ばむばんか惰隠洞

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2003-11-02 また重いぞ この日を編集

[TV] 定期視聴番組

今週は「セーラームーン」と「アバレンジャー」だけ。せらむんは急に仲間が出来てどうしたらいいのかよくわからん亜美ちゃん編。仲間なんかどーでもいーもんねー、だったレイちゃんの方が順応性が高かったんですな。私、せらむんは「R」から見始めたんでよくわからんのですけど、もとのお話もこんな感じで進んでたんですかね。とりあえず今週は、表向き想定している視聴者層に良く合うお話だったんではないかと。

「アバレンジャー」のほうは、人間の子供になったトリケラを演じた少年が凶悪にかわいかったなあ、と。神木隆之介クンという子で、アギトの時の謎の少年やら「ミカヅキ」の風雄の少年時代やら、いろいろやってる子なんですな。声優の経験もあるようで、確かに台詞まわしも自然でしたわ。うーむそれにしても、かわいかったら少年でも少女でもええのか、ワシは。

[web] 重いぞ

うーむ、軽石庵の方はそうでもないし、ここもトップは軽いんだけど、日記だけが異常に重たくなっとるな。そういえば先月も月初めにCGIが激重だったんだっけか。月の初めだけ強烈に重たいCGIを実行する御仁、なんてのが居たりするのかなあ。まいったねどうもこりゃ。


2004-11-02 この日を編集

[Day] もうちょい… (13:07)

で、ひと段落………

[web] 鶴亀メールに脆弱性? (13:48)

otuneさん経由。いけね、そういえばここしばらくサポートフォーラムも覗きに行ってなかった。で、久々に覗きに行ってみたんだけど斎藤さん、βフォーラムの方でRFC全然読んでないです。すみません。とか、他の人はどうしてるんでしょうかねぇ。なんか、自信が無くなってきました。とか、正直というかあられもないというか、読んでるこっちの方が心配になるような事をおっしゃってるんで逆におろおろしてしまう。もしかしてHidemarunet Explorerとかもヤバいところがあったりするんだろうか。死ぬほど便利なんだけど…。

いちよ、鶴亀はVer3.70以降でこのあたりの対策は取られている、らしいけど、これまで全幅の信頼を置き、かつ大変に快適に使わせてもらっているシリーズに、突然暗雲が立ちこめた感じがしてちょっぴり複雑。

ちなみにワシ、ずーっと3.67 β4、なんての使ってた…。

[Day] あうちちち (17:53)

凡ミス発覚。なんてバカなんだオレ。

[Books] 復活の地 Ⅲ (23:44)

本書カバー 小川一水 著
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ.
ハヤカワ文庫JAISBN4-15-030770-9 \760(税別)

人間のSF、再び

一瞬にして55万の人々の命を奪い、帝都トレンカに壊滅的な被害を与えた巨大地震。今、人々はようやくその恐怖を乗り越え、復興への道を踏み出そうとしていた。だが、この機をなによりも自らの政治的キャリアの飛躍のチャンスと捉えるサイテン首相と、ただひたすら帝都とレンカ帝国の復興のみを考える復興院のセイオ、摂政として事に当たる事となったスミルたちとの間には、埋められぬ溝が拡がっていく。折しも突発した余震によって一時的にスミルとセイオが消息を絶ったとき、サイテンはついに自らの政治的野心をむき出しにした行動を開始する。

一方、星間国家の強国ダイノンと共同で地震の研究を続けていた人々は、驚くべき事実を知るに至っていた。この巨大地震は"人災"だったのだ。そしてさらに、それが再びレンカを襲う事は疑いのない事なのだ………。

オジサンのツボ直撃です、泣きました、ぼろぼろと(w。

基本的な感想はあれだ、「第六大陸 2」とほぼ同じ。気恥ずかしくなる程に甘いオプティミズム、真に憎むべき悪役は一人として登場しない、そして普通の人達の愛おしくなるばかりの頑張りぶり。これが小川一水という人が描き続けたいテーマであるのなら、オジサン一生この作家についていってもいいと思わせてもらった。「そんなに話がうまく行くわけないじゃんけ」とおっしゃるか? バカおっしゃい、お話というものは皆、うまく行くに決まっているのだ。そのうまく行くお話に、いかに読者を引きずり込むかが作家の手腕ではないか。余人は知らず、オジサンはどっぷり引きずり込まれてしまったのだ。文句なしだ。

