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Opera 7.22以前に任意のローカルファイル削除の脆弱性、最新版へのアップグレードを(ZDNet Enterprise)。あいやー、ついに7.11ではどもならん穴まで見つかったか。弱ったな。7.23はインストールしてるけど、やっぱり起動にかっきり45秒かかるんだよなあ。とはいえヤバいとわかっているモノをそのまま使い続けるってのもなあ。うーむ。
ようやくタイムスリップ・グリコの第4弾が関西でも買えるようになりましたな。てことでさっそくスーパーで適度に重そうなのを二つ三つ選んで買ってみたら、懐かしのだるまストーブ(画像をクリックで拡大。JPEG 18.2Kb)ゲットだぜ。やあ、懐かしいぜ、俺らが小学生の頃はまだこれだったよ。ストーブの中にベーゴマ入れて赤く熱して、防火用のバケツに放り込んで焼き入れしたりしたもんだ。ストーブ当番はけっこう面倒だったよな。5年生以上は1、2年生の教室にもコークス運んでやらなくちゃいけなかったよなぁ、などとけっこうノスタルジーにひたったりして。
ちゃんとストーブの中に燃えてるコークスのパーツがあったり、燃えがらを下に落とすハンドルと蓋の部分が可動だったり、芸が細かいっす。今回はこれがいちばん欲しくて、他はそれほどでもないので、一発で引き当てた感じだ。こりゃ安上がり。あとは「ふじ」(これも欲しかった)とゼットン(樋口効果炸裂)でございました。
朝起きてPCの電源入れて、最初にやるのがOpera立ち上げ(45秒かかるからね)なんだけど、今日はOpera、立ち上がるなりアプリケーションエラーで落っこちちゃう。うーんこりゃなんとしたことか。FireFoxが動くからまあいいけど、改めて使ってみると、なんか気に入らんなFireFox。原因究明したいんだけど、明日発送する本が65冊もあって、いつまでたっても梱包がオワラナーイ(つoT)。
あー荷造りおわんねー、Opera直らねー、Firefox使いにくいー(Operaに染まった弊害)。
などとブー垂れながら、「ジパング」、「ニニンがシノブ伝」、「機巧奇傳ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。「新選組」も最終回でしたなあ。序盤はちょっともたついたけど、結構面白かったですな、今年は。ひたすら忠犬なオダジョーの斎藤一がなかなかかわいかった。「シノブ伝」も最終回。こっちはまあ、好いたようにやんなはれ、って感じで。さて、
「デカレンジャー」(#43:「メテオ・カタストロフ」)は、刑事物ならあれはやるよなー、な殉職もの(そうか?)。天然で天才なバンバン君を実は一番頼りに思ってるのはホージーさんだった、てな感じの燃えるお話で楽しめた。ついに牛角(だよね?)で肉食ってるし。肉を食べ始めたときに奥の席に一人座っていたグレーの服の人は、なにかのネタなのかと思って期待したんだけど、カットが変わったらいなくなっちゃっててちょっとがっかり(一体どこをみているのかオレは)。
「ブレイド」(#44:「フォーカード」)。脚本家が彼なので、なんか変なことするかな、と思ってたら案の定。まあ悪ふざけ度は控えめだったのでいいけどさ。でもケータイメールで裏をかかれるアンデッド、というのは、なんかちょっと情けない気もする。ティターンを倒すと、ちゃんと二枚のカードがそれぞれダディヤナさんと睦月くんのところに飛んでいって事なきを得て、これで残るカードはあとギラファ(ダイヤのキング?)と、天王路さんが曰くありげに取り出した「CHANGE」って書いてあるカード。ケロちゃん? 一応話はまとまる方向に向かってるようなので、こっちもそこそこ楽しめますな。
んでも今週は「プリキュア」が一番おじさんの好みだったりしてねー。もうあれだよ、場合によってはドツクゾーンの人達が全然出てこない回、があってもいいんじゃないの? などと思ったです。
