ばむばんか惰隠洞

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2005-05-01 [長年日記] この日を編集

[Chinema] 予告編は面白いものと相場が決まっているんだが (19:56)

例の「電車男」。公式サイトに予告編キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!。これ、本編の良さげなシーンを繋いだんじゃなく、予告編用に新たに撮っているんだろうね。電車の車窓を流れていく風景が実は電車男によせられるスレの山、ってあたりの処理がうまい。どうしよう、大変ごくかすかにではあるけれどもこの映画、観に行きたくなってしまったじゃないか(w。

[TV] 定期視聴番組 (24:14)

「ジパング」、「鋼の錬金術師」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」、あと「義経」とその前座とかいろいろ。「エウレカセブン」がかなり気に入ってまして。んでもって気に入ってる最大の理由が主題歌だったりして。なんつーかこう、昔懐かし角松敏生とか杉真理テイストがぷんぷんしちゃって、そこがどうにもうれしくってね。今一生懸命覚えようとしてますので、オフの時は誰か付き合ってください(ぉぃ)。あと、「ハガレン」再放送の第三話、「愛の複製」の脚本が井上敏樹だったので飲んでたコーヒー逆流しそうになった。なんだよ、アニメならちゃんとしたホン書けるんじゃんか。

さて「マジレンジャー」(#12:決意のしるし〜マージ・ジルマ・マジ・マジカ〜)。チィ兄のお芝居にもうちょっと抑制が効いてたら普通に(戦隊ものの一つのエピソードとして)楽しめたんじゃないかな、って出来だったかな。オジサンはこういうお約束なエピソードは大好きで、それゆえこういうお約束の回ってのは、何より役者さんの資質を見せる良い機会だと思うのだけど、残念ながら翼兄ちゃんはそれをうまくできてなかったかなって感じ。ホウ姉と二人だけ、お母さんのメッセージを見たキャラクターなだけに、そこらのお話もうまく挟んでくれたら、なんて思ったんだけど、残念ながら勢いで押し切る方向に行っちゃったかなという感じで。

つかこのシリーズ、「魔法」っていうあやふやなものがベースにある分、どこか根っ子のところで何やっても魔法だから、って逃げちゃう雰囲気があるような気がしてそこはちょっと好きじゃないな。展開も妙に速い感じがするけど、これは夏ぐらいにはウルザードさんがブルブラック(なつかしいね)的な役割を果たすための下準備っていうこと?

好調の「響鬼」(十四之巻 喰らう童子)のほうは今週も楽しめた。あきら可愛いよあきら(もうええて)。先週突然腹痛に見舞われた明日夢君、ただの盲腸だったとは思わんかった。んでそこで、負傷してたザンキさんと出会い、もっちーの従兄弟がトドロキさんだったことがさくっと語られるわけだけど。まあ個人的には乱れ童子がなぜあきらを喰わなかったのか、が一番の関心事なんですが、その辺は彼女の出生の秘密とか、そんなこんなに関わって、それがさらに明日夢君の暮らしにも関わって、みたいな展開を予定しているんでしょうかね。

エンディングが2番の歌詞と、少し違うアレンジになってますな。芸細かいね。

それはともかく、今週のイチ押しはナギサのお父さんかなーと思ってたんだけど、実は最強だったのはマツケンだったですなあ。つか白も黒も、やるなあオセロ。

[SpFX] 本室がうまく機能してないみたいなので (24:57)

こっちでも関係者各位に告知したいんだけど、今週末に「ブレイド3」オフしませんか。できれば土曜、そうじゃなければ日曜で良いんだけど。段取りしたいので参加表明はお早めに。個人的には土曜日でいきたい気分です。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●いや、ホント今週は笑顔のシーンが多かったので「あきらカワイイよ、あきら」(笑)でも実は最近、童子のお姉さんが気にな..]

noki [電車男の予告編、今日「映画の日」で「阿修羅城の瞳」を見に行ったら やってますた。たしかにちょっと見たくなるなぁこれ。..]

ROVER [TUXさんTUXさん、あれって男性デュエット曲なんですってばー(こびっ)。]

TUX [●「電車男」の予告編、たしかに面白いですねぇ。でも本編であれやられたらドン引きしそう(笑) ●エウレカ、そういえば..]


2005-05-02 酔っ払ってますた [長年日記] この日を編集

[News] 「ホールディングス」ってなんだ?

バンダイ、ナムコ経営統合へ 9月に持ち株会社設立(asahi.com)。へえ。経営統合、というのはつまり、ブランドとしてのバンダイなりナムコなりはそのまま存続させるって事なのかな? なんにしてもあれだな、ゲーム屋さんやるにもそれなりの体力を確保しておかないとしんどいご時世になってきているんだろうな。

[Day] 晩は宴会

黄金週間唯一の大判振る舞い、かしら(^^;)。三人で近所の飲み屋で宴会、ほどよく酔っ払う。月曜時代劇を録画しておくのを忘れてたのが心残りじゃ。いや、黄門様は後半だけ見れたけど。


2005-05-03 [長年日記] この日を編集

[Baseball] 連休ですから (19:15)

勝つのもお休み。5連敗で借金生活開始。ってまあこのあたりが阪神の定位置なんだから、落ち着くとこに落ち着いただけで驚きゃしませんけどね。ええ、想定の範囲内ってヤツでさぁ(つoT)。

[Books] 奇天烈!古本漂流記 (23:33)

本書カバー 北原尚彦 著
カバーイラスト 喜国雅彦
カバーデザイン 倉地亜紀子
ちくま文庫
ISBN4-480-42077-0 ¥780

トンデモ古本の世界

ターザンはインディアンだった? 戦前の宝塚のSFレビュウ、謎のアメコミ、"サムライ・サンタ"、金日成が語る"十五少年漂流記"……。三十年来の古本集めのなかで遭遇した数々の奇妙な書物が続々登場。

わたくしも日々(ってほどでもないけど)古本屋を徘徊する身ではあるのだが、確かにあそこにはなんだかわからんけど妙に心惹かれる珍妙本、というのが、まじめーな本に混じってちょろちょろと潜んでいるところではある。わたしゃ基本的に「売る」ための本を探しているので、自分のウヒヒヒ感を満足させるためにそう言う本に手を出すことは無いのだけれども、日本屈指のホームズとヴィクトリア朝研究家にして作家である北原尚彦氏による希本、珍本総進撃。世の中ホントにおかしな本があるものだ。

ただまあこれ、情状酌量の余地のある本もあったりするわけで、片っ端からトンデモ本扱いしちゃうのもかわいそうかな、ってところもあるにはある。時代的背景もあるだろうし、特に児童書なんかでは、原作を読みやすく噛み砕いたり、そもそも読む子供が面白い、と思ってくれないとどうにもならないわけだから、その辺でどうしても、やらんでも良いサービスまでやらかしちゃうこともあるだろうし。

なんというか、確かに今となっては笑える本なんではあるけれど、その笑いってものの何割かが、今はなくなってしまったゆったりした部分、みたいなものに久しぶりに遭遇したことからくる引っかかりに起因しているような気がして、ここを笑ってしまうって事はつまり、昔は良かったなあ、ふっ、みたいなニュアンスもあったりするのじゃないかな。

それはともかくこの中では、やっぱり金日成が語ったという"十五少年漂流記"ネタが白眉と言えるだろうかね。息子は映画大好き、親父様は海外小説愛好家。国民には自国のすばらしさを延々説き続ける指導者層こそが、実は自国の外にもステキなものが沢山ある、事を良くわかっている、って構造が見えてまいりますですな。

古書収集家の大先輩であるところの横田順彌氏の無茶な解説も笑える。肩の凝らない楽しい読み物。ただツッコミはやや甘いかもなあ。

(★★☆)


2005-05-04 [長年日記] この日を編集

[TV] 相棒って言うな (18:13)

昨日の時点で何となくそうらしいって話は聞いてたんだけどソースが見つからなくて。やっと見つけたですよ。「アストロ球団」実写になる テレ朝8月スタート(Yahoo! ニュース)。ホージーさんが球一でシュウロがチバちゃんなんですと。なかなか暑苦しいものができあがりそうね。全18回って事だけど、それだと最初の方だけで終っちゃいそうではありますなあ。

[Baseball] とりあえず利子の分は返しますからー (22:37)

という感じで連敗は一応5で止まったわけだが。というかあれだな、岡田が要らんこと思いつく前に試合を終らすことができれば、まあそこそこの戦いができるって事なんだろうなあ。

さて晩は巨人が負ける試合をうひひと鑑賞して、さらにNHKスペシャル、「待ったなし、プロ野球改革 〜論戦、"TVオーナー会議"〜」なんてものも見る。ソフトバンク・孫正義、巨人・滝鼻卓雄、オリックス・宮内義彦の三氏による、プロ野球改革はどう進めていくべきなのかの論戦…にはなってないか。みんな自分の言いたいことしか言わず、相手の発言は頭から全否定だもんな。二言目には「ビジネスモデル」を連発する宮内、「ホントに巨人だけが良い選手だけを集めているんだったら、巨人は全勝しているはずだ。でも現状はこの体たらくだ」などという子供みたいな理屈をごねる滝鼻。孫正義の主張が好ましく思えてしまう、という信じがたい展開の番組で、まあこれはこれで香ばしかったからいいか。

なんにせよあれだな、少なくともこの番組に集まった球団のオーナーさんたちは、自分の球団のファンなんかじゃない、って事は良くわかった。こんな連中がどんな改革案を出しても、お客は戻ってこないんじゃないだろうかね。

あーところで清原の胃腸炎ってのは、500号記念の飲み過ぎが原因なの?

[News] 妙に薄気味悪いよなあ (23:14)

中国「五四運動」記念日、反日デモなし 各地で警戒態勢(asahi.com)。テレビニュースとか見てると凄いよね。ちょっと前まで「愛国無罪」とか叫んでた若い衆が一転、口を揃えて「非合法なデモはイクナイ」とか「デモとか行かずに勉強をしっかりやるべきだ」とか言うんだもんね。あそこで「国はそういうけどオレはやっぱり日本鬼子は許せねえぜ」とか言う人間が出てこない(というか、出ないように押さえ込む力が強いのだろうね)あたりに、何とも言えん薄気味悪さを感じてしまいますですな。

[F1] 落ち着き先はまた別にあるような気がするけど (24:46)

FIA、BARを今季除外を要求(1-800-F1News)。うーん、いまの(シーズンの残りはたっぷりあるのに)時点でこの話はなんなの? まとめてポイント召し上げ、なんて事態がいきなりやってくるとは思わないけど、必要以上に風当たりが強い気がするなあ、何が起きてるんだ?

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●結局、自分で考えてるように見えて、その実、国の思惑にキレイに踊らされてる、ってコトなんですかねぇ。なんか、気の毒に..]