アラはたくさんあるのだ。ストーリー展開の甘さは言うまでもなく、どうだろ、SFに必須のワンダーがこの作品に充満しているかと言われるとちょっと辛い。無いかもわからん。このお話は、自分を見いだしてくれた恩人の死を契機に、彼がやろうとしていた事を引き継ぎ、それがためにとてつもない重荷を背負った青年と、その青年に見いだされたが故に思いもよらぬ過酷な世界に投げ込まれる事になった少女を軸に綴られる、大災害を乗り越え、さらなる災害にたち向かう無名の、数多くの人々の物語だ。背景に少々カリカチュアライズされた(やっぱりツッコミ甘いと思うのよ)大国間の駆け引きがあったり、地震のメカニズムに関してSF的な説明付けが為されてはいるけれど、基本的にこれは人間の物語。そしてその物語は、人間と未来への、少々無邪気に過ぎないかそれは、とさえ言いたくなるような明るく希望に満ちたトーンで染め上げられている。この甘っちょろいオプティミズムを私は愛します。SFが明るい未来を描かないでどうするんだ。

それにしても中盤まではそこそこ冷静に読めたんだけどねえ(^^;)

「……科学者に愛国心は似合わないと思いますけれど」

「科学しているのは、この僕という人間だよ。科学に口があれば僕に逃げろと命じるだろうが、幸い僕には、それを無視できる愚かさがあるんでね。」

このあたりではまだ、ふふふんと余裕で笑みなど浮かべて読んでいられたんだけど終盤、

「わたしっ、来たからっ、追っぱらわれたけど、来たからっ!」

もうここで、セリフの主が"追っぱらわれた"時点でこの展開、完全に予測できていたにもかかわらずぼろぼろと滂沱の涙ですよ。なんということじゃ。歳食って涙腺の調節機構が甘くなってるのは自覚してはいるんだけど、今、確認のためにページを開いて活字の並びを見ただけでまた涙目になっちまったよ(ニガワラ)。

いやもうええもん読ませてもろた。満点つけてもいいけど、心を鬼にして(^^;)思い返してみるに、あまりに個人的なツボ直撃だったが故に、冷静な判断できなくなってるのかも知れない様な気もする、のであえて星半分、減点してみました。シビアな方ならもうちょっと引く数は大きくなるのかも知れない。私がものすごく半端ではあるけれど、一応神戸の震災経験しているので、震災後に頑張る人達に無条件に感情移入しちゃう部分もあるのかも知れない。でもいいのだ。この本の甘い部分、ツッコミの浅い部分もひっくるめて私は惚れたのだ。今年の一等賞あげてもいい。

(★★★★☆)


2005-11-02 この日を編集

[Day] とりあえず異常です (12:30)

昨日のぶち切れネタ元に対して、なるべくやんわりと「ここはこうした方がいいんじゃないですか」メールを作成して、結びに一筆「とりあえずいじょうです」って入れたら上のごとく変換するATOKくん。

おお危ね。いくら何でもそこまでケンカ売りたい訳じゃないよ。たとえ本心はこっちだとしても。

[Hobby] 何考えてんだバンプレ (18:28)

科学忍者隊ガッチャピン

……えーとこれはいったい何なんでしょ。G-3号はもえみお姉さんだったりするわけでしょうか、ううむ……。

[Books] 顔のないテロリスト (23:31)

4167705036 ダニエル・シルヴァ 著/二宮磬 訳
カバー装画 野中昇
カバーデザイン 石崎健太郎
文春文庫
ISBN4-16-770503-6 \819(税別)

かつてCIAの対テロ対策センターの情報工作担当官として、凄腕の暗殺者、通称"オクトーバー"との死闘の末重傷を負い、CIAからも身を引いていたマイケル。だが、テロの絶えないアイルランド情勢と、その解決で政治的名声を得ようとする英米首脳の思惑が、彼を再び諜報の世界に引き戻そうとしていた。マイケルの義父で高名な政治家であるダグラス氏の駐英大使への招聘。英国の対テロ政策に断固たる支援をする、という米国の姿勢を現わすための人事であり、同時にそれは、そうして送り込まれる駐英大使が、テロリストにとって格好の目標となることを示している。一度は袂を分かったCIAだったが、この状況に対処するため、腕利きの情報担当官が必要となったのだ。

一方、かつてマイケルと死闘を繰り広げ、今は死んだと信じられている"オクトーバー"も、死闘の傷を癒し、再び暗殺者としての行動を開始しようとしていた…。

シルヴァの前作、「暗殺者の烙印」の続編。まあ3年もたてば前の話は忘れますわな。でも前作知らなくてもそんなに困ると言うほどのことはなく、そこそこ楽しんで読めるようになっているので一安心。飛び抜けて面白い、ってほどではないけどね。