「ゴジラ対メガロ」(1973年)。亡くなった方を悪く言うのもなんなんだけど、んむー、監督・脚本 福田純。それはあまりに戦う前から敗け確定な感じで…。もちろん福田さんが全部悪い訳じゃなく、使えるお金の少なさは目を覆わんばかりで、思わず元ネタ当てクイズが出来るぐらいのバンクの山(『世界大戦争』まで使っていたとはなあ)だったり、昭ちゃんの見せ場が珍しくもダム崩壊シーンぐらいしかないぐらい、貧乏ぶりはこっちに伝わっては来るんだけど、んでもやっぱりこの映画のホンの、出来の悪さは致命的ではないかいな。
一般人のロボットマニアの家に押し入り、彼のつくったロボットを利用して自分たちの怪獣に目的地を教える海底王国シートピアの部隊、というのは少々回りくどいけど許すとしても、そんだけ秘密に準備して、いざ作戦開始となったとき、そのことを全然地上の連中に通達してないってのはどうよ。テレビニュースで「新怪獣が現れました」で済まされて、満足なのかシートピアの人達。ってあっ、なんでこんな海の底で神官まがいのことやってるんだよダイヤGメン。
スリルのかけらもないカーチェイス、どこをどう移動しているのかさっぱり判らないメガロ(まあこれはバンクを繋いで破壊シーンを演出してるから仕方ないんだけど)、わざわざ模型屋に押し入って模型飛行機を拝借したのはそんなことに使うためだったのかー、なオチ、そして勝敗条件が良くわからないまま延々と繰り広げられる怪獣バトル。いくらなんでもこれではなあ。
以上、敢えてジェットジャガーには触れない方向でコメントさせていただきました。
で、最後になりますが、この映画で一番致命的なのは、映画を観る限り、地上に攻撃をかけるシートピアの人々には一点の非もない、ってことだったりするんだよなあ(w。
そうかー、これがマンガ家にとっての地獄、年末進行ってヤツの超ミニ版みたいなモノなのかも分からんなー、などと。
いや単に、こっちが予想してたより早めに、いつもの作業のネタが舞い込んで来たもんだからあたふたしちゃっただけですが。
とりあえず今日中にやれる分と明日の作業用の仕込みはなんとか終わったかな、ってもうこんな時間ですか。最近仕事の効率悪いなあオレ(つoT)。
「世直し順庵」は最終回。結局ぱっとしないまま終わっちゃったなあ。「はぐれ刑事」のメンツをわらわらと引っ張ってきたりしてたんだけど、「はぐれ」ほどにチームとしての面白さがあったわけでもなければ「必殺」ほどにダークでもなく、「剣客商売」ほどにまったりもしてないこのシリーズ、ちょっと続きが作られる可能性は少ないのじゃないのかね。「始末屋くれない」なんかもそうなのだけど、この時間帯に暗殺屋さんがメインの時代劇ってのは向いてないんじゃないかって気がする。どうですかテレ朝・東映コンビさん、そろそろ「三人のご隠居 2」、てのは(あれ、好きだったんだよ)。
さてのその「ご隠居」にレギュラーで出てた山田まりやがゲストだったのが「水戸黄門」。やあ、まりやいい女になったなあ。魚屋姿にどっきどきぃ、だ。ちと嚙み合わせの悪かった「闇の布袋」編(わたしゃこれを挟むことで由美かおる引退、原史奈が跡を継ぐ、ような展開のための準備編なのかなあと思ったんですけど、そういうわけでもないのかなあ)が終わってお話がかなり良い方向に向いてきたように思った。いやその展開じゃああまりにも、まりや可哀想だろ、とは思ったけど(^^;)。
そんなことよりあれですよ、ここのところのファンヒーターの不良騒動の影響をモロにかぶって、番組全体がなんか異様な雰囲気になってしまってましたな。CFが全部お詫び広告なんだものね。
