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とりあえず重い腰を上げて、古本屋のサイト、ギガからWADAXへのネームサーバ書き換え儀式を挙行。しばらく様子見中。一応旧鯖からも買い物はできますが、できれば一日二日、様子を見ておいてくださるととても嬉しいかも。
中島らも氏(asahi.com)。カミさんと思わず、「この死に方しかないわな、らもさんは」で意見が一致してしまったというのは、故人に対して少々酷な反応かなあと思いつつ。アル中前後のエッセイは面白いと思った。お芝居は良くわからない。小説はあんまり面白くなかった。朝日新聞の人生相談は、あれはあれで面白かったけど、朝日に妙な自信を持たせて、その後箸にも棒にもかからん人生相談が紙面にしぶとく生き残る結果になっちゃってるのはなんだかな、と。まあなんだ、これ以上死ぬことはないんで、思う存分あの世で酒呑んでくださいってことで。
ジェイムズ・P・ホーガン 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 矢島高光
創元SF文庫
ISBN4-488-66323-0 \720
ISBN4-488-66324-9 \840
地球を離れ、土星の衛星に自給自足のコロニー群を建設し、地球とは違う価値体系の許で生活するクロニア人たち。彼らが進んだ科学技術と一種の理想郷のような文化を築き上げ、苦しいながらも充実した世界を作りつつある一方で、地球は宇宙への情熱を失い、ひたすら目先の安寧のみを求める怠惰な日々に浸っていた。そんなとき、クロニアの科学者たちから驚くべき知らせがもたらされる。数億年の間にわたって安定した状態を保っていると考えられてきた太陽系が、実はそれほど安定した存在ではなかった、というもの。彼らがその証拠として上げたのは、さまざまなデータから推測される、金星の異常な「若さ」だった。いったんは騒然とする地球の科学陣だが、あまりに大胆なその仮説と、科学者たちの間に染みついた既得権益への保身の態度は、クロニア人たちのメッセージに煮え切らない反応しか返さない。そんな折、木星に一大異変が起こる。木星の一部が小惑星となって分離し、地球とすれ違う起動に乗っているというのだ。地球側の科学者の大部分は、それもまたたいしたことではないと、クロニアからの警告を重く見ない態度をとり続けるのだが…
なんですな、「重力に魂を引かれた人々」のすむ地球と、性善説の塊みたいな人々の集まりになったコロニー連合にわかれた未来社会を襲う大天文パニック小説、つー感じで、微妙にガンダムっぽい社会での「悪魔のハンマー」みたいなお話になっている。私、初期作品限定とはいえある程度ホーガン贔屓なところはあって、彼のたたみかけていくSFガジェットの面白さとハッタリ、それから脳天気とも言える人類の未来への明るいヴィジョンみたいな物は大好きなんで、ついついそういうのを期待して彼のお話を読むのだけれど、残念ながらそっち方面の快感を、思う存分味あわせてはいただけなかった恨みは残るかな。
ホーガンは一時非SFな、ポリティカル・サスペンスぽい作品も書いていて(でもSF文庫に収まるんだけど。『ミラー・メイズ』のどこがSFやっちゅーねん)、その修行の成果があったのかどうか知らないが、ハードSF系の作家にしては「物語」を上手く造れる方の人だよなあと思う。本作の後半は、なんだかんだあって(この辺はネタバレになってもいかんのでぼかしときますが)地球全土に大パニックが発生し、その中で生き残りを賭けて戦う主人公以下一握りの苦闘が延々続くわけだけど、この辺の描写は上手い。私、思わず地図帳片手に読みましたよ(w。お話として面白いのは確かで、ちょっと途中でページを措くのがもったいなくなってしまう。実際一気読みになってしまった。でもね。
