ばむばんか惰隠洞

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2004-11-26 [長年日記]

[Chinema] やっぱりなあ。 (11:44)

島国大和さんとこを経由して、鷺巣義明のゴースト・オブ・マーズな日々から、ひどい…最悪…『ゴジラ FINAL WARS』に怒り心頭!!。なんというか、驚くには当たらんな、と冷静な私がいる、ちゅーのも実に情けない話ではある。めったに予想を裏切らないもんな、平成のゴジラは(w。

あと、併せて開田裕治さんの日記も参照されたい。開田さんが書いている、「兄貴が整然と壁に並べて大切にコレクションしていたアクションフィギュアを、腕白な弟が全部ブリスターパックから出して部屋中に並べて戦争ごっこして遊び倒した」、その"腕白な弟"たちってのがつまり、平成のゴジラに関わった人々なんだろうな、と思う。遊んでるキミらは面白いだろうが、キミらが遊んでるところを金払って見に来てるワシらはたまらんよ、と。うん、平成ゴジラがぱっとしないわけ、これでかなり納得できたぞ。

もちろん私は今年も腕白な弟の遊びッぷり、観に行くんですけどね、金払って(^^;)。

[tDiary] むむむ… (15:46)

なんか様子がおかしいぞ。disp_referrer.rb なのかな? ちょっと情報収集。

[tDiary] たぶん直った (17:11)

いけね、また設定ファイルの書き方間違えてた。

[Books] ゴジラ (23:52)

本書カバー 香山滋 著
カバーデザイン 神崎夢現
カバー写真 石本馨
ちくま文庫
ISBN4-480-42034-7 \900(税別)

かもめ丸の謎

1954年の「ゴジラ」、それに続く「ゴジラの逆襲」をそれぞれ「東京編」、「大阪編」として、原作者自らが少年誌向けにノヴェライズした作品。その他、「ゴジラ」や東宝特撮作品に関するエッセイ、「ゴジラ」の検討用台本、「獣人雪男」のノヴェライズを併録。

この小説版「ゴジラ」は、10年ほど前に小学館のスーパークエスト文庫から刊行されていたこともある(軽石庵にも在庫がございますよ)ので、そちらをお読みになった方もおられよう。「ゴジラ・東京編」は年少さん向けのノヴェライズという事もあり、尾形と恵美子のラヴ・ストーリィは削られ、代りに新吉少年が、尾形のパートの多くを受け持って活躍するようなかたちに変更が加えられている。「大阪編」の方はおおむね原作通り(アンギラスもなにやらあやしい光線を吐く、ぐらいが異なるか)。ということでまあ、メインになるお話は私にとっては一点を除いては「ああ、そうだったね」で済むもの。エッセイと「獣人雪男」はそれなり。んで、「G作品検討用台本」が初めて読むもので、これはなかなか興味深かった。これが一番最初に書かれた、もしかしたら「ゴジラ」はこういうお話になっていたかも知れない、もの。

こちらは現在我々が知っている「ゴジラ」とはかなり様子が違っていて、どちらかというと洋風な怪物、あるいは呪い系のパニック映画bの体裁を取っている。それ故にもしかしたら部分的には、映画となった「ゴジラ」よりも、この検討用台本の方が効果的であったのではないか、と思わせる箇所が結構ある。ゴジラが初めて大戸島の人々の前に姿を現わすシーンとかは、明らかにこちらの方が怖い。山根博士をややマッド・サイエンティスト風味に描いているあたりも、映画にしてみたら面白かったかも知れない。ただ逆に、ゴジラを単なる怪物でしかない、言ってみればハープーン2発で死んじゃうような、大きな生き物でしかない、様な話におさめてしまう事にもなりかねないわけで、そこを嫌って映画はああなったのかな、などと想像してみるのも楽しいかも。

あくまでこの本は、そういうことで一種の副読本的な位置づけになってしまうものではあるんだけど、かつてスーパークエスト文庫で読んだときには気がつかなかった事を改めて気付かせてくれたって点で、私にとっては少々興味深さアップな本かも知れない。

凄くどうでもいい事なんですけどね。ノヴェライズでも検討用台本でも、尾形たちが大戸島に向かう船、「かもめ丸」(台本では『かもめ号』)なんですよ。映画では巡視船「しきね」だったけど。んでね、実はレイモンド・バー主演のアメリカ版「ゴジラ」では、大戸島に向かうレイモンド・バーの後ろに、「かもめ丸」って、へったくそな字で書かれた浮き輪が見えるシーンがあるんですわ。これはなんなんだろうねえ。偶然の一致なのかねえ。

んまあそれを言いだしたら、"ルシイルアンダーソン"って誰やねん、てとこまで話はいっちゃいそうだけどさー。

(★★★)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
asano (2004-11-26 12:54)

その他の反応をクリップ。<br>http://harinezmi.ameblo.jp/day-20041125.html<br>http://homepage3.nifty.com/gachinkobros/t-diary2004.11.html<br>http://green.ap.teacup.com/g-1okuda/3.html<br>「デビルマン」と同様の理由で、観るべき映画なのかも。

rover (2004-11-26 14:19)

まあゴジラについては程度の差こそあれ、おおむね似たような事は毎回言われてるわけで(^^;)、見てみるしかないんでしょうね。鷺巣さんがダメ出してる「×メカゴジラ」、私はいいと思ってるし、北村監督の「あずみ」、私嫌いじゃないし(長すぎだけど)。<br>それよりテリーさんの兄上、ドリーさんが「ULTRAMAN」を比較的良好に評しておられるのが妙に気になります。もしかして今年最後の希望か? (いや、ダメだ変に期待しちゃ)<br>http://homepage3.nifty.com/gachinkobros/d-diary2004.09.html

まなたけ (2004-11-26 14:39)

映画「ウルトラマン」は、いろいろあるけど、子どもを持った父親には、かなりピンポイントで「来る」って試写を見た方に聞きましたが…と、煽ってみる^^;

rover (2004-11-26 18:07)

いやあそれで充分、って気もするんですけどね。で、父親に連れられた子供にとってはどうなんでしょう…。


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