ばむばんか惰隠洞

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2003-10-19 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

…なんだけど、デッキの不調でそれなりに見る事ができたのは「アバレンジャー」だけ。で、「アバレンジャー」なんだけどあれだな、ゲームゲームと嬉しそうだが、あんたが仕掛けてるそれはゲームでもなんでもねーだろー、って感じで。ゲームマスターが途中で飽きてゲーム進行を放棄するような事を毎回やってんじゃねーか? ただの嫌がらせじゃん。知的にも極悪にも見えないんで、アバレキラーさんがどんどん貧弱に見えてくるわけですが。

我に返ったジャンヌ=マホロたんはそれなりにかわいいけど、幸せは長くは続かんのだろうな。じつは彼女の胎内にはまだエヴォリアンの種子が残ってて…なんてのはさすがに昨今の子供番組でも外道に過ぎる展開だろうから、やらないとは思うけど。

「555」は、断片的に見る限りではやっぱり真理が見たのはスマートブレイン製の再現ビデオなんでしょうな。生き返り処置の時にアップロードされたとか? で、ほんとに同窓会の会場に乱入してきたのは北崎さんだった、らしい、と。うーん、こうやってお話の展開説明してると、なんかすごく面白いお話が続いてるように思えるのはどうしたことだ。

その北崎さん、公式サイトによると演じているのは15歳の男の子なんですな。うーむ、15歳で琢磨さんよりも澤田君よりも迫力ありますか。こわ。

[Baseball] 日本シリーズ第2戦

やあ、こりゃペナントレース中でも見た事ないような見事な負けっぷりだこと。こうなるとダイエーの選手にお立ち台で「阪神はオリックスより弱い」ぐらい言ってもらわんと、連中しゃきっとせんかもわからんなあ。


2004-10-19 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「ニニンがシノブ伝」、「機巧奇伝ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。

デカレンジャー(#35:「アンソルブド・ケース」)は刑事物の定番、未解決事件を追う定年間近の老刑事物。エイリアンな老刑事も、やはりよれよれのコート姿で、名前もしっかりチョウ・サン。ジャスミンたんのお話としてみれば(ジャスミンたんに感情移入して見れば)まあそれなりに。でもチョウ・サン側で見てみると惜しいところでいい話になり損ねてたかな。犯罪には必ず動機あり。そこらの描き込み、ちょいと甘いんではないかいな、って感じで。

そんな事より来週がエラい事になりそうだな(w。

ブレイド(#37:「新たな運命へ」)の方もまあまあ面白い。ちょっと睦月くんの将来が心配ではありますが。

[TV] 月曜時代劇

テレビ朝日開局45周年記念、だそうな。「忠臣蔵」。初回は2時間スペシャルで内匠頭が切腹するまで。とにかくもう、豪華なメンツでございまして。テレ朝で一回はドラマで主役張った人間はみんな出てるんじゃないか、ってな勢いですわ。

ストーリーはもう王道も王道、吉良はひたすら憎々しく、内匠頭はひたすら清廉の熱血漢、という感じで。今後もたぶんワシらが「忠臣蔵」と聞いてイメージする、一番なじみの深い展開でお話は進むんでしょうな。それはそれで良い。んでも、キャストを見渡して色部又四郎の名前がないのがちょっと不思議。大石最大の敵は、今回のドラマでは千坂兵部って事になるのかな? 烈堂さんに続いて、仇役二連投?

[Books] 緋色の時代

本書カバー 船戸与一 著
カバーデザイン 清水良洋(Push-up)
小学館文庫
ISBN4-09-404322-5 \819(税別)
ISBN4-09-404323-3 \819(税別)

1986年アフガニスタン。精鋭ソ連空挺部隊"スペツナズ"に所属する4人の兵士の姿があった。熾烈な戦闘の続くアフガンで、人間性、などという言葉が冗談にしか思えないような光景を幾度も目にしてきた4人。彼らはとある目的のため、血の誓いを立てあった同士となる。その目的とは、彼らの戦友を強引に射殺した基地司令官の暗殺。敵襲の混乱に乗じて首尾良くその目的を果たした4人。そしてアフガンでの任務も終了し、彼らは故国へと帰る。だが、一度戦場で見たもの、体験したことどもは、彼らに計り知れない影響を与えていた。

そして2000年ロシア。かつてのソ連に置いて軍需産業が集中しているがゆえに閉鎖都市となっていたかつてのスベルドロフスク、現エカテリンブルク。二つの巨大な闇組織の下部組織として構想を続ける二つのマフィア・グループに、かつての血の誓いで結ばれた4人が集結しようとしていた。敵と味方に分かれる形で………

むせかえるように暑く、熱い冒険小説を書かせたら天下一品の船戸与一、文庫版最新刊。今回の物語の舞台はロシア。かつてアフガンに従軍し、それが元でどこか"壊れた"人間となってしまった、アフガンツィと呼ばれるアフガン帰還兵たち。彼らは過酷な戦闘のすえ帰国したは良いが、ソ連崩壊後の国内の混乱の影響をもろに受け、もはやまともな一般人としては生きていけないところにまで追い込まれていく。そんな彼らが行き着くのは闇社会以外にあり得ない。マフィアの一員として濡れ仕事に明け暮れる毎日を送るうち、彼らの精神はさらに病んでいく。行き着く先は破滅しかないと知りながら…

