ばむばんか惰隠洞

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2003-11-26 この日を編集

[TV] ブラックホーク・ダウン

CS スターチャンネルで「ブラックホーク・ダウン」。2001年アメリカ、監督リドリー・スコット、出演ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー。1993年のソマリアにおける米特殊部隊の大失敗に終ったアイディード将軍急襲作戦を元にした戦争ドラマ。トップダウン型の戦闘指揮の不手際から次々とマズい手を打ち、傷口を拡げる結果になったこの作戦がアメリカに与えた影響は大きかったようで、軍ではこの後、トップダウン型の戦闘指揮から、個々の兵士に大きな権限を与えた戦闘方式の模索が始まっている、みたいなエピソードをNHK特集でもやってたな。

さてそういうわけで、アメリカにとっては痛いことこの上ない大失敗だったこの作戦を通じて、リドリー・スコットは………えーと何を言おうとしてらっしゃるのでしょうか?

自信満々で出かけて行ったはいいけれど、見通しの甘さから窮地に陥る米兵たち、完璧なはずの作戦が穴だらけだったことに困惑する上層部、倒しても倒してもゾンビの群れのごとく迫ってくるソマリア人たち。なんかもう、悪い冗談を見てるような気分になっちゃった。どう見てもこの映画、敵も味方も、ええもんも悪いもんも皆等しく、戦争ってのは割に合わんものだよ、と言っているように見えちゃったなあ。悲惨な戦いから帰った兵士が「俺たちは仲間を見捨てない」とか何とか言って映画を終えておきながら、続くテロップで「この二週間後、クリントン大統領は軍のソマリアからの完全撤退を決めた」なんて入れて見せたり、どうも意地の悪い冗談につき合わされたような感じがしちゃうんだよね。

[Books] 星海の楽園 知性化の嵐(3)

本書カバー デイヴィッド・ブリン 著/酒井昭伸 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011460-9 \920(税別)
ISBN4-15-011461-7 \920(税別)

一定期間の"休閑"を宣言され、あらゆる知的生命体の立ち入りを禁じられた第4銀河系の惑星ジージョ。だがいつの頃からか、自らの種族を捨て、密かにこの星に暮らす知的生命体たちの姿があった。ヒトを含む七つの種族は、いつか来るであろう"贖罪の日"のために、科学文明を捨て、密やかにこの星で繰らしていた。あらゆる記憶を奪われた一人のヒトを乗せた宇宙船が不時着するその日までは。彼を追うかのようにジージョには銀河航行種族のひとつ、ローセンの巨大宇宙船が飛来し、さらにローセンのそれをはるかにしのぐ巨艦"ポルクジイ"を持って、強大なジョファーもまたジージョの空を圧する。突如現れた強大な宇宙航行種族たちの目的、それは密かにジージョの海に逃げ込んでいると見られる伝説の地球の宇宙船、"ストリーカー"と、その積荷。全宇宙航行種族の"始祖"に繋がるかも知れない重大な手がかりを持ったかもしれない"ストリーカー"をめぐって、宇宙の列強種族は共闘と対立を繰り返していたのだ。

度重なる列強の追跡を乗組員の犠牲とクルーの機略でくぐり抜けてきた"ストリーカー"は、今度もまたジョファーの裏をかき宇宙への脱出には成功したが、度重なる逃避行で艦もクルーも疲弊し、後方からは圧倒的な武力を誇る"ポルクジイ"が迫る………

「変革への序章」「戦乱の大地」と続いた「知性化の嵐」シリーズ完結編。重々しく始まった第一作、惑星ジージョを舞台にした冒険と、懐かしのストリーカーとの再会で盛り上がった第二作、そして三作目はとてつもないスケールの宇宙SF。いやもう、うぉもしれぇぇぇぇっ!

 前作までの展開でいくつかのグループに分かれて宇宙に飛び出すことになった"ストリーカー"のクルーたちとジージョからの冒険者たち、追跡する覇権種族、彼らが赴く先に待ちかまえるのはダイソン球をもしのく巨大宇宙構造物、クリスウェル構造体、酸素種族とは全く異なる行動原理を持つ水素系生物の光球、機械生命体の工作艦、宇宙航行種族の列強たちをもしのぐ"超越者"と呼ばれる知的生命体。そしてそれらのとてつもないスケールを持ったSF的アイデアの大群が、"ストリーカー"の行く先々で想像を絶する姿を見せ、想像を絶するスケールのカタストロフに見舞われる。わたしが長いこと、スペースオペラで最大級のスケールを持った作品だと思ってた「第二段階レンズマン」を、ついにそのバカバカしいぐらい巨大なスケールで凌駕した作品が現れたなあ、という感じ。でたらめなスケール感ってことなら、「ハイペリオン」シリーズすら凌いでるんじゃないかと思っちゃう。

これだけでも存分に楽しめるところに持ってきて、本作から新登場の繰り言の多いネオ・チンプ、ハリーと彼が調査員として赴く"観念が形となる"、E空間、などというアイデアまでぶち込んでくれちゃって、嬉しくなって来るじゃないか、しかもさんざん待たされ続けた"ストリーカー"の逃避行にも、ついにゴールが見えてくるとあっては、涙なしには終盤読めやしませんや。しかもこれだけサービスしてくれた上で、さらに続編への期待も持たせるエンディングを用意してくれてるんだもんなあ。

キャラクタを少々増やしすぎて、何人かの登場人物に関するエピソードが薄いとか、まあ多少不満もあるんだけど、それでもあの"スタータイド・ライジング"の物語にようやく、ひとまずの決着がついたことを素直に喜びたい気分。他の人は知りませんがわたしゃ存分に燃えまくって読書させていただきました。ステキ。