これはニーヴンとパーネルがもっと凄いスケールでやってるんだよなあ。話の作りだけなら連中(というか主にパーネル)の方に軍配が上がるよなあ、という感じも同時に持ってしまった。ホーガンが気合入れるべきところはそこじゃなく、嘘だろうがハッタリだろうが、読んでるこっちを「うはは、そう来たか」とニヤニヤさせ、最後には嘘でも良いから「な、なんだってー」と仰天させる、SF的ハッタリかましにあると思うんだけど。そこが上手かったから、「星を継ぐもの」は私の中で、オールタイムベストSFの上位をキープしている訳なんですけれども。
本作で言うなら序盤から中盤にかけて、クロニア人たちがもたらした情報を追試していく(地球側の)主人公たち、ここにまるで「妖星ゴラス」における速男君発言(ええ、無茶なたとえなのはわかってますとも)のごとき、外部からのコペルニクス的思考の転回の一押しが加えられて、やがては「地球は(以下自粛)だー!」という流れに至る、なんてあたりはいかにもホーガンで、読んでるこっちは思わず口元がほころんじゃったりするのに、その楽しみを最後に用意してくれてないってのはなあ。何? これも三部作? しかも第三作はまだ書かれてもいない? あうう(^^;)。
というわけでこれ一作で判断しちゃあいかんのかなあ、というところではあるのだけど、んでもやっぱりホーガンらしさを味わうには、ちょいとパワー不足だったかなあという感じ。抜群に面白い。でもホーガンが書かなくても、というかホーガンが書くならこの落とし前の付け方はいかんでしょー、と、ね。
最後に一言付け加えますが。
オビやカバー裏の惹句でも書かれてるとおり、この作品のベースをなしているのは「ヴェリコフスキー正しい!」というものだ。ホーガンが真剣にヴェリコフスキーが正しいと思っているのかどうかは知らんが、一世を風靡した「衝突する宇宙」、あれがやっぱり正しかったとしたら宇宙ってのはどういうんだろう、ってのをホーガンが全力を挙げて考え抜いて書いているわけ。だからといってホーガンの働きでいきなりヴェリコフスキーが実は正しかった、なんてことにはならないわけで、そこを鵜呑みにしないように。って理屈で物を考えるのが大の苦手の私だって、あちこちで「おいそれはないやろー」と思ってしまうところもあるので、まあ大丈夫だろうとは思うんだけど。SF苦手な人は、念のため巻末の金子隆一さんの解説を先に読んでおく方がよいかも知れませぬ。
あー、クロニア人、という妙にガニメアン臭い人々のうさんくささについても書きたかったんだけど、長くなりすぎた。続編も出るんだろうからこっちはその時にでも。でもまあ私の予想してるような展開になるんじゃないかな、と密かに思ってますけど。ええ。
(★★★☆)
あっちーなー、とグダグダしてるとケータイにメール。たおさんから。「夕方には神戸に着くから出てこんかいオルァ」(大意)とな。さっそく古本屋の上がりをちょっぴり切り崩して(ビンボ臭いね)出撃。
今回はVoice→のんちゃん→たちきや、というコースでひたすらダベる。話題は多岐にわたり、「銀河ヒッチハイク・ガイド」はどれぐらい期待できるだろうか、とか創元SF文庫のテイストが微妙に変わってきたのはなんでなんだろうとか、JBLパラゴンとはどういう形状をしているか(図解つき)とか、なんで去年はあんなにスカタンな映画が多かったのだろうとか、それに比べて「ゴジラ ファイナルウォーズ」のブチ壊れた面白さはどうよ、とか、電線を作る会社、という特殊な業種についてのお話とか、ルーマニア女性の特徴についてとか、まあそんな勢いで。あーあと、猫写真を撮ってるすみさんの近くにいるのは恥ずかしい (かもしれない、というやや根拠の薄い証拠がある、らしい)、という話とか(ゴメンナサイ)。
本日のたちきやは、「あづまみね」、「亀齢万年」、「山形正宗」、(写真ないけど)「安芸虎」、「来福」の5品。どれも大変結構。とりあえず虎ファンは「安芸虎」飲んどけ。
なんとか終電に間に合って一安心、で風呂入ってちょびっと酒呑んでばたんきゅー。
