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ちょっとした話題になっておりますね、ナチスの憲法改正「手口学んだら」 麻生副総理が発言(asahi.com)。いくら麻生さんがアレな人でも、このご時世で「ナチに学べ」なんて本気で言うとは思えないので、今日の夕刊に載っていた麻生発言の要約を読んでみたんだけど、好意的に汲むならば彼が言いたいことと言うのは、大変民主的であったと言われるワイマール憲法下であってさえ、不安定な世相や経済的な苦境から来る混乱には、政治的な独裁をもくろむ向きがつけ込む隙ができるものだ、って事を改めて考えようや、って事だったんだろう、とも取れなくもない。「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」ではなく、「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの失敗に学んだらどうかね」(強調は俺)ぐらいに言っておけば、ここまで大騒ぎにはならなかったと思うんだよね。
つまりは言いたいことを言葉にするときに、絶望的なくらい「何をどう言うと、聞く人にはどう伝わるのか」って所に気持ちが行かず、ただ単純に、自分が言ったことの内容は間違いなく他人にも伝わる、と思い込んで疑わない人が増えている、って事なんじゃなかろうか。多分Twitterでしばしば発見されるお馬鹿さんたちってのも、その迂闊さって所では今回の麻生さんとおんなじ所にいるんじゃないかと思う。まあ麻生さんの場合はTwitter民とは比較にならないくらい対外的に責任がある人だから、その迂闊さに対する責任の重さ、って所は比較にならんとは思うけど。
んでもこういう、自分が口にしたり文書にしたりしたことは、その時点で間違いなくその意図は相手に伝わっている、と信じ切って話をややこしくする御尽って沢山いるよね。TRちゃんとか、DG君とか(苦虫噛潰笑)。
R・D・ウィングフィールド 著/芹澤恵 訳
カバーイラスト 村上かつみ
カバーデザイン 矢島高光
創元推理文庫
ISBN978-4-488-29106-8 \1300(税別)
ISBN978-4-488-29107-5 \1300(税別)
冬のデントン。窃盗したお宝を、被害にあった家の寝室の枕カバーにくるんで持ち出す連続窃盗犯、8週間前に行方不明となった幼い少女、深夜、街娼に対する連続暴行殺人魔…。引きも切らず発生する事件に対し、デントン暑が打てる手数はあまりに少ない。それでなくても足りない人員なのに、例によって上の覚えしか眼中にないマレット署長の一方的な効率主義とうわべだけの相互扶助姿勢が、さらにデントン暑の人員を削っていたのだった。そんな中、そこらに迷惑かけつつもなんとか事件の解決を図るフロスト警部だったが、転属して彼の部下となったモーガン刑事は能無しの女好き、それでなくても大混乱のフロストの仕事をさらにややこしいものにしてしまっていたのだった。
そんななか、また新たな事件がフロストの元に舞い込んでくる。8週間前に起きた少女の失踪事件、あれに限りなく類似した事件がまた発生したのだ…。
5年ぶりのフロスト警部もの、第5弾。いろいろ問題はあるけど、こと仕事に関しては一切妥協しないフロストと、そんな彼に辟易しつつもそんな彼だから最後の最後ではきっちり信頼している同僚や部下達、自分の出世しか眼中にない故にフロストを苛立たせる厄介な上司、前作で登場した上昇志向ばりばりの女性刑事リズに本作から新登場の、どうしようもない若造、モーガン、その他おなじみのメンツもいい感じ。
何より自身の直感を重視して捜査を進めて、そのために捜査がしばしばいらん方向に迷走する、なんてのはちょっとモース警部ものを連想したりもするけど、我らがフロストおじさんはあそこまでエキセントリックじゃなく、とにかく根っこにあるのが事件を解決したいという気持ち、それと非道な犯罪者に対しての、彼なりの正義感から来る憎しみ、みたいなものがちゃんと伝わってくるからこそ、このいい加減で下品なおっさんに、読んでるこちら側はそれなりの親近感と応援したい気持ちが湧くのだろうな。
そんな彼が、読んでるこちら側が先に「こんなヤツどうにかしたれよ」と思ってしまうくらいどうしようもない部下であるモーガン刑事を、それなりに叱責はするんだけど完全に遠ざけてもしまわない、ってあたりの距離感というのはどこから来るのだろうね。ダメなヤツなりに見どころはある(一応正義感、的なものはこのお兄ちゃん、持ってなくもないんだよね)から、と言うことなのか、フロストのどこかにあるダメ部分に、何か共鳴する部分があると言うことなのか、さて。ともあれ本作の隠し味はこの(モーガン君がらみの)辺にありそうではあるな。
全体のストーリー展開はいつものこのシリーズ・スタンダード。どう見てもキャパを超えた状態のデントン暑で、それでも自分の職務を(必ずしもキレイではない方法ではないとしても)全うしようと苦闘するフロストおじさんの頑張りぶりがなんとも楽しい。しばしば常識外れな所まで行っちゃうんだけど、その裏には必ず、事件を解決しなくては、という彼なりの信念がほの見えて、それがあるから彼のやるドはずれた行為も、それなりに納得できるものとしてこちらに伝わるようになっているのだよね。ここら辺の味がこのシリーズに通底している魅力の一つになっていると思う。
そんなわけで、シリーズ物の面白さをきっちり踏まえた、大変楽しい読み物になっていたとは思う。ただ、サービス精神がアダになったか、次々発生する事件の数々と、それらを捌いていく手並みの所でちょっと、異論無しと出来ないところもあったのは確かなところで。
個人的に、本書で発生する様々な事件の中で、最も道義的に許せないと思われる事件に対するオチの付け方が、自分としてはどうにも消化不良だったのがやはりどうにも引っかかりを感じてしまって。作者側的には自分とは違う価値観があって、このお話の中で真に重要なヤマはこちら(自分がそうだと思ってた方ではない方)なんだよ、と言うことだったのかも知れないけど、それでもやっぱりこういうオチの付き方はなあ、という気分は晴れないんだった。全体に風呂敷を拡げすぎた感、はちょっと無しとしないところはない。キャラの立ち具合、お話の流れ、総じて高いレベルで読み始まったら止まらない楽しさはあるんだけど、それでもちょっと、引っかかりがあることは否定できないな。
とは言え著者、ウィングフィールドさんはすでに鬼籍に入られていて、残るフロストものは1作しかないわけで、そこを考えると本作にも、何とも言えんレア感が加味されてしまうんだよな。不出来なところまでもなんだか愛おしい、みたいなね(^^;。
★★★★
順番これで良いのかな。「げんしけん 二代目」、「ローゼンメイデン」、「たまゆら もあぐれっしぶ」、「銀の匙」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「ダンガンロンパ」、「戦姫絶唱シンフォギアG」。「げんしけん」は夏コミネタ。なんというか、コミケに集まる人たちって、楽しいんだよな、ってのは伝わってきた。ちょっと良いよね、こういうの。俺は人多いとこ苦手なので、混ざりたいとは思わないけど。
ジュン君の隠れた特技が明らかになる「ローゼン…」、この先いろいろ波乱があるんだろうけど、その前のちょっとした日常のほのぼの感は悪くないと思った。ジュン君、手芸系が意外に得意、って描写、前のシリーズでもありましたっけ? 良く覚えとらんわ。
「たまゆら」は写真部広報活動の一環としてのイベント参加に、お父さんの思い出が絡むお話。お父さんのお名前は和馬さんとおっしゃるのですね。ちょっと寒い写真部音頭を早めに切り上げるあたりはやっぱり上手いな。
