ばむばんか惰隠洞

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2008-06-01 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:03)

ええと、どこからだ? 「図書館戦争」、「二十面相の娘」、「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」、「機動戦士ガンダムOO」、「ペルソナ トリニティソウル」、バレーボールの中継が45分押したってことで、「ToLoveる」…の途中でアウト。バレーの方は格上の相手にかなり良いとこまで行ってたようですな。「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5GoGo!」。「二十面相の娘」はパスしちゃっても良いかなー、「マクロス」は先週力溜めたので、今週はメカをばんばん動かしてみよう、なノリ、「クリスタルブレイズ」は定番、必要以上に事件に首を突っ込むジャーナリストは、ろくな目に遭わないよ、って話。

日曜朝は、そろそろ新キャラ登場の季節なんですかね、な感じで金の人と銀の人が登場しておりました。いきなりモップで撒き散らかされたオイルを掃除したりとか、アクション的にちょっと面白い絵があったと思う。

「キバ」は、降霊師のおかげでワタル君に紅パパが憑依しちゃってあらあらまあまあ、な展開、なんだけどワタル君の時代にやって来た紅パパは、それなりにヒーローの必要条件を満たしているわけで、これは過去パートのどこかのタイミングで、なにかが弾けるって事なんだろうか。んまあなんの説明もなく、2008年の紅パパは強いのよ、って話になっちゃいそうな気もするけど。

漫然と二つの時代で起きた物事を羅列するだけでは、いつか話は立ち行かなくなるので、何らかの方策で二つの時代をシンクロさせる必要はあると思うんだけど、さてこの流れはどういう方向に向いていくんでしょうな。いろんなものを置いてきぼりにして疾走しそうな気はしてるんだけど

そこそこ面白いとは思うんだが、若い女性を蹴り倒し、腹をどすどす踏みつけるような絵はもうちょっと自粛して欲しいと思う。


2008-06-03 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日も歯医者(ややイリーガル)

一週間ぐらい前から、犬歯の横の歯が微妙にぐらついて、噛み合わせが微妙にしんどい感じ。こないだのCGアニメコンテストの帰りに、天狗で軟骨の唐揚げをもしゃもしゃ噛んでたのが悪かったのかね。とりあえず歯医者さんに出向いて、「実はここんとこが…」つー話をしたらばお医者さん、口の中をぐりぐりと検分したあげく、急性の炎症を起こしてるようなので、麻酔かけてかなり深めに歯石をほじくり出してみようって事になってそのようにせよ、と。麻酔効いてるんで治療自体はそれほど痛くはなかった(時々痛かった)んだけど、処置が終わって家に戻ったあたりから歯茎がじんじん痛くなって少々悲しかったです。「激しい運動は控え、お風呂は温めで、お酒は控えて」と言われたので、お酒はロック2杯に控えたんだけど、やっぱ痛いわ、ってのが昨日の話。

んで今日は処置の具合を見るのともう一度消毒するってんでまた歯医者さん。一応治療の跡はそこそこきれいだけど、歯は微妙に浮いちゃってるんで、もしかしたら抜いた方が良いかもね、みたいな。とりあえず消毒して様子をみることになりましたけど、やっぱり噛み合わせは少々違和感があって、やや痛い(昨日は白米すら噛めなくて、簡易雑炊でしのがざるを得なかったんだけど、今日はまだマシだったけどね)。

仕事するのがイヤになるほどの痛さじゃないけど、いろいろ難儀でございますわ。抜いちゃった方が後腐れはないのかも知れないけど、抜くとそのあと一日、何もできないくらいしんどいんだよなあ…。

[News] お師匠様は鬼籍 (24:25)

「銀河おさわがせ」シリーズ、「マジカルランド」のロバート・アスプリン(公式サイト)。ヴィジョルドの「ヴォルコシガン」シリーズの設定をおもいくそのーてんきにしたらこうなる、みたいな「銀河おさわがせ」シリーズ、特に序盤はかなり面白かったと記憶している。軽くて楽しいシリーズを続ける、ってのも技術がいることだと思うし、実際楽しませてもらったのも確か。もう少し活躍して欲しかったような気もしますが、まずはお疲れ様でした。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

こじま [アスプリン、お亡くなりに! 「銀河おさわがせ」好きでした。 ご冥福を祈りします。]

rover [享年61と言うことで、まだまだって感じのお年ですよね。 読んでいたSFを手に、ソファにたたずんだ状態で亡くなっていた..]


2008-06-04 [長年日記] この日を編集

[Books] WORLDWIRED 黎明への使徒 サイボーグ士官ジェニー・ケイシー(3)

9784150116637 エリザベス・ベア 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF ISBN978-4-15-011663-7 \860(税別)

統合中国による小惑星落下によるトロント壊滅の悲劇を過去のものと割り切ることも出来ぬまま、ジェニーたちの苦闘は続いていた。突如現れた、物言わぬ2隻の異星人の宇宙船、一度は恒星船を失うことになってしまった統合中国からの策謀、そしてカナダ国内にもジェニーたちとは敵対する勢力が暗躍する。激変する地球環境に何とか歯止めをかけようとする全人格AI<リチャード>の計画は成功するのか、トロント壊滅の悲劇の裁きは、誰が責めを負うことで決着するのか。さまざまな思惑と出来事が錯綜する……。

基本的には前作の感想で軽く予想したとおりの展開で、クライム・アクション的展開だった第1作、宇宙SF風味に、近未来の社会情勢への考察をブレンドしたポリティカル環境SF風味(なんだそりゃ)がまぶされていた第2作ときて、3部作のとりあえずの完結編となる本作では、ファースト・コンタクトSFのテイストと、前巻からのポリティカル・サスペンス、それからさらに電脳SFの風味なんかもちょっと強調されていて盛りだくさん。盛りだくさんなのは良いんだけど、その盛りだくさんぷりが逆に、どこにもフォーカスがあってない、少々散漫な読み味の作品を作ってしまったような気がしないでもない。

このシリーズの1作目は、特に目新しい部分はないんだけれども、ハイテク戦争で傷を負った、世間的には英雄扱いされてもおかしくない戦士の内面的な葛藤や、あまり良い具合には進化していない近未来の昏い部分でうごめくキャラクタたちの動きがそれなりに印象的に描かれていてかなり魅力的だったと思う。続く2作目では、宇宙SF的なテイストと近未来の国際情勢に少し考察を加えた描写が追加され、いろんなところが平均的に少々書かれ足りていないな、とは思うもののまあ、続きをちょっと気にするぐらいの牽引力はあったと思うんだが、完結編になる本作では、いろんな事に決着をつけた上でそれなりの見せ場を用意しようと欲張ったあげく、見せ場たちのそれぞれが惜しいところでそれなりのレベルにも達していない作品になっちゃった、ような気はする。

基本的に、SFとして目を剥くようなアイデアやヴィジョンを用意してくれている作品ではないので、お話のきめの細かさでそこをカバーしなくちゃいけないタイプの作品ではないかと思うんだけど、そこの所に全然神経が行き届いてない本、というか。第1作がそれなりに面白かっただけに、巻を追うごとに面白くなくなっちゃった感じのシリーズ。いろいろともったいない感じは残りますな。

★★☆

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [私は第1作を買ってなかったので、3作目が出てからまとめて購入しまして、一気に読みました。 3冊シリーズと思って時間..]

rover [ああ、確かに通して読んだらまた印象は変わるかもしれないですね。んじゃ「ハイドゥナン」は4冊出揃ってから読んでみまっさ..]

taoy@笹塚 [あー、私は1冊目の時点で「話を追う」のをやめちゃってたかもしれませんね。ジェニーちゃんは狂言廻し扱い(^^; 個人的..]


