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マグニチュード7.2だとか。会津の親戚衆(高齢者多数)は大丈夫かな。
かなり大きな地震で、報道機関の番組切り替え状況を眺めるのが楽しかった(不謹慎)。NHKは14:00ぐらいまで引っぱり、TBSとフジは割と早めに通常のプログラムに戻し、朝日はドル箱高校野球をかなり長時間にわたって中断(まあなんだ、こういうときにはサンテレビ(様)がフォロー入れてくれるから、関西はだいたい安心なんだけど)、日テレはちょうど報道番組の時間枠なのが幸いしたか、今も地震情報引っぱって報道中。他局に先駆けて、例の屋根の構造物が剥落したプールの地震直後の映像をしっかり流してたのはなかなかやるなあ、などと。
ところでNHKのニュースでは「午前0時すぎ」を連発してたんだけどおかしくないか?午前は0時から12時00分まででは無かったかね。「午後12時過ぎ」と言うのが正しいのではないのかな?
郵便局で荷物出して、スーパーで買い物した帰り道。前を歩いてる小学校中学年ぐらいの男の子たちの会話。「知っとぉか? 数字でな、使てる数字を全部足してな、その数字が3で割り切れたら、元の数字も3で割り切れんねんで」
ほんと?
1236…1+2+3+6=12 1236/7=412、あ、割り切れる。1257…1+2+5+7=15 1257/3=419、おおほんとだ。凄いな少年、オジサンそんなこと全然知らなかったよ。
さらに会話は続く。
「んでな、低温ヤケドってあんねんで。むっちゃ冷たいモン触ってもな、人間ってヤケドすんねん」「どれぐらい冷たいとヤケドすんねやろ」「せやな、マイナス70度ぐらいやな」
……少年、それは違うと思う。
さてジェンソンはどうするのか。わたしゃ思うんだけどねジェンソン、来年もウィリアムズが悪いという絶対の保証はない反面、来年のBARもトホホな可能性は結構あると思うのよ。君はウィリアムズ行った方がええよ、たぶん。あそこはたとえドツボ踏んでもそこからまた這い上がってくる底力のあるチームだから。俺はあそこの爺さんあんまり好きじゃないけど、チームとしては絶対BARより目があるって。
二つめのトピックはどういうんだろうなあ。F1ドライバーが政治的発言をしてはいけないなどとは思わないし、自分の意志で決めたことなら特にどうということはないとも思える反面、今、君がやらなくちゃいけないことはそれか? と思わなくもないし。
もしかして中国GPを前にしたリップサービス兼(あわよくば)中国系企業のスポンサー獲得狙い、とか? 言っとくけどそれ、絶対無理だと思うぞ。
タクのお父さん(共産党系の弁護士さんなのだそうで)の影響、なんて説も出てるようだけど、どうなんだろうなあ、ちゃんと自分でじっくり考えた上での行動なんだろうか。そうだったら別に、外野が口を挟むようなことでもないんだろうけど。わたしゃ基本的にwebではブサヨと呼ばれる系の人間であることを自覚しているのだけれども、そんな私でもこのタクの行動にはなんかこう、引っかかりを感じてしまう訳なんだが。
まーたハマの番長を打てねえんでやんの(泣)。つーか「完投させる」って広言したんなら何が何でも最後までダッペに投げさせろよなー、このひょっとこが。
一方で番長が引っ込んだおかげで妙に元気が出てきたジャイアンツ。今日のところはありがたかったけど、最後の最後で巨人から痛い目にあわされそうで怖いわあ。8月に入っても退屈しないですむ(普通はオールスターのはるか前にはシーズン終ってるからな)ってのは、阪神ファン的にはありがたい話なんだけど、同時にヤバい方向でしかドキドキできない、ってのが阪神ファンの辛いところで。
アニマックスでやってたヤツ。1995年、監督片山一良(第1話)・福田己津央(第2話)。
一応2話で完結してはいるんだが、どうなんだろうこれ、実は全6話とかの構想だったのが、1話目のセールスが思わしくないんで急遽2話完結になっちゃった、とか言う事情でもあったんだろうか。なんというか、ドタバタした作品になってしまっている。いろんなところがどうにもこうにも舌っ足らずなまま、お話が進んでいく感じ。