そうは言ってもお詫びの開口一番、「10年以上前に作られた古いファンヒーターを探しています」で始まる広告ってのは、ホントに悪いことしましたと思っているのかなあ、と見てる人に思われちゃって却って印象悪く取られちゃうんじゃないかしら、なんて言う気はした。何はなくとも、心から思ってない(ぉーぃ)としても対外的にはまずはお詫びでしょ、と思わなくもないのだけれどもどうなんでしょう。なんか微妙にエクスキューズ(いいわけ、とも言う)が先に立った広告であるように見えて、どうなんだろうなあそれは、と思わなくもないんだけど。
.fla ファイルに続いて今度は .ai でエラく苦労している、と言う話。使わずに済めばそれに越した話はないんだけど、たまにはIllustratorさんにも一働きしてもらわんとどうにもならん時があるわけで、いざ触る段になると(普段敬遠しているものだから)あっちこっちで躓くことばかりで時間ばかりが過ぎてゆく。
フィックスは来週末なんだけど、こりゃ土日にがっつりやらないと、案外ぎりぎりなスケジュールなのかも知れないな。間に芝居見物が一本と、南大阪行脚が一回予約されてて、かつ .fla の面倒も見てやらんといかんので、実は結構キツいスケジュールなのかも知れないぞ、これって。
昨日降ってきた仕事の対応で終日わたわた。こんな時に限って古本の注文をいただいたりする(金曜の午前中の注文は、なんとかその日のうちに発送したいもので。そこで躓くと月曜発送になっちゃうからね)んで、わたわた感も5割増し。
webがらみの仕事で、初めてのお付き合いになる所とのお仕事の、まあお試しワーク的な仕事であったんだけど、向こうのデザイナーさんが微妙にこの、いつもこっちをイライラさせてくれるデザイナーさんに共通するものを持ってる匂いがちょっとしてきて、やや先行き不安感がなくもない。仕事自体は軽そう(ま、ギャラもな)だから良いんだけど。
まずは「ケメコデラックス!」、「ミチコとハッテン」、「黒執事」、「キャシャーン Sins」、「CLANNAD After Story」まで。花火大会をネタに妙にしっとりした「ケメコ」、闘牛がらみのスラプスティックがかなり楽しい「ミチコ…」、いい具合にダーク・ファンタジーをライトに料理して見せた「黒執事」と、なにげにみんな出来がよくてお得感ありあり。
そんな中でも「キャシャーン」と「CLANNAD」はかなりの力作だったかな。生命が永遠であったらそれは良いことなのか、ってあたりに軽く問題提起してきた「キャシャーン」もよかったんだけど、ようやく独り立ちすることを決めた朋也君メインで話が進む先週からの「CLANNAD」が、実にこう、地に足がついたお話方向にシフトして、かつそれがかなりいい感じなのがちょっとうれしいな。オープニングでなんで朋也君がよく判らんクルマに乗ってるのか、ようやくその説明がつきましたですね。
なんかもう、「一番楽しいのってこの時期だよなあ」感満点な描写が連続する朋也君編、続きが素晴らしく楽しみですわん。
いやまあここのところ、なんの気なしに「ゼーガペイン」を見直してるところなので(w。
つことでこれから堺行き。早めに出て街の本屋さんにて買い漏らしてる本をいろいろ補給しなくては。
ツアーと言いつつ堺だけですが。今回は割とよく働いた感じ。しかもちゃんと成果が出るという、なかなかに珍しい出張ではあったかも。
仕事はともかく今日は土曜日、しかも神戸じゃルミナリエ開催中ってことで、帰りの電車の混み具合がいつも以上だったな。阪神なんば線を利用して、なんばから三宮まで戻ったんだけど、なんばでおばちゃんが二人ほどルミナリエの話をしながら乗り込み、尼崎で二家族ほど、で西宮でどかんと満員に。ご家族様が多く、ほぼ満員電車状態、で、妙に暖房効いてるのでお子様たちのご機嫌がよろしくなく、電車の中は大変賑やかでございました。
ま、ちっちゃい子供のやることはだいたい我慢しますけどただ一人、いきなり大声で「ねがてぃぶはーとに、ろっくおん!!」と叫んだ男児がいて、そいつだけはちょっと蹴ったろかと思た。
さすがにこう寒くなってくると、立ち呑みのメニューもヌル澗にどて焼き、つーのがええ感じでございますね(w。