クライアントさんから電話をもらって仕事の修正について話す。メモが要りそうだなと思ってメモパッドを引っ張り出したら、たまたまその前に置いてたタミヤ・精密ニッパー(ITEM 74001)が刃先を下にして落下。足の甲直撃で流血騒ぎ発生。話の合いの手に「ぐおっ」とか挟んじゃってすいませんでした>クライアント様。
やー、タミヤニッパーはモケイの製作から爪切りまで、幅広く使える優れものなんだけど、普段は落ちないような処にしまっておかんといかんな。
改めて見てみると机の上、NTカッターが刃を3センチばかり出した状態で放置してあったり、サークルカッターがひっくり返ったりしておるな。よく考えると大変危険じゃ。
一昨日ネタにした、インクジェットプリンター用ミラクルデカール、お試し気分で注文してみた。まだ構想がまとまってないんだけど、まえにたおさんから頂いたHappy Hacking Keyboard Professional 墨バージョンをもうちょっとだけ使いやすくしたいぞ計画、を発動しようと言うわけで。
何せタッチタイピングなどと言う高等技術は私にはないので、キートップには何が描かれているか、手がかりが欲しいのよね。そこらをデカール処理(プラス、ウレタンクリア吹き)でどうにかならんだろうか、と思ったり思わなかったりしてるわけですな。
漠然とした構想はあるんですが、さてどうなるか。まずは気長にやるです。
「ひだまりスケッチ×365」、「ToLoveる」、「xxxHolic 継」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5GoGo!」。
あー、「ひだまり」は基本的に学年が上がったりする訳じゃなく、第1期でやった話の間に今回のエピソードを挟んでいく形で作っていくわけね。いきなりヒロさんのダイエットゼリーの話とかが出てくるんでちょっと驚いたぜ。で、次回はいよいよネコの話なのね。楽しみ。
バロウズ星のカーター王子、で笑かしてくれたのが「ToLoveる」。そこに続けて持ってくるのが「キングコングの逆襲」て。スタッフ楽しそうだな。
「Holic」は言ってみればカーテンコールのようなエピソード。単体では成立できないけど、シリーズ通して見た人にとっては、ちょっと小洒落たオマケ話でございましたな。
日曜朝はようやくエンジンかかってきた感じかなあ。いまだに「ゴーオンジャー」のキャスト諸君のお芝居力が向上しないのには少々頭を抱えてしまうけど、悪党サイドにドラマが生まれつつあるので、そこでちょっと興味を惹かれるポイントが出来たかな、ってところ。「キバ」は現在と過去のクイーンのエピソードに引きがあるので、そこを楽しみに。「プリキュア」は今回、作画が妙でしたな。
少し前の新聞に載ってた記事、5000万戸におわびチラシ=ゆうパック遅配で日本郵便(asahi.com)。これの事かね。大きめの短冊みたいなサイズでごくごくとおりいっぺんの挨拶文が書かれたもの。特にお詫びになんかやります的な追加サービスも無く、まあごくルーティーンなお詫びでしかないよな、これ。
荷物の送料を重量ではなく縦横高さの寸法で出すゆうパック、ウチみたいに本を扱う(あっという間に重たくなるんだ、本は)ところにはとてもありがたいサービスなので、選択肢の一番手はやっぱりゆうパックってことになるんだけど、この先またおかしなトラブルに見舞われることがないとは言えないのだろうなあ。
さすがに仲良しになっちゃっているので、近所の郵便局で「ゆうパックで」って荷物を出す時には、しばらくはこちらと局員さんの間に微妙な作り笑いが生まれてしまうんだろうな。
いろいろ個人的には驚いてしまったのですが、まずはジャブ。リンク先は全て「F1通信」さん。フェラーリが間違っている10の理由。重要なのはグレーゾーンにかなり深く踏み込んだ問題があるときに、そこの所の扱いが、フェラーリは驚くほどへたくそだ、って所かな。何となくナベツネが飛ばしまくってるころの巨人のイメージが、今ごろになってフェラーリに重なってくる感じだ。他所がみんなそれなりに、レースの運営の今様な部分を咀嚼して対応法を用意してきていたのに、フェラーリだけが何の用意もしていなかった、って事なんだろうか。
