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本日のお題は「サンダーバード」。例によってワタシとTUX導師は少し早めに出て「シュレック2」も鑑賞。「シュレック2」は、まあ期待通りというか期待以上にとばしまくってるというか。吹替え版を見たのだけれど、山寺宏一、竹中直人、青野武の曲者3人が好き放題にやりまくってるあたりが楽しい。「シュレック」にしては下品度がちょっと控えめなのが残念だったけどね。
「サンダーバード」の方は、んーなんというか、こちらは字幕版じゃなくV6による吹替え版の方がふさわしかったんじゃないかなあと思える出来。これね、「アラン・トレーシーと秘密の救助隊」だったらワシ、文句言わんかったかも判らんなという感じなんだけど。ティンティンがとてもキュートだし。でもね、「サンダーバード」としては残念ながらダメダメ。なんつーか、映画を造ってる人がもとの「サンダーバード」に、まったく敬意を払っていない感じが随所から見て取れてとても悲しい。まあ詳しくはあとで。
映画のあとは屋上に直行。払った分の元は取らなくちゃと思ってしまう貧乏性な人間が揃ってるもんだから、もう飲み食いしまくり。腹苦しい。二時間たっぷり飲み食いしたあとは、腹ごなしに近々閉店が決まっている梅田のディスクピアへ。ここで見つけちゃったんだよなあ、「アーコフ・ライブラリー・DVDボックス1」、50%OFF。「原子怪獣と裸女」、「悪魔と魔女の世界」、「女バイキングと大海獣」、「恐怖の獣人」の4枚に、特典映像としてロジャー・コーマンのインタビューDVDがセットされた5枚組、半額で10000円ですよあなた。多少迷ったんだけどやっぱ耐えられませんでした。購入。ちょっとうへへ。
さらに腹ごなしにカラオケ。本日は途中から、タイトルを入れたあと、はたしてそのタイトルの番組の画像がモニタに表示されるかどうか(うちのオフでは、カラオケは基本的にアニメ・特撮ソング縛りになってる)のチェック大会に。とりあえずジョイサウンド、勇者シリーズには対応、「イデオン」もOK、でも「ガンダム」や「ザブングル」はダメ。なのになぜか「ストラトス・フォー」やOVA版「雪風」はしっかりアニメの映像が出てくるっちゅうのが妙に不可解なところではある。証拠画像はあれです、ムッシュかまやつの「雪風」ソング(^^;)。
2時間大声出してへとへとになって本日のオフはお開き。皆様お疲れ様でした。
スタッフ
監督:アンドリュー・アダムソン/ケリー・アズベリー/コンラッド・バーノン
製作:アーロン・ワーナー/デビッド・リップマン/ジョン・H・ウィリアムス
製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ
脚本:アンドリュー・アダムソン/ジョー・スティルマン/J・デビッド・ステム/デビッド・N・ウェイス
音楽:ハリー・グレグソン・ウィリアムス
声の出演
マイク・マイヤーズ/濱田雅功
エディ・マーフィー/山寺宏一
キャメロン・ディアス/藤原紀香
アントニオ・バンデラス/竹中直人
ラリー・キング/ジョン・カビラ
公式サイト:http://www.shrek2.jp/
大冒険の末、ついに結ばれたシュレックとフィオナ。波瀾万丈のハネムーンから帰ってみると、なんだか良くわからないけど仰々しい使者の一団が…。それはフィオナの両親、「遠い遠い国」の王と王妃からの招待状。醜い怪物である自分たちを、まっとうな王国の王様とお后様が、歓迎などしてくれるはずもないと渋るシュレックを説き伏せて、なんとか「遠い遠い国」にやってきたおなじみ一行だったが、おとぎの国のセレブたちが居を構えるこの国で、やはりシュレックとフィオナは化け物以外の何物でもない。それでもめげずに両親に理解してもらおうとするフィオナだが、娘には最高のハンサムを、と思っていた父王にとって、シュレックはどうにも受け入れがたい存在。やっぱり王様とシュレックは大げんか。そんなドタバタとは別のところでもうひと組、シュレックとフィオナの仲に割り込もうとしている連中も………。
やってきました無責任お下品アニメ。…なんだけど実は、前作ほどにはお下品じゃない。パロディ側の暴走ぶりは相変わらずだけど、前作に比べればずいぶん上品になったな、って感じはあったりする。「毒」がちょっと薄まっちゃったかな? ってとこ。前の「シュレック」がちょっとなあ、って思った人でも今回は楽しめるのじゃないかしら。逆に前作のえげつなさが好きだった人には、ちょっと物足りないと感じるところがあるかも知れない。お話の展開も、実は案外真面目だし、あろうことかメッセージらしきものまで微妙にこめられてたりするもんね(w。