鷹見一幸 著/野田昌宏 原案
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030974-9 \680(税別)
派遣艦隊による幾たびかの制圧作戦を、その都度巧妙な作戦と積み重ねてきた準備で退けて来た<蒼橋>星系。だが何度かの侵攻作戦の失敗ののち、<紅天>側はついに全艦隊による全面戦争という最後通牒を突きつけてきた。事ここに至り、"平和維持"の名目で派遣されてきた連邦宇宙軍艦隊は撤退を余儀なくされる。だが、撤退を決めた連邦宇宙軍の動きを見ながら、それに対する<紅天>側の動きにはどこか不可解な物があった……。
「銀河乞食軍団」前史、第三弾。ここに来てようやく著者、鷹見さんが本当に書きたかったSFの姿みたいな物、というか、野田さんとのスタイルの違いみたいなものがかなり前に出てきたかもしれない。
高千穂遙だったかな、昔懐かし「SFファンタジア マンガ編」で小沢さとると松本零士(当時は晟、でしたか)の潜水艦マンガを、将棋の盤面を丹念に追うのが小沢さとる、棋士の表情を読み取ろうとするのが松本零士、みたいなことを書いてたような記憶があるんだが、その伝で行くと鷹見さんは小沢さとる、野田さんは松本零士の方法論でスペースオペラを書いてるってことになるのかな。キャラクターに対する興味が尽きないのが野田さん、キャラクターが動く世界やシステムにどんどん突っ込んでいくのが鷹見さんという感じがする。
そんな鷹見さんの興味が炸裂しているのが、本書のかなり多くを占める緻密でド派手な艦隊戦の描写。「彷徨える艦隊」に大喜びな解説を書いてくれた鷹見さん、こちら方面がとてもお好きなんだろう、非常に念の入った描写で読み応えもたっぷり。ある意味(『彷徨える艦隊』の)ジャック・キャンベルに対しての日本人作家からの一つの返答みたいな物になっている、で、そこの所の出来はかなり良い。風と海流が戦いの多くの部分に影響を与える帆船モノの縛りみたいな物を、宇宙空間での速度とシステムの得失に置き換えて、お話のスパイスとして上手に機能させてくれている。細かいところでは登場する宇宙艦のネーミングのセンスなんかも楽しくて、元ネタを想像する楽しみなんかも提供してくれてるあたりのサービス精神もポイント高い。"チェアマン級の「ゴードン」「ドニファン」"とか、ちょっとニヤリとしてしまいますわな。
そんな帆船系海洋冒険小説のテイストをうまく噛み砕いてスペースオペラの艦隊戦に活かしつつ、野田昌宏的キャラクタの面白さをうまく絡めて、独特の面白さを持った作品に仕上がっていると思う。ただ、本書に限っては構成的に若干畳み方をミスったというか、クライマックスの持って来かたはそこで良いのか、ってところに少々引っかかりがあってそこが残念。やや慌ててお話を終わらせてしまった感が残ってしまうのだな。
そこの所が惜しかったんだけど、変に「乞食軍団」に縛られず、そこを踏まえつつ自由に著者自身の世界観を作り上げていると言うところに好感が持てる。勝手に三部作だと思ってたんだけどそういうわけでもなく、まだしばらく続くみたいで、楽しい物語が長く続ことはいいことだ。続きも楽しみです。
★★★☆
大森望 責任編集
カバー装画 西島大介
カバーデザイン 佐々木暁
河出文庫
ISBN978-4-309-41113-2 \950(税別)
全編書き下ろしの日本SFアンソロジー第6弾。今回は10編を収録
今回もかなり短いインターバルでの刊行。何でも「5」が刊行された時点で、本書のための原稿はほぼ揃っていたんだそうで、そりゃ出ますわな、続々と。って事で今回も短く感想を。