りつこ [アジア杯の騒ぎの時期にN.Y.に留学してきた中国人ダンサーが重慶からの中継を見た時の言葉。 「自分も(ずっと)中国に..]

もんちぃ [全18回…まさか9回の表裏か! それはともかくBARにフェランを推薦したのがJ・スチュワートで、ジャッキーが次期F..]

noki [そういえば、昨日の夜はみずがめ座流星群だったそうな。(w まさかそれにちなんだわけでも有るまい。。。(w  長野方面..]

ROVER [うお、お大事にしてくださいねー、nokiさん。こっちは2月に転けた左手がいまだに全快してなかったりします(^^;) ..]


2005-05-05 [長年日記] この日を編集

[TV] お昼の特撮時代劇 (16:25)

昼過ぎにテレビ点けたら、「妖星ゴラス」みたいな映像が流れるんで一体何事かと思った。と思ったら続いて新さんが……。ああ、暴れん坊将軍(第19話:江戸崩壊の危機!すい星激突の恐怖)だったかー。いやあこりゃすごいや。彗星っちゅうよりは隕石ネタなんだけど、上様は天文マニアでもあったのだなあ。この隕石パニックをベースに、ほめ殺しネタが絡んだり、おなじみのライバル、尾張大納言さんの影が見え隠れしたりと盛りだくさん。福本さんは先頭切って斬られてた。天文学者役で笹野高史。おお、向井博士。

やあ、真っ昼間からやたらに変なものを見ちゃったなあ。でも「メテオ」よりは面白かったんじゃないかいな。

[Books] 黒い三連冊、だったのか (23:08)

早川書房のサイトの刊行予定見て恐怖。なんですか、5月も6月もグイン出るんですか。ううううう。

い、いや、公式には解脱してるんですけどね。でも101巻のタイトルが「北の豹、南の鷹」。なんかさあ、陛下とスカさんがいきなり野球始めたら面白いかもなあとか思っちゃって。

ってあれは虎と狼だったか。

[F1] 裁定出たらしい (24:02)

BARのレギュレーション違反に関する裁定。どうやらサンマリノGPのポイントを剥奪の上、スペインとモナコの2GPに出場停止処分、と言うことらしい。どう見てもBARは黒っぽいグレーだから、これは比較的寛大な措置、と言うことになるのかなあ。

すべてがニュースリリース通りならば、FIA自体は開幕戦からBARは怪しいと思ってたんだけど、ここまで完走できていなかったことが不幸中の幸いで、今までレギュレーション違反のクレーム、付けたくても付けようがなかったということらしい。

だれかBARに囁いてやるヤツはいなかったのかね。

さて、BARの今シーズンも厳しいが、これで去年も話題になった、ジェンソンのパフォーマンス条項を満たすことも困難になってきたわけで、おかげで若葉の季節に早くもストーブ点火、って羽目になってしまいそうですなぁ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●MBSが野球中継やってたんで、私も見ちゃいましたよ「上様対妖星ゴラス」(違) ●ノリが東宝特撮なのに、音楽が菊池..]

ROVER [このシリーズは途中で放映時間が7時に早まったんですよね。その辺で微妙に方針転換があったりしたのかなあ。]


2005-05-06 [長年日記] この日を編集

[Day] 週末にやってくるもの (22:39)

それはお仕事(つoT)。くっそう、明日は「ブレイド3」でも観に行こうかなと思ってたんだけどこりゃちょっと無理っぽいな。しかたがないのでお仕事お仕事。

[TV] えーかげんにしてくれ (22:45)

尼崎の事故の話はもうしないでおこうと思ったんだけど、こりゃあんまりだよな。今晩のJR西日本の記者会見。延べ185人、事故発生後にゴルフや旅行 JR西日本(asahi.com)。

あのなあ。

広島かどこかで定年退職した人のための送別会を中止したら、現場で人が余分に助かるのか?休暇取って韓国旅行に行こうとしてる職員がいないと、救援活動はどもならんのか?そんなわけねえだろ阿呆。

心情部分で酌まないかんことはある。あるけど物には限度というか、加減ちゅうものがあるだろうが。何でもかんでも鬼の首取ったみたいに報道して、正義の味方ぶってんじゃねえよバカマスコミ。こんなのはリソースの無駄遣いでしかないだろ。

報道の使命としてですね、「事実を報道する」のは重要ではあるけれども、それと同じくらい重要なこととして、「事実であっても報道しない」姿勢、ちゅうのもあると思うんだが。よし事実であったとしても、それが情報の受け手にとってミスリードを引き起こす可能性が高いものを報道するときは、それなりの考慮が必要だと思うんだけどね。JR宴会シリーズもそうだし、JR職員にくってかかる遺族の方の映像、なんてのもそうだと思う。それらは確かに事実であるが、真実の一部でしかないわけで、真実のごく一部、とりわけ感情移入しやすい一部分だけを増幅して繰り返し報道する、つーのはあなた、ナチスの宣伝手法と同じなんですよ。

というか、そんなにしょうもないリソース垂れ流したいなら、事故現場で報道クルーがどういう態度で仕事していたか、そっちも報道しましょうや。ボウリング事件の記者会見の時「あんたじゃ話にならん、社長出して社長」と、まるで悪徳金融の使いッパ丸出しな態度で発言してた、あの"ジャーナリスト"の所属と氏名発表してくださいな。

あー腹立つ。仕事にならんがな。

[Baseball] 交流試合 (23:18)

おお、交流試合の勝敗もペナントの勝ち星に加算されるのか、知らなかったよ(莫迦)。阪神対新庄、と思ったら残念、新庄はベンチ。始球式にヴェイダー卿の格好で登場したそうですな、見てないけど。おさむがDHで久々に登場。相変わらず空気読まずにぶんぶん振り回しとるなあ。

まあ良いところでボールに当って良かったな。試合も勝ってそれは良かったけど、なんか野球としては、日ハムの野球のしかたの方が漢っぽくて良いなあとも思ったです。

[F1] 裁定受け入れ (23:33)

まああっちこっちのニュース系サイトで報じられているとおり、BARは今回のFIAの裁定、サンマリノでのポイント剥奪、続く2レースへの出場禁止を受け入れた模様。なんか知らんがオマケニュースで、ジェンソンと婚約者さんの間も順調とは言えなくなってきているようで。

まあニュルブルからの再スタートでも残り13戦だかあるわけで、奇跡の逆襲が不可能な訳ではないと思うけど、実際の話としては少々難しいだろうな。

処分自体はまあ、ここらあたりが落としどころになるんだろうな、とは思うけど、やはり私も日本人なので、タクがスタートできないF1を見るってのは、楽しみのかなりの部分がハナから削がれちゃった気分ではありますね。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

でした [ 昔のマスコミは、もう少し節操があったような気がするのですが、 私の思い違いでしょうか。 夜の報道番組も、お昼のワイ..]

ROVER [フィルムからビデオになって即時性が上がった反面、撮ってきた素材に対するチェックがええ加減になってしまったのかなあ、と..]

TUX [●「悪徳金融の使いッパ」には、まったく同感です。なんか、お前らJRを糾弾する権利を持ってるとか勘違いしてないか?と。..]

美紀 [最近はじめてCMで琢磨さんというのを知りました。(笑)]

イサーク [使いっぱさんについて、自エントリですみませんが晒し上げます。 http://isaac-watcher.seesa..]

ROVER [あの使いっぱさんってば、Y新聞のT記者って説もあるようですね。 んまあ今回ご紹介いただいた記者さんも、たっぷり武勇伝..]


2005-05-07 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (22:55)

「ウルトラマンネクサス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。え、えーと、土曜日の朝、7時半から始まるのはウルトラマンだよな? 間違いないよな?……

今週ってばウルトラマン、わるいかいじゅうとたたかってました? オジサン見逃しただけ?……おいおいおいおい、いくら何でもそれはないんじゃないか? じっそー君でもそこまではやらなかったと思うんだけどなあ。そこまでやって、見応えのあるドラマが出来てたってんならまだしもだけど、そないにすばらしいお話ってわけでもなかったしなあ。とりあえずMPの人達も、鍛えてるって事は判った。

デス様のほうも得意技、過去の遺産で一本繋いで作画の時間稼ぎのエピソード。謎は多めだが問題は、なぜなんだろう、と思わせる謎がひとっつもないってあたりか。まとめるとこういうこと? シャア議長とラミアスタリア艦長は若い頃は恋人同士だったけど、コーディネイターの子供を産みたいと思ったラミアスタリアさんは、シャア議長と別れた。精子の提供者は仮面の人なのかな? その中で出来た子供のなかの一人が樽から生まれた綾波男。ラミアスタリアさんに似た部分がある綾波男は自動的にシャア議長に惚れちゃってる、のかな? シャア議長はブルーコスモスとはあんまり関係ないって事か。うーん、この展開はどういう繋がりを持つことになるんだろう…とか、実はあんまり気になっていないんだけど。思わせぶりなセリフの裏に、実はなーんにも込められてないのが種なんで。うん。

「ツバサ」は、もう飽きてきました。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

りつこ [どもです。以前こちらで乱土さんが紹介していた鍛冶屋さんの個展に行って来ました。1/1ボトムズは想像以上にでかかったで..]

ROVER [ああ、うらやましいなあ……。ボルトは買われました?]

りつこ [ボルトは売り切れでしたので通販予約をしてきました(^^;) その他の展示作品も面白かった。ボトムズ以外は何となくエロ..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2005-05-08 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:18)

「ジパング」、「鋼の錬金術師」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。「エウレカ」の主題歌、30%ぐらい覚えた感じです導師。私、Bパートを希望します。

「マジレンジャー」(#13:お母さんなら〜ジンガ・マジュナ〜)、んんむ、主人公たちが勇気を発揮したらば、次から次と都合の良い呪文が得られる、つー構造って、ひとつ間違ったらご都合主義の連発になったりしないのかしら。今週のお話なんかはその典型のような気がする。たまにはこう、目先の戦闘には全然役に立たない新しい呪文が送り込まれたりするエピソードがあると楽しいんだけど。

「響鬼」(第十五之巻 鈍る雷)は、猛士ってシステムがどういう風になってるのかがいろいろ判る、勉強になるエピソード。弟子は鬼の姿になっても、それだけでは鬼の名前はもらえなくて、師匠が引退したとこで独自の名前をもらう、様な感じか。明日夢君やあきらが鬼になる力を得たとしても、イブキさんやヒビキさんがいる間は、戦闘中も「あきら」、「少年」と呼ばれることになるのだね、なるほど。

斬鬼さんの登場にあわせて、オープニングがギターバージョンになっておりましたな。

[F1] スペインGP (23:53)

なんだかんだ言ってもやっぱりタクが出てないんじゃ、もひとつ盛り上がりませんな。とりあえずCSの録画分をぽつぽつ観戦し始め。なんか知らんがキミ速いな。あとはクルマが壊れなければ…。

[F1] 見終わった (25:06)

マクラーレン完全復活なのか。キミの速さがすばらしいレース。それに劣らないのがトヨタのマシンのきれいさ。強いマシンは格好良く見えるものなんだけど、そういう「雰囲気」を今年のトヨタのマシンはまとっているような感じがするな。悔しいが、さすがだと思う。結果がすべてなのだもの。結果を出したチームは勝ちなワケだし、それが出来ないままのチームは、そう簡単には「一流」とは呼んでもらえないわけだものね。BARが優勝にこだわるのもその辺があるんだろうけどね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●今日の斬鬼さんたちの変身をみて「あきら!焦っていいから、早く鬼になりなさい!」とか思ってしまいました(爆殴) ●..]

