カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
ポケモンGO、先日何やら話題になったバグ騒ぎの影響もあるのか、ポケモンを捕獲するのに結構なミスショットがでたり、捕まえたと思ったらボール蹴破って出てきたり、と言うのが頻発する割に自分の近所にはそれほどポケストップもなく、しかも最近はモンスターボール以外のお薬やらなんやらがぽろぽろ混じってるものだから、深刻なモンスターボール不足に悩まされることになってしまったんだった。多分ハーバーや三宮あたりまで遠征すれば、それなりに補給もできるんだろうけどしばらくそんな用事も無いし、弱ったあげくショップでポケモンメダル購入、モンスターボールを100個確保。これでしばらくは大丈夫かな。とりあえず予備役課金兵の状態で留めおきたいものです。
今日も今日とてアマンダ・ギャレットもの。ジェームズ・H・コッブ「シーファイター全艇発進」(書影はamazon。ユーズドのみ)。前作で損傷を受け、修理と改修工事中のステルス艦「カニンガム」。休暇中の艦長アマンダに告げられたあらたな任務、それは西アフリカに出現した独裁国家、西アフリカ連邦によるギニア侵攻に対抗する国連派遣軍の一環として最新鋭のステルス・ホバークラフト部隊を指揮、国連による西アフリカ連邦への禁輸制裁措置を支援することだった…。
と言う話。昨今話題の難民問題だけど、本作では難民が一種のテロの道具として使われているあたりが興味深い。狙いを定めた国にどんどん難民を送り込むことで、難民の保護、救済に国力を使わせ、相手が疲弊したところでそこに攻め込む、と言う戦略があるんだね。なるほどと思った。
そして今回も敵方の人物造形が、単純な悪党ではなく向こうには向こうの正義がある、ってあたりもこのシリーズの特徴と言えるか。今回は特に、敵方の行動原理の一番根っこにあるのが腐敗した強者への怒り、というわけで出だしは敵も敵なりに正義のために動き出したものが、いつしか目的のための手段がズレていく悲しさ、みたいなものも秘めている。
その上でお話自体は、最新のハイテク・ウェポンのスペックつるべ打ちをくり出しながらも展開は伝統的な近世帆走軍艦もののフォーマットに従ってるあたりは上手い。特に「ボライソー」っぽいかな。そこも好印象。シリーズ最高傑作ではないでしょうか。
それにしてもなかなか状況が良くならないアフリカ諸国。その根源にあるのはそもそも国境など無く、嫌いなやつとは一緒に暮らさなければそれで済んでいた世界に、西欧列強が勝手に国境線を引き、先住民族を手前の都合で詰め込んでおいて、都合が悪くなったら線はそのままでぽいと捨ててしまったが故、というのはいろいろ考えさせられるし、それ故今回の敵方にしても100%憎むことはできない存在になってしまっているのは皮肉な話だし、著者自身にもそういう気持ちが生まれたのだろうな、と思わせるラストはなかなか良かったです。
前 | 2016年 8月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |