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ちょいと背取りのつもりで出かけた近所のブクオフで、西炯子「ひとりで生きるモン!」。2003年の本。田舎でヒッキー同然な暮らししてると、こういう本は見逃しがちになっちゃうなあ。それにしても西炯子が4コママンガを描いていたとは知らなかった。しかもこれ、「B.B.Joker」級に破壊的だ。久々に腹抱えて笑かしてもろた。「私がいないとダメな男はー、私がいたってダメー!」………。最高です。
CS 日本映画専門チャンネルで「ゼイラム」。1992年ギャガ。監督雨宮慶太、出演森山祐子、螢雪次朗、井田州彦、吉田瑞穂、半田雅和。久しぶりに見たんだけど、いやー、低予算映画のお手本、といって良い出来ですなあ。登場人物を少数に限るための条件付けがはっきりしてて、その中に紛れ込んじゃったトラブルのタネがお話を膨らませる、という構造が実に無理なく機能している。もうひとつの低予算映画の必要条件であるところの、明確な勝利条件、ってところは残念ながらいまいち曖昧でそこは惜しいんだけど、芸達者な蛍雪次郎と少々ダイコンなれどそこがまたいい森山祐子に免じて不問とする。
それにしてもあれだな、この映画、随所に「ガンヘッド」くささが感じられるんだけど、雨宮監督的に、なにかこう「ガンヘッド」からインスパイアされるものが大だったりしたんだろうか。や、私「ガンヘッド」も好きですけどね。
ふむ、「オレは今錯乱している」とどこかに明示してやることで、人間ってのは案外落ち着きを取り戻すモノなのかも知れん。錯乱しつつ上のエントリ書き込んだあと、突然解法が見つかっちゃったよ、あーこりゃこりゃ(w。
これで何とかなったかな。あちこち足りてないところはあるんだけど、直接軽石庵覗いてもらえるようにしても大丈夫かしら。
いや、さらに落ち着くんだオレ(^^;)
考えるの面倒なので、軽石庵・XREA・koshoten.net2バージョン、オープンしちゃいました。同時にWADAXは解約。とりあえず検索の速度は大きく上がってると思いますので、かなり快適になったんじゃないかと思います。一度おためし下さい。
あー疲れた。でもまだまだ直すところ、たくさんありそうですわ。
茄神さんとこで知った、宮村優子が「USJ」のターミネーターアトラクションでキャストとして働いているとの噂。いやこの綾小路麗華さんというキャラ、日本特撮映画を代表する繰演技師にして、同時に有数の遊園地評論家でもある根岸泉さんが以前に高く評価してらっしゃってて(ホントはフレーム内のコンテンツ)、少々興味を惹かれた(のだが、人の多いところには極力行きたくない私には一生お近づきにはなれないであろうな)ものだが、えー? 中の人、みやむーなんですか? そりゃまた興味深い。誰か確認してきておくれ。
いまだについついDoGA、と言ってしまうんだが、今の正式名称はCGアニメコンテスト(公式)。今回はついに19回。と言うことは、フロッピー1枚に収まる、X68000用の3D-CGアニメーションツール、DoGA CGAシステムが登場してから20年、ちゅーことになる訳やね。
プロジェクトチームDoGA代表のかまたゆたかさんの構想は、最初っからガチであって、映画を造る上で一番コストがかかるであろう映像部分を、安価で手軽に作成可能な3D-CGアニメーションツールを無料で(おっと、マニュアルがカンパウエアだったんでしたっけか)供給することで敷居を下げ、良質な映像作品をどんどん作ってもらって、アマチュア映像作家たちから優秀な人材を世に出そうと言うものであったと思うのだけれど、最初に登場したDoGA CGAシステムの限界と、映像がそれなりに簡単に作れるようになったところで、今度はサウンドや声優と言った部分の質の限界がボトルネックになってしまった関係から、初期のこのコンテストに応募してくる作品は、どちらかと言えば伊丹でやってたアレに近いノリの作品が多かったように記憶している。それがまた微妙な手作り感を醸してて魅力的なイベントであったと思うのだけれどもね。