NOVA4に収録された「ドリフター」と同じ設定で語られる、ちょっと変わったラブ・ストーリィで、最近話題の吉本関連ネタとは関係ない(あたりまえ)。個人的に街行く人の装着するマスクの面積が日に日に大きくなっていって、このままじゃあ顔が分んなくなるよなあなんて思ってたタイミングで振ってきた、世の人がみんな助清状態になっても一目惚れってあるのか問題に軽く斬り込む一編(そうか?)。ラノベ読みでない自分にとって、こういうキャラの立て方がラノベ的スタイルなのかなあ、なんて事もちょっと思った。オチが若干分りにくい気がするんだけど、これはつまり、このシリーズの常連である守衛のおっちゃん(良い味出てます)が、「観測者」である、って事なのかな。
人力で軌道エレベータを登り切ろうとする男の物語。直球のハードSFで、それ故の魅力も欠点も併せ持つ。投稿作品で、かなり編集さんとの間でやりとりがあったそうだが、それがどちらの方向に働いたものなのか、ってあたりにちょっと興味がある。均されて少々「普通だな」感が先に立つ作品になってしまったのか、もとのズタボロぶりが編集さんの手腕でちゃんと読めるものまでブラッシュアップされた結果がこれなのか、どちらなのだろう、ってあたりが気になったのでした。
お話は前述したとおり、極めて直球でいいんだけど、一番の根っこ、一人の人間の十五年を掛けたチャレンジ、ってのは、メディア的にとって十五年付き合うに足る素材なのかなあってところが今ひとつ説得力に欠けてるような気がしないでもない。
大森望さんの口上で、「トホホミステリの旗手」なんてレッテルが紹介されたものだから、その「トホホ」の部分を期待して読んでいったんだけど、これはそんなところは微塵もない、極めて王道にしてオーソドックスな時間SF。トホホどころか大変端正な造りの時間SFなんだけど、残念ながらこう言うのは俺、もう読んでる。
創元SF短編賞、第1回受賞作家による連作シリーズの前日譚。肝心の「代書屋ミクラ」のシリーズの方を読んでいないのであまり突っ込んでコメントできないんだけど、理系の論文の代書、というのはかなり面白いテーマで、自分が勝手にこの方に対して貼っているレッテルであるところの、「理系女子版瀬名秀明」ならではのお話の展開を期待してしまうんだが、そう言う部分とコイバナのバランスの按配が、ちょっと上手くなかったかなあと言う気はする。これはこれで良い感じなんだけど。
子だくさん母さんが、自分の身体を危険にさらしてまで子だくさんにこだわる、その理由とは…。これも自分的には、自分が多めに読む本と、そうでもない本(平たく言えばラノベだね)との間にある境界線上でホライ…いやいや、ダンシングしてる系のお話、という印象。「SFであるか」ってところをどのくらい重視するか、どこを基準に「SF」の線引きをするのか、ってあたりをちょっと考えてしまうお話。ぶっちゃけ、
単体で見たらこれはSFじゃねーだろ、と思う反面、この作品がSFアンソロジーに収録されたら、それはそれで受け入れるよな、みたいな(w。
見た人のエモーションを直接データベースに反映させることが可能な技術ができた世界で、自分と他人の関係性を演劇を通じて問い直す、みたいな。ニコ動の「歌ってみた」とかが拡張された世界という事になりますか。ちょっとオチが理解できなかったのは、こっちの感受性が磨り減っているからなのかな。
なんて言うんだ、概念SF? 何かバラードっぽいなあと思いながら読んだ。最終的に「徒弟」というのは、実は人間ではない何かなのかしらね。
ぶっ飛び具合がなんて言うのかな、いつもの北野勇作SFが持ってる、どこか乾いて明るいところに着地してくれない作品で、これを震災以降に読むのはちょっと辛いものがある(作品自体は少し前に書かれたものだそうですが)。実は本書に収録された作品群の中でも、分らん方のランキングで上位に位置する作品になるんじゃないかと思うんだが、何となく読ませちゃう筆力、ってのはあるんだなあとは思った。
でもやっぱり良く分からん。
まともに3.11以降を扱った作品で、その「重さ」みたいなものに向き合う姿勢を決して否定する気はないんですが…