ただなあ、多くのF1ファンの方がどう思ってるかは良く知らんけど、オレはF1って言うのはいわゆるスポーツマンシップとかフェアプレイとかいう言葉とはいちばん遠いところにある、極めて不公平なスポーツであると思っているので、金にあかせてやりたい放題やるチームと、限られた予算の中で四苦八苦しつつ活きの良いドライバーにステップアップのチャンスを与えるチームに、等しく声援を送る事にこそ楽しみがあると思っているので、そこはいろいろ問題はあるけど目をつぶっても良いところなんじゃないかと思っているんだが、世の中の流れはちょっと違う方向に行ってるみたいだね。そこに厳密なものを求めるのは、なにか間違っているような気もするんだけどな。
なんて思ってたら驚愕のアーティクル。バーニー・エクレストン 「F1はチームオーダー禁止を廃止するべき」。さらにルカも乗っかっちゃってるようで。
チーム内で何をしようが、チームをどのように運営しようが、それは彼ら次第だと思う。もちろん、チームが危険なことをすれば問題になるだろう。そうでなければどんどんやればよい
なんとまあ、バーニーと意見が一致してしまうとは。「ダチだと言ってよ、バーニィ」…。いやいや(^^;)。
T9-1D。ぬうん、中日に連勝とは。昨日の森田に続いて、今日は上本と、若手が活躍したのは結構だけど、今日もどっちかというと勝たせてもらった感はあるよなあ。
とはいえどんな形にしろようやく借金返済はめでたい。明日勝ったらさらにめでたいんだけど、それが難しいんだよねぇ…。
そんな阪神が謝金返済に成功しためでたい日にタイミングを合わせてこんでもと思うんだけど、推定負債4億円?!掛布雅之さんの会社が倒産…(スポニチ Annex)。なんなんだろなあ、この掛布のツいてないっぷりは。
DG君とこから修正が降ってくるので、そっちのお相手しつつ買取りご依頼のメールのお返事なども。
ちょっとまとまった数の買取依頼で、正直今は資金的にちょっと辛いかも、って所だったんだけど、先方からは「そういうことなら委託販売みたいな形ではどうか?」 というご提案を頂いてちょっと恐縮してしまった。
おそらく委託の形をとると、先方にまとまったお金をお支払いするまでに、結構な時間がかかると思う(出せば売れる、ってものではないが、出しておくとあるとき思いだしたようにお客が手に取ってくれるタイプの本なのね)んだよね。とはいえこちらが正直渋っているのに、そこで他店に回るようなこともせず、重ねてこちらにお声を掛けて下さってるって所で、そこまでこっちを信用して下さってるんなら、って気持ちにもなろうってもので。
そういうことならこっちもがんばって買わせていただきます、なんて方向にお話は進んだわけでした。何度か買い取らせていただいたお客さまと言うこともあって、なんか妙な信頼関係ができたのかも知れませんね。ありがたいことです。
DG君仕事で今週は結構がっつり時間とられてた感じ。金曜納品で15ページのコーディング、ということで、まあ一週間あれば余裕かなあと思っていたらば、いくつかのページがページ内でタブ切り替えで複数コンテンツを表示する仕様になっていて、これってよく考えたらページ数もっとたくさんあるってことになるんじゃねえの? と。
ざっと見てみるに2タブが3ページ、4タブ、6タブが1ページ、ってことでこれ、16ページ分を5ページに圧縮されちゃったってことになるんじゃね? と気がついたときには時すでに遅し。ま、ものすごく長いコンテンツをコーディングすることになった、と思えば一応納得できなくもないか、ということで。
タブ切り替えコンテンツに別のページ(サイトマップとかね)からの遷移、というところで結構苦労した。jQuery の「ハッシュ」というのがどういうものなのか、ごくかすかにわかったような気はいたします(^^;。
なんだかんだで割に遅い時間まで仕事して、かつ遅い時間にはアルコールも混入しちゃうので日記どころじゃない一週間だったんでした。いちお、金曜納品の予定が一日押して、土曜深夜で何とか納品完了。あとは修正対応ってことで、通常ペースに戻せそう…かな。