という、実に救いのない展開があらかじめ予想されているにもかかわらず、やはりフナドは上手いのだった。上下あわせて1200ページの大部を、ほとんどだれる事もなく一気に読み切らせてくれる。4人のアフガン帰還兵、彼らと浅からぬ因縁を持つかつてのKGB、GRUの上官たち、ロシアン・マフィアの暗躍のために欠かせない資金源、麻薬ビジネスの第一のターゲットとなる日本から派遣された捜査官とロシア人のその相棒、そして4人が血の誓いを立てる発端となった、殺害された兵士の弟、困窮を極める妻子に良い暮らしをさせたいだけの理由でマフィアの世界に身を投じる若い元兵士。これらのキャラクタが非常にバランス良く配置され、それぞれの物語が微妙に関連しつつカットバックしながら挿入されていく、このあたりの匙加減はお見事。

かつて「国家と犯罪」で、虐げられ、そこから這い上がろうとする人々に熱い共感とどこか哀しみを併せ持った視線を向けた船戸与一は、本書では国家の都合で過酷な戦場に送り込まれ、その後全く顧みられぬ立場に追い込まれてしまったアフガン帰還兵たちの、裏社会でもがき続ける姿を描写する。しかも彼らアフガンツィにとって戦時に置いては倒すべき相手であった、アメリカの援助を受けて活動するアフガーニと呼ばれるもとゲリラたちが、今の彼らには重要な資金源となるヘロインの供給源となっている、という歴史の皮肉もさりげなく込められている。ちなみにこのアフガーニと呼ばれる人々こそが、今はアル・カイーダの名で知られるテロリストたちに他ならない。我々はどうしても、アメリカを中心軸に据えて国際情勢を見てしまうけれども、例えば 9・11 テロに至る流れに関しても、アフガン戦争に端を発するアフガニスタンの人々、元ソ連兵士から見ると、また別な物語が見えてくるのだな、と思わせられた。本作に登場するかつてのアフガーニ、今は麻薬ビジネスの領袖となっているアラブ人はこんなセリフを吐く。

「そのとおりだ、あんたの言うとおり、これは歴史の必然だ。オレたちアフガーニはその必然に則り、唯一神アッラーのために行動を起こす。一、二年後には世界を震撼させるような事をやってみせる」

本書は1999年〜2001年にわたって雑誌に連載されたもの。この時点ですでに"9・11"はあらかじめ定められていたという事なのだね。このあたりの見通しの確かさもさすが船戸、と言う感じだ。

そういうわけで現代情勢における暗部を鮮やかに切り取って見せた、という点に置いては文句なしなんだけど、その分どうだろ、冒険小説のピュアな快感、みたいなものがストレートに味あわせてもらえたか? という点では少々不満も残る。多彩なキャラクター、多彩なエピソード、"現在"を強烈に意識せざるを得ない世界の描写。どれも大事なのだけれど、それが船戸与一が本来持っている、個人としての男の戦いの暑苦しいまでの魅力、と言うのを少々阻害してしまっている恨みはなしとしない、とも思えるわけで。終盤、やや急いでまとめに入っちゃったかなー、というあたりに、ほんのちょっぴりだけど物足りなさも残ったかな、という感想になる訳なのでした。

(★★★☆)


2005-10-19 この日を編集

[Day] 残渣 (24:02)

HTML書いておまんまにありついてると、時々なじみのない職種の内情が(ちょっぴりだけど)判ることがあって大変興味深い思いをすることがある。今やってるお仕事は清掃会社さんのサイト作成。清掃業つーのは各都道府県、市町村ごとに認可を受けないといかんのですな。古本屋なら自分の住んでるところの所轄警察に届けを出せば(んで認可されれば)それで日本全国に向かってオレは古本屋だぁ、と名乗れるし、同じく住んでる都道府県の古書店組合に加入すれば、日本全国どこの古書店組合の市にも参加できるけど、清掃業者さんってのは自分が仕事をしたい場所、それぞれで認可を取らんといかんものらしい。なるほど。

で、その認可も一般廃棄物(いわゆるゴミですわ)、産業廃棄物、それぞれでまた、認可を取らんといかんし、産廃についてはさらに、取り扱うゴミの種類についても細かく分類されているようだ。一口に産廃と言っても、木くず紙くずの類から汚泥だの廃アルカリだの廃酸だの燃え殻だの、いろいろあるんですなあ。

んでおもしろいなあと思った産廃が「動植物性残渣」。"どうしょくぶつせいざんさ"と読むのだよ。「残渣」つーなんだかあんまり見かけない単語のせいでなにやら大層なものなのかなあ、とか思いながらデータ化してたんだけど、こういった産廃を扱う上での認可証であるところの「産業廃棄物収集運搬業許可証」って、決まった書式がある訳じゃなく、各都道府県ごとに言い回しが結構違ってたりするのね。で、あるところでは「動植物性残渣」と表記されてるものが、別のところではご丁寧に、「動物又は植物に係わる固形状の不要物」なんて表記になってたりする。固形状の不要物……。いろんなものがあるんだろうけど、真っ先に思い浮かぶのはやっぱクソだよなあ。ああいうのも産業廃棄物って事になるのかしら。業者さんも大変だ。