ということで、まさかこいつから読み始める人はいないだろうと思うけど、「知性化の嵐」3部作の前に、ぜひ「スタータイド・ライジング」を読んでおいて欲しいところです。盛り上がり方が違います。ついでに「サンダイバー」を読んでおくといやが上にも盛り上がるのでぜひ。普通の書店で見つからなかったら、古書店をご利用くださいませ(w*1

(★★★★☆)

*1 「サンダイバー」、売れちゃいました。あしからず。


2004-11-26 この日を編集

[Chinema] やっぱりなあ。 (11:44)

島国大和さんとこを経由して、鷺巣義明のゴースト・オブ・マーズな日々から、ひどい…最悪…『ゴジラ FINAL WARS』に怒り心頭!!。なんというか、驚くには当たらんな、と冷静な私がいる、ちゅーのも実に情けない話ではある。めったに予想を裏切らないもんな、平成のゴジラは(w。

あと、併せて開田裕治さんの日記も参照されたい。開田さんが書いている、「兄貴が整然と壁に並べて大切にコレクションしていたアクションフィギュアを、腕白な弟が全部ブリスターパックから出して部屋中に並べて戦争ごっこして遊び倒した」、その"腕白な弟"たちってのがつまり、平成のゴジラに関わった人々なんだろうな、と思う。遊んでるキミらは面白いだろうが、キミらが遊んでるところを金払って見に来てるワシらはたまらんよ、と。うん、平成ゴジラがぱっとしないわけ、これでかなり納得できたぞ。

もちろん私は今年も腕白な弟の遊びッぷり、観に行くんですけどね、金払って(^^;)。

[tDiary] むむむ… (15:46)

なんか様子がおかしいぞ。disp_referrer.rb なのかな? ちょっと情報収集。

[tDiary] たぶん直った (17:11)

いけね、また設定ファイルの書き方間違えてた。

[Books] ゴジラ (23:52)

本書カバー 香山滋 著
カバーデザイン 神崎夢現
カバー写真 石本馨
ちくま文庫
ISBN4-480-42034-7 \900(税別)

かもめ丸の謎

1954年の「ゴジラ」、それに続く「ゴジラの逆襲」をそれぞれ「東京編」、「大阪編」として、原作者自らが少年誌向けにノヴェライズした作品。その他、「ゴジラ」や東宝特撮作品に関するエッセイ、「ゴジラ」の検討用台本、「獣人雪男」のノヴェライズを併録。

この小説版「ゴジラ」は、10年ほど前に小学館のスーパークエスト文庫から刊行されていたこともある(軽石庵にも在庫がございますよ)ので、そちらをお読みになった方もおられよう。「ゴジラ・東京編」は年少さん向けのノヴェライズという事もあり、尾形と恵美子のラヴ・ストーリィは削られ、代りに新吉少年が、尾形のパートの多くを受け持って活躍するようなかたちに変更が加えられている。「大阪編」の方はおおむね原作通り(アンギラスもなにやらあやしい光線を吐く、ぐらいが異なるか)。ということでまあ、メインになるお話は私にとっては一点を除いては「ああ、そうだったね」で済むもの。エッセイと「獣人雪男」はそれなり。んで、「G作品検討用台本」が初めて読むもので、これはなかなか興味深かった。これが一番最初に書かれた、もしかしたら「ゴジラ」はこういうお話になっていたかも知れない、もの。

こちらは現在我々が知っている「ゴジラ」とはかなり様子が違っていて、どちらかというと洋風な怪物、あるいは呪い系のパニック映画bの体裁を取っている。それ故にもしかしたら部分的には、映画となった「ゴジラ」よりも、この検討用台本の方が効果的であったのではないか、と思わせる箇所が結構ある。ゴジラが初めて大戸島の人々の前に姿を現わすシーンとかは、明らかにこちらの方が怖い。山根博士をややマッド・サイエンティスト風味に描いているあたりも、映画にしてみたら面白かったかも知れない。ただ逆に、ゴジラを単なる怪物でしかない、言ってみればハープーン2発で死んじゃうような、大きな生き物でしかない、様な話におさめてしまう事にもなりかねないわけで、そこを嫌って映画はああなったのかな、などと想像してみるのも楽しいかも。

あくまでこの本は、そういうことで一種の副読本的な位置づけになってしまうものではあるんだけど、かつてスーパークエスト文庫で読んだときには気がつかなかった事を改めて気付かせてくれたって点で、私にとっては少々興味深さアップな本かも知れない。

凄くどうでもいい事なんですけどね。ノヴェライズでも検討用台本でも、尾形たちが大戸島に向かう船、「かもめ丸」(台本では『かもめ号』)なんですよ。映画では巡視船「しきね」だったけど。んでね、実はレイモンド・バー主演のアメリカ版「ゴジラ」では、大戸島に向かうレイモンド・バーの後ろに、「かもめ丸」って、へったくそな字で書かれた浮き輪が見えるシーンがあるんですわ。これはなんなんだろうねえ。偶然の一致なのかねえ。

んまあそれを言いだしたら、"ルシイルアンダーソン"って誰やねん、てとこまで話はいっちゃいそうだけどさー。

(★★★)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

asano [その他の反応をクリップ。 http://harinezmi.ameblo.jp/day-20041125.html ..]

rover [まあゴジラについては程度の差こそあれ、おおむね似たような事は毎回言われてるわけで(^^;)、見てみるしかないんでしょ..]