そんな感じで始まったコンテストも、その名称が「アマチュアCGAコンテスト」から現在の「CGアニメコンテスト」に名称を変えたあたりから、主催者側のスタンスに変化ができたのか、そこまでのかまたさんたちの根回し(?)がようやくうまく機能するようになったのか、映像作品としての完成度が格段に上がった分、手作り感みたいなものは薄くなって行く傾向が発生したような印象はあるな。ちなみに新名称になったコンテストで最初にグランプリに輝いたのは新海誠氏の「彼女と彼女の猫」。何かと暗示的ではあるな、と言う気はする。あの辺を境に、主催者側からは声優などでのサポート体制ができたり、それまではNGだった、専門学校の学生さんが学校の機材を使った映像作成がOKになったり、いろいろ変化が生まれたような気がする。そういえば審査員の面子に変更が入ったのもこの時期だったように思うし。
このあたり(12回ですね)から、明らかにこのコンテストに応募してくる作品の質には変質が見られる。良く言えば普遍性が上がった。悪く言えば商業的な方向にシフトしちゃった、みたいな。去年見てないせいか、今年の結果を見てみるとこの傾向、ある程度その縛りを踏まえつつ、それぞれが自分なりの可能性を模索するような作品に高評価が与えられるような流れができているのかな、というイメージは持ちました。
そのこと自体は主催者側のスタンスであって、こちらはそいつを好むか好まないか、で割り切るしかないわけで、昔の手作り感たっぷりな映像作品を好むこちらとしては、なんというか暴走するパトス、みたいなものに妙な親近感を感じていた、少しヨコシマなCGアニメファンとしては、少し淋しいコンテストになってきたかな、ってな印象は持ったことであった。
んまあそれでもそこはDoGA。根っこは関西。こちらが期待するノリを完全には切り捨ててはいないあたりが、このイベントを完全には切ってしまえない味を持ったモノにしてくれているわけで。
今年の収穫はこの人、谷口崇さんですかね。
一応入選作品を収めたDVDは買わせていただいたけど、昔のDoGAのノリが好きな私としては、「外伝」のほうが楽しめたかな。来年はどうするかなあ。20周年だし、見に行きたい気は無くもないのだが、反面、見に行って果たして楽しめるのだろうか、ってところに一抹の不安もあったりするのでした。
シオドア・スタージョン 著/若島正 編
カバー装画 松尾たいこ
カバーデザイン 祖父江愼・安藤知良
河出文庫
ISBN978-4-309-46302-5 \880(税別)
近年再評価の動きの目立つスタージョンの作品群。日本でのその流れを産み出す元になった2003年の短編集の文庫化。表題作他7編収録。
そのネームバリューに比べて、まとめてがっつり読んだなぁと言う記憶がかなり稀薄な、不思議な作家が自分にとってのスタージョン。翻訳された長編の数が少ないことと、日本で目にする機会が、さまざまなアンソロジーに入った作品で触れてきたことが、その印象の大元なのかも知れない。さまざまな作風が並ぶアンソロジーのなかにあっては、スタージョンの持つ作風や雰囲気といったものが、彼の作品を読んでいる間は感じられても、続いてやってくるのが別の作家の作品と言うこともあって、少々持続性に欠ける恨みはあったと言えるのかも。そこで本書。一冊丸ごとスタージョンの作風に浸かってしまう経験が可能になっていて、その結果得られる読後感は、彼を形容するときに必ずつきまとう、「奇妙」と言う言葉に他ならない。
SF以外ではあり得ないと思う気持ちと、これはSFで括って良い話なんだろうか? というちょっとした疑問。SFじゃないかも知れないけどそれじゃなんなんだろう、と思えるような瞬間。そもそも今読んでるこれはなんなんだ? 的な途方にくれる感じ。そんなものがいろいろ、無い混ぜになってやってくる、まさに「奇妙」としか言いようのない読後感が待っている。