新番も3話ぐらいまで来たところでもあり、ここらで総括してみよう、という名目で一週間ばかり放ったらかしてたのをまとめてみる。抜けもあるかもわかりませんけど、まずは「めっちゃ面白い! 逃さず見たい」クラス。一応順不同、で
「残響のテロル」、「ろこどる」の二本は完全にダークホース。ゆえに感じる面白さみたいなものもかなり格別なものが。「アルドノア」はホンの面白さでどのくらい引っ張ってくれるのか、「ハイキュー」は定番の面白さ、「SAO」は絵のレベルが飛びぬけてて、それだけで見る価値あり、なような気が。「ハナヤマタ」は今期の「未確認…」枠になってくれたらいいな、ってところでしょうか。
次、「なかなか面白いので見ておきたい」クラス。
ここは「悪くないし、見れなかったらちょっと残念」レベルでしょうか。「アオハライド」や「ばらかもん」はもう少しランク上でもいいと思うんだけど、ここは個人の嗜好の問題なので。どれも面白いと思いますよ、ここにいてるのは。続いて「悪くないけど、見れなくてもそれはそれでいいや」部門。
一周して面白い、系もあるので微妙なところではあるんだけど。「キャプテン・アース」はロボットの合体シーンには勇者シリーズのノリがあってそこは結構上がるんだけど、肝心のお話が呑み込めない上に盛り上がらないんだよなあ。
最後はごめんなさい、切りました系。
ま、個人的な嗜好もあるんで、あくまでこんな風にアニメを見てるオッサンがいるよ、ってことで。
晩飯食ったあとは何もやる気が起こらんし、さすがに菊池光特集も飽きてきた(その後も結構読んでました。『スペンサー』はやっぱ初期作品の方が出来が良いね)ので、今度は手近な本棚から割に気楽に読めそうな本を引っ張り出して読んでみる。まずはマイケル・スキナーファースト・エア〈上〉
、ファースト・エア〈下〉
(共にamazon ユーズドのみ)。
突如バグダッドが核攻撃され、イランとイラクは交戦状態に。紛争鎮圧のためイランに侵攻したアメリカ軍だが、予想外に強力な航空勢力の迎撃を受け、空母航空団には深刻な損害が発生、地上軍は孤立状態に。事態を打開するためには強力な空軍部隊の進出が必要だが、なぜか中東諸国は一斉に地上基地の提供を拒否してくる。状況の打開に奔走する米空軍の実力者、ホワイト少将にもたらされた助け船、それは中東の小国、アルクァシーム首長国からの提案だった。各国から腕利きのパイロットを呼び寄せ、一時的に民間の軍事コンサルタント企業「ファースト・エア連隊」としてアルクァシームに駐留させる、というもの。
ただしこれには一つの条件があった。チームの指揮官として伝説的パイロット、ボビー・ドラゴンを据えること。だが彼は今、脱走兵の汚名を被り、公式には行方不明となっていたのだ…。
という。中東の動乱、最強の傭兵空軍、うっ、頭が…的な展開ですがまあ、それは半分くらい正しい(w。各国の腕利きが集まって、彼らがその得意分野での超絶的技術を披露して困難なミッションをやり遂げる、と言う部分は確かにそう。ただ、そういう見せ場は全体のボリュームからすると案外少ないの。
そういう意味では「エリア88」的、もしくはデイル・ブラウンの一連のドリームランドもの(そういえばこちらのお話でもドリームランドが出てきてますな)ほどに脳天気ではなく、むしろ謀略が発生し、それがどのように展開し、そこに主人公たちがどう関わっていくか、ってところを結構丁寧に描いていてそこが面白い、ってなお話になっている。なので「ファースト・エア」チームがチームとして大活躍する、ってシーンは一ヶ所ぐらいしか無いんだね。逆に割と念入りに描かれるのは、敵側の思惑だったり、「ファースト・エア」に頼らざるを得なくなってしまうまでの状況の変化とか、孤立した海兵隊員たちの頑張りとか、主人公ボビーの過去のエピソードとか、割といろんなお話が手際よく詰め込まれていてそれぞれが結構楽しめる上に、それらのエピソードが終盤に向けてそれなりに一本の線にまとまっていくあたりはかなり上手い。
まだ辛うじてソ連が生き残っていて、そのソ連はアフガンでの痛手から何とか立ち直りたい時代のお話。思ってたよりかなりしっかりした造りだった。
まあやっぱり核を甘く見てるところはあると思ったけどね。
古本を発送した足でそのままハーバーへ。いままで気付いてなかったんだけど、ソフマップのハーバーランド店は、中古のディスプレイの扱いをやめてたんですね。いきなり出鼻をくじかれた感じ(^^;。
いうても予備のキーボードとかはあっても予備のディスプレイなんてモノはないのでね、とにかく何か見繕って買って帰らなくちゃいけないわけで。いろいろ考えたんですけどね。正味同じクラスでもIOとかASUSとかなら2万以下で手に入るんだけど、さんざん逡巡した末結局EIZOブランドに。なんかディスプレイだけはナナオでないと、という強迫観念みたいなものがあるんだよなー。
つーこって購入。EIZO FlexScan EV2451-R。amazonのレビューで「出荷時の色調整がいい加減なんじゃねーの」なんてコメントがあったけど、確かに。その人のブツはやたら黄緑側にシフトしてたようだけど、ウチのはちょっと赤みが強い感じかな。ま、この辺はぼちぼち調整していく感じで。
とりあえず5年くらいは保って下さいね(w。
4連休とかありましたけど、特に何が変わるわけでもなく。ずーっと食が細いなあと思ってたカミさんなんだけど、最近通常の食事時間帯にはあまり腹が減ってなく、それからしばらくして空腹が来る(そしてつまみ食いする)って事なのかもわからんな、って気がしてきた。週3回の透析、10時から14時前までかかるので、その日の昼食はどうしても14時前後になってしまうわけで、この生活パターンが何となく彼女の腹減りタイマーに影響を与えてしまったのではないか、などと。われら(オレと倅)は昼12時、晩19時ぐらいがお食事タイムなんだけど、カミさんに関してはこれを2時間ぐらい後ろにずらした方が食ってくれるんじゃないかと。
どういう風に対応したら良いか、今のところちょっと思いつかないんだけど、こっちの方向も考えてみた方が良いのかな。
先週分。「放課後ていぼう日誌」「A.I.C.O」「デカダンス」「Great Pritender」「富豪刑事」「ノー・ガンズ・ライフ」「天晴爛漫」「とある…」「SAO」「宇崎ちゃんは遊びたい」、あと「ゼロワン」「キラメイジャー」。多いねえ(^^;。
どの辺から行こうかな、「デカダンス」あたりか。先週はさくっと流したけどこれ、かなり面白いことやっておるね。一話目では単に「移動都市」的お話かと思ってたら二話目で急転直下、これ、まだまだ仕掛けがありそうだけどとりあえず、デカダンスが存在している世界自体が巨大なVR環境で、そこで暮らす人々は一種のゲームキャラで、真の存在は非常にデフォルメされたサイボーグ、と呼ばれる存在として暮らしている、んだけどヒロインのナツメはサイボーグとしての身体を持たなくて…みたいな解釈で良いのかな? ちょっと変わった味わいがありますね。あとはええと、「とある…」、新シリーズスタート。「SAO」、キリトさんまだ起きない(w
「ゼロワン」、新フォーム、仮面ライダーゼロツー登場。うん、これは良いね。最近のライダーはヴァージョンアップするたびに過剰装飾が加速する感があってちょっと嫌だったんだけど、今回はシンプルでとても良い。ゼロツーになる過程が少々のみ込み辛くって、2度ほど見直してしまいましたが(w。ゼア破壊→ゼア復活(ゼア≒イズだった)→ゼアが健在な以上アークの意志は消えない、というホンの流れはなかなか、手際が良かったような気がする。あとは大団円に向けて一直線ね。
月村了衛 著
カバーイラスト 最上さちこ
カバーデザイン 泉沢光雄
双葉文庫
ISBN978-4-575-52350-8 \680(税別)
