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咳が止まらないよう。咳しすぎで腹筋が痛いよう。と言う状態で昨日のお仕事の続き。なんとか今日中に仕上げられたので一安心。OpenOffice.orgで読めないWORD文書ってなんなんだろう。もしかしてWindows metaファイルの画像とかが貼り込まれてるとアウトなのかな。今ひとつ現象が特定できない。画像は画像で、それだけ並べたWORD文書は読めたりするからさらに謎である。読めるだけでその画像を再利用できないのは一緒なんだけど。まあなんとかなったからいいけどさ。
梶尾真治 著
カバー版画 唐沢なをき
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030737-7 \580(税別)
「美亜に贈る真珠」同様、カジシン名作再録シリーズ。こちらはドタバタSF編。おおむね既読だったんだけど、「泣き婆伝説」と「ノストラダムス病原体」が未読でありました。で、後者、今日の晩飯は昨日の残りのハヤシライスだったんですけどね、ハヤシライス食った後に読むんじゃなかったなあ、ってことで。
あとはまあ、懐かしいなあ、と言う感じで読ませて頂きました。「地球はプレイン・ヨーグルト」のハチャハチャに見えて実は案外ブラックな味わい、やはりよろしいですな。バカやってんだけどバカの中にも上品さと、SF短編としてのスタイルがちゃんと備わっているあたり(えー、これはつまり私は『SFバカ本』は大嫌いだ、と暗に述べてるのです)はさすがでございました。
(★★★)
双葉文庫の新シリーズ、"ひさいち文庫"。日本最高の4コママンガ家、いしいひさいち氏の作品集。「がんばれタブチくん 阪神死闘編」、「大統領の陰謀」の2冊。「バイトくん」のころからいしいさんのマンガは追っかけてるけど、初期のタブチくんとか、今と全然絵柄が違うんだなあ。って阪神の監督が後藤さんで、掛布が入団した頃の話だもんな。来年からオリックスのGMになる中村がまだ現役なんだもん。まだまだあの、悪意にみちみちた実在の人物のキャラクタライジングの技法が確立されてない時代の画が、今となっては却って新鮮。「大統領の陰謀」の方は、そこらのスタイルをモノにした後の作品(メインのキャラは大小ブッシュ、クリントン、エリツィン、フセイン)なので、そこらの作風の変移ぶりも楽しめるかも。ほとんどの作品が既読なんですが、それでも楽しめましたわん。
ふむ、翻訳SFファン度調査は知ってたんですが、こちらは存じ上げませなんだ、SF属性調査。早速やってみましたら結果はこのような状態。貴方はかなり濃ゆいメカ属性で天体属性でロボ属性で硬派属性でSF属性で人情属性で時間属性で軟派属性で生物属性で奇想属性の人です(世間様の3倍以上跳び抜けてます)
。通常の三倍……って、あー、つまり節操のない人間、と言うことでしょうか、ううむ。
ちなみにこの系統では、ライトノベル・ベクトル計算機なんてのもあるようですが、こっちは怖くてチェックしてません。だって「グイン」と「かめくん」と「エマノン」ぐらいしか、チェック入れられそうにないんだもんな。
これで年末に大物が控えていて、来年に「鉄人」も控えているって状況で、これもあったのを忘れていたよなあ。「ULTRAMAN The Movie」。脚本長谷川圭一、監督小中和哉、てのは充分信頼できるスタッフなんだけど、トレイラーを見てわき起る一抹の不安は、いったい何なんだろう(苦笑)。
やっぱりIllustratorでpdfの下地作ったほうが速かった。出来上がりもWORDからコンバートするよりなんぼかきれいだし。若干修正はあるけどおおむねチェックOKだったので、まあよかろ。
仕事してる最中に、笹塚にいてはるはずの誰かさんから「今京都に来てるんだようひゃひゃひゃひゃー」とか言う営業妨害電話があったような気がするが、たぶん夢でも見てたんだろうと思う。
エリザベス・ハンド 著/野田昌宏 訳
写真提供 松竹富士
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011145-6 \560
21世紀、世界はウイルスによって瀕死の状態にあった。この世界を救うには、ウイルスが蔓延する直前の時代に遡り、ウイルスの正体を突き止め、対抗ワクチンを開発するしかない。地下社会の闇の中、収監された囚人たちが特赦と引き替えの条件で次々と過去の世界に送られる。コールもそんな一人だった。彼が送られるはずだった世界は、初めてこのウイルスが出現する事になる1996年。だが、コールが送り込まれた世界は………
ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット出演、テリー・ギリアム監督作品のノヴェライズ。元々は1962年制作の実験的短編SF、「ラ・ジュテ」(クリス・マルケル監督)よりインスパイアされたものなのだそうだ
で、このノヴェライズを担当しているのが「冬長のまつり」のエリザベス・ハンド(すいません、軽石庵的には売り切れてます)、訳が野田大元帥。思わず商売ものに手をつけちゃいました(^^;)。んでもって感想なんだけど、うん、ノヴェライズにしては随所でキャラクターが微妙にディック的に悩み倒すあたりが意外に面白かったりして。映画が先にあるわけだから、引いた伏線にはちゃんと説明がされているし、写真が多く掲載されている事もあって、それでなくてもそんなに厚くはない本、あっという間に読み終えちゃう。お話としては過去と未来(というか主人公にとっては現在なんだけど)を行き来する間に、自分の寄って経つところを見失いがちになる主人公と、行きがかりから彼をサポートする事になる過去(とはつまりこのお話を見ている我々にとっては現在)の女性とのふれあいを交えて、不条理感と、そこはかとない悲劇の味わいを味あわせてくれて悪くはない。悪くはないけどやはりこれは、映画を観た人じゃないとちゃんとした感想をつける事は出来ないかもな、とも思う。それなりに読ませるけど、夢中になって読むようなものでもない、と言う感じ。
というわけで映画の方も見てみたいな、と思うんだけど、で、webをうろついて見るとギリアムファンで若い人、なんかは比較的高い評価している反面、淀川長治さんなんかはボロカスな評をつけてたりするんだよな。ギリアム作品は好きなはずの、さらにはどんな映画でも、なんとか褒めるところを見つけようとする淀長さんにしてこの評、うーん、どうしたもんだか。
(★★)
フジテレビ721 シーズンオフの目玉企画、「F1 Legends the Best」スタート。現存している'81〜'82年のレースの中から、視聴者からのリクエストとF1解説陣の推薦を合わせた16戦を放映。本日は津川哲夫氏推薦の'81年第2戦、ブラジルグランプリ。このとき津川氏は、総勢5人のチーム・エンサインのクルーの一人。で、このレースではエンサインのスイス人ドライバー、マルク・ズラー(津川さん的にはマーク・シュアー)が雨の中、堂々4位に入って見せたレース。このあたりは彼の本、F‐1グランプリボーイズ―F‐1サーカス巡業旅日記(amazon)でもちょいと触れられてる。
それにしても懐かしい顔とクルマが並んどるわ。クルマのスタイリングもチームごとにオリジナリティたっぷりだし。ちょうど最新のF1モデリング誌でFW07Cの特集やってたんだけど、実にタイムリーに走ってるところを鑑賞できましたわ。週末のお楽しみだねこれは。
ぶりぶり。24ページまでアップ。あと三日。残り11ページ。何とかなるのか、無理か? いやそれは困る。なんとかねじ込まなくては。
って今日はもう連絡はないのかな(日曜日だものね)って思い始めた19時過ぎにボコボコと修整要望が舞い込むってのはあれか、「これでボクは帰るけど、明日出社したら全部修整完了してるんだよね? ん? ん?」ってことなのか?(つoT)。ええいやっといてやるわい、さくっと出来るところはな。
ってことで今日はあんまり映像見てません。仕事しながらテレビでやってた「亡国のイージス」をちらちら見たぐらい。
で、これはまた「ローレライ」とは対照的な正攻法的小説の映画化バージョンではありますな。テレビで見る限りはかなり楽しめる作品になってるし、原作で私が一番しびれた、「撃つ前に考えろ」ってセリフがちゃんと出た時には思わず軽く膝を打った。福井晴敏の持ち味である、次から次と発生するクライシスの描写も、まあそれなりに抜かりはない。あくまでテレビ画面で見る分には。もうちょっとお話はぎゅっと詰めた方がいいとは思ったけど、まあテレビで見せてもらう分には上々やね。しっかり飛んでるF-2が見れるってのもポイント高い。危急を争うケースで、増槽つきで飛び上がるかー? ってのはまあ言わない約束だな(w。
それはともかく、やっぱり主役に真田広之は、ちょっと男前すぎるのが欠点であるよな。
もう一本。ABCの深夜枠、「桜2号」も見たよ。ホージー君に続いては、バンバン君が深夜枠コミック原作の主役を演じるってんで見てみたワケなんだけど、なんとなんと、これがかなり良い(^o^)。バンバン君のイケイケっぷりも良かったけど、ちょい煮え切らないイケメン系主人公としての載寧君もどうして魅力的である。や、もちろん安物なんですが、安物なりに頑張ってるあたりに好感を持ってしまった。上手くいったら続きも見たいとは思ったです。
□ おなみ [roverさん、こんばんは。 >危急を争うケースで、増槽つきで飛び上がるかー? ってのはまあ言わない約束 あの場合..]