ROVER [服が飛んじゃうのはすばらしいですねえ(^^;)]


2005-05-09 [長年日記] この日を編集

[Comics] 逆立ちはしないんだろうな (19:33)

倅が買ってきたジャンプ眺めて「ほう」と。ロック・ミュージカル「BLEACH」(テレビ東京)。浦原喜助役に伊藤陽佑。おやセンちゃんお久しぶり。

[Day] こまごまお仕事…とその合間 (23:57)

でたらめに忙しい、とか言うんじゃないんだけど、ちょっとした仕事がちょこちょこと舞い込む上にこっちの処理速がやや落ち気味なんで今日はこんなとこで。ちとあれだな、いわゆるblogと普通にHTMLのFTPアップロードによるサイト管理、自分にはどっちが向いているのかわかんなくなってきてるところもあったりしてその辺微妙。

つか正直「エスパラ」の方がやってて楽しかった様な気はするんだよなあ、ううむ。


2005-05-10 [長年日記] この日を編集

[News] さすがは「巨魁」だ (12:22)

新聞読んでて笑っちゃったよ。読売・渡辺恒雄氏と文春、プライバシー訴訟で応酬(asahi.com)。訴訟自体は去年に起こされてたものだったんだけど、昨日、地裁でナベツネ氏は、9日の法廷では「醜い姿で化け物みたい。報道のためのまともな写真とは思えない」と訴えたのだそうで。

自分で自分の写真を見て、「化け物」と言い切れるのは、ある意味凄いよなあ。

[Baseball] 謎を深める岡田采配 (22:45)

相手は好調なロッテだし、簡単に勝てる相手じゃあないのだろうけど、どうしたんだ岡田、日ハムの時の能見の完投で、なんか要らんところにスイッチ入った? なんだその、福原で完投敗け、ってのは。試合見てないから良くわからんのだけど、これはどういう意図? 今日は何やっても勝てそうにないから、もーこれからはなーもせーへん、とか決めた?

……それはそれで歓迎できそうな気もするが。

[Oldbooks] 水面下の死闘 (23:01)

ここんとこ書き込みがいいかげんだったのは、ちょっとだけ仕事があったのと、あと、古本屋的に、軽石庵史上最大最強の買取り依頼をいただいて、その買取り交渉で気が気じゃなかったからだったりして。SF関連の本、200冊ちょいだったんですがこれがあなた、中にタイトル聞いただけで窒息するようなヤツが相当数含まれてまして。自分の中では「出し過ぎだろうそれは」と言う理性の声もあったんですが、敢えてそれを振り払って予価をお知らせし、お返事を待ち、快諾いただき(間にGWが挟まってたんで真剣にのたうち回ってましたよ、ええ)、実際に商品を送っていただいてまた窒息しそうになって最終的な買取り価格を打診して……。さっき「その価格でよろしい」とお返事をいただいたです。いえふー。

いやあ、古本の神様ってのは、私に決して大儲けを許してはくれないけれど、でもたまにはちょっと、心躍る経験をさせてくださるものだなあと思ったことであった。神様ともども、私の薄っぺらなノウハウを補完する上で的確なアドバイスをくださった、珊瑚海のY田店長と古書さりいさん、それから何より、これほどの本の山を、古本屋あまたある中で、よりにもよってウチみたいな田舎の古本屋に送ってくださったお客様に尽きせぬ感謝を。

ぼちぼち出していきますんでお楽しみに。

って、古本屋の日記で書くべきネタだよなあこれは。こういう話は向こうでしたくない、ってのはどういうんだろうね。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●おおー、古本屋さん、大仕事だったワケですねぇ。  いやぁ、好きな事で忙しいってのは、ある意味シアワセなコトでござい..]

ROVER [よろしくてよ、ブレイド3カレー付き(^o^)。 ただ、ぼっこんと貧乏になったので、ハシゴはちょっと……(つoT)]

TUX [>ブレイド3カレー付き ●…って、なんか丸大ブレイドカレー、フィギュア付、みたいでイヤーン。 ●食べると吸血鬼に..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2005-05-11 [長年日記] この日を編集

[web] はー、チョンマチョンマ (17:54)

元ネタ判る人も減少傾向か。さて、Unlimited Clip Works経由で戦車占い

乱土 労馬さんは 天馬(チョンマ)号 です!

天馬(チョンマ)号さんは、非常に人見知りで、周囲からは謎の人物と受け止められることが多そうです。性格は執念深く、絶対的秘密主義。反面、努力家でもあり周囲が気づかないうちにとんでもない成果を出して人びとを驚かせるかもしれません。

恋愛面では相手の過去に非常に拘るタイプです。相手が処女かどうかを気にかけるなど理想やロマンを追い求めやすく、いちばん大事なことを見逃してしまいそう。また非常に嫉妬深く、相手を束縛したがるあまり、人道に反した強硬手段をとってしまいがちです。

ラッキー国家主席は(以下略

ラッキーワードは「万歳」です。ばんざい、ではなくマンセーと読んでくださいね!

劣化コピーか、オレは。

[Books] 一度付いた慣性は… (21:41)

それも26年分の加速度ともなると簡単には止まるわけもないか。本屋にて「あ、『トリポッド』の4巻だ。わーい。ウィリアム・ディーツ? ああ、戦闘機甲なんたらレギオンの人やな、一応買っとくか。ん、グインも出てんのかー」……で買っちまった。愚の101、「北の豹、南の鷹」。「の」の無いタイトルは何度かあったけど、「の」が二回付いてるのはシリーズ初なんじゃないか?……ああ、「ヤーンの時の時」なんつー豪快なヤツがあったか、さすがグイン。

そうそう内容は、ここまで100巻に渡って温帯の魔の手を逃れおおせてきたスカさんも、とうとう捕まっちゃったぁ、と言うお話。あとナリス様マンセーできなくなっちゃったので、代替テキストにマリウスが選ばれた模様。

来月はうっかり買わないようにしような、自分。

[Comics] (倅の)お買い物 (23:09)

街を通過する機会が格段に増えた倅、今日は島本和彦「卓球社長」、藤崎竜「WaqWaq」(3)を買って帰ってきた。それはいいが倅よ、なぜに「『卓球社長』は500円だったよ」といってこちらに上に向けた掌をさし出すのだ? オレは一言も、「買ってきてくれ」と頼んだ憶えはないが。あ、「『WaqWaq』は買う気はないんだよな」とは言ったが、それ以外は買う気満々だと判断したのか? ええい、なんとしても買ってきて欲しい本があったら前もって頼むわい。

とはいえ田舎では見落とすかも知れんマンガを自動認識して確保してくれるシステムとして、これはこれで有効なものかも知れんなあとは思った。なんかガイドライン設けた方が良いかしら。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

TUX [●KV-2だそうです…って、上り坂で首が回らなくなるですか、そうですか(爆) 「非常に個性的で愛嬌のある性格。ドジ..]

nico [M1A2エイブラムス重戦車かぁ だから、あの大統領が嫌いなのか?ぜってぃ似てない!!!]

えちごや [チャーチル歩兵戦車だそうです。 踏み台にされて人生終わるとか、基本的にマゾとか。…何となく当たっているのがなおのこと..]

ROVER [チャーチルいいなあ。転輪がたくさん付いててうれしいじゃないですか。]

noki [T35多砲塔戦車だそうな、、、なんか当たってるような。。。 _| ̄|○]

古いトマトすみけん [> スカさんも、とうとう捕まっちゃった えー。そんな話なんですか101。しくしく。]


2005-05-12 [長年日記] この日を編集

[Books] 死亡した宇宙飛行士 (24:23)

本書カバー J・G・バラード 著/野口幸夫 訳
NW-SFシリーズ 3
ISBN4-900244-02-3 時価

「太陽の帝国」の原風景

1968年から76年にかけて、バラードが発表した短編9編を収録。冒頭の作品、「最終都市」は書下ろし。

正直自分にとってバラードは、親しみのある作家とは言えない。一応「結晶世界」とか「ヴァーミリオン・サンズ」とか「夢幻会社」とか、読んだ憶えはあるのだけれども私の中ではイマイチ記憶に残っていないタイプの作家、といえるかな。私は吾妻さんみたいに砂浜で銹びた自転車眺めてぼーっとすることでは至福は得られない、と言うことで。

先日ちょっとお話しした、軽石庵史上最大の戦いの結果、買い取らせていただいた本の中に入っていたのがこの一冊。すいません商売ものに手を付けてしまいました。どちらかと言えばバラードは苦手なんですが、この本、たぶん一度手放したら当分読めないだろうって事で頑張って(仕事さぼって)読んでみた。で、第一印象は、そうだな、バラードってこんなに透明感のあるお話を書く人だったのか、と言うことだろうか。なんというのかな、乾いていて、妙に見通しが良い世界になってしまった、今とはちょっと違うけどそれほど先の話でもない世界、みたいなものを書かせたらこの人は天下一品なのかも知れない。スピルバーグの「太陽の世界」が持つ、妙な寂寞感とアフター・ホロコーストのやるせなさ、そんな世界で妙に生彩を持って空を切り裂く銀翼の煌めき、てのは、確かにバラード的世界であると言えるよなあと思った。やるじゃないかスピルバーグ。と言うところで各作品の短い感想を。

最終都市

本書のための書下ろし。この作品が、この短編集のトーンを決めているのだと思う。ぱさぱさな透徹感と皮肉混じりの視線。私たちが今享受している文明が、複雑怪奇に見えながら、実は案外簡単に模倣され、そして同じような末路を迎えうるものとしての再製も可能なものでしかない、と見る視線が強烈。透明感のある序盤が、お話が進むにつれて透明度を失っていくあたりも、"悪い冗談"として秀逸。

低空飛行機

前作同様の舞台設定と小道具揃え。盛りを過ぎた人類文明、その次に来るものはなんなのか、「次」にたいして「今」を生きる人類はどう接するべきなのか、を思索する。これまた前作同様、飛行機という存在(しかもアグプレーンってあたりが、なかなかどうしてマニアックですね)がかなり重要な意味を持つ。原語版ではこの作品が短編集のタイトルになっている。

死亡した宇宙飛行士

おおう、星野さんのマンガにありそうなお話だな、これは。とはつまり、日本のSF者たちにバラードが与えた影響というものの大きさを著わしていると言えるのだろう。本書に収録された作品の中では古い部類に属するだけに、あまり策を弄したようなところもなく、ひとつのアイデアで勝負するSF短編として楽しめる。これは時代背景を考慮して読まないといけないだろうな。

ウエーク島へ飛ぶわが夢

山田和子氏の解説に曰く、

記憶の奥底に沈み込んだ宇宙旅行と、無意識から上昇してくる"覚醒の島"への妄想の飛行という二つの焦点を持つ時空楕円構造体の内に、無名の人間の内宇宙の風景をクリスタライズされた傑作

なんだそうだ。そうか? 普通につまらなくはないお話、ってだけではないの?

