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2013-10-16 [長年日記]

[Oldbooks] キャメロンの海戦 その5

画像の説明画像の説明画像の説明残りもぽちぽちと、フィリップ・マカッチャン「キャメロンの海戦」シリーズ、ウチにある分の残り、9.偽装潜水母艦カイザーホフ 10. 死闘のブレスト港 11.不沈戦艦を叩け(リンクはamazon、ユーズドのみ)。

一応の中立を保つスペイン、カディスに停泊するドイツ船籍の大型商船、カイザーホフ。だがその正体は船腹に50隻の豆潜航艇を収納し、実戦行動の際の母艦となる偽装商船だった。折しも欧州に接近しつつある米艦隊がカイザーホフに収納された小型潜水艦の攻撃を受けたら事態は深刻な物となる。キャメロンに与えられた任務は極秘裏にスペインに潜入し、地元のレジスタンスの協力の下、カイザーホフを奪取する、という物だった、というのが第9巻。

続く第10巻は、ドイツがブレストに秘密裏に建造中のUボート基地。ここが完成するとUボートによる通商破壊の猛威はいや増すばかり。アメリカから供与された老朽駆逐艦に特殊部隊を乗せ、キャメロンを含む駆逐艦隊は基地破壊のためブレスト港を目指す、というお話。

ラストは満を持して母港を出たドイツの巨大戦艦アッチラ(そのネーミングはゲルマン民族的に受け入れられる物なんだろうかねえ)。そのターゲットはアメリカからの精鋭兵士を乗せたクイーン・メリー、クイーン・エリザベス。同時にカナダから英国に向けて出発した補給船団も照準に収められていた。直ちに増補の護衛艦隊を送り出す英国海軍。その中には老朽駆逐艦の指揮を執るキャメロンの姿もあった…てな感じ。

ラストがようやくキャメロンの「海戦」になってくれた感じがあり、そこはまあまあ、ではあったんだけど、前にも書いたと思うけどこの方の作品には、何とはなしに(悪い意味で)「マンガ的」というか「劇画的」ニュアンスというか、マンガにたとえるなら「週刊漫画」とか「漫画サンデー」なノリなのね。そこで好き嫌いが分かれるのかな、と。

自分としてはシリーズを通して全く主人公が立ってくれない、って所でどうにも満足度の低いシリーズではございました。


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