#12 ベビーシッター・シンドローム)。

今週はちゃんと30分で収まるお話になっておりましたな。その泣き声が超破壊兵器級だからと言って、赤ん坊掠おうと画策する悪党、というのはよく考えると(考えなくても)やたらとセコいんだけど、まあそれはそれで。次週早くも6人目登場? なんかこれは、いわゆる6人目、てのとはちょっとニュアンス違うような気もするけど、どうなのかな? んでもって続いてブレイド(#15 運命の適合者)。

平成ライダーはいつもなんだけど、キャラクターを大切にしないねえ。井坂(クジャクの人)が結局何をしたかったのか、そのために彼は何をやらかし、その結果どういう困った事が起きて、だからこいつは倒さなくちゃいけない、でもそれはかなり困難な仕事だ、ってあたりが全然見えてこないまま、逆上したダディヤナさんにボコ殴りされて昇天。ええんか? それで。まさか死んだと見せかけて…なんて展開? でも封印されちゃってるしねえ。剣崎君が急に始を「キミ」呼ばわりしたり、烏丸さんが敵側にいて(なんか説明ありましたっけ? あったけど見落としてたかな)たり、「はぁ?」って思うとこ満載でした。

ところで今週登場したアンデッド、バッタかと思ったんだけどこれはトンボアンデッドだったんですな。ちょっと残念。昔HJあたりで失敗作の(バッタとしての)仮面ライダー、なんて作例があって、今回のトンボさん、そのイメージにかなり近いイメージがあったのだけれども。

「プリキュア」は安定して楽しく、村上平次はちょっと馴れてきたかなあというところ。私、今週のゲスト(若い大工の泰造)、志垣太郎だと錯覚してしまいましたわ(若すぎるって)。ごめんなさい、花谷さん*1、じゃなかった、石橋さん。

黄門様のない月曜日は淋しいなあ。

*1 「ガメラ2 レギオン襲来」参照


2005-05-03 この日を編集

[Baseball] 連休ですから (19:15)

勝つのもお休み。5連敗で借金生活開始。ってまあこのあたりが阪神の定位置なんだから、落ち着くとこに落ち着いただけで驚きゃしませんけどね。ええ、想定の範囲内ってヤツでさぁ(つoT)。

[Books] 奇天烈!古本漂流記 (23:33)

本書カバー 北原尚彦 著
カバーイラスト 喜国雅彦
カバーデザイン 倉地亜紀子
ちくま文庫
ISBN4-480-42077-0 ¥780

トンデモ古本の世界

ターザンはインディアンだった? 戦前の宝塚のSFレビュウ、謎のアメコミ、"サムライ・サンタ"、金日成が語る"十五少年漂流記"……。三十年来の古本集めのなかで遭遇した数々の奇妙な書物が続々登場。

わたくしも日々(ってほどでもないけど)古本屋を徘徊する身ではあるのだが、確かにあそこにはなんだかわからんけど妙に心惹かれる珍妙本、というのが、まじめーな本に混じってちょろちょろと潜んでいるところではある。わたしゃ基本的に「売る」ための本を探しているので、自分のウヒヒヒ感を満足させるためにそう言う本に手を出すことは無いのだけれども、日本屈指のホームズとヴィクトリア朝研究家にして作家である北原尚彦氏による希本、珍本総進撃。世の中ホントにおかしな本があるものだ。

ただまあこれ、情状酌量の余地のある本もあったりするわけで、片っ端からトンデモ本扱いしちゃうのもかわいそうかな、ってところもあるにはある。時代的背景もあるだろうし、特に児童書なんかでは、原作を読みやすく噛み砕いたり、そもそも読む子供が面白い、と思ってくれないとどうにもならないわけだから、その辺でどうしても、やらんでも良いサービスまでやらかしちゃうこともあるだろうし。

なんというか、確かに今となっては笑える本なんではあるけれど、その笑いってものの何割かが、今はなくなってしまったゆったりした部分、みたいなものに久しぶりに遭遇したことからくる引っかかりに起因しているような気がして、ここを笑ってしまうって事はつまり、昔は良かったなあ、ふっ、みたいなニュアンスもあったりするのじゃないかな。

それはともかくこの中では、やっぱり金日成が語ったという"十五少年漂流記"ネタが白眉と言えるだろうかね。息子は映画大好き、親父様は海外小説愛好家。国民には自国のすばらしさを延々説き続ける指導者層こそが、実は自国の外にもステキなものが沢山ある、事を良くわかっている、って構造が見えてまいりますですな。

