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最後のロング缶二本が余分だったかなー、ちょっと頭痛えなーと思いながら9:30ごろにチェックアウト。せっかくだからお宿の写真もぱちっとな。近所の喫茶店でコーヒー。不味っ。地下鉄に乗ってたら「次は神保町〜」とか言うのでふらりと下りてみる。おーあれがオバQビルかー、とかお上りさん丸出しであちこち徘徊。
ちらりと神田の古書店街にも。まだ朝早くて開いてない店も多かったけど、さすがですな。第二次世界大戦ブックスがずらーっと並んでたりするもんな。でも全体に割高だなあと言う気はした。同じ本、神戸ならもうちょっと安く買えるよなあ、と思うこともしばしば。まあ、ここにしかないと思われる本の数は凄いんだろうけど。ささっと眺めてから東京駅に向かう。
さてそもそも、こいつを見に来たわけでしてな。東京ステーションギャラリー「イラストからのコミュニケーション 真鍋博展」。会場は「懐かしくも新鮮な未来画」、「本との出会いを導く表紙とイメージを形作る挿絵」、「現実を夢の世界に描き、夢を現実化する」と題された3つのテーマごとに、それぞれSF関係、ミステリ関係、それ以外のデザイン関連の仕事や自著などを取り上げて展示している。もとが本のカバーや挿絵などが多く、原画のサイズも小さいせいか、比較的狭い会場なのだけど陳列は大変に充実。2時間は楽しめる。
よく創造物に対して「古さを感じさせない」みたいな褒め言葉があるけれど、古さを感じない、というのはつまり、それが誰にも真似のできない世界だからなんだろうと思う。真鍋さんのイラストというのはそういう物なんだろうな。安易な模倣を許さないスタイルが確立していることが、常に見る側になにがしかのインパクトを与え続けている、という。すべてのテーマを徹底的に記号のような物に分解してそれを再構成する、そのあたりの匙加減が絶妙。
SF関連のイラストも楽しいけれど、圧巻なのはやはりミステリでのお仕事。SFの場合記号としてバラす以前から、テーマがしばしば雲を掴むようなものであることが多いのに対して、ミステリではテーマはっきりしていて、しかもそれらは読者には充分既知の物だ。それらを分解して再構成していく時の発想の豊かさには舌を巻く。「ミステリマガジン」誌の表紙の、だまし絵的な面白さは見ていて飽きませんわ。いやあ、見に来て良かった。
たっぷり二時間ほど鑑賞してカタログ(\2000)購入して機嫌良く会場を出ると、東京駅がなにやら賑やか。9月9日で「救急の日」ということで、駅のコンコースで救急治療に関するイベントが行われていた。人工呼吸のやり方の実演とか、なんとか。中央にステージがしつらえられていて、救命救急センターか何かの職員の人が、たどたどしく緊急時の心構えとかを話している。で、ひとしきり説明した後、「では実演してみましょう」というので何が始まんのかな、って思って聞いてたら、いきなり「父さん、どうしたんだっ!」って声が。思わず駅の通行人も立ち止まる。まさか東京駅の真ん中で劇をやり始めるとは思わなかったぜ。
ヤマちゃん社長もこっちに来てるらしいので、電話入れて会社訪問。自分の勤め先なんだけどオフィスに足運ぶのは初めてだったりして。水道橋から歩いて10分ほどのビル。お隣のオフィスのエリカ様にもご挨拶。で、行くなり東京行きの前に特急で片づけた仕事の追加要望をもらっちゃったりして。しょうがないのでヤマちゃんのマシン借りてしこしこ作業。グラフィック用の素材、当然家なのでちょっとごまかし気味に新造する。まあ見出し用の小ぶりなグラフィックなので大して手間でもなく。30分ぐらいで対応完了。
昼飯でも食うべえということで、ヤマちゃんと外に。「辛いカレーが食いたい」つったらつれて行かれたのが神保町の「ペルソナ」なるお店。ビーフカレー特辛、1200円也をオーダー。一口目を口に入れた瞬間は甘いと感じるのだけど、その後どかんと辛さが来る感じ。確かに辛い。でもオレ、もっと辛くても良いぞ(w。つか1200円って高すぎです。ヤマちゃんのおごりだったから良かったようなものの。
メシ食った後はヤマちゃんと別れて再び旅人になるのだ。
学生時代の後輩、はうはうは静岡県は島田の住人。文金高島田発祥の地だそうですな。カミさんと結婚した時の内輪のお祝いに顔出してくれて以来だから、そろそろ20年になるか。都合がつくなら静岡行くよ、って声かけたらおっけーの返事もらったんで、またも青春18きっぷを使って静岡をめざす。まずは熱海まで。昨日と同じ快速アクティー。ケツ痛いのがぶり返す。16:07 熱海着。
そしてまた緑とオレンジだ。ケツいてえ。隣のおっさん汗くせえ。高校生のガキどもが東京弁喋ってんの気持ち悪いー。さすがに鈍行の旅もうんざりしてきた。17:27 静岡着。はうはうが来るまで小一時間あるので、コンビニで下着買って(一泊しか想定していなかったのでした)、駅にくっついたショッピングモールの喫茶店でコーヒー飲みながら、ケータイで今日の宿の手配など。近くのビジネスホテルが取れたので一安心。「旅の窓口」さまさまだな。18:30、無事はうはうと合流。
はうはうは私の3年下の後輩。日本茶を片手に中島みゆきの歌で踊れる、希有な才能の持ち主。今は体脂肪やコレステロール、中性脂肪等々、平たく言うと「デブ」で悩んでいる人(というか本人が一番悩んでいるのですね)に有用な情報を集めたサイトを開いてる。見た目、そんなにひどく太っているようには見えないんだけど、高脂血症、なる症状を持っているのだそうだ。呑んで良いのか? まあいいんだろう、ってことで彼の案内で静岡駅近くの炉端で飲み食い。
お互いあんまり変わってねえなあ、って話はしたんだけど、はうはうの同期(で寮で近所だった)のミヤシタは最近急激に鬱病が悪化してて、サトーは顔面神経痛になっちゃって、一昨年急死したヨコヤマは実は自殺だった、とか、なんかなー、な話題も結構聞かされた。なんでみんなそんなに真面目に生きるのかね。しんどかったら逃げ出したらええやん、とも思うんだけど、まあ人それぞれ、事情はあるわなあ。その場でミヤシタとは電話が繋がったんで、「大丈夫かー、おい」つったら「だーめーでーすー」って。なんと返事したもんやら。その他、クマ(例の新興宗教どっぷりこの後輩)の話やらなんやら、話題は尽きぬ。ビールから地酒に切り替えて馬鹿話三昧。
で、おでん頼んだらでてきたのがこれですよ。ダイコンと厚揚げに挟まれた半円形の物体。これ、はんぺん。黒はんぺんって言って、静岡ではんぺんといったらこれなんだってさ。なかなか、珍しい物を。味は、ちょっと魚っぽさ強めで私には微妙に苦手系かも。
さんざ飲み食いして河岸を変える。はうはう行きつけのスナックだそうで。出るのは焼酎。焼酎のお茶割り、なんてのがあるのには驚いた。さすが静岡。さらに一皿目の突き出しが、あんかけの焼きそばなのに仰天。豪快だな静岡。ビール→日本酒→焼酎と来たんでさすがに後半記憶があやふやだ。ワシ、ちゃんと金払った(^^;)?
それはともかく、バカなことばっかりやってた学生時代の知り合いに会うってのは良いもんだ。オレ、環境変わると友達関係割とリセットしちゃうんで、昔からの友達って案外少ないんだよな。寮の後輩連中なんてのは貴重かも。そういえばその寮もそろそろ取り壊しだとか? さみしい話じゃのう。
神林長平 著
カバーイラスト D.K
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-0308101 ¥700(税別)
amazonで購入
惑星カイフンに横行する"怪魔"。それを駆除するのがわたしの任務だ。今夜もセンサーは怪魔の存在を捉えている。兵士時代から愛用している強化外骨格、DAMスーツに身を包んだわたしは現場へ急行するが、今夜の怪魔はこれまでのものとは強さも狡猾さも明らかに違っていた。攻撃を逃れた怪魔を追うわたしだったが……。表題作他5編を収録。
ここのところの日本SF、というかハヤカワJAのラインナップには、妙に"懐かしさ"を感じる作品が多いのだけど、これもそんな作品。ただしこれは、今醸し出された懐かしさじゃなく、ほんまもののそれ。1985年〜1989年にかけて各誌に掲載された短編を収録したもので、うち3作は短編集「時間蝕」にも収録されているもの。そこらも懐かしさを感じる理由のひとつかな。こうして読んでみると、神林といえどやっぱり「若い」時があるんだよなあ、なんてことをしみじみ感じてしまったりする。比較的桔梗な文体でたたみかけるスタイル、がまだ完全には確立されてない頃、なのかな。意外にオーソドックスな筋立てな作品もあるし、(成功しているとは言い切れない気がするけど)ちょいと間抜けなピカレスクものがあったりとなかなか楽しめる。
本書からテーマみたいなものを見つけようと思ったら、そのキイ・ワードは"装置"の物語たち、ということになるのかな。ここに神林作品ではおなじみの、少々ディック風味が混じったコミュニケーションの物語が絡んでくる、ってなタイプのお話が並んでいる。お話ごとに"装置"がどんな重みと意味を持ってくるのか、その辺は読んでみてのお楽しみ。ある程度神林スタイル、みたいなものが分かっている人ならそこそこ楽しめるのじゃないかな。
『そんな必要はない。自分がいる、というのは自分が一番よく知っている』
『それはちがう。人間でも自分の姿は自分では見られない。鏡に映さなければわからん。それもしかし本当の姿かどうかは、わからない。意識にしても同じだ』
こういうのは実にこう、神林してるよね(w。
(★★★)
月曜の正午までに18000字分の文章納品せんといかんのだが。
ようやく6000字埋めたとこ。うーん、間に合うかな。このタイミングで 岸 和 田 とかいう単語がケータイから聞こえたような気がしてスゴーくイヤな感じなんだが。
ってなんか知らんが古本の注文も50冊ぐらい来てるじゃないか。なんでこんな時に(つoT)。
とにかくがんがれ、超がんがれ。しくしく。
「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。太田愛版「時かけ」、とも言えそうなできばえだったのが「メビウス」(#23:時の海鳴り)。
いやこれはなかなか、美しいお話ではないですか。そいでもって脚本がいいと、絵の方もステキになっちゃうという良い見本にもなっているよな。いろんなところが美しい。月をバックにジャンプ決めるメビウスの絵はまあ、ちょっとやり過ぎかなとも思わなくもないけど許容範囲ってことにしとく。ごくごく個人的には、最終的にメビウスがマリナの取り戻した記憶を(たとえば、どうしてもマリナの前でメビウスに変身しなくちゃいけなかった、とかの事情で)もう一度消してしまって、「大事なことを思い出したような気がするんだけどなあ」で終わってもらった方が趣味なんですが、まあ些細なこって。
次週からはヤプール編か。帰りマン以降のウルトラマンてあんまり良く知らないんで、新鮮な気持ちで鑑賞させていただきます、はい。
あそうだ、多分この展開ならオレはこれを言うだろう、と予想してる人も2〜3人はいるでしょうから言っときますね。
少女時代のマリナ萌え(^^;)。
□ TUX [●ええ、もう「2〜3人分の1」です(阿呆)]
まとめて見ようとするから逆に見る気が失せるんだな。ちょっとずつ見ていくと良いのかもしれない。というわけで「ブラスレイター」に「ストライクウィッチーズ」。ちゃんと終わるのか感満点な「ブラスレイター」、かなり地に足のついた感じで、かつダークな感じで始まったお話は、バイクから離れ、良く判らんスーパーテクノロジー満載なツヴェルフの表舞台への登場でお話のテイストに急激に偏向がかかり、かつこのツヴェルフが最初の押し出しほどには強力なものでもなく、むしろかなり見かけ倒しな集団だったことも明らかになってきていて、いろんなところでそれまでしっかり張ってたはずの根が、案外簡単に引っこ抜かれて宙ぶらりんな状態になっちゃったな、って印象はあるかも。