2008-06-05 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:24)

やっと見た前半戦、「ブラスレイター」、「図書館戦争」、「二十面相の娘」。触れたものを自らの身体と融合させる能力を持つデモニアックなんだけど、ジョセフのバイクはそれとはちょっと別物で、これ自体が特別なものであるらしい、ってのが分かった「ブラスレイター」。キャラに対するシビアさが半端じゃなく、このお話の中で、ストーリーの中で無事にその存在を全うできる人間が何人いるんだろうか、ってあたりが少々心配になってしまう勢い。本編ではあらあらと思ったけど、マレク君は今のところは生存しておられる模様ですが、さてこの先どうなるか。

「図書館戦争」は、先週の「華氏451」争奪戦の裏で、どうやら手塚君のお兄さんが関わっている模様。まあなんだ、手塚だけに「油断せずに行こう」ってことですね、わかります。

「二十面相の娘」は、多分ここからが本編なんだろうな。不幸な令嬢暮らしから一変、盗賊団のメンバーとしてさまざまな経験を積んでいる最中に、心の拠り所としていた人々を失って徒手空拳、自らの意思で戦いを始める美少女のお話、がこれから始まるんでしょう。ここまで空気読まない感じで流れてたEDの、「少女探偵団」ってのがこの先の展開のキイ・ワードになるんですかね。

ま、すでにいろいろ知っちゃってるんだけどさ(w。


2008-06-06 [長年日記] この日を編集

[Books] ワイルドファイア (24:22)

97840627605159784062760522 ネルソン・デミル 著/白石朗 訳
カバー装画 久保周史
カバーデザイン 岩郷重力
講談社文庫
ISBN978-4-06-276051-5 \1048
ISBN978-4-06-276052-2 \1048

いろんなものがガレキに埋まっちゃった

「ナイトフォール」の事件から1年。今も連邦統合テロリスト対策特別機動隊に属するジョン・コーリーは、休日を前に同僚のちょっと不可解な任務の話を聞かされる。テロ、なかんずくイスラーム勢力からのテロに対する警戒活動を行うのが主任務のはずの彼の部署にあって、同僚にして友人の元警官、ハリーが受けた任務は、自国の経済界の大物の監視。イスラームとはなんの関係もなく、強いて言うなら少々極右傾向の思想を持つ人物、と言うプロフィルだけが明らかになっている石油王の監視を、今、なぜ? たまにはこんな軽い仕事もあるのかも、というハリーを送り出したジョンの心には、しかし微妙な引っかかりもまた、残っていたのだが…

ナイトフォール」のエピソードから1年、件のストーリーと直接的な繋がりはないが、同じ時系列で同じ主人公が活躍するサスペンス。毎回イヤっちゅーほどに軽口を叩きまくる特攻野郎、ジョン・コーリーなんだが、さしもの彼も、自分が玄関に到着した直後、その同じビルの上層に旅客機が突っ込み、瓦礫と、そして人間が降ってくるのを目の当たりにしては、さすがにその舌鋒にも少々翳りが出てしまうのだな、と言うあたりが見えてくるあたりは、"9/11"をテレビの画像で、外国で起きたこととしてしか認識していない自分らと、自分の国がテロの標的であることをかなり強烈な形で認識させられてしまった国の人間とでは、その受け取り方にずいぶん温度差があるのだな、とは感じさせられる。

本書のタイトル「ワイルドファイア」とは、とある条件下で発動する極秘の計画の秘匿名であるのだが、それが実在の何かの翻案であるのか、単なる都市伝説の類であるのかは想像するしかないのだけれども、そういうものがあったときに、それをある程度肯定する立場で、著者であるデミルが話を進めているあたりに、"9/11"ショック、みたいなものがアメリカ国民に与えた衝撃の大きさを改めて感じざるを得ない。デミルはそもそも兵士に対するシンパシィの強い人で、そういう意味ではまあ右寄りというか、どちらかというと保守的なスタンスの作家(元国務長官の息子が書いた小説に推薦文を寄せたぐらいですし)であるという認識もあるんだけど、それにしても、

この商売に身を置いているかぎり、いくら用心しても用心のしすぎということにはならないし、だれが自分たちの友人で、誰が敵かをつねに把握しておく必要もある。それがわからない場合には、銃につねにオイルをさし、実弾を装填して、いつも身近に用意しておくべきだ。

と主人公にいわせてしまう時点で、デミルもパックス・アメリカーナで世の中が動いていけばいいんじゃね? と思ってる人の一人でしかないんだな、と思わされ、そこで少々失望せざるを得ないかな。

お話の本体は、さすがにデミルで退屈はしないんだけど、何人かのキャラクタの造形(っていうか、それをいうならそもそも主人公、コーリーの描写自体がややあやふやになってしまってるんだけど)の突っ込みが甘いところもあったりして、その辺も併せてそこも少々失望。CIAの彼の正体が実は彼だった(すいませんね、わかりにくくて)、ぐらいのアクロバットを期待してたんだけど、構想やバックグラウンドのスケールの大きさが、ストーリーに上手く返ってこなかったような残念感はあるかも。

★★★

[News] 訃報 (24:32)

宇宙大元帥、野田昌宏さん(mainichi.jp)。わたしゃ多分、SFより先に、第二次世界大戦ブックスの中の一冊、「P51ムスタング」で野田さんの文章に触れていたと思う。どう贔屓目に見てもダメ訳な本のオンパレードな件のシリーズの中にあって、野田さんが訳した本は、そもそもネタが最強のレシプロ戦闘機と言うこともあり、リズムとテンポ、活きのよい文体でムスタングの活躍を存分に楽しませていただいた憶えがある。SFのフィールドで野田さんのお名前を認識したのは、その後でしたわ。

「SFは"絵"だねえ」。まことにもってその通り。人の一生なんて、他人からはあずかり知らぬさまざまな事情もあったのだろうとは思うけれど、諸事情などわかりようもない赤の他人から見たら、まこと"絵"になる一生をお送りになられた、と思える。「銀河乞食軍団」の続きが読めないのは少々悔しいものがあるが、それはそれとして本当に、いろいろなところでありがとうございました。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●野田昌宏さんのご冥福をこころからお祈りいたします。 ●野田さんの「べらんめぇ」な翻訳がなければ、キャプテン・フュ..]

こじま [なんだか、続くなぁ、と感じています。 トークショーなどで直にお会いしたかった方です。ご冥福をお祈りします。]


2008-06-07 [長年日記] この日を編集

[PC] X.Pが幸福に (23:14)

インストールしたのはいいが、ずーっとWindows Updateが不調で、アップデートパッケージをダウンロードはするけれど、インストールできないまま、ディスクの肥しがどんどこ増えてる今日この頃。気がついたらアップデートすべきKB印付きのパッケージが90個を超えてた。さすがにこれはマズいなあってことで、今日はちょっと情報収集。個別のKBxxxxxxのアップデート失敗トピックや、Windows Update絡みの失敗トピックはいくつかあったけど、どの話題も明確にエラーコードが表示されたりする、あからさまなエラーなんだけど、ウチで発生しているのは特定のエラーメッセージが表示されるのでなく、単に「インストールできませんでした」的なメッセージが表示されるだけというもので、こっち方面の困ったぞトピックスが見あたらなくて、ちょっと困ってしまった。

Windows Updateを介さずに、単体のKBほにゃららのアップデートパッケージを自前でダウンして、ローカルから実行するとインストールに成功するってことは、Windows Update自体がマズい、って事になりそうなんだけど、そこから先がなかなか見えてこない。

先にSP3アップデートを実行したらいろいろ解決するのかな、なんて思ってそっちを先にやってみたんだけど、こっちも他のアップデートパッケージの実行と同じ結果(ま、当たり前っちゃ当たり前ですが)。

で、参ったなあと思ってSP3の情報を探してて見つけたのがこちら、Windows XP SP3 をインストールした後、Windows Update、Microsoft Update、または自動更新で更新プログラムが正常にインストールされない(Microsoft サポートオンライン)。SP3は当ててないけど、ウチで起きてる現象はまさにこれ。で、ここで紹介されてる回避策の2、"Windows Updateエージェントをダウンロードしてインストールする"ってのが何となく答えのような気がしたので実行してみたら…、

できました(w。

これはなんじゃろね、XPへのアップデートの過程でWindows Updateのためのツールに要らん改編みたいなものが加わっちゃって、上手くアップデートの儀式を執り行えなくなっちゃうので、そこらをもういっぺんインストールし直してよね、ってことなのかしら。

とりあえずアップデート関連の問題はどうやら解決し、SP3へのアップグレードもうまく行ったのでとりあえず結果オーライ。

なんてな話は普通の方は、数年前に経験してるネタなんだろうな、とほほ(^^;)。

[PC] Opera 9.5Beta (24:13)

なんか凄い勢いでSnapshotが更新されてて、本日の最新バージョンは多分Build10051。一つ前の10048で標準スキンがかなり劇的に変わり、そのことに対しての要望を入れたビルドが今回のバージョンってことみたい。新しいスキンは、貧乏人的には少々スペース無駄遣いしてるんじゃないか、みたいな文句もあるけど、まあこれはこれで格好いいかも。細かいところはこれから検分だけど、んまあこれはこれでいい感じ、かも。


2008-06-08 [長年日記] この日を編集

[F1] カナダGP予選 (23:04)

26時スタートなんて、とても追い切れません。ってことで録画してたヤツを観戦。フリーP3も併せて見たんだけど、とにかく路面がかなりヤバい感じで、コンクリートが剥がれて路面に残り、そいつを踏んでクルマがスピンしまくり。フリー走行でヴェッテルがスピンしてクラッシュ、赤旗が出るってのはかなり異常な状態なんではないだろうか。その状況を引きずっての予選は、BSが持ち込んだ二種類のソフトタイヤにあまり大きな差が出ず、しかも路面がそういう状態(セッションごとにマーシャルが掃除してましたな)で、かなり荒れた予選。全然走れないバトンは、もしかしたら決勝で雨が来ることを期待してまともに走ってないんじゃないか、なんてコメントまで付いていた。

結局荒れた路面で速かったのはハミルトン、続いてクビサ。今期は圧倒的に速いと言われてるフェラーリは、ライコネンが3位につけるのがやっと、な感じ?

なんにしてもセイフティカー導入率が7割超なのがカナダGP。いろいろ荒れそうではありますな。

[TV] 定期視聴番組 (23:34)

「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」、「ペルソナ トリニティソウル」、「ToLoveる」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5GoGo!」。「マクロス」のお話の中で作られてる映画ってのは「マクロス ゼロ」のお話ってことなのかな。そちらは見てないのでなんとも言えませんが。とりあえず作中の映画にあわせてスタッフロールを流してみたり、やたら凝った構成とは裏腹に、オリジナル部分であるところの現住生物とのバトル・アクションのパートが、いまいち力入ってないのがちょっと笑えた。これもお家の事情でございましょうか。

「ペルソナ」はちょっと泣ける話になっておりましたな。「人が死ぬ」って表現を寒い空気と雪に絡めた絵造りがなかなか。

「ToLoveる」は、あーこれがネットラジオで矢作紗友里嬢がいってた、新井里美風にニセのフランス語みたいな映画のセリフを当てるのが難しかった、って話だったか。残念ながら全くフランス語には聞こえませんでしたな、みっこの分も併せて(w。ああそうだ、件のwebラジオではゲストに原作者のお二人さんが来てたんだけど、ここでの話がホントなら、新連載を始めるにあたって、原作者を要望したのは作画の矢吹氏だったってことになるんだけど、ふむ、それなりにご本人、自分の限界はわかってるってことなんだろうかね。

日曜朝。「ゴーオンジャー」は新キャラの本格的なお披露目。ゴーオンウイングスのお二人さんのマスクの目の部分がXとWに見えるのは、何か意味があるのかしらね。シルバーの人がコケティッシュなのかダイコンなのか、判断に苦しみますなー。

「キバ」は、御先祖様の憑依は単に、恵が戦士としての立ち位置を再確認するためだけの目的でのフィーチャーだったのかな? だったらもったいないね。チェックメイト・フォーのクイーンのおねいさん、見た憶えがあるなあと思ったら、「ULTRASEVEN X」のエレアさんの人でしたな。

カップリングのさじ加減がちょっと面白い「プリキュア」。かなりタカビーなキャラになったくるみも、ミルクとしては以前の通り、かれんにはデレちゃうあたりはちょっと興味深いかも。


2008-06-09 [長年日記] この日を編集

[Day] 出張だー

岸和田だー。ちょっと早めに出たので今回はインデアンカレーは無しだ(つoT)。

無駄に歩いたんで足ガクガク。

[F1] カナダGP決勝

問題のターンX、おっとっと、ターン10は徹夜で再舗装をやったようだけど、何か画期的な技術が導入されたわけでもなく、レースが進めばやっぱりそこは剥がれるだろう、と。何やら始まる前から荒れまっせ感満点なレース。バトンは雨乞いモードだった訳じゃなく、ギアボックスがどうもならんくらい調子悪くて走れなかったんだとか。頑張った相棒の方は、決勝当日風邪引きさん。祟られてますな。

レースが動いたのはスーティルのマシンが火を噴いて止ってから。セフティーカー導入、ピットレーンオープンと同時に上位のマシンが続々とピットに入ってきて…出ちゃダメつってんのに停まらないクルマが一台いたもんだからエラいことに。停まってたのはライコネン、停まらなかったのはハミルトン、ついでにロズベルグ。ここでライコネンとハミルトンはレース終了。ミハエルだったら激昂してそうだけど、どこか醒めてるキミはハミルトンに「ちゃんと信号見ろや」って軽くアピールするにとどめてた。

その後のレースはクビサとハイドフェルドで作戦を分けてきたBMWが、結果的に両作戦とも当たりを引く結果になり、初物ずくめのワンツーフィニッシュ。ちゃんとスイスの国旗を振るチームの連中がなかなか素敵。おめでとうクビサ、浮かない顔のハイドフェルドもまあ、いいじゃないか。

ハミルトンのオカマ掘りについては、次のレースで10番グリッド降格のペナルティ。割を食った感じでロズベルグも同じお沙汰。これは少しばかりかわいそうな気がするがどうなんだろう。なお、このアクシデントについてはいろんな見方があるようで(→カナダGP 7の結論:F1通信)。

今年の北米ラウンドは1戦だけだったんですな。てことでヨーロッパラウンド、本格開幕でございます。


2008-06-10 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:15)

先週分のラスト、「コードギアス」、「ブラスレイター」。なんか中華の国の黒髪さんが妙に主人公の王道を行ってる「コードギアス」。これがワキに回るあたりがまあ、21世紀のアニメなのよといわれればああなるほどそうなんですね、と。

この世界の年表みたいなものってあるんですかね。清王朝の末裔みたいなのがいまだに力を持ってる中国とか、基本的に専制君主が健在である現代ってのが、いつ、何が起きたか(あるいは起きなかったか)でそこまではワシらが生きてるこの時間線と同じ流れなんだけど、その先大きく変わっちゃったのさ、みたいな説明があるとちょいと楽しいんだけど、そこがお話の主眼じゃないのでそこまで突っ込んで考えてはいないだろうな。濃ゆいファンの人とか、その辺考えてたりしないかしら。

「ブラスレイター」も面白い。どこが面白いかよくわからんけど面白い。と、いうか…。

小説の感想なんかでときどき、同世代ゆえの「そこ、わかる」的感覚が却ってその作品を心から楽しめない結果になっちゃった、って書いてきた憶えがあるんだけど、えーとね、幼少のみぎりに怪獣対超人の戦いを、手に汗握って見入ってた層と、たぶん数は少ないと思うんだけど、怪獣に立ち向かっては手もなく(ついでにいうとあまりにも無策な攻撃故に)怪獣にたたき落とされるビートルなり、ホークなり、アローなりの失態を、舌打ちしつつ眺めていた層(まあ、ヤなガキですが)ってのがあると思うんだが、オレは後者。で、オレにとってはわかるんだけどそれはちょっと…、って思う人たちって前者に属する人なんじゃないか、って気がしてきた。