まなたけ [映画「ウルトラマン」は、いろいろあるけど、子どもを持った父親には、かなりピンポイントで「来る」って試写を見た方に聞き..]

rover [いやあそれで充分、って気もするんですけどね。で、父親に連れられた子供にとってはどうなんでしょう…。]


2005-11-26 この日を編集

[PC] 日がな一日インスコ作業 (23:43)

今日もめび君の環境設定大会。最低限必要になるであろうところの秀シリーズ(秀丸、メール、秀見え、パスワード総合管理)と日干し煉瓦軍団(Photoshop、Illustrator、Acrobat、GoLive)、その他諸々インストールと設定作業。んまあかなり使えるようになりつつあるかな、ってところ。とにかく修理見積もりに出しためび君一号のメモリをこっちに足してやらないと快適さに大きな差が出て来そうな感じではあるな。

[TV] 定期視聴番組 (23:58)

「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」。先週の予告編でじっそー君臭さを感じてしまった「マックス」(#22:「胡蝶の夢」夢幻神獣 魔デウス登場)、ホントにじっそー君監督作品だったのね。じっそー君監督作品である、ってのがどういう事であるのかをある程度分かっている人、限定ならこれはかなりの力作だし意欲作であると思う。ただなあ、普通にテレビのスイッチひねって(今はひねらんか)楽しみにしてたタイトルに向かったときに見せられた映像がこれ……ではちょっと小さいお友達に申し訳ない気がするな。なんつーか、じっそー君テイストとは別にあれですよ、ぱっとしない学生演劇のテイストも同時に感じちゃって、そっちが少々楽しくなかった。昔のじっそー君作品なら、映像はトリッキーでもお話の流れは案外シンプルで、そこらでうまい具合にバランスが取れてたような気がするのだけれど、最近はなんちゅうか、じっそー君的映像のトリッキーさをある意味免罪符みたいにした底の浅い凝りようの脚本でまとめられちゃった特撮作品、てのが案外多いような気がしてしまって少々不満。

つかまあ、ホンちゃんと読んで、仕事選んでくださいよじっそー君、って気もかすかに(いやかなり)するんですけどねぇ。今週のエピソードなんて、じっそー君監督作品なのに出来はじっそー君作品の劣化コピー、ってイメージしかなかったのだけれどもな。


2006-11-26 この日を編集

[Oldbooks] 今日の軽石庵 (11:42)

説明不能その偉容惨状

前回よりさらに21インチモニタが見えにくくなっておる。実は先日、21年間頑張って働いてくれた洗濯機が、どうも洗濯槽を支えるシャフトをイわしてしまったようで、脱水に移ると激しくご近所迷惑な音を発するので、買い換えが決定したわけだが、そうなると廊下に積んでた段ボール少々(控えめな表現)を移してやらぬ事には新しい洗濯機を家の中に入れられないわけで。

と言うわけで昨日から(昨日は構想を練ってただけですが)古本屋的倉庫番状態が発生してたワケなんであった。3箱分ほどを自室に引き取り、残りは邪魔にならないように玄関に分散(靴箱、潰れそうだなあ)。やってる間に恐ろしいことに、あと130ぐらい追加したらひと段落だろうと思ってたハヤカワ・ポケミス、同数ぐらいがまだ箱のなかで眠ってるのを発見。うっはあ…。ま、当分追加のネタには困らないのでありがたい話ではありますが、SFを探しに来られるお客様には、しばらくつまらん追加になるかも知れません。陸海空にまんべんなく、雑誌も控えておりますし。

とはいえこれ、どうやって保管すればいいのやら…。

[Day] 洗濯機到着 (14:03)

業者さんがごそごそと取り付け作業(狭苦しくてすんません。あでもその箱は蹴らないで。『奇想天外』のバックナンバー詰まってるの)、30分ほどで完了。マニュアル見ながら、「おー、きょうびの洗濯機は自分で風呂の残り湯汲むのかい」「わ、自分で洗濯槽洗うんやー」などとはしゃぐバカ夫婦(^^;)

これでまた廊下に段ボール並べてもいいんだが、腰が痛いのでそれはまた今度。

[TV] 定期視聴番組 (23:25)

土日の分まとめて。「ウルトラマンメビウス」、「天保異聞 妖奇士」、「地獄少女 二甕」、「あさっての方向」、「BBB」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。

で、「レオ」をほとんど見てないワタシにとってもそこそこ燃える展開だった「メビウス」(#34:故郷のない男)。燃える理由はひとえに真夏竜氏のクソ暑苦しい芝居のおかげであって、別にお話が優れていたとか、そー言うことではないと思う。と言うか一瞬ワタシ、「あれ、先週からの続きだっけ?」とか思いましたがそんなことはないですよね?。

「妖奇士」は相変わらず丁寧な造りでかつどっかこう、落ち着きの悪いモノも同時に併せ持つ展開、つーか天保最大の妖怪とも言うべき鳥居耀蔵の声を若本さんがあててるんで、真剣に芝居してる人たちに混じって「この中にひとりっ! 音速丸がおるッ!!」状態が醸し出されちゃってるのがその原因だったりするんじゃないかなあ、とか思ったり。

土曜深夜は新番組が一本、「あさっての方向」。コミックが原作のようですな。子供扱いされたくない少女と昔に戻りたい女性の願いが過剰にかなえられ、少女が女の子、女性が少女になっちゃってさあ大変、みたいなお話。まあ様子見だが作画レベルは高いんだか低いんだか良く分からぬ。とりあえず自転車を描くのがうまい人には不足してるみたいだな。

そんなことよりこのアニメ、公式サイトが何やら興味深い。ユーザースタイルシートで見てみましょう。あら、はるかにいろんな情報が埋め込まれていてしかも見やすいわ。見出しがちゃんと整備されてるってだけなんだけど。こういうのも一種のSEO対策?