ばんえい競馬早わかり回だった「銀の匙」。名前だけは知ってたけど、こういう競馬なんですね。あと、同じ獣医ネタでも「動物のお医者さん」とはずいぶんニュアンスが違うんだな。なんというか、形而の上と下で繰り広げられるギャグの応酬の面白さとペーソスの違い、みたいな。なんかのはずみでハムテル君たちとのジョイントとかあったら面白そうだけど、そりゃさすがに無理だよね(^^;。
木曜深夜。「マジェプリ」は良い意味でオーソドックスな定番ロボットアニメの味を保持してるんだと思う。飛び抜けたとこはないけど、悪くもない、感じ。「ダンガンロンパ」は、推理もの、と言う所じゃなく(やったことないんで誤解してるかも知れんけど)、「逆転裁判」的な、ディフォルメされた法廷での丁々発止を楽しむもの、としたならそれなりに面白いのかも知れない。あと、罰ゲームの描写ね。「シンフォギア」、お笑い学園歌合戦で行くのかと思ったら、最後にスプラッタ描写が来てうへえ、と思ったけど、思い出してみたらこのお話、第1期でも結構グロい描写はあったよな。そういう意味じゃ想定内ってことなのか。
「進撃の巨人」、「<物語>シリーズ セカンドシーズン」、「とある科学の超電磁砲S」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダーウィザード」、「ドキドキ! プリキュア」、「宇宙戦艦ヤマト2199」。
土曜深夜。いろいろ曰くありげな女形巨人登場の「進撃…」、調査兵団の作戦行動のシステマティックな説明がなかなか楽しかった。「<物語>」はほっちゃん独演会。なかなか良いお話でした。「化」関係では一番良かったんじゃないかしら。「とある…」はまあ、ダレ場というかなんというか。なのに作画だけ異様にレベルが高いという不思議(w。
日曜朝。弥生たんハァハァ回だった「キョウリュウジャー」、なんだー、レギュラーにはならないんだね、残念。「ウィザード」はラストに向けて、なかなか最終的な落としどころが見えてこない感じ、ってライダーはいつもそうか。ああそういえば次のライダー、虚淵脚本だそうですな。「プリキュア」は、くぎゅのブレブレな芝居が妙に面白い。
1時間スペシャル枠の放映になった「ヤマト」、大艦隊を使おうと思えば使えたはずなのに、なぜにドメルは空母4隻しか率いなかったのか、と言うところにちゃんとした理屈を付けてきたり、343空やら「バルジ大作戦」ネタやら、最後はパウル・カレルで〆たりと小技満載、かつやっぱ旧作大好きだった世代的には、悔しいけれど三段空母で燃えまくり。アングルド・デッキ付きになっておったね。三段空母ってのは最上段の甲板は本来着艦がメインの甲板なんだから、アングルド・デッキを追加する意味って…、とか言うのは言っちゃいけないんだよね(^^;。
大変丁寧に作られているし、旧作へのリスペクトもしっかりしてる。誠実で丁寧な作品だと思う。思うけどそれ以上の何かがこっちに響いて来ることはないってのは、多分自分の中で「ヤマト」は終わってるって事なんだろうな。優等生に過ぎる、と言うことなんだろうか。
夏休みってことで、今日明日はカミさん不在。なので俺が主婦担当。まあ倅はバイトでまかない喰わせてもらえるから、晩飯の心配だけすれば良いんだけど。
なんか凝ったもん作ろうかな、って思って買い物に出たはいいけど、あまりに暑いので肉とロング缶買い込んで、バイト帰りの倅と家で焼き肉パーティーで済ませちゃいましたとさ(w。
先日メールでやりとりしてた買取依頼の荷物、本日到着。中ぐらいのサイズの段ボールで5箱、300冊くらいあるのかな。(重さで値段が決まる)黒猫さんだとやや負担が辛いっす(^^;。今回は文庫メインでムックものとノヴェルズが少々。文庫の方は陸海空方面が多めかな。NF文庫やらソノラマの新戦史シリーズあたりがちょっとあって、この辺手薄だったのでなかなか嬉しいかも。あとは自分的には未読のマカッチャン、「キャメロンの海戦」シリーズが揃ってるな。チャンスがあったら読んでみようか。
ってことで買取り価格を出さなくてはいかんのう…、などと言いつつ新しめな本があったので読んでみました。感想は、↓
B・V・ラーソン 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト Sparth
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011862-4 \840 (税別)
突如地球に飛来した異星人の船団。彼らは地球人達を拉致してはその人々を放り出して殺害し続ける。愛する息子と娘を続けて大地に叩き付けられたカイル。彼もまた異星人の船に拉致されてしまう。だが、愛する子どもたちを失い、復讐心に燃えるカイルは異星人の船の中で行動するうち、いつの間にか宇宙船から、彼にこの船の指揮権を与えられたことが告げられる。どうやら全世界に飛来した異星人達の船は、同じように自らの船の指揮官となる地球人を選別しているらしいのだ、一体彼らの目的は何なのか、そしてカイルの選択は…。
と言うツカミはかなりユニークかも知れない。ノリとしたら「ポスリーン・ウォー」的なアレか。戦う必要はあるが戦う手段を持たない何者かが、その手段を地球人類に求めてきて…、って話。で、そこのお話の持って行き方がちょっと新しい。異星文明なりに試験をして、適格者を選んでいくんだけど、その過程で地球人とは全く異なる価値観故に、人間から見たら「ふざけんな」と言いたくなるようなことがまま起こる、と。そこの所の持って行き方はちょっと新しいんじゃないだろうか。
ただ、ツカミの面白さとは裏腹に、そこから先の展開は特にフレッシュなものがあるわけでもなく、ただただ勢いとご都合主義でお話は進んでいく。その勢いが結構いいものだから、読んでる間はそれなりに楽しめるものにはなっているけど、それ以上でもそれ以下でもない、様なお話。晩飯食ったあとにハナクソほじりながら読むのにはちょうど良いような本と言えるか。
本書のオリジナルは一般的な出版形態ではなく、kindleのオリジナル配信作品として、一種の自費出版の形で公開したものが人気を博した、というものだそうで、言ってみればケータイ小説的な出自の作品と言えるのかも知れない。そう考えると結構書いてるな、とも思えるしなるほどそういうタイプだからこうなるか、とも、相反する感想は持ったりする作品かも知れないな。自分はkindleで本を読んだことはまだないので良く判らんけど、もしかして電子書籍で本を読む、と言うのが、こういう息もつかせぬ展開を優先したお話が支持されやすい、って事であるなら、やっぱりそこは少々うーん、と思ってしまうかも知れない。電子書籍って意外にページを戻して読み直す、って事が面倒なメディアだったりするのかしら。読み飛ばし上等、くらいな勢いの話の方がウケるんですかね。
そういう意味じゃ極めて今風と言えるのかも知れない。逆に紙メディアで世に出ると、いろいろ突っ込まれてかわいそう、なタイプの本なのかも。でもやっぱりいろいろ突っ込みたくはなるけどね(^^;。とりあえず一点だけ、相変わらずのアメリカ人の「核」の甘く見すぎっぷりだけは、どうにかして欲しいと思うな。
★★☆
カミさんからもらった湿布貼って一眠りしたら、かなり良くなった。まだかがんだりすると痛いんだけどね。とりあえず本日発送分の古本は、無事郵便局まで持って行けた。ま、今日は荷物も2Kgぐらいだったので助かりましたが。肌が弱いんで湿布系はあっという間にお肌がぶにょぶにょになっちゃうんでイヤなんだけど、もう一回ぐらい貼っとくか。