ソ連崩壊後、スパイ・スリラーの世界ではホントにいろんな種類の敵がうじゃうじゃと出てきているわけだけど、ソ連以降ってのは、敵に定める相手の事情ってのもそれなりに情状酌量の余地が大きいわけで、一口にテロリスト、と片付けるのは簡単だけどそれじゃあそのテロリストが出来る背景を造ったのは誰なのよ、って事になると、それってこの手の小説では常に正義の味方であるアメリカやイギリスな訳で。特にアイルランド系の多いアメリカで本のセールスを考えるときに、IRAに代表されるアイルランド紛争の一方の当事者を問答無用の極悪人に仕立てるのも結構都合が悪いのだろう。本書ではその前半部分、このアイルランドのテロリストたちの動きがかなり細部まで書き込まれていてそこはなかなか読ませる。もちろん基本スタンスは悪党なのだが、それなりの事情もあるし、何より筋金入りの"兵士"だ、みたいな描写がされているってあたりに、なんとはなしの"事情"みたいなものを感じたりして。

ただ、それならそれでアイルランド問題にずんずん突っ込んでいくかと思えばこの著者はそういうことはせず、いろいろ考えるところを残しながらお話は途中から、彼らとは対照的に大儀のない殺人を生業をする一人の暗殺者の描写へとウエートが移っていく。ここを良しとするかどうかだろうな。途中から、さんざん語ってきたアイルランドの話はどうなのよ、って気がしてきてしまうあたりに私は少々ちぐはぐ感を持ってしまった。前半を念入りにやりすぎたおかげで終盤からクライマックスへの流れが少々はしょり気味になっちゃった恨みがある。

"オクトーバー"という敵役の描写がかなり魅力的で、はっきり言って完全に主人公を食っちゃってるだけにそのあたり、ちょっと惜しかったかな。

て事でいまだに私の中では、ダニエル・シルヴァって人はデビュー作(だったと思う)の「マルベリー作戦」を超えてないなあ、と思ってしまうのでありました。シンプルでブレのない戦争サスペンス。こちらはかなり面白いですよ。

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(★★★)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [ ええと、よくわかりませんが、G5とG4は、 モリゾーとキッコロでいいと思います。]

rover [うむ、ミミズクのモリゾーにつばくろのキッコロ。ええかもわからん(w。]


2006-11-02 この日を編集

[Day] 敗戦処理中 (23:17)

ってほどのこともないけど。一応HTMLファイル一式は出来てるわけだし、フォーム要素の埋め込みもやってるんで、ごめんなさいあとはよろしくって事で丸投げ、だけど何となく、まだ面倒見て欲しそうな雰囲気だなぁ。ごめんなさいよ、ややこしく階層化された必須項目チェックとか言うのは、おっちゃんの手には負えないので、ちゃんとしたプログラマさんに見てもらってくださいな。

で、はあやれやれとたまってたビデオ観てたら別件のクライアントさんからメール。週明けからやる仕事関連で、すでに他の"デザイナー"さんが作ってくれたHTMLをいろいろ弄ってたら、収拾がつかなくなってしまったんでちょっと見てくれんか、と。

んでちょっと見たら少しくらっと来た。最初にデザイン担当したした人の意向も、あとから手を入れたヒトの意向(ついでに両者のスキルも。私が偉そうなこと言えた義理じゃないのは分かってますが、それでも)も全く意味不明。終了してないタグ区間と始まりのないタグ区間の嵐、あらゆるDIV要素には1刻みのZ-INDEXを指定。しかも意味ないし(だってどのDIVも重ならないんだもん)。片っ端からposition:absolute;かましてくれるんで、画像ファイルが変っただけで容易にレイアウトがおかしくなる。そのうえ何を思ったのかナビゲーションだけFlashで作ってて、しかも何故かパスちゃんと通らない、しかも.flaを納入してない(直せねえだろ、それじゃ)。これでもそこそこちゃんと見えてるんだから、きょうびのユーザーエージェントってのはすげえもんだわ。

なんかもう途方に暮れて、「こんなのイチから作った方が早いです」って言ったら「あんまり金出せないけどやってくれる?」だって(w。

わはは、金もらえると思ってなかった。喜んでやらせていただきますよ、どーせ一日もあれば何とかなりそうだし。その代わり、アガリに文句は付けるなよな、いちおう良心的に仕事させてもらうけど(^^;)。