その伝で行くと、板野一郎ってわりと後者のほうに属する人なんじゃないかな、と思う。で、さらに世代的にも多分オレと同じところの人なはずなんで、自分自身が割と多感なときと、永井豪が一番脂が乗ってたときがシンクロしてるんじゃないかと。華麗なメカアクションへの夢想と、身動き取れない裸の美少女に鶏の生き血をぶちまける異形のもののイメージが両立してる人だったりするんじゃないのかな。

そこらのイメージが、割と抑制のきいた形で映像になってるのが「ブラスレイター」なのかもしれない。

褒めすぎですか? かもね(w。


2008-06-11 [長年日記] この日を編集

[Books] ベルカ、吠えないのか? (22:47)

ベルカ、吠えないのか?(古川日出男/著) 古川日出男 著
デザイン 関口聖司
写真 ©AFLO
新潮文庫
ISBN978-4-16-771772-8 \543(税別)

人にとっての"戦争の世紀"は、犬たちにとってもまた同じ意味合いを持つ物だった。だが、人にとってのそれが多分に能動的な行為の結果であったとするならば、犬たちにとってのそれは、世紀に"戦争の"という言葉を付け加えてしまうことになった人間たちの、都合と思惑によって振り回される類のそれであったのだが…。

第二次大戦末期、キスカ島に置き去りにされた3頭の日本の軍用犬と1頭のアメリカの軍用犬。"戦争の世紀"の曙においてその有用性が着目され、慎重な交配と過酷な訓練の末に完成型に近づいていた4頭の犬たちを血統の諸元にした、数多の犬たちが関わり合う、戦争と人間の物語。

極めて独特なリズムを持った文体が心地よくもあり、どこか居心地の悪さも同時に感じさせる。史実と史実の裏にあるのではないかと思わせるものに対する推理、想像力と妄想力がごちゃ混ぜになったまま突っ走り、後先を考えずに全力疾走しては息切れを起こして立ち止まり、ゼエゼエと息を継ぎながら「イヌよ、イヌよ、お前たちはどこにいる?」とつぶやいてまた走り出す、ような物語。著者の脳内でどんどこ湧き出す脳内麻薬にあてられて、読んでるこっちは逆に、どこかで思わず一歩引いちゃうような本。なんかに似てるな、と思って思い当たったのがキユ先生の「ロケットでつきぬけろ!」だったってのはみんなには内緒だ。

帯に曰く、古川日出男が世界に投げつけた"爆弾"、文庫版あとがきで著者曰く、想像力の圧縮された爆弾、そういわれてもすでにとっくにトウの立ってしまったオッサンとしましては、ああそうですか爆弾ですか、とりあえず音はデカいですね、としかいいようもなく。若い人が読んだら何か違う印象を持たれるのかもしれないが、7時のニュースで普通にベトナム戦争の戦況が報道されてた頃ならいざ知らず、キスカだベトナムだアフガンだ、と今言われてもどうなんだろう、などと余計な心配もしてしまったりもする訳なんだが。

その独特なリズムはそれなりに新鮮で、結構楽しく読んでいけたのでそれほど文句はないんだけど、それでもなんて言うんだろう、あり得ない妄想を、物語の構成が納得できる形で格納している、ような、作家の技巧を楽しめなかったあたりはちょっと残念だったかな。カードをシャッフルしてるんだけど、最初のうちはちゃんと1枚ずつ交互に折りたたまれていたカードが、どこかで突然10枚ぐらいまとめてたたまれて、なおかつその反対側にあったカードが手元から飛び出してばらけちゃったような読後感、でいいですか? 技術を云々するような物語ではないのかもしれないけれど、気になってしまったものは仕方がない。

★★★☆

[TV] 定期視聴番組 (23:56)

「図書館戦争」、「二十面相の娘」。図書をめぐるキナ臭い背景をそっちのけでコイバナ全開の「図書館戦争」、楽しめるんだけど一点だけ、柴崎が朝比奈君に向って「あなたは私の逆鱗に触れたのよ」って啖呵を切るシーン。カッコいいシーンなんだけど、「逆鱗に触れる」ってのは自分で自分の状態を表現するときに使っていい言葉なのかしら。基本的にこの言葉ってば、目上の人を怒らせたときの表現ですよね。柴崎さんてば、自分で自分は龍である、って思ってる人なのかしら。

まあそれも柴崎らしいといえば言えるんだけど。

「二十面相の娘」は最初の方で感じた、前の大戦の闇の部分を精算するために暗躍してる(た?)のが二十面相、ってあたりの想像はあながち間違いでもなかったのかな、と。いろんなものの展開が少々急ぎすぎなんじゃないかそれは、とも思うけど、ま、もうしばらくお付き合いしてもいいかな、ってところで。


2008-06-12 [長年日記] この日を編集

[PC] Opera9.5 (24:22)

なにげにこっそり、正式版がOperaのftpサイトに上がってたようで。ビルドはちょっぴり上がった10063。2ちゃんのOperaスレ見に行ったら1日で300以上の書き込みがあったんでちょっと驚いた(普段は日に十数個しかレスが延びないスレしか行ってないんでね)。出来はビルド10034あたりからそんなに劇的には変わっていないけど、正式版が出たのはめでたいことじゃ。

そんな私は、自信を持ってコーディングした内容が、どこかの環境(どこが違うのか、いまだに特定できてないのが悩ましいんだけど)では表示に不具合が出るっぽいって連絡をもらって少々焦り、もしかしてブラウザ固有の問題でもあるのかと思って、いまさらですがSafari試してたりして。

本来の問題はいまだに解決してないんだけど、Safari自体はかなり気持ちいいブラウザのような気はする。みんなでWindowsの使い勝手を論議してるところに、いきなりMacの良さを滔々と語る人間が乱入して来たような印象もあるけれど、そこを差し引いてもかなり魅力的なUIなのではないかいな。まだほとんど素の状態で触ってるんで、真の実力を体感したとはとても言えないのだけれども。

…という浅い使用状況で判断するなら、少なくともFirefox2よりは使って楽しそうなブラウザ、って感じはあるかな。Firefox3がどんなものなのかもわからないし、何だかんだ言ってもやっぱりわたしゃOpera好き、ってところには変わりはないんだが。

つーかそもそもの、お仕事関連の問題に何の解決策も見えてないんで、そっちを先に解決しようよって話なんだが。


2008-06-13 [長年日記] この日を編集

[web] 昨日の問題の答え (15:51)

どういうことが起こっていたかというと、作成中のwebコンテンツで、こちらの環境では問題なく表示されるブロックレベル要素が、なぜか先方では抜け落ちて表示されている、と言うもの。こっちとしては別におかしなことはやってないつもりだったんだけど、何せこっちでは再現しないもんだから、一向に話が先に進まない。

とりあえず使ってる環境でなんかあるのかと思って較べっこしてみて気づいたのは、先方はIEを標準的に使っていて、かつIE7Proで機能拡張している模様。

これなのか? これだとして、何でそうなるんだろう?

とにかく入れてみないことには何も解らんのでインストールしてみたら……、

見事に消えた(w。

設定画面などいろいろ見てみるに、adblockの設定で、"URLホワイトフィルタ"なるフィルタで結構な数のブロックが発生している模様。確証はないんだけど、"head"やら"link"やら"image"なんてのがNGワード扱いされていて、多分これらのNGワードが二つ以上使われたファイルにリンクが張られてると、それをブロックしてしまうものらしい。

確かに表示されない部分って、"ほにゃららheadimage.png"なんてリンクが軒並みブロックされてる感じで、ファイル名を変えてみるとめでたく不具合は解消されたんで、たぶんこの予想は当たらずといえども遠からずなんだと思う。

んま、自分だってtDiaryで迷惑そうなワードは片っ端からNG指定してるわけだから、これもアリかとは思うが、同時に「余計なことを」というつぶやきが心のどこかから聞こえてきたような気もしないでもない。

