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確定申告、出してきたぞー。結構駆け込みで提出する人多いんだな。昼前に行ったら開場にはプチ行列ができてた。ま、数字はともあれ書くところを全部埋めてあれば、その場では問題なく受け取ってくれるものなので、さくっと提出完了。仕事がらみは朝のうちにやれることはやっといたので、のんびり散歩がてら、本でも買おうと三宮方面に歩き始めたのはいいんだけど…
湊川の申告会場からてくてくと新開地まで出て吉野家で昼飯(お、スクラッチくじで味噌汁無料券当った)、JR神戸駅のあたりまで来て「あ、メール打たな」と思って画面見づらいなー、ってんでシャツの胸ポケットに手をやったら…
メガネがないですよ。
家を出て、湊川までの電車の中では本を読んでたんだからそこまではあったはず。そこから神戸までのどこかで落っことしたっちゅーことか? あわてて今来た道を逆戻り。会場やら吉野家やら湊川の駅やら、思いつくところは当ってみたんだけど、どこにもない。湊川・神戸間2往復したんだけどね。
……死にたい(cv.寿美菜子)。
これがないとディスプレイに何が描いてあるのかさっぱりわからんので、こればかりはしかたがない。さすがにこの上歩くのは勘弁なので、湊川から地下鉄乗って三宮まで。メガネスーパーさんではこっちの大まかな状況(老眼プラス乱視)に使えそうなレンズが、今多分在庫にないだろうと言われてしょぼん。地下に潜ってケーオプティック、つー眼鏡屋さんに飛び込んでみたら、とりあえず検査しましょうやって話になり、そこからとんとんと話は進み、レンズもあるってことなんでこちらで作っていただきました。フレーム(落したヤツに良く似たのがあったのでそれにした)を選んで、あとは10分ぐらい待ってくれと。どうするか聞かれたので、10分ぐらいなら本でも読んでりゃ良いかと思ってその場で待つことにしたんですが、
メガネがなかったら本なんか読めねえよ。
しょうがないので10分、ちょっとケータイから呟いたりしつつぼーっと待って、出来上がったメガネいただいてまいりました。お値段は12,250円。前作った時の半分以下だ。安くなるもんだなー。
つーこって最大のピンチは何とか回避されて良かった良かった。去年のウチに落っことしてたら、こいつも経費に入れられたのになー、なんて思ったのはみんなには内緒だ(w。
小川一水 著
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030988-6 \760(税別)
ニューギニアの高地民族が静かに住まう小さな村を突然襲った疫病は、たちまち村人たちを無残に殺していく。ただ一人生き残った若者、ジョプ。全てに絶望し、生きる希望を失って急流に身を投げた彼は、それでも死ぬことを許されず、その身体を海まで押し流され、外洋を航海する貨物船に拾われることになる。だがそれは、ジョプの村を襲った災厄を世界規模のパンデミックへと拡大させる引金だったのだ…
前作から時代は大きく遡り、この作品の時代背景はほぼ現代。文明から隔絶された世界で発生した新種の感染症がとあるきっかけで世界規模の災厄に発展。感染したもの、感染者たちを救おうとするもの、パンデミックに直面してマス・ヒステリーに陥る大衆、有効な方策を模索する為政者側、と、さまざまなレベルの登場人物がそれぞれの立ち位置でそれぞれの存在意義を全うするべくもがき苦しむ、と言うスタイルは正しく私の好きな小川一水。いろんな意味でかなりビターな方にシフトした「復活の地」、と言うのが読んだあとの第一印象かな。
とは言え全10巻を予定しているこのシリーズ、一見唐突な路線変更に見えて、意外と前作とも共通するワードなどが散見されるあたりはさすがにシリーズ物の醍醐味と言えるか。どれだけの時間が経つのかはわからないが、のちに惑星メニー・メニー・シープで重要な意味を持ついくつかの言葉とそれが意味する物事の、最初のきっかけが登場したのがシリーズ第2弾のこの作品、と言うことになるのだな。そういえば「羊」にもかすかにつながりが持たされているあたりはちょっとニヤリとしたりもする。
第一作がかなり異世界的テイストが強く、その分素直に感情移入し辛いところがあった反面、こちらは舞台がほぼ今の人類世界、と言うこともあるのか、キャラクタたちのセリフのチョイスや関係性のアレンジ、みたいなところに直接的にこちらの琴線を引っ掻いてくれる表現が多々あって、読んでてあちこちで嬉しくなってくる。その上で前作を踏まえ、先に繋がる(と思われる)ネタの仕込みも油断なく、次はどういう話がやってくるのか興味津々だ。帯の惹句など参考にすると、今度はまたメニー・メニー・シープのお話になりそうではあるけれども。
★★★☆
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