古書収集家の大先輩であるところの横田順彌氏の無茶な解説も笑える。肩の凝らない楽しい読み物。ただツッコミはやや甘いかもなあ。

(★★☆)


2006-05-03 この日を編集

[Books] ロトの娘(SFマガジン 1967年10月号) (23:50)

SFマガジン 1967年10月号おっとっと、ふっふっふなどと余裕ブッコいてたら、いきなり肝心のSFマガジン、1967年10月号にご注文頂いちゃったぜ。やはり「地球が静止する日」をお読みになって、続編が気になったお客様なんであろうか。この号にはもう一本、石川喬司氏の「『宇宙の戦士』をどう評価するか」というなかなか刺激的なコラムもあるので、そちらに興味を持たれた可能性もあるのだけれど。

さて、それはともかく買手が付いた(どうもありがとうございます)からには梱包して発送準備をせねばならぬ。その前にちょっと読ませてくださいね(^^;)。

てことで。

まず、「性本能と原爆戦」の元になった「ロト」(雑誌掲載時は『新ロト記』)の説明をせねばなるまい。ネタバレになってしまうが、こういう話だ。

最終戦争の勃発をいち早く察知した保険セールスマンのジモン氏は、周到に準備を進め、ホロコースト後の地球でのサバイバルの準備を整え、準備万端で家族をステーションワゴンに乗せ、脱出行へと乗り出す。だが、世界規模のカタストロフよりも近所づきあいや、平穏な日常の感覚から脱却できない妻、反抗期に入って親のやることならなんにでも文句をつける長男、ことの重大さが飲み込めない幼少の次男をかかえた脱出行はジモン氏の思ったほどにはスムーズに進まない。ことあるごとにジモン氏の判断に異議を唱え続ける家族たちにあって、ただ一人彼の理解者となってくれているように見えるのは長女のエリカだけ。機先を制して有効な脱出行に出られたと思ったジモン氏だが、家族の不平不満は絶えることはない。そしてようやく立ち寄った一軒のガソリンスタンドで、ジモン氏はついに決断した。自らの行動にまったく無理解な家族は捨て、ただ一人の理解者である娘、エリカだけを伴って逃避行を続けることを…

そして6年。ジモン氏とエリカは色々あって4歳の息子をもうけ、3人でなんとかサバイバル生活を続けている。だが、先に「考慮」が来る壮年のジモン氏と、まずは「行動」を、と考える若いエリカの間の見えない溝は徐々に広がっていた……。

前作も大概だったが、続編はそれを上回る鬱展開。一度「計画」を立てたらそこから外れられない男という生き物と、何があってもその時々で前向きな決断と行動を取れる女という生き物、の対比が鮮やかでかつ、残酷だ。私もたぶんジモン氏と同年代だと思うんでね。周到に立てた自分の計画に、ある意味酔ってしまって、そこで思考が硬直してしまう可能性ってのは分かりすぎるぐらい分かりますわ。

お話はそんなわけで、前作でジモン氏がやらかしたことの見事なしっぺ返しを彼が食らうところで終わるわけだが、で、鬱展開であるのは確かなんだが、それでも暗さはそれほど強烈ではない、ってのはなんだな、やはり女が元気な限り世界ってのはそう簡単にポシャったりはしない、ってのが実感としてオレらにあるからなのかも知れない。ジモン氏には気の毒だが、人類にとってはそれなりに結構な結末と言えるのだよね、これ。

いやあそれにしてもこの鬱っぷりはなかなかどうして、すげえやね。

さて、お目当てのお話は読んだので、さくっとクリーニングして梱包するよ。

[PC] んがー (23:53)

DGET、でタイタニックを沈めた級の氷山にぶち当たった気分。Excel使いの人にしたらどってことのない関数のひとつなんだろうけど、普段そんなもの触らんオレにはちんぷんかんぷんだわ。泣きそう。つか半泣き。

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その注文した人ですがw [と言う訳で、送金用紙使って820円送って置きました。 ご確認下さいませ♪]

rover [毎度ありがとうございましたー、確かに確認いたしました。 機会がありましたらまたどうぞよろしくお願いいたしますです。]


