ばむばんか惰隠洞

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2016-08-11 [長年日記]

[Oldbooks] 暑いから古本読もう7(隠密部隊ファントム・フォース)

隠密部隊ファントム・フォース 下(ジェイムズ・H・コッブ/著 伏見威蕃/翻訳)隠密部隊ファントム・フォース 上(ジェイムズ・H・コッブ/著 伏見威蕃/翻訳)アマンダ・ギャレットものの(たぶん)最新作、ジェイムズ・H・コッブ「隠密部隊ファントム・フォース」(書影はamazon。ユーズドのみ)。前作から間を置かずに語られる、インドネシアを舞台にした動乱に、かつてアマンダが提唱した「ファントム」部隊構想がクロスする。前作の敵役、ハーコナンがもくろむインドネシア、なかんずくパプア方面の先住民族の独立運動がなぜかハーコナンの構想を超える範囲で燃え広がり、ついにはインドネシアをヒンドゥー、イスラムの二大宗教をベースにした対立抗争まで拡大してしまう。事態を重視したアメリカは、かつてアマンダが提唱した「ファントム」実戦部隊の投入を計画するが…、みたいな。

前作を読んだ時点で若干不安だった、ハーコナンがワイルドカード的なライバルになってしまうのでは、と言う展開がまんま予想どうりに動いてしまって、そこはニヤリとするべきなのかがっかりした方が良いのか。サブキャラの立ち具合が悪くないので、お話自体はとても楽しく読めるから、まあいいっちゃいいんですけど。

「カニンガム」時代の恋人であるヴィンス、禁断の相手であるハーコナン、さらにもう一人、とアマンダさんの倫理規定はどうなってんだ? ってところの引っかかりもあるし、最終的にアメリカは強いから強いんだ、文句あるか? に流れが行ってしまっているのはちょっと惜しいか。アマンダさんの「ファントム」部隊構想って、国家黙認の海賊行為に他ならないわけで、それを良しとしてしまうのは結構ヤバいんじゃないかな、ってところも含めて、面白いけどどうだろな、感は結構あるね。

[Baseball] マケタデー!

C5-3T。藤浪きゅん7回に何があった? ちゃんと勝てない日々だなあ。


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