カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
9時頃電話があって、10〜11時の間にサービスマンが伺いますので、だって。がさごそと箱を引っ張り出して(捨てないでいて良かったー)梱包して待つ。
やってきたおにいちゃんにどういう状況が起きてるのか改めて説明して、検査に持って行ってもらったわけだが、「少し時間がかかると思います」とのこと。まあ、正月はさんでるし、しょうがないよなあということで。元気になって戻ってきておくれ。
ということで1ヶ月使ってみたDIGA E70Vの感想。こんな機種買うの、ウチを覗いてるような人にはいないような気がするが、まあ何かの参考になれば。
とりあえずですね、このキカイで焼いたDVDをこのキカイで再生する、って使い方に限るならば、画質はそんなに気にならないです。もともと私があんまり画質とか音とかにこだわりない方なのでそうなのかも知れないけど、長時間モードのLP(最大約4時間)、を使っても充分キレイ。ただし他のハードで見るとちょっと淋しい。VHS3倍速ぐらいの画質になっちゃう。VHSビデオデッキとしての性能も特に可もなく不可もなし。多少画質の悪いビデオでも、DVD側で見る(DVDのチューナチャンネルがVHSに合ってる状態ですな)と、プログレッシブ再生モードが効いて割とキレイに見えるのはお得感ありかも。総じて多くを期待してなかった私には充分なキカイですな。
ただしリモコンは最低に使いづらい。ボタンの配置も何考えてんだか分からんし、ビデオ、テレビ、DVDを、スイッチの切り替えでコントロールするんだけど、これは誤作動の元になる。ビデオとDVDは、無駄に見えても独立したボタン配置にするべきだったと思う。ビデオの録画予約したつもりがDVDの方で録画することになっちゃった、とか、そういうことが結構起きるのですよ。
あと、すんげー小さいことだけど、ビデオテープを早送りした時、テープを送りきったら自動で巻き戻しに行かないのは納得いかん。600倍速高速巻き戻しは確かに早いけど、どうも巻き方がおかしくなるのか、テープによっては再生時に画面がかくかくとぶれることがある。使えん。
てとこなんですが、まああれだ、買って一ヶ月で修理に出すハメになったのはどうにもかなわん、てのが一番大きいかしらね。よそ様ではこんなトラブル、起きてないのかな。価格.com見てたら、初期ロットは結構トラブったような話もあったような気もするけど。
久々に従姉妹殿から電話。先日胸の写真撮ってもらったんで、その後どう? って事だったんだけど、はい、相変わらず痛いです。とほほ。
で、ついでに、最近一太郎が異様に重たくて困っている、ってことなんでちょっと様子見に。おお、確かに重いなこれは、って文書ファイルが100メガ超えてますがな、そりゃあ重かろう。メモリを足したように思ってたんだけど従姉妹殿のマシン(牛さん、PenⅢ700Mhz)、メモリは384Mbしか挿さっていなかった。それでWORDで70Mbの文書開いて、一太郎で100Mb超のファイル開いたんじゃあ重くてたまらんだろうな。
とりあえずスワップファイルをC〜Fの各ドライブに分散して作るような設定に変更してみたけど焼け石に水だろうなあ。近いうちにDIMM買ってきたげるんでそれまでは我慢、ってことで。
ついでにNTTがやってるcocoa、なんてモノに加入したんでそいつの登録処理をやって欲しい、というからそれもちょこちょこ、てかこれぐらい自分でやんなさいよ>おねいさん。
cocoaってのはまああれだ、ファミリー向けGrooveみたいなもので、登録ユーザー間でファイルの共有が出来たりメッセージのやりとりが出来たりするモノ。で携帯からのアクセスも可能ってあたりが人によっては便利かも知れない。自宅や職場のパソコンからスケジュールを入力して、出先から携帯でスケジュール確認を行う、なんて使い方が出来るのだね、なるほど。
まあ、スケジュールなんて無い人生送ってるワシにはなんのありがたみもない機能だったりしますが。そもそもPHSじゃ見れないしな(w 。
などということをやってるといい時間になるので、カシワのスキヤキで宴会。ビールがぶ飲み。
というわけで。昨日はSOIL師匠交通事故で負傷入院、のニュースで大盛り上がり(なんて不謹慎な)の忘年会だったわけだが。
一夜明けたら岸和田行きなのだ。うう、一次会で帰るつもりだったのに気がついたらさんざん呑んでたので頭痛い。