実際にはたとえば公園なんかで剪定したあとの樹木の切れ端とか、そういうものが産廃として扱われることになるんだろうけど、「残渣」ってカタい言葉と「固形状の不要物」つー説明の妙な拡大解釈の余地のおかげで、個人的には今、「ざんさ」がプチマイブームになってたりして。「このクソ野郎が!」って代わりに「この残渣野郎が!」とか罵倒すんのはちょっと気持ちいいかなあ、とか思ったりして。

それはともかくまじめな話、自然災害や何かで農作物や家畜が大量に死んでしまったような場合にも、こういう清掃業者さんの出番って事になるのかなあ、とは思った。仕事は仕事なんだけど、あまり楽しい仕事じゃないだろうなあ。


2006-10-19 この日を編集

[Anime] ロマのフさんの新作 (17:40)

CATBLUE:DYNAMITE。ご本人いわく、

今回は、「70年代ブラックムービーに、日本アニメ伝統のネコ耳をブチ込む」という、恐ろしい化学反応を引き起こしかねないコンセプトです(笑)。「コフィー」や「フォクシー・ブラウン」、「クレオパトラ・ジョーンズ」、「黒帯ドラゴン」が好きな方には堪らないものに仕上げました。

うわぁい(^^;)。

goo特設サイトで予告編が見れます。うーん、三丁拳銃カコイイ!

[F1] いろいろ変るらしい (23:49)

来季のF1。中国GPと日本GPの順序が入れ替わる。サンマリノGPやらないかもしれない。でもスパ復活はめでたい。鈴鹿が消えてスパ復活、ってのはなんだか複雑な気分もあるけど。

んでもってF1規約変更、サード・カー廃止と各マシンにGPS搭載(F1通信)。色々あるんだけど、サード・カー廃止ってのはひとつのチームが3台のマシンを走らせることができなくなるんであって、サード・ドライバーが廃止されるって事ではないみたい。金曜のフリー走行の時間が少し長くなるみたいですね。

セイフティ・カーのルールにも変更が加わって、来年はセイフティ・カーが入った時点でのクルマの順じゃなく、この時点でバックマーカーになってるクルマは、一度セイフティ・カーを追い抜いて、改めて隊列の後ろにつくことが求められるんだそうだ。しかもこの行動中はピットインはできないんだと。スジは通ってるようにも思えるけど、不可抗力が演出する波乱が一個減る様な気もする。

もう一つ、各マシンにはGPSが搭載され、マーシャルからの旗振りの指示なんかは、同時にコクピットのランプ表示でもその信号が伝達されるようになるんだそうで。

なんですな、全体的にいって後ろの方でトロトロ走ってるクルマは速いチームの邪魔をするな、と言う方向に向いたレギュレーション変更って気がするな。気持ちは分かるけどなんかちょっと違うんじゃないかそれは、って気もするが、ミナルディもなくなった今、愛すべきアマチュアリズムもF1から消えてしまった以上、こっち方面への流れってのは止めようがないのかも知れないな。ちょっと淋しい気はするけど。

そのうち、マーシャルが恣意的に、走ってるクルマを止めることができるようになっちゃったりする時代になるのかも知れないね。


2007-10-19 この日を編集

[Day] ホルモンを食いに行く

実はこの歳になるまで、本格的にホルモンってものを喰ったことがなかったんですが、ヤマちゃんからメールもらって、「たちきや行こうぜー、その前に三宮でうまいホルモン喰わせる店があるらしいから、そこも行こうぜー」って。

で、雨の中待ち合わせて出かけましたよ、ホルモン マルナカ(ホットペッパー.jp)。17:30集合で、うっしゃーと出かけたのは良いけどお店のオープンは18:00〜。意味もなく雨の三宮を30分ばかり暇つぶしにうろつく羽目になってしまったが、おかげで良い具合にお腹も空いて良かったかな。

40度の芋焼酎お味の方は、特にナマモノ系が大変美味しく、焼き物の方はまあ標準的、な感じ? おいしいと思うけど、もうちょっとだけボリュームも欲しかったかなあ、とちょっと贅沢な不満も。ただ、お酒と合わせるとかなり幸福な気分になれる。地酒、焼酎ともに結構良さげな品揃え、特に芋焼酎が充実。最初に頼んだのが「海」と言うすっきり系な焼酎だったので、お店の人に「がつんと来るヤツを」とお願いしたら出てきたのがこちら、「寿」。アルコール度数40度、なんだけどすっと来てがつんと来るあたりの味はすげーうめえよ。じわっと来る日本酒より、どっせー、と喉に来る焼酎はホルモンに良く合うね。美味しゅうございました。