ただ、やっぱりこの作品には勢いがあって、最初の波にうまく乗れたらあとは一気呵成、エンディングまで頭空っぽにして心ゆくまで楽しめて、終ったあとにはあんまり残るモノがなく、「あー面白かった」で終っちゃう作品に仕上がっていてそこは好感大。90分間ぎゃははと笑い、終ったらさっぱりと「あー面白かった、さあ次どこ行こう」、って思わせてくれる映画って案外少ないのだよね。そういう、休みの日のお楽しみコースの一つのピースとして過不足のない娯楽作品としてのエンタティンメント映画を作ってくれたドリームワークスには大感謝。
そうは言ってもそこは天下のドリームワークス、ここにさりげなくぶち込まれているCGIの技術の高さには恐れ入ってしまいますな。布地の質感、猫君のファーシェイディング、CG役者のモブシーンなど、そっち方面でも見所満載ですわ。3年前の「シュレック」、これを見たあとで見直したら、レンダリングテストですか? と思っちゃうような画像クオリティになっているんじゃないだろうか。こっちの技術の進歩のスピードはホントに速いなあ。その折々で、持てる技術についてちゃんと考察を加え、できそうなことには全力ぶち込む、ここらの仕事ぶりはさすがだ。それをことさら表に出さず、さらりとすげーことやってるあたりは恐れ入りますわ。
今回も吹替え版での鑑賞だったのだけれど、前作ではやや音量足りない感じだった浜ちゃんがずいぶん声優としてうまくなっていて、これなら浜ちゃんでもありかな、と思った。紀香ねーさんの方もそれなりに自然でよい。ただあれだ、山寺宏一、竹中直人、青野武の三人が飛ばしすぎだわ。ちっとやそっとのキャラクターじゃこの三人に食われてしまっても、まあしかたがないだろうな。原語版のアントニオ・バンデラスの猫の声も聞いてみたい気はするが、なんか竹中の方が上手のような気もするよ。ついでに、女王様役はジュリー・アンドリュースだそうなので、そこも興味あり。やっぱこれはDVD買うしか、ってとこで。
最後に。えーと、なんと申しますか、「萌え」という単語のコンセンサスについてなんですけど、ここ、もしかして日米での「萌え」つーものの許容度の格差みたいなものが縮まってきてません? この映画の猫君(バンデラス様が声当ててるヤツね)とかに見られる萌え要素の考え方って、これ、どう見ても日本で受ける「萌え」の条件を完璧に満たしているよね。こういうのがいまはアメリカでも受ける要素として受け入れられているの? そうだとしたら凄いことだと思うんだけど。
(★★★★)
スタッフ
監督:ジョナサン・フレイクス
脚本:ウィリアム・オズボーン/マイケル・マッカラーズ
音楽:ハンス・ジマー
製作:ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー/マーク・ハッファム
出演
ビル・パクストン
アンソニー・エドワーズ
ソフィア・マイルズ/ロン・クック
フィリップ・ウィンチェスター/レックス・シャープネル/ドミニク・コレンソ/ベン・トージャーセン
ブラティ・コルベット/ソレン・フルトン/ヴァネッサ・アン・ハジェンス
ベン・キングズレー
公式サイト:http://www.thunderbirds-movie.jp/
かつては宇宙飛行士、今は巨万の富を築いたジェフ・トレーシー。彼が極秘裏に設立した組織こそ「国際救助隊」。自慢の息子たちが乗り込む各種のスーパーメカの愛称から「サンダーバード」の名で知られる彼らは、今日も世界各地の大災害に敢然と立ち向かう。最年少のアランをのぞいては…。そんなある日の救助ミッション、いつも通りの鮮やかな手並みで危機迫るオイルリグに取り残された作業員たちを救助して、颯爽と帰路につくサンダーバード1号と2号。だが何物かが、その機体に向けて密かに特殊弾を打ち込んでいた。絶対に秘密にしなければならないトレーシー島の位置が、何者かによって明らかにされようとしているのだ…。
ええと、まず褒めておきます。少年少女の冒険物語として、決して悪い出来じゃあないです。監督のライカー副長ジョナサン・フレイクスは、たぶんティーンズ向けの娯楽作品として「ハリポタ」シリーズのノリをこの作品に持ちこもうと思ったのだと思えるし、それはそこそこ成功している。熱血バカの主人公、運痴のガリ勉君(ブレインズに息子がいたとはな。で、どもりってのは遺伝するものなのかね?)、元気美少女のトリオのお話、としてはそないに悪くない、というかティンティン可愛い(ぉい)。