キャラデザイン安彦良和、メカデザイン小林誠ってのは豪華な名前だが、少なくとも安彦キャラが動いてるって感じはしない。潜水艦モノって事もあるのか、安彦キャラってよりはかわぐちかいじキャラみたいだし、小林メカもこれ、"ラ號"だけだよねえ。"ラ號"はまあ、それなりに気合い入ってるけどライバル艦の"リバティ"のデザインは力入ってないこと夥しいし、うーむ。
それでも第1話は、現用のヘリコや艦船の作画に結構力入っててそこを見るのは結構楽しかったけど、2話になるとバンクの戦闘シーンが増えてるしなあ。あ、監督さんが(ま、まさかな)……。
総じて「海底軍艦」のどの辺りを押してやるとお客が喜ぶか、ってところを完全に見誤ったか、そもそも最初っからそんなの考えてないまま造っちゃったアニメって感じですな。
学習障害性ナショナリスト(内田樹の研究室)。
わたしゃいわゆる"ブサヨ"系思考パターンの人間であるわけだが、靖国参拝って話については、なかなかまとまった考えが出来ないでいる。
たとえば凄く乱暴な話だが、別にA級戦犯に限らなくても、あそこに祀られてる人の中には外道の限りを尽くした上に死んだ人間だっているのだろうし、それでもお国の一大イベントに参加して命を落としたのだから、そういう人物には一定の敬意は払うべきだ、というのが靖国神社の存在理由であるのならそれはそれでありかもな、とも思うわけだ。それが良い、と思う人のためにそういう施設が存在してもよろしかろうと思う。
とはいえ、それをやれば反発を招くことがあらかじめわかりきっている行動を、なんの前後策も取らずに行動してしまう公人ってのはどうなんだ、とも思うわけで。文句言ってるのは中韓だけだ、他の国はそんなこと問題にしていない、なるほど。で、日本の一番のご近所はどこなんだ? 一人の人間が信念を貫くのは結構なことだが、その人間が、公人として自らの信念を貫くことで日本を拙い方向に持って行くようなものであったとしたら、それはやっぱりお国のためにヤバかろう、とも思ってたわけで、そこらをすっぱりと"国益"で切り取った内田先生のエントリには、私はかなり納得して、感心して、同意できましたです。
一方的に納得しちゃうのもマズいと思うので、カウンターパートとして、切込隊長blogあたりも併せて読んでおきましょう。
ジャック・ヴァンス 著/伊藤典夫 訳
カバーイラスト Jim Burns
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011722-1 \660(税別)
惑星イグザックスを二分し、百年にわたる同族同士の戦争を引き起こす元となった謎の異星生命体、ノパル。彼らは別の生命体に寄生し、宿主の精神を養分とし、宿主の精神状態に微妙な影響を与えるのだ。惑星全土を荒廃させ、ようやく同族間の戦争に決着をつけたイグザックス人たちは、ノパルたちの本星、ノパルガースへの侵攻を計画するのだが、長く続いた戦争で疲弊したザックスたちにとってノパルガースへの侵攻は非常な危険を伴うことが分っている。ここに及んでイグザックスの人々は、ノパルガースへの攻撃を自分たちとは異なる人種に託すことにした。そこで白羽の矢が立てられたのは…。
ジャック・ヴァンス。なんと懐かしい名前だろう。さらには訳者が伊藤典夫さん、何ともはやお久しぶりのお名前の2連発。訳者あとがきでも述べられているとおり、本書の元本はおそらく1950年代に発表された作品で、それが地上波アナログ放送もそろそろ見られなくなろうかって言うこの時期に訳出されたのは、ほとんど訳者である伊藤さんの都合、ってあたりはなんだかちょっと楽しいような、それでええのんか? って気がちょっとしなくもないというか。