そうそう、IE7Pro自体は結構面白いと思いましたよ。IEでもマウスジェスチャーが使えるようになるのはちょいと嬉しいね。


2008-06-15 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

えーと、「マクロス」はお休みだったのかな? 「クリスタルブレイズ」、「機動戦士ガンダムOO(再)」、「ペルソナ トリニティソウル」、「ToLoveる」、「xxxHolic 継」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「コードギアス ikry」。いろいろ作業しながらだったんでどれもちゃんと見てないんだけど、跳ねっ返りで周りを見てない小娘が自分勝手に動いたばかりに話がややこしくなって、ってのは確かにストーリー展開の上では使いやすいネタだけど、同じパターンを(これで多分)3回も繰り返したらいい加減ウザイだろ、ってのが「クリスタルブレイズ」、展開が地味なときのこの作品は面白いなあ、なのが「ペルソナ」、ぴっかりの国てそれかい、ってのに気がついて軽く笑っちゃったのが「ToLoveる」、第1期に較べてかなり展開が派手目で、かつお話を極力(向こうがこうしたらこちらはこうする、みたいなところにかなり知恵を絞ってる感じがして、そこにシステム的な面白さがある、てな意味で)システマティックに持って行こうとしてるあたりが楽しい「コードギアス」、てな感じですか。その他はあんまりピンと来ない。多分オレは、今年の戦隊はあんまり好きじゃないんだろうな。

[Day] いろんな事が起きているけど

それらのことについて何か書こうと思って、結局何も書かないでいるうちに日にちは過ぎていく。何か書こうと思ってたことがweb時間ではとっくに賞味期限切れの話題になってしまっていてあらあらとほほ、ってのはいつものことだし仕方がないんだけど、リアル世界で起きたことに対してはもうちょっとちゃんとしようぜ、と思ってしまうこともあったりする。

今日、古本のご注文をいただいたお客様から、支払いについて質問の電話を受けたんだけど、その方が盛岡市にお住まいってことが先にわかってたんだから、邪魔にならない程度にお見舞いの言葉の一つもおかけしておけよ、ってことだわな。

何で大事なことは後になってから脳味噌を叩くんだろうね。


2008-06-16 [長年日記] この日を編集

[Books] 半島を出よ (24:15)

半島を出よ 上(村上竜/著)半島を出よ 下(村上竜/著) 村上龍 著
カバーデザイン 鈴木成一デザイン室
幻冬舎文庫
ISBN978-4-344-41000-8 \724(税別)
ISBN978-4-344-41001-5 \762(税別)

2011年、経済力の低下とともに国際社会のお荷物になりつつある日本。経済状況の悪化は人心の荒廃を引き起こし、精神的な閉塞状況は奇行に走る若者たちと、すべてに絶望して自死を選ぶ中高年が引きも切らない状況に陥っているにも関わらず、政府は何ら有効な対策を打ち出せないままでいる。そんなとき、漁船に擬装した一隻の船が北朝鮮を出港し、日本の領海を目指す。その中には特殊部隊の精鋭9人の姿があった…。

あ、村上龍の小説読むのって初めてじゃん、オレ。サッカーを扱ったエッセイ本はずいぶん昔に読んだ憶えがあるんだけどね。

北朝鮮のコマンドが突如日本に潜入し、瞬く間に強固な橋頭堡を築き、って流れの本ってことだと、麻生幾氏の「宣戦布告」なんてのがあって、そちらもたいへんに読み応えのある本だったのだけど、向こうが一種のプロパーポリティカルサスペンス、みたいな意味合いを持った作品であったとしたら、こちらはエンタティンメントの姿を借りて、若い人たちへのメッセージを送るような作品になっていると思える。

通常、この手の小説では、普通はあり得ない出来事が、どういう理由と手練手管を駆使して実現し、展開し、どういう風に収束するのかを楽しむのが主眼になると思うのだが、で、本作もそこの所の描写にぬかりはないのだが、それはそれとして本作で村上龍が本当に言いたかったことというのは、(麻生幾がテーマとしていた)日本の危機管理体制の不備などに対する警鐘とかではなく、"少数派"に押し込められてしまった日本の若者に対しての、「縮こまるなよ、オマエらもっと自由にやっていいんだよ」という、エールなのではないかと思えてくる。

この作品で繰り返し出てくるのは"多数派"と"少数派"と言う言葉。多数派は数の力を頼みに一つの流れを作り、一度出来た流れに乗って行くことを至上の命題とし、多数であることの安全性を過信して流れが変わることはあり得ないと思い込み、その流れに要らぬ波紋を造り出しかねない者たちを頭から押さえ込もうとする傾向があるけれど、それが上手く行かなくなると、とたんにさまざまなことが硬直化してしまうんだが、そのようなときにも動き回れる余力を持っているのは少数派であって、国際社会の中で少数派扱いされていた北朝鮮がしかけた企みに、全く有効な手が打てないまま、状況をどんどん危機的な方向に流し行ってしまう多数派たちを尻目に、有効性を失った多数派の中で新たな多数派になった、北朝鮮からの勢力に対して、有効な一撃を加えることが出来るのは、それまで日本の中で多数派に押さえ込まれていた少数派であるところの、世が世であればバスジャックして一般客を無意味に刺殺しかねない問題児たちに代表される少数派の少年たちだった、という展開はいろんな意味で示唆に富む。

少数派に押し込まれることにもそれなりに理由はあるし、そこの所のすべてを、にわかに肯定は出来ないのだが、それでも怒りや絶望やかつえを直接ぶつけることが出来る連中に、オマエらがやってる、あるいはやってしまいたくて仕方がないそれらの物事は、実はそんなに外したことでもないのだよ、大事なのは少数派である君たちが立ち向かうべき多数派が何なのか、ってところを見極めることなんだよ、というメッセージがこめられた作品という気がする。村上龍のとても有名な作品、「13歳のハローワーク」に「爆発物の専門家」や「特殊な爬虫類のブリーダー」という職種があるのかどうか、わたしゃ読んでないので判らないんだけど、案外深いところでひっそりと、「半島を出よ」と「13歳のハローワーク」は繋がってるんじゃないかと思えてくる。それは本書を締めくくるセリフ、「それは、お前の自由だ」に集約されているのではないかな。

本についてのお話はこれぐらいで措くとして、

TSUTAYAってのはしばらく売れずに棚に晒されてた本を研磨しちゃうのかい? 今回読んだ本、上巻は平成19年8月刊の3版だったんだけどこれ、研磨されてるとしか思えない小口の指触り。しかもあんまり上手くない研磨っぷり。なにかい? TSUTAYAは1年ぐらい売れずに残ってた本は、新刊書なのに平気で研磨しちゃうような店なのかい? ふざけんなよコラ

とりあえずTSUTAYAで本を買うときは、レジに持って行く前に小口あたりに指を走らすクセが付きそうですわ。

★★★★


2008-06-18 [長年日記] この日を編集

[Day] いろいろ、わたわた (23:14)

20日仮アップ予定だった仕事が、事前チェックの必要があるので19日には揃ってる状態になっていて欲しい、と言う連絡をもらったのが一昨日の16日。その時点で.pptでもらってたファイル内容指定(ここのテキストをHTMLに流し込んで、適宜マークアップしていく訳なんですが)で、できてないのが20数ページ分。基本的に猛烈な分量のリストアイテムであって、容れ物部分のマークアップを用意したら、後はデータを流し込むだけって状態ではあって、要は単純作業なんだけど、仕事量がちょいとバカにならん。しかも良く見たら(見なくても)二日で上げないといけないじゃん。しかもすっかり忘れてたけど、英語版ページも用意しないといけなかったのね。こっちはフルに翻訳版を用意するんじゃなく、簡易版なんだけどそれでも12ページぐらいでっち上げないといけないわ、うへ。

というわけでかなりテンパった気分でお仕事お仕事。なんとか滑り込みで用意できたんで一安心だけど、CTRLキーの叩きすぎで左手の小指が痛くて堪りませんわ。

[TV] 定期視聴番組 (23:55)

「ブラスレイター」、「図書館戦争」。単なる萌え対応のメガネ美少女なのかと思ってたら、案外黒いところもありそうな人だったことが判ったのが「ブラスレイター」。相変わらずいろんな意味で救いのない展開で面白い。「図書館戦争」は、堂上・笠原ペアに加えて手塚・柴崎ペアも発展しそうな勢いなんですな。「戦争」の部分は相変わらず放ったらかし気味だけど、んまあこれはこれで。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

TUX [●屋上とかで休憩したいときはいつでも声をかけてください(笑)]

rover [来週の月曜に、ブリッジ入れの前儀式、歯をがりがり削るぜ大会があるんですよ、なので今週末、無理やり屋上に行っちゃいたい..]