□ rover [朝鮮戦争関連の本を眺めてましたら、空になった増槽は滑空比を高める効果をもたらしたそうで、セイバーなどは敢えて、空にな..]
□ おなみ [>空になった増槽は滑空比を高める効果をもたらしたそうで、セイバーなどは敢えて、空になっても増槽は捨てずに飛んでいた、..]
□ 空の人 [飛行機の兵装というのは(type of configration:略して“TYCO”タイコと発音します)変更するのが..]
□ rover [まあ私らもガキの頃は爆弾と増槽の区別だってついちゃいなかったわけですから、そこらは察してよね、ってところではあるんで..]
古本のデータ作ってると、「新刊案内つき」って文を入れることがちょくちょくあるんだけど、最近こいつのタイプミスが猛烈に多くなってるんだった。
「しんかんあんないつき」→「sinkannannnaitsuki」、「ん」の次に母音がきて、また「ん」が来て、その次にな行の音が来るので、何度も打ってると、いったい今の"n"が何回目の"n"だったかがわかんなくなっちゃって、「しんんかんなんあい」だの「新刊アンナな」だの、ワケの分からん変換結果を頻繁に目にして自分にうんざりしてる毎日なわけで。
ちょっと前まで、こんなところで蹴躓くようなことはなかった気がするんだがなあ。やっぱり歳を取るにつれ、脳味噌から指先までの距離が遠くなっていくんであろうか。信号の伝達速度的な意味で。
考えてることが指に届く前に次のこと考えてるんで、気がついたらタイプした文章があちこち穴だらけ、なんて事も結構あるんだよね。
歳は取りたくないって話でした。とっほっほ。
トム・クルーズ、ジョン・ウーの次回作である戦争映画へ出演か?(シネマトゥデイ)。まだ海のもんとも山のもんともつかん状態だけど、タイトルは「フライング・タイガース」。ま、今のところは「へー」って状態だけど、
ジョン監督が映画サイトComingSoonに対して語ったところによると、映画『フライング・タイガース』は第二次大戦中の実話を基に製作するそうだ。ストーリーは、日中戦争時に中華民国空軍の援軍として参加したアメリカ合衆国義勇軍「フライング・タイガース(飛虎隊)」とアドバイザーとして中華民国に招かれたアメリカの陸軍航空隊大尉クレア・リー・シェンノートの活躍を描く壮大な戦争映画となる。
ん?
クレア・シェンノートは退役した少将ではなかったっけ? と思って調べてみたら確かにWikipediaなんかでは大尉ってことになっておるな。一方で「少将」を採っているサイトもあってたとえばこちら(人民画報・歴史の記録)なんかがそう。正解がどの辺なのか、良く分からんことになってきた。
正式な軍事援助ではない団体に、退役した軍人がトップに立つってことで、いろいろ情報が錯綜しちゃったのだろうか。
なんにせよもし主演がトム・クルーズだと、「インデペンデンス・デイ」よろしく組織のトップが先頭切って戦闘機に乗り込むような映画になりそうですなあ。
フライアブルなP-40ってそこそこあるんでしたっけ? 実機が飛ぶとこ見れるなら、ちょっと興味惹かれなくもないんだけど。
厄介な相手から振られてきたお仕事、土日にがっつり片付けるつもりでそれ以外のルーチンワークをどどーっと昨日片付けて、さぁ来い! 体制整えていたんだけど、まあね、今日は土曜日。昨日のうちに指示が来なけりゃ連絡は週明けだわな。
10/31アップ、ってネタが一本あんだけど、どーすんだろうねぇ、これ(いつものことなのでもはや危機感とかは無いけど、呆れはするわなー)。
去年の本ですけどね。「ローダン」シリーズ367 「独裁者への道」(→amazon
)、368 「星間復讐者」(→amazon
)。367で第1巻以来カバーイラストを担当されていた依光隆氏が引退され、。368巻からは工藤稜さん(工藤さんのサイト、「くま画廊」。アニメネタのイラストがすんげー秀逸)が新たなカバーイラスト担当に起用されたのだね。依光さん、長きにわたってお疲れさまでした。工藤さん、これから頑張ってください。
ってオレ、「ローダン」は読んでないんだけどねえ(^^;。
読んではいないが1巻からのイラストをずーっと見てきた(なにせほれ、古本は入ってくるし書影スキャンで全部のイラストは見てきたわけでして)人間の失礼な物言いを許していただけるなら、250巻あたりから、なんというか手抜き、と言っては失礼なんだろうけども、何とはなしに「ん?」と思ってしまうイラストを見ることがしばしばだったこともあり、この交代は良い方に向いたそれだった、と言えるのではないかな。ともあれある意味ゴールの見えないマラソンに挑戦するって事への覚悟とかは並々ならぬものがあるのだろうな。367では依光氏の、368では工藤氏のカバーイラストへのコメントが巻末に載ってますので、読んでみると(こんなオレでも)なかなか感慨深いです。
ああ、なんでオレは「イカ娘」2期を見れてないのかと思ったら、もろ「アニメシャワー」に被ってたんだな。抜かったぜ、ってことで「ペルソナ4」、「輪るピングドラム」、「The iDOLM@STER」。
なんだか最近はあちこちで旅館の娘が重要人物だなあ、な「P4」、先週分でも言ったけど、最終的に異形なものが出てきて、「それも自分なのだ」を認めてペルソナ獲得、という流れが繰り返されてる段階なのでなんだかなー、って気はしないでもない。tだまあ今回の雪子さんのエピソードは、そこに行くまでの過程の描写にそれなりに時間が割かれていたので、悪くはなかったかな。そんなことより雪子さんの中の人がアミスケだったとは。全然わからんかったです。ストパンなんかでもそう思ったんだけど、この子はちょいとドスの効いたいい女、って方面で良いお芝居をするようになりましたな。ナージャの頃からは想像もつかん方に成長したのね(w。
「ピングドラム」はEDが持っていったな。イカレチマッタゼー! ほんとにな(w。ただ、何がなんだか良くわからないんだけれども、見てる人間を、うっかり画面から目を離すと後悔するんじゃないか、って気にさせるパワーみたいなものをたっぷり持ったアニメだなあと言う気はする。おかしなヒキのパワーを持った作品ではあるなあと思う。
「アイマス」は響さん(ちなみにオジサンはこのアニメが始まってから、響ファンになりました。ゲームの方は全然知りません)お当番回で、まあオーソドックス気味な展開(ファンの方たちの間では悪評紛々だったらしいけど)でこう言うのもまあアリか、と思ったんだけどそれとは別にあれですよ、井上敏樹脚本における、ライダーはどこにでも必要なタイミングで到着する、的演出はもう一工夫して欲しかったような気はするな。
それにしてもあのワニ、ぬいぐるみじゃなかったのか、すごいなあ。
普段はイメージとかFlashムービーを置くときぐらいしか使わないんでまったく知らなかったんだけど、コードが表示されてる部分にうっすらと緑の波線が追加されてるパートがあって、そこにカーソルが乗るとこのようなポップアップウインドウが現れる。
これ、ちょいと前に引っかかった現象に関するワーニングだよな。はあ、こんな機能があったのか。コードを見て、参照しているCSSも見て、それに関連して注意事項があったらそれを表示する、というわけで結構手間のかかることをやってるような気がする。意外にやるもんだなあDWも、と素直に感心しましたよ。
日本語が妙に通じにくい感じなのが、難点と言えば難点だけどねえ(w。
夕方TRちゃんから電話が来てた事に気がついたのが23:00過ぎ。ありゃりゃと思って電話してみたら、先日言ってたレスポンシブ云々がらみの仕事の話。とにかく自分が何をやっているのか全く分らないまま仕事を進めるTRちゃんなので、基本的に完成形がどうなっていて、そのために仕事をどう切り分けたらいいのかが全く分らんままに仕事を進めているので、いろいろ厄介な事になってるのがミエミエだ。
基本的にやりたい事はWordpressを使った企業サイトのリニューアルで、階層ごとにある程度デザインに変化を持たせつつ、全体としてはレスポンシブなサイトとしたいと。で、何や知らんが九州で仕事してる御尽に投げたらいつまで経っても仕事が上がってこないので、とにかく静的コンテンツだけでもオレの方でどんどんでっち上げて行っちゃくれまいか、という事のようなんだけど、なんかこう、イマイチこっちの仕事の内容が見えてこないのでそこらへん聞いてみたらば、そもそも、
TRちゃんはWordpressのカスタマイズがどういう流れになっているのか理解していない上に、レスポンシブ、という言葉には飛びついたが、レスポンシブがどういうものなのかは全く判ってない状態で作業を切り分けて、その一部をこちらに投げようとしているらしい、って事は分った。