この時期になんでヴァンスの(それもどちらかと言えばハイブラウな読者をターゲットにしたとは思えないレベルの)作品が、ってところも無くはないが、逆に言えばまだまだ、訳出されていない佳品は世界中にごろごろしているとも言えるわけで、訳者が気に入ったから、という理由でその手の作品が突然ぽちぽちと読めるようになるってのは、ある意味良い時代になったもんだなあというところだな。
お話自体は基本的にワンアイデア(ヴァンス式『人形つかい』って感じでしょうかね)で突っ走る、いかにもパルプフィクション系にシフトした分りやすいストーリーなんだが、随所に手練れの作家らしい構成や視覚的なイメージの描写が折込まれ、短いながらも意外に楽しめる作品に仕上がっている。ボリューム的にもうひと声、欲しかったような気はしないでもない(中編2編、みたいな構成はなかったんでしょうか。仕事の遅さには定評のある伊藤さんだけに、それをやったらいつになったら本ができるのか、分ったもんじゃなかったのかも知れないけど)が、なんだか妙にとんがってばかりで、話を追っかけていくのにも苦労する昨今のSFシーンにあって、なんかこう、ちょっとホッとするSFを読ませてもらったような気がして、そこがなんだか、とてもありがたい。俺が好きだったSFって、こういう感じだったよなー、ってのを再確認できた嬉しさを、久しぶりに味あわせてもらえたかな。イーガンもレナルズも良いけど、たまにはヴァンスやシマックの味にも触れておきたいよね、って感じでね。
これくらいトールサイズに大きな活字が相応しくない作品も、今となっては珍しいと思うけどな(苦笑)。
★★★☆
まとめて見る機会があったので、週末はアニメ三昧で「クロノクルセイド」一気見。原作が完結する前のアニメ化と言うことで、「ハガレン」の一期同様、ラストの核心部分にかなり違いが生まれている。神だなんだがテーマのバックボーンにあると、オリジナル部分にクセ球仕込まずにはいられなくなるのか、こっちもかなり大胆なアレンジがなされている。少し前のツッコミででしたさんもおっしゃってたけど、こいつぁかなりの鬱展開。主人公の二人はこの先に待ってる鬱な時代を見ずに逝けて、そりゃそれで幸せだったよね、って終わりなんだものなー(苦笑)。原作の方はラストの大ネタが少々中二風味も顔を出すようなノリではあったのだけれど、これはこれで悪くない終わりだっただけに、なぜにこうしちゃったかなーって気はしてしまうな。
シリーズ構成を担当されたのは冨岡淳広さん。これ以外で自分が見た覚えがある作品の中でこの方がシリーズ構成を担当されてる作品には、「魔界戦記ディスガイア」、「パンプキン・シザーズ」、「RAY THE ANIMATION」、「クリスタルブレイズ」など……
後になるほど腰砕け系? いやいや(w。
シリーズを通してかなりウェルメイドな作品(ちょっと出血多量気味ではあるけど)だったと思うけど、オチの付け方は別な流れもあったんじゃないかと思ってしまったな。
もうちょっとで割と鬱陶しい仕事にひと段落つけられそうな予感はあるんだけど、暑さでぼへーっとペースダウンしかかってたら、次のタスクもこっちに押しつけられそうな予感もしてきてなんだかやな感じ。そのまた先に新しいタスクがあるから、ここは堪えてね、ってのが先方の言い分なんだけど、そもそも先の先なんて物は信用できない世の中だったりするからなあ。とにかくどこかでちゃんと一旦キリをつけたいんだけど、暑くてぼーっとしてるもんだから、ついつい仕事を惰性でやればいい方に流れてしまうんだよなあ。良くない方に行きかかってるので、どこかで軌道修正したいっす。
「ロウきゅーぶ!」はお休みだったかな? ってことで「日常」のみ。
面白いんだけどこの作品、ちょいちょいキャラ虐待がひどいよなあと思ってしまうのはオレの思考パターンが古いからなのかなあ。しばしば見られる博士のなのに対する仕打ちとか、今回の(マンガ原稿の話ね)みおとゆっこのお話とか、酷い目にあう方がなぜに酷い目にあうのか、ってところの理由付けの部分にどうにも納得できん所が残るというか。
たとえばなのが酷い目にあう一連のシークエンスとかもそうなんだけど、で、比較対象として持って来て良いものかどうかも微妙な所ではあるのかもしれないけれども、「Dr.スランプ」でアラレちゃんが勝手に改造されたとして、そこで(少なくともオチとして)最終的に酷い目にあうのはセンベイさんの方だよね? 今回のエピソードでもチャンミオとゆっこの関係性があった時に、大げさな言い方になりますが最後に罰を受けるのは、ゆっこの方であるべきなんではないのかしら。その辺、割といい加減に済まされてるんで、モラル的にどうなんだろうとオジサンなんかは思ってしまうんだけど。面白ければ良いですか? あんまり面白くないですよ、その展開は。
そんなことを考えてしまうこと自体がロートル的な思考って事なのかなあ。でもやっぱり感心できないよ。
もはやDG君の名前が使えなくなっちゃって、どのくらい厄介な仕事相手になるのかわからんOG氏相手のコード書き作業。最初にもらったデザインファイルが、要素の配置具合が妙に入れ子になっている感じで、ああこれは位置合わせとかなんとか、ミスしちゃったんだなと思ってこちらでそれなりにおさまりの良い形に修正してコーディングしてみたら、向こうからは「デザインファイルの通りに」って修正要望が返ってきておやおやと。
webページそのもののレイアウトはごく一般的な、ヘッダがあってナビゲーションのパートがあって、キイ・イメージが一つあってコンテンツ本体、んでフッタが来る、と。で、ヘッダとフッタがウィンドウ幅いっぱいに拡がってて、メインになるコンテンツは幅固定でウインドウ中央に表示される、みたいな。
なんだけどその中で何カ所か「はて」と思った個所があったんだけど、たとえばページの右下隅はこんな感じ。意外に厄介なのが単なる装飾目的じゃなく、それなりにリンクやコピーライトが入るフッタ部分が、ウインドウいっぱいに表示されるフッタからちょっとメインコンテンツ(上)側にはみ出して表示させたいって事なのね。
最初はcssでposition絡みを弄ったらどうにかなるかな、って思ったんだけど、コンテンツの量にかかわらず常に一番下にありつつ、しかもちょっとだけ上のコンテンツに食い込む様になってなきゃいけないのね。これ、デザイン目的の要素とかなしで実現しようと思ったらどうすんのかなー、ってところでちょっと頭使うことになったんだった。
ま、最終的には力技だけどすっきりはしてるかな、って方法で逃げたんですけど、別の方法は無かったかな、ってのは今もちょっとだけ考えてたりはするんだった。今のところはなんも思いつかんけど。
名前は勝手につけた。数日前からニコ動見てると、それまでちゃんと見れてた番組が、突然クラッシュして緑色の画面になってしまう、って状況に遭遇していたわけだけど。うちは相変わらずWinXPにOpera12という、いろいろ残念な環境での閲覧なので、刎ねられることもあるのかなあ、と思いつつ、キャッシュをクリアしてみる、くらいの対策は講じてみたんだけど状況は一向に好転せず、ちょっと真剣に調べてみたらば、ニコニコ動画で画面が緑色になる不具合の対策方法まとめ!(何でも雑記板 (避難))なんて記事が。
ウチの環境の場合は、こちらで紹介されているFlashPlayerの設定の、「ハードウェアアクセラレーションを有効化」のチェックを外したら、それまでクラッシュしてた動画も無事見ることが出来るようになったのでよかったよかった。
自分のところでは比較的長時間(40分ぐらいから?)の動画で、かつ、ここ2ヶ月ぐらいの間に登録されたものでトラブルが起きることが結構多かったような印象があるんだけど、なにか関連性があったりするんでしょうかね。システムのアップデートと登録される動画データの造りに微妙な齟齬が発生したりするものなんだろうか…。
古典を消化する義務のリセット(廃墟通信/倉田わたるのミクロコスモス)。以前自分も、TUXさんたちとお話してたときに、自分らが20年なり30年なりかけて読んで来たSF小説たちを、今のハイティーンや20代の若い人たちが読んでいない、って所で、なんでそれ(オレらにとってのオールタイム的な作品)を読んでないかな、と一方的に呆れたりするのって、割と勝手な話かもね、なんて話題が上ったことがあったけど、つまりはそこだよね。