(おそらく)小規模な出版社である黎砦社から不定期刊行される雑誌、「特撮旬報」の編集長、神部実花。編集長とはいえ小規模な編集体制ゆえ、自分以外はアルバイトと外部のライターでかろうじてまわしている雑誌だったが、特撮ファンや業界関係者からは一定の評価を得ている。その秘密は実花の「人捜し」の能力。かつて主にテレビ特撮シリーズで活躍し、今は消息不明状態のスタッフ、役者を探し出し、そのコメントを取ってくる能力が極めて高かったのだ。そんな実花に次々と降りかかる無理難題……
「宇宙船」などの専門誌で、ちょくちょく取り上げられる懐かし特撮ネタ。されどその記事を書き上げるには大変な労力が必要、というお話が6編。各話ごとに書いていこうかと思ったんだけど、実のところどのお話も、伝説的な映画人を、猛烈に苦労して探し出す、ってパターンに変わりはないのでね(^^;。そこを繰り返しても仕方がないので、まあ順番に追いかけていくと…。
「日常のハードボイルド」では特技、特に機械方面の技術で国際的にも評価が高かったのに突然姿を消した男がターゲット。まずは実花の仕事がどんなものなのか、まわりからは不可能と思われている人捜しを、どんな手順で実行するか、ってところを説明しながらお話が進んでいく。続く「封印作品の秘密」はこれはもう特オタの大好物、傑作と噂されていながら封印されてしまった作品の秘密に迫る。「すわ、12話的な何かかっ!?」などと思うと肩すかしを食らうよ(w。もっとこう、やんわりと、しみじみしたお話。
三作目「帰ってきた死者」は天才イラストレイターと知られていたのに突如失踪してしまった男。彼の消息をたどる先に待っていたのはその人物の訃報。だがその事実、誰が発端になっているのかを追っていく実花だが、ニュースの原点にはいっかな辿り着けず…、やがて意外な真相が、というお話。かすかにホラー感をたたえた、ちょっと変わった作品かも。四作目「真贋鑑定人」はタイトル通り、旧作のプロップの真贋を見極めるお話。かつて実際の制作にもかかわっていた一人の人物。実花も絶対的な信頼を置く彼が長らく秘めていたものとは、みたいな。
五作目「長い友情」、死期の近い監督がそのキャリアの初期に一目惚れしたモブの外国人女性。撮影の現場で預かった彼女の腕時計をどうにかして彼女に返して欲しいと頼まれるのだが…。いつものようにさんざん苦労しつつも、どうやら彼女を知る人物を捜し当てた実花だったが、微妙に違和感があって、と。最終作「最後の一人」はこれまでどの媒体でも公開されたことのない一枚の写真。掲載できれば大きな話題を呼ぶことは間違いない。そのためにはこの写真に写っている11人から掲載許可を取らなければならないわけだが、どう考えても映画関係者とは思えない一人の少年の姿が。彼はいったい…。
という感じで。前にも書いてるけどやってること自体はどれも同じなんだけれど、そこにほんのりとミステリの要素と人情話が降りかかり、しっとりとした読後感が残る作品集。良い意味で言うのですが、きわめて過不足ない短編集。楽しみましたよ。
★★★☆
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□ taoy@笹塚 [どうもいつもながらお世話様でした。 「シカゴ」と「キャロル キング」をお忘れなきよう。 カーネギーホールコンサートと..]
□ ROVER [いやいやお疲れ様でしたー。 そうか、それで今日は買い物の最中、TSUTAYAに言って会員登録しなくっちゃ、って強迫観..]
□ taoy@笹塚 [ワハハ。 そうそう、Voice のスピーカ、Lancer か Sovereign か Olympus あたりじゃない..]
□ ROVER [おーなるほど。Lancerを二個並べてるのかも知れないですね。私スピーカー前の席はいつも遠慮してるんですけど、今度あ..]
□ Rダニけん [一眼レフもって、腰にレンズポーチ、そして公園で寝転がって写真をとるわけで。誰がどう見ても恥ずかしいのは公知。まだカメ..]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]