読み終えて感じるのは純粋な満足感ではあり得ない。それでは不満だったのか? と聞かれたら、いやそういうわけではなくて…、と口ごもってしまうような作品が並んでいるのだね。目もくらむような奇想が並んでいると言うわけでもなく、どちらかと言えばありふれた日常を背景に、何かを壊そうとしながら同時に何かを過剰に保守しようとするお話の展開ぶりとか、総じて油断のならない一冊で、あまり気楽に向き合うとかなり痛い目をあうことになりそうな短編集。「いやー面白かった」とはとても言えないのだけれども、かといってあっさり「読んだ読んだ。さあ次の本」と進むこともちょいと躊躇してしまうような変わり種。まことにもって「奇妙な」一冊であるね。
★★★★
半日仕事だ。「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」、「機動戦士ガンダムOO(再)」、「ペルソナ トリニティソウル」、「To LOVEる」、「xxxHolic 継」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes プリキュア5 GoGO!」、「コードギアス 反逆のルルーシュR2」、「ブラスレイター」。
今回は全長400メートルと、初代の半分以下のサイズで"マクロス"を名乗る強攻艦、にかなり燃えちゃった「マクロスF」、地味ながら結構、ええ具合に桃色、食いつきのクセは強いが意外にオーソドックスに良作な「Holic」、で土曜深夜はまあいい感じ。日曜朝はハント君とケガレシア様の関係性がこのあとシリーズ展開に絡むんならちょっと面白くなるかなあ、な「ゴーオンジャー」、キバの力をパクっちゃうイクサーの機能はちょっと面白いな、だった「キバ」。
で、ノーマークだったのを激しく後悔したのが「ブラスレイター」。これ、かなり良いわ。
監督板野一郎、チーフ脚本小林靖子、制作はゴンゾ。板野一郎でゴンゾなものだからメカ周りへの執着が半端じゃない。ただ、サーカス優先のメカアクションアニメかというと決してそういうわけでもなく、ベースになるストーリーはかなり重たく、「神」の存在みたいなものに対してもそれで良いのかい? みたいな(わたしゃ神様信じないので、その問いかけの軽重が根本的に分からないんだけれども)異議申し立てがあったりして油断できない。その上で絵の方の妙なこだわり(トヨタ2000GTだの、路地裏にひっそり停まってるポルシェ356だの、いらんところで妙に凝ってるんだよね)で楽しめたり、近未来のレーシングバイクのレギュレーションで「へえ」とか思ったり、基本ラインとはちょっと外れたところでも楽しめる要素があってちょっと面白い。これから追っかけます。
こんなに早い時期に始まるもんだったっけ。去年は交流戦でどっか調子っぱずれになってしまい、それをその後ずーっと引っぱって、ついでに今年になってもそのダメっぷりが絶賛持続中の虎さんたちだが、さて今年はどうなるんでしょ。去年とは逆のパターンだと良いんだけどね。
それはともかくこのタイミングでの新型インフルエンザ騒動。阪神、甲子園"名物"ジェット風船を自粛(sanspo.com)なんてな記事も見かけましたがどうなんでしょう、さしもの甲子園にも空席が目立つ交流戦序盤、みたいな事になるのかな? それとも一斉装着のマスクメン&ウイメンで満員の甲子園、なんて絵が見れたりするんだろうかね。
オレが青二才の頃は、今と違って簡単にいろんなメディアでF1の情報が得られたりはしなかったわけで、当時の自分にとってF1マシンのスタイリングなんてのは、漫画雑誌に掲載されるタミヤのプラモのボックスアートぐらいしかなかったわけで、そこで普通に見慣れていた葉巻型のマシンたち(ロータス49とかホンダRA273とかフェラーリ312BとかマトラMS11とかの頃ですね)に換わって、ウエッジシェイプのロータス72DやらマクラーレンM23(化粧品メーカーがスポンサーについたヤードレー・マクラーレンは上品で好きですよ)が出てきたあたりで一度「お?」と思ったもんだが、写真のこいつのボックスアートを見た時は、マジで「SFか」と思ったもんです。