WordpressでもMTでも、カスタマイズのパートの内と外は結構密接に関係している上に、レスポンシブなサイト作りも考慮に入れるなら、基本的に作業の根っこを握るのは、ある程度作業を一通り把握できてないとあかんと思うんだけど、そのポジションにいるのがTRちゃんである上に、電話の話を聞く限り、その九州の御尽とやらも、東京のweb屋さんによく居る(超偏見)、景気の良い事言って寄ってきて、拙かったら素早くケツまくるタイプに見えるんだよな。
前日にIG女史の仕事の注文請書の返送の儀を済ませてたので、今回は「別の仕事があるので請けられないよ」で体よく断れたので良かったんだけど、正直イチから任せてくれるんなら、ちょっとやってみたい仕事ではあったかも。TRちゃん仕事なので、多分ストレスも溜まっただろうとは思うんだけどね。
そろそろかな、と思って購入したプリンタ用詰め替えインク、意外と土壇場の粘りが効いたようで、その後もがんばってキレイに印字してくれてたんだけど、今日になってとうとう青が全く出なくなっちゃった。というわけでいよいよサードパーティー製詰め替えインクの注入作業に挑戦。まずは準備。カートリッジを取り外し、付属のスタンド(インク漏れを防ぐためのもの)に固定して、カートリッジのガワのシールを外して、詰め替えインクのカートリッジ`にこれも付属の針をセット。
シールを剥がすと出てくる小さな穴にこの注射器を突き刺して、インクの注入作業。黒丸がついたオレンジの取っ手を、10秒かけて4分の1回転、5秒インターバルを置いてまた10秒で4分の1回転、を繰り返す。取説にはどんだけ回すかの記述もあったけど、とりあえずあふれるまで注入してみた。
あとは溢れたインクを拭き取って、注射したところを補修シールで塞いでプリンタにセット、で作業終了。
あとはインクカートリッジのクリーニングをしてやれば、普通に印字できるようになった模様。プリンタのコントロールソフトから、インク残量がチェックできなくなった以外は、特に問題なく使えている模様。意外にすんなりいけました。あとはこれがどのくらい保ってくれるか、でしょうかね。
チャイナ・ミエヴィル 著/日暮雅道 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力+N.S
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011853-2 \1040 (税別)
ISBN978-4-15-011854-9 \1040 (税別)
魔術と科学、人類と畸形、異形のものたちが渾然一体となって日々を営む混沌都市ニュー・クロブゾンにやってきた一人の男。文字通り羽をもがれたその男、ガルーダのヤガレクが向かったのは闇医者ならぬ闇科学者のアイザックの研究所。ヤガレクはそこでアイザックに、自らを再び飛翔できるようにして欲しいと告げる。
同じ頃、アイザックの恋人で昆虫人間の芸術家、リンの許には正体不明のパトロンからの作品制作依頼が。不可解なものも感じつつ依頼主の許を訪れたリンの前に現れた依頼主の姿は…
マジック・リアリズムが染みついたスチーム・パンク的世界で繰り広げられる、フリークスやらナノテクやらバイオやら、およそSFが思いつく様々な物事たちに、たっぷりの悪趣味を振りかけて織り上げられた冒険譚。FFⅦ的世界観で、かなり厄介なダーク・ファンタジーをやってみました、的なお話と言えるんだろうか。
お話のスジ自体は分かりにくいところなどもなく、物語の展開自体は特に首を捻るようなこともなく先に進んでいくことは可能。なんだけど可能であるからといってそれがサクサクと、もしくはどんどん話を追っていくことができるような造りになっているのかと言えば、そちらはかなり微妙。話はわかる。でも話を読んでいく上で、読み手を先に押してくれる力のようなものが決定的に不足しているんじゃないだろうか。それは描写の過剰っぷりだったり、読み手の(多分にお約束的な側面もあるにせよ)期待する展開を次から次へとぶった切ってくれる流れの作りだったりするのかも。
