ばむばんか惰隠洞

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2004-10-13 [長年日記]

[Day] 読書中

やっと「コフィン・ダンサー」が文庫に落ちてくれたんで読書中。面白すぎて「デビルマン」の感想なんかどうでもいいやって勢いで。しばらく他の事に手を付けられません。あしからず。

[Chinema] デビルマン

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督:那須博之
脚本:那須真知子
製作:泊懋
撮影:佐野哲郎
特撮監督:佛田 洋
音楽:安川午朗
出演
伊崎央登
伊崎右典
酒井彩名/渋谷飛鳥
宇崎竜童/阿木燿子
冨永愛
公式サイト:http://www.devilmanthemovie.jp/

説明不要の永井豪の傑作の実写映画化。コミックス全5巻のエピソードの流れは一応フォロー。

うーん、どんな映画にも一カ所や二カ所、褒めるところがあるもんなんだけど弱ったなあ、褒めるところが見あたらないぞ。敢えて褒めるなら永井の豪ちゃんのお芝居が意外にナチュラルで良かった、ぐらい? どうせだれも観に行かないだろうから、以下ネタバレモード全開で行きますよ。

私、原作は大好きだけど思い入れがあるというほどのものではないので、「やれやれ」と呆れながら見る事が出来たけど、原作を深く愛する人にとっては許し難い、描写及び描写されずに放ったらかされたシーンが大量にあるような気がする。明と了の性格付けはそれで良いのか(ついでに、双子に演じさせる意味があったのか? オレ、家に帰ってパンフ読むまで、明と了を演じたお兄ちゃんたちが双子だと気付かなかったぞ)? デーモンと合体した明がちっとも豹変したように見えないがそれは良いのか? シレーヌとの決着が付いてないけど良いのか? 原作では人間対デーモンの戦いとは黙示録の戦いである事を示唆する重要なシーン(艦載機パイロットが塩になる)があったがその辺放ったらかしで良いのか? その後真の黙示録としてデーモンとデビルマン軍団の闘争があったはずだがそこは無視して良いのか? 了=サタンはデーモンの王であると共に神でもあるはずだが、そこら辺は放ったらかしで良いのか? エトセトラ、エトセトラ…。基本的に、原作ちゃんと読んでますか脚本家の人、といいたくなる映画になっちゃってるな。

ケチつけ始めたらきりがないんだけど、実は毎日新聞の評が、かなりこの映画のスカタンぶりをついてる感じはある、と思った。全文引用したいぐらいだが特に、まずは冒頭から、画面に漂うそこはかとない安っぽさに驚くという部分に深く同意。あまりに貧乏くさい幕開けから、その貧乏くささをついに払拭できないまま、映画はラストまで進んでいく。いろいろ趣向はそれなりにこらしていて、クライマックスでもしかしたら「魔王ダンテ」(実は私、『デビルマン』より『魔王ダンテ』の方が好きなのです)を意識したのかも知れない、と取れるような絵造りを見せたりとか、少々あざとい、アニメ版と同様の明のコスチュームとか、おそらく狙ってるんだろう、明のバイクの無国籍っぽい改造とか、原作の本質に踏み込む事をせず、いくつかの「記号」を嬉しそうに再現して見せてそれで良いでしょ? と言わんばかりの隙だらけの映画作りにがっかりしてしまう。それ以前にやるべき事はたくさんあるでしょうに。お金の使い方間違えてないだろうか。

良い映画の条件とは"1スジ2ヌケ3ドウサ"である、なんてことを申しますが、たいていのスカ映画はスジ(脚本な)で破綻して取り返しがつかなくなってはいるものの、ヌケ(絵のきれいさね)やドウサ(役者さんのお芝居)ではそれなりに見るべきところもある、はずなんだけど、ここまで3つの要素が高いレベル(いや、低いレベルか)でブチ壊れてる映画も珍しいんではないか。スジのぶっ壊れぶりに加えて、今時そのクオリティはないやろなCGI、ひたすらご近所の描写に終始して「世界」の見えてこない映像、そんでもって出てくる役者が揃いも揃って学芸会レベルの演技しかできてない。もう、全体に漂うビンボ臭さが致命的だわ。

「貧乏はしかたがないが、貧乏くさいのはイヤだ」(©神林長平)

(☆)

なんでも主役の男の子は、学芸会に出た経験もないそうですな。山本弘氏の「デビルマン」評あたり乞御参照。
本日のツッコミ(全9件) [ツッコミを入れる]
まなたけ (2004-10-14 12:22)

デビルマン、そんなに各地で酷い言われようなんすか。こりゃ見に行かねば!実は「日のあたらない邦画劇場」ですらメタくそに言われてる「帝都大戦」、けっこう好きなんですよねー^^;<br>あーでもやっぱり、むちゃくちゃしたり、心世界描かれても良いから、やっぱ庵野タンに撮らせるべきだったのでは!と企画を聞いたときの記憶がよみがえります。ま、シレーヌ愛たん目当てで行こうっと。

TUX (2004-10-14 12:57)

●なんかもう、これは絶対見に行かねば!という気になりますな。DNAとかバトルフィールド・アースを封切館で見た(見てしまった)人間としては(笑)

rover (2004-10-14 14:26)

お二方とも実にうちのお客さんらしい反応で嬉しくなってしまいます(^^;)が、真剣にお奨めしませんよ、私も、これだけは。<br>「バトルフィールド・アース」はトラボルタ君で笑えたし、「D.N.A」はマーロン・ブランドで満腹できたもの。今回そういうお奨めポイントがひとっつも見あたらないんですよう。

TUX (2004-10-15 15:40)

●行ってきたッ!でも、劇場入口で挫折して「アイ・ロボット」を見てきてしまいマシたっ!あれ〜?(笑)

rover (2004-10-15 16:29)

弱虫ッ!! (^^;)

TUX (2004-10-15 22:50)

●だってぇ、劇場に張ってあるポスターとか見てマジで萎えちゃったんですもの…

rover (2004-10-15 23:09)

い、いや、人間ならそれが当然だ(^^;)…<br>んで「アイ・ロボット」はいかがでしたか?

TUX (2004-10-16 02:12)

●マトモな人間じゃない自信はあったんですが…(違笑)<br><br>●「アイ・ロボット」は、まぁ、何も期待せずに見たら、フツーに面白かったですよ。でも三原則に絡むミステリーとしてはダメダメ感たっぷりです。<br><br>●ロボット三原則という鉄壁の制約を設けて、自らそれに挑むという離れ業をやってのけたアシモフの偉大さが、ワタシの中ではかえって浮き彫りになりましたわ(笑)

bongo (2005-09-13 00:26)

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