日曜朝。「ボウケンジャー」(Task.39 プロメテウスの石)はここまでのおさらい付きのコメディ。次回から終盤へ向けての盛り上がりって事になるんでしょうか。お気楽編って事で。

「カブト」(#42)は、む? 加賀美パパは実はエエモンなのかな? あと、加賀美クンの投球フォームが結構サマになってて感心した(そこだけか)。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

りつこ [良いですねぇ。おにゅうの洗濯機。 うちのももう直ぐ十年選手。脱水後に一人歩きする癖がつき始めたのでそろそろ旅立たせた..]

rover [実は冷蔵庫も21年選手でして、最近庫内から、ときどき入れた憶えのない子犬の鳴き声みたいなのが聞こえる時があって、非常..]

noki [洗濯機も冷蔵庫も独り暮らし始めた頃からのものでかれこれ22・3年 ものですが、、未だ独り暮らしのせいかまだなんとか動..]

加賀須野 旭 [直前の宣伝番組「チャンネルロック」でも「先週リフレクト星人に負けた…」と紹介されてましたけど、ちょっとあれはそう思い..]

すみ。けん。 [書くところが違いますが。えい。 アニメ[働きマン]のCMを見てしまった。絵があまりに酷い。安野モヨコのことはどっち..]

rover [さらに違う方向に暴走しますが、ワタシは大友克洋のカップヌードルのCF見るたびにケツ痒くなってます。動き気色悪い。相変..]

noki [カップヌードルのあれって大友克洋氏はもう抜けてるみたいですね。 キャラクターだけやってあとは知らんという状態らしいと..]

rover [おおう、それでいてあの大友テイスト。やるなCFのスタッフさん達(w。]


2007-11-26 この日を編集

[SpFX] どこにも行きやしませんさ

朝刊で読んで、なんで今ごろと思ったんだけど、手作り特撮、どこへ 経営難の円谷プロ、CGに比重(asahi.com)。円谷プロ自体のドタバタには、少々淋しい物を感じつつも、それも仕方のない話か、ぐらいの印象しかない(身から出た錆、っぽいニュアンスもあるわけだし)が、特撮技術なんていうのはその時々の需要と供給のキャパシティ(人力と財布が要求にどんだけ応えられるかって話だ)でいかようにも変ってくるわけで、そこでフレキシブルな対応を取れなかった円谷特撮が、いつの間にやらいろんなところで後れを取ってしまうことになってしまった、てのは何となく理解できる。戦隊モノやライダーの頑張りぶりは素晴らしいが、巧妙にウルトラシリーズの苦手な部分を避けて、良いビジュアル・エフェクトを追求した姿が今の成果であるとも思うわけで、この先も「ウルトラ」をやりたいと思うのならば、どうしても"手作り特撮"から手を切ることは不可能だろうとも思うので、そこを簡単に切り離すことはできない話だろう。ジャーナリズム的にすっぱり切り分けようと思ったら、いわゆる特撮がダメなら全部CGI、って流れに持って行きたいと思うだろうけど、話はそう単純じゃないので、そうはいかないよね、という気はする。新聞記事的紋切り論調にばっさり白黒付けちゃうことがそもそも無理があるんだけれど、何となく新聞を読んで、「そんなに単純な話じゃないんだけどなー」と漠然と思ったことでした。


2008-11-26 この日を編集

[Day] 南大阪ドサまわりツアー (23:28)

月に一度の岸和田・堺ツアー。天気もまあまあ良くてちょっとお気楽な小旅行気分。タイミングが上手く取れなくて、昼飯喰う時間を作れないまま夕方まで過ごして立ち呑みの暖簾くぐっちゃったんで、結構酒が回っちまったぜ。

[Books] 戦後SFマンガ史

戦後SFマンガ史(米沢嘉博/著) 米沢嘉博 著
装画 吾妻ひでお
カバーデザイン 井上デザイン
ちくま文庫
ISBN978-4-480-42419-8 \900(税別)

手塚治虫によってその原型が作られた戦後マンガ。それは生まれた時からすでにSFだった。産声を上げたマンガとSFとの親和性の強さの陰には何があったのか。そしてその後もつかず離れず関係性を保ち続けてマンガの歴史と共に存在したSFがマンガに与えた影響とはどんなものだったのか。米沢嘉博の労作の文庫化。

リアル世界ではともかく、webにおいては自分なんかはもうとっくにロートルの部類に入ると思うんだけれど、恐ろしいことに8章 + 終章という本書の章立ての中で、こちらが「ああ、あったあった」と思えるのが4章の終盤あたりってあたりで、日本のマンガの意外な懐の深さを再確認してしまう。

「面白ければ勝ち」が基本の基本であるマンガの世界において、自由な発想と破天荒な展開を導入する時に、SFの持つ自由な部分が敷居の低さとなって現れたこと、それが"戦後民主主義"という名の縛りをかわす上でも有効に作用したこと、それを踏まえた上で常に"SF"であろうとする手塚治虫のスタンスと、彼の後続によるSFの"いいとこ取り"的展開がやがて、SF側の"浸透と拡散"の流れと、マンガ側で勃興する劇画のムーヴメントによってどういう変遷を強いられていくのか、ってあたりを丹念に追っていく米沢さんの緻密な仕事っぷりが素晴らしく、特に手塚治虫が日本のマンガシーンにおいて自らが持っているウエイトが大きい時期の解説において、その読み応えは極めて大きい。

本書の一番の読みどころは、マンガでSFを表現したいと考えた手塚治虫と、SFをマンガの武器として使いたいと考えたそのほかのマンガ家との微妙な相克を丹念に追っていくところにあると思うわけで、そういう意味でも日本のマンガ・シーンに手塚治虫の名前を抜いて語ることが不可能な時期、本書で言えば第5章あたりまでの濃密な読み応え(テキトーに読んでると何か大事なことを取りこぼしてしまう危険性もあるんだけど)は格別のモノがある。逆に手塚治虫のネームバリューというか神通力が通用しなくなってきてきたかな、と思える時期の解説に今ひとつキレが足りないと感じられるのも、やむを得ないところはあるのだろうな、と思わされた。