えーと、岸和田に行く前にソフマップでなにか買って行かないといけなかったような気がしたんだが、なんだったっけかな。
ああ、書いてるうちに思い出した。USB-シリアルの変換ケーブルだ。おうげぇ、んじゃ出かけるか。
吉田秋生「イヴの眠り」(5)、鬼頭莫宏「ぼくらの」(4)。うわわわわなんてこった、「イヴの眠り」が完結してるぜ。たった5巻で。ざっと読んでみたが特にどうという展開もないままにお話は終わっちゃった、って感じで。
カミさんに回すときに「完結しちゃったぜ」って言ったら笑いながら、「さてはあんまり人気でなかったか。さすがにそうそうドジョウは泳いどらんわな」だって。激しくシビアだな、あんた。
「ぼくらの」はまだ読んでないですが、帯のコメントが小澤さとる、ってのはいったいどういう……。
藤崎慎吾 著
Cover Direction 岩郷重力 + Y.S
Cover Design & Photo Complex 瀬戸羽方+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030824-1 \760(税別)
ISBN4-15-030825-X \760(税別)
2071年、テラフォーミングが進む火星極冠の氷の中から、信じられない物が切り出されていた。いまだに知られていない生物標本。だがそれらの分布には研究者たちの首をひねらせる何かがあった。表皮を残し、中身をきれいに取り去られたそれらの"死骸"は、まるで太古の地球の、ある遺跡を思わせるような形で集中していたのだ。そう、"貝塚"。若き考古学者、サヤはこの謎に迫るべく火星を目指すのだが…。
「ハイドゥナン」で今年の日本SF界を騒がせた藤崎慎吾のデビュー作がこちら。恥ずかしながら未読でした、って「ハイドゥナン」もまだ読んでないんですけど。んで、一言で言ってこれは「ほほう」な一作。序盤からしばらくはなんというか、テクニカルタームとジャーゴンでいっぱいのカタログSFなのかな、と、ちょっとがっかりしかかったのだけれど、そのあたりからお話は加速を始め、下巻に入るあたりから途中でやめるのがもったいない気分になってしまうような本。非常にオーソドックスなSFとしてのスタイルを保ちつつ、実はその中に(5年以上前のSFとしては)かなり新しい、と思わせられる要素がぶち込まれている、そのあたりはステキ。
反面、ギブスン的世界からそないに目新しさが加わってはいないと思えてしまう電脳世界の描写あたりには、もうちょっとどうにかならなかったのかな、という気分は残ったりもする。意外にこのあたりで語られる内容が多いこともあって、そこは少々残念。非常に手堅くまとめられた作品であると思う反面、どこかで一箇所でも良いから、突き抜けて欲しかったかもな、ってあたりでね。このあたりは、私がいわゆる電脳世界における化身(アバター)の使い方にもう一工夫あって欲しい(なんていうんだろ、ヴァーチャルリアリティな世界が実現したとして、それが現実世界、あるいはファンタジーの世界のメタファーである必要はないと思えるわけで、なにかこう、全く見たことのない世界になっている、ってほうがむしろ自然に感じられるのだけど、そこを突っ込んでくれた作品ってのに出会えてないなあという気がしてしまって)とは思った。
そこらに少々不満は残るのだけど、総じて良い感じでした。"SFを読んでる楽しさ"みたいな物は存分に味あわせていただいたと思います。
(★★★☆)
どっかのバカがUPSの電源を引っこ抜いていたという、こちらの予想をはるかに超える展開にあたふた……するかい。電化製品がおかしいな、と思ったらまず電源はしっかり繋がっているか確認しましょう、ってのは古来からの鉄則なんだが、それでも折に触れてこれが強調されるのにはやはりそれなりの理由があるって事で。神戸の山奥から岸和田に出て、プラグにソケットをしっかり差し込む、と言うとても高度な作業をこなして帰ってきたよ。せっかくだから立ち呑み収めもぷはーとな。
エリザベス・ムーン 著/斎藤伯好・月岡小穂 訳
カバーイラスト 照世
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011591-5 \1000(税別)