神の生と死
地上最大のTVショー
死ぬべき時と場所
通信衛星の天使たち

続く4作は、ワンアイデアをぴりりと刺激的な結末でまとめる、短編SFのお手本みたいな掌品たち。ロートルSFファンにはうれしいスタイルだな。「通信衛星の天使たち」、しばしば登場する「神童」がテーマで、それらの「神童」が幼少のみぎりは確かに「神童」なのだけど、長じるにその「神童」ぶりが喧伝されなくなってしまうってのはどういうんだろう、ってテーマ。そんな、定期的に現われる「神童」の中に"ロバート・シルバーヴァーグ"って名前があるのは、これはバラードのいたずら心だったりするんだろうかね。

浜辺の惨劇

ラストを締めるのは、まるでゲームブックみたいな構成のクセ球。いかにも70〜80年代のSFシーンを連想させる作品と言えるだろうか。そのトリッキーな斬新さを認めるのにやぶさかじゃあ無いけど、それだけでは日本語で読んでるSFファンを納得させるまでにはいかないんじゃないかな、というところだろうか。ここはちょっぴりで良いから、謎解きのためのヒントが欲しかったかも知れないな。

てな感じで。なかなか楽しく読ませていただきましたです。ええ。

(★★★☆)


2005-05-13 [長年日記] この日を編集

[web] 使い回しには気をつけて (23:05)

JTのサイトに行って、検索窓に"F1"と打ち込んで結果を見る。検索結果は3件、うち上位二つは"What's New in MILD SEVEN F1 Team"。ほうほうと思ってクリックする。結果……ハァ?

迂闊だなJT。

[Books] SOS宇宙船シルバー号 (24:45)

本書カバー 光瀬龍 著
三省堂 SF傑作短編集 12
1977年11月初版 時価

なんとかしなければ……。いまのうちになんとかしなければ。

「ボーイズライフ」誌などに発表された、光瀬龍のジュヴナイルSF短編集、表題作他8編収録。

商売ものに手を付けちゃったシリーズその2。表題作の「SOS宇宙船シルバー号」の初出は1965年の「ボーイズライフ」誌らしい。さすがは吾妻さんが修行の糧にしただけの雑誌ではあるな。ちなみに1965年、と言われては私もまだ6歳、「ラット・パトロール」に夢中になってた頃だよなあ(それはそれで歪んでるな)。

さて日本SFの流れってものを考えてみるならば、その流れの根底にあり、かつ欧米SFと明らかに一線を画するものとして、より身近な危機感と無常観、って物があったんじゃないか、特に初期の日本SFを支配していたトーンというのはそれだったんじゃないだろうか、という気はしているわけだけど、ジュヴナイルSFを集めた本書が、基本的にそのトーンにおいて、ジュヴナイルにあるまじき展望のなさと、近い将来への危機感に充ち満ちたものの集大成になっているってあたりでも、その意識が案外的はずれなものじゃあなかったのだなあというあたりの、良い再確認のための材料になってくれたなあという感じではある。

ベトナム戦争は泥沼化し、東西冷戦はいかな快方に向かわない。しかも世の中には今までになかったクライシスとして「公害」と言うモノがクローズアップされつつある。このままでは人類は、程なく自滅してしまうのではないか、と言う危機感が一番大きなものになっていたのが60年代の終盤から70年代にかけてだったのだよね。この時期に青二才をやってた私らは、そらもう簡単に「ノストラダムスの大予言」を信じてしまう連中だったわけだ。

例えば当時のSF映画のタイトルを思い出してみればいい。「ソイレント・グリーン」、「渚にて」、「地球爆破作戦」、「世界が燃えつきる日」、「猿の惑星」、「サイレント・ランニング」、「THX1138 4EB」もこの系統だよな。共通するのは人間に任しておいては地球の将来は暗い、というトーン。これは日本では、第一世代SF作家たちによる無常観溢れる作品群と、第二世代SF作家(山田正紀さんとか、永井の豪ちゃんとかもここに入るんだろうな)による、無常観と、それに対する異議申し立てを併せ持った数々の名作を生む土壌になったのだろうと個人的には思ってる。で、本書。

これは本来、少年少女に夢と希望を与えるべきジュヴナイルであるにもかかわらず、そのトーンは限りなく暗く、重く、そしてしばしば小説として壊れてる。構成の壊れっぷりに目をつぶってまでも、作家が「今なんとかしないとホントにマズいんじゃないか」と思っていたのだろうな、と思わせる作品がいくつも見受けられる。ええ、お話には「伏線」って物が必要でしょう、それをうまく張ってこそ作家でしょう、と言いたくなるくらい出来の悪い小説もこの中には含まれているのですよ。この本が刊行された1977年にこの本を手にとって、読んだ読者にとって、その読後感はそれから四半世紀以上経った今、惰隠洞のオッサンが思う「おいおい、考えすぎだよ」と、さほど変わらないものなのではないかな、と思う。でも。

もとよりこの本に収められた作品たちの、正しい初出の時期というのが今は判らないのだけれど、これらの作品が書かれた、その時ただいまの危機感、無常観、は確かにあったよな、本当に世の中gが何かに心配していたよな、みたいな危機感があったことは私個人は理解できます。それ故小説の作法とかを多少犠牲にしても、読者に「なんとかしなければ……」と思って欲しい、という作家の心情が強く反映されてる本、というところで価値のある本なのかなあ、と。

個人的には、1970年代ってこういう時代だったよなあ感が思い出される、妙に懐かしさ溢れる短編集ではありました。今これを読む人はどういう感想を持つのだろうね。

(★★★)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

キャプテン・シライ [あ、この本、欲しいです。何時頃店頭に出ますか? って、此処で聞くことじゃありませんよね、失礼しました。 初出はこち..]

ROVER [次回の追加を、これらのハードカバー軍団にするか、模型関係がちょっとあるのでそっちにするかで思案中です。 ただ申し訳な..]


2005-05-14 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日はミニオフ (23:38)

梅田に出てインデアンカレーを食って映画を観ようミニオフ。お題は「ブレイド3」。今回もTUX導師と二人のミニミニオフになっちゃった。映画の感想は別項で。とりあえず劇場で「電車男」の予告編を見るのが妙に気恥ずかしいのはなぜなんだろう。

映画の後はいつものように「天狗」→「オモニ」コース。本日は二次会の前に本屋めぐりをして買いそびれてたマンガを何冊か確保。「俊平1/50」(辰巳出版からでてたのか。そりゃ講談社の棚探しても見つからないわけだ)とか須藤真澄「マヤ」とか星野之宣「クビライ」とかこうの史代「夕凪の街 桜の国」(やっと見つけましたよ)とかいしいひさいち「ドーナツブックス」(37)とか、そのあたり。福山さんのマンガも何冊か未収があったんだけど、とりあえず今回は見送り。やっぱり定期的に街に出ないと、肝心な新刊が手に入らないよなあと思ったね。

呑みながらのお話は映画やデザイン一般から、なぜか老人介護に関する話題まで妙に多岐にわたったりして、なかなか濃いお話ができました。

次回は今月末のDoGAっすか。今度は大人数で盛り上がりたいところで。そろそろ屋上もオープンしてるかな。

[Chinema] ブレイド3

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督・脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
製作:ピーター・フランクフルト/ウェズリー・スナイプス/デヴィッド・S・ゴイヤー/リン・ハリス
製作総指揮;トビー・エメリッヒ/スタン・リー/アヴィ・アラッド
撮影:ガブリエル・アラスタイン.ASC/BSC
音楽:ラミン・ドジャワディ/The RZA
出演
ウェズリー・スナイプス
クリス・クリストファーソン
ジェシカ・ビール/ライアン・レイノルズ
パーカー・ポージー/トリプルH
ドミニク・パーセル
公式サイト:http://www.blade3.jp/

シリア砂漠にひっそりと、しかし不気味にそびえ立つ古代の神殿。何千年ぶりかにここを訪れる謎の小グループがあった。神殿の奥底に眠る吸血鬼たちの始祖の眠りを覚ますべく…。

半年の後…。今夜もブレイドとウィスラーは、吸血鬼狩りの戦いのさなかにその身を置いていた。だが、今夜の最後の獲物は銀の弾丸を撃ち込まれても消滅することがない。ブレイドが倒したのは吸血鬼に化けた生身の人間…。吸血鬼側の奸計に堕ちたブレイドは、大量殺人鬼としてFBIの追跡を受ける羽目になってしまった…。

やあよかったなあ、と違って今回は、ちゃんと劇場用パンフを作る予算があったんだな(w。

さて映画の方は、うーんなんて言うんでしょ、シリーズ物のパート3がハマる欠陥の多くを、残念ながらこいつもしっかり備えちゃったかな、と言う事になってしまっているかなあ。「2」でついうれしくなって拡げすぎた風呂敷をたたむのに苦労する、とか、ほっときゃ良かった伏線まで面倒見なくちゃいけなくなって話が散漫になっちゃった、とか、ついついサービス精神が過剰に発揮されて不必要に新キャラ出しちゃったもんだからドラマチックさが薄くなっちゃった、とか。鳴り物入り映画の第3作って割とそういう傾向を持ってしまうことが多いと思うのだけど、こいつも割とそんな感じがある。こう、展開が妙にちぐはぐで、お話をクライマックスまで引っぱっていく力が弱いように感じた。

ヒット作品の魅力を拡大再生産していかないとあかん続編ものがしばしば陥る罠なんだけど、もっと派手にしよう、もっと深い話にしよう、みたいな意気込みが、逆に派手なものを素直に派手だと、深くなってなくちゃいけないものが逆に浅いものになってしまっている。いつものようにお料理にたとえるならば、街の大衆食堂で抜群においしい定食モノを出してるコックさんが、いきなりホテルに引っぱられてフルコースを作らされる羽目になった、ような感じ? 見た目はちゃんとしているんだけど、微妙にどの料理にもしっかり火が通ってないんですな。ついでに定食屋のオヤジが、初めて作ることになったメニューもあって、そこら辺のとまどいも、ちらほらと見えたりするかな。

「スター・ウォーズ」や「マトリックス」ほどに一作目のインパクトが強烈じゃなかった分、3作目に来てこれかい、ってほどにはトホホ感は薄かったし、なんと言ってもアクション部分のキレの良さ、格好の良さは健在で、そこ見てるだけで充分に楽しめるんだけど、どうだろね、微妙なノリの悪さも終始感じちゃうような映画、ですかね。悪くはないんだけど、無意味なハッタリが減っちゃった分、ウハハ感(なんだそりゃ)が前2作に比べて随分少なめになっちゃったあたりが、何とも惜しかったかなあ、と。

(★★★)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●お疲れ様っしたー。いやもう、なんか超プチオフ(しかもハシゴじゃない!)なのに、異様に濃い一日でした(笑) ●ブレ..]