自分がSFに持っているイメージの根っこにあるのは、なんというかこう、ソフィスティケイトされたエッジ、みたいなモノなので、突破力というか破壊力を洗練の上に置こうとするマンガとしてのパワフルさ、ってところで星野之宣をあえて持ち上げない米沢氏のスタンスは痛いくらい良くわかりつつ、それでもオレは諸星よりも星野だぜ、ってあたりの気持ちの行き先ってのは、土台が出来上がったあとの手塚が直面したジレンマに対しての、片一方からのエールとして機能するのかな、なんてね。

もう一点、マンガとSFの関係性について「そうだったよなあ」と納得出来るセンテンス。ぎりぎり、この感覚はオレにもわかる。

外国とはアメリカだぐらいの認識しかないガキ達の居住地の範囲内で考える時、世界はなんと非日常的で夢と冒険にあふれていたことだろう。地方の子供にとっては「東京」とはまさに冒険と活劇の大都会だった ―子供たちにとっては、別にSF的異世界を創ってくれなくとも、大人の社会で充分異世界はまにあっていたのである。

多分オレが最初にマンガに魅入られた要素ってのも、上で引いたシチュエーションに近いものであったと思う。それがいつの間にか薄れていき、単純にマンガに夢中になれなくなっていく過程のシミュレーションを、本書でやることができてしまうような気もしてそこは少々複雑かも知れぬ。良い本だと思うんだが、この本が良いのはある意味、この先日本のSFマンガにあまり大きなブレイクスルーはないかもしれないからだよ、ってのを四半世紀以上前に予言していたからであるかも知れないわけで。

この続きになる80年代からのSFマンガに関する解説って、ものすごく退屈で先の見えないモノになってしまいそうな気がして、あんまり読みたくない類の本になりそうだな、って気がかなりするのだよね。

★★★★


2009-11-26 この日を編集

[PC] あいむそーりぃ、まい、ますたー

昨日なのはさんをネタにして大笑いしたことについて、冥王様から天罰が下ったのか、今朝パソコンの電源入れたらば、Windowsは起動するがその他もろもろ、常駐系アプリケーションが片っ端から立ち上がってくれない状態に。

どうしたことかと思って見てみるに、Windowsとマイクロソフト様ご一行用のドライブであるところのC:以外のドライブが、きれいさっぱり消え失せているのだった。最近朝は冷えるしHDDはそろそろ骨董品だしで、立ち上がり損ねたのかなあと思って少し頭冷やしてみたんだけど、状況はいっかな好転せず。こりゃいよいよいろんなところが死んでしまったかなーと、朝からしょぼーん。

しょんぼりしててもしかたがないので、何か解決策はないかと(強制的にC:にインストールされるので難を逃れた)IEで検索してみて見つけました。TestDisk。フリーウエアなんだが死んじまったMBRを復活させたり、辻褄の合わなくなったセクタの情報を修復してくれる、かなりの優れもの。強力なツールなんだが基本コマンドラインからの操作オンリーで使うツールなので、少々慎重に使ってあげないと取り返しのつかないことになる、かも知れない。詳しい使い方なんかはこちらのサイト(【TestDisk】について)が参考になりましょう。

んでもってTestDiskで様子をみてみると、C:は無事だが、D:のスタート位置がおかしなことになってる(先にドライブが一つあるのに、Dも1シリンダ目から始まることになってる。そりゃさすがにあり得ない)。多分前にD:の容量を少し削ってC:に回したことがあったけど、その時に何か後遺症が残ったのかも知れない。

ともあれTestDiskでDeepSearchかけるとこの、容量変更をかましたディスクのスタート位置が、何かのタイミングでずれてDドライブが一時的に行方不明になり、それに続くドライブも立ち位置を見失っちゃった、と言う感じなんだろうな。

幸運なことにデータドライブは復旧可能だったけど、アプリケーションを置いてたD:が復旧不可能だったので、いろんなツールを再インストールする羽目になってしまった。たいていのアプリは修復セットアップでどうにかなるんだけど、なぜかIllustratorが修復不可能でかなり困ってる。それ以外はおおむね復旧できつつある(いくつかの小物を直してやるのにもちっと時間が欲しいですが)んで、まあ良いんですが。

とりあえずもう少し、がんばって復旧作業を続けるですよ。


2010-11-26 この日を編集

[web] まあXREAなんで

予想の範疇内の反応と言えば言えるんだけど、ここのところのs78サーバの不調(重たくてすいません)について、どーなっとんじゃゴルァ、的メールを投げたら、一週間ほど待たせてくださった上で、「重たい処理をやってるサイトがあったりするとサーバ全体の反応も重くなるので、そういう場合は別サーバに移行してみちゃくれまいか」なんて返事が返ってきた。ま、それも対応策の一つではあるわな。とは言えこれはこれでバクチ的要素満載なのが困ったところである上に…

そもそもこの不具合、16日のサーバ一斉不調とタイミングをほぼ同じくして発生している不具合なわけで、んまあそこにどこぞの行儀の悪いユーザさんの行為が引金になった可能性は無しとはしないんだが、それ以上に何となく、サーバのシステム的な不調が原因になってるんじゃないかと思えてしまうんだがな。さて原因はどっちだ。

とにかく慢性的に重たい状態が続いているのは確かで、そこは改善したいんだが、感覚的に出来たら二桁ナンバーのサーバからは動きたくないって所もあるので、このサーバが何かおかしいんじゃね? 的ツッコミももうちょっと継続してみたい気もしていたり。

どうしたもんでしょうね、とりあえず重いのは勘弁な、って苦情はもう一度上げるつもりですが。

[Day] お仕事続報

ついこないだ愚痴たれた件、今日になってようやく注文書が送られてきてた。みたら発注日が11/5で納品期日が11/12になっとる。明らかに注文書作って、それから放ったらかしになっちゃった感じやね。