TUX [●んじゃ、日曜の夕方あたりどないでしょ?  なんかついでに見るようなへっぽこ映画やってないかなあ(爆)]

rover [いいけど、天気悪そうですぜ(つoT)。 へっぽこじゃないけど、日曜ならジョーンズ先生のだいぼうけんの映画、やってます..]

ソノヤマ [●インディ叔父さんは流石に前日に座席予約とかしておいた方がいいかもしれませんねえ。 ●映画よりも天気の方が問題なん..]

rover [とりあえず日曜日は地味に仕事してた方が良さそうな雰囲気でっす。orz]

TUX [●トホホですねぇ(苦笑)  ではまた次の機会に…]

rover [なんかすんげー嫌々仕事してるんで、全然はかどらないよ。こんなことなら「知るかー!」 つって出かけたらよかった。 雨に..]


2008-06-20 [長年日記] この日を編集

[web] 御大将いぇいっ! (23:14)

東大工学部で富野節が炸裂!ロボットの開発なんかやめましょう!(ASCII.JP)。んまあそれをテーマに話をしたわけではなく、話の流れでついアドレナリンがちょい湧き出た富野氏の口をついて出た言葉ってだけのことなんだけど、キャラがキャラなんでつい読みに行ってしまいますわ(w。

基本的に富野氏ってば軸がぶれない人なんで、言ってることには筋が通ってて、時々ふむふむと肯かされることも多いですな。

[PC] Opera9.51 (23:30)

9.50正式版が出たと思ったら、もう次のが。Buildはちょっとだけ上がって10071。一応Pre-9.51って位置づけで、ちゃんとしたアッパーバージョンってわけでもなさそうではあるけれど、とりあえず新しいのを見つけると入れちゃうので、さくっと上書きインストール(クリーンインストールが推奨らしいけど、気にしない)。

9.50のSnapshot時代から、ウチではやや顕著に発生する状況に、マウスジェスチャーでバック(マウスの右ボタン→左ボタン)を実行すると、Operaがすとんと落っこちることがある(多分アフィリエイトとかのアプレットが多いページほど、起きやすい気がしてる)んだけど、今回のBuildではどうでしょう。とりあえず今のところは起きてないけど。言ってるそばから落ちましたが。

しかもこの現象、一度発生するとその後起きる確率がぐんと上がるのが悩ましいんだよな。


2008-06-23 [長年日記] この日を編集

[Day] 今宵の酒はやけに滲みるぜ (23:07)

主に歯に。

こないだ引っこ抜かれて空きができた、右の下の一番奥にブリッジをあてがうために、隣の二本をがりんがりんと削ってきたもんで。「熱いのと冷たいのは滲みますよ」とお医者さんに言われたけれど、ホンマに滲みるわ。

こんな状態が1週間ばかり続くのか、かなわんのう…。

[Day] まとめてごーごー (24:24)

殺人的に忙しいというわけではなかったんだけど、いつまでたってもやる気にならない仕事にタッチしてるせいか、いろんな事にやる気が出なくなってるんでした。「月曜は歯を削るのかー」も軽く鬱のネタになってたし…。

てことで、まとめていろいろ思い出し書きしてみる。

なつかし怪獣

水野春男氏の訃報(もう『シベ超』の新しいの見れない、ってのは結構マジで淋しい)をニュースで読んだときに、氏の最後の出演作品だったってのを知った、「ギララの逆襲(公式)」。

公式サイトはいきなり音が鳴り出す上にOpera9.51では見事に表示が腐るという腐れサイトなんだけど、個人的にギララは好きなんで(LD持ってるぜー)、少しだけ興味はある。んまあ監督さんが監督さんなので、多分オレが喜ぶような映画じゃあないんだろうな。とりあえずサイトの情報、トレイラー等々、肝心な部分を見る前からネタバラししちゃってる気がするんだけど、ええんかね。

定期視聴番組

途中まで。「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」、「ToLoveる」。今週の「マクロス」は力を抜く回の方でしたな。

なんかいろいろ事件

秋葉原の事件の報道をみてて思ったのは、人ってスルーされてもキレちゃうものなのかなあ、なんてこと。掲示板で「殺しに行くぜ」みたいな書き込みがあったときに、たとえそれが「池沼が湧いてますね」的な反応であったとしても、何らかのレスポンスを得られていれば、件の若者も「行くぜ」と言って即実行、ではなく、そこで池沼発言に対してさらにレスポンスを返すことで、その時間分は凶行実行までにタイムラグが生まれたりしたのだろうか、などと。

わたしゃめんどくさいこと嫌いなので、最近は極力自分とこ以外では発言しないようにしてる。「いかなる時もスルーを忘れてはいかん」ってヤツですな。なんだけどバカがいたときに「お前はバカだ」と言ってやることで、バカがバカをやらかすことをある程度防げていたりする、ような側面があったりするのかなあ、なんて事をちょっとだけ考えた。

本当にどうしようもないキャラは、何があってもどうしようもないのかもしれないけれども。

見損ねたものと見ちゃったもの

F1フランスGP。あ、予選やってたのかー、録り忘れたー。いけないいけない、決勝はちゃんと録っとかなくちゃ、と思っててしっかり決勝も録るの忘れてた。マッサ、キミの順でフェラーリのワンツーだったようですが、キミのマシンはエキゾースト破損の影響でエンジン交換の可能性があるそうですな。エンジン交換に関しては、一回だけペナルティの対象外だってことで、英国GPで何らかのペナルティが科せられることは無いってことらしいですが。

んでその時間帯に何を見てたかというと、大きな声では言えないが、Veohに上がってたNHK-BSの「アニメギガ」の佐藤順一監督の回。番組の終わり近くでのサトジュン監督の、「オトナはちゃんと嘘をつかなくちゃいけない」(大意)と言う発言はいろんな意味でかなりしみた。

子どもに対して、親は(ホントはウソなのが明らかであっても)「正義は必ず勝つ」的ウソを真面目に言ってあげなくちゃいけない。それを聞いて大人になった子どもは、それは確かに「なんだい、親父の言ったことはウソだったじゃん」と思う時を迎えることになるけれど、それでも、子どもの時から「世の中なんてこんなもんだぜ」で育った子どもと、大人になる過程で、「親に言われたアレは真実じゃなかった」ことに思い至る経験をする子どもでは、その後の成長の度合いが違うはずだ、と言う趣旨のお話をされたのだと思う。なんというか親としてちょっと、がつんと一発食らった気分だわ。

済まんかったなー倅、オレ、どっちかというとぶっちゃけちゃう親だったよねー。もうちょっとうまいこと、ウソを入れていけばよかったなあなどと、今ごろになって少々しゅんとなってしまったことでしたよ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●屋上は梅雨明けぐらいまでおあずけですかのう、とほほほほほ。 ●どうぞお大事になさいませー。]

rover [やっぱ、うぉしゃうすきー兄弟のアレですかね、ネタ的には。「ギララ」も、スーツの出来が無駄にいい感じなのでちょっと惹か..]