一族の多くを失い、壊滅の危機に瀕しているヴァッタ航宙を再建するためのカイ、ステラ、そしてグレイシーおばさんの戦いは続く。同じヴァッタ一族でありながら宙賊として悪名を馳せるオスマンとの対決で彼の私掠船を手に入れ、自らも私掠船免状を手にしたカイだが、星間アンシブル網を破壊して宇宙空間の連絡網をずたずたにした宙賊たちの勢力は増大するばかり。このままでは惑星間の貿易網は彼らの思いのままになってしまうだろう。この状況を打開するためにカイが思いついた手段とは…。
てことでまあ、第1作、第2作からの流れを受けての第3弾。なぜにヴァッタ家はテロルに遭わなければならなかったのか、ってなあたりの謎解きが少々と、あとは生き残ったヴァッタ家の女性陣のそれぞれのキャラの掘り下げがメインで、派手な見せ場はやや少なめ。偏屈に見えるが実は聡明極まるクセ者だったグレイシー伯母さんが本巻ではさらにあんなことやこんなことまでやっちゃうスゴい人だったことが分かる、あたりが面白いようなやり過ぎでしょアンタそれ、と言いたくなるような。
それ以外はまあ前作と同様なノリ。女性キャラクタはちょっとイヤなヤツであっても、それなりに芯は通った立派なところもある人物として描かれているのに対して、男性キャラはキモデブなヤな野郎と忠犬とお稚児さんばっかり。おいおいと思いたくもなるがまあ、これまで半世紀以上、スペースオペラにおける女性キャラの役割が、おおむねあっはんうっふんきゃー助けてぇ! に固定されてきてたことを考えたら、強く抗議も出来んのかな、なんて。
お話そのものは、比較的起伏の少ない展開を結構分厚いページ数にまとめた割には退屈もせず、それなりに楽しく読めるのでまあ結構。シリーズタイトルは「若き女船長カイの挑戦」だけど、実際にはこれは、ヴァッタ家の女性陣がお家再興のためにそれぞれの能力をフル活用して頑張っていくお話で、「ヴァッタもん」ってのは決してバカにして言ってるわけじゃないです。ほんとですって。まあなんだ、「細腕たち繁盛記」だと思って(まあホントに細腕なのはステラだけって話もあるけど)読んでいくといろいろ楽しめるわけですな。
それにしても分からないのはカバーイラスト。こんなシーン、ありましたっけかね?
(★★★)
安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(18)。ララァ編の後編はシャリア・ブルのブラウ・ブロにシャアのゲルググと強敵続々登場編。アニメ版ではそれなりに人格者っぽく描かれていたシャリアさんが割と冴えないモーレツ企業戦士っぽくなっちゃってたり、後半良いところのなかったシャア(とゲルググ)にそれなりの見せ場があったりとなかなか結構。マグネットコーティング無しのガンダムよりは、ゲルググの方がちょいと性能が上って事なのね。
で、安彦版ララァはかなりの天然、と(w。
「黒執事」、「キャシャーン Sins」、「CLANNAD After Story」、「鉄のラインバレル」、「テイルズ・オブ・ジ・アビス」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「かんなぎ」(終)、「機動戦士ガンダムOO」。ほぼ全編アクションシーンだった「ガンダム」が見応えありましたな。
あと、久しぶりに時代劇も。「ドラマスペシャル 暴れん坊将軍」。め組の頭が堺正章、御庭番が仮面ライダー、悪党が山根博士の孫、つーこって。
マチャアキの頭、つーのも慣れるのに時間が必要というか慣れる前にお話が終わってしまった感もあるけれど、それ以上に脚本がいい加減なシロモノで、あんまり面白くはなかったな。松平健以下、殺陣のキレも全体に甘い感じで、そこもちょっとなー、ってとこでしたな。
コメディアン、内藤陳さん(asahi.com)。「ハァドボイルドだど」と言う持ちギャグを実際にみたのは、たぶん自分ちのテレビがまだ白黒だった頃ではなかろうか。正直コメディアンとしての内藤さんの魅力とか実力とかいうのは良く分からないままなのだけど、それとは別に、オモシロ本の紹介者としての内藤さんの仕事には大変お世話になったわけで。
「読まずに死ねるか!」が無かったら、わたしゃ船戸与一に出会えなかったかも知れないものな。お世話になりました。安らかに。
スティーヴン・L・ケント 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト PABLO CHIDA
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011825-9 \960(税別)