ソニーマガジンズの「F1グランプリ特集」(今は『GRAND PRIX SPECIAL』って言うんですね)に連載されてた、「1000分の1秒のヒーロー列伝」って小さなコーナーが結構好きだったんだけど、データづくりの最中、バックナンバーの中にこいつを見つけた時にはちょっとだけ小躍りした。F1デザイナー界のトリックスター、ゴードン・マーレイの手になるブラバムBT44B。このかっこよさはただ事じゃないと思うんだ。
記事を読んでみると、マーレイが意図した部分とは別のところで高めのポテンシャルが生み出されたマシンで、ここを押し進めていくとまた面白いマシンが産まれた可能性もあったらしいが、チームオーナーのエクレストンはコスワースから多気筒エンジンへのスイッチを画策(翌年からアルファの12気筒に換わったんだよね)したが故に、ここらの煮詰めが出来ないまま、少々中途半端に終わってしまった残念なマシンであったと言うことであるらしい。
どうもこのマシンの三角断面に、マーレイも予想していなかった空力的なエフェクトの一環があったらしいんだけど、そこをマーレイが追及していったら、どういうマシンが出来上がっていたのか、興味が尽きないところではありますな。
それにつけてもカッコいいマシンだよなあ。あたしゃこいつがあるから、いまだにゴードン・マーレイの大ファンなんですよ(w。
L5-10T。ノーミサンと涌井の投げ合いと来たら、投手戦になるのかと思ったらそんなことにはならなかったんだぜ。ノーミサンも大概だったけど涌井投手の調子の悪さと、西武の見殺しディフェンスに助けられた感じだな。あんまり次に繋がる良い要素のない勝ち試合だったように思う。とりあえず極力連敗を避けていってくれたら交流戦はいいよ。明日のお相手は雄星君、まあ負けでも良いっすよ。
「進撃の巨人」、「変態王子と笑わない猫」、「とある科学の超電磁砲S」、「よんでますよ、アザゼルさんZ」、「波打際のむろみさん」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダーウィザード」、「ドキドキ! プリキュア」、「宇宙戦艦ヤマト2199」。土曜深夜、「変態王子…」の楽しみ方が何かわかってきたような気がしてて、それなりに粒ぞろいのラインナップのような気が。「進撃…」はこれまで見たことない巨人が登場。これって前に巨人に喰われちゃったエレンと何か関係があるんでしょうかね。巨人の意識をのっとった、とか? 「超電磁砲」は安定銘柄、15分ものの二本は良い意味で抜け作で楽しい。
日曜朝。「キョウリュウジャー」は戦隊スタンダード、「ウィザード」の方は平成ライダースタンダード、って感じかな。平成ライダーのノリの全部が嫌いって訳じゃないんだけど、ときどきそれは誰に向けたアピール? って思える表現が挟まる時があって、それが微妙に引っかかるとき、みたいなものもなくはない。「プリキュア」は、敵側にこれまでにはなかった深さでの親密さ、みたいなものを持ち込んできたのかしら。彼女が5人目、なんて展開になるんでしょうかね。そうなったらなったで、面白いとは思うけど。
「ヤマト」はシュルツ艦隊(ああ、もう艦隊自体がなくなってたか)との決着(最初で最後のアステロイド・ベルト使用回だったんだけどね)を飛ばして、太陽系を離脱するエピソード。大画面に映る砂の嵐を所在なげに見ている古代君、って絵はかなり好きだったので、それが無かったのは残念っちゃ残念だったけど、そこを新しい解釈でカバーしようとしているなとは思えたので、これはこれで。沖田艦長と徳川さんがポン酒飲みながら昔語りする、ってあたりはなかなか。あと、ヤマトクルーも決して一枚岩じゃない、みたいな仄めかしがされてたあたりも先が気になるというか何というか。藪君(前作的には)、前科ある人だからねえ(^^;。
チャーリー・ヒューマン 著/安原和見 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 常松靖史[TUNE]
創元SF文庫