夕方いきなりケータイが聞いたことない音鳴らしたんでびっくりした。そもそも俺のケータイは常時マナーモードにしているのにね。見てみたら「奈良で地震、大きな地震の発生に備えてください」的なメッセージが。緊急速報だったのだね。震源が奈良というなら神戸はそれほど大きくもないだろうと思ってそれほど気にもしていなかったんだけど、どうやら誤報だったみたい(→地震速報誤報、ノイズの途切れ原因 「奈良で震度7」/asahi.com)。
なんか関係機関の皆さんが頭下げてはったけど、んでまあそこは頭下げといた方が良いんだろうけど、そないに気に病むことおまへんで。あるかも知れんことを伝えないより、無いかも分からんことを伝えるのは、はるかに罪は軽いと思うもの。
問題はこれを受ける側が「どーせまた誤報だろ」で済ましてしまうことだろうな。そこの所のニュースの鮮度と信頼性を一定のレベルで維持しておくには、どうしたらいいんだろうね。
病院での精算待ちやらあちこちへの移動の時のお供にぽちぽちと2ヶ月ぐらいかかって読んでいた本。再読ですが、アルヴィン・D・クックス 著、岩崎俊夫・吉本晋一郎 訳、「ノモンハン」(朝日文庫)全4巻、リンク先はamazon(ユーズドのみ)。
ハルハ河畔の小競り合い
剣を振るって進め
第二十三師団の壊滅
教訓は生きなかった
日本最強と言われた関東軍が大敗を喫したノモンハン事件を、当時の関係者に丹念にインタビューを積み重ねて再現した労作。著者のアルヴィン・D・クックスは自分的にはアーヴィン・D・クックスという名前の方がなじみがある。自分にとっての戦記系情報の一番の根っこであるところのサンケイ新聞社刊、「第二次世界大戦ブックス」の中の一冊、「天皇の決断」を書いた人。訳のせいなのか、切り取り具合が上手くないのか、どうかするとこのシリーズはナマクラな読後感しか残さない本が結構あったのだけれど、その中では本書の完成度はかなり高かった記憶がある。そういう意味でかなり信用銘柄ではあったのね。で、再読したときもそこの所の緻密さとか、公正さって所にはかなりの信を置きながら読めたと思う。
ノモンハン事変そのものについては多くの本が出ていて、その中では本書はどちらかというと古い方の本に位置づけられているのかも知れないけれど、それでも本書のルポルタージュ文学としての価値はいささかも下がることはないと思う。
おそらく日本陸軍史上最強であったと思われる軍団が、その技量、精神を持ってしてもソ連軍の物量とシステマティックな兵站と戦術には到底抗し得なかった、という事実、そのような状況下にあってもなお、兵士達の運命よりも軍旗の運命の方に優先順位の上位をつける、という時代錯誤がまかり通ってしまう情けなさ。
基本的に関係者へのインタビュー主体で構成された本で、それ故にややニュアンスが弱く感じたり、何かと悪名ばかりが先走る(もちろんそれも故無いことではないのだけれど)辻政信が、少なくとも事変の序盤では結構冷静で、抑揚の効いた人物に見えたり、あとはインタビューを並べるせいで、どうしても読み進めている間に時系列の混乱が生じたりと、読んでて「おや?」と思えるところもあるにはあるんだけど、それでもここからは、現在ただいまの我が国の色々な体制に見られる長所、短所が凝縮されていると感じられる。
原書では紛争が発生する前段階にも相当な量の記述があったらしいのだが、そこは日本人ならそれなりに知っていることも多かろうと言うことで割愛されたと言うことだが、そちらもちょっと読んでみたいな、と言う気はした。
もう一冊、こちらはこの間買取りさせていただいた中に入っていた本、岡田和裕 著「ロシアから見た日露戦争 -大勝したと思った日本 負けたと思わないロシア-」 (光人社NF文庫、書影はamazon)。
日露戦争の発生から経過、講和までをロシアの側から見た著作。遅れて帝国主義的国策をとった日本にとって、満州と朝鮮はその植民地政策上どうあっても奪われるわけにはいかない生命線であり、それ故に勝ち目は相当薄くても一戦交えざるを得なかった、と言うのが日露戦争における日本の立場だったわけだが、ではロシア側にはどういう事情があったのかと言うと、それは主に退潮傾向にあったロマノフ王朝において、国民に一種のドーピングを施して、一時的にせよ国民の不満を別な方向に逸らしたかった、と。極東の小国相手に北の大国ケイロニアロシアが負けるわけはないのだから、景気の良い勝ち戦のニュースでパッと盛り上がろう、と言うことだったみたい。
ロマノフ朝最後の王であるニコライ二世は決して暗愚ではなかったが決断力に欠け、肝心なところで一貫した方針を指し示すことが出来なかった上に、彼に助言する立場にあった者たちは皆、国家より自らの利益を追求する者ばかり。結果、指揮系統は混乱し、戦争指導には齟齬が多発し、人心はさらに王室から離れていく。このあたりは危機感の違いもあるだろうが、上から下まで一丸となって事に当った日本とは好対照。特に自らの力量を冷静に見極め、常に戦の「納め時」を考えていた明治の軍人達の姿は、ほんの四半世紀ばかり後に同じ組織に属していた人々とはまるで違っている。もちろんこの時の陸軍軍人達の成し遂げたもの自体が、逆に麻薬的な効能を与えてしまったと言うことなのだろうけど。
それはともかく、これまであまり深く語られることの無かったロシア側の人々の様子がやや詳しく見えてくるあたりは興味深い。戦略自体は間違っていなかったが、それを下部に徹底させる努力を怠ったがために兵の不評を買う羽目になり、最後は敗戦の責任の多くを背負わせられることになるクロパトキン、一応名将とうたわれていたステッセルは判断力に乏しい上に軍務よりも現地の政商と組んでの吝嗇行為の方に熱心だった、と言うエピソード(このあたりは何となく近代戦以前に良くあったエピソード、と言う感じがする)、本国を出たときにはそれなりにちゃんとしていた物が、歴史的にして極めて困難な大遠征を続けるうちにどんどん理性を磨り減らし、肝心要の対馬海戦が始まる頃には単に怒りっぽい老人になってしまっていたロジェストヴェンスキー、なんてエピソード、この戦争を通じてある意味ロシア側の最重要黒子と言えたであろうウイッテの動きなど、250ページという比較的軽めのボリュームにしては読みどころの多い本だった。
週前半戦、「げんしけん 二台目」、「ローゼンメイデン」、「たまゆら もあぐれっしっぶ」、「銀の匙」、「サーバント×サービス」、「ダンガンロンパ」、「恋愛ラボ」、「戦姫絶唱シンフォギアG」。先週に引き続いて楽しいコミケ編だった「げんしけん」、ほんと、楽しそうでいいなあ。「ローゼンメイデン」はギャグとシリアスが良い按配に配されていたかな。水銀灯さんも結構アレな人(ドール)だったんですね。
火曜日、「たまゆら」は写真部の二人の対比、みたいな。どちらもアグレッシブでありたい、と思っているぽってとかなえ先輩なんだけど、アグレッシブの反対は必ずしもネガティブではない、と言うようなお話。撮った写真は無かったことに出来ないフィルムカメラと、とっさに消去できてしまうデジタルカメラ、という、お互いの持ち物がちゃんとそれぞれの性格とか、写真に対する向き合い方のような物を上手に、かつ端的に現わしていたような。「銀の匙」はピザを作る話。たぶん小手先のテクニックとか何とか以前に、ちゃんとした食材をちゃんとした手順で作った食べ物って言うのは、それだけでとてつもなく美味しいものなんだろうな、と思う。しかも北海道で喰うんだぜ。不味かろうはずが無かろう。昔会社勤めしてたときに社員旅行で北海道行ったけど、とにかく口にする物の全てが旨かったんだぜ。しかも同じ名前の物が、関西に戻って口にしてみたら、特に何の感動もない代物だったという(サッポロ・クラシックだったんですけどね)。なんかうらやましいなあと思ったよ。実際にそこにいらっしゃる方たちには、こちらの想像も出来ない苦労も多いのだろうけど。