身内に困ったヤツがいたぜ、ってのが「ストライクウィッチーズ」。その困った閣下は、自分の耳がちゃんとしてるならマロリー、もしくはマロニーさん。ん? リー・マロリーか? したらこの先、ウィッチーズを助けてくれるパーク少将、なんてキャラが登場したりするのかね。エーリカちゃんのストライカーユニットに黒いチューリップが描いてあったり、坂本さんの眼帯にしっかり青線が一本入ってたり、妙なところが律儀だよなこのアニメ。
外が電ドリの音やらケータイに向かって何やらしゃべくってる声やらで少々賑やかしいなあと思ったら、本日が例のひかりOneへの切り替え工事の実施日だったようで。割とがさごそ、やることがあるようで半日仕事になってたようで。
これで近々、ウチもなんちゃって光環境になるってことみたいですよ。
「うみものがたり」。みゆきちのセリフがたくさんある回。声優さんのキャスティングについては定評のあるはずのサトジュン監督(あ、この番組ではサトジュミス、か)にしてはこの作品、微妙に人選ミスってないか、って気がしないでもない。全体にふわっとした声質で統一したい、みたいなコンセプトでもあったんだろうか。良く分からんけど。
好みの問題かも知れんけど亀の松本=納屋六郎さん、小島君=沢城みゆきはちょっと違うんじゃないかという気がするなー。低いところで全体を締める声、がないのでなんかこう引き締まり感が足りねえなあ、と思ってしまうんでした。
Opera 10 with turbo(Opera.com)。3月頃に一度βバージョンを入れてみたんだけど、その時はイマイチ乗り換える気も起きず、ちょっと触って放ったらかしにしてたんだけど。ウリと思われるTurboモードも今ひとつピンと来なかったし。
とは言え正式版も出たようだし、ほんじゃいっちょ入れてみるべえかと。
ぱっと見たところで変ったのはどこだろう、SpeedDialのカスタマイズがブラウザのウインドウからできるようになったこと、フォーム入力で妙なスペルチェックみたいなことをやるようになった(Edit→Check Spellingでコントロールするのかな?)こと、フィードリーダーの動作に1アクション挟まるようになった、あと、なんかセキュリティがらみで設定項目が増えてたような気がしないでもないが、今思い出せない。
とりあえず大きく様子が変ったってわけでもないので、こっちで使っていってみよう。
ニコ動で「大魔神カノン」(#13、14)、地上波で「MM9」。ここまでぐだぐだぐだぐだぐだぐだとやって来た展開というのが、実はなぜに武神様が岩になってしまったのか、その理由の暗喩であったことが判る回(な、なんだってー)。その構成とストーリー展開は決して無しではないと思うし、今回公開の#13、14は単品であればなかなか完成度も高く、楽しめるエピソードになっていたと思うんだが、なにせここまで来るのがある意味拷問に近いとさえ言える間延びしまくった展開であったわけで、そこの所のもたつき具合がいろんなところを阻害してしまっていたような気がする。今回のエピソード、少なくとも1クール目の中盤に持ってこなくちゃいけなかったお話なんじゃないのかね。
あと、なにかと「響鬼」との類似が取り沙汰されるカノンちゃんだけど、響鬼には存在していた「ちゃんとした大人」が一人もいないってのもマイナスポイントかも判らんな、とかも思ったり。
「MM9」はまぁぁぁぁたダレ回。まさかほぼ全編、飲み屋(いくら何でも無いだろ、あれは)のうだうだで押し切ってしまうとは。なんだろな、超革命的平成怪獣映画制作集団の悪い方の特徴ばかりが強調されまくってしまっただけのお話だったような気が。正直えー加減にせーよ、と思ったことです。なんかいまさらながら(あの)、「ULTRASEVEN X」が実はすごくマジメにやってた作品であったような気がしてきたよ。
次週は原作の第1話にあたるエピソード? もちっと何とか、見てるこっちをニヤリとさせてくれる成分を多めに入れたお話を見せて下さいね。お願いしますよ。
週半ば分、「BLOOD C」、「輪るピングドラム」、「THE iDOLM@STER」。
盛大にスプラッタかましてきた「BLOOD…」、まあ「BLOOD」だから血まみれになるのはそれなりに受け入れつつ見るんだけど、その、血ぃどばどばな展開に持ってくるまでの流れとその後の後始末が、アニメとは言えちょっと雑過ぎなんじゃなかろうか、って気はしないでもなく。こんだけ人が死んでいる(クラスメートほぼ全滅とはね)状態で、世界が何も動きを見せないってのはどうなんだろうと言う気はする。そこにちゃんとした理由がつけられたら良いんだけど、そこ、語ってくれるのかな?