ROVER [遅ればせながらお連れ様でございました。今日は足がやや痛かったです。運動不足だなあ(^^;)。 次回はDoGAっすね。]


2005-05-15 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:19)

ごそっとまとめて「ウルトラマンネクサス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」、「ジパング」、「鋼の錬金術師」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。

太田愛脚本に戻った「ネクサス」。キャラクタ同士の細やかなやりとりの味わいはさすがと思うんだけど、お話はさらにこれで収拾付くのかーと思わせる展開が続く。あと数回しか残ってないんだから、まあまともな収拾の付け方はハナから無理なのだろうけど。というか現在放送中の番組を、必死な勢いで無かったことにしようとしているこの態度は、ちょっとどうかなあと思ってしまうな。デス様は前にもあったヒロイン返還儀式の回。

深夜枠では「ジパング」が終りましたな。角松さんが満州にいくところでいったん終る、ってのはまあ賢明かも。この後原作はぐちゃぐちゃになるもんね。

日曜朝は、最近真面目に見てるのは「エウレカ」と「響鬼」だけになっちゃったなあ。今んとこまだ「マジレン」は楽しめるところが見あたらない感じで。お芝居がいかんのか、ダメなお芝居をカバーしきれない脚本が悪いのか、さてどっちでしょ。

「響鬼」は面白いんだけど、なんていうのかなあ、こういうのが今風な「大人な人」とのふれあいなのかなあってあたりに妙なイラつきはあったりして。戸田山くんの自己批判を、フレーズごとに「そうだな」、って流してあげるザンキさん、あっさり「弟子は取らないよ、でもそれはそれだろ、友達だろ」ってスタンスのヒビキさん。この番組のトーンからして猛士の大人な人達のスタイルってのは、こういう、他人に何かを強要するんじゃなく、んまあキミも大変だろうけどそこはなんとか自分で考えてみようや、って事なんだろうけど、んでそれは子供にとって、心地の良い大人との付き合いって事になるんだろうけど、どうよ、「ホントに何かを変えたいと思うなら俺の弟子になってみるか? キツいぞ、オレはしごくぞ」っていう大人にもいて欲しいよなあと思うんですけど。決めるのは自分だよね、自分で考えて答えを出さなくちゃね、は良いのだけれど、どういうんだろうなあ、なんかこう、もうちょっと"熱血成分"が欲しい気もするんだけど、贅沢が過ぎるのかな、それは。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [こないだ早起きした時に「響鬼」を初めて見ましたが、子供達はオモシロいと思って見てるんだろうか?と疑問に思いましたわ。..]

ROVER [適度にギャグ入ってますし、それなりに楽しめてるんじゃないでしょうか。ただお子ちゃまたち、あの鬼さんたちの区別がちゃん..]


2005-05-16 [長年日記] この日を編集

[TV] 月曜時代劇 (21:12)

仕事でちょっと困ってるところがあるんでテレビは適当に流してただけなんだけど、将軍様の再放送で前田亜季が出てて、これがでたらめに可憐でねえ。本放送は99年だから14歳か。可憐なはずだよ。

で、良い物見たなあ気分で晩の黄門様見たら、ゲストが天童よしみでうぎゃあ(ごめんなさい)。でもでも、オレがそう思うのはともかく、公式サイトであるところの水戸黄門大学・時代劇研究会の連載企画、「今週のムスメ」までも、16話(先週分。勝野雅奈恵と仁科仁美)の次が18話登場の吉野紗香になってるってのは、なんだか天童よしみに失礼な気もちょっとだけするぞ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

TUX [●帰ってきてテレビをつけたら、黄門様をやってて、丁度天童よしみが、なにやら庭のような所で歌ってるシーンでした。 ●..]

ROVER [雄藩のお殿様の御落胤だからと言って、必ずしも可憐な美少女とは限らないよな、と言うことを再認識させられました。いや、天..]

noki [いや、、実はあの時代は天童よしみが美人のスタンダードだったりしたとしたら。。。(w]


2005-05-17 [長年日記] この日を編集

[web] 今度は「ぱきっ」なのかな (22:49)

TIMAKING ver.2さん。あの名作、「あふがにすタン」(書籍化おめでとうございます)に続いて世界史4コマシリーズ第二弾、「ぱきすタン」スタート。まずは続きを楽しみに。

[web] テラワロス (22:58)

どれみっちの穴さん。二段オチでワラタ。ただ今450円。がんばれナージャ。


2005-05-18 [長年日記] この日を編集

[Day] なんだなんだ (12:20)

急に忙しくなってきたぞ…。

[News] 性能詐称 (17:53)

イカリソース代表取締役ら逮捕へ 設備売却で8億円詐取(asahi.com)。テレビニュースを耳で聞いてるだけだと、「性能を偽っていた疑い」って言うもんだから、オレはまたイカリソースがソースの性能をごまかしてたのかと思っちまったよ。本業がうまく行かないんでリサイクル事業なんてものに手を出してて、それ用のキカイの性能を偽ってたって事なんだな、なるほど。

ニュースとしちゃあ、ソースの性能を偽ってくれてた方が面白かったんだけどさ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

りつこ [この会社になじみがない故かどうしても一瞬「イカ リリース」と読んでしまいます。 イカを放流するのか、イカがCDデビュ..]

ROVER [イカレスラーならぬイカシンガーですかー(^^;)。]


2005-05-19 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日も忙しい

なんだかごちゃごちゃ忙しいなあ。天気も良いし、今日あたり久しぶりに背取り旅して立ち呑みでぷはー、したかったんだけど。

やっぱトシかな。作業スピードがやけに落ちちゃってる気がするぞ。しくしく、とにかくもうひとがんばり。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●作業スピードは落ちてない(と思う)んですが、集中力が持続しません(笑)やっぱりトシです。はっはっは(居直笑)]

ROVER [複数のワーク(^^;)が舞い込むと、とたんにうろたえる私。修行が足りませんわ。]


2005-05-20 [長年日記] この日を編集

[Day] 街行ってきた (15:30)

あまりに仕事の埒があかない状態が続くので、参考書探しがてら久々に三宮へ出かけてみる。おー、交通センタービルとマルイの間に歩道橋ができてるじゃないか。そういえばしばらく三宮に出てなかったよなあ。

久しぶりに背取り旅もやったんだけど、足がくがくです。いかんなあ、運動不足かもしれん。やっぱり週に一度は、街に出んといけませんですな。

[Books] タフの方舟1. 禍つ星 (25:57)

本書カバー ジョージ・R・R・マーティン 著/酒井昭伸 訳
カバーイラスト 末弥純
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011511-7 \840(税別)

彼の名はタフ・ハヴィランド。長ったらしい名前のおんぼろ貨物船で、猫たちだけを相棒に宇宙を回る個人業者。そんな彼の許になにやら曰くありげな仕事の話が舞い込んだ。定期的に正体不明の疫病に見舞われ、あらゆる知的生命体が生き延びることを許されないところから付いた渾名が"禍つ星"。そんな謎の星存在の陰には、1000年前の恒星間戦争の遺産があるらしい。それを手にすれば巨万の富が手に入る、と踏んだ一団がタフに接触してきたのだ。今ひとつまとまりのない一団を船に乗せ、タフたちは目的地をめざす。そんな彼らが向かう先には、とてつもないものが待っているのだった……。

G・R・R・マーティンと言えば「フィーヴァードリーム」などの、いわゆるゴシックホラーで有名な人、って印象を個人的には持ってるんだけど、思い返してみたらSFの方でも結構いい仕事してて、「サンドキングズ」なんてのがあった(未読ですが)し、シェアード・ワールドSFの佳品、「ワイルドカード」の元締めみたいなこともやってたりする。そんなマーティンの1980年代の連作シリーズがこれ。超慇懃なはみ出し商人タフが、ひょんな事から手に入れた過去のオーバーテクノロジーを駆使して、行く先々で騒動を巻き起こすシリーズ、という感じですか。過剰なまでの慇懃ぶりが、却って周囲のイラつきを招き、勝手に先走って話をややこしくしてしまって、ていうお話のスタイルとキャラクターの立ち具合が実にうまく、楽しめる連作シリーズになっている。

ちょっと昔の作品なんだけど、そんなに古さを感じさせないのは、これがいわゆる"エッジ"ぎりぎりで遊ぶタイプの小説ではなく、基本ラインはオーソドックス、で、キャラクター造形がうまいのと、あとはやはりSF的アイデアの使い方の、ツボの抑えっぷり、ってあたりだろうか。そのあたりが実にうまい具合に機能しているのが第三話、「守護者」。いやあこれはいいねえ。私がSFだなあ、と感じる多くの要素を、この短編はうまい具合に押さえている。あんまり言うとネタバレになっちゃうんでアレですけど、SFが本来持ってるべき、今現在の我々に対しての「それでええの?」って問いかけをうまくエンタティンメントの中にくるめておいて、なおかつ現在ただ今、我々のとはちょっと違う世界を作ってきてそこに前の問いかけをうまく絡めてみせるあたりの作家の手腕と言うんですか、そこらがなかなか。

 帯やカバー裏の惹句は何か勘違いしてるような気がするんで、それは無視して読んでみるのが吉。"宇宙一あこぎな商人"のお話なんかじゃないよね、これ。そこらに不満はあるけど本編は抜群に面白かったのでまあ許す。いわゆる"ユーモアSF"の一遍として、読んでる間は楽しい時間が過ごせる逸品じゃないかな、と。ある意味多少はSF読んでる人にお勧めの一冊なのかも知れない。

(★★★☆)


2005-05-21 [長年日記] この日を編集

[web] 今日のspam (15:08)

古本屋(こっちはPOPFile通してないんで)に来たメール。Subjectは"【重要】お客様の登録手続きが完了していません"