水曜日、これはつまりかわい相馬さんにもそれなりのご褒美を、的な流れなのかしら? って感じの「サーバント…」、面白いけどやっぱ、突き抜け具合は「WORKING」のほうが上だったかも。
木曜日、広島で阪神があやまちを繰り返しまくったおかげで「マジェプリ」は撮り損ね。「ダンガンロンパ」は次の事件発生編。んまあなにかとゴタゴタしてんな、としか。見どころはあくまで法廷モードに入ってから、って事なのかも。「恋愛ラボ」も改めて見てみると、これはこれで良い感じなのかも。「シンフォギア」は、こちらが気にしているところは割にさくっと飛ばし、それとは別に強調したいところはあるんだよ、ってのの仄めかしはあるんだけど、さくっと飛ばされたところが逆に気になって、送り手が強調したい部分がちゃんと入って来てない感じはあるかもね。
ひらがなで書くといろいろ問題あるかしら(^^;。買取依頼でお送りいただいた本に一揃いあったので、こいつは読んでみようかと。福井晴敏版「機動戦士ガンダムUC」。まずは第1話、「ユニコーンの日」 (書影はamazon)。自分はこの辺の事情には全く暗くて、小説が先なのかアニメ、またはアニメの企画で作られたシノプシスが先なのか、とか言うあたりは全然知らない。アニメの方は一応見てないこともない(いろいろ奥歯に違和感のある表現)。で、本書を前にして一番最初に思うのは(原作なのかノヴェライズなのかは良く知らんけど)、小説版を担当するのが福井晴敏氏であると言うこと。自分にとって福井晴敏という人は、何を措いても「書きすぎる人」というイメージのある書き手。んまあそれを言うならファーストガンダムにおける富野さんもいろんな意味で書きすぎる傾向のある人であったとは言えるので、適役と言えば言えるのかも知れないけれども。
まずは第1話にあたる本書、記憶を頼りのアニメ版と比較しながら読んでいくと、以外とアニメ版の方を尊重した造りにはなっていたと思った。その中で小説版の方は、アニメの方で端折られていたディティルを丁寧に拾っている、と言う感じはあった。ただ、自分がそこそこガンダム世界に対するリテラシーがあったせいか、小説に比べるとアニメの方が、より手際の良い進行になっていたような気がした。「書きすぎる」と言うところまでは行かないけど、やはり小説版の方は若干説明部分が多いかも、と言う気にはなってしまうのね。ここらは逆に、福井さんなりのバランス感覚みたいなものが、小説としてのスピード感を少々スポイルしてしまったかも、と言う気はする。
ともあれ本書は、まだまだストーリーの取っかかり部分。この先どうなっていくのか、ヒマ見て読み進めていこうと思ってます。
と言うわけで福井晴敏版「ガンダム」、第2話「赤い彗星」、第3話「パラオ攻略戦」。シャア・アズナブルの再来と言われる新生ネオ・ジオン総帥、フル・フロンタル。彼と彼の駆るモビルスーツ、「シナンジュ」のポテンシャルは圧倒的。なすすべもなく押しまくられるバナージと「ネェル・アーガマ」。状況を好転させたい連邦側、そしてアナハイムを影で牛耳るビスト一族の暗躍もあり、状況は二転三転して、と言うのが第2話、一敗地にまみれ、ネオジオンの虜囚となったバナージは、そこでスペースノイドたちがかかえる問題の奥深い部分に触れる。世界を決定的に変える「ラプラスの箱」の「鍵」であるユニコーンガンダムを巡る連邦、ネオジオンの思惑は忘れかけられていた小惑星、パラオに戦端を移してきて…、と言うのが第3話。
旧作を踏まえつつ、新しいネタも上手い感じにちりばめてくるあたりは「ガンダム」判ってるなー、という安心感に裏打ちされた「読む快感」を提供してもらえているな、と言う感じ。そこはとても楽しいし、そこで「プルトウェルブ」なんて言葉が降ってきたら、やっぱり「おお」と思ってしまうよね。そこらのサービス精神的な辻褄合わせ狙いの目配せにニヤリとしつつ、読んでいくのが正しい楽しみ方と言えるのか。
その上で総じて大人達がしっかりしてる、って描写に抜かりがない、ってあたりなのが福井版「ガンダム」の特徴なのかな。そこのところがちょっと、楽しいです。
えらく手遅れ感がありますが、「進撃の巨人」、「<物語>シリーズセカンドシーズン」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「げんしけん 二代目」まで。高校野球やら何やらであちこちお休み多めですが。「進撃」は快調。ギャグの挟み方がいい感じ。「<物語>」は「つばさキャット」の総集編なのかな? 総集編と言いながら、これはこれでちゃんとまとまった話になってたような。このエピソードの後に、空から女の子が降ってくる話がつながるんですね。
「キョウリュウジャー」、ひたむきマネージャーの前途は多難だな、的な。キョウリュウジャーたちのスピリットに対抗できる究極の負の精神は「恨み」、と言うことだそうで、うーん、そうなのかなあ、と言う気もちょっとする。
「げんしけん」はコミケ話の完結編、って事になるのかな。よござんした、楽しそうで。
このクソ暑いのに部屋に籠って仕事する気にもなれん(あたしのお部屋にエアコンはないのよ、しかもPC回ってるから排熱で他の部屋より少し体感温度高いんだよな)ので、ちょっと早めだけど免許の更新に行ってきた。
ちょっと早めに出たので、昔会社勤めで、会社が花隈にあった頃にちょくちょく寄ってた中華料理屋に久しぶりに行って、相変わらずの場末感たっぷりの半チャンラーメンにビール付きの昼飯喰って、警察署に出頭。一応優良なので、講習込みで小一時間で新しい免許証を頂いて参りましたが、なんだろなあ、免許証を更新するたびに、写真の人相が悪くなってる感じがするんだよなあ(^^;
何かスイッチ入っちゃったみたいで、二日かけて一気読み。機動戦士ガンダムUC、「ラプラスの亡霊」、「重力の井戸の底で」、「黒いユニコーン」、「宇宙と惑星」、「虹の彼方に」(上)(下)。各巻ごとに感想を書く手もあったんだけど、何となくまとめて行った方が良いような気がしたんでそのように。
で、総じて言うなら、ラストの風呂敷の拡げ方が少々大きすぎやしないか、とか、いくつかの仕掛けのネタがそれでよかったのか? とか思わないこともないけれど、基本的にはやっぱ、福井晴敏は腕あるなあ、って所に落ち着くかな。
富野版ガンダムが、打つ手の無くなった大人がいろんなものを子どもたちに託すお話であったとするならば、福井版ガンダムは打つ手の無くなった大人達が、それでも大人としての責任を果たそうとする物語になっていて、そこが何とも言えず気持ちよい。そういえば福井晴敏作品って、「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」とかでもそういう所があったよなあと思い起こさせられたことでした。
その上でこれまでの「ガンダム」世界への念のいった目配せがあったり、うん、やっぱりちゃんとした「作家」の手になる小説は一味違うもんがあるな、とは思った。「ローレライ」では最後の最後でやらかしちゃった福井晴敏だけに、若干心配もあったんだけどそこも杞憂で、なんだか安心しちゃったよ。最後は思わず「よっしゃ!」とか声に出しちゃったものね(w。
ガンダム世界を全然知らない、って人だとちょっと辛いかも知れんけど、そうじゃなかったら一読の価値はある作品だと思う。面白いです、素晴らしく。
それはともかく、「シャアの再来」ではないかと言われる人物が登場する一方で、アムロの存在を想起させるものがブライトさんの船室の写真だけ、ってのはどうなんだろうね。ま、νガンダムにはアムロのパーソナルマークとしてユニコーンが描かれていたような気はするんだけど、そりゃなんぼ何でも、深読みし過ぎっすかね。