[Day] 酒も呑む

画像の説明その後たちきやにも。焼酎効いたわ。さすがにかなりへろへろで、今回呑んだのは「秋あがり」に「楯野川」、だけだったと思う、つーか後半記憶飛んどるのよね(^^;)。普通は呑んで帰っても、家でさらに一杯ぐらいはやるんだけど、今回はその根性もなかったぞ。焼酎恐るべし(w。

そんなことより、財布の中身がほとんど減ってないんで焦った。ヤマちゃん、今度会った時にお支払いしますね。ヤマちゃんの奢り、つーならそれも大歓迎ですが(w。


2008-10-19 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:18)

「テイルズ オブ なんたら」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「かんなぎ」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5GoGo!」まで。土曜深夜は出だしがスカな以外はなかなか結構。インデックス、ちょっと良いね。日曜朝も終盤近くになってきたせいかそれなりの盛り上がり具合な様な。「ゴーオンジャー」の12体合体はすげえですな。とんたんのオモチャレポート見て、改めて少々唖然としましたわ(w。

「キバ」の三角関係が明らかになる演出、「プリキュア」のヤマ場なはずなのに妙にスカタンなシチュエーション、ともに結構でございました。

[F1] まだ見てないんだ (00:46)

結果だけはタイミングモニタで見てるんだけど、ちゃんとした結果はまだ見ていないので。それを言うなら日本GPもCS版では見ていないので、併せて見直したいところです。とりあえず最終戦に向けて、マッサに徳俵一個分の猶予が残されたのは結構だったとは思うんだが、んー、マッサ、ハミルトンともに横綱的貫禄が不足しているところを考えると、最終戦とチャンピオンシップの行方に関しては直接対決の末に、って結末とはちょっと違う、あっけないような幕切れが待ってるような気はしないでもない。チャンピオンシップの最終的jな結果なんてのは常にそんなモノだったのかも知れないけれど、できたらガチンコの勝負で結末がついて欲しい気がするね。今年は最後に勝った方がチャンピオンになれる訳なんだし。

1コーナーで両者リタイア、なんてオチは見たくないわけさ。


2009-10-19 この日を編集

[F1] おめでとうバトン (23:32)

結局予選も決勝も見てないんで、たいしたコメントはつけられないんだ。何やら予選のほうは、フリー同様雨でさんざんスケジュールが狂い、リアルタイムで見ていた人はこれ、5時とかまで起きてる羽目になってしまったのではないのかな。お疲れさまでした。

そんな荒れた予選、ポールを取ったのがバリチェロだったってことで、決勝に向けての盛り上がりは充分であったと思うんだが、何やらその後に不運が続いたようで、最終的なリザルトはウェバーの優勝、以下クビサ、ハミルトン、ヴェッテル、バトン、ライコネン、ブエミ(えっ?)、バリチェロまでがポイント獲得。当面のライバルであるヴェッテルとのポイント差からバトンのワールドチャンプが確定という流れ。ここまでいつもその巧さには評価のあったバトンにようやく春が来たというわけで、そこはおめでとうと言いたい。

調子の落ちたマシンで巧妙にポイントを稼いで凌いだ、バトンの腕で勝ち抜いたシーズンだったのか、序盤のリードにあぐらをかいて、後半逃げを打ちまくって逃げ抜けたシーズンだったのか、はまあ、見る人次第なのかも知れない。リードがあるなら無理はしない、も戦略の一つとは言えるし。

そういう意味じゃあケツに火がついた状態の最終戦で、バトンがどんな走りを見せてくれるのか、ってのはちょっと見てみたかったような気もするけどね。

[TV] 定期視聴番組 (24:21)

「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのはA's」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。

「とある…」がかなり面白く(前のエントリ繋がりみたいになるけど、声優さんのラインナップ的にもかなり好みってところもありますが)、そこそこちゃんと作っていたにも関わらずもう一つピンと来なかった「禁書目録」とはちょっと違う感じだなあと思って見ているんだけど、これはキャラクタやシチュエーションの締まり具合の差なのか、製作スタッフのセンスの違いから来る物なのか。「超電磁砲」の監督さんは「とらドラ!」の人と同じってことで、それとなくオレの好みが向いてる方に作品を作ってくれる人たちが揃った、ってことなんだろうかね。

あああと、初めて見るんですけど「なのは」、おもしろいっすね(w。

日曜の分はどれも良い感じに面白いっす。ここのところの「ハガレン」の面白さ、なんというか最初の方でがっかりしちゃってごめんなさい、って出来ですな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

す・みけーん [なのはA'sはおすすめなのです。1stはそんなにオススメでもなかったりします。]

rover [やはり「なのです」なのですね(w。 それはともかくようつべさんで「StrikerS」が見れることを知ってしまい、土..]