メールの遅延等々によって当番組からの登録メールがお客様に完全に届いていない可能性があります。
面倒とは思いますが・・・下記リンクよりもう一度、登録を行ってさい。

※本日から「直アド公開キャンペーン」中です。  ☆更に☆豪華商品プレゼントも♪詳しくは↓↓↓ http://pc.lovefree.tv/index1.asp?kyoshi9
からご入場ください。(^O^)/

☆きっかけは〜〜メールラヴ! (c)1998-2005 mail-love事務局

いろいろ考えつくもんだなあ。

[TV] 定期視聴番組 (22:34)

「ウルトラマンネクサス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。ふうむ、コモン君はデュナミスト候補なんだろうな、てのは予想が付いていたけれど、ふくたいちょーもそうだった……、あ、そうじゃないな。これは世が世なら、最後のネクサスとメフィストが、それぞれコモン君とふくたいちょーになる、ような構想があったのかも知れない。全体に漂うダークな雰囲気はともかく、うーん、やりようによっては一定の評価をするにやぶさかでない力作、ぐらいには仕上がってたのかも知れないなあ。シリーズ構成的に、やっぱり子供番組なんだから、後々暗黒路線にいくにしても、最初はそれなりに子供たちにとってキャッチーな展開を用意しといて欲しかったね。

デス様はまあなんだな、強化人間が出てきてるんだからサイコガンダムも出さなきゃね、って回だわな。それにしてもまあ、なんとも愉快なデザインのモビルスーツであることだいなあ。

[F1] モナコGP予選一回目 (22:58)

毎年モナコでは映画会社とのタイアップをやってくるレッドブル=旧ジャガー。今年は「スター・ウォーズ」。ノーズにどどーんとヴェイダー卿のご尊顔が。川井ちゃんレポートにあったので注意して見てみたら、うんうん、確かにバージボードにしっかり、"Powered by The Dark Side"って描いてある。わはは、いいのかクルサード、暗黒面に身を投じて。

でもレッドブルのピット、楽しそうでいいよね。クルサードの走りにチューバッカやストーム・トゥルーパーが声援送ってた。さて予選の方は、別に隠さなくても良いですよね?

ここに来てオーナーがやる気なくしつつあるらしいジョーダンを、ミナルディが喰う勢いらしい。ついでに市街地コースには自信を持ってたナレインも、ここではかなり自信を無くしちゃって、かなり落ち込んでいるんだとか。その影響もあるのかジョーダンの二台はミナルディの下に沈んでしまってた。フリー走行での多重クラッシュ(ファンパブロが悪さを仕掛けた、と言う話らしいですが)も影響して、序盤に出てくるマシンは苦労する。で、その序盤に出てくるのがミハエルってあたり、今年のフェラーリは運がない。フェラーリのセカンド、から脱却しようとしてるザウバーがそこそこ結果を出してきているのとは好対照かも。

とりあえず一回目はキミとアロンソがすばらしく速いねえ。今年の序盤戦はルノー、マクラーレンが一歩抜け出てて、これになんとかウィリアムズとトヨタが食いつこうとしてる、って図式かも。そのトヨタはラルフのかなり大きなクラッシュ(よそ見でもしてたんだろうかねえ)で今回はヤルノもちょっと割食っちゃった感じか。よほどのことがない限り、最終的な決勝もルノー対マクラーレン、って事になるんでしょうかね。


2005-05-22 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (22:32)

「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」、あと「義経」の前座が「雪の女王」に変わってた。監督出崎統? うへえ、なんつーかこの、実に今風じゃないアニメだなあ。もう一本の新番組、「ローゼンメイデン」もなんと言ったもんだか。とりあえず、聞く側の気分を激しく不安にさせるあのOP/EDのお唄はいったい何なんじゃろ。

「エウレカ」はもう、ステキ。レントン君の、ラストの「そうでもないさ」ってセリフで、オジサンの涙腺調節バルブは見事に故障しちまいましたよ。これぞジュヴナイルの黄金パターン。

「マジレンジャー」は相変わらずお話の作り方がヘタ。いきなり知らん男と結婚、ならホウ姉的に、相手の男が実は怪しい人物なんで尻尾をつかもうとしてる、とかなんとか、そんなノリの方が、ほどよくマンネリに染まっていい感じになったんじゃないかなあ。

ヒビキさんの方は、逆に見所沢山ありましたな。制服姿のあきらとか体操服姿のあきらとか(ぉーぃ)。あーあとミニスカでバイクにまたがる香須実ねーさんもなかなか。そんなことよりあれですよ、イブキさんと香須実ねーさんがショッピングに出かけたあそこ、あそこってデビルマンの"世界"だよねえ。ううむ、別に何かの嫌がらせ、とか、そういうワケじゃあないとは思うんだけど、妙な既視感がやがて含み笑いに…(ニガワラ)。

プリキュアは、ドツクゾーンの人達が案外素直な人達だと言うことが判ったのが収穫でした。そうか、じゃんけんで決めるのか。ドツクゾーンの人も、自分がイヤなことをされたらやっぱりイヤなのか。なるほどな。

そんなことより「義経」がなんか大変なことになってますよ。ショタ、美青年、老け専と次々に対応ジャンルを伸ばしてきて、とうとう幼女フェチの面倒も見ようって勢いではないですか。うおう、大姫カワイイよ大姫。

[F1] モナコGP決勝 (23:38)

ふうむ、何かと「非力」と言われてきていたルノーエンジンが、今年になってなまじパワーを持っちゃったゆえにちょいとばかりタイヤに厳しいマシンになっちゃった、と言うのがなんだか興味深い。ラスト10周、フェルナンドのクルマのリヤタイヤはほとんどスリック状態だったものね。序盤はアルバースが見せ場をつくり、後半以降は今年のここまでの上位チームのめまぐるしい攻防で、大変に見応えのあるレースだったのじゃないかな。壊れないマクラーレンはやっぱり怖いよね。それから苦労人ニック、よかったなあ、なレースではありました。

それはともかくレースの序盤を一緒に観ていたカミさん曰く、「あのクルマ(レッドブル)はR2-D2後ろに積んだらええんちゃうのん?」だって。

おー、そりゃトラブルフリーで最強かも知れんなあ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●いやもう、レントン君と、それを見守るホランドを中心とする大人達が素敵すぎます「エウレカ」 ●今週はイブキさんがち..]

ROVER [正式に「鬼」として活動するためにはお医者の健康診断書が必要、ってのに笑っちゃいました。トドロキさんも大変だ(^o^)..]


2005-05-23 [長年日記] この日を編集

[News] 子供に見せたい番組No.1 (22:56)

プロジェクトX「事実と違う」 大阪の高校が申し入れ(asahi.com)。夕方の関西ローカル、「ムーブ!」でやってたのを見てたんですけど不思議ね。この手のイカサマ番組、作る側はウソがバレないと思って作っちゃうんだろうか。世の中のメディアがテレビだけだったりしたらそれもうまくいくかもしれないけど、雑誌だってあるし今はwebちゅう強敵もあるのにね。

まあもっと不思議なのは、テレビでやることの真偽を必死こいて明らかにしようとする人が結構いてるって事だったりするんだけど。

ウソ半分の世界だと思って見てれば、別にどってこと無いのにね。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [淀工といえば私などには合唱部よりも吹奏楽部のイメージが強いんですが、一言も触れてなかったんですね。いやはや。]

ROVER [私はネイティブ関西人じゃないものですから、テレビで「ヨドコウ」と言われると、ついつい物置の方を連想してしまいます(関..]

寸゛ [ああ、「ヨドコウ」のイメージも真反対ですそういえば。中学の友人にも淀工に行った奴がいますし。枚方の花火大会で淀工のブ..]

asano [NHKは淀川工業高校の吹奏楽部をとりあげた「ドキュメントにっぽん・みんなで吹いたら日本一 〜淀川工業高校吹奏楽部〜」..]

ROVER [数年後か十数年後か判らないですけど、近いような近くないような将来の「NHKアーカイブズ」で「プロジェクトX」が取り上..]


2005-05-24 [長年日記] この日を編集

[Books] 幻想と怪奇 宇宙怪獣現る (23:51)

本書カバー 仁賀克雄 編
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
カバー写真 ©Brenda Chrystie/CORBIS/amana images
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041079-8 \740(税別)

温故知新のオーソドックス

1976年刊行のオリジナル・ホラー・アンソロジー「幻想と怪奇」全三巻の新装版のうちの一冊(第二巻)。ゼナ・ヘンダーソン「なんでも箱」他全11編を収録。

基本的にサブタイトルに惹かれたわけで。怪獣・化け物テーマのホラー、アンソロジーなのかと思って買ったわけだけど、テーマとして明確に「怪物」があったと言えるのかどうか、ちょと不明瞭。まあどの作品にも、その根底には怪物的な何かが潜んでいる、とは言える訳だ。デカいもの、不気味なものばかりじゃなく、ありふれて見えるものの裏に潜んでいるかも知れない、怪物的なものもあるのだよと言うことですな。

刊行時期が1976年ってところからしても判るとおり、収録されている作品は50年代の作品群が主流。ゆえにその全体的なトーンは実にオーソドックス、というところ。とんがった世界観やシビアな世界観から来る"怖さ"より、あくまで"日常"のありふれた営みの中に知らぬ間に入り込んでいた何か、みたいなものが醸し出す怖さ、を演出した作品が並んでいる。このオーソドックスさを好ましいと思うのは、あっしも歳食って先鋭的なものよりも安心して楽しめるものを求めるようにあっているって事なのか。ホラー小説を安心して読む、てのもなんか矛盾した話のような気はしないでもないですけど。以下、収録作品ごとに一言コメント。

こおろぎ(リチャード・マシスン)

ちっちゃいのがわらわらやってくるのはやっぱり怖いよなあ、な作品。怖さの動機をなすものが、どうしようもなく不条理なまま取り残されてるのがまた、古風なホラー風味があって結構。

なんでも箱(ゼナ・ヘンダーソン)

アジマニアなら先刻承知。もちろん原作はいきなり殴りかかったりはしないのでだいたいあんしん(何が)。

それ(シオドア・スタージョン)

B級モンスター・ホラー映画の原作に持ってこい、って感じ。そこはもちろんスタージョン、凡百のモンスターホラーでは終らせないのだけれど。

ルーシーがいるから(ロバート・ブロック)

妙に「こういう話、他でもあったよなあ」感に満ちあふれた品。こう、日本製コミックでこういうの読んだ憶えがあるような無いような。短く、鋭いがゆえにコミックのモチーフとしても有用ってことなんだろうな。

その名は悪魔(ヘンリー・カットナー)

怪物、と言う言葉から一番ほど遠いイメージを持つ存在、に見える無垢な子供たち。そんな子供たちが共有する秘密とは…。訳がやや固いのが惜しいなあ。それがなければ本書の白眉だったのに。

埃まみれのゼブラ(クリフォード・D・シマック)

