ばむばんか惰隠洞

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2008-06-26 [長年日記]

[Day] やる気が出ねえ (21:28)

同一ページに6種のリンクパターンがあるwebページってどういうんだろう。イメージでのリンクボタンとか言うならわからんでもないけど、内5種がテキストリンクてあなた。

メールでデザインファイルもらったとき、反射的に「気の狂ったサイトですね」って返信しそうになった。さすがにそれはやらないけど、こういうページのコーディングはテンションだだ下がりになりますな。

あ、もう1パターンあるのか、げ、下層ページにはさらに別のリンクパターンがあるのかい……。

はふう。

[Books] ハイドゥナン (23:45)

9784150309237978415030924497841503092519784150309268 藤崎慎吾 著
カバーイラスト 撫荒武吉
カバーディレクション&デザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030923-7 \720 (税別)
ISBN978-4-15-030924-4 \720 (税別)
ISBN978-4-15-030925-1 \720 (税別)
ISBN978-4-15-030926-8 \720 (税別)

強い共感覚を持つ青年、伊波岳志はその特殊な能力ゆえ、人付き合いを避けて水中散歩にやすらぎを見いだしていた。だが、そんな彼の心は最近、ひとつの声に悩まされ続けている。どこからか助けを求め、ここに来て欲しいと哀願する若い女性の声。それも彼の持つ共感覚がなせる技なのだろうか。

今はまだ岳志は気づいていなかったが、その「声」の主は実在していた。そして彼女が暮らし、岳志に声を送り続けているその島を、ごく少数の科学者たちが強い危機感を持って注目していたのだった。南西諸島、与那国島。今この島の周囲では、これまでにない大規模な天変地異が起ころうとしていたのだった…

「日本沈没」と比較され、たいへんに高い評価を受けていることは知ってたんだけど、3年待てる私(角川のCFを覚えてる人はもはや少数派なんだろうなあ)は、そろそろ旬を過ぎようかというこの時期にようやく入手。4冊揃ったところで読み始めた訳なんだけど、確かにこいつは面白い。「日本沈没」との関係性を含めた上での本書の評価は、4巻の解説で谷甲州氏が述べているとおり、科学技術を評価基準としたならば間違いなく「日本沈没」を超えている。そしてそれは彼我の作品の発表された時点でのバックボーンとなる科学技術のレベルの差によって、大きな影響を受けているのだと言える。

それではSF小説としてどうなのかと言えば、私自身は何とも言えない懐かしさを感じながらこの本を読ませていただいた、と言うことになる。ファクトとしてのさまざまな科学と技術の情報のつるべ打ちと、そこに挟まるフィクションとしての想像力の飛躍、それらを強引に一本にまとめた紐で読者を引っ張り上げる、お話の牽引力。これは自分たちが青二才の頃、夢中で読んでた日本人作家のSF大作たちが持っていた魅力に他ならない。最新の情報で武装した、極めて古式ゆかしい物語を読んだような気がして、そこに懐かしさを感じとったのだろうな。

最近の日本SFは妙に面白い(?)作品が多くて嬉しくなってしまうんだけど、思うに今、日本のSFは孫の世代に入ったのかな、なんて気がちょっぴりしてたりするんだった。いわゆる第1世代と言われるような作家たちが拓いた日本SFは、その子どもたちの世代によって「親父たちは何も解ってないんだ」みたいな反発を受けて多様化してきたわけで、ここまでで一応、「浸透と拡散」はある程度実現したと言えるのかもしれない。で、その後にやってきたのが、鷹揚に構える爺さまたちと、何かとそれに反発する親父たちを見て育ってきた孫たちが、「いやいや、じいちゃんたちも結構いいこと言ってるじゃん」的に再評価し、積極的に祖父母の遺産からインスピレーションを得る時代が来たのかなあ、なんて。

ガチガチの科学と技術に対する(そしてそこに、四半世紀ばかり先の、近い未来の社会へのそれも含めた)考察と思考の飛躍、伝奇に科学を強引に関連づける力業、それから海外SFではしばしば見るけれど、日本SFはそこはできないよね的な、少しばかり甘い部分の混在した、実に心地よい読み応えはそれ自体がすでに充分嬉しいんだが、さらにこんな一文がさらりと挟まるから嬉しささらにアップ。

マッドサイエンティストは、マッドではあってもやはりサイエンティストなのだ。魔術に走るわけにはいかない

そうともさ。進めSF 、退けFT(w。

★★★★

[TV] 定期視聴番組 (24:43)

ええとどこからだ? 「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo!」、「コードギアスikry」、「ブラスレイター」、「図書館戦争」、「二十面相の娘」までになるのかな。

ゴーオンジャー

「オレたちはプロでもアマチュアでもない、ゴーオンジャーだ!」ってセリフ、なんかうまいこと言ってるような気がするけど、実はこれって案外ジコチューな発言でしかないんじゃないかって気もする。「ゴーオンジャーだ」じゃなく、「正義の味方だ」だったらまだしも受け入れられたような気もするんだけど。

もう6月も終わるんだけど、いまだにゴーオンジャーには乗り切れないなあ。

キバ

なんかこう、合コンやったことがない人が脚本書いてるような気がするけど、いろんなところが「はぁ?」だけど、一応引っぱる力はあるんで、まあいいです。焼肉屋のおねーちゃんで、芳賀優里亜嬢が出てらっしゃいましたな。

それ以降

文学少女の姉がひだまり荘の住人(多分202号室だな)だったのが「プリキュア」、2ちゃんの新井里美スレが瞬間的に盛り上がったのに笑っちゃったのが「ギアス」。なんだよ、総集篇なんてやる余裕があるのかい、だったのが「ブラスレイター」、イジメ、ヨクナイ! だった「図書館戦争」、エロとグロが足りないんじゃないだろうか、なのが「二十面相の娘」、ですかね。


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