ISBN978-4-488-75301-6 \1280(税別)
ケープタウン、ウェストリッジ高校。コンピュータルームがあり、弁論部があり、強いラグビーチームがあり、
、まあありふれた高校だ。ここで俺、バクスターは妖しいビデオを販売して利益を上げている小さな派閥、<スパイダー>のリーダー。学校を牛耳っている二大派閥の間で絶妙にバランスを取って渡り歩いているのだが、この状況をさらに強固なものにしようと画策しはじめた時に問題が発生した。恋人のエズメが突然失踪したのだ。折しもケープタウンには正体不明の殺人鬼が跋扈している。もしかしてそれとも関係があるのか…
手がかりを追い求める俺は、捜索の手がかりとなるかもしれない人物として、超常現象ハンターを名乗るドクター・ローニンに行き着くのだったが…
とても珍しい南アフリカ生まれのSFアクション。続々登場するクリーチャーたちの佇まいにアフリカンな不気味さみたいなものが存分に反映されている…化どうかはよく判らん。なにせそちら方面の知識は全く疎いものですから。反対に読み進めていくと感じられるのはどちらかと言えばライトノベル的な、スピーディーな展開と、そこに盛り込まれる様々なサンプリング、と言えるか。なにせ原題が"Apocalipse Now Now"、続編の原題が"Kill Baxter"って時点ですでにお察しって事になるんじゃないかな。
お話は主人公バクスターの一人称に、世間一般にはサイコパスと見なされている事から、時折はさまるバクスターのカウンセラーの所見がお話のミスリードを誘うための装置として機能していて、そもそもバクスターが語っている、バクスター視点の物語が本当に信頼に足るものなのか? という引っかかりを常にこちらに提示しながら、自分たちが見ているありふれた世界と、そこと微妙にシンクロした異世界を行きつ戻りつしながら、徐々に超常的な何かのウエイトが増し、それに伴ってフリークス続々登場の異形アクションが展開し、最終的にバクスターへのサイコパス診断が意味するものは、という流れからクライマックスに突入する。この流れ自体は(時々もたつくけど)かなり上手いと思うし、なかなか面白い。
そんなわけで中盤のもたつき感は結構気になるけど、総じて楽しい一冊ではあった。続編(原題がアレなら、「ヤッチマイナー!」的な展開が挟まるのかね)もまあまあ楽しみ。ただこの本のラスタチ、別の次元の話だからというエクスキューズがあるとはいえ、倫理的にどうなんだ? という気はしない事もない。倫理的、って話で言うなら主人公は最終的に、倫理的には非常にこぢんまりとした「良き事」(お話の流れ的に、それこそが一番良いんだ、という結論に持って行く事自体は間違ってはいないと思うけど)に落としてるだけに余計にそう思えるんだよな。そこはちょっと、気になった。
★★★
魔法少女と巫女さん。「俺」、カラオケで大暴れ。マネージャーが超有能。「サイト」魔法少女(少年含)続々集結。皆さんファンキーな性格をお持ちで(w。奴村さんにはなんか切迫した事情がありそうっすね。巫女さん、オバサン調子に乗り始めるの巻。
サチ・ロイド 著/鍛冶靖子 訳
カバーイラスト スカイエマ
カバーデザイン 波戸恵+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77301-4 \1180(税別)
石油燃料が枯渇し、全世界規模のエネルギー危機が続く時代。英国もまた、ごく少数の富裕層とそれ以外の貧困層に分断されている。貧困な人びとの一部はアウトサイダーと呼ばれ、強力な
そしてハンターは自らが目撃した追跡劇を発端に、アウトサイダーの少女ウーマと出会い、その出会いが世界を変革するかも知れない一つのアイテムをめぐるコサックとアウトサイダーの争奪戦に巻きこまれ…という流れ。多くの下層階級の人びとは貧困にあえぎ、日々のストレスは中国のハイテク企業が構築した超大規模ポータル、