でもな。
私は「サンダーバード」で特オタになったのですよ。これは格別なタイトルなのですよ、私にとって。そりゃ、期待できない映画だと覚悟はしてましたよ。キワモノ映画を一本見て、「たくよー」とビール飲みながらの馬鹿話のタネにでもなってくれたらそれでいいや、ぐらいの気持ちで見にいきましたよ。でも…。
ちょっと悲しくなったよ。
この映画を造った人達は、「サンダーバード」をなにもわかっていないし、これっぽっちの敬意も払っていない。きっと子供の時に、「サンダーバード」を見て胸が高鳴らなかった連中ばかりに違いない。「サンダーバード」を名乗るなら、外せねえポイントがあるだろうによお前ら、わーっとんのかオルァ!(いかん、思い出しながら書いてたら、だんだん凶暴な気分になってきた)
いいか、「サンダーバード」というのはだな、ぐおぉぉぉぉん、きいぃぃぃーん、ん、ん、ん、んっ(ここのタメがかなり大事)………どっかーん! !もりもりもり!なんだよ。お前らがやってるのは、ごー、ぺた、だろうがよ、どっかーん!がねえんだよお前らが作ったそれには。ガキんちょだったオレらはだな、科学文明の持つ危険性とか、孤島に潜む正義の味方だとか、そんなあとからなんぼでも言えば言える理屈で「サンダーバード」に夢中になったんじゃないんだよ。あのデカい飛行物体が着陸しようという時には、これぐらいのパワーがいるんだ、ということを一瞬にして納得させてくれた、どっかーん!に惚れ込んだんだよ、どうしてそこを外すんだよ、バカ。
考えてみたら無駄の限りでしかないけど、見てるだけでワクワクしてくる発進シークエンスはどうしたよ。おまえら滑り台を、「パパ、行ってきます」と叫んで逆さに滑り下りた憶えはねーのかよ。かろうじてオマージュになってる2号の発進シーンが、悪党に乗っ取られての発進ってなによそれっ、きぃぃぃぃぃぃっ!。1号の最高速はマッハ19オーバーなんだよ、2号はせいぜいマッハ7なんだよ、パンフにもそう書いてるじゃんか。なんで同時に現場に到着するんだよ、阿呆。
はあはあ、ぜえぜえ。くそっ、見た直後はそこそこ冷静だったのに、思い出したら腹立ってきた(^^;)。
最初に書いたけど、良いとこの全然ない映画だとは言わんですよ。原作でもしょっちゅうガキ扱いされてくさってたアランが、友情パワーで大人たちの危機を救い、晴れて救助隊の一員として認められる、話としてはまあまあいけるんです。でもね、「サンダーバード」を名乗るなら外せないポイントがあるでしょう。そこを敢えて外すんなら、それと同等以上のビジュアルショックをこっちに見せてくれなきゃ嘘でしょう。
この映画の吹替えにV6を選んだ日本の企画者の目は、実は確かだったのかも知れないという気がしてきたぞ(w。 吹替えで見た方がもしかしたらこれ、終始ヘタレきってええ具合に楽しめたかも知れない(V6ファンの人、ごめんなさい)。
一応続編へのヒキもあるし、パンフ読むとスタッフはやる気満々らしいけど、ヤメレ。
(★)
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http://www.keep-on.jp/regatta/index.htm<br>http://homepage2.nifty.com/HIRAO/k-sabre.htm<br>轟天号かっこいいです。
うわっ、うわっ、うわっ、これすぎゃーっ! エイモス号もステキっ!<br>9月ですか、これは見に行きたいなあ。情報どうもありがとうございましたっ!!
●パンフを読んで、ライカー副長(違)が「いやー、ワシ、サンダーバードとか見たことなくてさー。ビデオ借りて見たら、子ども達が面白がるモンで、こりゃー映画にしたら当たるかなーとかおもっちゃってー(大意)」みたいなコトを言ってるのを見て、さもありなんと深く納得してしまいました。<br>…っていうか、こんな奴に撮らせるな、ばかー、あほー、うんこたれー!
「旧来のファンが見たら違和感を感じるかも知れないが」とかなんとか、やたら弁解の多いパンフでしたな。映画作った方も、できあがったの見て「やってもたぁー」とか思ったのかも知れんなあ(ニガワラ)。
日本とイギリス以外の国は、<br>「子供のころに見た」ということが無いらしいので<br>大人になってから見たアメリカ人が作ればあーなるのでしょう。<br>儲かるのかな?
らしいですね。つかそもそも、アメリカ人ってあの「どっかーん!」で萌えない体質なんかなあ、て気もしてきてたり。アメリカ製で、直接メカに萌える経験した映像作品って、そういえばねえよなあ、などと。