2007-05-03 翌日思い出し この日を編集

[Stage] 産隆大學應援團

新神戸オリエンタル劇場で「産隆大學應援團」(公式サイト)。原作 金子茂樹、脚本・演出 今井雅之。元々はフジテレビの深夜ドラマ枠で放映されていたミニシリーズ(関西では未放映)。団員不足で存続の危機にある産業隆興大學應援團を復興させようと、18代前の伝説的応援団長、渕村が応援団に乗り込んで巻き起こす大騒動…。出演は今井雅之、東貴博(Take2)、隈部洋平、脇知弘、是近敦之、田崎那奈、最所美咲 他。

んまあギャグてんこ盛りの中に、一途な姿ってのは決して古くさい、捨ててしまってモノじゃあないんだよ、というメッセージがさりげなく込められた作品、ということになるか。ただなんだ、微妙にギャグがすべり気味なのとスジの盛り上げ具合が今ひとつなのと、あとは主役の今井雅之氏、ちゃんと声が出てたのが最初の4分の1ぐらいで、あとは終始かすれっぱなしで聞き苦しかったのが辛かったかもしれないな。

まあ舞台が応援団ってことで、お芝居自体が終始声張り上げまくりで喉に悪い、って事はあるのだろうなあとは思うが、そこはもうちょっと、どうにかして欲しかったですよ。

それはそれとして、ダブル・ヒロイン(って事になるのかなあ)の一人、最所美咲嬢のblogがやたら男らしくて、少し惚れましたわ(w。

[Day] 芝居のあとは

今回呑んだ酒当然「たちきや」だい。今回は「伝衛門」、「冬の月」、「石鎚 やすらぎの日々」、「千代寿 無垢之酒」、「東一」っとな。今回呑んだ中では、「冬の月」がちょっと変わり種。できたものをさらに一年寝かしてから市場に出しているものであるのだそうで、味はまあ辛口というか強め、で、口当たりが微妙に赤ワインみたいな微妙な渋みを持ったお酒でございましたよ。

今回は満員御礼状態のところに無理に割り込ませていただいて、ありがとうございました。お隣の女性が、少し前にお話ししたことのあった方で、その時役に立たないコメントをつけたにもかかわらず、めでたくゴールインされて、今は上海で暮らしておられるんだそうでございます。つーか話を聞くにつれ、微妙にオレのアドバイスが効いてるような気がしないでもない(^^;)。


2008-05-03 この日を編集

[Comics] お買い物

チーズスイートホーム(5)(こなみかなた/著)MOONLIGHT MILE(太田垣康男/著)買ったのはちょっと前なんだけど、太田垣康男「MOON LIGHIT MILE」(16)、こなみかなた「チーズスイートホーム」(5)。連載時未読で、コミックスが初見になるもんだから、今回の「MOON LIGHIT MILE」はかなりびっくりしたぞ。えー!? ロストマンこれで退場なの?

お話的には月開発がとっかかりから発展期に入り、それまでの米中二極による宇宙での覇権争いに、第三世界の新規参入勢力が入ってきた時代での新章開始、みたいな流れになるのかな。少し前に三宮の「安兵衛」でカツ丼食いながら読んでた「スペリオール」で、突然宇宙に旅客船が飛んでてそいつがハイジャックされたりするんで「急に文明が発展しとるなあ」とか思ったのは、なるほどゴローたちの時代から、10年ばかり時間が経った世界になっているからだったのね。10年後の月がどうなっているのか、詳しくは以下次号。

[F1] とんだイスタンブール

サンスポではスーパーアグリは資本提携へ F1撤退の危機回避。しかしF1速報では鈴木亜久里、新パートナー候補(ヴァイグル)を提示するもホンダF1は懐疑的。さてどっちなんでしょう。一応アグリのトランスポーターはイスタンブールに向けて動くことは決まっているとか、でもアグリのマシンはブラッカリー(ホンダの本拠地)に移されたとか言う話もあるし、何が何やら。ヴァイグルとの交渉は一度ご破算になったような報道もあったし、それとタイミングを合わせるかのように、ホンダからは「これ以上はアグリに金ださねーよ」というリリースが出てたりしたんだが、そのヴァイグルとどうにかしてヨリが戻せたってことなんだろうか。単にサンスポの先走り報道? どうとでも取れる話ではあるけど、とりあえずアグリにとって良い結果が出てくれると良いんだが。