一度は軍籍を離脱し、傭兵フリーマンと共に開拓農民として過ごしていたハリス。だが最強のクローン兵士であるリベレーターとしての血はとどめることは出来ず、二人の兵士は小型の輸送船で再び宇宙に乗り出すことを決意する。ほとんど自殺行為に近い行動だったが、見込みもなく乗り出した宇宙空間でハリスとフリーマンが出会った相手とは…
前作でいったん兵士であることをやめたハリスだったが、いろいろあってやっぱり兵士としての自分にそのアイデンティティを見いだして、再びUAの戦士となって大活躍、ってお話。ある意味兵役忌避をやらかした以上、それなりの罰ゲームを食らうかと思ったらそうでもなく、過去の戦いでの英雄として持ち上げられ、結構スムーズに新たな任務に赴くことになるのだが、実は…、と。
有能すぎるが故に逆に煙たがられるクローン兵士。駒としては極めて便利だけれど、その有能さ故に今度は歯向かわれたら厄介だ、というポジション故の厄介ごとの中で、自分なりの存在意義を求めるような話、はまあ最後まで読んでいくと何となく見えてくると言う感じで、全体的には一人の有能な兵士の冒険物語として楽しめる。もうちょっと主人公が打ちのめされたり、のっぴきならない危機的状況があってもいいと思うけど、まあまだ劣化コピーが始まってない時代のストゥーム・トゥルーパーズを率いて若きアナキン大活躍、ってノリであるから、これはこれでまあいいか。
前作では不気味な敵役的ポジションだったSEALsの戦闘員達、新たな部下となる海兵隊のクローン兵士達、それからおなじみフリーマン(今回やや活躍の機会が少なめでちょっと淋しいけど)と、それぞれのキャラクタの描き分けやら、一応の敵方であるモガト教徒たちが使う重力シュートやら新種のシールド技術やらと言ったSF的な小物のアイデアもそれなりに効いている。というかモガト教徒たちの居住する惑星の秘密、みたいな部分は割と大ネタなんじゃないかしら。
肩の凝らない読み物って事でこれはまあこれで。最後の方で何やら意味ありげな仄めかしもあって、お話はもうちょっと続く模様。まあこの辺はいわゆるミリタリSFとしては、ある意味定番の展開とも言えそうですが。
★★★
ミハエル・シューマッハの医療関係者が公式記者会見(F1通信)。結構情報が錯綜した感じもあり、最初は軽傷なんじゃないかと思ったんだけど、実際にはかなりの重症のようで。ヘルメットをしていたそうだけど、岩場に直接頭ぶつけたとかなんとか。
心からご無事のご帰還をお祈りします。がんばって、と言うのも何か違うような気はするけどがんばって。
松崎有理 著
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
サイエンスソーズ PPS通信社
創元SF文庫
ISBN978-4-488-74501-1 \860 (税別)
東北のとある都市に蛸足状に発展した総合大学に在籍する学生、研究者たちが体験する様々な不思議…。第1回創元SF短編賞を受賞した表題作、単行本化された際に書き下ろされた短編などを含む6編を収録。文庫化に際して「幸福の神を追う」を追加収録。
いろんなところで話題になってたのに、なぜか今まで手が出なかった本。なぜでしょう、わかりません(^^;。たぶんそんな深い理由は無かったんだと思うんだけどね。なので前置きはさっさと終わらせてそれぞれのお話について簡単にいきます。
恩師である偉大な生物学者が未完のまま残した仮説を検証しようとする幼なじみの男子学生、イカル。彼がめざしたものとは…。こちらは既読。いわゆるバイオ系SF、ごく軽めのホラー風味付き、という感じか。
来たよ数学SF(w。なんだけどここでの数学は、たとえばラッカーとかイーガンみたいな若干難解方向にシフトした奇想のネタに使われるんじゃなく、もっとこう、すごく下世話な、恋バナ成就譚的ところで機能する。そこがちょっとおかしく、切ない。タイトルはあれです、「アルジャーノンにあんみつを」とかでも良いんじゃないかって勢いで。
この世界では通称 「出すか出されるか法」 なる法律が施行されていて、研究者は3年以内に最低一本の論文を提出し、それが受理されないと研究機関には居られなくなってしまう。そんな世界でニーズ急上昇中なのが代書屋稼業。先輩の紹介で駆け出し代書屋となったミクラの許に舞い込んだ依頼とは…