「ピングドラム」はなんかよくわからんけどとてつもなく面白い。一瞬一回見逃したのかと思うくらいの超展開っぷりで、何が起きてんのかと思ったけど、アニメーションとして見せる、というところでくり出される方法論の多種多様さにちょっとくらくら来た。EDの三人娘、陽毬と彼女の小学生時代の親友だったのね。この先お話に絡んできたりするんでしょうかね。
双子ちゃんフィーチャリングの「アイマス」。んまあありがちなお話だけど、細かいところの絵造りの念の入りっぷりがなかなか。オチでちょっと吹きました。
「黒子のバスケ」、「境界線上のホライゾンⅡ」、「アクセル・ワールド」、「ソードアート・オンライン」、「特命戦隊ゴーバスターズ」、「仮面ライダーウィザード」、「スマイルプリキュア!」、「機動戦士ガンダムAGE 」、ニコ動で「TARI TARI」。「TARI TARI」面白いねえ。
土曜深夜、日曜朝、共にいい感じに粒が揃ってるせいか、「AGE」の迷走ぶりがなんともお気の毒というか。スケール感しょぼすぎの最終決戦の敵味方の陣容、冗談としか思えないデザインのメカ、一向に解決策が見いだせない問題をいつまでもうじうじ引きずってる主人公、決戦の真っ最中だっつーのにだらだらと演じられる愁嘆場。ロクでもないもののオンパレードではないかね、これは。
タイミングモニタで観戦するには少々地味なレースだったかな。数字の推移からだけだと、荒れない、目覚ましいものがあまりないレースに見えちゃった。とはいえ気がつくとびっくりするようなことはちゃんと起きているもので、ペレス堂々の2位表彰台ゲットには驚きました。ザウバー、速いんだな。
可夢偉はちょっと良いところがなかったけどセッティング的なものだったのか、どうだったんだろうね。
レースはハミルトンのポール・トゥ・ウィン、バトンとレッドブル勢はやや不運、フェラーリは速さを取り戻しつつあるんだけどもう一声、決め手が足りないのかしら。アロンソは終盤になると守りに入る傾向があるのかも知れないな。これがキミだったら、ラストに存分にキレた追い上げを見せてくれたかも知れんなあ、なんてちょっと思ってしまいますが。
タフな交渉なぞできるわけもなく。
DG君カンパニー、IG女史担当分のお仕事。1stチェックポイントが明日だってのに素材がきたのが日曜深夜だったり、そもそも作業の多くの部分が英語版(既存の英語版サイトの日本語版を作るのが今回のお仕事)でやってることを日本語版にも反映させるってことで、結構な量の解析料理が必要になりそうですぜ、って話をちょっと投げて見たら、「んじゃあぶっちゃけどの位かかりそうなの?」と言われたんで、「5日ぐらいっすかねー」と返事したら速攻で「そこに土日の作業は入るのかね?」と。
意外に鋭いところに斬り込んでくるなー、と思いつつ、「公式には土日はお休みです」って返したらば、「わかりました、それではその線でクライアントと交渉します」と。
おー、DG君カンパニーにも空気読める人いるんだ。ってことで予備日2日ゲットできた、ってことになるのかな。これで何とか間に合わせることができそうね。変なタイミングでたっくん仕事が舞い込んでこなければ(^^;。
作業してると突然画面の輝度が下がったり、ちょっとノイズみたいなものが乗ったりするなー、と思えることが増えてはきてたんだけど、今日はとうとう、突然画面がブラックアウトするようになっちゃった。一度電源をオフにして再度電源投入すると画面は表示されるんだけど、しばらくするとまた消えちゃう。
なんぞごまかす手は無いかと思っていろいろ見てみると、設定メニューのパワーマネージメントの項目にDVI DMPMってのがあって、こいつがオンになっていた。これはデジタル接続時のパワーマネージメント機能なんだけど、何かの事情でこいつが勝手に省電力モードに切り替えるようになってしまったんじゃないか、ってことで、ここをオフにしてやると、それからは勝手に画面がブラックアウトすることは無くなったので一安心。
ってそれはディスプレイの内部の回路的な何かがおかしくなってる、ってことなわけで、つまりそろそろキカイの寿命だぞ、ってことだよねー(^^;。
今メニュー見たら使用時間が52755時間。メーカーの動作保証時間は20000時間だったと思うので、倍以上働いているんだね。朝起きたら電源入れて、日付が変わってもしばらくは使ってるようなのが10年ぐらい、毎日続いてたことを考えたら、よく働いてくれたと思う。