とはいうものの

こんな風にシリーズの途中でドタバタと決まるメインスポンサー、なんて物に全幅の信頼なんか置けやしないのも分かりきった話なんで、よしんばトルコには参戦できたとしても、それから数戦と経たないうちに「やっぱウチら降りますわ」的な展開が待っていないとは言えないわけだし、先行きは相変わらず暗いとしか言えないよなあ。キヤノンさん、F1にまた金出しませんか? 無理か、今となっては。


2009-05-03 この日を編集

[Hobby][PC] 艦隊標準キートップ その7 (23:42)

連邦用HHK天気もいいし風通しも良さそうだしカミさん外出してるしと好条件が整ったので、朝からクリア吹き。ちなみに使用したウレタンクリアはこちら、イサム製エアーウレタン・つや消しクリヤー。イサムとはまた懐かしい名前だな。タミヤパテ登場以前は、みんなここの赤茶けたパテを使ってたはずだ。ちょっと厚く盛るとなかなか乾いてくれないんだよね、って話がズレた。

軽く吹いては15分ぐらい放置、ってのを数回繰り返し。最終的に相当厚く塗ったかな、ってところで箱の蓋を閉めて2時間ばかり放置すると、一応表面のべたつきが無くなるので、そこからは蓋を開けて乾燥(閉めきってると気化した溶剤が飛ばないので、なかなか乾いてくれないみたいですよ)。そこそこ換気のいい状態に置いとくと、小一時間で普通に触っても大丈夫なところまで乾いてくれるんで、ぱっぱかぱーとキーをはめこんでみたらこんな感じに。

これ、意外とよくね?(自画自賛)

キートップのクローズアップ昨日の写真と比べてみると分るけど、キートップの質感とデカールの質感もいい具合にならされて、ぱっと見はデカールだと分らないぐらい……分るか(w。

イサムのサイトでも表記があるけど、乾燥開始に60分、完全に硬化するのには78時間程度かかると言うことで、実際この状態では、指の腹で触ってる分には問題ないんだけど、爪の方で触ってみると、まだ塗膜に爪が食い込む感じがあるので、完全に硬化するまでにはもうしばらく待たないといけないって事なんだろう。完全に硬化すると焼付塗装並の強度が得られるそうですがさてどうでしょう。

個人的にはこれで充分なので、あとは完全に硬化するのを楽しみに待つだけだ。連休明けぐらいから実際に使っていこうかな。

[TV] 定期視聴番組 (24:36)

「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。うわあ、本多忠勝ってモビルスーツだったのかー、すげえや「戦国BASARA」(w。「亡念のザムド」もまあまあ。土曜深夜の残り二つはまあ、見れなくてもそれほど悲しくないか。今期は野球中継がそこそこ延びてもへっちゃらな感じだな。

日曜朝。「シンケンジャー」は素でうるっと来てしまったぞ。マツリもお久しぶり。あんまり変わってないね。「ライダー」のほうはこれ、劇場版へのヒキも込みでのお話って事なのかな。まあまあ上手く作ってたんじゃないですか。「プリキュア」は案外おもしろい話が続くんで、これはこれで結構なんじゃないでしょうか。

「鋼の錬金術師」は、どうしても前作と比べてしまうところがあって、特に今回みたいにスカーとの最初の戦いみたいに、かなり激しい部分があると、さすがに「そこはもう見たよ」感が前に来るかも知れないな。初見だと印象は違ってくるのかも知れないけどね。真面目に作ってるな、ってところを認めるのにやぶさかではございませんのですが。

[Day] なあなあ…

なんか無性に王将の餃子が食いたくなって、近所の王将で生餃子を買って家で焼いて晩飯のおかずにおいしく頂いたんだけど……

いつから王将の餃子って一人前6個になったんだ? 7個じゃなかった? 10人前の早食いも今は60個なのかい?(つーか今でも時間内に10人前喰ったら無料、の制度はあるのかね)。

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TUX [●おおぅ、こいつはよいカンジだ。 ●よお仕上げなすった。]

rover [ヌルい作業すると、てきめんで返ってきますね。ウレタン吹く前の表面処理はもうちょっと根性いれるべきでしたわ。]


2010-05-03 この日を編集

[Oldbooks] 文庫仕分けのサイコメトラー (23:24)