お話はシンプルなボーイ・ミーツ・ガールからの追跡アクション。一応何不自由なく育っては来たが、そんな自分に何か物足りない物を感じている少年と、独自の文化を持ち、世界の改革のために活動する、見方によっては反逆者の少女が出会い、反目や疑惑、敵対を乗り越えて信頼関係を築き、さらにはそれは淡い恋愛感情に発展していって、ってね(w。ここにハンターの親友でスラム出身の凄腕ハッカーのレオ、様々なアウトサイダーたちといった様々なサブキャラが脇をかためる。この手のお話としてはたいてい無理解で強圧的な存在として描かれるハンターの父親も、それなりに複雑な感情を持った存在として描写されてるあたりもちょっと良い。
SFとしての味付けは、ネットワークとVR、さらにその奥に隠されたもう一つのネットワーク、その支配権をめぐる争い、みたいなところになるんだけれども、正直言ってそこのところで強力な驚きはない。あくまで追跡劇のためのスパイスとして機能しているだけで、あくまで本書の主眼は少年少女のアドヴェンチャー。そこのところはたいへん快調。
なんですけどね……。
特に詳しい説明があるわけでは無いんだけど、本書はおそらく本国の英国ではジュヴナイルとかヤング・アダルト小説というジャンルに属するタイプのお話なんだと思う。で、このポジションの小説ってのは実に油断ができなくてね。このジャンルの代表作と言えるのがフィリップ・リーヴの「移動都市」ってことになると思うんだけど、こっちを読んだ人なら判ってくれると思うけど、英国製ジュヴナイル小説ってのは、もうこれでもかってくらいにビターにしてシビアなのね。で、本書もきっちりその伝統を守ってくれている。
ちょっぴり良い感じのボーイ・ミーツ・ガールものはやがて世界を支配するものの欺瞞に迫り、それを変えようとする人びとの圧倒的に劣勢な戦いが描かれ、そこに参戦した主人公たちの結末は…、という流れになっていて、まあ登場人物も読者も全く甘やかす気がない(w。特に追記もないようなので、これで完結なんだろうけど、逆にこれは三部作の第一作であって欲しい気までしちゃうんだよね(^^;。そういう意味でまことに正しい英国製ジュヴナイル。いいもん読んだ気はいたしますが、SF方面が少々手薄に過ぎるので、そこで星半分減点、かな。
★★★☆
透析帰りのカミさんを迎えにマンションのエントランスに出たついでにレターボックスをチェックしてみたらこんな封筒入ってました。これが例の、家族の一人あたりに10万くださる件の申請書類ってことのようで。意外に対応早いっすね。いろいろごたごたしててよく読んでないんで、明日じっくり吟味することにします。
相変わらずカミさんは食欲ないので、お魚を何切れか買っておいて、自分と倅は豚キムチにポン酒。食ってる間にカミさんもちょっと食欲出てきたみたいなので「鯖でも焼くか?」つったら「食う」と。んじゃ焼くべえかと思ったら倅、「あるなら焼いてよ」ですって。んまあカミさんが食う分なんて知れてるんで余りは出るので、そいつも一緒に焼いて出してやったら、「他にもつまむモノないん?」と。呑む気満々だな(w。
適当に冷蔵庫さらえてモロ胡やら納豆やら出してやって、「シャウエッセン(最近王将のメニューに追加されたのです)もいくか?」って聞いたら「くれ」とな(^^;。
さすがにオーバーペースじゃないかと思ったら案の定、最後のポン酒は呑みきれず(呑めないと思ったら呑まないのは偉いと思う、オレにはできんw)、アテもいくつか残しちゃった。「今日はどうした?」って聞いたら「なんかつまみがあったら呑めそうな気がした」んですと。解るような、そう言うもんかね、なような。とりあえずひとりで六合ぐらいは呑んだんじゃないか? 明日バイトだろ、ちゃんと起きろよ(w。
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□ もんちぃ [俺には「死ぬ時はスタンディングモードでお願いします。」が「ガンヘッド」の全てかも。]
□ ROVER [や、若い頃の川平・いぃーんです!・慈英の姿を見る楽しみも(^^;)。それはともかく、高嶋兄には過剰な汗が似合いますな..]