今のところはまだ、だましだまし使えてるけど、これは代替案を用意しておかないといけないだろうな。来月末なら多少余裕があるんだけど、今月はちょっとキツいなあ。誰か誕生祝いにEIZOのフレキシブルアーム、LA-130-Dで使えるディスプレイ、プレゼントしてくれないかしらね(殴/蹴)。
当面中古でしのぐ手だろうか。ディスプレイはNANAO、ってのは割と譲れないところなんだけど、中古に選択肢を拡げるとなると、そこで贅沢も言うてられへんよなあ…。
倅からまわってきたコミック二冊。一つはお馴染み堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(10)。うんまあ盛り上がってるけどおっちゃんもうおっちゃんなんや。キャラが多すぎて誰が誰やら、何がどうなってるやらよぉ判らんことになってんねん。
んでもう一冊。横田卓馬「背筋をピン! と 鹿高競技ダンス部へようこそ」(1)。競技ダンス、というとても珍しいテーマに挑戦した青春マンガ、というジャンルになるか。「ジャンプ」では割に珍しいタイプ? 作者の横田さんという方、大変失礼ながら全く存じ上げないお名前だったのでその旨倅に伝えたら、「webで『痴漢男』とか描いてた人やで」ですと。また懐かしい名前が出てきたなー、というか倅が「痴漢男」知ってたほうが驚きだったわけですが(^^;。
たしか「痴漢男」の連載終了近くのタイミングで、作者自身がプロを目指すことは述べてたと思うので、そういう意味では良かったなあと思うし、きっとすごく頑張ったんだろうなあと思う。おめでとうございます。……とはいえ作品自体は手堅い造りだし、絵も(そりゃ『痴漢男』は10年くらい前になるもんね)とてもキレイだと思うけど、残念ながら大ヒットまでは、行くのかなあ……。
何となく解決したかも。Windowsディレクトリ下の\system32にあるFntcache.datを削除して再起動することで、フォントのキャッシュが再構築されて状況が良くなることがあるとか何とか。試してみたんですがウチの環境では正解でした。Win10のフォントマネージャでは変化がないんだけど、これまで日本語フォントが反映されなかったアプリケーションでも、無事に日本語フォントが使えるようになっていた。Win10のフォントマネージャでは変わりはないんだけど、これは古いフォント(なにせWin95時代のダイナフォントだからね)だと日本語部分が認識されない、って事なのかしらね。
ま、自分の環境では問題解決したのでおっけーです。
伴名練 編
カバーイラスト れおえん
カバーデザイン BALCONY.
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031440-8 \1000(税別)
大森望氏と組んで編まれたアンソロジー「2010年代SF傑作選」などで知られる気鋭の作家、伴名練氏による「恋愛」テーマのアンソロジー。短編集などにも未収録の作品を中心に、9編を収録。
ご本人の後書きによると、前著「なめらかな世界と、その敵」が好評だったため、ご褒美としてこの企画が通った、なんて書かれているけれどそりゃご謙遜ってものであって、現在の優れた若い作家たちが輩出し続けている日本SF界にあっても伴名氏が一頭抜け出た存在であったが故ことなんだろう。今回は未読作品が多くなんだか得した気分だ(w。それでは早速。
遠く離れた戦地から恋人の元に届く手紙、それは亜空間通信故に送信した順番が必ずしもその順で届くとは限らなくて…
シャッフル機能付きの「ほしのこえ」とでもいうか。ここに一応の敵であるケツァルケツァルなる異星人たちの不思議な生態がスパイスとしてかかっている。静謐な佳品、といった味わいか。中井紀夫さん、「タルカス伝」からずいぶんイメージ変わったなあ。
かつてソ連で行われていた超能力研究。日本企業から出向した私は、そこで超能力者たちが集中している街が東欧の小国、ロベリアに存在すると聞かされる。早速その街、ホルムへと赴き、そこで不思議な姉妹と出会う…。
共感覚をテーマに、どこか古き良きSF感をたたえたお話、と自分には感じられるのは、この世界観から何とはなしの古き良き東欧SF感、みたいなものの香りを感じ取っているからかも。もちろんお話は、そんな一種のナイーブさだけで押し切ったりはしないわけですが。
人の「誕生しきるまで」と「死にきるまで」に一定の時間がかかる世界。生まれいずるものは徐々にその姿をクリアにし、死にゆくものは逆にその姿が霞んでいく。生まれてくる孫の姿を死ぬ前に一度はっきりと見ておきたい「じいちゃん」なのだが…