名前は勝手につけた。数日前からニコ動見てると、それまでちゃんと見れてた番組が、突然クラッシュして緑色の画面になってしまう、って状況に遭遇していたわけだけど。うちは相変わらずWinXPにOpera12という、いろいろ残念な環境での閲覧なので、刎ねられることもあるのかなあ、と思いつつ、キャッシュをクリアしてみる、くらいの対策は講じてみたんだけど状況は一向に好転せず、ちょっと真剣に調べてみたらば、ニコニコ動画で画面が緑色になる不具合の対策方法まとめ!(何でも雑記板 (避難))なんて記事が。
ウチの環境の場合は、こちらで紹介されているFlashPlayerの設定の、「ハードウェアアクセラレーションを有効化」のチェックを外したら、それまでクラッシュしてた動画も無事見ることが出来るようになったのでよかったよかった。
自分のところでは比較的長時間(40分ぐらいから?)の動画で、かつ、ここ2ヶ月ぐらいの間に登録されたものでトラブルが起きることが結構多かったような印象があるんだけど、なにか関連性があったりするんでしょうかね。システムのアップデートと登録される動画データの造りに微妙な齟齬が発生したりするものなんだろうか…。
古典を消化する義務のリセット(廃墟通信/倉田わたるのミクロコスモス)。以前自分も、TUXさんたちとお話してたときに、自分らが20年なり30年なりかけて読んで来たSF小説たちを、今のハイティーンや20代の若い人たちが読んでいない、って所で、なんでそれ(オレらにとってのオールタイム的な作品)を読んでないかな、と一方的に呆れたりするのって、割と勝手な話かもね、なんて話題が上ったことがあったけど、つまりはそこだよね。
自分は未だに、そこで伊藤計劃をボーダーとすることが正解なのか、判断が付かないところはあるにはある。でも多分、境界線を引く、と言う行為にはそれなりに暴力的な要素が必要なんだろうとも思う。で、あれば、一端「伊藤計劃より前は読まなくて良いよ」という思い切りってのも必要なことであるのかも知れない。自分らが青二才だった頃と比べたら、今の若い人たちには選択肢が溢れかえりすぎているって所はあるんだろうね。そこで鬱陶しい大人があれは読んどらんのか、これも読んどらんのか、とうざくグチ吐く前に、「まずはここから読むからオッサンらは黙っとけや」、と言えるラインの強度として、伊藤計劃さんはふさわしいものを持っているのかも知れないな。
ただ、伊藤計劃が切り捨てる、それまでのSFが積み上げたもの、ってところの重さをもしかしたら必要以上に重視してしまうロートル(重力に魂を引かれてるんでしょうね)的には、その思いきりの痛快さを気持ちよいと思いつつ、同時に切りすぎてるんじゃないか? という心配も拭いきれないでいる、というのもまあ、捨てきれない澱みではあるわけですが。
「ローゼンメイデン」、「たまゆら もあぐれっしぶ」、「銀の匙」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「ダンガンロンパ」、「恋愛ラボ」、「戦姫絶唱シンフォギアG」。暑くてぼんやりしてたせいかイマイチ入ってこないなー、と思ったんだけど、そういや「マジェプリ」は先週見損ねていたのか。そりゃ判らんわけだわ。
「たまゆら」は水着回と見せかけて実は尾道三部作…じゃなかった、おいでませ尾道編。で、今期の「たまゆら」はかなえ先輩関係もさることながら、それ以上に亡くなったお父さんとの関係性を、今一度見直してみようと言うことのようですね。お父さんの部下だった女性役にパイセンことぉはぎさん。相変わらず達者なことで。ダメ絶対音感に乏しい自分なんかは、初見では中の人が誰なのか判らんかったわ。
「銀の匙」はギャグ回。なんだけどそうまでして見たかったもの、ってのの正体が北海道以外では絶対考えられないものだった、ってあたりがちょっとよかったな。
木曜日、「ダンガンロンパ」は割にムラがある感じで、面白いと思えるときと「何やってんの?」が先に立つときの差が結構あるような気が。今回は「何やってんの?」が先に来た感じ。前にも書いた気がするけど、「推理」を根っこに置いた作品で推理の論理性みたいなところを雑に扱われると、いろいろ、引いちゃうな。
「ラブラボ」は措いて「シンフォギア」、うんまあ話は分かる。わかるがイマイチ面白くない、ってのが問題なんじゃないだろか。悠木碧の歌のスペックだけが問題ではない、とは思いますが…。
古本屋の方で新着商品を紹介するときに、過去にネットで感想をあげたモノについてはリンクを張るようにしてるんだけど、現状で公開してるもの以外にも、文法的に恥ずかしかったりして公開してないものもそこそこあるんだけど、読んだものに関しては、読んだ時点でどう思ったか、をお伝えするのもそれはそれでありなんじゃないか、って気もしていて。
今チェックしてみたら、1994年10月までなら読書感想文、遡れるので、このあたりは再公開しても良いのかな、って気はちょっとしてたりして。
基本、そこそこ大規模な草の根BBSに上げてたコンテンツなので、HTML的にそこそこちゃんとしたHTMLに整形し直さないといけないんで、そこに工夫は必要なんだけど、とりあえずローカルに溜め込んでおくぐらいなら恥を承知で外に出すのもありなのかな、とはちょっと思ったり。
なんかスムーズに過去ネタを上げられるなら、それも考えた方が良いのかな、なんて考慮中です。そろそろオレもいつポックリ逝ってもおかしくないトシだし、恥も含めて田舎モノがネットでどんな発言したか、みたいな資料は出しちゃった方が良いのかもな、なんて気もしてね。
(多分必要になるであろう)マクロの海を貫く良い方法が見つかったら、何かやらかすかもわかりません。
そんなの読みたい? という真っ当な疑問があるであろう事は重々承知ではありますが(^^;。
古本のデータを作ったりしてたんで、今日は「宇宙戦艦ヤマト2199」だけ。シリーズ最大の山場と言うべき対ドメル戦、三隻の空母の艦載機群にそれぞれちゃんと意味のあるミッションが与えられてたり、ドリルミサイルがなぜスカだったのか、って所に理由付けがなされていたり、第三艦橋を一週間で新造しなくても良いための対策が用意されてたりと、全体に「ああ、なるほど」満載のエピソードではあった。そこの所の痒いところへの手の届きっぷりには感心した。ただ、本来の対ドメル戦にユキをかっさらうエピソードが加わったこと、旧作では正直ただの無能ジイサンだった沖田艦長(「ドリルミサイルはどうした!! 波動砲は使えんのか!?」だったもんね)の有能ぶりの強調、さらに散華する戦闘機乗りのエピソードなども加えてきたので、1話でまとめちゃうと、ちょっと駆け足感が先に立っちゃったかも。二回に分けた方が良かったんじゃないでしょうかね。
今度はどうやらレスポンシブwebデザインに目を輝かせている(wようで、こう言うのEC-CUBEとかでもやれる? とかいう(ものすごく好意的、かつ足りないところを補完して読むとそう読める)メールを送ってきた。
ま、スマホはともかくPCで閲覧する人の環境が全部CSS3に対応してたら、あとはデザイナーの腕一つって気はするけどね。
レスポンシブなwebページ自体はそれなりに考え甲斐はありそうだと思うんで、機会があるんならやってみたい気はするけど、TRちゃんと組んでは、ちょっとイヤだなあ。
…と言う気分が、行間からイヤというほど滲んだ返信を打っておきました(w。
土日の分。若人が白球追ってる影響で「進撃の巨人」、「<物語>シリーズ セカンドシーズン」、「とある科学の超電磁砲S」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」のみ。「進撃の巨人」は相変わらずテンション高く、いい感じ。んでもあんなに銛打ち込んだら中の人にも刺さっちゃったりしないものなんだろうか。そこはちゃんと避けてる? 狙えるの?
