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…してるのは残念ながら大日本帝国海軍の提督達なんですけどね。
商売物に手を付けるシリーズ、ジョン・J・ゴッベル「レイテ 史上最大の海戦」(書影はamazonにリンク)。本屋さんで見かけた時に買おうかどうしようかちょっと迷ったんだけど、基本フィクションだって事でまあ良いか、って購入見送ってた本。今回お手頃価格で入手できたので読んでみたんだけど、おや、なかなか面白かったわ。
お話はレイテ海戦の史実、特に栗田艦隊の主力に立ち向かう事になってしまった護衛空母艦隊、"タフィ3"の苦闘をクライマックスに、マッカーサー主導によるフィリピン侵攻作戦のスタートから、有名な栗田艦隊の謎の反転までの流れに、この海戦に参加することになる一人の駆逐艦乗り、ドノヴァンのドラマが絡み合う。単に史実を追うだけでは単なるノンフィクションになっちゃうんで、そこに米軍側で頻発する謎の爆発事故のミステリーやら、著者なりの栗田の反転に対する理由付けなんかも盛り込まれていて、そこら辺のさじ加減が良い按配なのでなかなか楽しめる。
この手の戦争物だと、一方的な悪党か、使えない能無し的な描かれ方しかしない日本側の登場人物に対しても、かなりフェアな見方がされているのもポイント高いかな。というか宇垣中将なんかは、現在ただいまの我々による宇垣像よりも、よほど「良い人」として描かれているかも知れない。宇垣、栗田、西村、小沢といった名だたる日本海軍の将星が、みんな揃ってビーチで魚取りに興じるなんてシーンは、ありえないけどあったらそれはそれでちょっと良かったのにな、なんて思ったことですよ。
基本はエンタティンメントなので野暮は言いっこ無し。その上であったかも知れない一つの説を踏まえつつ、それも一つの答えである可能性もあるよね、と思わせてくれる程度には嘘と誠の積み重ね方を巧みにやってのけた作品ではあると思ったよ。星三つ半、ってとこかな。
「ロウきゅーぶ!」、「まよチキ」、「ダンタリアンの書架」、「うさぎドロップ!」、「No.6」。テンション下がってきたかなー、と思えてきたあたりでがつんと上げてくる「ロウきゅーぶ!」、全く男子高校生は最低だぜ。水着大会があってそこから修羅場モードに突入したかと思ったら、葵たんも決して悪い人ってわけじゃなかった、みたいなお話。まあ小学生とは言え年齢差は数歳ってとこだもんね、先のことを考えたら数年先の強敵の芽を先に摘んでおくってのは生存戦略として全く正しい行動ではあるよな。
「まよチキ」と「ダンタリアン」はまあ、それぞれのレベルで安定してる、といえるのかな。
ノイタミナ枠。お墓参り絡みのお話だった「うさぎドロップ」、西園寺先生には先生なりの矜持もあるんだよ、ってのをメインに持って来たお話で、ちょっとうるっと来ました。「No.6」の方も丁寧に作っているな、と言う気はするんだけど、なんて言うんだろうな、原作小説に書かれていることを、そのままアニメにしてみました、って感じもするんだよな。それではアニメとしての説得力、ってところでいろいろ足りなくなっちゃうよね。沙布の絡みなんかは、原作ではそういう順番だったのかも知れないけれど、アニメにする時には別の置き場があったんじゃないだろうか、わからんけど。
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