本作はミエヴィルのキャリアの中でも比較的初期に発表された作品。それ故であるかもしれないけれどこれ、言い方悪いかもしれんけど才能豊かな若者が自分のありったけを注ぎ込んだ作品を、編集者を介さずに出版したような作品、という印象を持った。理屈ではこれは面白いんだ、と解る。でも気持ちはその面白さを肯定できない。だって面白く読ませよう、という気持ちがこっちに伝わってこないから。お話の中でキモになるところとそのキモのせいで何が起きた、というお話の流れがちゃんと整理されていないように感じた。もっと読ませ方があったんじゃないだろうか。あえてざっくり言うなら、
もっと刈れるだろ、ってことかもしれないな(^^;
★★☆
ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012095-5 \1000 (税別)
突如出現した謎の「黒い艦隊」。それはなんとアライアンスが極秘裏に建造していた、完全AIコントールの無人艦による艦隊だった。アライアンスにとって究極の守護神となるはずだった黒い艦隊がなぜ、アライアンスの惑星を攻撃したのか? しかも黒い艦隊のAIには、これまでの"ブラックジャック・ギアリー"の戦闘データが記録されているという。いわばみずからの分身と戦うことになったギアリーたちは……。
アムロの戦闘データをGMとかじゃなくマラサイあたりに搭載しておけばティターンズ最強だったんじゃね? 的な。ある意味最強の敵と戦うことになったギアリー一党の戦いを描く本巻は、一冊の大部分が宇宙戦ということになっていて、そういう意味では読んでて楽しいところばかりが盛り込まれている。これまで変幻自在の作戦で劣勢をはね返してきたギアリーだったが、今回は少なくともこれまでに使った手はすべて封じられている上に、相手の艦は最新鋭、こちらは連戦の疲れもたっぷりという状況下で逆転の秘策はあるか? というね。
キモになるのはAI故の融通の効かなさと、人間が設定した「知能」ゆえのアルゴリズムの齟齬、というか非ノイマン型コンピュータが根本的に抱える、矛盾にどう対応するか、という部分をどう解決しようとしたのか、というところになるのかな。本書でも軽く触れられているけど、
大昔のプログラミング言語をご存じですか? 単純でした。"XならばYである"というもので、この条件のときは、こうしろというものです。しかし、人間の思考を複製するとなると、"Xとは何で、XがYならばどうなり、Zとは何か?"といった考え方が必要になるでしょう
まああれですね、HALのパラドックス的な何かが、黒い艦隊に不可解な行動をとらせることになっちゃった、と。そこらの案配は悪くないと思うし、戦闘シーンの迫力も安定の面白さ。中盤のヤマ場におけるギアリー最大のピンチも抜け作としか思えないオチでぎりぎり回避、なんてあたりもおもしろい。ちょっとアニメっぽいなあ、なんて思うところも多々あるけど、単品としての面白さは充分にあるとは思う。
ただし、これをシリーズものの一冊として読むならば、この展開はあまりに唐突すぎると思う。アライアンス・シンディック間の長い戦いと、その陰に潜んでいるらしい謎の種族、その他の異星人たち、彼らが残したオーバーテクノロジーの秘密、といった、これまでに撒かれてきたいくつかのポイントが、割と雑にほったらかされてしまい、突然なんか別種のものが割り込んできた感じがするのだね。艦これの終盤にはいふりが乱入してきた、みたいな。ずっとこのシリーズを楽しんできた人ほど、「あるぇ?」って事になってしまうんじゃないかな。
本シリーズ、本書で一旦終了し、続いては前史に当たるお話を予定しているそうだけど、そっちである程度、投げっぱなパートに言及されたりするんだろうか。それはそれでスター・ウォーズのEp1~3みたいなことになっちゃったりしない? 的余計な心配もしてしまうわけですが(^^;。
★★★
お坊様に会えたらちょっとお話ししたいこともあったので、お天気はちょっと心配だったけど納骨堂にお参り。家を出た時は雨だけでこれなら何とかなるかな、と思ったんだけど三宮まで降りたあたりで風も強くなってきてちょっと閉口した。320円のビニ傘、見事に粉砕されましたわ(w。
んまあ親父とお袋にお供えして(あ、これじゃ親父がお茶でお袋が酒だな)新開地まで戻って串カツ屋で一杯やってる間に雨も上がったんで帰りは良かったんだけど。
次はお袋の一周忌に会わせて12月に寄らせてもらいますんで、それまでゆっくりね。