画像の説明正月明けに追加する予定だったSFマガジンの歯抜け的バックナンバーの追加が、いろんな邪魔が入ったおかげで5月までずれ込んでしまった訳だが、他の本もそれなりに溜まってきているんでがんばって追加していこうと。とりあえず雑誌をひとまとめ追加して、次にやるのは背の青い文庫本の大群。一人のお客様からお送り頂いて、その時点では丁寧に作家ごとに分類して送っていただいていたんだが、一度臓物をぶちまけちゃったので仕分けし直し。

作家の名前で分けて、名前ごとにSF文庫のナンバーでソートするだけの事で、単純作業にも程があるんだが、そんな作業だけに次々出てくるSF作家さんたちの名前を見て、「これで送り主のプロファイリングとかできたりしねーかなー」なんて思ったり。

そんな気分であらためてお送りいただいた本を眺めてみる。200冊くらい送っていただいたんだが、いわゆる三大SF作家の本は比較的多めにフォロー、続いて多いのはゼラズニイとヴォネガット、ラッカーあたり。送り主が女性なせいか、女性作家の本も割と多い。逆に比較的メジャーなところではディックが入ってない。

ここから導き出される送り主の姿とはどんなだ? って事だけど、んまあお歳は30代以上、基本的に読書量は多めでオーソドックスなSFを好むが、ロマンティックな部分への嗜好もやや多めって事で、早川さんと国生さんを足して1.5で割ったような感じの女性かしら、なんて事を考えながら文庫本の仕分けやってたんだけど、よく考えたらウチは古本屋で、ここにあるのはオーナーさんが手放した本なんだよな。手放したくない本、ってのがある可能性はあるわけだよな。と言う事は…、

真逆(まぎゃく、という表現に諸説ある事は認識しておりますが、あえて)?

手放したくない本が別にある、と言う事であるなら、実はこのお客様、むしろ帆掛さんタイプの人である可能性もあるのだよなー、と思い至ったらちょっと怖くなった(ぉぃ)。

実際の所は何もわからんのだけど、どーでもいい妄想は単純作業の心強い味方。いらぬ妄想を糧にへろへろと作業しております。とりあえず「あ」行の作家さんの本は54冊。まずはここからデータにするよ。


2012-05-03 この日を編集

[Baseball] マケタデー!!

D3-0T。がうあー、なんなのこの見殺し打線(つoT)。

[Anime] 定期視聴番組

火、水曜深夜分。「氷菓」、「坂道のアポロン」、「つり球」、「ヨルムンガンド」。

「氷菓」は、毎回軽い感じで少々抜け作な感じの推理劇を重ねていく上に、ちょっとしたコイバナみたいなものが絡んでくる感じのお話なのかな、と思ったらそうでもなく、何となくだけど、なんか通して語られるべきお話みたいなものも、あるにはあるみたい。毛色も何も全然違うものなんだけど、なんでかな、自分的には「なんかハルヒっぽいなあ」と思いました。なぜだろう。

「ノイタミナ」枠。演奏シーンがとても気持ちイイ「アポロン」。ジャズがメインのテーマというよりは、ジャズを仲立ちにした青春グラフィティ的なお話の造りになっていくのかな。恋愛三すくみ、みたいな展開が待っているんでしょうか。「つり球」は、これ、意外と深い話なんじゃね? って気がしてきた。取っかかりはどーなんだろうと思ったんだけど、ちょっと面白くなってきたぞ。

「ヨルムンガンド」も面白いんだけど、やっぱりジェダイ対ストームトゥルーパー的な敵の弾の当らなさとか、その距離でフィフティ・キャリバーぶっ放してクルマが原型とどめていられるものなの? とか、惜しいところでこちらのリアリティ・ラインに引っかかりを感じてしまったりもするんだよなあ。

[Oldbooks] LD始めま…しょうかね

すぐ壊れそう100均でこんなものを買ってきた。ものすごく簡単な構造のスタンド。こいつを使ってLDのジャケ写をパシパシ撮ろうということで。

先日のばあちゃんちの引っ越しでこっちに回ってきたLDも結構あるんで、軽石庵の棚にLDも並べてみるか計画を進行中。とりあえず洋画LDを60タイトルぐらい撮影してみたんだけど、若干上向き目に立てかけられたLDジャケットを撮影するって言うことで、撮影者側が撮影ポジションを、やや上から視線に無意識のうちにオフセットして撮影してしまったような嫌いはなくもない。このあたりはレンズが見ている情報がより正確に撮影者に伝わる、であろうデジタル1眼とかだとまたちょっと様子が違ってくるものなんだろうか。ま、なんにしてもこのあたりは、手持ちの機材でどーにかせんとあかんわけですが。

