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日本の国技からハングリースポーツ、伊勢の名物に政界の壊し屋、ちょっとベンチャーな軍需商社と、とにかくいい大人がどうにも情けないことをやらかしまくってる昨今だけど、個人的に一番残念なのが吉兆の一件。
や、もちろん味音痴のわたしが吉兆の料理についてどうこう言う資格などあるはずもなく、残念だなあと思うのは、吉兆の創業者、湯木貞一さんの文章がかなり好きだったから。「吉兆味ばなし」のタイトルで刊行されているこのエッセイたちは、元々は「暮らしの手帖」(のたぶん第2世紀)に連載されていた、「吉兆つれづれ話」をまとめたものだと思うのだが、この文章かなり好きだったんだ。実に落ち着いた文体の中に、料理そのもののレシピだけでなく、そこにそこはかとなく秘められた季節感が、かなり良かったの。そういう文章を書く人が興したお店がこんなことになっちゃったのか、となにやら忸怩たる物を感じてしまったわけで。
と、書いててそういえば、「暮らしの手帖」の第1、第2世紀は読み応えがあったなあ、とか思い出しちゃった。湯木さんの他にも池田潔さんや矢野健太郎さんのエッセイ、映画評とテレビ番組評(どなたが担当してたんだったかな、こう言う時にWikipediaって役に立たねえ)がとても読み応えがあった。あたしゃ「暮らしの手帖」の映画評で「ジョニーは戦場に行った」とか「アメリカの夜」を劇場まで観に行ったような憶えがあるもの。第2世紀の途中で読まなくなっちゃった、というか花森さんが亡くなってから、「暮らしの手帖」も読まなくなってしまったんだけど、最近はどんなモンなんでしょうか、って吉兆と何の関係もない話に行ってしまったな。
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