2010-10-19 この日を編集

[Books] ゾーイの物語 老人と宇宙 4

ゾーイの物語 : 老人と宇宙 4(Scalzi,John/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著) ジョン・スコルジー 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011777-1 \940(税別)

過酷な少女時代を経て、今は新しい両親であるジョンとジェーンの養女として植民惑星ハックルベリーで穏やかな日々を過ごすゾーイ。そんな彼女の環境が大きく変わるときがやってきた。かつては優秀な軍人出会ったジョンの元に、新たに開発されることとなった植民惑星のリーダー役の打診がもたらされたのだ。新たな希望を胸に、目的地である植民惑星ロアノークへと赴くゾーイたちだったが…。

もはや「老人」も「宇宙」も全く関係なくなってはいるけれど、同じ時間軸と舞台設定、さらには前作「最後の星戦」と同じエピソードを、今度はジョンとジェーンの娘、ゾーイの視点から追っていくという凝った構成になっているのがこの作品。同じお話を別の視点から見て語る、という構成だと、著者本人も語っているとおり「エンダーズ・シャドウ」なんて前例があるし、日本軍だと高千穂遙氏の「クラッシャージョウ」と「ダーティペア」でやっていたわけで、高千穂氏もたいへんだった、とどこかで言っていたし、スコルジー本人も「甘かったッス」と述べている。すでにある物語との整合性をとりつつ、新しい物語としての体裁も整えなければいけないというのは、読み手からしたら想像もできない苦労があるのだろうな。

前作では基本的に新しい植民地にやって来た面々を率いるジョンとジェーンの、指導者としての苦労の方に主眼が置かれていたのが、こちらでは彼らの娘、ゾーイの視点から見た同じ時系列の物語が描かれつつ、中盤以降は前作で不足していた部分を補完しつつ、新たな物語が展開していく。

主人公のゾーイはその非常に特殊な生い立ち故に、数多の宇宙航行種族の中でも一目置かれている、ある一族にとって極めて重要な存在であるという特殊性を持たされた存在で、それ故に普通のティーンの女の子からは想像もできないくらい、いろんな重たいものを背負わされてしまった少女なのだけれど、序盤はそのあたりはあくまで隠し味で、年頃の女の子が見て感じるであろういろんな事をみずみずしく描写していく方に力が割かれている。これが中盤以降、ゾーイが持たされることになってしまった宿命や、前作までのしがらみとの絡み、さらには前作では語り切れていなかった、植民惑星ロアノークの先住民族との一件や、同じく前作では省かれてしまっていた、ゾーイが一時的にロアノークをあとにして何をしていたのか、といった部分が掘り下げられていくわけなんだけど、この辺のお話づくりの巧さがかなり心地よい。

少女が主人公だからそうなったのかはわからないけど、前作までのそれとはうって変わった文体(これは原作がそうなのか、訳された内田さんが意識的にそうされたのか、どっちなんでしょうね)やストーリーそのものの展開具合がすばらしくジュヴナイルしていて、オジサンそれだけでなんだかホワホワしてしまう。正統的なジュヴナイルのヒロインとしては、ゾーイは少々ツン成分が強すぎるんじゃないかって気もしないでもないけれど、ツンが強い女の子ほどデレた時の破壊力は大きいし、それはお話の上でとんでもない魅力になる、って法則性の再確認をこんなところですることになるとはね(w。

そんな、いい具合にジュヴナイルとライトノベルの美味しいところを拾いながら、最後は「論」でお話のクライマックスを盛り上げていくお話づくりがかなり素敵。お話のスケールの唐突な拡大っぷりはどうかと思わなくもないけれど、そこはゾーイが背負わされることになってしまったものの影響力のようなものを考えたらまあ、これもありかというところで。

キャラクタの立ち具合がとても良く、大変楽しめる1冊。ただし本シリーズの前作を読んでおかないといろいろつらいと思う。どれも面白いので、未読の方はそちらから、ぜひ。

老人と宇宙(Scalzi,John/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著)遠すぎた星(Scalzi,John/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著)最後の星戦 : 老人と宇宙 3(Scalzi,John/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著)

「老人と宇宙」シリーズの前作はこちら、とりあえず1と3は読んでおいた方が良いよ。

★★★★


2011-10-19 この日を編集

[Baseball] 中日優勝しとったで

朝刊開いて初めて知ったよ。しぶとい戦いをしたなあ。それに比べてうっとこは、「ここ一番で踏ん張りが効かないというのは、いったい誰に似たのやら」(沢渡緋沙子さん、談。古いな)って感じでしたな。

おめでとうございます。何も文句はございません。

[Anime] 定期視聴するかな、番組

火曜深夜、「未来日記」、正式にノイタミナ枠での放映になった「UN-GO」、「ギルティクラウン」。

「未来日記」は1回目のいい感じのノリをちゃんと引き継いで引っ張ってる感じか。爆弾テロリスト姉さん役にチャンミオ。ノリノリや(w。逆に主人公のがっしーが、割に苦労してる感じかも。

ノイタミナ枠の前半、「UN-GO」はいかにもなノイタミナ臭。「P4」あたりからも感じる、ほら、オレたちこんなにクールでハイセンスなアニメ作れちゃって参ったねこりゃ、的な匂いがプンプンしてくる(ただしそう言うのが苦手な向きにとっては、なんかウゼエなあとしか思えない)ような。ただまあ、楽しめる部分もそこそこあったのでまあいいや。方向性も何もかもが全然違うんだけど、昔懐かしリバーヒルソフトの藤堂龍之介シリーズのテイストを微かに感じたよ。