[TV] 定期視聴番組 (23:42)

むちゃむちゃたまっとる。「地獄少女 二甕」、「種デス(再放送)」、「BBB」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」、「水戸黄門」、「太閤記(二時間スペシャル)」。作業しながらだったんであんまり真面目に見てないけど、土曜深夜の「地獄少女」と「BBB」はそこそこ安定して面白そうな感じ。んまあ「BBB」はほれ、いかにも深夜アニメなノリではあるんだけど、主人公のキャラが宿命の吸血鬼の剣豪なのに結構普段は慇懃、ってあたりのキャラの造りが面白いかも。

日曜朝。「ボウケンジャー」は快調なれど、ゴーゴーボイジャーはあれ、いくら何でも強すぎだよね。「カブト」もまあまあ。やさぐれブラザーズが喰ってたカップ麺、喰ってみたいな。兄貴は塩味なんだな。塩ラーメン好きだよ、オレ。

月曜と火曜の時代劇、黄門様は良いとして、テレ朝の「太閤記」、二時間スペシャルで結構お金かかっとる感じは随所から味わうことが出来て結構だったんだけど、なんですかね、テレ朝系列の時代劇には村上博明が出てなくちゃいけないってのは、放送法かなんかで決まってるんですかね。別に嫌いな役者さんってわけではないのだけど、少々食傷気味ではあるよなあ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●お、知りませんでした、塩ラーメンお好きでしたか、カレーだけじゃなくて(殴) ●でしたら、大阪環状線福島駅の近くと..]

rover [カレーとラーメンとどんぶり物大好きな私。ガキの食いもんばっかりやなぁ(^^;)]


2007-11-02 この日を編集

[F1] ストーブに盛大に薪がくべられたようです (23:14)

アロンソとマクラーレン「契約解消」:マクラーレン公式プレスリリース(F1通信)。

あらまあ。もう一年ぐらいは我慢するかしら、と思ってたんだけど。

さてフェルナンドはどうするんでしょ。フェラーリが完全に互角なジョイントナンバーワンを採用するとは思えない。トヨタがいくら金積んだって、あそこに行きたいとは思わないだろう。となるとルノーぐらいしか思いつかないけど、同じF1通信にはロン・デニス、アロンソのライバルチームへの移籍を禁止なんて記事もあったりするし。自動車メーカー系以外って事になると、ウィリアムズとかレッドブル? レッドブルは、金は持ってそうだけどね。

なんにせよ、第二のジャック、みたいな結末は迎えて欲しくないですなあ。

[Books] 火星の長城 レヴェレーション・スペース 1

火星の長城(Reynolds,Alastair/著 中原尚哉/翻訳 レナルズアレステア/著) アレステア・レナルズ 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 岩郷重力 + WONEDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011630-9 \940(税別)

そぎ落としてみたら王道だった

火星地表上に部分的にテラフォーミングされた居留地。それは直径2000キロ、高さ200キロに及ぶ"長城"で惑星本来の環境とは全く別の、緑の世界に生まれ変わった世界。だが今、ここに立てこもる連接脳派と、移動上からそこを攻める連合との間の戦いによって、"長城"の内側の世界も荒廃していくに任せるしかない状態だった。この状況を打開すべく、かつて連合の戦士だったクラバインは、和平交渉の為に頂上内のコロニーを目指すのだったが……。「啓示空間」、「カズムシティ」と同じ時系列に属する中短編を集めた一冊。

重厚長大、片手で持つのにはさまざまな困難が伴うような前の2作に比べて、今回は本体のボリュームもお手頃、中短編集と言うことで快調に読んでいける。と、は、い、え、本国では一冊だったモノを(新作を追加した、と言う事情もあるらしいが)2冊に分けて刊行するって事なので、実は原版は、やっぱりクソ分厚い一冊だったのかも知れないけど。

収録されているのは短編4編と中編1編。共通しているのは、意外なほどのオーソドックスさ、と言えるだろうか。凄まじいまでのプロットの複雑さや小さなエピソード、ジャーゴンとスペックの羅列で膨らむだけ膨らんじゃうレナルズ的世界の根っこの部分は、案外シンプルでオーソドックスなものなんじゃないかと改めて思えてくる様な作品がならんでいる。簡単に感想を並べてみると…

