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「進撃の巨人」、「<物語>シリーズセカンドシーズン」、「とある科学の超電磁砲S」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダーウィザード」、「ドキドキ! プリキュア」、「宇宙戦艦ヤマト2199」。今回は最終回特集で。
「進撃の巨人」はまあ動く動く。下手な怪獣映画がケツまくって逃げ出しかねない迫力だ。そもそものエレン達の目的地だったはずのエレン家の地下室に行く話は完全にどっかに行ってしまった感もあるけど、そこはまあ次期以降へのヒキって事で。素晴らしく面白かったので続きも見たいです。
「超電磁砲」、これまで一人きりで戦っていた美琴がまわりに助けを求め、まわりのみんながそれに応えて総結集、と言う展開自体は大好物なんだけど、それ前にもやらなかったっけ感と、それは中学生の女の子が立ち向かうべき戦いなのかね? 的な引っかかりはあったかも。ド派手なのは結構ですけど、何かいろんなモノを無視して突っ走っちゃった感じもあって、1期ほどには盛り上がらなかったかなあ。
「ウィザード」、んまあ確かにライダーは本来怪人側にいるべき存在ではあるんだけど、でもそれって昭和のライダーの基本設定で、平成ライダーはそこに作品ごとの解釈を加えてきたところに面白みがあったような気もするんだが。何というか、それぞれのライダー達に対する敬意、みたいなものがうやむやになっちゃった感じはあるかも。あと、どうでも良いけど戦隊でもライダーでも、勢揃いした戦士たちが一斉に走り出す、って絵はカッコ良さより滑稽さの方が先に立つような気がするんで、やめた方が良いと思う。
「ヤマト」は前回何となく脱出したように見えたデスラーさんが最後のひと太刀浴びせに来るかと思ったらそういうものでも無く、何ともいえん水増し感ばかりが先に立つ。2ちゃんのどこかで、旧作の沖田艦長は、艱難辛苦の末にヤマトを地球に帰還させ、肩の荷をすべて下ろして永眠することができたのに、新作では守の弟可愛さの独断専行の後を受け、コスモリバースの記憶のキーとしてトチロー化させられるって、そりゃなんぼ何でもうかばれないだろ、みたいな書き込みを見たけど、言われてみれば確かにそうかもなあ、と思った。
総じて丁寧に作られた作品だったと思うけど、なんだろうなあ、ついぞこっちの気分をぞわっとさせてくれることの無かったシリーズだった。何が足りなかったかと言えば、そりゃ多分ウエストケープさんのあの「アク」だったのだろうね。その「アク」は正直キツすぎて、自分も多分ビーメラ星のお話あたりで「あれ、オレが見たかった話と違う」感を持ったりもしたんだけど、それでも最初の方の、(小松左京さん命名の)「マツモト・ゲージ」がテレビ画面いっぱいに描かれたところを見たときの感動は、引っぱり力としては猛烈に強力だったんだけど、残念ながら新シリーズにはそういうものは皆無だったね。結果、最終的に「ああ、なるほど」で終わる作品だった、と言えるかも。悪くはなかったけどね。
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