ジョー・ウォルトン 著/茂木健 訳
カバーイラスト 丹地陽子
カバーデザイン 波戸恵
創元SF文庫
ISBN978-4-488-74903-3 \1300(税別)
2015年、介護施設に収容されている老女パトリシア、極めて混乱した状態にある、と診断される彼女はしばしば職員に対して事実や現状とは異なる事を述べるのだが、それらは彼女の中では基本、それなりに筋が通っている振る舞いだった。1926年生まれのパトリシア、彼女の人生の中では一度、極めて大きな選択の機会があり、そこを分岐点にしてイエスとノー、二つの選択をした結果の人生の記憶が同時に残されていたのだ。片方はパット、もう片方はトリシア、後にトリッシュと呼ばれることになるパトリシアの二つの人生には何があったのか…。
「図書室の魔法」のジョー・ウォルトンの新作。正直「図書室の魔法」にはさほど高い評価はできない、的な感想を残しているんだけど、今回は完全に評価が変わった。これはかなり、ステキだ。
お話はあらすじのような導入から、二つの異なる時間線に生きるパトリシアのエピソードが交互に語られる、わけなんだけどそれ以前にお話の導入部からちょっと「おや?」と思わせる所もあり、必ずしもこのお話は、現在只今の我々が生きている時間線とはちょっと違うのかも知れない、という予感をいだかせつつ、それでもお話は、少なくとも先に述べた、パトリシアにとっての大きな選択の瞬間まではそれなりに納得できる展開が続く。その上で彼女の前にやってくる選択とは、と言う所から微妙に私たちが知る歴史とは少し異なる近代史が展開していく。
その二つの時間線は、たとえて言うなら個と全の対比、と言えるだろうか。パットと呼ばれるパトリシアの人生は、自ら様々な物事を選択し、積極的にそこにコミットし、信頼できる伴侶や友人たちに恵まれてはいるが、世界の情勢は我々が知る近代史よりはかなり昏い。一方トリッシュの人生は、私生活的には周囲の無理解と偏見などもあり、必ずしも恵まれた日々とは言えないのだけど、世界はおおむね良い方向に進んでいる。この対比を楽しみながら読んでいける所が、とても良く出来ているのだと思う。特に大きな事件が起きたりすることもないのだけれど、二つの時間線にいるパトリシアの人生を丹念に追っていくこと自体が、なんとも言えん楽しみをこちらに与えてくれるのだね。
そのうえで二人のパトリシアがたどった人生とはどちらかが幻だったと言うことなのか、それとも本当に二つの時間線は存在していたのか、ってあたりはまあ、読んでのお楽しみ。「図書室の魔法」同様SFと言うよりはファンタジー寄りの作品だとは思うけど、それでも一種の時間改変SFの趣もあり、なかなか興味深い。何より「物語」としての強度が前作よりかなりしっかりしているように思った。そこのところ、とても気に入りました。おもしろかったです。
★★★★
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Before...
□ rover [でも「ビースト」なんて言葉も出てきてるし(^^;)…。無理矢理「ネクサス」に繋げようとかしてないといいんだけど。 な..]
□ でした [ ウルトラマンの神秘性みたいなのが、あまり感じられないんですよねえ。 アクションは派手だけど、「フリーザ第2形態V..]
□ 寸゛ [子供向けでないウルトラマン映画ってのは斬新な気もしますが、うーん。]
□ もんちぃ [平成ガメラにゴジラ×メガギラスをトッピングしたような雰囲気で。両方とも好きな作品だけどベクトルが違うだけに不安な感じ..]
□ asano [「鉄人」や「ULTRAMAN」のトレーラーを観ると、なぜか不安感や違和感の方が先立ちますなあ。比較するのが間違いかも..]
□ でした [ もしかしたら、あの「肉襦袢」 本当にそうかも。 あれは、いわばサナギマンの状態で、さらに洗練された進化形態が・・!..]
□ taoy@笹塚 [12モンキーズ…。えーと、「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」「バロン」「フィッシャーキング」は好きですが、「12モ..]
□ 匿名 [12モンキーズですが、悪くないと思いますけど…まあ私は何でも平気なんですが。]