火星の長城

「種」としての人類についての考察を絡めた、軽いミリタリSF風味の作品。その「種」への考察具合あたりに、昔なつかし、60〜70年代の日本SFの味を感じたりする。

氷河

前作と登場人物、時系列が連続する短編。こちらはアシモフのロボットモノの初期作品を彷彿とさせる、ミステリ風味の短編。ダイイングメッセージのレッドヘリングっぷりとか、なんだかほほえましいぜ。

エウロパのスパイ

こちらもミステリ風味をベースに、バイオ・スリラー風味をまぶした短編。「90年代SF傑作選」に収録されていたので、タイトル憶えてました。

ウェザー

「火星の長城」、「氷河」との関係性をもった宇宙SF。前二作に登場した、とあるキャラクタとかなりかぶるヒロインが登場する、ちょっと切ないラブロマンス。

ダイヤモンドの犬

「無頼の月」や、映画「CUBE」との類似性が解説でも述べられていたけど、(わたしの超苦手な)数学SFを噛み砕いてサスペンス風味に仕立てるとこうなるんだな、みたいな感じもあって。知恵の方を重視したミッションクリア型の冒険SFとして、かなりの出来だと思う。

というわけで、前の重厚長大ぶりに引いちゃった人が、レナルズのSFってどういうんだろう、ってのを軽く理解するのには絶好の短編集になっていると思う。これにいろいろ余分(?)なモノをつぎはぎしていって、とんでもない分厚さになっちゃったのが「啓示空間」なり「カズムシティ」なんだって事が分かってしまえば、あの厚さも全然こわくないもんね、ってなもんだ。そういう意味じゃあこちらを先に出せば良かったんじゃないの? って気もするが、いきなりとんでもない分厚さの本がどかんと出る、そのインパクトも捨てがたい気もするし、んー、商売というのは難しいもんだね、ってのは本書とは全然関係のない話でしたね。

★★★★


2008-11-02 この日を編集

[F1] ブラジルGP予選 (23:15)

翌日観戦。インテルラゴスはやや風が強い模様。全体にBMWとウィリアムズがやや不調目な感じ。あああと、もはや「いつものごとく」が先に付いてしまうけれどホンダも。ロス・ブラウンはもう「いやもう今年はいいから」的なコメントを出していたけど、ここまで落ち込んだチームを建て直すにはチームスタッフに加えて、かなり強力なドライバーの存在が不可欠だと思うんだがそっちはどうなるんだろう。今その力があると思われるドライバーはただ一人で、その人はほぼルノー残留で決まりのようだからなあ…。

さて予選はセナの全盛期以来とかの、満員のインテルラゴスの観客にも力をもらって、マッサがトップ。一時は2位に付けてたハミルトンだったけど、ライコネンが割り込み、さらにトゥルーリまで割ってはいるというサプライズ。決勝グリッドはマッサ、トゥルーリ、ライコネン、ハミルトン、コバライネン、アロンソのトップ6。ま、ハミルトンサイドはまだ余裕があるから、これは上々の結果と言えるのかな。トロ・ロッソの二人がトップ10に残ったのもなかなかすごい。

決勝は雨の確率60%だそうだが、さて雨は来るのかな。高低差のあるサーキットだから、本降りで来たら結構大きな影響を与えそうな気もするんだが。

[TV] 定期視聴番組 (23:33)

「テイルズ・オブ・早送り」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「かんなぎ」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「機動戦士ガンダムOO」。モンスター・ペアレント問題に一石を投じるフリをしながらもう一捻りしてきた「地獄少女」、平均的深夜系萌えアニメの水準は保ってるかなあ、な「禁書目録」と「かんなぎ」つー感じですかい。「ゴーオンジャー」は、ちょっと気が引け気味な御先祖を説得するのがアニである理由が良くわからん。走輔に悪いと思うのならば、最後はちゃんと走輔とサシでナシを付けるべきだろうと思ったりする訳なんだがな。

サジ君も否応なしにのっぴきならない状況に追い込まれちゃった「ガンダム」。彼は最終的にガンダムのサポートメカに乗ることになるような話が用意されてるんでしたっけ? 「逆シャア」でのハサウェイのポジションって事になるのかな。


2009-11-02 この日を編集

[F1] アブダビGP決勝

地上波で観戦。日本シリーズが延びたので30分遅れのスタートとなり、30分ぶん余計に酔っ払った状態で見はじめたので、観戦し終わった時点で書く根性無くなってた。ので翌日思いだしながら。

できたてのヤス・マリーナ・サーキット(ヤスと言えばフミエじゃないのかjk、と言う話はおいといて)はこれまたティルケ印。ただまあ少々、他のティルケ印に比べるとややとんがったところが見えるコース、って言えるかも知れない。上からみるとピストルに見えるのは何か意味があるのかね。

