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このクソ暑いのに部屋に籠って仕事する気にもなれん(あたしのお部屋にエアコンはないのよ、しかもPC回ってるから排熱で他の部屋より少し体感温度高いんだよな)ので、ちょっと早めだけど免許の更新に行ってきた。
ちょっと早めに出たので、昔会社勤めで、会社が花隈にあった頃にちょくちょく寄ってた中華料理屋に久しぶりに行って、相変わらずの場末感たっぷりの半チャンラーメンにビール付きの昼飯喰って、警察署に出頭。一応優良なので、講習込みで小一時間で新しい免許証を頂いて参りましたが、なんだろなあ、免許証を更新するたびに、写真の人相が悪くなってる感じがするんだよなあ(^^;
何かスイッチ入っちゃったみたいで、二日かけて一気読み。機動戦士ガンダムUC、「ラプラスの亡霊」、「重力の井戸の底で」、「黒いユニコーン」、「宇宙と惑星」、「虹の彼方に」(上)(下)。各巻ごとに感想を書く手もあったんだけど、何となくまとめて行った方が良いような気がしたんでそのように。
で、総じて言うなら、ラストの風呂敷の拡げ方が少々大きすぎやしないか、とか、いくつかの仕掛けのネタがそれでよかったのか? とか思わないこともないけれど、基本的にはやっぱ、福井晴敏は腕あるなあ、って所に落ち着くかな。
富野版ガンダムが、打つ手の無くなった大人がいろんなものを子どもたちに託すお話であったとするならば、福井版ガンダムは打つ手の無くなった大人達が、それでも大人としての責任を果たそうとする物語になっていて、そこが何とも言えず気持ちよい。そういえば福井晴敏作品って、「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」とかでもそういう所があったよなあと思い起こさせられたことでした。
その上でこれまでの「ガンダム」世界への念のいった目配せがあったり、うん、やっぱりちゃんとした「作家」の手になる小説は一味違うもんがあるな、とは思った。「ローレライ」では最後の最後でやらかしちゃった福井晴敏だけに、若干心配もあったんだけどそこも杞憂で、なんだか安心しちゃったよ。最後は思わず「よっしゃ!」とか声に出しちゃったものね(w。
ガンダム世界を全然知らない、って人だとちょっと辛いかも知れんけど、そうじゃなかったら一読の価値はある作品だと思う。面白いです、素晴らしく。
それはともかく、「シャアの再来」ではないかと言われる人物が登場する一方で、アムロの存在を想起させるものがブライトさんの船室の写真だけ、ってのはどうなんだろうね。ま、νガンダムにはアムロのパーソナルマークとしてユニコーンが描かれていたような気はするんだけど、そりゃなんぼ何でも、深読みし過ぎっすかね。
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