後半戦は厨二臭全開の「ギルティクラウン」。ほんとに「鎮まれ、オレの右腕ぇ!!」(cv.新谷良子)やるとはなー。「UN-GO」もそうだったんだけど、世界観の背景にあるのが戦争で痛い目を見たあとの日本が舞台、ってのは、3.11以降の日本の状況が二次元世界にも反映されたからなのかな、などと思ったり思わなかったり。まあ偶然なんだろうけど、タイミング的にこういうものが揃うってところにも何かしらの摂理みたいなものはあるのかも知れないな、なんて事も何となく思った。

[web] んー……

けんさわさん、何があったのか、というか何やらかしちゃったのか……


2012-10-19 この日を編集

[Day] お仕事お仕事

かなり出来るコーダーさんのお仕事を、かなり抜け作な渉外担当の手を経てこちらに回してもらい、その下層コンテンツのコーディングをやっつける仕事。

厄介だ。

先行組がなにを考えてそういうコーディングしたかが全然伝わって来ないんだよなあ。結局そこまでの仕事を一旦チャラにせざるを得ないんだけど、良いんすかね? 納期も納期なんで、そこで逡巡してる余裕もそんなに無いんだけど…。

しょーがない、今日は酒飲んで寝る(それがアカン、ちゅーねん)。

[Anime] 定期視聴番組

木曜深夜も大概厨二だな。「K」、「絶園のテンペスト」、「武装神姫」。「絶園…」が厨二なりにその世界観に説明を付けようとしているところは好感が持てるかも。あとはまあ、ごにょごにょ。


2013-10-19 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週中盤戦。「凪のあすから」、「革命機ヴァルヴレイヴ」、「キルラキル」、「のんのんびより」。深夜のニヤニヤアニメと思って見てたら、3話目で昼メロモードに突入したでござる、だった「凪…」。色々びっくりしたわ(w。

木曜日。若造が操る宇宙船が大気圏に突入すると、必ずギリギリまで戦闘が起き、思ったところに降下できない、って話だった「ヴァルヴレイヴ」。うんまあ、面白い、ような。「キルラキル」の方は相変わらず飛ばしてる。マコちゃんがいい味出してますな。

「のんのんびより」は、こまちゃん先輩が種島先輩+かおたんいうなー、だって事は分った。そこはまあ面白いので続けて見てもいいかな。

webで見れる分、「青き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ」。んと、ええもんサイドのネウロイががんばる話? つかネウロイミーツ「艦コレ」?

[Oldbooks] 西も東も失敗だらけ

97847698229819784769822851日本軍の小失敗の研究(三野正洋/著)昨日の続き、三野正洋 著「続 日本軍の小失敗の研究」、「ドイツ軍の小失敗の研究」、「連合軍の小失敗の研究」(書影はamazon)。午前中ぼんやり一冊目、午後に古本発送した後、焼き鳥屋でビールとポン酒舐めながら二冊目、晩飯食ったあとに三冊目。そんなペースで読めちゃう本。全体的な感想は昨日の物とほぼ同様。まとめるならば「定見なきところに勝利なく、定見に誤りあれば必ず敗けあり」、つーことかね。それ自体は間違っちゃいない。問題はそこで、どうすれば間違いのない視点を持てるのか、ってところにあると思うんだが、そこは本書の著者は、「なぜそれが出来なかったのであろうか」で済ましちゃう。

そりゃ、

第一次大戦であれほどUボートによる通商破壊作戦に苦しめられた英国が、第二次大戦がはじまった時点で、なぜ有効なUボート対策を準備出来なかったのであろうか、とか、

陸軍は壊滅的な打撃を受けたけれど、ほぼ完全な形で海軍力を保持しており、しかもその勢力は充分ドイツ海軍に匹敵する(ここは疑問符つくと思うぞー)フランスが、その艦隊をなぜ対ドイツの戦力として利用できなかったのであろうか、とかは史実を改めて見てみたら確かにそうなんだけど、

それが出来ないのが人間なんじゃないのかね(^^;。

総じて「後付け」感が先に立つ本たちではあった。基本的にオレ程度のヌル目のミリオタであっても、この本たちで言われている事は先刻承知なレベルであるし、そこに何か目から鱗がポロポロ落ちるような解法が提示されるわけでもなく。

戦記物とかを全然読んだ事がない人が読んだらそれなりに得る物があるのかもわからんけど、NF文庫から出てるって時点でなあ…。

どうでもいいけど三野氏は英国のチャーチル、米国のM4シャーマン両戦車を技術的に劣った戦車、と切り捨てちゃってるけど、で、確かにそうではあるんだけど、歩兵主体の失地回復、を(戦争後半の)戦闘の主眼に置いていた英国にとって重装甲の歩兵直協戦車としてのチャーチルにはそれなりの存在意義はあったわけだし、シャーマンだってカタログデータですぐに目につくところとは別のところで幾つかの重要な長所は持っていたわけで、それは取りも直さずグロスとしての国力、ってところに話は返っていくんだよなー。