さてレースの方は、最前列からスタートしたハミルトンとヴェッテルがレースを支配するのかと思いきや、ハミルトンが早い段階でリタイヤ、その後はレッドブルの2台のためのレースになってしまって、国際映像のディレクターも、こりゃつまらんなと思ったのか、意外なドライバーにかなりスポットが当ることに。

小林可夢偉(やるなあATOK、可夢偉変換しやがった)。

ブラジルではアグレッシブさと雑さが並べて語られていた感じもあったけど、今回は落ち着きが備わったのか、かなり良い感じに乗れていたように見えた。スタートでライコネンをかわし、続いて(ピットアウト直後で重い状態とはいえ)バトンも抜き去ったのが大きかった。一時は3位を走る快走を見せるが、一回ピット作戦のメリット・デメリット両方を引いた感じもあり、最終的にはポジションは6番手と言うことに。それでも大健闘であることに変わりはない。来年に繋がる好材料(「トヨタに強い印象を与えた小林可夢偉、2010年のシート確保か」 F1通信)になったと言えそうね。

レースはレッドブルの2台がワンツー、チャンピオンシップ争いのプレッシャーから解放されたバトンも結構良い感じで走って3位、残念ながらドライバーズタイトルのワンツー独占はならず、バリチェロ(来年も走るんだね)は4位でゴール。ハイドフェルドに続き、可夢偉はトゥルーリの前でチェッカーと言うことに。

ま、個人的に今回のレースの一番の見どころは、間違えてレッドブルのピットに入っちゃったアルグェルスエリ、でしたけど。地上波の実況では、皆様アルグェルスエリを一瞬ヴェッテルと見まちがえてたように見えましたが。つまりそれぐらい似通ってるってことなんじゃないのかね。もうちょっとチームカラーとか、差をつけてやった方が良いかもしれないね。

そんなこんなで今年のシリーズも終了。来年は給油禁止っていう新レギュレーションが加わり、ブリヂストンのタイヤ供給ラストイヤーってことになるけど、どんなレースが見られるんでしょうな。

ライコネンのシートがあるかどうかが、個人的には一番の関心事。マクラーレンか乗らないか、って二択らしいんだけど、それだけではちょっと、F1にとってはもったいない選択肢のような気がするな。

[TV] F1よりこっちみてた方が良かったんじゃないのか (24:16)

と思ってしまったぞ。日本シリーズ第2戦での清原・新庄スペシャル解説コンビが自由すぎた件(スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム)。良い意味でも悪い意味でもおバカな二人を解説者席に呼び、放送するのはフジテレビとなれば、まあこのぐらいのバカ番組になっても不思議はないか。なんだ、こんな面白い中継やってたんなら見れば良かった。


2010-11-02 この日を編集

[Anime][web] もうやだこの国

ちょいと前の加賀須野さんのツッコミから。なにやら「ミルキィホームズ」がえらいことになってるらしいってので、ニコ動で見てみた。ちょうどウワサの第4話が無料公開中です。

放映直後からその傍若無人っぷりがネットで話題になってたらしいけど、確かにこれはまた、無茶もたいがいにせえよって感じだな。こういう面白いストーリーがあるから、それを上手く活かすためにこんなシチュエーションを考えた、ってんじゃなく、こういう笑えるネタがあるんで、それを上手いこと嵌めこむにはこういうシチュエーションで良いんじゃね? 的方法論というか。無茶なパロディのつるべ打ちなんだが、そこに妙な外道テイストが加わって、えもいわれぬ面白さを産み出しちゃったような気がする。まあやけくそ感満点な面白さのつまったお話になってはいたね。

さて話は大きく変わるが、一応外道方面って事でまとめちゃう。日本鬼子って萌えキャラ作って中国人を萌え萌えにしてやろうぜ、基準デザインが決まったようで。あらかわいい、さらに三人ぐらい後方に配置して、「あ、そーれ♪」とかやってほしい気がするな。で、さっそくオタ方面的には海外でも話題になっているようで、まずはこんなの。

Sorry, sm12590684 was deleted.

んまあオタクってバイアスが前もってかかってはいるんだけど、それだからこそ元のプロジェクトを立ち上げた人たちにとっては、してやったり感満点な反応が楽しめる…ってことで良いのかな。同様にバイアスはかかってるし、若干重複する部分があるんだけどこんなのも。

Sorry, sm12605607 was deleted.