SFだけに可能なスラプスティック。実にこの、古き良き50年代SF短編って感じ。

トランク詰めの女(レイ・ブラッドベリ)

「その名は悪魔」と好対をなす作品、なれどこれもちょっと訳が良くない感じ。少年の妄想が織りなす得体の知れない怖さ、みたいなものがうまくでていないかなあって感じがある。

裁きの庭(デイヴィッド・イーリイ)

いわく付きの名画をめぐるショートホラー。これはなかなか。きゅっと締まった良い短編だと思う。怪物度はやや低めだけどね。

ハリー(ローズマリー・ティンバリー)

ふむ、これもコミックとかテレビドラマで妙に見たような覚えのある作品ですな。他の人がモチーフとして使いたくなるくらい優れた作品である、と言う証明なのだろうけども。

かたつむり(パトリシア・ハイスミス)

「太陽がいっぱい」のハイスミスがこんな南洋怪獣ものを書いていたとは驚きだ。これもB級映画にしたら楽しそう。

宇宙怪獣現る(レイ・ラッセル)

トリを飾るのはシネマテーマの愉快怪獣もの。これは逆に、AIPなんかのB級モンスター・ホラーを幾つか知ってると楽しめそう。パルプ雑誌のスペース・オペラネタで大笑いのコミックを一本上げてくださった星野さんに、こいつもコミカライズして欲しいような気もするな。

てな感じで。楽しめたのは確かなんですが、一部の作品では少々読みにくい、と感じる作品もあったのは少々残念かも。SF系の作品を訳してるのが深町眞理子氏とか永井淳氏といったなじみのある訳者さんだったことがこっちには有利に働いた、ってだけのことなのか、それともホントに訳のレベルに結構差があったと言うことなのか、さてどっちなんでしょ。全体としては大満足、には一歩届かなかった感じ。

(★★☆)

[Day] 鍛えてないから、そうなるんだな(ヒビキさんの声で) (24:32)

脳を鍛える大人のDSトレーニング(Nintendo DS公式)。ううむ、おじさん初めてNDS買った方がええのやないやろか、と思ってしまった。いやもうオジサンのオジサン化って、オジサン本人にはものすごく切実な問題なのよね。

こいつ導入して、脳味噌鍛えた方が良いのかしらん……。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ASA [幻想と怪奇、なつかしいです。本屋で見つけて2冊衝動買い。創元の怪奇小説傑作集とか、また読みたくなりました。 古典なの..]

ROVER [なるほどー、一番SF成分多そうなヤツを選んで買ってみたんですけど、別の本にディックが入ってるのか。そりゃ読んでみたい..]


2005-05-25 [長年日記] この日を編集

[web] 今日のspam (13:04)

古本屋の方に舞い込んだspam。Subjectは"「もう配信なんてしない   槙原敬之」"だそうで。

配信も1人で 出来ないわけじゃないと
EXCELを開いたけど どれから送るかわからない
ほらゼグメントも出来たもんね だけどまたダウンをした
持ち込みアドレスなら文句も 思い切り言えたのに

特定電子メール法が成立した時は 目障りに思えたけど やっと自由を手に入れた ぼくはもっと淋しくなった
ドメインを指定した君の アドレスは分からないけど いつもより眺めがいい 結果ビューアーにとまどってるよ もし君に一つだけ 強がりを言えるのなら もうスパム配信しないなんて 言わないよ絶対
壁に並んだカモリストもみんなに売ってしまおう USBのテンキーも もったいないけど捨ててしまおう 男らしく 潔くと シャットダウンする僕は 他の誰から見ても一番 センチメンタルだろう
こんなに一杯のメールアドレス集めて 貯金ゼロになってまで 買いあさるのはもう嫌だと知った
送りつけた広告が サーバーに戻ってくるうちは 今日も動いてるマシンの到達率を思って気がかりだけど 僕の貯めた メールアドレスは市場を流れてめぐり 僕の知らない誰かが 配信してるから
本当に本当に配信が大好きだったから もう売りつけてしまうなんて 言わないょ絶対 
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ http://www.gals-station.com/?id=17

ヒマなスパマーもいるもんだなあ、と素直に感心した。でも悪いな、オレ、槙原敬之の歌、知らねえんでね。どれぐらい出来がいいのかは判断できませぬ。

[Day] うわあ… (18:27)

なんか今、凄い勢いでちゃぶ台がひっくり返ったような希ガス…(つoT)。

[Books] トリポッド(4) 凱歌 (22:34)

本書カバー ジョン・クリストファー 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 西島大介
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011515-X \640(税別)

子供に読ませるものだから

過酷な条件下で異星人たちの奴隷を偽装し、数々の重要な情報を持ち帰ることに成功したぼく。その情報はただちにレジスタンスのメンバーたちによって研究され、異星人たちへの反攻作戦が練り上げられていく。残された時間はあと4年。4年後には新たな異星人たちの宇宙船によって、地球は完全に彼らが住むのに適した環境に作りかえられてしまうのだ。それまでに異星人たちを一掃する秘策を見つけ出さなくてはならない。レジスタンスのメンバーは世界に散り、彼ら同様、まだ洗脳されていないもの立ちの中から新たな戦士となるものを募り始める。同時に、異星人の秘密にさらに肉薄するため、新たな作戦が動き出そうとしていた…。

「トリポッド」シリーズ最終巻。ええいくそったれ、登場人物紹介はまだしも帯の「今回はほにゃらら」、余計なことすなっ。大事なサプライズをひとつバラしやがって。読む楽しみがちょっと削がれちまうじゃないかぁ。

さて気を取り直して。相変わらず子供に優しくないSF冒険ジュブナイル、今回も快調。ここまでしばしば、自らの語りの中で(何せ一人称の小説ですから)明らかにされてきた、調子に乗りやすく、強情で、かっとしやすい、という主人公ウィルの欠点が、今回ははっきりと大人の口からの叱責の形で明らかにされる。毎回毎回、自分の欠点のおかげでしょわんでも良い災難やピンチを迎えてきたウィル。レジスタンスのリーダー直々の叱責でようやく目が醒め……たりしないのが英国流(w。もちろんウィルはウィルなりに成長してはいるのだけれど、誰かから心に響く言葉をもらったからといって、それだけでたちまち人間の性根が変わったりする物ではないよ、と。

そう、最終巻に至って判ってくる本書のテーマ、それは実は「人間の性根」だったりするんだなこれが。

完全な隷属状態に置かれたとき、人間はそれでもくじけず抵抗を繰り返し、自分たちの住む世界を取り戻そうと、例えそれが勝ち目がなさそうな戦いであっても完全とその中に身を投じる。ところがいったんことが収まると、それまでの固い団結もどこへやら、もたげてくるのはいつも派閥抗争。少年少女よ、君たちが今住んでいて、これからその中で大人になっていくこの世界とは、実はこういう物なんだよ、どう思うかね君たちは、と容赦なく問いかける。シビアだわあ、さすが英国SF。これがアメリカSFだったら、最後はリーダー格の人物が、一発なにやら感動的な演説ぶってわああああ! でエンドマークなんだけど、意地でもそんな終らせ方はしないんですな。

魅力的な脇役の友人たちがみな、急速に成長していくのに対し、主人公ウィルの成長は読者がイライラするくらいぱっとしない。あれほど嫌いだった従兄弟のヘンリーでさえ、しばらく見ないウチに、こいつは将来キットひとかどのリーダーになるに違いない、と思わせる大器の片鱗を見せているというのに。人を理解しようと思いながらも自分を良く見せたい、自分がヒーローになりたいと思ってしまう。そして他人に対してはわかっちゃいるけど嫉妬深くなってしまう、そんなウィルが表わしているのがつまりは一番普通な人間の姿なんだよ、と言うことなんだろう。そしてそんな人間でも、大きな痛みは伴うけれども、良い方向に向かって進んでいくこともできるはずだよ、そうだといいね、というわずかな希望を残してお話は終了するのだった。そのラスト近く、

ここにイギリス人と、ドイツ人と、フランス人がいるんだから、いい出発点だと思うよ。

と言うセリフには、なかなかに深い意味が込められている気がするね。あ、トリポッドの足が3本、てのにも実は深ーい意味が込められてたりするのかなあ。

なんにしても子供の頃にこういう書物が読める、というのはその国の懐の深さなんだろうな。「プロジェクトX」あてがっておけば子供のためになると思ってる親がたくさんいるらしい国とはえらい違いだ。っとこれは余計な話でしたな。

つないでみたよ余計な話ついでに、訳者の中原さんも「つないでみてね」って書いてらっしゃったのでつないでみたよ。わあい、ぐるっといったね(^o^)。

(★★★★)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみけん [歌詞:http://dailydrink.exblog.jp/1742792/ ところどころ原作と同じ言葉が出てくる..]

ROVER [ほんとだ、なかなか芸コマなんですね。 「男らしく 潔くと シャットダウンする僕は」なんてあたりは泣かせるぜ(w。]


2005-05-26 [長年日記] この日を編集

[Day] たてこみ中(;_;) (23:15)

お仕事たてこみ中。ううう…。くっそう、何となく終わりが見えたような気がしたんだけど、甘かったか。


2005-05-28 [長年日記] この日を編集

[Day] なんとなく… (09:46)

落としどこは見えてきた、かなあ…。もうちょいがんがる。

[Day] なんとかなったか (19:41)

たぶんきっと、おそらくめいびー。これで明日はDoGA行っても大丈夫、かなあ。onClick="opener.hoge('hogehoge','');" 。…なるほど(ひとりごと)。

Windows XPのIEはデフォルトでポップアップウインドウをブロックするそうだけど、いいのかね、今どき別ウインドウ盛大に開くようなコンテンツこさえてさあ。もちろんクライアント様からそうしてくれ、と(納品直前に)言われたからには、こちらとしてはへいへいとやらせていただきますのですが。

[TV] 定期視聴番組 (22:35)

「ウルトラマンネクサス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。ふむ、いきなりのテクニカルターム連発はどうかと思いつつも「ネクサス」(#33:忘却−AD2004−)、力作じゃないか(とはいうもののわれながら、素直に『面白い』とは言えず、『力作』などとややもにょっているのがなんかなー、って感じはある)。映画版との繋ぎがようやく出てきたり(別所哲也や裕木奈江も記憶消されちゃったのかなあ)、結構背後にヤバげな話があるらしいことが判ったり、何よりようやく、子供が「彼」を「ウルトラマン」と呼ぶ、シーンがあったってあたりがうれしいやね。

これがせめて2クール目の最後あたりに来るお話であったら良かったのにな。いやほんとに。

デス様は相変わらずの旧作テイスト拡大再生産バージョン。あーつまりキラはアムロでシンはカミーユな訳ね。樽製綾波はレコアさん、ルナマリアがサラあたりになるのかな? アスランはエマさんで、シャア議長はたぶんクワトロさんじゃなくパプティマス様なんだろうね。そう思って見るとまあまあ楽しめるかもわからん。

