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アマンダ・ギャレットものの(たぶん)最新作、ジェイムズ・H・コッブ「隠密部隊ファントム・フォース」(書影はamazon。ユーズドのみ)。前作から間を置かずに語られる、インドネシアを舞台にした動乱に、かつてアマンダが提唱した「ファントム」部隊構想がクロスする。前作の敵役、ハーコナンがもくろむインドネシア、なかんずくパプア方面の先住民族の独立運動がなぜかハーコナンの構想を超える範囲で燃え広がり、ついにはインドネシアをヒンドゥー、イスラムの二大宗教をベースにした対立抗争まで拡大してしまう。事態を重視したアメリカは、かつてアマンダが提唱した「ファントム」実戦部隊の投入を計画するが…、みたいな。
前作を読んだ時点で若干不安だった、ハーコナンがワイルドカード的なライバルになってしまうのでは、と言う展開がまんま予想どうりに動いてしまって、そこはニヤリとするべきなのかがっかりした方が良いのか。サブキャラの立ち具合が悪くないので、お話自体はとても楽しく読めるから、まあいいっちゃいいんですけど。
「カニンガム」時代の恋人であるヴィンス、禁断の相手であるハーコナン、さらにもう一人、とアマンダさんの倫理規定はどうなってんだ? ってところの引っかかりもあるし、最終的にアメリカは強いから強いんだ、文句あるか? に流れが行ってしまっているのはちょっと惜しいか。アマンダさんの「ファントム」部隊構想って、国家黙認の海賊行為に他ならないわけで、それを良しとしてしまうのは結構ヤバいんじゃないかな、ってところも含めて、面白いけどどうだろな、感は結構あるね。
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