これまた何とも言えぬ懐かしさを感じてしまう、ペーソス溢れる作品でかなり好き。作者の和田毅さんは実はとあるよく知られた作家の別名で、こちらの名前を聞くと「ああ、そういうことか」と妙に納得してしまう。いったい誰なのかはすでにwebなんかでも明らかになっていますけど、念のためここでは伏せておきますね。ネタバレ気味にこのお話を別のタイトルで表すならば、「ゆっくりと彼岸へ」って事になるかと。これでモロ解りですね(w。
ラノベの世界で一作スマッシュヒットを飛ばしはしたけどその後はぱっとせず、三十路間近になってしまった僕。ほとんどヒモみたいな生活を送っている僕にとってただひとつの拠り所は、かつてのデビュー作のモデルになった虚実綯い交ぜの少年時代の思い出、だったのだが…
んと、なんて言うかな、「最終兵器彼女」を隠し味に語られる「なろう」系にすがりついてる中年予備軍の悲哀、みたいな。「恋愛編」を謳っている本書の中では一番恋愛していると思う。
通信インフラだけが現代と同レベルに発達した中世。天性の美声を持つカストラートとその恋人とのやりとりで描かれるこの世界の成り立ちとは…
「アイオーン」などとも共通する、どこか一分野のみが異常に発展した昔、を舞台にした物語。そこの所にワンダーはある、のかも知れんけど描写的にちょっと不満。中世世界が舞台なのに、その発達したインフラに関する用語は現代社会で使われている言葉と同じなの。コードレスとかデジタルとかギガバイトとか。ひとつにはそこで混乱させたくない、という配慮と、もう一点、作品のタイトルとも引っかけたいって思惑もあったのだとは思うのだけれど、ここはやはり、中世ヨーロッパ的な語彙のデザインが必要だったんじゃなかったのかな、多少わかりにくくなったとしても。ちょっと残念賞かも、ですね。
既読。感想もおおむね変更なし。ただ「NOVA」に収まってたらとても良いな、と思ったものが本書に収まっているものを読むと意外と「ん?」と思うところもあったかも知れない。これ、「百合」かも知れんけど「恋愛」ではないよねえ。
同じマンションに暮らしていると思しき女性。出勤の時間帯も同じ、歩く先も同じなのだが特に会話などもすることはなかったのだけれど、その日は様子が違っていた。いつもの信号、のはずが今日ばかりはいっこうに青に変わる様子がないのだ。青信号を待ちあぐねてしょうことなしに始まった会話だったが…
これもショートSFとして素晴らしく端正でかつどこか変、という、言い方は悪いけどオールド・スタイルで組み上げられた作品、という感想。もしかしたら本書で一番好きなのはこれかも知れない。
既読、つか身も蓋もない感想だな(^^;。前よりはちょっとだけ取っつけたような気もするけど、それはドット絵(wの部分でちょっと笑えただけ、という…
中南米の列強が世界に覇権を唱える世界、一人の絶世の美女を巡って各界の名士達が求婚に訪れる。そんな彼らに彼女が応えた望みの物とは…月。
という出だしからして「竹取物語」ベースの綺譚なわけですが、そのお話は随分ベクトルが違っていて、こちらはむしろ(舞台が南米と言うこともあって)マジック・リアリズム、とも違うか、マジック・バロックSFとでも言えそうな作品になっているような気が。とても面白かったのですが、自分はバカなのでラスト一行をどう判断したら良いのかが、イマイチ良くわからぬ(^^;。
ってことで粒選りのアンソロジーと思いましたが、それ以上にすごいな、と思ったのは編者である伴名さんの熱量。各作品の解説、巻末の解説におけるSFビギナーに向けたアンソロジー・ガイド。いずれも大変な熱量で、もしかしたら本書のキモはむしろそちらの方にあるのかも知れぬ。そこには賛否もあるだろうとは思うけど、ここまで念の入ったチュートリアルは久しぶりなのではないか、つかオレは50年ぐらいSF読んでるけど、こういうのに出会ったのは初めてかも知れない、し、オレに関しては手遅れだ(w。でも、今SFに興味を持った人であれば、これはとても素敵なガイドブックとしても機能するのじゃないだろうか。ロートルは放っといてもらって良いですけど、若い人(えらそう)が本書で背中押されたら良いな、とは思いますよ。読んでくれる人が減ってしまったら、新しい本が出ないものね。
★★★☆
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□ ks1234_1234 [いやはやお疲れ様でした。やはりあのミステリの一連の表紙絵はすごいですよねえ。圧巻。 そして楽しんでいただけたようで、..]