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淀工といえば私などには合唱部よりも吹奏楽部のイメージが強いんですが、一言も触れてなかったんですね。いやはや。

私はネイティブ関西人じゃないものですから、テレビで「ヨドコウ」と言われると、ついつい物置の方を連想してしまいます（関係者の方には申し訳ない）。<br>「ムーブ！」は何かこのトピックに燃えるものを感じたのか、今日もかなりの時間を割いて報道してました。まあ朝日系列なので、そこらは多少割り引いてみないといけないんですけど、NHKの製作サイドも、想像力の欠如は隠しようもないなあという感じです。<br>それにしても尼崎の事故もそうなんですけど、こういうのはご当地とそうでない地域では、かなり受け取り方にも温度差があるのでしょうね。

ああ、「ヨドコウ」のイメージも真反対ですそういえば。中学の友人にも淀工に行った奴がいますし。枚方の花火大会で淀工のブラバンが演奏してたなあ、とか思い出に浸ってしまいました。<br>「プロジェクトX」は自分の知ってる分野の時に観ると「え？」と思うことが少なくないんで、まあそういう番組なんだと思って観るしかないですねえ。実際のところ同番組以外のドキュメンタリーでも大差ないんでしょう。

ＮＨＫは淀川工業高校の吹奏楽部をとりあげた「ドキュメントにっぽん・みんなで吹いたら日本一 〜淀川工業高校吹奏楽部〜」という番組を２０００年の１月に放送してるんですよね。だから今回の「プロジェクトＸ」のイカサマぶりは、ちとタチが悪いような気がしますなあ。

数年後か十数年後か判らないですけど、近いような近くないような将来の「NHKアーカイブズ」で「プロジェクトX」が取り上げられることってあるのかなあ、とふと思いました。何年かしたらNHKは、あれは製作プロダクションが独自でやったことだから、とか逃げを打ちそうな気がしてしまって。<br>出だしはそこそこ真摯に作ってたんだろうと思うんですけど、さすがに何年も続けないといけなくなると、毎回きれい事だけではどもならんってことになるんでしょうね。