それにしても映像メディアって、古本以上に適正価格のライン引きが厄介でございますな。今データ作ってるんだけど、なんかこう、自分なりの基準がいまだに作れないでおりますよ。本だったら再生装置は人の目なんだけど、映像メディアって、それを再生できる仕掛けを持ってるかどうか、ってのも条件に加わるわけでね。そこをどうお値段に反映させたらいいのか、ってところが結構悩みどころではあることです。


2013-05-03 この日を編集

[Books][Oldbooks] 未読を減らそう「日本SF古典集成 Ⅰ」

書影相も変わらず読むのに大変な時間がかかってるんだけど、軽石庵さんに置いてて自分がまだ読んでない本を読んでいく運動続行中。今回はハヤカワJA、「日本SF古典集成 Ⅰ」横田順彌 編・1977年初版 →amazon(ユーズドのみ)。「日本SFこてん古典」なんて労作もあるヨコジュンが編んだ、SFという言葉がなかった頃に発表されたSF小説たち。それでは簡単に感想を。

西征快心篇(巌垣月洲 翻案・横田順彌)

原作の発表は安政四年。著者は儒学者で、教え子に岩倉具視、友人に佐久間象山らが居た人とか。まだたぶん「日本」という概念がはっきり無かった頃、このお話では黄華国、なる極東の島国が登場する。お話はアヘン戦争に勝利し、アジアに着々と侵略の魔の手を伸ばそうとしてくる英国に対し、黄華の英雄が小軍勢を率いて勇躍本国を出帆、清国、インドで抗英の援助をしつつ英国へ。知勇を存分に発揮して大英帝国相手に大暴れ…という、まあ良くある脳天気に痛快な仮想戦記の元祖みたいなもの。話がうまく進み過ぎなのもご愛敬だろう。ただ、江戸時代の知識人が意外に当時の世界情勢的なものを正確に認識してたことに結構驚かされた。

南極の怪事(押川春浪)

明治三十八年の作。海岸に流れ着いたビンに収められた古紙にしたためられた、とある人物の奇怪な体験談。この、古い記録を読み進んでいくと、そこには驚くべきことが書かれていて、というスタイルが何とも古典っぽい味がある。今よりはるかに秘境感の高かったであろうアフリカから南極あたりを舞台にした海洋冒険譚、秘境モノ風味つき。SFになるのがかなり後になってから、ってあたりがちょっと残念か。「ウルトラQ」のエピソードの一つ、っていわれても納得できそうな味がある。

暗黒星(黒岩涙香)

明治三十七年の作。アメリカ人天文学者、シモン・ニューコムの作品の翻訳。箇条書きに近い、非常に短い章立てをたたみ掛けてくるスタイルは、原作がそうだったのか、訳にあたって(読者が理解しやすいように)そうしたのか、どっちなんだろう。お話の方はSFスタンダードといえる終末パニックもの。「地球最後の日」とかのテイスト、で判るかと。

悪魔の舌(村山槐多)

大正四年の作。ホラー風味の強い作品で、こちらも「南極の怪事」と同じく、手記を読んでいくと…、というスタイルの作品。あちらが「ウルトラQ」ならこちらは「怪奇大作戦」? いや、「恐怖劇場アンバランス」かなあ…。

星を売る店(稲垣足穂)

おお、大物だ(w。大正十二年の作、舞台は神戸と来るから軽くテンション上がったよ。当時の神戸の様子を今読む、何とも言えんレトロモダン感と、ラッカーあたりを連想させる狂躁感込みのユーモアがなかなか楽しい。

のんしゃらん記録(佐藤春夫)

大物が続くぞ。昭和四年の作。不条理なディストピアものとして、こいつは今読んでも充分に新鮮な魅力があるお話だと思う。全体に漂う呑み込みにくさもコミで、これはかなり、深いんじゃないかな。

建設義勇軍(宮野周一)

第三次世界大戦を乗り越えた未来社会が直面する危機的局面とは…、的な。絵面としては初期の手塚漫画のイメージがある。お話の持って行き方も、そういえば初期の手塚漫画的テイストかも知れないな、割にビターな終わり方をするところとか。シンプルながら深いところはかなり深い。悪党の名前、元はやっぱりフリッツ・ラングのあれから引いたんでしょうかね。

