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午前中かかってきた電話。品の良さげなおねいさんの声で「○○(横文字な会社の名前)と申しますが、このたびドルやユーロの運用についてのご提案をさせていただきたく…」こういう電話はたいがい無言で切るんだけど、今回は思わず返事してしまったです。「そんなものより円をくれ」って。
速攻で電話の向うから「あらまあ、ほほほ」って返事が返ってきたですよ。くっそう、冗談で言ってるんじゃないんだよう(つoT)
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(1969年)。これはリアルタイムかリバイバルか、ちと憶えがない。10歳だから、そろそろ友達と映画を観に行ったりはしてた頃だとは思うけど。
で、生まれてからこれまでに、観て真剣に腹の立った映画が二本だけあって、それが「伝説巨人イデオン・発動編」とこれなんだなあ(w。「イデオン」は'84ゴジラと同様、徹夜のバイト明けで観に行ったんで必要以上に沸点低かったのかもわからんが、こっちは観る前のあまりの期待の高さ(だってキミ、『オール怪獣』なんだぜ)と観たものの、あまりの落差に愕然とした経験がある。ここまでだまされた気分を味わったのは、ウルトラマンの「小さな英雄」以来だー、なんてな。
今観れば事情はいろいろわかっているわけで、限られた予算の中、なるべくアリモノの映像を利用した上で、弱虫なカギっ子(あーこれも死語だなあ)が、空想の世界のミニラに励まされ、元気を取り返していく、という子供に向けての暖かいメッセージが込められた作品である、てのはわかるんだけど、残念ながら当時の子供は、怪獣からなにかを教えてもらおうなんて事は思ってなくて、ただひたすら、大破壊シーンが観たかっただけな訳で。ついでにメカフェチ小僧的には、スーパーメカが全然出てこないところも不満だったなあ。
さて、「ゴジラの息子」なんかはあとになって見直してみると、意外なくらい見所がある作品だったことに気付いて、どんどん好きになるんだけど、こいつはどうでしょうな。初見のおりに腹立ったものだから、この作品はその後、リバイバルも観てないし、テレビでやったときとかにも全く観てないんだけど。とりあえずひさびさに見終わった現時点では、これはやっぱりちょっと、わたしにゃダメかもわからんなあ、てとこではありますが。
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