自分は未だに、そこで伊藤計劃をボーダーとすることが正解なのか、判断が付かないところはあるにはある。でも多分、境界線を引く、と言う行為にはそれなりに暴力的な要素が必要なんだろうとも思う。で、あれば、一端「伊藤計劃より前は読まなくて良いよ」という思い切りってのも必要なことであるのかも知れない。自分らが青二才だった頃と比べたら、今の若い人たちには選択肢が溢れかえりすぎているって所はあるんだろうね。そこで鬱陶しい大人があれは読んどらんのか、これも読んどらんのか、とうざくグチ吐く前に、「まずはここから読むからオッサンらは黙っとけや」、と言えるラインの強度として、伊藤計劃さんはふさわしいものを持っているのかも知れないな。
ただ、伊藤計劃が切り捨てる、それまでのSFが積み上げたもの、ってところの重さをもしかしたら必要以上に重視してしまうロートル(重力に魂を引かれてるんでしょうね)的には、その思いきりの痛快さを気持ちよいと思いつつ、同時に切りすぎてるんじゃないか? という心配も拭いきれないでいる、というのもまあ、捨てきれない澱みではあるわけですが。
チケットは予約できても天気は予約できないんだよな、ってことで今日は土砂降りの中、映画を見にハーバーまで出撃。山の上と下界では、雨の降り具合も結構違うのな。下の方はどうかしたら傘なしでも歩けるような按配でちょっと拍子抜け。
「GODZILLA」観てきました。感想は改めて書きますが、なかなか楽しい映画でございました。
映画見た後は消耗品をいろいろ買ったり、床屋で髪刈ってもらったり、立ち飲みでぷはーしたりして帰宅。いいお休みでございました。
スタッフ
監督: ギャレス・エドワーズ
脚本: マックス・ボレンスタイン/フランク・ダラボン
原案: デヴィッド・キャラハム
音楽: アレクサンドル・デスプラ
撮影: シェイマス・マクガーヴェイ
製作: メアリー・ペアレント/ジョン・ジャシュニ/トーマス・タル/ブライアン・ロジャース
出演
アーロン・テイラー=ジョンソン
渡辺謙
エリザベス・オルセン/ジュリエット・ビノシュ/サリー・ホーキンス
デヴィッド・ストラザーン/ブライアン・クランストン
公式サイト:http://www.godzilla-movie.jp/
1999年、フィリピンの炭鉱で起きた大規模な陥没事故の調査に訪れた芹澤博士は、崩落現場で巨大な生物の化石を発見する。同じところには破壊された卵のようなものの残骸と、そこから海へと、何物かが密林を踏みしだいて進んで行ったような痕跡が残されていた。それからしばらく経った日本、ジャンジラ原子力発電所付近では不可解な振動が頻発、危険を察知した技師、ジョーは原発の
15年後、いまだにジャンジラ原発で起きた事件の真相を追うジョーだったが、立ち入り禁止区域となったジャンジラ原発に不法侵入したかどで警察に逮捕されてしまう。身元を引き受けるために日本に向かったジョーの息子、フォードだったが、久しぶりの父との対面も束の間、彼らの眼前には想像もしなかった「もの」が姿を現すのだった…
webで公開されていたトレイラーなんかだと、ゴジラに向かって勇敢な米軍兵士が立ち向かっていく系な映画に見えて、若干心配もなくはなかったんだけどそういうものではなく、あの降下ミッションにはまた別の目的があったということがわかって一安心。で、肝心の映画の方はというと、これが相当良い出来でかなり驚いた。いい意味で裏切られました。
良作になった理由は多分、これまでにないくらいゴジラという存在に対して、深くリサーチとリスペクトが込められた、というところなんだろうと思う。これまでのアメリカ製怪獣映画において、怪獣という存在はあくまで倒すことを前提としていたのに対して、今回の映画ではそこに一種の神性みたいなものを(控えめではありますが)持ち込んで、「怪獣」という物の不思議さ、怖さ、それから怪獣たちなりのキャラクタ性、といったところを上手に立てた、というところが勝因と言えるかな。アメリカ軍が本気出したらどんな怪獣でも倒せるんだぜ、ではない映画って珍しいんじゃないかしら。