このあたりからこの短編集は、この「出すか出されるか法」とそれに対応すべく、学術論文に向かう若き研究者たちの苦労話がベースになっている。で、この論文対策のパートがかなり面白い。理系の世界でどうやって自分を認めさせていくか、ってところの描写がいろいろ「ほう」と思わされるところが多くて。
ミクラ君がなかなか良いキャラで、そのキャラ故のオチのつきっぷりが、ほほえましいのか、切ないのか、何とも微妙。
こちらは理論屋と微生物の専門家が「出すか出されるか法」に挑戦する話。ここにちょっとしたミステリ要素も加味される。このあたりまで読んでくると、この短編集のそれぞれの短編のモブ的キャラクタ達が、実はただのモブじゃなく、それなりにシリーズ構成的に機能している人物として登場しているんだな、ってのが見えてくるあたりもちょっと楽しいかも。お話的にはSF側じゃなくミステリ側に寄ったオチの付け方で、そこはちょっと惜しかったかなあ。
動物を使った実験系研究者が落ち込んじゃった萌え要素とは…、みたいな。一種のスラプスティックなんだけど、スラプスティックの先に待っているのが、というかスラプスティックが始まる理由の時点から、納得できない要素の方が多かった。
明日から夏休みだ
…この野郎 (著者は女性です) オレが一番弱いフレーズブチ込みやがって(^^;。最後にちょっと良い感じのジュヴナイルを持ってこられては…
という感じで。全体的にビターなお話が並ぶ短編集だったけど、不思議と不快な読了感は無い一冊だった。あと。このあとにオボちゃんの一件があって、そこで理系研究者の論文が受け入れられるまでには、どういう経路を通らなくてはいけないのか、って知識が無駄に増えちゃったものだから、本書での論文受理までの流れでどういうハードルがあるのか、ってのが必要以上に良く解ってしまった状態で読めたのは良かったのか悪かったのか(苦笑)。
個人的には小保方さんもこんな環境で研究できてたら、もうちょっと違ってたかもしれなかったのかもなあ、とは思いましたけれどもね(^^;
★★★★
Cinema KOBEで「マッドマックス 怒りのデスロード」、「マッドマックス2」という頭のおかしい二本立て(褒め言葉)鑑賞。月水金が「デスロード」、火木土が「マッドマックス2」からのスタートと言うことで、実は昨日行く(やっぱり『2』から見たいと思ったからね)つもりだったんだけど、昨日はカミさんが先に出かけちゃったので自動的に家事担当になってしまったもので(^^;。と言う訳で気を取り直して本日鑑賞。
と言う訳でまずは「怒りのデスロード」なんだけど、うん、確かにこれは凄い映画だ。すばらしくテンション高く、ド迫力のアクション連発。それでいてストーリーは徹底的に練り込まれている。お話は「マッドマックス」の第一作で描かれて、それが続くお話ではすっぱり切られてしまった、とある問題を引きずるマックスを主人公にして再構築した「マッドマックス2」、と言うことになるのかな。そういう仕切り直し感に、それなりに今様な問題意識みたいなものも混ぜ込んで、シンプルなアクション・エンタティンメントとして全く文句の無い作品として仕上げつつ、なんというのかな、これほど娯楽に徹した作品なのに、そこになにか思索的な匂いも込めた一作になっていると感じた。文句なしです(^o^)。
続いては「マッドマックス2」。こちらは学生時代だから30年ばかり前に見た覚えはあるんだけど、久々に見たらやっぱりフレッシュだった。先に「デスロード」を見てたから、ってのがあるのかも知れないけど、とにかく古びてない、ってのが凄い。
その上で「デスロード」の方が引っ張ってきた(と思われる)第一作のネタをすっぱり切り落とし、孤高の存在となったマックスを主人公に据えた「2」、少なくとも「マッドマックス」としてはこちらの方がより正しい作劇、と言えるのかも知れない。妻子を守れなかったから世界との接続を絶ちたい、のに成り行きで大活躍、事が収まるとどこへともなく去ってしまう、というのはアクションもののヒーローとしてはより受け入れやすいスタンスと言えるんだろう。これが「デスロード」だと、妻子の問題はマックスにとってのトラウマにはなるんだけど、なにせお話の流れ上こちらは主役はフュリオサなので、マックスの方の問題はどうしても後回しにされてしまうきらいはあったと思うんだ。そこで「主人公」感、と言うところに差が出たような気がする。「デスロード」よりも「2」の方が、マックスのヒーロー度、みたいなものは上だったような気がして、で、そこの所のメル・ギブソンかっけー! 感はそれなりに大きかったんだな、と。新作のトム・ハーディのどこか悟ったようなマックスも悪くなかったんですけどね(^^;