ま、いいっすけど。


2011-11-26 途中で寝ちゃったので翌日追記 この日を編集

[Day] 新妻モード

カミさんが昼前から実家の法事(ありがたいお経と宴会つき)に出たので、昼飯は独自調達。冷蔵庫を見てみると、中華そばに豚バラ肉があるんで、これで焼きそばでも作れやって事なんだな、と言うわけで。

肉と野菜切って中華鍋でじゃーじゃー炒めてお塩を二つまみばかり…ん、何か手触り違うなーと思ったら、

塩と砂糖間違えてた。何だこのドジっこ新妻モードは。

我が家は通常、調理用のお砂糖は若干茶色っぽい物を使ってたので、白かったら塩、と思って考え無しに白いもんが入った容器を手にとってぱらぱらとやっちゃったんだった。奥さん、砂糖茶色いヤツに戻してくだせえ。

それにしてもほんの二つまみ程度だったし、後から気がついて塩味キツめにしたつもりだったんだけど、できた物を口に入れてみると舌触りに微妙な甘みが乗るもんだな。砂糖恐るべし。

[Oldbooks] Uボート 決死の航海

9784594058005商売物に手を付けるシリーズ。月曜日に発送する本を掘り返してる時に目に止まったもの。そういえばこれ読んでなかったなーと思って読んでみた。「Uボート 決死の航海」(ペーター・ブレント 著、小津薫 訳、扶桑社文庫2008年。書影はamazonにリンク)。ちょっと遅めの時間から読みはじめちゃったんで、昨日は日記を書く気が失せちゃったんでした。さて、

1940年という比較的Uボート側が有利な時代で、舞台もおなじみ北海ではなくアフリカ近海ってあたりに設定、ってあたりがちょっと目新しいか。ここに事故で乗艦を失った艦長やら新米水兵やら腕利きの渋いベテランやら、んまあ定番と言ってしまえばそれまでだけど、そこが揃ってなかったらお話面白くならないよね、と言うキャスティングで、お話の流れも、新造艦故に構造的なトラブルを抱えた潜水艦に寄せ集められた乗組員達が、航海を通じて成長していく過程と、成功や失敗、重大な危機とその克服といったお約束要素が過不足無く盛り込まれ、悪くない読み物になっている。なってはいるんだが、全体にちょっと物足りない感じもある。

新造艦の構造的な欠陥やら、乗員達の人間的な問題やら、いろいろな要素が用意されてはいるんだが、それらが良い感じに有機的に影響しあってる感じがないので、お約束的にエピソードが配置されてるような感じしかしないんだな。

あと、もとの文体がそうなのか訳文がそうなのかは判らないんだけど全体に文章が軽い感じがして、そこもやや不満。このジャンル、ブーフハイムの「Uボート」という決定版がすでにあるので、そいつを超えるのは大変だとは思うんだけど、あのヘビー級を先に目にしてしまっているこちらとしては、同じ事をぐっと軽めに語られてもなあ、と言う気しかしないんだった。だったら全く別のノリで押してくれた方が良かったんじゃないのかね。

そこの所を別にしても、やっぱり訳はちょっとマズいんじゃないかな。いわゆるテクニカルタームのチェックがかなり甘くて、判ってないまま訳してるんじゃないか? って部分も結構ある。40ノットで航走するUボートとかねえし、武装商船は武装商船であって断じてコルベットじゃねえし、そんな用語の部分以外にもちょいちょい「?」が湧いてくる記述にお目にかかったりして、そういうところでも少々がっかりだったかも。ま、並のちょい下、くらいかなあ。


2012-11-26 この日を編集

[Day] やっと言えた…

ここ数ヶ月、言おう言おうと思っていながら、いざとなったら言えずにいた言葉。朝日新聞の集金のおばちゃんに向けての一言。

「今月で止めて下さい」

やっと言えたよ。やっぱ人間が相手だと、肝心なところで情が先に立つもんだなー。

あ、新聞やめたのは思想的な問題じゃないですよ。単純にコスト・パフォーマンス考えただけのこと(日曜版の読書欄ぐらいなんだよ、じっくり読むの)。どれか一紙取らなきゃいけないなら、わたしゃ朝日新聞取りますよ。どれも取らなくても別に問題ないじゃん、って事に気がついたので止めることにしたわけで、わたしゃ心情的にブサヨであることを止める気はございませんので(^^;。

[web] こりゃまた懐かしいタイトルが

B00005OVR1小学校には9÷0=0というオレルールがあるらしい。(togetter)。これはこれで興味深く読んだんだけど、それ以上に笑ったのは、togetterのおすすめ商品欄に「ZERO DIVIDE」のタイトルを見つけちゃったこと(今はもう消えちゃったみたいだけど)。

やあ、懐かしい上に妙にしっくり来る組み合わせだこと。X68000ユーザーだけが判るネタなんだよね、これ(68Kはちょいちょい、『0で除算しました』ってメッセージを出してフリーズしちゃうんだよね)。

あ、肝心の「0で割る」問題、自分は多分、答えは0と教わったんじゃないかなあ。ゆとりよりかなり前の世代ですけどね。「0で割ってはいけない」なんて教わってたら、きっとその印象は強烈だったと思うから、そのことを覚えているんじゃないかと思うんだよな。

[F1] アメリカGP決勝

流石に眠たくて追いかけられなかった。ぐーすか寝ている間にバトン優勝、2位アロンソ、6位にベッテルが入ったことで3ポイント差でベッテルが3年連続のワールドチャンピオンに。おめでとうベッテル、良く頑張ったアロンソ。風格、って点ではアロンソが一番だったんじゃないだろうか。これに憎たらしさが加われば、シューミ級の強者になったのかも知れないけど、多分彼はそういうキャラじゃないんだろうな。