SF好き的に「原子力」ってのがある種のワイルドカードであった時期というのは確かにあったわけで、そこに向き合う姿勢としてそれは本当に真摯なものなんだろうか、と思ってしまうのも確かなところで。核エネルギーが絡むとSF陣営は立場がちょっと弱くなってしまうよなあってところはあるのだよねえ…。
一種の箱庭的世界で語られる人格問題。ストーリーテリングの巧さは流石なんだけど、宮部みゆきはSFの人ではないんだなあ、ってのも改めて確認できるようなお話、といえるのかしら。その「巧さ」がどこかでSF的快楽を削いでしまっている、みたいなね。
集まった作品のテイストがそうだったから仕方ない、とも言えるのかも知れないkれど、やや地味目のアンソロジーになってしまったかな。やや低調傾向、だったかしらね。
★★★☆
なんでも新聞社的には、一日に号外を3発出す、というある意味異常事態な一日だったようで。自分も尼崎の怖いおばさんの自殺のニュースにはちょっとびっくりしましたけど。人間って本気でやりたいと思った事は結構実現できちゃうんだな、ってレベルで。
幅を固定しないでfloatをする(scuderia web)。jQueryプラグインがらみで今日一日悩んでたネタの解。落ち着いて考えてみたら「ですよねー」な話なんだけど、自信満々でやったことが、狙った結果が得られなくて瞬間的に視野狭窄に陥っちゃうと、こういうところに気が行かないって傾向はあるかも知れないな。
参考にさせていただきましたが、一応IE7以下の面倒もみないといけない状況だと、marginよりはpaddingで対応した方が良さそうな感じではありますな。
「夜桜四重奏 ハナノウタ」、「蒼き鋼のアルペジオ」、「ガリレイドンナ」、「劇場版 空の境界」、「境界の彼方」。
何やらほんわか日常ムードのが漂う前半に、ナイスバディ看護婦さん、じゅりさんの過去がちらりと明かされる、様な話だった「夜桜…」。一回目に出てきた魔女っぽいお姉さんとは血縁関係にあるってことなんですかね。全体にちょっと絵柄が変わったような気がしないこともない。
一難去ったら大難だった「アルペジオ」、原作とは少々異なるストーリー展開になっているようだけど、こちらはこちらでおもしろいんじゃないか。イオナの心を察して自分の身の振り方を決めたタカオの気持ちが新生イ-401に反映される、というあたりはちょっとニヤリと出来た。潜水艦にその煙突は必要なのか、と言う話はまあ不問の方向で(^^;。
いきなり御先祖様登場だった「ガリレイ…」、まあいろいろあるのは良いんだけど、これはどういう世界なんだ? ってのが常にノイズになるような気がしないでもなく。ガリレオが考えた飛行機械はあくまでコンセプトモデルであって、それをそのまま作ったからって、それは飛ばないよね? でもこの世界ではそれは飛ぶわけだ。つまりはこれは自分らが想像可能な過去現在未来の世界観とは全然別物の時間軸で展開しているお話だよ、と? それではちょっと、乗れないねえ。
水曜日。「空の境界」はいろいろ飲み込み辛いが惹かれるものはある。「境界の彼方」は何となく飲み込めなくはないがいまいち惹かれる物が無い。メガネの若干残念系美少女は分不相応な敵に単身立ち向かわなくてはならない、ってのが2010年代のトレンドなんでしょうかね。
なんとか一段落したのかな。前に日記を書いた時点では自分のキャパ内
などと余裕ぶっこいてたんだけど、その直後にUM氏から追加で仕事降ってきたりして、いろいろ混迷の度合を深めた一週間。とりとめないけど思い出した順に。
右肩痛いのが思いのほか長引いて、とにかく右腕をまっすぐ前に出すのが痛い。そこから上の角度に腕を上げるのがチョー痛い。結局痛いのは昨日ぐらいまでじわじわ続いてて、今日になってようやく朝起きたとき、どこも痛くない状態なのが確認できてはあやれやれ。まあこの間もそれなりに古本掘ったり、包んだり、送ったり、わあい一杯やれるぐらい売れたぞー、ポン酒に焼き鳥つまんだれー、なんて事はやってはいたんですが、何かと顔をしかめたり、つい「いたたたた」が口から出ることは多くって、最後にはカミさんから「もー整体行けや」と言われる始末(^^;