こちらも基本、オタク諸君のコメントが集められているので、ある意味「オトナ」な反応と言えるのかも。ほんとに真面目な人は、そもそもこっち方面で何かやろうとも思わないだろうし。ただ、この一連の流れは結構好きだったりする。かつての2ちゃんねら諸君の「うみをきれいに」イベントに通じるような、たっぷりの悪意を持って妙にきれいごとの世界に注力してほくそ笑む、みたいな動きは結構好きなんだ。たぶんそれはイヤな大人になってる、ってことなんだろうけど、ちゃんとイヤな大人をやる、ってのにもそれなりのスキル(速星七生さんが書いてた、フォークランド紛争の後に『エビータ』を観劇してて、そのクライマックスで笑い出す英国人、的な)は必要なんだと思う。

基本悪趣味、その上で割と大事なところを無視はしないけれどもさらりと流すスキルって、今の日本にかなり必要な技能なんじゃないかと思うんだけど、案外今の日本の若い人たちには、そういうスキルが備わっているのかもしれないな、と思っちゃった。そこまで単純化していいネタではないのだろうけどね。案外この国、「もういやだ」って言い出してからが勝負なのかもしれない、なんて。

そんな単純な話じゃないよ、って意見は謹んで謹聴致しますです。ってことでオマケ。大好きな海外のオタク達の反応シリーズの最新作。今回は「化物語」っすね。

Sorry, nm12552005 was deleted.

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [世界の国境をアニメがあっさり超えとる…。 ちょっと感動しました。]

rover [一番最後に紹介したヤツなんかは特にそうなんですけど。upする人のセンスが結構大きいですよね。 それにしてもアメリカさ..]


2011-11-02 この日を編集

[Day] やる気出ねえ

金曜日にアップしないといけないんだけど、どーにもやる気が出ないなあ。トップと下層6ページぐらいの話だから、コーディングの方針が決まっちゃえばどどーっと流し込めそうなんだけど、なんかその方針が立たないというか。今日は半日、メインの画像をpngにするかgifにするかで考え込んでいたという…、というか正確にはpng8、png24、gifの3択だったんですけどね。

デザインファイル的にドロップシャドウを多用したブロックレベル要素が結構あるので、いつもはpng24にpngfixあたりをくっつけてIE6の面倒も見るような流れなんだけど、今回はファイル数も少ないし、とあるサイトのサブコンテンツ的扱いなので、アルファチャンネルつきpng8で画像処理して、IE6ではシャドウ落ちないけど勘弁な、的やり方もありかなあ、とか思ったり思わなかったり。

何となく「8ビットpngで行ってみっかー」って決めただけで今日は終了だよ。

全然気付いてなかったんだけど明日ってハタ日なのな、したら通常業務の一本をお休みできるから、明日一日でなんとか体裁整えるくらいまでは出来るかしら。

とりあえず明日から本気だそう。


2012-11-02 この日を編集

[Day] 三つの敵か!

cv.古谷徹、的な。まあ敵の一つはTRちゃん経由なので旧ザク程度なんだけど、それでも同じタイミングでやってこられると作業了的にはバカにならんわけで。ちょっと今週後半はてんやわんや中です。

さぼりさぼりやってるんだけどね(^^;

[PC] インクが切れた

B0047Y1IP6プリンタの黒がかすれまくるようになってしまって、ああ、切れたか、と。前に交換したのが1月頭だったので、約10ヶ月保った計算か。1315時代に比べると、かなり保たなくなってしまった感じはある(前のは1年以上使えたからねえ)けれど、まあ値段も3分の1ぐらいになってることだし、こまめにサプライ買ってもらえないとメーカーも困るよな。

カートリッジ自体は前もって購入しておいたので、さくっと交換。今使ってるプリンタ(hp B110a)はカラーインクがCMYの3色が別になってるんだけど、ここまで見る限り、赤の減りがやや大きいみたい。そんなに赤っぽい印刷をしているつもりもないんだけどな…。

[Anime] 定期視聴番組

週中盤戦。「ヨルムンガンド PO」、「PSYCHO-PASS」、「Robotics;Notes」、「中二病でも恋がしたい!」、「えびてん」、「K」、「絶園のテンペスト」、「武装神姫」まで。あ、戦車のアニメ録り忘れた?