ヒルミ夫人の冷蔵鞄(海野十三)

昭和十二年の作。活劇系の人、というイメージを敢えて外したセレクトと言えるか。今風に言うならバイオSF、って事になるのかな。ジーターっぽい…のかな、そうでもないか。これも伝聞形式なんだけど、それが災いして、へそ曲がりな読者には落ちが読めちゃう恨みはあったかも。

地図にない島(蘭郁二郎)

昭和十四年の作。「モロー博士の島」っつーかむしろ「D.N.A」からえぐいところを抜いたような。ショート・ショート的なツイストが効いた掌品、と言えるだろうか。

ってな感じで。戦前のSF的な作品の中で、「整形」が意外に大きな意味を持っていたりする辺りもちょっと興味深いものがあった。「人の見た目を変える」ことのウエイトって、結構大きなものなんでしょうかね。

[Baseball] カッタデー!!

T14-3S。点取りすぎだろ、これは明日に続かんぞ。明日負けたら日曜に期待が持てるような気もするけど、岩田にも勝ちを付けてあげたいしなあ。明日の試合、いろいろ不安だね。


2014-05-03 この日を編集

[Day] お仕事お仕事

休みの間にガワ作っておいて、連休明けに修正の嵐にさらされようという方向で(^^;。最近のあの会社の好みなのか、やたら要素がオーバーラップしておるなあ、しかもそれらの重なり合った要素の中で、動的コンテンツがごにょごにょと動くことを要求されているっぽい。とりあえずしれっと静的コンテンツ扱いでコーディングしておいて、後付け的にいろいろ盛り込んでいく感じになるかな。ぶっちゃけめんどくせえな(w。


2015-05-03 この日を編集

[Baseball] マケタデー!

G10-3T。7回までは良かったんだけどねえ。いったん歯車が狂うと組織ってのはどんだけ脆いものになってしまうのか、ってのを目の当たりにした気分。古本発送した帰り、飲み屋で一杯やってる時にそこのお店のテレビでボコボコにされるところが映されちゃったのでね。負ける時ってここまで為す術ないものなのか、と思わされましたわ。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。「ドライブ」が結構ドラマ的に複雑な方に話を持ってきているね。基本は「父と子」がドラマのバックボーンになるのかしら。

「アルスラーン…」、原作ではエラムくんを連れて行く時の流れで彼の料理の腕が云々、って話は無かったような。ここはコミック版で追加された要素だったのかな。んまあ荒川弘さんなら入れてきそうな軽い(けど効果的な)ギャグパートだったと思うけど(w。

[Books] 悲劇の発動機「誉」天才設計者・中川良一の苦闘

文庫 悲劇の発動機「誉」(前間孝則/著) 前間孝則 著
カバーデザイン 間村俊一
カバー写真 富士重工業株式会社提供/誉エンジン
草思社文庫
ISBN978-4-7942-2120-9 (税別)

中島飛行機の若きエンジン設計者、中川良一。27歳の彼が初めて手がけたエンジン「誉」は、中島の前作、14気筒1000馬力級の「栄」をわずかに上回るサイズでありながら、18気筒2000馬力を実現した奇跡のエンジンだった。「誉」の高性能に驚喜した海軍は直ちに「誉」の量産を決定、すべての軍用機に「誉」を搭載しようとする。だがその高性能は徹底した精密工作とオクタン価の高い高品質の燃料が不可欠なものだった。そしてその条件は資源の調達も含めた日本の工業の基礎体力から見るとあまりにハードルの高いものであり、量産が始まると同時にそのハードルは「誉」に立て続けに起きる構造上のトラブルを引き起こすことになる……。

「マン・マシンの昭和伝説」など、技術系ノンフィクションの第一人者、前間孝則氏の久々の大作。コンパクトさと大馬力を兼ね備えながら、その限界まで「攻めた」設計故に全力を発揮することがほとんど無かった「誉」エンジンとそれを登載した機体については、これまでも戦記系や航空系の雑誌などでさんざん記事になっていて、そこそこの飛行機好きならエピソードの一つや二つ、すぐに思いつくだろう。「我二追ツクグラマンナシ」とか、戦後アメリカで、高オクタン価の燃料で飛ばした四式戦「疾風」があらゆるアメリカの戦闘機に対して互角以上の性能を発揮した、とかね。