「ツバサ」は単なるBGV状態。とりあえず小狼には、呼びかけの人称を統一して欲しいと思う。

[F1] ヨーロッパGP予選 (23:02)

このレースから土曜日の予選結果が即グリッド。予選終了後にパルクフェルメルールが適用される。レースを見越したセッティングでの予選一発勝負、と言うことだな。やはり予選の出走順は大きい。特にニュルブルクリンクは、一番最初に走る1、2台がコースの影響を大きく受けるサーキットらしく、ここで最初に出走するのがBARの二台ってのは仕方がないとはいえ辛い話。

予選は復調傾向のウィリアムズとマクラーレンがここでも目立った走りを見せたって感じか。フェラーリは作戦で勝つつもりなのか、ルノーはここは我慢か、トヨタはさあどうする、BARは……まあこのレースで過大な期待をしちゃいけない、のかな。ウィリアムズはあまり好きなチームじゃあないのだけど、苦労人ニックのポールポジションはめでたい。決勝はマクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズとルノーのあたりにトヨタが割り込むけど(トヨタは)ずるずると後退、とりあえずBARはこのレースは淡々とこなす、と予想するがどうか。明日は呑んで帰るので、決勝を見るのは後日になりそうなので無責任に予想しておく。


2005-05-29 思い出し書き [長年日記] この日を編集

[Event] CGアニメコンテスト

戦利品大阪、中之島公会堂で開催される「第17回CGアニメコンテスト」大阪上映会に出かける。今年は中学、高校と中間テストに阻まれてた倅も6年ぶりの同行。ヒビキさんとプリキュアを鑑賞して(リアルタイムで見たのは初めてだなー)から出発。インデアンカレーで早めに昼食(もしかして中毒か?)取って会場には1時間ほど前に到着。ほどなくは゜んさんも合流。驚くべきことに(^^;)でしたさんもしっかり埼玉からやってきてくださった。お疲れ様です。

さて上映会。んまあここ数年の傾向と言えるのだけど、非常にクオリティの高い、2D系のアニメーションが多数。このコンテストが始まった頃には必ずあった、見ていていたたまれない気分になる(w 様な作品は一本もなくなった。DoGA側が声優さんやサウンド関連のサポートを強化してたり、学校単位での参加が認められたりしたのがいい方向に来ているのだろうし、かまたさんが最前から主張していた、「内輪ウケでなく映像作品としての完成度を高めて欲しい」と言う部分の成長ぶりはめざましい、と思う。

ただその分、むかーしから見てきてるオジサンたちにとっては、このコンテストに内心こっそり期待している、気の狂ったような作品(もちろん褒め言葉)にお目にかかれなくなっちゃってそこはちょっと淋しいな、なんて。

5年ぶりにグランプリがでたのはめでたいけど、んでその作品の完成度は文句なしの高さなのだけれど、どーなんだろう、それはDoGA的に正しいグランプリなんだろうか、という気はしないでもないな。

今回のコンテストから、審査員の顔ぶれが少し変わり、頭数も増えている。その中にはこのコンテストに集まってくる作品を「商品性」で審査する方もいるのだそうで。つまりはそういう方向性。

金の取れるCG作家を見出して、彼らがCGでメシが食える環境を整備して、その過程で自らにもある程度の利益を導く、というのがもちろんDoGAが最初から目標にしていたことな訳で、この方向性は全然間違っちゃいないのだけど、その反面、手作りのお祭りが持っていたごった煮的な楽しさの方はだんだんスポイルされてきてて、そこが寂しいな、と思ったりするわけです。

んまあ早い話が、「手違い」にまで一定の規制が設けられるようになっちゃった上映会ってのは、それはどうよ、という(^^;)。

コンテストのあとは「TANK S.W.A.T01 準関係者向け特別試写会」。テーマソング「空模様」の生歌つき。ええと、90%の完成度だそうだけど、質としちゃあ一定の水準を軽々とクリアしてると思う。ただどうでしょね、士郎正宗っぽさもロマのフさんらしさも希薄、ではあったかも。いくらで売るんでしょうな、これは。

12時開演、17:50終了の長丁場。たっぷり楽しめたけど、ちょっとだけ、昔のあのノリも欲しいなあと思ったりもしたですね。

あとはいつものように梅田で宴会。今回は二人分の負担だったので財布が淋しいことになってしまった(つoT)。でもみなさん、うちの青二才にちゃんとオトナ相手の対応の仕方してくださって、ほんとありがとうございました。

[Day] ほんで…

機嫌良く帰ってくると、お仕事修正要望が入ってたりするんだなこれが(つoT)。地上波のヨーロッパGP見ながらやっつけようかとも思ったけど、しんどいので翌日回しに。


2005-05-30 [長年日記] この日を編集

[Day] 朝からお仕事 (12:22)

結構早く目が醒めたんで、やり残しだったお仕事再開、ってあれ、前にやったときにPSDの元画像残してなかったっけ。うー、作り直しかー。

なんてなドタバタもあったけど、一応昼前に完了。さて、ちぇーんじ、ふるほんや、すいっちおんっ!

[F1] ヨーロッパGP決勝 (12:24)

仕事しながらつらつら観戦。久々にタクが出てきて、久々にスタートのドタバタ劇。いいコースを衝いたと思ったんだけど、タクの行くところ、必ずトラブルが発生する感じで不運なノーズ交換。あとはまあ、淡々と完走。これはこれで上出来なんでしょうな。

レースは最後の最後にとんでもない見せ場を用意してくれていた。残り10周を切ったあたりから、キミの右フロントが明らかに異常。車載カメラの映像ががたがたしてる。映像であれなら実際に乗ってる人間にとっては、かなりの振動なんじゃないか。後ろからみるみるフェルナンドが迫ってきた、と思ったら最終ラップでキミのマシンは右のフロント、サスペンションごと吹っ飛ばしてクラッシュ。幸い大事には至らなかったけれどもこのアクシデント、今年のレギュレーションってのがそれなりにスリリングな展開を生むものであると同時に、新しい危険性も持ち込んじゃったことの証左になっちゃったんじゃないかな。たとえタイヤがヘタってしまったって、レースやってるんだから、ほいほいとペースダウンするようなレーサーはいないよね。

結果はフェルナンド、ニック、そしてルーベンスが表彰台。苦労人が上位にいるのは結構なことだけど、終盤タイヤがへたって波乱発生、つーのが続いちゃうのも、どうかとは思いますなあ。

[TV] 定期視聴番組 (23:03)

一日遅れで、「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。翌日分というか当日分でごそごそ作業しながら見てた将軍様の再放送、やあ、福本さんが岡っ引きで、セリフが5つぐらいあったんですんげーうれしかったよ。

今週の「エウレカ」(#7:アブソリュート・ディフィート)はオジサン的にはちょっと微妙、かな。ジュヴナイル大好きなおじさん的に、レントン君とムーンドギーのあしらいがイマイチこう、情けに欠けてないかそれは、とね。子供(ムーンドギーもまだ16だし)がぼっこんと凹むのはいいんだけど、凹んだあとのフォローがそれでいいのかなあ、子供を笑い物にした大人には、たとえ悪気はなかったにしてもそれなりの罰を与えてやって欲しかった(あんたたちだよ、ハップにストナーにマシュー)ように思ったりもするのだけどね。

「マジレンジャー」(#16:門の鍵〜ウザーラ・ウガロ)は「門の鍵」なる重要なフィーチャーを秘めた女性、リンの登場編。えーと、こういう女性キャラいたなあ、前に。ああ、(ダイレンジャーの)孔雀か。しかしあの五人では、あそこまでしっとりと渋い展開はちょっと望めそうもないかなあ。

「響鬼」(十八之巻 挫けぬ疾風)はフィーチャリングイブキさんのかっこよさ編。おおう、香須実ねーさんもイブキさんのかっこよさにめろめろだ。このシリーズ、水絡みのCGIで結構「ほう」と思わせる絵を見せてくれるんだけど、今回もその系統だったかも。上質、とは言えないけどちょっと新しい絵が見れるんでそこがちょっぴり楽しい。

そんなことよりあれだ、響鬼グッズのオンラインショップに、とうとう城南高校の体操服までラインナップに追加されてるんですなあ。いや、今週もっちーが履いてたチアリーディング部のスカートがないあたりに少々画竜点睛を欠くの感なしとはしませんが、ってそれって変態的発想だぞオレ、って、って、あったら買うのか、というところはまあ、触れない方向でひとつ、お願いしたく。いやオレは買いませんよ、ええ。

ぐちゃぐちゃになってしまったので、とりあえず先週やらなかったあれで締めとこう。あきらカワイイよアキラ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

noki [こうなるともう、、城南高校の制服使った風俗店が出てきますな・・・・・・・・・・・・あう(殴)]

ROVER [「たちばな」の作務衣風お仕着せでも可、です…………あうあうっ(殴/蹴)]


2005-05-31 [長年日記] この日を編集

[Chinema] そして30年? (09:47)

iyenさんとこで知ったニュース。6年ぶり復活、ガメラの友情物語(スポニチ アネックス)。

うーんどうなんでしょこれは。怪獣、子供、角川と来たらあなた、「REX」ちうことに…あわわ。

来年のトホホ映画の筆頭にならんことを祈っときましょうかね、とりあえず。

[Day] うへえ(つoT) (18:48)

古本屋の商品データが吹っ飛んだ瞬間に仕事の修正要望が舞い込むという、なかなか香ばしいピンチ発生。まいったねどうもこりゃ。

[News] 訃報 (22:46)

は昨日の話なんだけど、先代の貴乃花関、故二子山親方。まあ個人的にそないに好きな力士さんでもなかったので、55で鬼籍とはまた、若いのにもったいない、ぐらいしか思わなかったんだけど、今日になって午後のワイドショーなんか眺めてたらば二人の息子のコメントが流れてて。

興味深かったのはやはり貴乃花のコメントでしょうな。「喪主は当然(部屋を継いでいる)自分が、と思ったが花田勝氏がどうしても、というので譲った」みたいな発言してたね。

むふっ、これってなにかの"火種"かしら。これがきっかけでワイドショー的においしい騒ぎが発生したりするのかしら。来週発売の女性週刊誌あたりが、もしかしたら面白い記事を載せて来るかも判らんなあ。

亡くなった方はお気の毒ですがそこはそれ、本業でぱっとしてないんだからゴシップでもなんでも盛り上げてくれたほうが、ゲスな野次馬としては楽しいわけでしてな。

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りつこ [帰宅時の駅の売店に既に新聞見出しで出ておりました(^^;)]

ROVER [さすがに反応早いなあ、プロは。明日が楽しみだ(w。 どーでもいいけど記者会見の光司君、寝起きの状態のうちの倅とあんま..]


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懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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