リサーチとリスペクト、ってところで言うなら本作のスタッフたち、かなり日本の怪獣映画やアニメ、漫画を研究したんじゃないかな、と思える箇所があちこちで見れてそのあたりもちょっと楽しかった。狙ったのか、結果的にそうなったのかはわからないけど、何より平成ガメラ(特に第一作)のテイストは随所で感じた。映画全体の流れだったりもそうだし、何より新怪獣(が出るよ、って話はもうしても良いよね?)ムートーのデザインラインがまんまギャオスだったり(平成ギャオスがスーツアクターに女性を起用して実現しようとしたところを、こちらではCG表現の何ともいやらしい脚の描写でやってるんだと思う)するあたりでもね。
その上で平成ゴジラ的な要素も結構あったりして、逆に平成ゴジラって意外と間違ったことはやってなかったんだな、などという良く判らん再評価が発生したりもしたりして(^^;。巨大なランドマークを背景に怪獣同士が引き気味のカメラで戦う、なんてのは平成ゴジラで散々見た絵ではあるんだよな。ただその前後に挟まる絵が素晴らしくいいもんだから、何か格別に良いものをみちゃったような気がしてしまう、という効果はあったかもしれない。平成ガメラのネタに戻るけど、特撮映画でこれは見たことがなかった、という絵とお話(お話は重要ね)を見せられてしまうとそれだけでテンション上がるんだよね。空母(サラトガという名のニミッツ。艦番68をしれっと88にしてるんだね)と並走するゴジラや空母の下をくぐるゴジラを上から見たショット、問答無用で拳握っちゃいますもの(w。
正直脚本にはあちこち穴があると思う。特にゴジラとムートーのバトルが発生した後、戦況がしばしば間延びになったり、中間報告があいまいになってしまったりして彼我の力関係が今どうなっているのか、というあたりが呑み込みづらいのはかなりマイナスなんじゃないかな。ただ、ハリウッド映画でここまでオレらが知ってる「怪獣映画」のテイストを、ちゃんとハリウッド流に再構成してみせてくれた、ってところには心から拍手を送りたいと思う。ていうかこんだけ面白い「怪獣映画」、そうそうないよね。
(★★★★)
一個書き忘れてた。エンドクレジット見てたらVFXスーパーバイザー的な役どころでジョン・ダイクストラの名前が割と大きめにクレジットされていて「お」と思ったんだが、公式サイトでは一言も記述がなかったんで「あれっ」と。パンフの方で確認できるかと思ったんだけど、ハーバーランドのミントでは売り切れなのか何なのか入手不能だったのでそれ以上突っ込んでチェックすることもできなかった。実際のところどうだったんだろう、割に名義貸し的なポジションだったのか、そもそもダイクストラなんて名前にはもうネーム・バリューなんてねえんだよ、ってことなのか、さて。土曜日にスタートした「サンダーバード ARE GO!」、今日も続いて放映だったのね。完全に見落としておったわ。なんでも来週土曜にもう一度1,2話をまとめたスペシャル編をやってくれるそうなんで、そちらで改めて見てみるとして、とりあえず1話を見た感想を、だらだらと。
ぐらいですかね。んまあおそらく自分にとっては、どんな「サンダーバード」を持ってこられても多分旧作リスペクトの方が強いと思うので、意地の悪い感想しか書けないですよ、ってのを加味しておいて欲しいところではありますが、ま、見逃したとしても「GATE」録り損ねたときよりも残念感は薄め、ってあたりでしょうかねえ(^^;
スタッフ
総監督・脚本・編集:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
撮影:山田康介
音楽:鷺巣詩郎、伊福部昭
出演
長谷川博己
竹野内豊/石原さとみ/高良健吾
大杉漣/柄本明/余貴美子
市川実日子/國村隼/平泉成/松尾諭