そこらへんも、ちょっと浅いかなあと言う気はしない事もない。


2014-10-19 この日を編集

[Baseball] パ・リーグは混戦中

大谷投手で序盤に4点取られた状態で、やっぱソフトバンクかなあと思ったんだけど、その後大谷君は立ち直り、打線は粘り強く食らいつき、気がついたら逆転で日本ハムの勝ちで星は五分と五分、最終戦まで持ち込むことに。やあ、すごいなあ。

そしてどっちが相手でもこれ、相当怖えで。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「トリニティ・セブン」、「魔弾の王と戦姫」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「selector spread WIXOSS」、「SHIROBAKO」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダードライブ」、「七つの大罪」。最初と最後が七つの大罪ネタという…。で、アタマの大罪の方はオレは見なくていい系かなー。

土曜深夜、戦の様相をチェスの駒風に簡略化して説明してくれる表現が親切設計で良かったかも。指揮官以外の駒は一つで百人なのね。ただ、そうまでして説明しなくちゃいかんほど戦術の妙があったかと言えば、そこは…(^^;。「SAO」は新章スタート。"エクスキャリバー"に違和感ありあり。"エクスカリバー"、じゃね? 割とのーてんきな方向のお話になりそうっすね。「WIXOSS」はまあ、黒い黒い(w。

「SHIROBAKO」はアニメの現場で働きたい5人の女の子の物語、というよりは水島努監督の心情吐露大会アニメ、になってたような。アニメでの監督役は檜山さん。間の取り方とか、さすがに巧いっす。そして相変わらずタローくんがいい味だしてる(w。

日曜日、「トッキュウジャー」、ヒカリ役の横浜流星さんは極真の世界大会で優勝したこともある人だそうで、確かに動きの切れはかなりなもんでしたな。「ドライブ」、今回は敵方がバイクに乗って登場という。あれがちょっと出てきたプロトライダーのなれの果て、ってことなんでしょうかね。「七つの大罪」は楽しいです。自分が「ライジングインパクト」好きだったからかも分からんけど。何となくメリオダス様にガウェインくんが重なるのね(^^;。


2016-10-19 この日を編集

[Books] 第二進化 アトランティス・ジーン 1

第二進化 上(A・G・リドル/著 友廣純/翻訳) 第二進化 下(A・G・リドル/著 友廣純/翻訳) A・G・リドル 著/友廣純 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012065-8 \780(税別)
ISBN978-4-15-012066-5 \780(税別)

南氷洋で氷山の研究に就いていた二人の大学院生が発見したのは、氷に閉じ込められた旧ドイツのUボートだった。しかもそのUボートの下部には、何か得体の知れない巨大な構造物がくっついている。調査に赴いた二人だったが、突然の氷山の崩落がすべてを包み隠してしまうのだった。

一方インドネシア、ジャカルタ。超国家規模の対テロリスト組織、<クロックタワー>の工作員デヴィッドは、匿名の提供者からの情報をもとに、テロリストのあぶり出し作戦を実行中だった。だが、その作戦は思わぬ方向に転がっていく…

最近流行りのセルフ・パブリッシングからのベストセラー作品。これも前のあれと同様、三部作ということのようで、まあいろいろ困ったね(^^;。本書、買取物件に混じっていたものだったものですからコストパフォーマンス的には抜群なんですが、んじゃこの続き(第二部はもう出ているんだねえ)を定価で購入して読みたいか、といわれるとそこは正直ちょっと微妙、ではあるんだよなあ、という話をこれからします。

このお話は、まあ言ってみれば世の中に氾濫している様々なトンデモネタを、一度「全部あり」ってことにしてそれを全部接いで、それをベースに冒険小説の骨組みを被せたような構造になっている。ここで出てくるのはミッシングリンク、第三帝国の超技術、遺伝子構造の謎のピース、さらにここに、国際的な謀略論としてのナインイレブンなどの事件の裏にあるものが実は、というところまで力技で全部繋いでしまえ、という勢いで語られる冒険小説。これがグラハム・ハンコックが書いた冒険小説ならまあ、半笑いでスルーしてもいいけど、SF、または冒険小説、どちらかのジャンルに立って存在を主張したいと言うんであれば、そこは全然上手く行っていない、と思う。

SFとして、の方はまあ、まだこの先どうなるか分からんところもあるので一応保留(というか、結構SFっぽさの方は良い感じに引いてくれている感はある、とも思うんだ)するとして、冒険小説サイドの方がかなりスカスカなのでそこで結構がっかりする。SF的興味の持続とは別のところで、冒険小説側の技量の低さ、ってところが気になってしまうのだな。なんと言いますか、ここらでトゥィストの要請があるのでトゥィストさせました、みたいな展開が結構目につくのだね。そこでSF部分の興味を惹く部分も台無しにされてしまう感、はあるんじゃないだろうか。

エンターティンメントの必要条件は満たしてる、でもSFとしての充分条件にはちょっと足りてない、ようなお話かなあ。ちょっと続きは気になるけど、それが読めなかったからといってその事が人生において取り返しのつかないものになる、ようなことは全然ない、ようなお話、ですかね。