2008-06-24 [長年日記] この日を編集

[Books] 祝! 復刊!! (13:33)

ハローサマー、グッドバイ(Coney,Michael/著 山岸真/翻訳 コーニイマイクル/著)「ハローサマー、グッドバイ」が復刊だ!!! 河出書房新社から7/4発売予定。

古本屋的には少々淋しいが、この本をみんなが手軽に読めるようになるのはとてもいいことだ、というかみんな読め。夏休みの課題図書だ。

S.K式*さんで知りました、というかこちらの感想にリンクしてくださってたんですね。ありがとうございます。

[PC] Opera9.51 その後 (23:34)

使ってて気がついたんだけど、前にちょっと書いた妙に気になる不具合、これまではスポーツ新聞のサイトなんかで頻発してたのが、最近のバージョンでは、こともあろうに惰隠洞で盛大に食らうようになってることに気がついた。tDiaryが悪いのか? とも思ったけど他所様ではそういうことも起きないし、こりゃ何か、自分とこに置いてるブツのどれかが悪さしておるのかなあ、と。

とりあえずGoogleアドセンスを外してみたら比較的安定する模様なんだけど、これが原因だったのかな。何はともあれちょっと様子見ね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●カバーイラストを比較すると、とても同じ内容の小説とは思えません(爆) ●か、課題図書ってコトは感想文提出は必須で..]

rover [正直どちらのカバーイラストも、本書のキモをちゃんと伝えてはいないような気はしますが(^^;)。 感想文は提出しなくて..]


2008-06-25 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物

機動戦士ガンダムthe origin 17 (ララァ編 前)(安彦良和/著)今日の早川さん 2(Coco/著 coco/著)ちょっと参考書を探す必要ができた(なんせ鈴蘭台じゃ、『わかる! Windows Vista』みたいな本よりむつかしいブツは手に入らんのでな)ので三宮にお出かけ。ついでに本やらマンガやらいろいろ買い。「揺籃の星」の続きが出てたなんて、全く知らなかったぜ。

コミックスは2冊。coco「今日の早川さん」(2)、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(17)。ガンダムはララア編開幕。ドレンさん、コンスコンさん、ついでにTVシリーズでは割とぼかされてた感じのアムロのとーちゃんに対してまとめて引導を渡しちゃう回。ゲームでもおなじみ、リック・ドム12機瞬殺大会等々、派手な見せ場満載なんだけど、ここはアニメ版の方が見応えあるかも知れん。宇宙に上がるとガンキャノンの機動性が足りなくて、結構撃ちまくられちゃったりする、なんてあたりの細かいところのリアルさには好感を持つんですけどね。


2008-06-26 [長年日記] この日を編集

[Day] やる気が出ねえ (21:28)

同一ページに6種のリンクパターンがあるwebページってどういうんだろう。イメージでのリンクボタンとか言うならわからんでもないけど、内5種がテキストリンクてあなた。

メールでデザインファイルもらったとき、反射的に「気の狂ったサイトですね」って返信しそうになった。さすがにそれはやらないけど、こういうページのコーディングはテンションだだ下がりになりますな。

あ、もう1パターンあるのか、げ、下層ページにはさらに別のリンクパターンがあるのかい……。

はふう。

[Books] ハイドゥナン (23:45)

9784150309237978415030924497841503092519784150309268 藤崎慎吾 著
カバーイラスト 撫荒武吉
カバーディレクション&デザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030923-7 \720 (税別)
ISBN978-4-15-030924-4 \720 (税別)
ISBN978-4-15-030925-1 \720 (税別)
ISBN978-4-15-030926-8 \720 (税別)

強い共感覚を持つ青年、伊波岳志はその特殊な能力ゆえ、人付き合いを避けて水中散歩にやすらぎを見いだしていた。だが、そんな彼の心は最近、ひとつの声に悩まされ続けている。どこからか助けを求め、ここに来て欲しいと哀願する若い女性の声。それも彼の持つ共感覚がなせる技なのだろうか。

今はまだ岳志は気づいていなかったが、その「声」の主は実在していた。そして彼女が暮らし、岳志に声を送り続けているその島を、ごく少数の科学者たちが強い危機感を持って注目していたのだった。南西諸島、与那国島。今この島の周囲では、これまでにない大規模な天変地異が起ころうとしていたのだった…

「日本沈没」と比較され、たいへんに高い評価を受けていることは知ってたんだけど、3年待てる私(角川のCFを覚えてる人はもはや少数派なんだろうなあ)は、そろそろ旬を過ぎようかというこの時期にようやく入手。4冊揃ったところで読み始めた訳なんだけど、確かにこいつは面白い。「日本沈没」との関係性を含めた上での本書の評価は、4巻の解説で谷甲州氏が述べているとおり、科学技術を評価基準としたならば間違いなく「日本沈没」を超えている。そしてそれは彼我の作品の発表された時点でのバックボーンとなる科学技術のレベルの差によって、大きな影響を受けているのだと言える。

それではSF小説としてどうなのかと言えば、私自身は何とも言えない懐かしさを感じながらこの本を読ませていただいた、と言うことになる。ファクトとしてのさまざまな科学と技術の情報のつるべ打ちと、そこに挟まるフィクションとしての想像力の飛躍、それらを強引に一本にまとめた紐で読者を引っ張り上げる、お話の牽引力。これは自分たちが青二才の頃、夢中で読んでた日本人作家のSF大作たちが持っていた魅力に他ならない。最新の情報で武装した、極めて古式ゆかしい物語を読んだような気がして、そこに懐かしさを感じとったのだろうな。

最近の日本SFは妙に面白い(?)作品が多くて嬉しくなってしまうんだけど、思うに今、日本のSFは孫の世代に入ったのかな、なんて気がちょっぴりしてたりするんだった。いわゆる第1世代と言われるような作家たちが拓いた日本SFは、その子どもたちの世代によって「親父たちは何も解ってないんだ」みたいな反発を受けて多様化してきたわけで、ここまでで一応、「浸透と拡散」はある程度実現したと言えるのかもしれない。で、その後にやってきたのが、鷹揚に構える爺さまたちと、何かとそれに反発する親父たちを見て育ってきた孫たちが、「いやいや、じいちゃんたちも結構いいこと言ってるじゃん」的に再評価し、積極的に祖父母の遺産からインスピレーションを得る時代が来たのかなあ、なんて。

ガチガチの科学と技術に対する(そしてそこに、四半世紀ばかり先の、近い未来の社会へのそれも含めた)考察と思考の飛躍、伝奇に科学を強引に関連づける力業、それから海外SFではしばしば見るけれど、日本SFはそこはできないよね的な、少しばかり甘い部分の混在した、実に心地よい読み応えはそれ自体がすでに充分嬉しいんだが、さらにこんな一文がさらりと挟まるから嬉しささらにアップ。

マッドサイエンティストは、マッドではあってもやはりサイエンティストなのだ。魔術に走るわけにはいかない

そうともさ。進めSF 、退けFT(w。

★★★★

[TV] 定期視聴番組 (24:43)

ええとどこからだ? 「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo!」、「コードギアスikry」、「ブラスレイター」、「図書館戦争」、「二十面相の娘」までになるのかな。

ゴーオンジャー

「オレたちはプロでもアマチュアでもない、ゴーオンジャーだ!」ってセリフ、なんかうまいこと言ってるような気がするけど、実はこれって案外ジコチューな発言でしかないんじゃないかって気もする。「ゴーオンジャーだ」じゃなく、「正義の味方だ」だったらまだしも受け入れられたような気もするんだけど。

もう6月も終わるんだけど、いまだにゴーオンジャーには乗り切れないなあ。

キバ

なんかこう、合コンやったことがない人が脚本書いてるような気がするけど、いろんなところが「はぁ?」だけど、一応引っぱる力はあるんで、まあいいです。焼肉屋のおねーちゃんで、芳賀優里亜嬢が出てらっしゃいましたな。

それ以降

文学少女の姉がひだまり荘の住人(多分202号室だな)だったのが「プリキュア」、2ちゃんの新井里美スレが瞬間的に盛り上がったのに笑っちゃったのが「ギアス」。なんだよ、総集篇なんてやる余裕があるのかい、だったのが「ブラスレイター」、イジメ、ヨクナイ! だった「図書館戦争」、エロとグロが足りないんじゃないだろうか、なのが「二十面相の娘」、ですかね。


2008-06-28 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:43)

「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」(終)。今週の「マクロス」はメカ作画に頑張る回。ゼントラン語の字幕、劇場版と同じフォントなのね。今週はスタートが3分ばかりずれた関係で次回予告が見れなかったんだけど、アルト君たちが見つけた大和マクロスの残骸ってのは、マクロスだったんで? マクロスは正史的には劇場版から続くんでしたっけ? そっちの時間軸ではメガロードの扱いってどうなってたんだろ。今回出てきたアレがメガロード、とか言う話ではない*1んだよね? 未沙と輝に再会できる、なんてオマケは、無い話かな。