神谷浩史アワー後編となった「<物語>」、ダイアローグの面白さはこのシリーズの魅力で、そこはとてもいいと思うんだけど、年中とんでもない怪異と命を張った戦いを繰り広げているありゃりゃぎ君が、たかが夏休みの宿題のために、それも一日だけタイムスリップしたいと思う、と言う導入部を「ありえねー」と思うワタシは、心が狭いのだろうか。
「超電磁砲」は前回のダレ気味なお話から徐々に新シリーズに繋げていく、という。エピソードの長さなんかも関係あるのだろうけど、やたらブツ切り感ばかりが目立つ「禁書」に比べると、ややもっさり感もないとはしないけど「電磁砲」の方はシリーズ構成の部分がよく考えられている気はする。そして無駄に作画が気合入ってる(w。
「キョウリュウジャー」はパワーアップの準備回、的な。敵がシリーズ途中で一回崩壊する、って流れはいろいろ難しいよなあと思う。テンションの巻き直しが結構厄介なんだよね。
ゆうちょ銀サイトが接続障害 復旧めど立たず(asahi.com)。確かに今日は全くつながらなかったな。こちらには送金処理の用事とかはなかったので、「あら、トラブってんのかなー」しか思わなかったんだけど、ネット経由でお金のやりとりする必要のあった人には困った状況だっただろうな。
さっき(20日深夜)見てみたら、どうやら復旧したみたいだけど何が原因だったものやら。
その前日にゆうちょ銀行は、不正送金対策としてセキュアブレインの「PhishWallプレミアム」を導入した、なんて発表(セキュアブレイン・プレスリリース)があったけど、それがなんか悪さしたんでしょうかね。現在ゆうちょ銀行側ではPhishWall関連のプレスリリースは読めない状態になっているけど、こいつを取っ払ったら復旧しました、とかいうオチだったりしたんだろうか。
基本的に振替口座を利用しているユーザにとってもゆうちょダイレクトはそこそこ便利(とても便利、までは行かない。つけたい注文は大量にある)なので、ちゃんと動いて欲しいもんです。
このクソ暑い中、歩いて職場までいくのはかなわんと言う理由で、少し前にカミさんがパナの電動アシスト自転車を買ってて、使わないときは乗っていいよと言われてたんで、ちょいとコンビニに買い物行こうと思って初めて乗らせてもらったんだけど、
チョー怖えなこの乗り物。
確かにこぎ出しの軽さは気持ち良いんだけど、そこから先が普通の自転車に慣れた身にはいろいろままならない。自分の足にかけてる力と、それが伝わる先であるところのタイヤの回り具合が、普通の自転車と全然違うのね。スピードを出したいと思って必死こいてペダル踏んでも、一向にスピードは上がらない、そのくせほんのちょっとの下りでもあろうものなら、何もしなくても際限なく加速していく感じ。ペダルの踏み味みたいなものが実際の自転車の挙動と一致しないので、どうかするとハンドル操作もおかしくなって、無駄にフラついた走りになったりするんだよなー。
多分こいつは、乗り物の方でちょうどよく走れるスピードってのがあって、そこから逸脱しようとすると、とたんに言うこと聞かなくなるんだと思う。自転車だと思って乗ると、乗りにくいことこの上ない。生まれて初めて乗るのがこれだったら、多分こう言うものだと思って普通に乗りこなせるんだと思うけど、ガキの頃に五段変速だー、やたー、40Km出せたー、みたいな感じでチャリ乗り回してた連中にはやたら厄介な乗り物なのかも知れんね。
で、買物すまして鍵とバッテリ返すときにカミさんに「怖えなこれ」、つったら(ほとんどチャリに乗らないで今まで暮らしてた)カミさん、「だろ?」だって。
アンタもビビりながら乗ってんのかい(w。
商売ものに手を付けるシリーズ、フィリップ・マカッチャン「キャメロンの海戦」、1. 炎の駆逐艦、2. クレタ島潜入(リンクはamazon)。
トロール船団の長を父に持ち、第二次大戦の勃発と共に、英国海軍志願予備隊に入隊したドナルド・キャメロン、三等水兵の軍籍を得た彼の最初の任地は、北大西洋を後攻する輸送船団の護衛任務に就く駆逐艦カマーゼン。輸送船団はどうにか英国本土に近づきつつあったが、ついにドイツ軍の攻撃を受ける。次々と沈められていく輸送船、そしてついにカマーゼンも敵の攻撃を受けて…、と言うのが「炎の駆逐艦」。
海洋冒険小説は数々あれど、お話の幕が開いてそれほど経たないうちに、主人公の乗る艦がダメージを受け、最終的に完全に行き足を失った状態になってからお話が進んでいく、と言う展開はかなり斬新なんじゃないだろうか。「ボライソー」で乗艦が沈んで救命艇で漂流する、って話が大部分だった、って本があったような覚えはあるけど、それともちょっとニュアンスは違っているかな。そこの所のシチュエーションの新しさ、ってあたりには高めの点数付けてあげたいけど、なにせ海軍のヒエラルキーの最下層であろうと思われる三等水兵、って所にいる主人公だけに、お話を通じて活躍し続ける、って事は少々難しく、結果的に本作では主人公よりも何人かのサブキャラの方に、読んでる方は感情移入してしまう結果になってしまったような気はする。主人公が大活躍しない、って所を気にしなければ、これはこれで面白い、とも言えるんだけど。
続く第2巻、カマーゼンでの活躍もあり、めでたく中尉に任官されたキャメロンは地中海戦線に転属、駆逐艦ファーフデールの乗員となるのだが、そんな彼に課せられた任務とは…、と言うお話。分量厚めの帆船モノであれば中盤の山場的なシチュエーション、ってパートのみで一冊保たせた、ってのは意地が悪すぎるか。主人公に課せられたミッションの冒険小説的な読み手に対するヒキ、って所に不足はないんだけど、ヒキの前の前振り、って所に少々ご都合主義的な匂いがしないこともなく、そこで少々違和感を感じてしまうかも。ミッションの重さと、そんなに重いミッションに、海のものとも山のものともつかんペーペーの海軍士官を指揮官に据える、って流れはアリなのか、って所が終始引っかかりになってしまうんだった。ネタバレになっちゃうかもだけど、チャーチルの名前まで持ち出す作戦の最前線に、主人公だから、って補正はあるにせよ一番の新米を立てる展開はアリなのかな、ってことですな。
ま、出だしとしてはなかなか快調、ってとこですか。
週前半戦、「げんしけん 二代目」、「ローゼンメイデン」、「たまゆら もあぐれっしぶ」、「銀の匙」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「ダンガンロンパ」、「戦姫絶唱シンフォギアG」。
波戸さんの意外な(?)弱点が明らかになった「げんしけん」。ここで原作者の出番ですよ、って話には…ならんか。「ローゼンメイデン」は巻かなかった方のジュン君の煮え切らない青春ストーリー部分が結構好きかも。
火曜日、「たまゆら」は汐入に行く話。なんか絵のタッチがちょっといつもと違うような。「銀の匙」は八軒君が鹿を捌く話。マグロの解体ショーは見世物になるのに四つ足の動物を捌くって事になると話が違ってくるってのは、形は違えど生き物として装備されてるパーツ(顔とか、手足とかがあるって状態)が人間のそれと共通してると、それだけで何かすごくインモラル感が加速する、ってのはあるかも知れんなー、とは思った。コミカルな造りになってはいるけど、意外と深いところまで踏み込んでくるお話ですな。
木曜日。「マジェプリ」が意外にSFしてるところにびっくりだ。ボンクラなおふざけも多いんだけど。「ダンガンロンパ」は良くも悪くもゲームだな、と。ただアニメだと恣意的に時間を止めて考える、って事が出来ない分いろいろ不利なのかも。あと、ゲームのくすぐりとしたら面白いのかも知れんけど、「北斗の拳」や「あしたのジョー」のパロは無理に入れなくてもよかったんじゃないかしら。「シンフォギア」は、まあ、うん…。気持ちはわかるがイマイチ引っ張り力がないというか。あと、歌うところもアフレコ時の同録なんでしたっけか。ひかささささん、結構辛そうっすね。このあたり、やっぱ水樹奈々ってすごい人なのかなってちょっと思った。
popfileをすり抜けてきた。Subjectは「(東京Direct)Eインフォメーション受付のお知らせ」。こんなの。
~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~ ※本メールは、セキュリティ強化のため、暗号化技術を使用しております。 ~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~