★★☆


2018-10-19 この日を編集

[Day] お出かけ

テレビをEIZOのディスプレイで見るようにしたは良いが、手持ちの安物ヘッドホンではどうしても低音のブーストが効かないので、もうちょっと値段の高いヤツを買ってみたら良いんじゃないか、ってことでハーバーにお出かけ。ちょっと早めだったけど鈴蘭台の駅わ改修してできた、北区役所と総合商業施設を併合した駅ビル、ベルスト鈴蘭台(CHIKU-CHANの神戸・岩国情報)に松屋が入ったので、昼飯食うべえと思って入ってみたんだけど、最近の松屋って、何を頼んでも味噌汁付いてくるのな。オレは最近、牛丼(あ、松屋は牛めしか)はビールで流し込むものだと思ってるんで、ここにさらに味噌汁が加わっちゃうとちょっと困ってしまうぜ。よく考えたら残せば良かっただけの話だけど(^^;。

B014XZYK26先に髪刈って頭軽くしてソフマップ。前にもらった朝日新聞の賄賂のVISAギフトカードがまだ2000円分あったので、そいつを利用して2000円台のヘッドホンを購入。家に帰って試してみましたが、うん、確かにちょっぴり高いだけのことはある(w。あとは下の大垣書店で本買って、カフェ割引券もらって喫茶コーナー(喫煙可)でコーヒー飲みながらちょっと読書、あとはいつものように立ち飲みでぷはー。

画像の説明酔い覚ましの湊川公園。区役所はちょっと工事は進んだかな。

画像の説明囲碁スペースはこんな感じで。涼しくなって、公園でぼんやりするのもとっても快適ね。

[Books] ウルトラマンF

ウルトラマンF(小林泰三/著) 小林泰三 著
カバーイラスト 後藤正行(円谷プロダクション)
カバーデザイン 伸童舎
挿絵 増田幹生
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4150313463 \960(税別)

素晴らしき説明SF

ウルトラマンは去り、早田は普通の人間に戻った。あの赤く光る隕石と衝突する直前の記憶とともに。だが、実際には1年の時が流れ、その間早田は自ら命名したウルトラマンとともに怪獣と戦っていたらしい。ただ、ウルトラマンが現れる時、なぜか早田の姿は無かったのだが。
そしてまた、地球には怪獣出現の報が。ウルトラマンの助け無しに人類は怪獣たちに立ち向かうことが出来るのだろうか。

時代的には「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の間のお話。近く設立される地球防衛軍の特務部隊に、アラシ隊員(本書では全員漢字表記なんですけど、ウルトラのキャラはカタカナだろ、って思うので以後カタカナで行きます)の双子の弟の配属が内定してるんだそうだ。養子に行ったんで名字は違うんだって(w。

とはいえ単純なブリッジではなく、対宇宙人との戦闘から得た超技術にはメテオール(メビウスだよね)の名前がつけられていたり、究極のウルトラマンとしてのウルトラマンノアの存在が示唆されていたりと、比較的自由にいくつかのシリーズからの引用がなされている。で、それが上手いこと有機的に機能していて、なんて言うのかな、ウルトラシリーズは全部あったんです、その上でのこのお話なんです、って構成になっている。さっきの双子ネタにも実は結構大きな仕掛けがあったりしてね(^^;。

で、ここのところの匙加減はかなり上手で、お話の中で起きる事件や現象が、全てウルトラシリーズで起きたことが原因になっていて、ネタが予想できるとちょっとニヤリとできるし、上手くはめ込んだものだな、と感心もする。その上でそもそもウルトラマンというのはどういう存在なのだろう、と言うところまで話が拡がっていくところは上手いなあと思うし、ちょっとした感動もあるし、ウルトラマンデュアル同様、これもまたティガのラストに対しての一種のカウンター・アンサーみたいな効果もあるような気がする(オレも大概しつこいな(^^;)。

そういう造りのお話なので、完全オリジナルキャラ(だと思うんですが)達が少々居心地悪そうなのが残念か。逆に今まで良く知ってた気でいるキャラクタたちはみな、いきいきしてると思う。特にイデ隊員の活躍っぷりったら、もうほとんど本書の主役です(^o^)。他にもこれはメビウス繋がりって意味もあるのか、サコミズ隊長が活躍してくれたりするのも嬉しいね。お話自体もほんとに小林泰三さんが書いてるの? って思うぐらいストレートでダークなところがない。これも結構すごい、というかどうしたんすか小林さん、というかやはり世代的に、ウルトラは何か特別なものがある、ってことなんだろうか。その一種ストレートな味は、とても気持ち良いと同時に何とはなしの物足りなさも感じてしまうのも確かなところで。

とは言えとっても楽しめました。挿絵も多くてそこも嬉しかったし。文庫本には挿絵欲しいよね。最近ウルトラに触れたキッズをお持ちのお父さんはこの本をプレゼントしてみては? ジュヴナイルとしてもかなり良い出来だと思いますよ。

★★★☆


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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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