津田寛治/塚本晋也/高橋一生
岡本喜八(写真にて登場)
公式サイト:http://www.shin-godzilla.jp/index.html
東京湾を漂流する無人のプレジャーボート。調査にあたる海上保安庁の職員たちは、突如海上に異変を察知する。大量に噴出する水蒸気と海を赤く染める何物か。同時に東京湾海底を走るトンネルでも落盤事故が発生。直ちに対策本部を設けた政府では、突発的な海底火山の活動と断じ、その方向で対応策を進めていこうとするのだが、若き内閣官房副長官、矢口は巨大な生物の可能性を示唆する。あまりに非現実的な説ゆえ、他の閣僚たちが一笑に伏せようとしたその時…
漂流する船からお話が始まる、というところで'84ゴジラ的な展開なのかな、と思ったけどそんなことは全くなくて、そこからの展開スピードの速さはこれまでの東宝ゴジラシリーズとは確実に一線を画す。まず主人公を紹介する気がない。主人公の人間関係なんぞに時間をかける気もない。その代わりに展開するのは徹底したシミュレーション指向。なんだろう、押井守さんなんかもそういうところがある様な気がするんだけど、この年代(とりもなおさず自分の年代でもある)ってのは気持ちのどこかにいろんな物をシミュレートしたい、という熱を持っているのだろうか、なんて事をちょっと思った。登場人物たちの位置づけや動機より先に、世界を用意すべきだろ、ってな意識が優先する、というか。
なので映画の序盤はだれが主人公なのかも良くわからん状態のまま、なにか異常な事態が発生し、それがだれも見たことのない「怪獣」という存在によって引き起こされていることが判り、それに対して責任者はどのように対処していくか、というところの描写に力が注がれる。ここは多分、古今東西の怪獣映画で初めての試みなんではなかろうか。そこのところのフレッシュさはかなりある、し、面白い。
この流れに乗っかる形で、古い特撮ファンが困惑するようなちょっと「外した」表現や、明らかに「アニメですよ」という注釈付きで見ざるを得ない表現、「あ、これ樋口っちゃんや」的な絵のつるべ打ちで、少なくともそこそこ歳喰ったファンには退屈する暇がない映画になっていて、そういう意味では自分としてはあまり文句はない。かなりすばらしい作品だと思う。
ただ、先に述べたように人間側の思いや動機、というところを思い切ってオミットした結果、怪獣側の都合と人間側の都合が当初は距離を置いた平行線で展開していたものが、いつしかその線が交差してクライマックスへ、という怪獣映画の王道の味は少々薄味で、かつそれに代わるテンションが上がる何かはもらえなかった、ってところはあるので、正直「怪獣映画のカタルシス」ってところに限定するなら平成ガメラの第一作を超えるところまでは行かなかったかな、って気はする。上手く言えないんだけど、こっちはおいしいビールを期待していたのに出てきたのはロンリコだった、って例えはどうでしょう。口に入れたら良い感じで蒸発していくのは判るし、あっという間に酔っ払えるんだけどオレはそういう酔い方はしたくなかったんだけどな、っていう(^^;。
「ミレゴジ」の頃だったかな、この先「ゴジラ」を作るならば「核」の呪縛を捨ててナノテクなりバイオなりを提起すべき問題の核に据えた、なんて言うんだろう、ドロドログチャグチャとした、歩くだけで迷惑な怪獣、ってのを出すしか無いんじゃないだろうか、なんて思ったんだけど、で、この作品の公開前の情報(見た目の、ね)で実は割と期待していたんだけどそこまでは振り切ってくれなかったかなあ、ってあたりの恨みは消しがたい、かなあ。
や、いろいろ言うてますけど映画は大変面白かったです。文句を言いたくなるのは多分、自分が作り手の皆さんに近い年代で、それなりに譲れないところがあって、そこはやっぱりしがみつきたいところである、ってことでもあるんだろうと思いますよ。
★★★★