l-rover@kobe.email.ne.jp様 東京ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2013年7月8日にご予約されたEインフォメーションのお手続きが完了致しましたので、ご連絡いたします (受付番号 20130814-001)。
お手続き内容は下記の通りです。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - □商品名:[インサイダー]ロト6抽選結果、先行開示(8月22日、8月29日) □料金:0円 □期限:8月21日 □備考:大変遅れてしまい申し訳ありません。 性質上、21日以降は商品価値が無くなりますので ご確認次第、速やかに下記からお申し込みをお願い致します。 http://ofma.cq2my.mangio.asia/2ba/h7lca.php?z9=JQoE808GLm81z0y570rE8QH38hRG8MPm - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
今後とも東京ダイレクトをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
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──────────────────────────────────── no:039.658.114.2457
割に巧妙な方かな。引っかからないようにね。
商売モノに手を付けるシリーズでキャメロンもの、その2 3. 非情のフィヨルド、4. 暴虐の武装商船(リンクはamazon)。
クレタ島での作戦を終え、本国に戻ったキャメロンの次の乗艦は外洋臨検船キャッスル・ベイ号。だがその船の任務は単純な臨検活動などではなかった。ノルウェーのフィヨルドの奥深く、ドイツ軍が新たに建設したと思われる秘密基地。そこでは戦局に多大な影響を与えることになるであろう何らかの新兵器の研究開発が行われているらしい。キャッスル・ベイ号の任務はその基地を破壊するための陸軍の特殊部隊の輸送。開戦前、当該水域を漁のために航行した経験のあったキャメロンに、水先案内人としての任務が与えられたのだ。だが、彼らの秘密任務は敵の知るところとなり、ドイツが誇る強力艦、シャルンホルストとアドミラル・ヒッパーが秘密部隊迎撃のために出撃した、との報がもたらされて…、と言うのが「非情のフィヨルド」。
「外洋臨検船」と言う艦種がまず珍しいけれど、そこは本書ではあまり大きな意味はない。お話は前作とちょっと似たニュアンスで、乗艦が重要なのではなく、そこをいったん離れた小部隊を率いる主人公の苦闘を描いていくお話で、そこはかなり良い。なんというか、いかにも英国人という感じのあきらめの悪さというか主人公の不屈闘志っぷりというかはなかなかのモンだと思う。個人的には史上最も美しい軍艦だと思ってるシャルンホルスト級にほとんど活躍の機会がなかったのが、ちょっと残念だったけどね(^^;。
続く「暴虐の武装商船」は、南大西洋で猛威をふるうドイツの武装商船(仮装巡洋艦、ってヤツですな)を補足するために派遣されたのはやや旧式のカウンティ級巡洋艦、ノーサンバーランド。厳格な艦長の下、任務に当るキャメロンだったが…、と言う話。第1巻でいきなり身動きできない乗艦を舞台にしてきたと思ったら、今度は捕虜状態からの逆転が中盤以降の見せ場になるような。虜囚からの脱出、つーと「ホーンブロワー」にありましたか。そちらに比べるとこちらは少々アクション重視、その分読み味は軽い感じかな。前にも書いたけど悪役としてのドイツ人、の描き方が意図したもんだとは思うけどやっぱり少々ステレオタイプに過ぎるきらいはあるかも知れない。ナチではないドイツ人、という存在との心の通わせ方、みたいなところでもうちょっとツッコミ様があったんじゃないか、と言う気はしないこともないな。特に終盤、ちょっと急ぎすぎたんじゃないかしらね。
「進撃の巨人」、「<物語>シリーズ セカンドシーズン」、「とある科学の超電磁砲S」、「宇宙戦艦ヤマト2199」。
「進撃の巨人」はお話がよく練られてんなあという感想。いろいろ謎があるんだけど、それはそれとしておいて、その謎に向けてのコース上に、いろいろなヒキがいい感じのテンションで用意されているあたりが上手いなあ、と。もともと原作がそういう造りになっているのか、アニメ的な演出でそこがいい感じに増幅されているのか、さてどっちなんでしょう。「<物語>」はまよい編その2。あらららぎさんの変態ぶりがいい感じっすね。「超電磁砲」はオリジナルストーリー? フェブリたんは可愛いが、話がどういう方向に転がるのかは、まだちょっと判らんね。「ヤマト」は拉致られたユキが運ばれた収容所惑星で、同じタイミングで反デスラー(の取り巻き、なのかな)の行動が勃発する、と。話自体はまあ、飲み込める。ただ全体にチグハグ感は否めないな。ガミラスが別方面で彗星帝国と交戦中である以上、そっちの捕虜もいるよな、ってのはあたりまえだけど新鮮だった。
っていうか今さら遅いけど、「ヤマト2199」って、ガミラスと彗星帝国の争いに巻き込まれて滅亡の淵に立たされた地球が、切り札としてヤマトを送り出し、和平になるのかどちらかと同盟組んでもう一方に向かうのか、その辺はわからんけど、そんな感じの生存戦略を探るようなオリジナルストーリーにしたら、もっと面白くなったんじゃないかしら。
そりゃ「ヤマト3」だって? そういえばそうですねえ(^^;
日曜朝はスペシャル2本、「スーパーヒーロー大戦」、「プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち」。
「スーパーヒーロー…」は「ゴーバスターズ」と「フォーゼ」のタイミングで歴代戦隊とライダー達を無理やり全部登場させちゃうぜ的な。戦隊、ライダー共に誰にでもなれる、と言う特殊技能を持ったゴーカイジャーとディケイドを狂言回し的に使うアイデアは上手いと思ったし、戦闘シーンで近い機能のアビリティ(カードでパワーアップとかね)を持った戦隊、ライダー間で相手の能力を自分用にアレンジする、的な見せ方もなかなか結構。ただ、最初のフックでマーベラスとディケイドがそれぞれライダーと戦隊を潰しにかかってる、という結構いいヒキを持って来たものだから、逆に倒すべき敵の怖さみたいなものが、あまり伝わって来なかったかも、というかまあ、お話は相当粗いザルだよね。そこを気にするような作品じゃない、って所を考慮しても。
確かに歴代の戦隊メンバーが勢揃いしてどわーっと走る様、とかは迫力を通り越して笑えるし、最終的なオチをディケイドがらみでまとめたあたりは、自分的には結構好きなアレンジではある(「おのれディケイド」で締められると、ちょっとニヤリとしちゃうよね)んだけど、その辺を差し引いても、とっちらかった残念感、の方が先に立っちゃう作品だったかな。個人的にはライダー史上最も強い印象のある敵役としてのシャドームーンがあまりに情けない(初登場の時なんか、脚のパーツが邪魔になって格好良く歩くことすら出来てなかったよね)扱いだったのが悲しかったです。とはいえ、まあこれは劇場でお父さんが子供に「あのヒーローはね…」って小声で教えて上げながら楽しむタイプの映画だろうし、そういう楽しみ方はそこそこできる造りにはなっているんじゃないかな。
もう一つのオールスター、「プリキュア」は「スマイル」メインで、一応このお話の前にもオールスターが揃ったことがあった、って設定で良いのかな? キーパースンになるゲストキャラのあゆみちゃん 、あーはやみんかー、と思って見てたらEDテロップでノトマミさんだったことがわかってちょっとびっくり、と言う程度のダメダメ絶対音感。
変身シーンに名乗りのシーン、必殺技のキメシーンなどやらんといかんことはたくさんあるし、こっちはこっちで「スーパーヒーロー」同様とっちらかった物になるんだろうなー、と思って見始めたんだけど、
ちゃんとスジがある
事に相当びっくりしたし、感心もした。うん、お話がちゃんとしてるんだよ。もちろん劇場版ならではの凝ったストーリーとかではなく、テレビシリーズの1エピソードとしても充分収まる程度のテーマなりシノプシスなんだけど、それでも始まりから終わりまで、ちゃんとお話が途切れないで進んでいく、という流れになってたもんで、歴代プリキュアが次々と名乗りを上げて変身シーンを見せて、決め技も披露して、を優先した、スジなんか知るかー、的にとっ散らかった映画を予想してたんですが、そこは良い意味で裏切られました。