そんなこんなの週末分。一応アスカ先輩の問題が解決した「ユーフォニアム」、えとこれ、部活を休んでたってのは予備校とかが実施する全国模試にでも参加してたんですかね。オレが予備校行ってた頃(古代ですが)は駿台模試とか旺文社模試とか、あったような気がするけどそういう類いの試験で全国30位以内に入る実力を見せてママンを納得させた、ってことなのかな? まずはよろしおしたな。「ブレイブウィッチーズ」は色々あったけどCパートで宮藤さんが全部持っていっちゃった(w。501のチートっぷりは異常やね。
戦いに決着がついたのが二本。「ハイキュー」はここでお終い。いやあ、良い感じに高いテンションが持続してとても面白かったです。「Vivid Strike!」、ヒロインの歯が折れるとか、なんなんすかこれ(^^;。そしてなぜフーカは強いのか、はいまだに理由がわからない。
日曜日、朝の分を録り忘れ。「オルフェンズ」、モビルアーマーは人間を殲滅するためのマシンで、それに対抗するために産み出されたのがモビルスーツであると、ふむ。空気読まないノブリス・オブリジェは災厄に近い迷惑になる、という話。「真田丸」は前半さんざっぱら室賀様に「黙れ小童!」怒鳴られとった兄上が室賀ジュニアを「黙れ小童!」と怒鳴りつける、という(w。あと一回。最終回のサブタイトルはどうなるんでしょうな。
カミさんの方の筋の叔母。先週末ぐらいから体調を崩して入院していたのだけれど、本日夕刻、亡くなられたとの知らせ。夜になってご遺体はお家の方に戻ってきたと言うことで、一家でご挨拶。この方、俺とカミさんが結婚した時に婚姻届を出すの、役所までわざわざ付き合ってくれたり、倅が赤ん坊の頃、さんざん遊んでくれたりと、とてもお世話になった方。「90までは生きる」なんて仰ってたけど残念ながら享年は87。それでもまあ、ウチのジジババよりは少し長く生きてはくれた訳ですが。
寝てる叔母さんの横で、結構深い時間まで酒飲みながら思い出話をいろいろと。賑やかなのが好きな人だったし、交ざりたかったんじゃなかったのかな。
明日お通夜、明後日お葬式。なんか黒いネクタイ締めることが多くなってきたね。
なんとか追いついたけど、「慎重勇者」が総集編。これがあれですか、「万策尽きた」ってヤツですか。ってことでニチアサ行っとくか。
「ゼロワン」、滅 亡 迅 雷 それぞれにあてはまるライダーがいるかもね、って話とお仕事テーマとしては宇宙兄弟ネタ、なのかな。宇宙兄弟だったら兄貴は天パにせえやとか思ったりもしたけどまあそこは(^^;。「雷」の名を持つお兄ちゃんは実はフェイクで、真面目そうな弟の方が実は、みたいな話なのかな、と思ったらそこまでは捻ってこなかったようで。
「リュウソウジャー」、ティラ君とコウ君が信頼関係を取り戻す話。なんかもう思い出せないけど、脚本がしっかりしてんなーと思った、どこでそう感じたんだろう(w。
アニメの方は「Dr.Stone」が相変わらず面白いですね。
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□ TUX [ファイナルウォーズですが、水野真紀とカメラのくだりが回収されていないので(エンドロールでちょこっとカメラを構えている..]
□ TUX [●だ、だれッ!?あたいの名前で不思議な書き込みしてるのは誰ッ!? ●行頭に黒丸が無い時点で、別人だってのは、乱土さ..]
□ rover [あー、聞こうと思ってたんですが、まさか「メカTUXさんですか?」とも聞けず(^^;)。乱土労馬でググったらもうお一方..]
□ TUX(生体) [●な、なあんだ、びっくりしたあ。本人が知らない間に「大宇宙ブラックホール第三惑星」の人達に、床下で改造されちゃったの..]