amazonでもしばらく入荷時期未定だったんだけど、先月の例の事件が何かを押したのか、8月中旬に発送可能、みたいなメッセージが出てたので思わずポチッと。「支援」なんて大仰なもんじゃないし、そもそもちゃんと支援したいのであれば募金こそ最適解だとも思うんだけど、でもさ、募金っていくら払ったら良いのか、つか正解なのかわからないし、それよりは京アニの作品が好きな人間がここにもいますよ、ってメッセージが送れて(もちろん届かなくたって構わない)、かつ幾ばくか(雀の涙だけど)のお金も送れる、こんなやり方もあるかな、ってことで。「氷菓」BD-BOXを購入。本日ローソンに届いたんで買い出しのついでに引き取ってきた。
まだちょっとしか観てないですけど、やっぱ1話の折木君とえるたその最初の出会いシーンの回り込み演出はすごいねえ。ここで「え”」って思ったんだよな(w。
ともあれしばらく楽しませてもらいます、が、OP/EDのテロップのスタッフ名を目にしてじわっと来てしまうってのは、どうしたっても正しい楽しみ方じゃないよなあ(ノД`)。
だいたい1ヶ月もすれば観るアニメも数本に絞られるモノなんだけど、今期はなぜか生き残ってるのが多いな。夏アニメもそろそろ折り返し点、いま残ってるのは「ヴィンランド・サガ」「ありふれた職業…」「鬼滅の刃」「高木さん2」「かつて神だった…」「ダンベル」「アストラ」「異世界チート」「Dr.Stone」「ダンまちⅡ」「炎炎の消防隊」「グランベルム」「とある…」「荒ぶる…」「まどマギ」「ロード・エルメロイ」「シンフォギアXV」「お母さん」…かな? 何でこんなに残ってるんだろう。最初半笑い枠だと思ってた「ありふれた…」とか「グランベルム」とかが意外と骨太だった、あたりが理由だったりするんだろうか。何にせよ最大4週遅れだったんでね、追い付くのが大変でしたよ。このせいで最近日記つけるのが疎かになっちゃったんだ(ってことにしておこう)。
だいたい1週間分。どの辺いこうかな、「Great Pritender」、ロス編が終わって今度はシンガポール編。古沢良太脚本って事で、おそらくはスタイリッシュで練り込まれたシナリオのコン・ゲームを楽しんでね、って事なんだろうけれどどうだろう、これは「凝った脚本」か? コン・ゲームものってのは結局騙し騙されの応酬の末に「その手があったかー」と膝を打たせてくれるものだと思うんだけど、こいつは騙し騙されの、もしくは念入りに仕込んだ企みがバレそうになるサスペンス、みたいなものが全然なく、結局みんなチームでしたー、でオチるってどうなんだ? 絵とか音楽とか、それなりに洒落てると思うけど、どうだろ、ちょっと空回り感はあるかもなあ。
あとはなんだろ、「SAO」、ようやくキリトさん起きた(w。「ゼロワン」最終局面に突入、ってあたりですかね。
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□ TUX [●いやもう、晴れた日に胸を張って唄う乱土さんを想像して大爆笑です。 いいなぁ、その少年たち(笑)]
□ noki [ちょうど関東地方も地震があったらしくって、帰省先から戻る飛行機にのってたんですがしばらく房総半島近辺をぐーるぐる旋回..]
□ ROVER [>TUXさん 少年の過ちは大人が正してやらねば、とも思ったのですが低温ヤケドをうまく説明する自信がなかったのであきら..]
□ ROVER [>nokiさん そういえば「地震列島」では、旅客機がタッチダウンした瞬間に大地震が発生して、大瀧秀治が座席に挟まれて..]
□ すみ [a+b+c+d=3e a*1000+b*100+c*100+d= あああ証明の仕方がわからない。がーん。 まずabc..]
□ asano [a+b+c+d=3e a*1000+b*100+c*100+d =(a*999+b*99+c*9)+(a+b+c+d..]
□ すみ [賢い!>asanoさん ぐぐったら、ここで証明見つけました。 http://www.shinko-keirin.co..]
□ ROVER [ここで難しい話をするなー(つoT) みんな凄いなあ……。]