「ヨルムンガンド」は日本編スタート。まあ今回は回想編多めな感じね。ノイタミナ枠は「PSYCHO-PASS」が割に面白いか。「ロボティクス…」は、何となく雑というか、いい加減な作りというか。「PSYCHO-PASS」は、どこかで企画段階で、脚本の虚淵さんが、「銃が全ての価値観を規定するような世界」というアイデアを出してきた、みたいな話を読んだような気がする(すげーうろ覚え)。おもしろいな、と思ったけどそれなんて「カエアンの禅銃」?

「中二病…」と「えびてん」は割に好き。木曜深夜は今期はちょっと趣味じゃないかも。「K」、映像的な演出はかなり面白いことやってるとは思うんだけど。「武装神姫」は、まあいろいろ間違ってる気がする。あと、どうでも良いけど食べ物を粗末にする描写(なぜか神姫さんたちがレースをする話でしたが)はオジサンちょっと感心しないな。


2013-11-02 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「空の境界」、「境界の彼方」、「凪のあすから」、「革命機ヴァルヴレイヴ」、「キルラキル」、「ゴールデンエイジ」、「のんのんびより」。境界二部作(違)、「空…」は、ああ、なるほどな、「境界」の方はなんだろう、策士策に溺れた感じ、かな。いい絵を持って来てくれていると思うんだけど、お話の方にどうにも共感できない、というか。

「凪…」も多分良い話だったんだろうと思う、んだけど、「どっかいってほしくない」(だったっけ?)ってメッセージは有り得ないでしょ、そのニュアンスなら「どこにもいってほしくない」になると思うんだけど。もちろん「どっかいって」からのミスリードがキモになるんだろうけど、その誘導はあまり上手くないんじゃないか、って気がする。

木曜深夜、「ゴールデンエイジ」は当りと外れの振幅がかなり大きいのかな。今週はちょっと外れ方向。他の二つはおもしろいっす。

金曜日、「のんのんびより」はかなり良いですね。れんげちゃん、可愛いっす(^^;。


2015-11-02 雨の日で月曜日で悲しくて この日を編集

[Day] 寂しいニュースが二つ

朝、まなたけさんから電話をいただいて、「ウルトラ大博物館」の創立メンバー、と言うか中心人物であった"ウルトラマンの部屋"さんが亡くなられたと知らされる。2年ほど前に癌が見つかって、闘病生活の末だったとのこと。三度ほどお会いしたこともあると思うのですが、いわゆるオタクとノーマルポジションの間で、ちゃんとした大人としてのバランスの取れた方だったと記憶している。それなりの数の人間が集まるところで、中心に据えられて良きバランスを発揮できる方だったと思います。ま、「ウル博」自体が基本的に2000年前後の数年が一番元気があった動きだったと思うので、今やなんのこっちゃと思う人も多いでしょうけど、そういう盛り上がりがあって、その中で中心にいらしてくださった方だった、ということです。いろいろお疲れ様でした。いっぺんちゃんとサシで呑みたかったですね。

と言うニュースでしょぼんとしてたら、午後になって舞い込んで来たのが松来未祐さんの訃報(Yahooニュース)。「ひだまりスケッチ」の吉野屋先生、「たまゆら」のちもさん、「下ネタと言う概念が…」の生徒会長(だっけ?)あたりが近々の代表作と言うことになるのかな。艶っぽい声と確かな演技で、得難いバイ・プレイヤーであったと思う。残念です。


2017-11-02 この日を編集

[Day] 髪刈ってきた

画像の説明仕事する気が全く起きなかった(おい)ので、昼飯食ったあとふらりとお出かけ。いい加減髪伸びてたんでいつもの950円床屋でスポーツ刈り1.5枚。あとは適当に本買って立ち飲みにゴー。あれやね、少なくともJR神戸駅周辺に関する限り、大垣書店(Books Kioskに代わって駅の本屋になってた)より福家書店の方が優秀やね(w。

いい感じで酔っ払ってうろついてたけど、湊川公園にえらい数のめでたい色彩のテントが立っててこりゃなんじゃいな、と。どうやら翌日(祝日)に何やらイベントがあるようですね。人が多い時に外に出る気は無いのであたしゃスルーしますが、「みのりの祭典」なる催しがあるんですな。興味のある人は行ってみては。

[Anime] 定期視聴番組

「つうかあ」と「魔法使いの嫁」。「つうかあ」はキャラ掘り下げシリーズその2。「魔法使いの嫁」、魔法使いと魔術師の相克と過去の猫話、って感じかな。ちょうど今、猫SFアンソロジーを読んでいるのであーそうか、猫ってのは9つの命があるんだ、ってところで妙に納得した(^^;。


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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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