あとはそうだな、終始淡々としていながら時折キレた走りを見せるライコネン、来年も楽しみです。でも彼にはもうちょっと「踏める」マシンをあてがって欲しいと思う。

可夢偉はどうだろうなあ。日本にはそんなに金がないのかねえ。日本の自動車メーカー連合で10億持たせて、ロータスのほっぺを張り倒すぐらいのこと、やって欲しいなあ。


2014-11-26 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週前半、「暁のヨナ」、「クロスアンジュ」、「アカメが斬る!」、「甘城ブリリアントパーク」、「ガンダムビルドファイターズ トライ」。

「ヨナ」、ようやく3人目のメンバーが合流。相変わらずのまったりペース。「クロスアンジュ」、水着回と見せかけてその裏で犬猿の仲の二人が心ならずも共闘する、ようなお話。ヒルダにもいろいろ事情はあったのよ、ということね。この先いろいろあって仲良くなる、ってことなのかしら。なのはとフェイトだしね(^^;。「アカメ」は相変わらず人死に連発中、つかマインちゃんも逝かれてしまうのですか。実質的なヒロイン、とうかがっておったのですが…。「甘城」はなりすましのコメディ回。フモフモな妖精さんたち、かわいい外見とは裏腹に、それなりに人生(精生?)経験踏んでる人たちなんだよね。そこはおもしろいと思ったけど、こんな展開でちゃんと入場者数のノルマとか達成できるのかしら。ものすごい大ネタが控えてる、ってこと?

「ビルドファイターズ」、なんか見たようなヒロインさんが並んでたり、「タンク道」とか言うものが出てきたり、いろいろニヤニヤしてたらギャン子ちゃん退場という(^^;…。中の人的にそらがレイラさんの弟に沈められた、って図式がなんだか面白かったです(w。


2015-11-26 この日を編集

[Day] 割にギリだった

一眠りして昨日の修正作業をやろうと思ったら、寝とる間に古本の注文も何点か入ってきておるという。いや、ありがたい話なんですけどね、タイミング的にそこはちょっとずらしてもらえたら、という気はちょっとした(^^;。

とはいえ優先順位的には修正作業が先なので、まずはそちらを。何とか昼過ぎには修正完了したんでそこから古本掘りと梱包作業。なんだかんだで発送準備ができたのが16:30過ぎと言うね。あたふたと郵便局に荷物を持ち込んで、ちょいと買い物して帰ったら、修正の修正が舞い込んでいるという…。

png画像いじり大会で結構時間取られてしまったですよ。気がついたらもうこんな時間だ。酒飲んで寝よう。


2016-11-26 この日を編集

[Comics] お買い物

ひだまりスケッチ(9)(蒼樹うめ/著)蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」 (9)。んーと、意識的にスタイルを変えたのか、道具が変わった、とかの事情があるのか、体調的な問題でもあるのか、微妙に絵柄が変わったような気が。全体に線が細くなって、なおかつ何というのかな、カサカサ感が増した、というか、インクが残り少なくなったプリンタで印字した感、とでも言うのか。

気になって見返してみたんだけど、8巻の後半ぐらいからこの傾向は出ていたんだな。それがいいことなのか厄介なことなのかは、今はまだ良くわからん。

お話は紗英ヒロが卒業し、新たなメンバーの茉里ちゃんを迎えたひだまり荘で、最年長組になったゆのたちのお話が展開する。針路だったり、修学旅行だったりね。お話の流れは初夏あたりまでのエピソード。夏がきて秋が来て冬になって受験シーズンが来たら、その後はゆのと宮子の卒業。おそらくそこが「ひだまりスケッチ」のエンドマークの置き場所、ということになるんだろうな。単行本であと2冊ぐらいですか。ラストが近づいてまいりましたね。ここのところの流れ、アニメでもやって欲しいと思うんだけどそれは無理な話なんだろうかねえ…。


2017-11-26 この日を編集

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

週末分。金曜深夜、「少女終末旅行」「キノの旅」「結城結奈は勇者である 勇者の章」。「少女…」、壮大な墓標を通り、螺旋を登って次の層に上がってビールで酔っ払う話。「上層」と言うものがある以上、この世界は一種の階層構造になっていると言うことなんだろうけれど、その、どの階層からでも空があり、夜になれば月が見える世界、ということ? ん? んん? ここに説明が来る日はあるんでしょうか? 「キノの旅」、今回はキノ君出番なし。リクがいいキャラですね(^o^)。「ゆゆゆ」、結城結奈のストーリーに繋がった訳だけど鷲尾さん=東郷さんは登場せず。相変わらずいろいろ不穏ですな。

土曜深夜。「ボールルーム…」、タタラ君ペア覚醒まであと一歩、って感じ? 「宝石の国」、話はよくわからんけどまあ良く動くな。「血界戦線」、とっても賑やか。「魔法使いの嫁」はこれ、もうちょっと絵柄がどうにかなってたらかなり評価が変わってたんじゃないかしら。今の絵がダメとは思わないけど、これがたとえばもうちょっと末弥純よりの絵柄だったら飛びつくファンは激増なんじゃないかしらね(^^;

日曜朝。スタークはパンドラボックスだけ欲しかった訳で、フルボトルはどうでも良かったのね、な「ビルド」、面白いキャラですね。「キュウレンジャー」はチャンプの引っかかりが取れる回にドラクエネタを仕込んでくるような。歌で正気を取り戻すとは、また(w。次回も込みで、終盤にネタ回を挟んでくるのね。

「直虎」、之の字に泣かされるとは。ユキロック、良いですね(w

[Books] KAIJU黙示録

KAIJU黙示録(エリック・S.ブラウン/著 ジェイソン・コルトバ/著) エリック・S・ブラウン&ジェイソン・コルドバ 著/平沢薫 訳
カバーイラスト 開田裕治
ブックデザイン 石橋成哲
竹書房文庫
ISBN978-4-8019-1192-5 \1000(税別)