高性能と引き替えにした量産性や冗長性が、結果的にエンジン不調に返ってくることになった、とはそういったエピソードのなかでも繰り返し語られるのだけれど、それではそのトレードオフがどういう理由で起きたのか、と言うところまで深く考察する本。本書ではその大元になるものは、航空産業においては新参である中島飛行機が業界でのし上がるために創業者の中島知久平が取った、徹底した性能第一主義と、それに伴っての古い慣習に囚われない若い才能の積極的な重用、そしてその姿勢がどうかすると性能第一主義が暴走してしまったが故に、性能のためなら生産性や入手可能な資源などの条件を無視してもいい、と言う風潮が生産者、クライアント共に蔓延してしまった、と言う流れに見る。そしてその風潮は戦時中のこのエピソードだけにとどまらず、戦後の日本の技術のイノベーションの流れにおいても、その潮流の奥深いところで未だに変わらず根付いている、と言うところが前間さんが一番強調したい部分なのだろうと思う。

このあたりは本書の本体以上にあとがきのパートでかなり熱く語られていて、実は本書の白眉はあとがきなんじゃ無いかと思ってしまったり。単行本刊行の後に東日本大震災が起きてしまった、と言う事情もあるのだろうとは思うけど。で、そこで伝えられる著者のメッセージは説得力もあるし示唆にも富んでいる。ただ、本読み的にはこれは辛いな、ってところもあって結構複雑な気分になってしまうんだった。

ここで語られるのは新興ゆえに無理を通す、投機的な経営者に率いられた一団と、彼らから持ちかけられる多分に甘いセールストークに易々と乗っかり、しかもそのことについて批判的な視点を持たない人々によってもたらされる、一国のマネジメントに対しての致命的なダメージを微に入り細に穿つ検証の過程。それはもちろん極めて示唆に富むのだが、一つ決定的に不足しているものがあって、それは、

ロマン。

様々な「誉」のトラブルとそれが原因の一環となった太平洋戦争の敗戦、そしてそこから、飛行機屋から自動車屋に転身し、そこでエポックメイキングなマイルストーンをうち立てた技術者たちを描いた「マン・マシンの昭和伝説」は一度打ちのめされた人々が再度立ち上がり、再び世界的な評価を得るまでのストーリィであって、そこには何とも言えんロマンの香りが横溢していたのだけれど、本書にはそういう香りは無い。なにせ失敗の研究と、そこを吟味した上での現代の我々に対する警鐘に満ちた本であって、そこにはどうしても明るい方向とか血湧き肉躍る系な展開は期待できないよね(^^;。

それは本書の罪では全くないし、本書の存在意義を減じるものでも無いのだけれど、個人的に前間さんの本には最後に技術屋たちがやり遂げた成果、みたいなものに心から拍手を贈って読了、としたかったものだから、そこの所だけ、ちょっと残念だったかも。とはいえ読み応えたっぷりの一冊であることは間違いない。読んで損なし、な一冊であることは間違いないと思いますよ

★★★★


2017-05-03 この日を編集

[Baseball] カッタデー!

S4-8T。終盤の頼りなさはどうしたものやら。ラジオ観戦してたけどヒヤヒヤしたよ。


2020-05-03 この日を編集

[Day] やっとマスク買えた

画像の説明買い出しに出かけたスーパーに隣接しているドラッグストアに数個売れ残ってたのでありがたく購入、3枚入りで500円ちょい。基本的に花粉症用のマスクらしいんですが、ポリウレタン素材で何度か洗って繰り返し使えるらしいんで、しばらくはこれで凌げるか。ま、性能的にはアベノマスクとどっこいなのかもわからないですけど(w。

それにしてもなんだな、もはや「マスクをしていることを他人に見せる」事が重要なのであって、コロナウイルスを吸い込んだり、まき散らかしたりすることを防ぐ、って意図は案外どうでもいい状況、になってるような気はするな。ま、それでもしないよりはましだとは思いますけどね(^^;。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

たじまや [自分は外出る時は手拭いで顔を覆ってます。平時ならただの不審者ですがw オシャレな柄の手拭いを買っておいて良かった、..]

ROVER [自分も不審者どころか変質者に見られる自信はあります(w。 でも最近、マスクしない人が増えてきたような気がしますね。..]


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懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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