「クリスタルブレイズ」は最終回。結局最後まで盛り上がらないまま、いろいろ残念な終わり方だったような。お話には必ずミスディレクションを誘うような要素、ってのが必要だと思うわけで、あらゆる錠を開ける鍵が手に入った、って描写があったとしたら、その無敵の鍵には一回使うごとに、どこかちょっと怖い機関に、「ここでこういう用途で鍵を使った」みたいな情報を通知しちゃう、ってな隠し機能があって(あくまで仮、ですよ)なんてな縛りがあって欲しい訳なんだけど、このお話では無敵の鍵はあくまで無敵なもんだから、話に捻りが入らないこと夥しい。トルクの化け物のアメ車も、象も仕留める44マグナムも、ただの記号でしかなかったってところも併せて、残念賞というか、有り体に言ってスカでしたな。

*1 Wikipedia見たら、メガロードはトランスフォーメーションの機構を持ってないって書いてあった。んじゃやっぱり違うな。

[Day] やる気が出ねえつってんだよ (24:08)

26日の話がいまだに痕を引いてるわけで。

若い方的には、日付が変わった後も仕事して、ここまでやったから後はよろしく、的な連絡を投げて翌日の昼過ぎまで寝ちゃって連絡不行届になっちゃう、みたいな流れでもそれなりに仕事として成立するのかもしれないけど、わたしゃもうそんな歳じゃないんでね。20時過ぎにリミットを切るような仕事はなるべく請けないようにしてるし、晩に仕事はしませんよ、とはそれとなく匂わせているつもりなんだけど、若い方はそういうところは見ないのかな。

こっちが欲しいときに欲しい情報が得られなく、今言われても困るよ的なタイミングでいろんな事が降ってくるとかなり困るのよ。

それでも答えが要領を得ていたらば我慢もできるんだが、メールもらった→返信しなくちゃ→んじゃ要望関係投げちゃお、なメールしか来ないのでストレス溜まっちゃう。

それなりに付き合いの長い相手で、最近独立して名刺の肩書きが「WEBデザイナー/ディレクター」に変わった人物なんだけど、正直彼をディレクションしてくれるディレクターがもう一人欲しい、と切実に思う今日この頃。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

でした [一説にはマクロスで映像化されてる作品はどれも正史じゃないという話もあって。歴史小説と時代小説でいうと後者みたいな。 ..]

rover [なるほどー。こっちはマクロス7の話もありだから、そりゃバルキリーのサウンドフォース仕様もちゃんと用意されてるんだなあ..]

ロドリゲス翁 [えっと、確認のためだけにFみました。(撮ってあるけどみてない)えっとメガロードですがOVA「フラッシュバック」版のや..]

rover [んなるほど。んじゃやっぱりアレはマクロスなのかなー。 したらあれでしょうか、SFではおなじみの「ここは地球だったんだ..]


2008-06-29 [長年日記] この日を編集

[Books] 黎明の星

97844886632549784488663261 ジェイムズ・P・ホーガン 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 矢島高光
創元SF文庫
ISBN978-4-488-66325-4 \840 (税別)
ISBN978-4-488-66326-1 \840 (税別)

木星から誕生した新星アテナの超接近の影響で壊滅した地球。今宇宙に残る人類は、かつての地球の経済本位の文明を嫌って、土星の衛星タイタン付近に本拠を定めたクロニア人と呼ばれる人々と、かろうじて地球脱出に成功したごくわずかの地球人たちだけだった。それから数年、いまだにその脅威を減ずることなく不安定な軌道を描くアテナと電気的擾乱に満ちた太陽系で、生存のための苦闘は続く。そんな中、壊滅した地球の再調査をめぐり、クロニア人と地球からの脱出組の間で微妙なしこりが生まれつつあった…。

「衝突する宇宙」論でぶいぶい言わしてくれた前作のノリは健在、というかさらに加速。太陽系の惑星たちは勝手気ままに軌道を変え、「こう考えればすべての辻褄が合うんだよ!」 「な、なんだってーーーー!?」の連続で、こりゃ確かにamazonのレビューじゃ評判悪く、そもそも本書の解説(堺三保氏)がほとんど解説の体をなしてないあたりも、みんないろいろ困っちゃったんだろうなあ、などと要らぬお世話を焼いてしまったり。

お話は、前作「揺籃の星」がホーガン的「悪魔のハンマー」の上巻部分だったとしたら、今回は下巻のパートにあたるところを、実にホーガンらしく描いていく。で、SF的な構想の大きさって点ではホーガンとニーヴンには(まあ土俵が違うんだけど)それほど差はつかないと思うんだけども、ストーリーテリングのシビアさってところではかなりパーネルさんに分がある感じで、言ってしまえばこのお話は、張った伏線の回収や最終的なクライマックスシーンに至る流れ、クライマックスでの見せ場の描写など、いろんなところがヌルいと言う感じ。ついでに言うならある意味ホーガンが理想としているはずの世界観に、自分で「あ、でもやっぱこれちょっとヤバいかも」と思い至りながら、そこにはきっちりした解を思いつけないままお話の幕を引いちゃった感じもあって、そこももうちょっと、どうにかならないかな? とは思った。

でも好きなんだけどね(^^;)。

ホーガンって人は基本的に、人間も科学もとっても素敵で良いものだ! ってポリシーを無邪気なくらい信奉している人で、それ故に甘いだろそれはとか、どうにも食い足りないところも多々ある訳なんだけど、それでもついニヤニヤしながら読んじゃう私はどこに出しても恥ずかしくないホーガン贔屓。科学が発達しすぎるといろいろ困ったことが起きるけれど、それでもそれを解決してくれるのは、やっぱり科学なんだ、って思想がとても好きなので、それを臆面もなく書いてくれるこういう人はある意味貴重なんじゃないかと思ってしまう。こいつもSF業界ではもはや定番化しようとしてる、全三部作を銘打っているんだけど、肝心の三作目はまだ執筆もされてないってことなので、またしばらく待たされることになるようだが、まあなんだ、肩すかしと紙一重の楽天的大団円を期待してのんびりとお待ちしますですよ。

★★★☆


2008-06-30 [長年日記] この日を編集

[Day] 昨日の方がキツかったんだけど (23:31)

本日中に形になってないといけない仕事、ってのが2本あってそいつをごそごそ。1本の仕事の方の相方が〔デザイナー〕(えーと、今後 〔〕 で括られたデザイナーさんというのは、私にとってお前のどこが(主にweb)デザイナーやねん、を意味していると理解してください。#ffffffの背景で#e5e5f0、幅1ピクセルのボーダーの角に半径2ピクセルのアールをつけることを「ボク(カタカナ表記)のwebデザイン上のこだわりです」とか言い切っちゃえる人間ですわ、ぶっちゃけ。まったくもう)さんなので、主にそこでいろんな事が停滞する。

とりあえず〔デザイナー〕が同時にディレクターでもあるお仕事スタイルってのは、非常に拙いです。仕事の優先順位がボックスモデルの角丸の再現順位、ドロップシャドウの再現順位、ToDoリストに照らし合わせた、現状の残り作業の優先順位付け、ってことになる(ホントなんですよ)ので、納期直前にいろんな積み残し事項が、かなり危険な状態で残ってることになる。花のお江戸でお仕事なすってる皆さんをよそに、わたしゃ神戸の山奥から生温く、ことの顛末に注目しているんですが、オレがクライアントだったらぶった切るけどなあ、こんな〔デザイナー〕。

いやまあ、ホントにぶった切られちゃうとあたしのギャラも無くなっちゃうんで、そこは頑張って食い付いていって欲しいとは思ってるんですが。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

TUX [●えーと、えーと、曲がりなりにもデザイン屋の看板を揚げさせていただいている身からすると、その御仁がやっておられるのは..]


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