ま、それと引き替えに残念な結果になってるところもあるわけで、本作だとお芝居に絡んでくるのは「フレッシュ」以降のプリキュアたちで、それ以前のプリキュアはセリフ無しで済まされちゃってるのは、初代から見てる身にはかなり残念なんだけど、
そんなヤツが文句付ける方がおかしい
ワケですから、これはこれで正しいさじ加減なんだろうと思う。あとエンディング直前の、歴代プリキュアの女の子たちを、顔を見せずに制服だけでざっと見せていく演出に、制作側からの、おかしな連中に向けたお礼の気持ちみたいなものが感じられて、なんだかニヤニヤしちゃったよ(w。
ぼんやり「朝日」の日曜版の読書欄の囲み記事みてびっくりした。海文堂、9月でお店閉じちゃうのか。勘弁してくださいよ。海文堂無くなったらどこで本買えばいいの。オレが最近、新刊本買わなくなったのが良くなかったのかしら、とか真剣に思ってしまった。ごめんなさいごめんなさい、最近本買わなくてごめんなさい。
泣きたい。
昨日の続き。一応こいつを全部引き受ける根性はない。でも部分的に引き取りたい本はある、ってことで約2割ほどの本に関してはこれこれのお値段で引き取れるのだが、と言うお返事を差し上げたらば、お客さまから「その倍額で全部引き取ってくれんか」と。
お客さま、それではオレが悪徳ボッタクリ業者になってしまいます(^^;
とは言えそこまで言ってくださったら、古本屋的にはやはり、その信頼(してくれたのかなあ)にはどうにかしてお応えしたいとも思ったんで、ようがす、即対応は難しいかもだけども基本全部お引き受けましょう、ってお返事しちゃったです。
ちょっと後悔してないこともない。送料だけで諭吉が二人出ていく勢いなんだよなー。
や、でも心底嬉しい本もあるんだよ、正直店に出したくないと思えるくらいのが1冊、しばらく置いときたいな、が20冊くらいね。
そういうのがあるだけでも、買取りさせていただく価値はあるよね、たぶん。
受験生の頃からだから30年以上、自分にとって袋麺の最高峰はラーメンならサッポロ一番の塩、焼きそばなら日清焼そばだった。
特に日清焼そばの方はなんというか、結婚してそういうものを食べなくなった時期もあり、麻薬的な魅力があったんだった。ちょっと刺激のあるソース味がどうかすると無性に食べたくなったのね。実際の所そこの麻薬的なところ、ってのは近年かなりソフィスティケートされた傾向もあるにはあって(昔の日清焼そばは、舌に乗せるとちょっとビリッと来る痺れ感みたいなものがあったし、そもそもあれ喰うと確実にお腹壊したもんだけどね)、カミさんがパートに出るようになって、かつこっちは自宅で仕事してるもんで、お昼を自前で調達するときに結構この手のジャンク系でお昼を済ませる事も多くなってるんだけど、割に「日清焼そばってこうだっけかなあ」って気になることは結構あって。
そんなときに何の気なしに(ぶっちゃけ安かっただけですが)買ってきたのが山本製粉さんの袋麺焼きそば、「旨華楼 磯の風味 ソース味 焼きそば」(→ネット関西スーパー)。で、これが大当たり。
日清焼そばとは明らかに違う麺のコシの感じ(いうならばアルデンテなんですよ)がちょっと新鮮な上に、安い。ソース味に目立った個性はないんだけど、この食感はかなりポイント高い。その上単価が日清の半額ぐらいなんだよねこれ。それでこの味はちょっとしたデカルチャーですわ。
この歳になって袋麺の定番でパラダイム・シフトが起きるとは思わなんだ。今はお昼のボッチ飯タイムが妙に楽しみです。
すげーしょーもない話してんな、オレ(w。
120サイズのゆうパック10箱来襲。着払い代金だけで当初考えてた買取り価格に匹敵するっつーの(つoT)。とりあえず大きめの箱を家の中に積み上げるのに苦労したぜ、というか家族の眼が怖いんだぜ。
一応どうにかこうにか屋内に入れていくつか箱開けてみました。こんなバインダーにまとめられた雑誌がたくさん入ってたよ。
で、そんな雑誌の創刊2号の表2に何人かの祝辞が載ってたんだけど、アシモフ、ハインライン、安部公房に並んで中曽根康弘の名前があってちょっとびっくりしたことでした。当時(1960年)、後の不沈空母総理にして大勲位様、この頃は科学技術省長官だったんですね。
って事で買取り価格の算段だな。んまあお送りいただいた方からはかなり破格のお値段を頂いていて、そこは基本甘えさせていただこうと思うんだけど、んでもそれそのまま受けたお値段で買う、ってのは、なんか自分がボッタクリ悪徳古本屋になったような気になりそうなんで、何とかもうちょっと、色つけた数字を出したいとは思っているんですよね(こんなだから、軽石庵は儲からないんだよなー)。
「げんしけん 二代目」、「ローゼンメイデン」、「たまゆら もあぐれっしぶ」、「銀の匙」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「ダンガンロンパ」、「戦姫絶唱シンフォギアG 」、「サーバント×サービス」。
「げんしけん」、矢島さん良い人ね。「たまゆら」は前が横須賀で今週は竹原。忙しいな。ニコ動でも見たんだけど、コメントで「また場所を探しに行く話か」ってのがあって、確かになー、とちょっとだけ思った。
「銀の匙」は人間と動物さんたちとの関係性みたいなものにちょっと切り込んでみせる、ような。なんだろな、ペットの生き死にに一喜一憂する人がいる反面、家畜というものをシステムの一部として捉えながら、同時にその「もの」をちゃんと命のあるものとも同時に認識できる人たちもいる、と言うところの割り切れないような、面白いような、なんだかちょっと良い話なのか? と思わせるような。タマコ(ニアリ・イークォルあやひー)最強だな(w。
「マジェプリ」はラスタチ前のあれやこれや。ま、ここからたとえば「遺伝子の使命」に続く、とか言う話にはならんと思うけどそこを置いといてもまだかすかに、「SF」してるとは思う。絵はえらくヘンだったけど。ひかさささささんが声当ててる娘は前のお話で顔に傷とか負ったんでしたっけ?
「ダンガンロンパ」はお話にちょっと新展開。その分いつもの推理部分は雑というか、あーそういうオチ、的がっかり感というか。まあおんなじ展開繰り返してばかり、って訳にも行かんのはわかるけど。「シンフォギア」はまさかの未玖ちゃんラスボス化。「サーバント…」はなんだか知らんけど、シチュエーションがどうしたこうしたそっちのけのコイバナに行っちゃってる感じっすね。
ぽつぽつ読んでます。5. バレンツ海の密使 6. 突破!マルタ島封鎖網(リンクはamazon・ユーズドのみ)。北海護送船団に随行するフリゲート、スプリンター号に座乗するキャメロン、厳しい環境、牙を剥くドイツUボートの狼群、さらにスプリンターには第二戦線を形成するための交渉材料としてのVIP輸送任務が追加され、みたいなお話が第5巻。第二次大戦で舞台は北海と来れば、よほどの能無しでもない限りそこそこのお話は作れるだろう、ってのは意地が悪すぎるか。本作はそこに、将来的には禍根を残すかも知れないソビエト・ロシアの高級将校が同乗者で、みたいなスパイスを効かせてきたかというところ。
続く第6巻は極寒の北海から陽光まぶしい地中海に舞台が移る。地中海戦線のハイライトとも言えるマルタ島攻防戦にまつわる護送戦。北海護送戦でフリゲート、地中海でコルベットって、そりゃ乗る船が逆なんじゃないかって気もしないでもないが。
一応本シリーズにはそれなりのスタイルがあって、少なくともここまでは主人公のキャメロンが実はお話を通して一貫したヒーローとして機能していない、って所があるかも。そこが新しいといえば言えるのかも知れんけど、なかなか主人公に感情移入しにくい作りになっているとは言えるかもわからんね
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□ でした [「ヤマト」どこがどうとは言えないのですが、 綺麗になった分、旧作にあった「ロマン」分が無くなってるような 気がします..]
□ rover [自分は最近、「山師的な何か」が無くなってしまったって事なんじゃないかな、と思ってます。出淵さんをはじめとする新作のス..]
□ 水上紫煙 [私もお二人の意見に同意します。 旧作を見ている私たちにとって、当時「何で?」と思っていた部分に合理的な理由を示してく..]
□ rover [あー、確かに劇場で観たら印象は大きく変わるのかもしれないですね。とりあえず音響はかなりすごいだろうなあ…。]