KAIJUであって怪獣ではない

突如地球を襲った異常気象により地形は激変、多くの地域が水没してしまった。さらにそれがきっかけででもあったかのように巨大な怪獣が出現、人類はたちまち狩られる側になってしまう。必死で反撃する人類だったが、抵抗むなしく今や人類の根拠地はわずかに残った要塞都市のみになってしまっていた。そして今、そのわずかな拠点にも怪獣たちの群が迫っていた…

いってみれば「パシフィック・リム」的世界観で「スターシップ・トゥルーパーズ」の機動歩兵が頑張る話で、それだけ見たら充分面白そうな話になりそうなんだけど、それで上手く行けばかなり痛快なお話になりそうな物なんだけど、これがどうした訳だかいっかなスカッとしないという(^^;。

問題はいくつかあると思う。一番大きな問題は最後にするとして、小ネタ的にツッコミ所を挙げるならば、時代設定を含めた世界観の統一が上手くない、ってのがその1。最初に紹介した異常気象云々というのがまずいつの話なのか解らないので、それから10年後に怪獣が出現した、と言われても「はあ」としか。未来の話ではあるんだろうけれど、一方でワープ航法が可能な宇宙船が存在していながら、対怪獣兵器の説明になると例えに出てくるのがフィフティ・キャリバーだったりF-16戦闘機であったりと、妙に古い物を連想の対象に持ってこられたりするので、人類の技術レベルが一体どういう物なのかってあたりがいまいち掴みづらくなっちゃってる。結果、読んでても頭の中で「絵」が描き辛いんだ。

お話自体もちょっととっ散らかり気味か。スジそのものは決して複雑なことはないんだけど、細部の後始末を割と雑に流しちゃったりするんで、「あれはどうなった?」と思うことも時々ある。そこもマイナスポイントかな。

でも一番の問題点は、本書の作者の世界観というか物語観なんじゃないかという気はする。怪獣をテーマにして物語を造る、と言う時にこの本の作者たちは決定的に(いわゆる、俺たちが連想する)「怪獣」テーマのストーリーを書く気は全くないんだな、と言う気はした。普通我々が思う怪獣モノというのは、超常的な暴力を振るう異形のものに、人類側が乾坤一擲の大勝負を仕掛けて大逆転、と言うカタルシスがあるべきだと思うんだけど、こちらの作者さんたちにあるのは、怪獣をネタに、なにか強烈なカタストロフを描きたかったようで、そこに快感が入り込む余地はほとんどない。かわりにあるのは繰り返される負け戦感。これで何か得した気分になってくれ、と言われてもそりゃ無理だよ(^^;。

んまあある意味虚淵玄的トラジディから、続編で「っしゃー!」的な反攻が…、みたいな展開に持って行きたいのかもわからんけど、これで続きが書かせてもらえると思ったら大間違いやで、って言いたい気はするな。読んでいっても負け犬感しか増幅されないんだもの(苦笑)。

★★


2018-11-26 この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

週末の分。「ゴブスレ」「グリッドマン」「リリスパ」「SAO」「禁書目録」「HUGプリ」「ジオウ」「ルパパト」「ユリシーズ」「ツルネ」「本田さん」。たくさんあるなあ。

「ゴブスレ」、ゴブリンスレイヤーさん、処女の添い寝で復活するの巻。ゴブリンとかかわると割に貞操は安くなるから、女神官さんの存在は意外と貴重、ってことなのね。

「グリッドマン」、六花はアカネの友達として創られた存在だった、という話。webではリッカ→リカ→アカネにとってのリカちゃん人形と言うことでは? なんて考察も見かけましたがどうなんでしょ。個人的にはそんなことよりも、敵味方の陣営の勝利条件がなんなのか、ってところをもうちょっとちゃんと教えて欲しい気はする。それが暫定版であっても全然問題ない(そこにさらにちゃぶ台返しがあっても構わんよ、ってこと)んだけど、そこが解らんから誰にどう感情移入移入したら良いのかが解りづらいんだよな。

「リリスパ」、ん、沖縄とバイキングにどういう関係があるのか。村上海賊の末裔、とかの方がよほど受け入れやすかったのでは? あと、モモチの師匠はちょっと過保護が過ぎるね。そこにも何か理由があるのかしら。

「SAO」、前半はキリトさん無双、後半はキリトさん意外とオトメチックだったことが解るお話。イマジネーションがこの世界でのポテンシャルに影響する、ってのはちょっと面白いかも。ライダーでそんな設定のシリーズ、ありませんでしたっけ?

「禁書」、聖人とか言う厄介な存在が出てきてみんな大変だ、という。一応「幻想殺し」の能力があるとは言え、上条さんが率先して死地に赴く理由ってところにいまいち説得力が無いように思えてしまうのはオレだけ?

「HUGっと!」、ルールーとの別れが確定したことで失語症になっちゃったエミルのお話…「食堂かたつむり」? (違)。安易におじいさまとの和解まで持っていかなかったところは良かったと思いました。おにいちゃん大活躍、んでクラスメートのアンリの話に持っていく、って構成なんですね。

「ジオウ」、鎧武編終了。タイムパラドックス(?)ネタとしてそこそこ面白かったのでは。次からは「ゴースト」編なのね。

「ルパパト」、む、ここでも近場で安易にくっつけようとしてる流れか? ツカサ先輩の職業意識は見上げたものだと思うけど。

「ユリシーズ」、ジャンヌたん割と安易に復活。ちょっとキャラがワープしてる感は否めないな。

「ツルネ」、なかなか良いと思うんですけど、世評はそうでもないのかしら。

「本田さん」、本好きと本屋好きの違いのお話。自分は本屋>本好きかもしれないな。本は好きだけど、その本はやっぱ本屋さんで買いたいよね。


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