なんてなことを後付けで勝手に思いつつ、二本とも存分に楽しめた。最新のエンタティンメントの完成形と、四半世紀以上を経ても色褪せないエンタティンメントのマスターピース。一年の〆としては文句なしの映画大会でございました。
お袋の一件などもあって取りこぼし多数。「オルフェンズ」、つまり阿頼耶識システムというのはエヴァで言うシンクロ率みたいなものを過剰に拡張したもの、と言う事になるのかな。それゆえリミッターを外してシンクロしまくったときのフィードバックというかフォースバックとでもいうようなモノの影響もシャレにならんぞ、と。半身不随になってしまった主人公、ってのも相当新しいですね。ある意味ガンダム世界以外では出しづらいネタなのかも。
「ユーフォニアム2」は最終回。テレビシリーズでこのクオリティで駆け抜けた、ってだけでこれはすごい事なんじゃないだろうか。とにかく毎回、絵にやられたな、という感想です。アニメだもの。絵のすばらしさに浸れるってのはそれだけで幸福だと思うよ。「ブレイブウィッチーズ」の方も最終回。こっちはまあ、うん。それなりに落ちつくところには落ちついたと思うけど、どうでしょうね、502メンバー全員をちゃんと識別し、それなりに好き度をつける事が出来るところまではいかなかった、ってあたりはちょいと残念だったかもね。
やや旧聞に即してしまっていますが、キャリー・フィッシャー。言うまでもなくレイア姫。決して息を飲むような美女、と言うのではなかったけれど(特にいわゆるエピソードⅣでの)、おきゃんでコケットなレイア姫は映画のヒロインとしてはとても新鮮だったと思う。何かと苦労の多い人生だったようですが、一瞬であっても光り輝くときがあった事も確かな訳で、外野の無責任な言い様ですが、以て瞑すべし、というのは乱暴過ぎるコメントになってしまうのだろうか、なんて事を書いてるところでお母様、デビー・レイノルズも亡くなったというニュースが。さすがにこちらに付けられるコメントはないですけど、2人とも男で苦労した、ってところは共通している訳で、そこは男としてなんかすいません(^^;。どうか安らかに。
国内では根津甚八さんの訃報も。オタク的にはなんといっても「パトレイバー2」の柘植役が印象深い。テンション上がる映像作品を盛り上げてくれてありがとうございました。お疲れ様でした(リンク先はすべてasahi.com)。
最終回ラッシュですな。「本好き…」二本連続でいったん終わり。司書になるためにはまず巫女見習いにならなくてはいけなくて、ってところで第2期に続く。「グラブル」、ええと、基本的に半笑い枠である事は確かなんですが、なかなかどうして、誠実に半笑いさせて頂きましたよ(w。キャスト的にも年寄りに嬉しい名前が並んでるし。
日曜日も最終回。「ヴィンランド・サガ」、後半は完全にアシェラッドとクヌート王子の物語。最終的にはアシェラッドは自らの命を使って、クヌートに帝王学の一端を叩き込む、ような。二期はあるのかな。webで見る限り、この先はトルフィンには相当つらい話が続くようですが。「トクナナ」、これもまあ半笑いですけど、とても真面目に作ってたと思う。自分が警察モノが結構好きなのもあるかも知れんけど。あとチンクちゃん可愛い(^o^)。
前 | 2003年 12月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
□ TUX [>SOIL師匠交通事故で負傷入院 ●ええッ!そうなんですかッ! あ、いや「大盛り上がり」ということは、すでに退院..]
□ rover [いえいえ、まだ入院中でございます。事故にあったのが25日あたりらしいので(^^;)。 命には別状ないらしいので、一安..]
□ でした [ ワタシも明日あたり帰省します。SOIL師匠負傷は知りませんでした。 お大事になさってください。 今年は最後まで各方..]
□ noki [こちらも、年甲斐もなくというか、、、、バイクを買ってしまいました(w しかも、かっとび2スト400ガンマ。今日納車で..]
□ TUX [●えええええっ!やっぱり現在入院中なんですか、SOIL師匠。 あらためてビックリです。 ●命に別状無し、というの..]
□ は゜ん [えええええええっ!久しぶりにアクセスしたらえらい話題が(^-^;) でも大丈夫そうですね?(^-^;) SOILさん..]